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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

2112チバQ:2010/06/27(日) 00:32:05
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/100626/mcb1006260506013-n1.htm
長距離席巻 ドバイの翼 エミレーツ、超大型旅客機でシェア奪う (1/3ページ)2010.6.26 05:00

今月8日、独ルフトファールトでの国際航空ショーで公開されたエミレーツ航空のエアバスA380。同社は同型機90機をそろえ長距離線でのシェア拡大を目指す(ブルームバーグ)【拡大】
 国際線運航で世界最大の航空会社、アラブ首長国連邦(UAE)ドバイの政府系航空会社、エミレーツ航空の巨額投資に接した欧州とアジアの航空業界に動揺が広がっている。格安航空会社が市場シェアを拡大したように、長距離航空会社の勢力図を塗り替える可能性があるからだ。

 ≪運営コスト低く≫

 エミレーツは今月、総額110億ドル(約9860億円)相当のエアバス製超大型旅客機「A380」32機を追加発注し、合計90機を保有することとなった。「A380」90機の合計座席数は4万5000席。エアバスによると、A380の運航コストはボーイングの最新型747よりも12%低く抑えられているという。英ブリティッシュ・エアウェイズのウォルシュ最高経営責任者(CEO)は「この増強策は同じ長距離路線に特化している欧州の航空会社にとって脅威だ」と語った。

 エミレーツはA380型機を他社より多くそろえることにより、コストに敏感な旅客をドバイから世界各地に大量に送り込むことが可能となる。これは、独ルフトハンザ航空や仏蘭系エールフランス・KLMグループ、シンガポール航空などのネットワーク航空会社にとっての試練となるだろう。競合他社は「エミレーツにはいわば公営の有利さがあり、その購買力には太刀打ちできない」と批判している。

 ルフトハンザのメイルーバーCEOは「エミレーツの座席数が既にエールフランスとブリティッシュ・エアウェイズの合計を上回っているのは、本来ならあり得ない。当社がドイツで747型機30機を運航するのに40年かかった」と述べた。

 エミレーツは、2000年の国際航空会社ランキングでは24位で、その1年後に破綻(はたん)したベルギーの国営航空会社サベナと並んでいた。

 エミレーツはこれ以降に旅客輸送能力(座席数に輸送距離を掛けて算出)を6倍に増やし、ルフトハンザを抜きトップとなった。

 エミレーツは国際的な3大航空連合(アライアンス)に加盟せずに、ドバイを乗り継ぎ空港にして、ロンドンやフランクフルト、アムステルダム、パリ、シンガポール、香港といったアライアンスの拠点と競い合うことを選んだ。

 ≪政府支援に批判≫

 独立系の航空アナリスト、クリス・タリー氏は「エミレーツの成功は、改善されたジェット旅客機の航続距離と、欧州とアジアの中間というドバイの地理によるところが大きい」とみている。

 格安航空会社がネットワーク航空会社の短距離路線を奪ったのと同じように、エミレーツはその長距離路線を奪おうとしている。

 アイルランドの格安航空会社ライアンエアは、10年間で売上高を30億ユーロ(約3300億円)と8倍に伸ばし、欧州最大の格安航空会社となったが、その成功の大部分は航空路線のない都市間を結んだことによってもたらされた。これに対し、エミレーツは既存の航空会社の最も採算がとれる路線の一部で直接対抗するため、影響がはるかに大きくなると考えられる。

 エミレーツの航空機が増加するにつれ「エミレーツは政府保有により直接的に、また国営の空港や航空交通管制業務を安く利用できることから間接的に利益を得ている」という欧州の航空会社からの批判も増えている。(ブルームバーグ Steve Rothwell、Andrea Rothman)


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