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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

2143チバQ:2010/07/21(水) 12:18:14
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chiba/news/20100721-OYT8T00135.htm
成田浮揚 ビジネス機に託す
受け入れ増へ動く


成田空港に駐機中のビジネス機(成田空港で) 成田空港にビジネスジェットを積極的に受け入れようという動きが活発化してきた。国土交通省が5月にまとめた成長戦略の最終案で同空港を「首都圏を代表するビジネス機の受け入れ空港」と位置づけたためだ。成田国際空港会社(NAA)は、今月から重量5・7トン以下の国内線小型機の乗り入れ禁止を撤廃したほか、専用ターミナル建設の検討を始めた。(河合良昭)

 ■危機感

 「首都圏空港でビジネス機が制限されているため、世界に支店を持つ国際的な企業がアジアで会議を開く際、不便な日本を敬遠し、中国やシンガポールを利用している。日本の国際的地位の低下につながる」。日本ビジネス航空協会の佐藤和信副会長はビジネス機の受け入れが少ない日本の現状に危機感を示す。

 ビジネス機は定期便の時間帯にとらわれず、定期便の就航のない空港にも飛行することができるほか、機内でも仕事が出来る環境が整うなどの長所があり、スピードを重視する企業幹部が利用するのは欧米では一般的だ。

 政府も国際間の経済競争への影響を懸念している。国交省は海外の大企業が日本で開催予定だった会議を他国で開催するなどした減少分を年間で4000回程度とみている。

 ■発着枠

 同協会によると、米・ニューヨークの3空港で発着枠のうちビジネス機の便数は平均で3%前後、アジアのライバルである香港の空港では5%に達するが、成田では0・72%にとどまる。

 成田の受け入れが少ない要因の一つには発着枠に余裕がないことが挙げられる。ビジネス機は不定期な運航となるため、成田のような混雑空港では希望する時間の乗り入れが難しい。

 ただ、成田は年間発着枠を現在の22万回から30万回に拡大させる計画があり、実現すれば発着枠に余裕が生まれる。国交省が成田を「ビジネス機の受け入れ空港」と位置づけたのもこれを見込んだからだ。

 ■専用施設

 現状では、ビジネス機の利用者は、国際線の出入国手続きで必要な税関(C)、入管(I)、検疫(Q)を通過するために、駐機場からバスで既存のターミナルまで約10分かけて移動している。駐機場の近くに専用ターミナルを設けて出入国手続きを定期便の客とは別に行えるようにすれば列に並ぶこともなく、大幅な時間短縮が図れる。

 だが、CIQの人員に余裕のない現状のままでは、施設を作っても、1機で数人の利用に限られるビジネス機に人員を割くことは難しい。こうした問題はすでに専用施設のある中部国際空港(愛知)に見られる。CIQの人員が限られるため、定期便で混雑する日中は専用施設を使わず、深夜早朝に限っている。

 ■経済効果

 ビジネス機の受け入れ増加に期待を寄せる一つが空港周辺のホテル業界だ。現在もビジネス機で成田空港に降り立った多国籍企業のトップが、空港近くのホテルを利用して会議に出席、再び空港からアジアの別の都市に向かうなどの利用があるという。こうした需要に応えるため、すでに電話を使った国際会議システムなどの設備が整ったホテルも多く、新たな設備投資の必要も少ない。

 成田地区ホテル業協会の田中智会長(ホテル日航成田総支配人)は「ビジネス機の増加はホテルの利用増加にもつながるので歓迎する。ホテル側の受け入れ態勢が整っていることも宣伝していきたい」と期待。

 航空アナリストの杉浦一機氏は「世界の首都圏空港では、ビジネス機の受け入れは大きな経済効果を期待できるものとして常識になっている。成田で受け入れが進めば羽田に対する優位性を示せるのではないか」と話している。

(2010年7月21日 読売新聞)


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