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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

2906チバQ:2011/04/09(土) 08:12:51
http:誤算 神戸空港開港5年
(下)揺らぐ前提独立採算破綻、漂う暗雲

節目の年。神戸空港を取り巻く状況は一段と厳しさを増している=神戸市中央区(撮影・佐々木彰尚)

 空港の「管理収支」に、新都市整備事業会計(新都市会計)から資金を繰り入れる―。今月初め、神戸空港の運営に関する神戸市の新年度方針が明らかになった。

 ポートアイランドや、六甲アイランドなど開発事業の収益を財源とする新都市会計。用地分譲が進まない空港島の造成費返済も担う。余裕があるとは言えない別会計からの補填(ほてん)は、着陸料などの収入によるやりくりの破綻を意味している。

 「都市開発のための会計。空港運営が厳しいときに、そこから支援を受けるのは自然なことだ」。市幹部は正当性をそう強調するが、市会には「独立採算の原則を崩すのか」など市の姿勢を厳しく問う声も少なくない。



 「あれは強弁だったのか」

 「神戸空港を考える会」(2001年に解散)事務局長として、空港建設の是非を問う住民投票実現へ、署名運動などを進めた中田作成は、13年前の臨時市会を思い起こす。

 「着陸料が(需要予測の)半分でも黒字になる計算だ」

 1998年11月、住民投票条例案が審議されたこの市会で、市長(当時)の笹山幸俊は、空港の採算性を繰り返しアピールした。

 30万人を超す署名を集め、直接請求した条例案は否決されたが、代わりに「空港建設費に市税を一切投入しない」との決議が、賛成多数で可決された。

 決議は巨額の建設費を返済する今も守られている。しかし、空港を取り巻く財政事情は極めて厳しい。2009年度には着陸料が、市の予測の半分以下に落ち込み低迷が続く。「潜在需要を生かし切れていない」と、市は予測を修正する考えはないというが、先行きに不透明感が漂う。

 「5年、10年というスパンでチェックしていく必要がある」とする中田も、「懸念は財政が行き詰まり、後戻りできなくなること」と話す。



 神戸と同じく、自治体が設置、管理する地方管理空港として09年に開港した静岡空港。高さ制限に触れる立ち木をめぐって、開港が遅れるなどトラブル続きで注目されたが、情報開示度は極めて高い。

 民間企業の考えを取り入れた収支一覧や、県民1人当たりの赤字負担額などホームページに詳細なデータを掲載。こうした取り組みはまだ、全国に54ある地方管理空港の中でも、静岡のほか、いわて花巻(岩手県)や秋田(秋田県)など一握りだ。

 「県民や市民のもの、という意識が足りない自治体が多い。神戸もその一つ」。財政学の視点で空港を研究する関西学院大教授上村敏之は指摘する。「赤字でも必要とされる空港はある。大事なのは住民がどう判断するかだ」

 その材料提供、運営に関する情報開示徹底が、空港のあるべき姿を形づくるのかもしれない。=敬称略=

(黒田勝俊)

(2011/02/13)

//www.kobe-np.co.jp/rentoku/shakai/201102gosan/03.shtml


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