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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

2738名無しさん:2011/01/20(木) 23:20:08
http://www.sankeibiz.jp/business/news/110120/bsg1101201030006-n1.htm
【JAL再離陸 破綻から1年】(下)格安航空台頭、激化する競争 (1/2ページ)2011.1.20 05:00

「自由化」の下、見えぬ成長戦略

 「アメリカン航空との共同事業を今後も進化させながら、競争力を強めて確実な再生につなげたい」。今月11日、東京都品川区の日本航空本社。大西賢社長はパートナーであるアメリカンのトーマス・ホートン社長と固い握手を交わした。

 両社は4月から成田−ニューヨークなど日米10路線で共同事業をスタートさせる。相互に乗り継ぎがしやすい運航ダイヤの設定や運賃の共通化などで利便性を高めて顧客を囲い込み、両社合わせて年130億円の増益効果を見込む。

 だが、業界関係者は「リストラの縮小均衡で業績は回復しているが、需要が見込めるビジネス路線の開拓など勝ち残るための成長戦略がみえない」と冷ややかだ。実際、稲盛和夫会長は「規模拡大は厳に慎むべきだ」と、攻めには二の足を踏む。

 相互に自由に便数などを設定できる「オープンスカイ協定」。アメリカンとの提携も日米間の協定発効で可能になったが、“空の自由化”は破綻で立ち止まる日航には逆風となって吹き付ける。

 「誰もが空を飛べる」。昨年12月に羽田−クアラルンプール線を開設したマレーシアの格安航空会社(LCC)「エアアジアX」のオスマンラニ最高経営責任者(CEO)は、顧客獲得に自信満々だ。料金は片道で最低5000円。「(羽田を含め)3都市に就航したい」と、路線拡大の意欲を隠さない。徹底した低コストで台頭する海外のLCCはオープンスカイ化で今後も続々と参戦し、日航を脅かす。

スカイマーク強敵?

 国内勢でも新規参入組のスカイマークが、欧州エアバスの世界最大の旅客機「A380」を6機購入し、国際線に参入するとぶち上げた。「料金は大手の半額。勝算はある」と西久保慎一社長。参入に向け、日航を退職したパイロットや客室乗務員ら約270人も中途採用する方針で、「スカイマークは日航を買うつもりかもしれない」(航空会社幹部)との声も飛び交う。

 日航の最大のライバルである全日本空輸もLCCの新会社を月内に立ち上げる。対する日航は参入を検討しているものの、「客層が違う。高品質のサービス提供で対抗できる」(幹部)と一線を画す。

不毛な安売りで疲弊

 全日空は昨年10、11月の旅客数で日航を上回った。日の丸を背負い国を代表する「ナショナル・フラッグ・キャリア」の座は、実質的に全日空に移ったともいえる。だが、全日空の伊東信一郎社長は「海外勢がどんどん日本に入ってくる。日航とばかり戦っていられない」と、危機感をあらわにする。両社が不毛な安売り競争などで疲弊すれば、日本の空は守れない。

 「日本に大手航空会社が2社も必要なのか」。日航が破綻した昨年1月19日、当時の前原誠司国土交通相は、両社が競い合うことを前提とした航空行政の転換を示唆した。

 日航再建に乗り込んできた稲盛会長は19日、経営破綻から1年の節目を迎え、羽田空港のターミナルや格納庫を視察。安全・安定運航を支える現場の社員を激励した。視察後、稲盛会長は記者団に「現場の士気が気になっていたが、みんな明るく一生懸命仕事をしてくれている」と社員らを評価した。

 企業再生支援機構が日航株を手放し支援を終えるのは今から2年後だが、再建にはいくつもの壁が立ちはだかる。日航が再生に手間取っていれば、全日空との統合など再編が動き出すのは必至だ。(この連載は高山豊司、米沢文が担当しました)


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