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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

2440チバQ:2010/10/19(火) 12:28:58
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/101014/biz1010141935039-n1.htm
【大量消費時代の翼】(下) 森永卓郎氏「1億総マニアの時代へ」 (1/2ページ)
2010.10.14 19:33

経済アナリスト・森永卓郎氏(矢島康弘撮影) 日本航空のジャンボジェット旅客機が今年度中に退役する。ジャンボ機が大量消費時代の到来を告げてから、日本の消費者は何を求めてきたのか、今後、どこへ向かうのか。経済アナリストで独協大教授の森永卓郎氏に聞いた。

 −−日本の消費は高度成長期に一気に拡大した

 「テレビや冷蔵庫などの耐久消費財が爆発的に普及したように、隣が買ったからうちも買うという『横並び消費』が起きた時代だった。夫婦と子2人の標準家庭といわれた核家族が成立し、同じような暮らしをしているからライフスタイルの規格化が進んだ。消費者のほしいものも共通化するので、経済全体がすごく効率的だった。テレビを出した家電メーカーは、どこも損をしなかった。国民を満足させるためのコストが安い国だった」

 −−ジャンボ機は成長期の花形のように登場した

 「500席も乗せていたジャンボ機はまさに大量消費時代の象徴だった。みんなが同じ行動をするのが主流で、社員旅行や団体旅行で、どんちゃん騒ぎをしていた。それに対応して地方にもホテルがたくさんできた。しかし今は、ホテルの経営が難しい局面に至っている。みんなで同じところへ、という旅行が少なくなったためだ。小型の飛行機を、さまざまな地域に飛ばすのが世界の航空会社の潮流だ」

 −−価値観の多様化が進んでいる

 「豊かになると必ず起きる現象だ。供給側にとっては、新商品の成功確率の低下、小粒化、短命化の3重苦が一貫して進んできた。新商品がマーケットを引き上げる力は劇的に落ちている。商品寿命は、今では2年もないだろう」

 −−注目するビジネスは

 「共同購入の広がりに火がつき始めた。飲食店であれば、メニュー企画を作り、たとえば最低5人の予約が集まればそのメニューを提供する。10人以上集まれば値下げをする、という手法だ。応募を受けてから商品を発注する市場は一段と形成されるだろう」

 −−消費者も変化する

 「インターネットの普及で、消費者は本当に欲しいものを発信し始めた。ある人には何の価値もないのに、隣の人には価値があり、それが大きな付加価値を生んでいる」

 −−成長できる業種は

 「答えはない。細分化されたマイクロマーケットが無数に膨らむ時代が来ている。散弾銃を撃つように商品を出すこと、それも撃ち続けることが大事だ。構造不況業種といわれる飲食業やアパレルでも好調な企業はある。消費者が同じものを買う『1億総中流』ではなくなり、各自が欲しいものを求める『1億総マニア』の時代になりつつあるようだ」

     ◇

 <もりなが・たくろう>東大経済学部卒。日本専売公社(現JT)、三和総合研究所(現三菱UFJリサーチ&コンサルティング)などを経て平成19年独立。18年からは独協大教授を兼務。著書に『年収300万円時代を生き抜く経済学』『大不況!!年収120万円時代を生きる』など多数。ミニカーなどのコレクターとしても知られる。東京都出身。53歳。


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