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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

2593チバQ:2010/11/20(土) 21:10:10
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/feature/2009/article3/20090327/20090327_0004.shtml
(2009/03/27付 朝刊)【決断の波紋 上】苦悩 知事の悲願に国の壁
2009年03月27日 21:30  26日、麻生渡福岡県知事と吉田宏福岡市長が並んで開いた「増設支持」の記者会見。新空港に否定的な発言を始めた吉田市長に、麻生知事は「いやー、ちょっとそうじゃないんだな。積極的に国にやれという気持ちだ」と割って入った。

 1995年の初当選以来、新空港建設への並々ならぬ意欲を持ちながら、14年後に「増設支持」を打ち出した麻生知事。その決断には無念さがにじむ。

 ◇ ◇ 

 2007年12月末、福岡空港周辺を歩く麻生知事の姿があった。当時、増設案は事業費2500億円から7500億円までの三案が示されていた。増設で拡張される予定地を約2時間かけ、じっくり回った知事は、ビルや密集する民家をみながら「用地買収が大変だろうな」とつぶやいた。

 このころ、知事の胸中は「新空港だった」とみる関係者は多い。明けて08年1月、東京・霞が関の国土交通省で、知事は航空局幹部と激しくやり合った。

 知事「九州の発展のためには、やはり新空港が必要だ」

 幹部「絶対だめです。今どき新空港なんてばかげている」

 新空港に立ちはだかる国の壁。官僚出身でもある麻生知事は、その厚さを半年後に思い知る。

 6月30日、国交省は滑走路をかさ上げする新たな増設改良案を打ち出した。これが今回「決断」した案だ。事業費も安く、それまでの増設三案にあった都市高速道路や地下鉄の付け替えも必要なくなる。

 「増設三案で知事が指摘した問題点を全部クリアしている。国はこの案でやれ、ということだ」。知事周辺はうなった。知事自身も26日の会見で「びっくりした」と明かしたほどだ。新空港案表明を模索する知事の足元も、これを境に大きくぐらついた。

 ◇ ◇ 

 8月中旬、知事はひそかに同県新宮町に出向き、新空港案の建設予定地となる玄界灘を眺め続けた。「新空港」の思いを奮い立たせたかったのか、あるいは断ち切るためだったのか。

 今年2月に入り、国交省幹部に「新空港の事業費ばかり話題になるが、増設でも維持費がかかる」と食い下がったが、幹部は「現空港の利便性をお考えになっては」と冷たかった。その後、周囲に「四面楚歌(そか)だ」と漏らす。腹は固まった。

 26日の「決断の日」が近づくと、平日の予定をほとんど入れず、知事室にこもった。国への意見書を直筆で書き上げた。「増設でいきます」。19日夜、内に秘め続けた決断を初めて複数の関係者に告げた。

 自ら「九州・福岡の今後100年を左右する決断」と公言していた麻生知事。決断に後悔はないか−。会見でこう問われた知事は「ここから手をつけるしかなかった。やむを得ない」。そして、言い聞かせるように付け加えた。「現実の問題を解決しなければならない。それが、知事の一番大事な行動原理だ」

 □ □ 

 20年来続いた福岡空港の将来像は、滑走路増設で決着した。知事決断の背景や波紋を追った。

=2009/03/27付 西日本新聞朝刊=


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