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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

2631チバQ:2010/12/06(月) 22:17:20
http://www.sakigake.jp/p/special/10/kukyounokuuro/article_02.jsp
[苦しい運営]
県の支出に頼る構造
 大館能代空港に1番機が降り立ったのは1998年7月18日、雲一つない夏の日だった。県北の空を切り裂いて、166人を乗せた羽田発のエアバスA320型機がジェット音を響かせて着陸した。約1万人の住民が歓声と拍手で迎えた。


本県の第2空港として1998年に開港した大館能代空港のターミナルビル=北秋田市 空港建設の原動力となった住民の「熱意」は一朝一夕に醸成されたわけではない。

 開港からさかのぼること11年。県北18市町村による「秋田県北空港建設促進期成同盟会」が発足した。県議会の後押しもあって県が空港適地調査を実施し、建設候補地を旧鷹巣町に決定。その後は滑走路配置案の決定、県北空港早期実現総決起集会の開催と県、圏域住民が一体となった空港建設運動に発展した。

 90年には空港の名称が決まり、同盟会は当時の運輸大臣に空港建設を求める県北地区34万人の署名を提出。前後して60回以上の陳情や2千人以上を動員した決起集会の開催など県北部が一体となった建設運動を展開した結果、6次空整予定事業への組み入れ・閣議決定に結び付いた。

住民の熱意、遠い記憶に

 開港から12年。拍手で1番機を迎えた住民の熱意は遠い記憶となった。今年11月。午前8時30分過ぎ、定刻通りに朝の東京便が到着。搭乗率は6割。大半はビジネス客。白神山地や十和田・八幡平などを抱え、観光路線としてのイメージが強いが、東京、大阪便ともに、大館市など周辺の誘致企業の社員や取引先が、ビジネスの足として利用している。

 ロビーは、観光シーズンであっても周辺の温泉地などを訪れる少人数のグループが時折降り立つ程度。年末年始やお盆は小さな子どもを連れた帰省客らでにぎわうものの、一時的な姿。旅客は伸び悩んだままで、利用促進に取り組む関係者からは「熱意は冷めた」という声も聞かれる。

 空港自体はさまざまな支援で支えられている。地方空港の多くは収支が赤字で、各県二つ目の空港はどこも苦しい運営を強いられている。

県民1人が318円負担

 県が公表した大館能代空港の2008年度の収支を見ると、歳入は県の一般財源3億5300万円が86%を占め、ほかは着陸料などの収入5100万円。歳出は維持管理運営費が3億6900万円、土地建物借料3100万円、県有資産所在市町村交付金1300万円。一般財源投入額は秋田空港の1億3500万円の2・6倍に上る。

 毎年のように続く一般財源からの支出。秋田空港を合わせた一般財源投入額は4億8800万円で、県内の空港路線の維持・運営について県民が1人当たり439円を負担していることになる。大館能代空港だけで318円を負担している計算となる。

 危機感を募らせた県は、今年から新たに利用促進対策強化事業を展開した。欠航時に秋田空港へ利用者を移送するバス・タクシーの運行、旅行商品の販売・企画の支援など。県北の9市町村や商工・農業団体などで構成する利用促進協議会も修学旅行への助成やPR事業などに取り組んでいる。

(2010/12/01 更新)


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