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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

1710チバQ:2010/03/09(火) 19:17:47
http://mainichi.jp/area/ibaraki/archive/news/2010/03/07/20100307ddlk08020056000c.html
ねじれた離陸・展望乱れる茨城空港:/上 日本と韓国 /茨城
 ◇「観光」と「通過点」に溝 頼みのゴルフツアーも後手
 「茨城はあくまで通過点。独自の観光商品はちょっと……難しい」。韓国大手旅行代理店「ハナツアー」日本支社の担当者は、茨城空港開港(11日)を機に韓国人観光客誘致を働きかける行方市商工観光課職員に、申し訳なさそうに本音を切り出した。先月4日、都内の同支社を高埜栄治課長が同市インターンの韓国人大学生2人とともに訪れ、霞ケ浦を盛り込んだ旅行企画を提案した時のことだ。

 「日光や東京ディズニーランドとの組み合わせは有効」「需要があるのはゴルフ、温泉」。担当者の反応は予想以上にドライだった。高埜課長は「こちらは『湖』や『古墳』などテーマを持った旅行を提案したいが、向こうは営業ベース。そこを埋めなければ」と観光に対する価値観の違いに頭を悩ませる。

 実際、同社の韓国のウェブサイトをみると、茨城観光は草津温泉や日光観光ツアーの中に組み込まれ、帰国前夜に水戸に1泊し、翌朝、空港に向かう途中に偕楽園に立ち寄る程度。茨城空港で入国しても、東京・浅草に直行するプランも多い。

    ◇  ◇

 同空港に定期便を就航させるアシアナ航空の李賢洙(イヒョンス)・茨城支店長は「韓国人にとって茨城の魅力はゴルフ場」と断言する。ただ、その韓国側の数少ない需要すら、未熟なプランで取り込み切れていないのが実情だ。

 1月29日夕、ソウル市内のホテルで開かれた日韓の観光業者による商談会で、参加した日本側5社の中で商談の列が途切れなかったのは唯一、東京のゴルフツアー会社「スワソゴルフマネジメント」のブースだけだった。同社は韓国の新聞に茨城のゴルフ場を紹介する広告まで載せ、茨城空港特需に期待をかけた。しかし、金鍾杓(キムジョンピョ)社長は「韓国の反応はいまいち。県の姿勢が問題」と指摘する。

 金社長によると、他県は観光業者に宿泊付きゴルフツアーを招待し誘致合戦をしているが、本県に働きかけても「予算がない」とゴルフ場見学を約40分組むだけ。「このままでは茨城経済の何のプラスにもならない」ともどかしそうに語る。

 仙台や福島のゴルフツアーを組むハナツアーの企画担当者も茨城のゴルフツアーは企画していないという。「ホテルかゴルフ場の送迎システムがあればやるけれど、茨城はそういう体制が整っていない」と理由を語った。

    ◇  ◇

 全国での観光客誘致合戦に後れを取ったのは、県の硬直した縦割り行政も響いている。

 昨年2月にアシアナ航空が定期就航を表明した後も、観光誘致の予算は、就航準備に忙殺される空港対策課の中に組み込まれていた。誘致を専門とする観光物産課が誘致対策を引き取ったのは昨夏になってからだ。同課担当者は「最初はご祝儀(利用)があり、本格的誘致は開港後の5月ごろから始めればよいという空気だった」と後手に回ったことを認める。

 日韓の需要ギャップに対応できないまま存在の薄い現状が続けば、韓国人にとって茨城空港は関東エリア観光のために出入りする「通過点」という認識が定着しかねない。

    ◇  ◇

 茨城空港開港で観光客誘致や地域の活性化など新たなビジョンと期待が交錯している。しかし、それぞれの展望は違う方向を向いていないか。日韓、県と地域、国と県の3回に分けて実情を探る。


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