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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

1798名無しさん:2010/03/24(水) 12:45:02
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000831003240001

【新千歳から世界へ 国際線ターミナル開業】

(上)混雑緩和、期待と心配
2010年03月24日
■施設拡充 増えぬ人手

中国で春節と呼ばれる旧正月の休みが始まったばかりの先月13、14日。
新千歳空港は両日とも、4千人を超す入国ラッシュとなった。

国際線の定期・チャーターを合わせた到着便は両日とも17便。
入国審査場からあふれた行列は検疫エリアを越え、そのまま後続機から降りた客の列につながってしまった。

  ■  ■

新しい国際線ターミナルビルが開業すると、入国審査のブースは6から10へ、
出国ブースも6から8に増える。到着時に荷物を受け取るターンテーブルや出発時のセキュリティーゲートも2基に増える。
対応能力は現在の1時間あたり200人から530人まで増強され、長い列の解消が期待されている。

空港の機能は強化されるが、気になる数字もある。新千歳空港の国際線旅客数は2003年に新型肺炎などで落ち込んだが、
04年には50万人台に回復。その後は毎年ほぼ10万人ずつ増え、07年には過去最多の83万3902人を記録した。
だが、09年は79万4501人で、1988年の開港以来、初めて2年連続の減少となった。

「設計段階では、大急ぎでやらないと100万人を超えてしまうという状況だった。
途中から経済的な要因などが重なり、急速に落ち込んだ。だからと言って(ターミナルの)工事を途中でやめるわけにもいきませんから……」

国際線ターミナルビルを管理・運営する北海道空港の岡真則社長(71)はこぼした。
新ビルの基本設計の決定は旅客数がピークの07年。翌年に着工したが、景気の悪化もあって旅客数は急ブレーキがかかった形だ。

実際には途中でやめた工事もある。ターミナルに直結して南隣に併設予定だった「国際線ホテル」。
8階建て160室規模、要人を接遇するVIPラウンジも備え、当初は新ビルと同時開業の計画だった。
基礎工事まで出来上がっていたが昨年4月、「経済状況を踏まえ、需要の推移を見る」と無期延期が決まった。
   
  ■  ■

新たな国際線ターミナルビルを支える態勢も余裕はないようだ。
入管のブースが増設されても、審査官の数は増えない。新千歳空港内にある札幌入国管理局の千歳苫小牧出張所。
職員は21人だが、増員予定はない。

国が管理するCIQ(税関・出入国管理・検疫)エリアの増員は、各省とも国際線が拡充される羽田が最優先で
「旅客総数が増えているわけでもない新千歳に回す余裕などない状況」(空港関係者)という。

入管関係者からは「ブースだけ増えて人がいないと、かえって不満を募らせることにもなりかねず、頭が痛い面もある」との本音も漏れる。
札幌から応援をもらって勤務をやりくりすることで、入国ピーク時には最多で8ブースに人を配置する予定だ。

   ◇

新千歳空港の国際線ターミナルビルが26日に開業する。ピーク時の混雑解消が期待される一方、
国際線旅客が伸び悩む現状では、今後の運用に困難も予想される。
開業にあわせた航空各社の動きなど、国際線をめぐる新千歳の姿を探ってみる。
(この連載は文・小西淳一、写真・吉本美奈子が担当します)
◆キーワード◆
《国際線ターミナルビル》 2008年5月に着工。国内線と国際線が同居する現ターミナルビルとは駐車場を挟んで反対の西側に今年2月完成した。
4階建てで2階が到着、3階が出発ロビー。床面積は現ターミナルの国際線エリアの5倍にあたる約6万1千平方メートル。
国内線専用となる現ターミナルとは連絡橋で結ばれる。総工費は206億円。


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