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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

1818チバQ:2010/03/28(日) 12:16:43
http://mytown.asahi.com/chiba/news.php?k_id=12000001003270002
「羽田ハブ化」の波紋・下 拡大と騒音
2010年03月27日



 「22万回運用開始後の騒音被害の検証はこれからだというのに30万回の容量拡大方針が決定されている」


 12日、成田市議会棟の一室に集まった20人余りの同市久住、下総両地区の住民らは、小泉一成市長に口々に不満を訴えた。年間発着回数30万回への拡大案を白紙に戻し、騒音下の住民ときちんと議論を始めるよう申入書を渡した。


 両地区は、B滑走路(2500メートル)北側の騒音直下にある。昨年暮れ、成田国際空港会社(NAA)が示した年間発着回数30万回の場合の騒音地域の予測図(コンター)に納得ができないという。


 同じ大きさの騒音でも、昼より夜の方がうるさいと感じる。基準となる国際的な評価指標は、深夜早朝は1機でも3〜10倍の重み付けをするが、それ以外は回数が倍に増えても指数はほとんど増えない特徴がある。


 騒音下の住民は、この指数に応じて別の場所への移転補償を受けたり、住宅の防音工事を受けたりする。両地区の住民は30万回のコンターで移転対象の区域に入り、騒音に悩まされない地域へ移転できると期待していたようだ。


 しかし、実際は移転対象区域は広がらず、全体の騒音の影響範囲も小さく想定された。NAAが2005年度から低騒音型の航空機の着陸料を引き下げる制度を導入した結果、08年度までに約7割が低騒音型機になったことや、より短い距離で離陸できる中小型機への移行が進むと想定したことが影響したようだ。


 「30万回に反対するのが申し入れの趣旨ではないが、コンターが小さくなるのが納得できない」と申し入れた住民の一人はいう。B滑走路に限れば、上空を飛ぶ航空機の数が倍になるのに移転も出来なければ、新たな騒音対策もないのかという思いがある。


 前原誠司国土交通相の羽田ハブ化発言で成田の地盤沈下を恐れた周辺9市町の首長が、NAAに検討を要請した深夜・早朝便の運用制限の緩和も拙速と映る。申入書は「(むしろ)可能なら減便・廃止して欲しい」と釘(くぎ)を刺した。


 両地区の了解は30万回の実現に必須だ。小泉市長は「自治体独自の騒音対策を提示したい」と述べ、話し合いを継続するよう申し入れた。


 B滑走路の南、芝山町でも同様だ。9日の同町議会定例会で伊橋寿夫町議は「コンターに不信感を抱く住民は少なくない」と指摘。相川勝重町長は「県が発展するには成田空港の発展が必要だ。それを支える騒音直下の人が良かったと思える対策をしなくてはならない」と理解を示した。


 伊橋町議は「前原発言があってからNAAがものを言うスピードが早くなってきた」と戸惑う。30万回を容認せざるを得ないという立場の人の間にも混乱が広がっている。


 とはいえ、30万回のコンターは羽田国際化への危機感から成田限界論を払拭(ふっ・しょく)しようと地元自治体の要請でNAAが作成したもの。県全体への経済波及効果は1兆1千億円を超えるという試算もあるだけに「22万回は一里塚。30万回をいかに早く実現させるかだ」(諸岡孝昭・成田商工会議所会頭)と期待も高い。


 騒音下の成田市三里塚で飲食店を営む50代男性も「空港のお陰で地域が活性化したという実感は乏しい」と今後の展開に期待を寄せる。


 空港の機能を高めながら、どう騒音問題と向き合うのか。成田空港と地元が掲げる「共生共栄」が試されようとしている。


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