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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

1782名無しさん:2010/03/19(金) 04:21:38
では、火種がくすぶり続ける「ハブ空港」議論は、いったいどこに問題の核心があるのか。
これまでの流れを踏まえながら、改めて考察しよう。

一口に「ハブ空港化」と言っても、話はそう単純なものでもない。
海外の大手エアラインに勤務した経験を持つ『羽田経済新聞』の山本ケイゾー編集長は、次のように解説する。

「そもそも、ハブ空港には3つのタイプがあります。まず、アメリカ国内によく見られる、航空会社主導で本社機能や運航ネットワークの拠点を置いたもの。
次に、香港やシンガポールに見られる、航空会社と都市が一体化したもの。
そしてもう1つ、例外的ですが、外国の企業が本国以外に拠点を構築するタイプです。
ユナイテッド航空やデルタ航空のアジアにおける運航ネットワーク拠点が置かれている成田が、実はこれに相当します」

先の大臣発言は、2番目の航空会社と行政が一体化したタイプを指すものと思われる。
航空行政関連の取材を多く手がけてきた山本氏は、
「今回の羽田ハブ化発言は、現時点ではあくまで政策ではなく大臣の一発言に過ぎません。
発言以降の周囲の加熱ぶりには、省内でも戸惑っている雰囲気が感じられました」と感触を語る。

利用客数だけを見れば羽田は仁川よりもよほど強い?
 
ちなみに、アジア圏のハブ空港と言えば、現在は「韓国・仁川空港の独走状態」と言われ、
最近の報道でも日本の空港の出遅れを指摘する論調が目を引く。

大臣発言もまた、「仁川に追いつけ、追い越せ」のスタンスで発せられたものであることは想像に難くないが、
これはいささか短絡的に過ぎる。

実は、「日本の空港が遅れている」という一般的な認識には、誤解がある。
たとえば、08年の世界の空港利用旅客数を見れば、羽田は約6673万人で堂々の世界4位につけている
(※日本空港コンサルタンツまとめ。トップはアトランタで約9003万人)。

一方、「日本を凌駕した」と言われる仁川空港の利用客数は、約3016万人でなんと39位。
これは成田(31位。約3346万人)よりも下位である。

こうしたデータが空港のクォリティに直結するわけではないにせよ、
利用者の多さを見る限り、
一概に「日本の空港が出遅れている」とは言えないことがおわかりだろう。


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