したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

1711名無しさん:2010/03/09(火) 19:18:34
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20100308ddlk08020029000c.html
ねじれた離陸・展望乱れる茨城空港:/中 県と地域 /茨城
 ◇活性化策、青写真なく 民間、市に「便乗」の構図
 茨城空港開港に先立つ7日の開港式に合わせ、県は内外から来賓を招いて祝賀会を準備していたが、幻に終わった。昨年11月になって中止を決めたためだ。当時はスカイマークの神戸便就航も決まっておらず、県関係者は「派手な祝賀行事を開いたら批判されかねないという判断だったようだ」とみる。

 しかし、祝賀会中止の後ろ向き姿勢は、空港を地域活性化につなげようとする周辺自治体や民間行事の盛り上がりに水を差した。

 「このまま何もせず、乗客に勝手に来てもらって終わりではオープニングにならない」。商工人らでつくる「茨城空港サポーターズ」は焦りを募らせ、茨城空港とつながる仁川空港の地元、仁川市の安相洙(アンサンス)市長に記念講演を依頼し開港祝賀パーティーを11日開催で企画。腰の重い県に代わり、橋本昌知事と距離を置いて独自に就航促進に動く自民党の石川多聞県議とも連携した。

 段取りが整った1月下旬、サポーターズ事務局長を務める中川学園調理技術専門学校(水戸市)の中川純一校長は知事公館を訪ね、「荷が重いのでパーティーは共催でお願いします」と橋本知事に頭を下げた。知事がトップを務める空港利用促進協議会との共催を提案し、県も関与する形を整えたものだ。「共催でいいだろう」と知事は淡々と答えた。

 「県にとって(共催は)渡りに船だったのではないか。利用されたようなものだけど、それで良かった」

 中川校長は、微妙に思いが食い違った経緯をこう振り返る。

    ◇  ◇

 「何とか3月開港に間に合うよう努力してほしい」。昨年上半期、石岡市都市整備課担当者は県空港対策課から、繰り返し念を押された。廃線になった鹿島鉄道の石岡駅(石岡市)−常陸小川駅(小美玉市)の全長7・1キロをバス専用道に整備し、空港へのアクセス時間を短縮する計画が進まない中でのプレッシャーだった。

 市担当者はその度に「3月は難しい」と工事の遅れを説明。秋ごろには、県の要請は来なくなった。

 しかし県は今年2月、ホームページの「県政クローズアップ」で専用道化事業を取り上げ、「空港への信頼性の高い公共交通アクセスルート」と効果をPR。供用時期を明記せず、開港に向け空港アクセス整備が着々と進む期待感を醸成した。

 一方、2月10日に開かれた、国や県、地元自治体による「かしてつ沿線地域公共交通戦略会議」で、専用道路工事を担う石岡市と小美玉市の担当者は「開港に間に合いません」と正式に報告した。出席者によると、会場は「仕方ない」という雰囲気に包まれ、すんなり了承されたという。

 県と地元自治体、戦略会議がちぐはぐに推進する専用道路。工事は現在、小美玉市で8割、石岡市で3〜4割程度しか進んでおらず、完成は早くても6月の見通しだ。3月完成は戦略会議で出された「目標」ではあったが、そもそも無理があったとの見方もある。

 石岡市の担当者は「専用道路はバスのダイヤの乱れをなくすのが目的。当初計画に空港へのアクセスはなかった」と空港は生活道路に付随する「おまけ」だったと強調する。

 従来あった地域計画が空港促進事業に組み込まれる。民間行事に県が後から乗る。空港を軸とする活性化策の青写真がないまま、民間や地域の活力が吸い取られる構図が生まれている。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板