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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

1613チバQ:2010/02/16(火) 21:54:44
http://mytown.asahi.com/ibaraki/news.php?k_id=08000711002150003
夢幻飛行 3/11茨城空港開港


活路(中) 実った「LCC設計」
2010年02月15日

〈スカイマークが神戸―茨城の定期便就航を検討〉


 このニュースが駆け抜けたのは1月の末だった。八方ふさがりの国内線誘致に差し込んだ一筋の光……。ある県幹部は「これで流れが変わる」と笑みをこぼした。


 そもそも1999年に国が出した需要予測では茨城空港は国内4路線で年間約81万人の利用者を見込んだ。ところが開港が1カ月半後に迫っても国内定期便は全く決まらないまま。需要予測を出した国自身、その著しい落差を「異例のこと」(国交省)ととらえていた。茨城空港が「お荷物」となるのか、夢を引き寄せるのか。大きな鍵は国内定期便の定着だった。先の県幹部は笑みの後に口元を引き締めた。「絶対にこのチャンスは逃してはいけない」


 1週間後の2月6日、スカイマークは茨城―神戸に4月16日から定期便を就航させると発表した。急転直下の展開だった。


     ◇


 「大手より新興航空会社の方に力を入れろ」。全日空や日本航空が茨城への就航に難色を示す中、橋本昌知事は県空港対策課にそう指示を出した。昨秋のことだ。


 それまでに同課もスカイマークを含めた新興航空会社との交渉を続けていた。が、「こちらから茨城空港の特徴を紹介するだけ。茨城に興味を示すような話はスカイマークからもなかった」と言う。風向きが変わったのは、橋本知事が指示を出した直後だった。


 この時期、スカイマークは所有する機材をすべて中型機から小型機に切り替え終えた。新滑走の完成に伴う羽田空港の発着枠も決まった。同社にとって、新しい戦略を構築する準備が整っていた。県幹部は「タイミングがよかった。昨秋から急に反応がよくなり、交渉が本格化した」と振り返る。


     ◇


 スカイマークが茨城に注目した動機は二つあるとみられる。


 一つは同社の業績回復だ。航空事業に参入した1998年こそ搭乗率が80%を超えたが、その後は大手航空会社の反撃に苦しめられた。大手はスカイマークが格安運賃で定期便を飛ばしていた路線だけを値下げした。運賃がほぼ同じなら、少なからぬ乗客は大手の安心感を選ぶ。スカイマークの搭乗率は下降し、業績は下がった。


 打開のため、同社は2005年から機材変更に着手した。これまでは約280人乗りの中型機を使っていたが、それをすべて約180人乗りの小型機に。不採算路線の整理なども進め、08年3月期の決算は3年ぶりに黒字に転換する。業績回復は、新規路線開拓への意欲にもつながっていった。


 二つめはボーディングブリッジ(搭乗橋)の廃止など、茨城空港の設計が国内で初めて格安航空会社(LCC)対応となった点。つまり航空会社から見ると、かなりの割安で利用できる。


 不況風を受けて大手航空会社が60%前後の搭乗率にとどまる中、スカイマークは今も70%台を維持している。それを支えるのが運賃の安さだ。経費を徹底削減し、適切な航空運賃を提供する――。同社の理念は一貫している。


 スカイマークは日本初の格安航空会社(LCC)を目指して日本の空に参入した。同社の理念に合致したのが、茨城空港。茨城での試みは、日本にLCCが育つかどうかの試金石にもなる。(岡村夏樹)


◆キーワード LCC


ローコストキャリア(LCC)と呼ばれる格安航空会社。機内サービスを有料化したり、着陸料の安い空港を使ったりして経費を削減。安い運賃を武器に世界的にシェアを伸ばしている。現在、北米や欧州でのシェアは3割程度で、アジアでは1割強。日本にはオーストラリアのジェットスターやフィリピンのセブパシフィックなどが就航している。


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