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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

2778チバQ:2011/02/02(水) 22:00:03
http://mytown.asahi.com/areanews/ibaraki/TKY201102010513.html
3月には北関東道開通 新路線と「相乗効果」期待
2011年2月2日


スカイマークの札幌第1便に乗り込む乗客=茨城空港


 首都圏第3の空港として昨春に1路線でスタートした茨城空港は、今回の新2路線就航で、国内外5都市とつながることになった。3月19日には北関東自動車道も全線開通し、北関東3県の交流が一段と深まる。港湾と空港を抱えた茨城を中心に陸海空の交通網が広がっている。人も物も東京経由だった流れを「茨城発」に変えられるのか。

■栃木・群馬に熱視線

 「北関東は空港の空白地帯だった。北関東道がつながれば、羽田や他県の空港を見ていた栃木や群馬の人の利用を増やせる」

 県の榊真一企画部長は、新規路線と北関東道全線開通の「相乗効果」に期待を寄せる。北関東道の太田桐生〜佐野田沼インター間約19キロが3月19日に開通し、ひたちなか市から群馬県高崎市まで東西150キロが横串に初めて高速道路でつながる。前橋から茨城空港までの所要時間は2時間半短縮され2時間となる。同空港の国内線搭乗客の9割は県内が占めているが、栃木・群馬両県の潜在的な需要の掘り起こしを狙う。

 便数はまだ1日1往復と少ないが、定期便はスカイマークによる神戸便と名古屋便、札幌便が最安で片道5800円、チャーター便の春秋航空の上海便は片道4千円という破格の値段。空港への「足」も、1300台の無料駐車場のほか、便利用者は都心まで片道500円のバスを利用できる。

■観光関係者は様子見

 しかし、県内外の観光関係者は北関東道開通への期待が大きい半面、茨城空港の新規路線就航については「どこまで利用されるか未知数」と様子見の姿勢だ。

 年間約560万人と県内の市町村で最も多い観光客が訪れる大洗町。田山祐一・商工観光課長は北関東道開通について「群馬や栃木にはない海という魅力がある」と観光客増に期待を込めるが、空の新規路線には「名古屋や札幌から観光客がどの程度くるのか分からない。確実に需要がある栃木や群馬へのPRに予算を優先してしまう」と語る。

 群馬県の観光物産課の担当者も「こちらで新規路線就航が話題に上ることはほとんどない。新潟や松本の空港以外に窓口ができたのはうれしいですが……」

 今回の新規2路線ついて、観光専門のシンクタンク「ツーリズム・マーケティング研究所」(東京都中央区)の磯貝政弘主席研究員は「発着の時間帯が夕方や正午前後で観光向きとは言えず、客層が不明だ。就航先での茨城の知名度も低く、需要が見えない」と指摘する。

■観光で3県連携戦略

 不利な条件をカバーすべく、県は北関東3県一体の観光客誘致戦略を描く。県観光物産課の藤原俊之課長は「茨城には海があり、他県には有名な温泉がある。互いの観光資源を補完しあい、茨城空港を玄関とする一大観光圏としてPRしたい」と話す。

 3県は09年6月に「北関東三県広域観光推進協議会」を設立。昨年10月には、偕楽園や日光、草津温泉など全国的に知名度の高い観光スポットなどを紹介する「北関スタイル」という情報誌を共同で発刊。計5万部を茨城空港からの就航先の関西や名古屋の旅行会社などで配っている。今後はさらに積極的な連携を進めたいという。

 地方空港の事情に詳しい常陽産業研究所研究員の久保田時治さんは「茨城空港は羽田と成田の補完空港としての役割を担うべきだ。大型機ではなく、客の需要に合わせやすい小型機の発着をもっと呼び込むなど、独自の利便性を発揮する努力が必要。今のところは茨城着より茨城発の利用客が中心だが、人口の多い中京圏と結ばれた今後は、いかに茨城着の利用客を呼び込めるかが成否の鍵」と指摘する。

 一方、物流の面でも「北関東効果」への期待は大きい。日立、常陸那珂、大洗の3港区からなる茨城港のうち、建設機械や中古車などの貨物積み出し拠点の常陸那珂港区は、輸送時間の短縮や省エネなどの利便性を群馬県の企業などにPR。今月からは9年ぶりに鹿島港と中国、韓国を結ぶコンテナ便の就航が始まるなど、物流ネットワークの拠点としての茨城の重要性は増している。(東郷隆、中村真理)


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