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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

2594チバQ:2010/11/20(土) 21:10:33
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/feature/2009/article3/20090331/20090331_0003.shtml
(2009/03/28付 朝刊)【決断の波紋 中】現実 再び遠のく財界の夢
2009年03月31日 20:26  九州国際空港の検討が始まってから約20年。福岡空港(福岡市博多区)の過密化対策で麻生渡福岡県知事が26日、現空港の増設で対応する案の支持を表明したことで、地元経済界のリーダーたちがこだわり続けてきた「本格的な拠点空港の建設」は、またも先送りになった。

 だが、新福岡空港促進協議会(69社)の鎌田迪貞会長(九州電力相談役)の表情は、思いのほか淡々としていた。

 「目下の経済情勢を踏まえ(知事の意見を)重く受け止めたい」

 長年の悲願をいったん棚上げせざるを得ない事情は経済界にもある。

   ◇   ◇

 昨年12月中旬、福岡市内で開催された促進協臨時総会。国や福岡県が示した海上空港代表案(三苫・新宮ゾーン)の具体的な資金計画を試算した資料が配布された。事業費9200億円のうち、地元の民間負担は300億円。空港建設のために設立する開発会社の社債発行の条件まで詳細に記されていた。

 にもかかわらず、参加者から質問はほとんど出なかった。総会は一時間程度で閉会。足早に会場を去る有力金融機関の幹部は、冷めた表情で資金計画を切り捨てた。

 「300億円なんて額、今、誰が出せるの? 個別企業に割り当てる段階になれば、きっと行き詰まる」

   ◇   ◇

 そうした経済界の空気に、リーダーたちは焦り始める。景気が悪化していく中で世論も新設に批判的な声が多くなった。

 「もっと工費が安くならないか」

 促進協の橋田紘一幹事長(九電工社長)が事務局に新たな新設案の作成を指示したのは、今年2月。2008年度内の知事の意見表明まで残された時間は限られていた。

 急ピッチで研究を重ね、たどりついたのが「分離案」だった。建設場所を代表案から陸上近くに移し、滑走路だけを海上に設ける構想だ。ターミナル施設は陸上に建てるため埋め立て面積を3割以上縮小でき、事業費を1500億円圧縮できる。

 それでも、総事業費は7700億円に達する。増設案の2000億円とは、まだ開きがある…。

 分離案が成案としてまとまる前、運命の「26日」を迎えた。

   ◇   ◇

 かつて九州国際空港構想をけん引した九州経済連合会には、幻の報告書がある。表題は「佐賀−福岡−新北九州空港の利活用について」。04年、福岡県新宮町沖を最有力候補地とする構想が白紙となった後に作成され、次善の策として北九州、佐賀両空港と福岡空港の有効な連携策を示す内容だった。

 報告書はA4判、約70ページに及ぶ。三空港間のシャトルバス運行や早朝・深夜便の増便などが盛り込まれた。05年に新福岡空港が再検討されることになったため、公表されることはなかった。

 新空港建設という夢と現実の間を揺れ続けてきた地元経済界。「地域全体を考えたら増設でいい。それでも満杯になったら(新空港を)造ればいい」(石原進JR九州社長)。かつて少数派だった意見が今、大きな声になりつつある。

=2009/03/28/ 西日本新聞朝刊=


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