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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

3387チバQ:2012/01/28(土) 10:31:07
http://mytown.asahi.com/saga/news.php?k_id=42000001201260005
上海便就航(下)国際線対応 重い負担
2012年01月27日


春秋航空の搭乗窓口に列を作る観光客たち=佐賀空港

 上海便が就航した18日。佐賀空港に臨時のCIQ(税関・出入国管理・検疫)が設けられた。だが、ロビーをカーテンで狭く仕切っただけの簡素なもので、瞬く間に混雑した。保安検査場の外まで続いた乗客の列からは「離陸時間に間に合うのか」と、心配する声も漏れた。
 「ターミナルはもう限界。一刻も早く国際線ターミナルを建てなくては」。佐賀空港ターミナルビルの城野正則社長は力説する。
 全日空の東京便(1日4往復)も、上海便と同じターミナルを使っており、2機同時には乗降できない。ダイヤの乱れで国際線と国内線の離着陸が重なれば、乗客は機内で長時間待機するしかない。折り返し時間を短くして、機材の利用率を高めようとするLCCの増便を目指す上で致命的だ。
 そこで県は、国際線ターミナルの新設を打ち出した。現在のターミナルの西に2012年度内をめどに建て、より多くのLCC就航を目指す。
 また、新ターミナルの恩恵は夜間貨物便にも及ぶ。佐賀空港の10年度の国際貨物輸送量は約1600トンで、06年の開始以降ほぼ横ばい。検疫ができないことが弱点で、福岡空港で荷の検疫をし、佐賀空港から関西空港を経て中国などへ飛ぶなど無駄の多い運用を強いられている。
 常時の検疫ができれば、九州中の貨物を佐賀から直接海外に飛ばせるようになる。10年、複数の荷主や運送業者が貨物機を共同でチャーターできるよう規制緩和されたことも追い風だ。県空港・交通課は「国際線専用施設の整備で、運送コストや運送時間が縮減・短縮できれば、新たな需要が開拓できる」とみている。
 だが、新ターミナルの建設には約9億円かかる。建設が春秋航空の誘致活動の中で表明されたため、同社に対する着陸料などの補助とともに「大盤振る舞い」との批判も根強い。また、すでに85億円の累積赤字を抱える佐賀空港には重い数字だ。利用促進対策費も含めた佐賀空港の10年度の赤字は5億3600万円。県民1人が年640円を払って支えている計算になる。
 今月中旬には、韓国のLCCが北九州空港から撤退したばかりで、県議会2月定例会では、国際線ターミナル建設をめぐる議論が再燃する可能性が高い。
 「ハコモノだけ作ってもどうにもならない」。今月19日、上海市内のホテルで開かれた新路線就航記念の交流会。三菱自動車の現地法人社長で、中国ビジネスの経験が豊富な古賀正純・上海佐賀県人会長は、坂井浩毅副知事ら佐賀県からの派遣団に厳しいあいさつを述べた。
 古賀会長は取材に「中国人との商売は、常に交渉の席を立てるように、他の選択肢を持たねば負ける。補助金が切れたら撤退とならないよう、佐賀を豊かにする戦略が必要だと伝えたかった」と話した。
 中国への道は開かれた。その成長力をつかむため、手探りの努力は続く。


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