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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

2468チバQ:2010/10/21(木) 12:18:37
http://www.asahi.com/travel/news/TKY201010210173.html
〈羽田 世界へ:下〉市場近く物流にも強み
2010年10月21日11時12分

 米・東海岸で午前9時に水揚げされたマグロは、トラックでニューヨーク・JFK空港へ。午後6時に離陸する便で、日本時間の午後11時に東京・羽田空港に到着。通関手続きを経て、翌午前1時半には築地市場に届く。そのまま競りにかけられ、鮮度を保ったまま食卓へ――。

 羽田で21日、国際線貨物ターミナルをオープンさせる東京国際エアカーゴターミナル会社(TIACT)の佐藤龍浩業務本部長は、こんな「物流革新」を思い描く。

 同社は羽田国際化に合わせ、新しい国際線旅客ターミナルに隣接する約17万平方メートルの敷地に、巨大な集配施設を整備した。徹底した温度管理で食品などを一時保存できる「生鮮棟」もある。

 年間の扱い量は50万トン。約181万トン(2009年)を扱う成田空港には及ばないが、検疫所や税関は成田と違って24時間営業になるので、貨物の到着と同時に様々な手続きや荷さばきが始められる。

 最大の強みは、首都圏の台所・築地市場まで35分、東京最大の青果市場「大田市場」(大田区)まで25分という地の利と、国内48路線を持つ羽田の航空網だ。

 「深夜到着便なら築地の競りに間に合う。早朝便なら国内線に積み替え、午前中に日本各地に届けられる」

 まずは地中海産のマグロや北米産のロブスター、中国、カナダ産のマツタケ、東南アジア産のランなどを取り扱う予定だ。将来的には、世界中の生鮮品が集まるシンガポールを経由し、羽田が結んでいない豪州やニュージーランド産の野菜も加えたい考えだ。

 だが、水産卸売り大手の「築地魚市場」取締役マグロ部担当の森若良三さん(64)は「羽田の近さは魅力だが、物の流れが劇的に変わることはない」とみる。

 同社は、世界中から年約2400トンの生マグロを空輸しているが、すべて成田着だ。築地まではトラックで1時間10分。夕方に着く貨物専用機で運ばれた魚は夜には築地に届くのだ。

 羽田に貨物専用機の就航予定はなく、当面は旅客機の貨物スペースでの輸送になるので取扱量は限られる。「羽田の実力を見極めるのに4、5年はかかるだろう」と様子見の構えだ。

 流通最大手の日本通運も、「国際貨物の拠点はあくまで成田」と位置づける。

 それでも、国際化を先取りし、電子部品や生鮮品を香港や上海などから羽田に運び、その日の夕方までに配達するサービスを7月から始めた。

 これまでは千葉県市川市で行う必要があった通関手続きも、31日からは羽田の税関支署でできるようになる。効率化が進めば、東京や神奈川に限られていた配達エリアが関東近郊などに広がる。

 TIACTの佐藤本部長は「地の利を生かし、『鮮度が命の生鮮品は羽田、大口の機械輸出入は成田』といったすみ分けを目指したい」と話す。


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