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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

2202チバQ:2010/08/12(木) 12:16:50
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/100812/mcb1008120503000-n1.htm
中東の航空会社 進む二極化 収益力の差拡大 業界再編の風
2010.8.12 05:00


ドバイのアール・マクトゥーム国際空港に到着したエミレーツ航空の超大型旅客機「A380」=7月1日(AP)【拡大】
 国際航空運送協会(IATA)の予想によれば、2010年の中東の航空会社の業績は全体で10億ドル(約854億円)の黒字になる見通しだ。黒字化は05年以来で、09年の6億ドルの赤字から大幅な改善となる。ただし、その陰には赤字が続く企業が存在する。経済が持続的な成長局面に入れば、収益力のある企業とない企業の差は広がり、中東の航空市場の再編につながるだろう。

 湾岸諸国以外の中東の国々では、国内総生産(GDP)成長率の上昇と消費の拡大を受けて、航空業の需要と収益が上向いている。欧州旅行や域内旅行の成長も収益を下支えしており、低コストで路線を拡大するために「ワンワールド」など国際航空連合に加盟する航空会社が増えるだろう。

 だが、これらの国々ではまだ国民の大部分の所得が低く、飛行機で移動するほどの余裕を持つ層は今後も限られるだろう。民間企業の航空機が増えれば、空港使用料が上昇する可能性もある。また、もし発展途上国にも燃料課徴金が適用されることになれば、同地域の比較的旧式の航空機には不利だ。

 将来的に業界再編が進むかもしれないが、米国のように大手が破綻(はたん)する過酷な状況にはならないだろう。また、各国の政治や戦略の違いが大きいため、欧州のように合併が進む可能性も低いだろう。今後は、レバノンのように、政府が航空自由化政策を採用して観光業の活性化に取り組むような国の航空会社の採算性が向上する見込みだ。

 湾岸諸国の航空会社は明暗が分かれそうだ。最大手のエミレーツ航空、エティハド航空、カタール航空は市場シェアを伸ばすだろう。なかでもエミレーツが優位に立つとみられる。同社の収益性を支えるのは人件費の安さであり、労働組合がほとんど存在しないドバイでは今後もこの状態が続く見込みだ。また、観光業と貿易による経済の多様化を目指すドバイ政府にとって、同社が欠くことのできない存在であることも追い風だ。これら3社は地理的には近いが、事業計画上の違いが大きいため同盟する可能性は低い。また、いずれも国有の状態を維持するだろう。

 一方、サウジアラビア航空、バーレーンのガルフ・エア、クウェート航空は厳しい状況だ。特にガルフ・エアとクウェート航空は、悪化したバランスシートを支えるために政府の補助金に依存する体質になっている。これら3社は、安全保障上の観点からいずれも国有の状態を維持する見込みだが、長距離路線からは手を引いて域内に集中するだろう。しかし格安・高級の両分野に新たな企業が参入し、利益が脅かされる恐れがある。(オックスフォード・アナリティカ)


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