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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

317千葉9区:2009/02/14(土) 15:54:57
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hyogo/news/20090213-OYT8T01170.htm
4年目の課題 神戸空港<上> 路線減 観光客利用に打撃

 神戸空港が16日、開港3周年を迎える。利用者数は3年連続で市の需要予測(319万人)を下回り、相次ぐ地方路線の撤廃で空港を利用する観光客も減少気味だ。建設時の借金の返済に充てる予定の空港島内の土地(83ヘクタール)は3ヘクタールしか売れず、100年に一度と言われる不況も追い打ちをかける。神戸空港の課題を探る。

   ◎   ◎

 「有馬温泉に旧居留地。見所はたくさんありますよ」。7日、札幌市の「さっぽろ雪まつり」会場。雪像が並ぶ大通公園で、黒のスーツに身を包んだ神戸市の親善大使「スマイル神戸」の女性がモロゾフのチョコレートを配りながら、神戸の見所をPRした。

 観光客誘致を目的にした神戸市のキャンペーン。訪れる先は北海道から九州まで、年間10か所に上る。街角の催しとともに、欠かせないのが現地の旅行社への営業だ。ただ、神戸と地方を結ぶ便数は少なく、神戸空港を利用したツアーは思うようにまとまらない。

 「東北から見れば、神戸は大阪、京都とセット」。仙台市にある大手旅行社・日本旅行の企画担当者はいう。「伊丹の方が路線に厚みがある。1日1往復の神戸は使いにくいんです」

 神戸に空港が開港した2006年、市内を訪れた観光客は、前年比約190万人増の約2920万人と過去2番目の数字を記録し、「空港効果」と呼ばれた。しかし、翌年に約2840万人に減ると、歩調を合わせるように、飛行機を利用する観光客の割合も、06年の3・6%から07年は2・1%に下がった。

 「地方路線が厳しいですね」。07年に仙台便、熊本便を廃止した日本航空。昨年夏、羽田空港に近い本社で、神戸市みなと総局の空港・誘致担当・香川賢次参事は、担当者の一言に反応した。頭をよぎったのは、搭乗率50%前後の鹿児島便。急いで、県や鹿児島県、鹿児島市と共に存続を要望したが、半月後には廃止が決まった。

 航空会社はかつて、東京発着便で利益を上げ、地方路線を下支えしていた。今、不採算路線の見直しは、驚くほど早く進む。観光がメーンの地方路線が骨抜きになりつつある一方で、勢いづくのが新幹線だ。

 新神戸駅に停車する「のぞみ」の増便などで新幹線で観光に訪れる人の割合は06年の9・3%から07年は12・4%に増えた。4月からはJRグループ6社と県がタイアップした大型観光客誘致企画「あいたい兵庫デスティネーションキャンペーン」も始まる。

 神戸夙川学院大の田辺文彦教授(観光政策論)は言う。「地方空港はどこも厳しい。生き残るためには、より幅広い店舗で使えるクーポン券を利用者に渡すなど、地元が一体になって支えるしかない。もう尻に火がついているんです」(羽尻拓史)

(2009年2月14日 読売新聞)


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