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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

3799チバQ:2012/07/13(金) 12:36:08
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ishikawa/news/20120712-OYT8T01513.htm
開港10年目 能登空港、正念場
 能登空港(輪島市)=写真=が7日から、開港10年目に入った。当初こそ堅調に推移した搭乗率は徐々に低下。9年目は搭乗率保証制度の基準となる目標搭乗率(62%)をかろうじて達成したものの、東日本大震災の影響を受けた8年目を除き、過去最低にまで落ち込んだ。2014年度末には東京と金沢を結ぶ北陸新幹線の金沢開業を控えており、同空港は首都圏からの来県者をどう取り込むかが課題と言える。(加藤哲大)


 能登空港は、過疎化が進み、高齢化が深刻な「奥能登地域の活性化」の期待を背負い、2003年7月7日に開港した。航空会社側は当初、能登と羽田を1日に1往復する案を提示したが、利便性を高めたい県が搭乗率保証を打ち出し、2往復就航が実現した。



羽田空港から全日空機を利用した乗客にうちわを手渡し、今後も能登空港の利用を呼びかける高校生ら(7日、能登空港で) 1年目の搭乗率は、目標を大きく上回る79・5%を記録するなど、開港3年目までで搭乗率保証に基づき、航空会社から計約1億3300万円を受け取った。その後は伸び悩み、11年3月の東日本大震災の影響を受けた8年目は、初めて目標搭乗率(62%)を達成できなかった。

 9年目も5月末時点では、利用者数13万966人、搭乗率は60・4%で目標達成は困難とみられていたが、県が地元に利用を強く働きかけたことなどから、6月は単月で搭乗率が75・1%、7月は最初の6日間だけで83・8%と、驚異的な追い上げで目標をわずかに上回る62・03%まで引き上げた。

 こうした終盤の駆け込みによる搭乗率押し上げは近年、常態化しつつある。今年も志賀町の老人会が200人規模の団体旅行で利用するなどしており、県空港企画課は「地元関係者の努力に頭が下がる思い」と話す。

 一方、県関係者は「地元商工会を中心に、目標割れが減便につながり、大きな打撃になるという懸念があるのだろう」とみている。搭乗率を最終調整するため、急場しのぎで利用客を確保する手法には限界がある。東京と金沢を結ぶ北陸新幹線の開業をきっかけに、首都圏客を能登へつなげる方策を検討するなど新たな利用促進策が求められる。

 能登空港の収支は、年間約3億円近い赤字状態が続いているが、谷本知事は、県が民間機関に委託して算出した、開港による経済効果が年間41億円とされることを根拠に、「単に空港の管理費だけを見て、赤字か黒字か判断するのは短絡的」と反論する。

 しかし、開港の効果として期待された観光客の増加や企業誘致などは思惑通りには進んでいない。能登地域の観光入り込み客数は、開港初年の03年こそ前年比6・9%増の802万人と伸びたが、その後は減少傾向で、07年以降は700万人割れが続く。県は「減少カーブが緩やかになった可能性はある」と抗弁するが、具体的な検証データがあるわけではない。

 開港を見込み、輪島市が空港近くに整備した臨空産業団地は、約10万8000平方メートルの敷地に約700人の雇用創出を計画して01年に分譲を開始したが、こちらも見込みに反し、これまでの進出は4社で、53人の雇用にとどまる。9万平方メートルの広大な土地は空いたままで、市の担当者は「開港で今までにない企業進出を期待して造成したが、実際はなかなか厳しい」と明かし、「不況のせいもあるのか、今のところ新たな進出見込みはない」と困惑した様子で話した。


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