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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

2121チバQ:2010/07/04(日) 11:12:29
http://www.asahi.com/business/topics/economy/TKY201007030368.html
格安の翼、急成長 米韓で台頭、大手脅かす2010年7月4日1時34分

 時に、驚くような低額チケットを売る格安航空会社(LCC=Low−Cost Carrier)が台頭している。日本ではようやく関心が高まってきたところだが、米国ではサービスの向上で、着々と大手のシェアをくい始めた。韓国では日本線など近距離国際線への進出が目立つ。

 「安いうえに、テレビも見られる。サービスがいいんだ」。ニューヨーク―ワシントン便は米航空会社が競う超激戦区。大学職員のスティーブン・アッペルさん(67)はそこでLCCのジェットブルーを選んでいる。

 ジェットブルーは、航空会社向けシステム会社を経営していた起業家が2000年に創業し急成長した。座席間隔が広く、36チャンネルの衛星テレビが無料。調査会社JDパワーの「航空会社顧客満足度調査」で全米1位だ。

 それでいて価格は控えめ。中長距離便は大手に比べ2〜3割安い。ボストン―ワシントンが片道54ドル(税別)など2けた台のチケットも多い。

 低価格の裏にはコスト削減がある。予約、座席指定、チェックインをネットで済ませられる先駆的存在。それで、地上職員の数を抑えている。空港ラウンジや機内誌はなく、機内食、毛布、ヘッドホンは有料だ。

 機体も、中型機2種に絞り整備コストを節約。今年1〜3月期でみると乗客1人を1マイル(約1.6キロ)運ぶためのコストは12.8セント。大手デルタ航空の16.0セント、アメリカン航空の18.7セントに比べ2〜3割安い。

 大手はハブ・アンド・スポーク(自転車の車輪の構造)と呼ばれる方式を採用。いくつかの拠点空港に路線を集中し、乗り継ぎで目的地に客を運ぶことで搭乗率を上げる戦略を採っている。これに対し、ジェットブルーは目的地を1対1で直接結ぶ。その代わり、需要に合わせて柔軟に路線を設定し、搭乗率を高めている。

 米LCC最大手のサウスウエスト航空も同様の事業モデルで好調だ。今年1〜3月期、大手が赤字となるなか、大幅増収で黒字を確保した。ローラ・ライト最高財務責任者は「昨年7月〜今年5月、我々の座席利用率は過去最高を記録した。価格攻勢を進める」。今秋に一部区間で片道39ドル(税別)という激安チケットを売る。

 米国でLCC参入が進んだ契機は1978年、カーター政権の規制緩和法だ。規制されていた路線参入、価格設定、買収が自由化され、だれでも航空会社を始められるようになった。古い体質の労働組合や旧式の機体をもたない新興LCCが有利になった。

 大手は、大手同士で提携し、マイレージや空港ラウンジでビジネス客らを囲い込もうとしたが、「燃油高騰と経済危機でさらにLCCの需要が高まった」(ジェットブルーのアリソン・クロイル氏)。大型機や大ターミナル、多くの従業員を抱える大手は、維持費や人件費がかさみ、採算が厳しく、ユナイテッド航空とコンチネンタル航空は5月、合併を決めた。

 大手もエコノミー席で機内食を有料にするなど、価格やサービスでLCCに近づいている。オハイオ大のナワル・タネジャ教授(航空学)は「LCCも大都市間を飛ばし、ビジネス客が使い始めた。事業モデルが互いに接近しつつあり、入り乱れての競争はさらに進む」とみる。

 ただ、LCCにも試練はある。先月12日、「超格安航空会社」を名乗るスピリット航空のパイロットが「雇用条件がライバル社に劣る」とストを決行。5日間運航が止まり数万人が影響を受けた。会社側は条件引き上げに同意せざるを得なかった。

 同社は4月、機内持ち込みの手荷物にも課金する代わりに「燃料代と税金などを除き1セント(約1円)」というチケットを発表して話題になった。航空評論家のテリー・トリップラー氏は「低価格競争はもう限界。LCCはサービスや賃金を削減しすぎて、もう削るところがなくなってきたのではないか」と話す。(ニューヨーク=山川一基、ソウル=稲田清英)


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