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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

3183チバQ:2011/09/23(金) 17:20:31
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20110923/CK2011092302000048.html
成田空港一坪共有地訴訟 未買収地、解決になお時間
2011年9月23日


 成田市の成田空港敷地内で、空港予定地となっている土地を反対派が所有する「一坪共有地」をめぐり、明け渡しを求める訴訟の判決が千葉地裁で相次いでいる。成田国際空港会社(NAA)が六カ所の共有地計約〇・三ヘクタールについて、二〇〇九年九月に提訴した。いずれも登記簿上の地権者に共有持ち分に応じた賠償金を支払い、土地の譲渡を求める内容。二十二日の判決でもNAAが勝訴した。判決によって、未買収地の問題はどうなるのか、現状をまとめてみた。 (小沢伸介)

 Q 一坪共有地とは。

 A 四十年以上前の空港建設反対運動で、地元農家が用地買収に抵抗し、互いの土地を持ち合ったのが始まり。その後、反対派支援団体が土地の再共有化を進め、権利関係が複雑化した。一人当たりの持ち分はごくわずかで、八百人もの地権者がいる共有地もある。

 Q 訴訟の行方は。

 A 共有地は持ち分に応じた面積で分割するのが原則。だが、土地の性質や共有割合、利用状況によって、共有者の持ち分を価格賠償する代わり、土地の引き渡しを認める判例がある。訴訟の対象地はいずれもNAAの持ち分が八割以上で、空港という公共性の高い施設内でもあり、今月十六日の判決をはじめ、三カ所の判決で今のところNAAが勝訴している。でも、反対派の反発は強く控訴も辞さない構えで、勝訴しても即解決ということになりそうもない。

 Q 一部で和解も成立したようだ。

 A 一カ所は昨年十二月、地権者が価格賠償に応じてNAAが用地を取得した。もう一カ所は今月十三日、反対派が共有持ち分を維持しつつ、建造物を撤去し更地を共同管理する形で成立した。

 Q 一坪共有地以外にも、空港内には民有地があるのか。

 A 用地買収が済んでいない土地は一坪共有地を含め、B滑走路周辺を中心に計三・四ヘクタールある。今回の六件の訴訟対象を除いても、約三・一ヘクタールが残る。横堀団結小屋など「団結小屋」と呼ばれる闘争拠点など反対派の建造物が六棟、反対派住民が暮らす民家が二軒、畑などの農地、道路、神社、墓地が点在し、空港内に「集落」を抱え込んでいる。

 Q 反対運動の現状は。

 A かつては空港施設への破壊行為、空港関係者への襲撃や関係者宅への放火など、死傷者も出る事件が起きた。近年は集会やデモを通じたアピールと法廷闘争が中心となっている。関連した訴訟は、一坪共有地以外に五件が係争中だ。

 Q 空港の運営に支障はないのか。

 A B滑走路が本来の計画より北側に延び、東側誘導路が大きく迂回(うかい)するなど非効率的な運用になっている。首都圏の航空需要に対応した発着枠の拡大に向け、NAAは運用効率を改善するため新たな用地を取得し、未買収地を避ける形で西側誘導路を建設している。未買収地に関しては、話し合いで取得する意向のNAAに対し、今のところ反対派の姿勢に大きな変化はない。用地問題の全面解決にはなお時間がかかりそうだ。


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