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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

343千葉9区:2009/02/18(水) 22:40:03
http://chubu.yomiuri.co.jp/news_top/090217_1.htm
不況直撃 かすむ“第三極” ――試練 中部空港4年(上)

 「今度は絶対、逃がさない」

 今月1日、中部国際空港の国内線搭乗口前で行われた日本航空グループの「中部―沖縄・石垣線」就航式。祝辞を述べる稲葉良■(よしみ)・空港会社社長の口調はユーモアを感じさせたが、その目は真剣そのものだった。空港にとって、国内路線の新規就航は初めて。2006年秋に全日空が休止した路線の復活だが、運休路線が相次ぐ中、久々の明るいニュースだった。

 沖縄の伝統芸能などで華やいだ雰囲気の中、「航空会社と力を合わせて需要を掘り起こしたい」と意気込みを見せた稲葉社長。同路線を飛ぶボーイング737―400型機(150人乗り)の15日までの平均搭乗率は72%。満席になる日もあり、「まずまずの滑り出し」(日航)だ。しかし、これで楽観できるほど、空港が直面している苦境は甘いものではない。



 空港会社は昨年9月期の中間決算で開港以来初の赤字に転落した。今年3月期決算では、赤字は30億円近くに膨らむ見通しだ。

 原油価格の高騰で航空会社が路線縮小に傾いたところに、世界的な不況で、航空需要の低下に拍車がかかった。名古屋経済は失速し、中部空港は「冷たい暴風雨が吹き荒れ、晴れ間が全く見えない状態」(国土交通省幹部)が続く。

 現在、国際線の旅客便は週300便で、1年余で41便が消えた。3月末には全日空の広州、天津便、エミレーツ航空(アラブ首長国連邦)のドバイ便の運休が決まっており、さらに週18便減る。今年度の旅客数は約840万人(昨年12月末現在)と前年同期を約7%下回っており、11、12月は前年同月から1割以上落ち込んだ。

 中でも、質の高いサービスで知られるエミレーツ航空の撤退は、中部空港にとって「国際空港としてのステータスを支える存在」(国内航空関係者)だっただけに、「“下り坂”の空港というイメージが広がらないか」との懸念も広がっている。



 空港島の北部に位置する貨物エリア。07年秋、三つ目の国際貨物用倉庫が完成し、年間取り扱い能力は60万トンに増強されたが、一部の時間帯を除き、約1キロにわたって“シャッター通り”のような状態が続く。

 貨物の落ち込みは、旅客よりもさらに厳しい。今年度の国際貨物取扱量は約10万4000トン(昨年12月末現在)で前年同期を4割近く下回り、10月以降に限れば半減となっている。稲葉社長は「打てる対策はすべて打っている」と説明するが、光明は見えない。

 航空評論家の青木謙知さんは「今の不況が去っても、東京一極集中が進む中では、“第三の国際空港”である中部の存在意義を示すことは容易ではない。産業面で海外と中部圏の関係を新たに構築するなど、官民一体となった戦略が必要だろう」と指摘する。



 中部国際空港は17日、未曽有の逆風にさらされながら、開港から満4年を迎える。不況の出口が見えない中、生き残りをかけた試練の年となる5年目に向かう空港の課題を探った。

■=目に見



(2009年2月17日 読売新聞)


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