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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

2904チバQ:2011/04/09(土) 08:11:46
http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/shakai/201102gosan/01.shtml
誤算 神戸空港開港5年
(上)かすむ合意一元管理崩れ、自立模索

関空、大阪統合に関する意見交換会。神戸市はオブザーバー参加だった=1月20日、大阪市中央区の大阪合同庁舎

 関西、大阪(伊丹)両空港の経営統合をテーマに1月下旬、大阪市内で国土交通省と関係自治体との意見交換会が開かれた。統合は、黒字経営の大阪活用で1兆3千億円に上る関空の負債圧縮が狙い。来春にも設立される新会社が両空港を一体運営し、将来的には運営権を民間に売却する計画だ。国交省の担当者は統合後の収入など試算を示し、地元の理解を求めた。

 会合には、神戸空港を運営する神戸市からも空港事業室長後藤範三が出席した。関西経済界、自治体でつくる「関西3空港懇談会」が昨年4月、神戸を含む3空港の一元管理を目指すことで合意したことに国交省側が配慮、神戸市にオブザーバー参加を求めたのだ。しかし、後藤はそこで、9カ月前の合意がもはや過去のものとなっていることを痛感する。

 「神戸の『こ』の字も出なかった」。そう言い残すと足早に会場を後にした。



 関西3空港の在り方をめぐる議論が本格化したのは2009年秋から。3空港懇談会は最重要課題に巨額負債を抱える関空の救済、再生を掲げた。それは神戸市や地元経済界にとり、神戸空港の苦境を打開する好機でもあった。

 06年2月の開港以来、搭乗者数が一度も需要予測に届かず、毎年の空港運営を賄う管理収支も逼迫(ひっぱく)。市は開港後3年間の黒字額を積み立てていた財政調整基金を、4年目から2年連続で取り崩し、実質赤字に陥っていた。

 そんな中、まとまった「3空港一元管理」案。同市の担当者は「実現すれば需要に応じて路線が配置されることになる。早朝・深夜便や国際線の就航もあり得る」と歓迎した。

 しかし、その願いも合意から1カ月後の昨年5月、国交省成長戦略会議が示した関空・大阪統合案に打ち砕かれる。大阪廃港が持論で、関空と神戸の一体運用を繰り返し主張していた大阪府知事橋下徹も今や「神戸空港は失策だった」と切り捨てる。



 「運用時間や発着枠規制の早期緩和を」。大阪での意見交換会から10日余りたった今月初め、神戸市の担当者は国交省を訪れた。3空港一元管理から神戸空港の自立へとかじを切らざるを得なくなった市。頻繁に要望しているが、「まずは関西地域でコンセンサスを」と国交省の反応は冷ややかだ。1970年代、神戸沖での国際空港建設を市が拒んだという歴史的経緯も影を落とす。

 3月上旬には、関空、大阪両空港統合の関連法案が国会に提出される見通しだ。はじき出された形の神戸が、その将来像を描けるのはいつか。

=敬称略=
(黒田勝俊)



 今月16日で開港から丸5年を迎える神戸空港。日本航空撤退もあり、過去の黒字額を積み立てた財政調整基金が底を突き、神戸市は新年度、別会計からの資金投入を余儀なくされた。関西、大阪両空港の統合計画が進む中、軌道修正の手だてとは。自立へ向けた現状と課題を探った。

(2011/02/11)


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