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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

4223チバQ:2013/02/25(月) 21:15:39
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/130225/biz13022510230001-n1.htm
生き残り競うメガキャリア 東南アジア、南米など新興国へ市場をシフト
2013.2.25 10:20 (1/2ページ)
 矛盾めいた言い回しになるが、一見奇妙で、それでいて実にわかりやすい記者会見だとうなずいてしまった。14日に合併を発表したアメリカン航空とUSエアウェイズのことだ。(フジサンケイビジネスアイ)

 「やっとこの日を迎えられた。本当に幸せだ」。両社の首脳のうち、終始冗舌だったのはUSエアのパーカー最高経営責任者(CEO)の方だった。もともと押し出しがよく多弁なパーカー氏だが、アメリカンのホートンCEOが控えめな印象に映ったのとは対照的だった。米航空業界3位のアメリカンに対し、USエアは7位。しかも合併後の社名はアメリカンで、USエアは「身売り」した格好になる。だが、この再編劇の主導権を握ったのはUSエアであり、新会社のCEOに就くパーカー氏だ。

 米航空大手は2001年の中枢同時テロで旅客が落ち込んだことをきっかけに、猫の目のように破綻と再編を繰り返してきた。パーカー氏も、過去にもデルタ航空に買収を仕掛けるなど再編に動いた経緯があるが、失敗に終わった。デルタはノースウエスト航空、ユナイテッド航空はコンチネンタル航空とそれぞれ統合し、大手が集約されていくのを横目に相当焦りがあったはずだ。狙いを一昨年に経営破綻したアメリカンに定めたが、横からデルタが触手を伸ばしてきた。パーカー氏は、社名という「名」を捨ててでも「実」を取る決断に傾いた。航空業界に詳しい知人は「新会社はパーカー氏と旧USエアの色に染まってゆく。アメリカンはのみ込まれた」と指摘する。

 どうやらメガキャリアの最後のいすをもぎ取る賭けには勝ったパーカー氏だが、まだ安泰というわけにはいきそうにない。航空市場は世界的な景気低迷で旅客、貨物ともに輸送需要が伸び悩んでいる。パイロットなどの人件費の高騰に加え、原油も値上がり基調で燃料コストも高止まりしている。国際航空運送協会(IATA)の予測によると、13年の業界全体の最終利益は75億ドルで、売上高に対する利益率はわずか1%。平たくいえば、航空業界はもうからない構造不況に陥っているのだ。いくら公益性が高いとはいえ、民間企業である以上、航空業界に注ぐ投資家の視線も厳しさを増している。航空各社のトップは収益力を高める手立てを示さねば求心力を保てず、競争にも勝ち残れない。

 成長性の乏しい欧米市場に代わり、航空各社が目をつけるのが東南アジアや南米などの新興国市場だ。国内線が8割を占めるUSエアがアメリカンとの合併に走ったのも、米市場に依存していては先が持たないとの危機感が理由の一つにある。しかし、東南アジアでは格安航空会社(LCC)が台頭し、メガキャリアといえども、真っ正面からぶつかれば価格競争で体力を削られかねない。規模と経営効率の拡大を世界市場での収益力にいかに結びつけるか。パーカー氏の手腕が試される。(産経新聞ワシントン支局 柿内公輔)


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