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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

387千葉9区:2009/03/09(月) 21:36:19
http://diamond.jp/series/closeup_e/09_03_14_001/
立ち木問題の次は「搭乗率保証」
静岡空港いまだ視界不良

測量ミスで立ち木が除去されず、開港が延期となった静岡空港。あまりのオソマツさに日本中が仰天したが、県は滑走路を短縮させる奇策に出た。新たな開港日が3ヵ月後に迫り、“今度こそ”との空気が広がるが、県が打ち出した不平等支援策に次なる波紋が生まれている。

「大手航空会社の役員が『富士山静岡空港は大化けする』と言っていると聞きました。私もそう考えていますが、一気にはいきません。上昇気流に乗るまでが大事です」

 静岡県の石川嘉延知事は上機嫌でこう挨拶した。2月28日に静岡空港で開かれたリージョナル航空会社フジドリームエアラインズ(FDA)お披露目の式典でのことだ。3ヵ月後に迫った開港(6月4日予定)を前に、高揚感がテント内を覆っていた。

 立ち木問題で開港延期を発表した直後に開かれた昨年11月のエアポートフェスタは土砂降りとなり、お通夜のような雰囲気だったが、今回は天気にも恵まれ、空港周辺の視界は良好。すったもんだが続いた静岡空港もいよいよテークオフである。

 静岡空港に開設される就航路線は国内外6社による8路線。航空各社がローカル路線を相次いで縮小・廃止しているなか、健闘しているといえる。地域の経済力や特性、エアポートセールスの成果と見られる。

 静岡はクルマ中心の地域で、富裕な住民も多い。新幹線などの交通アクセスに恵まれ、空は未開拓のマーケットである。飛行機に乗ったことがない県民も多いという。それだけに「潜在需要はある」と、期待に胸躍らせる声もある。しかし、あくまでも潜在需要。大化けするか否かは一種の賭けだ。

空席分を税金で補填
苦肉の策「搭乗率保証」
 ところで、ごたごた続きの静岡空港は揉め事との縁が切れないようだ。今回はある制度の導入をめぐり、県議会からも異論が出た。
 「開かれた空港への足かせになりかねない。いろんな航空会社とパートナーを組むことが必要なのに阻害することにならないか」

 こう語るのは、静岡県議会の第二会派「平成21」の岩瀬護会長。県が打ち出した「搭乗率保証」に反対の声を上げた。

 搭乗率保証とは、航空機の空席分を税金で補填することで航空会社に路線の開設や維持を求めるものだ。需要が少なく、採算割れの路線を抱える地方空港が苦肉の策として編み出した。現在は石川県の能登空港が設け、全日本空輸(ANA)の羽田便を1日2往復確保している。目標搭乗率を上回った場合、航空会社から返金される取り決めになっている。

 ただ、静岡県が打ち出した搭乗率保証は、能登空港のそれとは異なる。一つは、日本航空(JAL)の福岡便のみを対象とする点だ。ANAの札幌便や那覇便、外国の航空会社などはすべて対象外とした。また、目標搭乗率の七割を下回った場合、県が不足座席分(1席につき1万5800円)をJALに支払うが、上回った場合の返金は求めない内容だ。

 静岡県のJAL限定の厚遇策に対し、当然のことながら「不公平」との不満の声が上がった。ライバルANAの幹部は2月17日、県庁を訪れ、「支援は平等にしていただきたい」と申し入れた。

 静岡県はなぜ、JALだけを厚遇するのか。裏にはこんな経緯があった。

 静岡県とJALとのあいだで包括的な協定が締結されたのが、2005年5月のこと。当時、県は空港周辺部などの土地収用という難問を抱えていた。また、知事選が目前に迫っていた頃で、JALの乗り入れ宣言は願ってもないことだった。

 具体的な就航路線や便数については未定とされたが、県は就航路線について収支均衡を図るための運航支援策を約束し、JALから搭乗率保証の導入が選択肢の一つとして提案された。県はJALに恩義を抱いたのである。


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