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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

1691チバQ:2010/03/06(土) 18:34:28
http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/100224/dst1002242017010-n1.htm
【きしむ空港】第1部・さまよう「地方の翼」(4)「首都圏第3」どう育てる (1/2ページ)
2010.2.24 20:16
 2週間後の3月11日、全国98番目の空港として、茨城空港が開港する。北関東3県は長らく空港空白地帯で、地元が熱い誘致活動を続けた末、ようやくこぎつけた悲願の開港だ。

 水戸から車で約30分。航空自衛隊百里基地を共用する形で、空自用の2700メートルの滑走路と平行に、同じ長さの滑走路を造った。国管理空港で、県は滑走路造成費約220億円のうち、約70億円を負担。ほかに、ターミナルビルの建設費として、県開発公社に34億円を無利子で貸し付けた。

 県にとっては開港前夜から険しい道のりだった。昨年2月に韓国のアシアナ航空がソウル(仁川)路線の就航(1日1便)を発表して以降、新規就航は決まらず、国内定期便ゼロでのスタートが確実となった。

 ただ、今月6日になって、新興のスカイマークが4月16日から神戸路線(1日1便)の就航を発表。開港日には同社が神戸−茨城と茨城−東京国際(羽田)に記念フライト便を飛ばすことも決まり、にぎわいの中でテイクオフを迎えられることに、関係者はほっと胸をなで下ろした。

 「いよいよ開港だというのが実感。生まれるときは小さいけれども、これをどうやって大きく育てていくかが当面の課題だと思っている」。知事の橋本昌(64)は、今月17日の記者会見で言葉をかみしめた。

    □   □

 とはいえ、新設空港の前途はやはり多難だ。

 平成11年に国が示した需要予測は年81万人。札幌、大阪など国内4都市に路線を敷く算段だった。これに対し、就航が決まった神戸、仁川の2路線が365日全便で満席になったとしても、年間の利用客はその3割弱に過ぎない。

 何より、地方空港にとって最大のドル箱となる羽田路線が、定期便として成り立ちにくいというアキレスけんがある。両空港間は直線距離で約80キロ、車で約80分に過ぎない。

 そうした条件下で、県は羽田、成田に次ぐ「首都圏第3空港」としての位置づけを前面に打ち出す。特に、需要過多な両空港に成り代わり、欧米で急速に伸び、アジアでの勢力拡大が予想される新興の格安航空会社(LCC)の受け皿となる戦略だ。

 「(茨城空港は)ほかの空港とはちょっと役割が違う。世界の潮流の中で間違いなく伸びていくLCCを受け入れられる体制を、国として整備していくべき」

 「ほかの地域(の空港)が厳しい状況にあるから、茨城もそれと同じになるのではないかという心配はしていない」

 橋本は、昨秋の会見でこう強調し、茨城の“特殊性”への自負をのぞかせた。

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 しかし、新規就航の獲得は容易ではない。仁川路線の発表時、開港数カ月後には釜山路線も飛ばすとしていたアシアナですら「就航しない可能性もある」とトーンを後退させている。

 茨城同様にアシアナの仁川路線をもつ隣県の福島空港とは、パイの食い合いが懸念される。17年前に開港した福島も、かつては「成田、羽田でこぼれた需要、北関東の需要も取り込んでいく」(福島県担当者)ともくろんでいた。

 県開発公社が受け持つターミナルビルの経営も苦難が予想される。県などによると、本来航空会社が入るはずだった肝心の事務スペースは空室のまま。初年度から赤字が見込まれており、県税での補填(ほてん)は避けられそうにない。

 「新しい空港の場合、数年間厳しい状況が続くということは当然考えている。それを前提にしながらも、空港をきちんと地域振興に役立てていきたい。そのために誘致活動を続け、建設してもらったわけだから」。橋本の言葉が、空港不要論も少なくないという県民に真に理解されるのか。試練の扉が、間もなく開く。

       (敬称略)


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