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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

2696チバQ:2011/01/01(土) 13:26:33
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101223/plc1012232201009-n1.htm
【きしむ空港】第4部「先例」に学ぶ(2)外資参入 根深い“黒船”アレルギー (1/3ページ)
2010.12.23 21:57
 関西国際、大阪(伊丹)両空港の経営統合後、最終目標となる民間企業への経営権譲渡。国土交通省は、有利子・無利子で計約1兆3千億円にのぼる関空会社の借金と同等の額での売却を目指している。

 売却先としては、資金力のある海外の投資会社などが想起されるが、日本の空港経営に外資が参入した例はかつてない。日本には、外資系投資会社を「ハゲタカファンド」と敵対視する風潮もある。

 一方、いち早く空港民営化が進む英国では、2000年ごろから空港運営会社への外資参入が活発化し、投資会社を含む他国の資本を柔軟に受け入れてきた。

 英国の空港事情に詳しい関西学院大教授(公益企業論)、野村宗(むね)訓(のり)の調査によると、英国で年間旅客数1位のヒースローや3位のスタンステッドなどを持つ英国空港会社(BAA)の筆頭株主はスペインの建設大手「フェロビアル」で、株式の64%を保有。その他、カナダの投資会社が26%、シンガポールの投資会社が10%を握り、英国色は完全に消えてしまっている。

 また、同2位のガトウィックと15位のロンドン・シティーの空港会社には、スイスと米国の投資ファンドが出資。同5位のルートンなどの運営会社は、スペインの投資会社の出資が9割を占めている。

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 野村によると、英国の旅客数上位20空港の経営体のほとんどは投資会社を中心とする他国企業の支配下で、英国内の企業や自治体のみの出資で運営する空港は4つしかない。だが、当事者は“黒船襲来”とはとらえていないようだ。BAAの担当者は「違和感なんてない。外資が入ったことで利益を出しているんだから」と端的に話す。

 「英国でも、昔から外資に対してアレルギーがないというわけではない。政府も『黄金株』といわれた最後の1株を(2004年まで)しぶとく持っていた」と野村。一方で「けれど英国政府は賢い。外資に遊ばせるところは遊ばせ、設備投資をさせている」と指摘する。

 外資が参入するのは、当然ながら、空港経営が儲かると判断するからだ。ヒースローで08年に完成した第5ターミナルの建設は、筆頭株主のフェロビアルが請け負い、本業でも多大なメリットを受けた。

 一方、空港にとってもサービスや設備が向上することで結果的に利用者や航空会社の利益につながる。外資参入は、出資する側と空港側双方がうまみを享受することで成り立っている。

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 「世界では、航空会社は全般的に経営が厳しいのに、空港会社は利益を出しているところが多い。だから、投資対象として空港の人気は高い」。英企業グループ「BAG」代表のアラン・レイモンドが語る。「今はロシアの空港民営化に携わっているんだ」。長年、空港ビジネスに携わってきた彼のもとには、海外の政府や空港関係者らも訪れるという。

 一方、関空・伊丹の経営権はどうか。国交省は売却で関空の巨額負債を完済するプランを描くが、それだけの高額で買い手がつくのだろうか。空港問題を研究する英クランフィールド大教授のロマーノ・パグリアリーは「投資家が敬遠するのでは。負債のあるところに、あまり投資はしたがらないだろう」と悲観的だ。

 また、日本に根深い外資アレルギーの払拭も容易ではない。「尖閣諸島問題や北朝鮮の砲撃ように情勢が不安定になると、空港の外資投入を不安視する意見が多くなる」と国交省幹部。こうした難題をいかにクリアしていくのか。経営権売却への道のりは遠い。(敬称略)


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