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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

1651名無しさん:2010/02/24(水) 13:20:27
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公共交通の充実課題

 茨城空港ターミナルビルの目の前に広がる1300台を収容できる無料駐車場は、空港のセールスポイントだ。

 チャーター便が重なる開港時などには満車になりかねず、県空港対策課は「隣接する空き地を使い、さらに500台分を増やす」と準備を進める。

 開港目前の3月6日には、空港から約9キロ地点に東関東自動車道水戸線・茨城空港北インターが開設される。

 水戸方面だけでなく、北関東道を経由して栃木、群馬方面からもアクセスが容易になり、マイカー利用者の利便性は格段に向上する。

    ■    □

 だが、首都圏から人を呼び込むためには、公共交通機関の充実が喫緊の課題だ。

 県は、石岡、小美玉両市と共に進める鹿島鉄道の廃線跡地(石岡―常陸小川駅間、約7キロ)をバス専用道路にする「バス高速輸送システム(BRT)」を空港アクセスルートの目玉と位置づけていた。

 開港時には直行バスが専用道路を走り、石岡駅―空港間を約25分で結ぶはずだった。

 しかし、工事の遅れから供用開始は8月頃までずれ込む見通しとなり、県の当ては外れた。

 石岡市の担当者は「廃線に伴い代替バスを運行したが、利用者は鉄道と比べ4割に激減した。BRTはバスの利用促進を目的とした事業で、空港のための事業ではない」と説明する。

「出来るだけ早い開通を目指すが、開港に間に合わないことを強調されても……」と困惑気味だ。

 当面、関鉄グリーンバスが韓国・アシアナ航空のソウル便発着に合わせ、空港―石岡駅間(1日2往復、片道600円)、空港―水戸駅間(同、片道1100円)を運行するため、足がないわけではない。

 スカイマークの神戸便就航に向け、増便も調整中だが、一般の乗り合い路線バスであり、空港まで各停留所に止まったり、慢性的に渋滞する国道6号との交差点を通過したりする。

 空港利用客にとって快適とは言い難い。

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 スカイマークの神戸便は1日1往復で、日帰りの関西出張には適さない。

 県空港対策課は「日帰り出張の場合、行きはJR石岡駅前にある安価なコインパーキングに車を止めてバスで空港に向かってもらい、

 帰りは新幹線と特急で石岡駅に戻ってくれば、JR利用の往復よりも旅費は安く抑えられる」とそろばんをはじくが、受け入れられるかは未知数だ。

 韓国からの観光客にも、交通網の充実は欠かせない。「韓国人の旅行スタイルが20代、30代を中心に、団体旅行から個人旅行へと移りつつある」(日本政府観光局ソウル事務所)からだ。

 就航路線が少なければバス会社は採算に合わず、後背人口の多い東京や栃木方面などへの高速バスの運行を見合わせる。

 公共交通機関が脆弱(ぜいじゃく)だと航空会社が就航に二の足を踏む――。

 「鶏が先か、卵が先か」。県幹部の言葉が問題解決の難しさを物語っている。

(2010年2月15日 読売新聞)


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