したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

238千葉9区:2009/01/27(火) 00:04:35
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200901260031a.nwc
航空貨物 成長へ別軌道 日航効率化 全日空は新拠点
2009/1/26

 日本航空と全日本空輸が国際航空貨物事業で、相次いで新たな方向へと舵を切っている。日航が日本郵船の子会社、日本貨物航空(NCA)と提携し、運航の効率化を重視し始めたのに対し、全日空は今秋、沖縄県の那覇空港に航空貨物の大規模拠点(ハブ)を新設し、事業拡大を目指す考えだ。両社の路線の違いは、それぞれが抱える固有の事情がからんでいる。

 ≪コスト競争力向上≫

 「共同運航を通して協調を図りたい。供給調整ではなく、あくまでもサービス向上のためだ」

 今月13日の定例会見で日航の西松遙社長は、協議を進めているNCAとの提携の狙いをこう説明した。

 日航は2002年度以降、航空貨物を重点事業と位置付け、06年度まで市場全体の伸びを上回る勢いで収入を伸ばしてきた。07年度の航空貨物事業売上高は1882億円と全体の8.4%を占めるまでに成長。しかし、燃油価格の高騰が顕在化した07年下期には、収入から収益重視へと路線を転換し、燃費効率の悪い大型機の運航を終了するとともに、今年1月からは東京−ニューヨーク線の貨物便を運休するなどの措置を講じた。

 NCAとの提携はこの延長線上のもので、3月末から北米路線で共同運航をする方向で詰めている。共同運航が実現すれば、それぞれが請け負った貨物を自社便の形ながら、1つの機体で運ぶことができるため運航効率が向上する。さらに、運航スケジュールを補完しあえるメリットもある。

 日航が狙うのは効率化によるコスト競争力の向上だ。ここへきて貨物輸送需要が大きく落ち込んでいるのに加え、経営再建を進めていることもあって、効率を高めて収益を確保するのは至上命題というわけだ。

 一方、全日空は今秋、那覇空港に約2万8000平方メートルの貨物倉庫を完成させ、ハブ空港として機能させる計画を推し進める。沖縄に複数の都市からの貨物を集約し、目的地別に積み替えることで特定の2都市間の輸送よりも搭載効率が高まるという。また、税関業務も効率化し、午後9〜11時に出発した貨物が翌日午前5〜7時には目的地に着くエクスプレス便の運航も可能になる。

 貨物本部の市尾伸・事業戦略部長は「貨物需要が旺盛なアジアと日本の主要都市の中心に位置する沖縄を核に、輸送単価の高いエクスプレス事業に進出したい」と意欲をみせる。

 全日空の収益の中心は、将来的に多くを望めない国内旅客事業。それだけに航空貨物事業を新たな柱に育成して、経営基盤の強化につなげざるを得ない状況だ。

 とはいえ07年度の売上高が721億円と、貨物専業のNCAにも後れをとる。この背景には05年までNCAが傘下企業だったという事情がある。特にNCAへの営業依存度が高かったため、同社の営業力不足は否めない。このため海外営業の統括室を設立したほか、日本通運や近鉄エクスプレスと空陸一貫輸送の新会社も設立するなどの対策を相次いで打ち出した。

 ≪急減のち拡大?≫

 航空貨物需要は景気後退の影響で急速に落ち込み、自動車部品などが中心の北米向けは昨年11月に前年の4割減にまで下落した。半面で10年後にはアジア域内の航空貨物需要が現在の2倍になるという予測もある。

 今回、航空貨物事業で異なる路線を選択した国内2社だが、需要回復のめどが立たないだけに、路線の再修正の可能性もありそうだ。(会田聡)


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板