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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

3451チバQ:2012/02/27(月) 21:37:18
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001202270005

空港民間委託に温度差
2012年02月27日

■道内13空港 黒字は新千歳だけ


 国や地方自治体が管理する空港の運営を民間にまかせられるようにする法案を、国土交通省が今国会に提出しようとしている。民間活力による巨額の赤字改善が目的だ。道は委託方法に道の考えを反映させようと、有識者懇談会を設けて議論を本格化。疲弊する地方空港の生き残りを目指し、唯一黒字の新千歳を軸に複数の空港をまとめて民間に運営してもらえないか探るが、反対論も根強い。


●滑走路と空港ビル 民が一体運営 国交省案
■旭川市 魅力増に有効  ■北見市 切り捨て不安


 国交省は法案成立後、今夏をめどに民間委託を柱とした空港経営改革の基本方針を地方の声も聞きながら定め、2014年度にも委託先の公募を始める。


 国交省が考える民間委託のポイントは、国と地方自治体が運営する滑走路と、主に第三セクターが運営する空港ビルの運営権をまとめて民間に売却することだ。一体運営になれば、滑走路の着陸料を減らして旅客を呼び込み、空港ビルのテナント収入で利益を伸ばせる可能性がある。


 ただ、道懇談会が空港の地元自治体や空港ビルに聞き取りやアンケートをした結果、「空港の魅力向上や市民負担の軽減の意味からも、有効な手法の一つ」(旭川市)と前向きに捉える声はわずかで、不安視する声が多かった。


 女満別空港に近い網走市は「地方空港は地域の命綱で、民間論議はするべきではない」と明確に反対。「民間ゆえに利益のあがらない地方航空は切り捨てられないか」(北見市)との不安も多かった。


 道内13空港の経営は大半が苦しい。道や国が09年度の収支を試算した結果、48億円の黒字だった新千歳を除き赤字だった。ここ5年の冬期間の国内路線数は新千歳はほぼ横ばいだが、12空港は3割減った。


●新千歳と赤字空港 まとめて委託 道が視野
■釧路市 大きな選択肢  ■千歳市 活力そぐ懸念


 このため、道は新千歳を軸にした複数空港の運営をまとめて民間に委ねることも視野に入れる。新千歳の黒字で他の道内空港の赤字を埋め合わせ、地方空港の存続を図る考え方だ。新千歳を拠点空港に据え、利便性の高い道内路線を設定しやすい利点もある。


 24日の懇談会では座長の佐藤馨一・北海商科大教授が報告書の私案骨子を示した。複数空港をまとめて民間委託する手法を「道内の航空ネットワークを有効活用して効率化を図るなどの観点から重要」と判断。まず、道内に5カ所ある国管理空港同士の組み合わせを検討することを提案した。


 国営の釧路空港を抱える釧路市は「単独での民間委託は難しい」として、複数空港での一体運営を「大きな選択肢の一つ」とみる。


 ところが、肝心の新千歳の地元は慎重だ。千歳市は昨年12月、「一部の空港の黒字で他空港の赤字をほてんすることで、北海道経済の活力をそぐことがあってはならない」と指摘した。


 そもそも、国管理空港の赤字が垂れ流されてきたのは、国が「空港整備勘定」という一つの会計で収支を管理してきたからだ。黒字空港の着陸料収入や繰り入れた税金で、採算性の低い空港の赤字を穴埋めしてきた。このため、苫小牧市は「一体運営は、これまでの国のプール制と同じにしてしまうようなもの」と批判する。


 ただ、両市とも民間委託自体は否定していない。新千歳空港ビルを運営する北海道空港も先月26日の道懇談会で「長年の経営実績をいかし、新たな空港運営への参加を希望する」と委託先に名乗りをあげた。


 函館空港ビルを運営する函館空港ビルデングも同社を中心にした単独経営を望む。函館市も空港を「国際観光都市の函館を支える重要な基盤施設」と捉え、「できれば地元でやりたい」との考えだ。


 道は道懇談会から3月末までに最終報告を受け、今夏までに考え方をまとめる方針だ。


 (諸星晃一)


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