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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

2585チバQ:2010/11/17(水) 21:22:28
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000001011170001
新潟空港、便数減続く
2010年11月17日




 新潟空港発着便の減少が続いている。首都圏の成田空港の規制緩和や羽田空港の国際化のあおりを受けて、10月末にはウラジオストク、ハバロフスク両線が運休、大阪(伊丹)線が減便し、来年3月には名古屋(小牧)線が撤退する。ロシアでビジネスを検討している経営者や、新潟空港を運営する関係者は経営への悪影響を懸念している。(大内奏)


   ◇


 10月30日、ウラジオストク行きの旅客機が出発し、同線は来年3月までの冬季運休に入った。ハバロフスク線も27日、夏季最後の便が飛んだ。2路線の冬季運休は初めて。


 ハバロフスク線は新潟空港初の国際路線として1973年に就航。ウラジオストク線は93年就航で、いずれも国内でほぼ唯一の定期便だった。


 しかし今春から、両線を運航するウラジオストク航空が成田発着の定期チャーター便を始めた。一昨年の規制緩和で可能になったという。


 乗客の大半の首都圏・県外利用者が成田に流れたため、新潟空港の4〜8月のハバロフスク線の乗客数は前年同期比約40%、ウラジオストク線は同約48%に落ち込んだ。


 ウラジオストク航空の担当者は「ロシアと日本のビジネスは今は東京に一極集中の状態。新潟の特性をいかしたビジネスを育てられたら」とする。現在の中古車、エネルギー貿易以外でビジネスの開拓が求められているという。


 国内線では、日本航空(JAL)の大阪(伊丹)線が10月末から1日2便減便し、1日4便になった。来年3月には名古屋(小牧)線が撤退する。JALの経営破綻(は・たん)後の再生計画では、収益性が高く、10月に発着枠が拡大した羽田空港の国際線に集中する方針で、そのあおりを受けた。


 県はこうした事態を受け、9月に製造業などの県内企業9社を集め、ハバロフスクのツアーを企画した。ビジネス需要の掘り起こしを狙い、見本市を視察し、現地企業と意見交換もした。将来的にはロシアの経済成長を見込み、エネルギーや環境、農産物分野での交流活性化を目指す。


 新潟市で文具店「横場精良堂」を経営する本間龍夫社長は、ハバロフスクの見本市に3年前から出展している。現地での営業活動の結果、ハバロフスクとウラジオストクで文具の商談がまとまりつつある。ウラジオストクは2年後のアジア太平洋経済協力会議(APEC)開催が予定されている。各国の企業が事務所を構えるなど、活性化しているという。


 しかし両線の冬季運休によって、移動に時間や経費がかかる成田空港を使わなくてはならなくなった。「ビジネスでは顔を見ないと進まない話も多い。新潟から行けなくなり、困っている」と話す。


 空港を運営する関係者も気をもんでいる。県や新潟市などが出資する第三セクター「新潟空港ビルディング」は空港内の売店を管理、運営する。2009年度の営業利益は約2億3千万円だったが、4年前から約3割減っている。「今年度は利用客が減る影響で、売り上げが2千〜4千万円程度は減るのではないか」と見ている。


 新潟空港を運営する国土交通省は、空港個別の決算を06年度から計算し始めた。06年度の営業損益は約23億円の赤字、07年度は約20億7千万円の赤字だった。旅客機が着陸した際に得られる着陸料などを、空港設備の工事費用などが大きく上回っている。


 08年度以降はリーマンショックで赤字幅は拡大する見込み。今年度の赤字も避けられないという。地理的要因や景気状況から短期的に改善する余地は少なく、しばらくは厳しい運営が続きそうだ。


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