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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

2463チバQ:2010/10/21(木) 12:13:10
http://www.sankeibiz.jp/business/news/101019/bsd1010190503006-n1.htm
【テークオフ羽田 世界へ】(上)ハブ化へ、成田との連携不可欠 (1/3ページ)
2010.10.19 05:00


羽田空港に設けられた新国際線ターミナルビル。緩やかに弧を描く屋根が特徴【拡大】
 羽田空港(東京都大田区)が国際空港として生まれ変わる。21日に新国際線ターミナルと4本目となるD滑走路の供用が開始。国内線は羽田、国際線は成田という分離原則は、事実上消滅する。都内に出現する国際空港が、航空市場の地図を塗り替えようとしている。

ライバルは韓国

 「クリア・トゥ・ランド・ランウェイ23(滑走路23への着陸を許可します)」

 羽田上空を飛行する航空機のパイロットに、管制官から無線の指示が届く。23は新設されたばかりのD滑走路のことで、羽田国際化の象徴だ。今月末には、32年ぶりに国際定期便が降り立つ。

 「わが国に人、モノ、カネを積極的に呼び込む原動力にしたい」(馬淵澄夫国土交通相)。国内線が集結し、都心に近い羽田に国際線の就航が増えれば、地方から海外、海外から地方へ旅客や貨物の流れがスムーズになる。政府は新成長戦略のなかで、2020年までに訪日外国人旅行者を現在の4倍近い2500万人の目標を掲げており、羽田国際化は達成に向けての切り札ともいえる。

 しかし、アジアには、すでに国際拠点(ハブ)空港として認識されているチャンギ国際空港(シンガポール)や仁川国際空港(韓国)などがある。24時間体制で運用されるこれらの空港と、どう戦うのか。とりわけ仁川には、日本の地方空港からの直行便も多く、年間80万人以上の日本人旅行者を奪われている。このほか、マレーシアやタイでも、相次いで空港拡張計画が策定されており、競争はますます厳しくなる。

高い着陸料ネック

 羽田は、成田国際空港(千葉県)が閉まる深夜・早朝に国際線を飛ばす。22万回の発着枠を持つ成田との一体運用により、アジアで先行する24時間体制の空港を追撃する考えだ。

 それでも、日本の空港には、着陸料の壁が立ちはだかる。アジアの国際空港の着陸料は、成田、羽田と比べて圧倒的に安い。大型旅客機で比較すると、羽田は旅客1人当たりの着陸料は2912円、成田で2063円となっている。これに対して、チャンギは同1196円、仁川にいたっては336円だ。

 「空港運営に国費が投入されている」(空港関係者)ことが安さの秘密。日本の空港会社は民営化されており、着陸料の引き下げは業績の悪化に直結する。「日本でも空港運営に国費を投じる選択肢はある」。航空行政に詳しい、東京大学大学院の伊藤元重教授(国際経済学)はそう指摘するが、政府の厳しい財政事情を考えれば非現実的だ。

 羽田が国際空港となるなか、成田空港関係者からは「真の国際ハブ空港は成田だ」といった発言が相次ぐ。羽田への対抗意識が邪魔をし、アジア勢に打ち勝つための協力関係構築に不透明感も漂う。

 一方、戸崎肇早稲田大教授(交通政策論)は「首都圏空港(羽田と成田)の発着枠増によって、関西空港や中部空港が厳しい状況に追い込まれる」との見方を示す。関空などに就航していた外国航空会社が、今後は首都圏に移る動きが出てくるとみる。国内の空港同士で市場を食い合うようでは、成長戦略にはつながらない。羽田国際化による国際競争力の向上を実現するため、早期に具体的な道筋の提示が求められる。(高山豊司、米沢文)


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