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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

2156荷主研究者:2010/07/24(土) 14:37:26

http://www.sankeibiz.jp/business/news/100709/bsd1007092051022-n1.htm
2010.7.9 20:46 Fuji Sankei Business i.
日本飛行船破産で「ツェッペリンNT」解体…でも明るい前途が?

ありし日の「ツェッペリンNT」

 世界最大の飛行船で、首都圏などの上空を悠々と飛行する姿がつい最近まで見られた「ツェッペリンNT」が、解体されたことが分かった。運航する「日本飛行船」の破産手続きに伴うもので、支援企業も見つからず日本の空から飛行船は消えた。ファンらは「ついにこの日が来たか」と嘆くが、関係者は「ハッピーエンド」と、意外な行く末を明らかにした。

日本飛行船が破産 負債約14億円(6月22日)

 埼玉県川島町のホンダエアポートに係留されていた飛行船は、8日午後の段階で解体作業がかなり進み、ゴンドラ部分や幕が取り外され、骨組みだけの状態になっていた。全長75メートル、最大幅19・5メートルという在りし日の雄姿はどこにもない。

 解体作業は5日ごろから本格的に進み、近所のファンがミニブログ「ツイッター」上で写真をアップして報告。8日もファンや関係者数人が最後を見守った。ファンの1人は「世界的にも飛行船の遊覧飛行は少ない。こうなる前に一度乗っておくべきだった」と、ため息を漏らしていた。

 ツェッペリンNTは2004年にドイツのメーカーから海上輸送で日本飛行船に引き渡され、当初は広告用として同年の愛知万博PRで全国を飛び回った。07年11月からは遊覧飛行を開始。当時の東京上空クルーズ料金は90分で12万6000円と高額。不況で利用者が減ったことと、巨額の維持費が同社の経営を圧迫した。同社関係者は「特に、充填するヘリウムガスの単価が高かった」と話す。

 起死回生策として、今年4月から東京・晴海埠頭の都有地をベースにクルーズを開始。価格も半額にして乗客を呼び込もうとしたが5月末に事業停止を余儀なくされ、先月、東京地裁から破産手続き開始の決定を受けた。負債総額は約14億円という。

 「飛行船は事業停止後も係留されたまま。安全のため、常にスタッフが張り付く必要があり、3交代寝ずの番で船体の気圧調整などを行っていた。係留だけでも巨額のコストがかかる。そのままの形で売却するのがベストだが、うまくいかなかった」(破産管財人)

 飛行船はもともと都内にある海運会社の所有で、日本飛行船に貸し出す形で運航されていた。その海運会社の関係者に解体を惜しむ声を伝えると、意外な答えが返ってきた。

 「解体作業を行っているのはドイツのメーカーから来た技術者ですが、実は廃棄するのは外側の幕だけ。骨組みも含めてほとんどの部品はメーカーが買い取り、ドイツに運んで新たな飛行船として生まれ変わる予定です。飛行船を飛ばしてドイツに運ぶのは費用がかかるので見送りましたが、(飛行船の将来は)ハッピーエンドですよ」

 解体→廃棄という最悪の事態は免れたわけだが、外国の飛行船が飛来する以外、日本で飛行船を見る機会がなくなるのは、やはり寂しいかぎりだ。


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