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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

2281チバQ:2010/09/05(日) 01:50:15
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chiba/feature/chiba1211810283655_02/news/20080527-OYT8T00763.htm
民営化後免税店で利益
上場へ外資規制が課題


ニューヨークの高級商店街「5番街」をイメージして有名ブランド店を並べた第2旅客ターミナルの「ナリタ5番街」 成田空港第1、第2両旅客ターミナル出発フロアの免税ブランドモール「ナリタナカミセ」「ナリタ5番街」。海外の有名ブランド品が関税、消費税なしで買えるとあって、出国審査を経て出発を待つ日本人旅行客に評判だ。店員が日本人でアフターケアがしっかりしている点も、人気の理由という。

 成田国際空港会社は2004年4月、新東京国際空港公団の民営化により発足。株は国の100%保有だが、利益は自力で上げていくことが求められた。

 発着枠に限りがある成田では、着陸料などの航空収入の大幅な増加は見込めない。そこで、好調な免税店の売り上げに目を付け、ブランドモールへの投資に力を入れた。

 これが奏功し、二つのターミナルの飲食、物販、免税を合計した昨年度の小売の総売上高は、前年度比12%増の854億円。県内の有名百貨店と肩を並べるまでになった。また、収入全体に占める非航空収入の割合は、民営化直後は35%だったのが、07年度は48%で、早くも中期経営計画最終年度(10年度)の目標(45%)を超えた。

 お手本は、世界最大の旅客数を誇る英ヒースロー空港。もともと国営だったが、規制緩和を進めたサッチャー政権下の1987年、世界に先駆けて運営会社の株を上場。商業施設を充実させ、非航空収入の割合を最大70%まで高めた。

 だが、商業面の投資が過ぎ、公共施設としての基本がおろそかになっていく。「旅客の使う場所にお金をかけず、エレベーターが壊れたり、トイレが汚くなったりした」。かつてヒースローに出向した成田空港会社社員は述懐する。

 英政府はヒースロー上場に際し、買収防衛策として、1株持っていれば株主総会で決議する重要事項を拒否できる「黄金株」を保有したが、欧州司法裁判所から「市場の自由化を阻害する」と違法性を指摘され、04年7月に廃止。結果、06年、スペインの建設会社に買収され、その意に沿って一層の合理化が進んだ。

 「買収後のヒースローのサービスは改善どころか、悪化したと聞く。もはや優等生ではなく反面教師」。出向した社員は手厳しい。

 成田も来年度、安定的な設備資金の調達などを目指し、株式上場を予定する。「国が唯一の株主のままでは、その時々の政策に左右されてしまう。空港の成長性を示すためにも早く上場したい」と空港会社幹部は期待を寄せる。

 だが、ヒースロー空港の事例もあり、ここに来て外資規制の是非論が熱を帯びてきた。空港会社に決定権は無いものの、森中小三郎社長は「外資には一定の規制が必要」と強調する。

 市場原理と、公共施設としての役割のはざまで、さらに難しいかじ取りを迫られるのは間違いない。

(2008年5月28日 読売新聞)


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