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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

3386チバQ:2012/01/28(土) 10:30:40
http://mytown.asahi.com/saga/news.php?k_id=42000001201260002
上海便就航(中) 発展・リスク 表裏一体
2012年01月26日


蘇州共立電子工業有限公司の食堂にある掲示板。西山社長は「家族的な雰囲気を作るよう配慮している」と話す=中国・蘇州、波多野陽撮影

 上海の西に位置する蘇州。工業団地の一角にある工場のクリーンルームで、帽子やマスクを着けた女性たちが真剣な面持ちで拡大鏡をのぞいている。電子部品の基板となるセラミックスが焼き上げられ、印刷された回路に欠陥がないかをチェックしていた。多くの人数が必要な工程だ。
 有田町に本社がある電子部品メーカー「共立エレックス」の蘇州工場は1994年に開設され、150人の中国人従業員が働いている。他社に先駆けて進出。地元雇用の促進で従業員の定着率は周辺の外資系の企業より高く、親子で働いている人もいる。
 それでも、現地法人「蘇州共立電子工業有限公司」の西山祐吾社長は「今後は機械化を進めないとならないだろう」と話す。


■人件費高騰続く
 悩みの種は、高騰する人件費。一帯の労働者の平均的な月給は、10年前の約700元(8400円)から、現在は約2000元(2万4000円)まで上昇しているという。
 中国政府は12年から5年かけ、各地で最低賃金をほぼ倍増させる方針だ。西山社長は「賃金の低い内陸へ移っても、すぐに同じことになる。もう安い労働力を理由に中国へ来るのは意味がない。ならば、ここで培った信頼関係を基に付加価値の高い製品作りを目指すしかない」と話した。


■県が支援デスク
 県によると、09年の県内の輸出額は2206億円。中国に現地法人などを持つのは13企業だった。
 県は、改訂したばかりの2014年度までの中長期産業戦略の柱の一つに、アジア経済の成長力取り込みを掲げた。昨年10月には、県産品の輸出先である香港と自治体間交流が長い遼寧省の瀋陽に現地事務所も開設している。
 古川康知事は今月初旬、新年の賀詞交歓会に集まった経済関係者らに熱く語った。「人口が減り、高齢化が進む地域や国の中にとどまっていては発展はおぼつかない時代だ」
 中国ビジネスを支援するため、県庁内に8月に開設された上海デスクには、すでに30件以上の相談が寄せられている。中小企業が多いため、中国で代理店や共同事業者となるビジネスパートナーとのマッチングを重視しているという。実際に、代理店と出会い、販路の開拓に成功した例もでている。
 だが、両国の商習慣の違いという壁も高い。
 佐賀―上海路線の第1便で上海入りした県の派遣団は、上海デスクの業務を引き受けている梁頌敏(リャン・ソン・ミン)弁護士を訪ねた。
 梁弁護士は「中国では代金の支払いが引き延ばされがち。裁判などの制度も十分機能しておらず、なかなか回収できないことが多い。中国人による会社の乗っ取りもある」などと取引上の注意を促した。
 上海での民間実務経験を経て、県庁入りした上海デスクの北村志帆代表は「確かにリスクはある。でも、何もせずに発展を眺めていることもリスクになり得る。中国はそんな場所だと思います」。


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