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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

172名無しさん:2009/01/03(土) 19:09:43

 羽田の再拡張後、両空港を合わせた発着数は合計約70万回になる。これは、上海(浦東、虹橋)の41万回、北京の37・7万回、ソウル(仁川、金浦)の27・7万回を上回るスケールで、文字通り「アジアの顔」となる。

 その結果、人やモノが羽田に集まることで、経済効果も高くなる。国交省の試算によると、生産額ベースで約1兆9000億円、税収ベースで約2200億円、雇用は約18万人増加すると見込まれ、「地域経済の活性化や、都市の国際競争力の強化につながる」と期待されている。

 成長著しい中国、韓国など、アジア諸国の空港と伍(ご)していくため、「『成田は国際』『羽田は国内』とローカルな話をしている場合ではない」(東京都の猪瀬直樹副知事)。これからは「棲み分け」でなく「補完」が求められることになりそうだ。

 国交省も、両空港を“一つの空港”として運用するため、成田、羽田の乗り継ぎの利便性を高めるなどの方策を進める方針。

 たとえば21年度には、成田と羽田を短時間で結ぶ鉄道整備に向けた検討をスタート。

 日暮里駅と成田空港駅の間の、成田新高速鉄道−都営浅草線−京急線と結ぶルートを36分で結び、都営浅草線の中には、専用の追い越し線を設ける方向だ。

 現在、この3線を結ぶ直通電車も存在するものの、本数は限られている。この整備によって、現在、最短でも1時間46分かかっている所要時間は、大幅に改善することになる。


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 一方、周辺自治体にとっても、羽田の国際化は地域活性化の好機だ。たとえば、神奈川県と横浜市、川崎市が推し進めているのが、空港と、多摩川を挟んで対岸にある川崎市を、橋などの連絡道で結ぼうという「神奈川口構想」だ。

 この構想では、県側に空港関連施設などを誘致したい考えで、地盤沈下にあえぐ臨海部の活性化につなげたいとの思いを抱いでいる。

 16年2月には、国交相や神奈川県知事、横浜、川崎両市長らで作る協議会を設置。ただ、神奈川県などは、連絡道の建設を国の直轄事業とするよう要望する一方、国は昨今の財政難の影響で受け入れず、なかなか話が進んでいないのが実情だ。

 また川崎市の対岸にある大田区も、連絡道の取り付け場所が、商業施設やホテルなどを誘致するため土地を購入しようとしている場所にあたり、「神奈川口構想」には難色を示すなど、行く手には困難が待ち受ける。

 だが、神奈川県などにとって、神奈川口構想を実現すれば、羽田国際化を地域を大きく浮揚させる絶好のチャンス。22年の再拡張を前に、構想を実現させるべく、今年1年も関係機関などとねばり強く交渉を進める考えだ。


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