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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

1607チバQ:2010/02/16(火) 21:43:39
http://chubu.yomiuri.co.jp/tokushu/air5th/air100215_1.htm
中部国際空港 離陸5年一覧

(上)セントレア・県営空港 一元化論議が再燃


開港の朝、中部国際空港を離陸する一番機 (2005年2月17日午前7時34分、本社ヘリから) 中部国際空港の開港から17日で5年を迎える。開港当初は、順調に路線や乗客数を伸ばしたが、世界的な景気悪化に伴うトヨタショックや日本航空の破たんで、環境は大きく変化した。中部国際空港の「いま」を2回に分けてリポートする。

(柴田永治)

 「セントレアの花巻線がなくなったら、帰省もままならない」

 三重県四日市市のIT関連会社に勤める高橋亮さん(43)はため息をつく。昨年6月、岩手県から単身赴任した。新幹線なら往復4万円以上するが、何とか半額程度の航空券を探し、2か月に1回帰省している。

 中部―花巻線は、日本航空の経営破たんで5月からの廃止が決定。これに対し、岩手県の達増拓也知事が今月3日、愛知県の神田真秋知事を訪ね、県営名古屋空港(愛知県豊山町)からの新路線開設について協力を求めた。

 高橋さんは「何とか路線が残ってほしい」と祈る。



 中部空港は2005年2月、豊富な国内線網で客を集め、国際線と結ぶ「内際一体」型空港をうたい文句に開港し、初年度は1235万人が利用した。

 一方、名古屋空港は県営となり、小型機専用のコミューター空港として再出発した。しかし、06年秋、中部空港にもある福岡線を、日航子会社のジェイエアが県営空港に就航させたため、「一元化」問題が浮上。結局、県営空港から新たな競合路線を飛ばさないことで両空港が合意した。

 ところが、景気低迷で、中部空港の国内線は縮小し、国際線も撤退が相次いだ。今年度は2期連続の赤字に陥り、利用者は910万人に落ち込む見通しだ。

 この状況に危機感を募らせた中部経済連合会の川口文夫会長は新年早々、両空港の一元化論をぶち上げた。中部、県営両空港に分かれている定期路線を中部空港に集約して、経営基盤を強化するのが狙いだ。

 こうした中で持ち上がった花巻線の問題。中部国際空港会社の平野幸久会長は、「花巻線が県営空港に移れば歯止めがなくなり、『内際一体』型という中部の存立基盤が崩れる」と危惧(きぐ)する。



 再び浮上してきた一元化の主張に、県営空港の地元は困惑する。

 「中部開港で売り上げは半減した。これ以上客が減っては…」と、県営空港近くで約30年うどん店を営む伊藤敬八郎さん(67)の表情は暗い。伊藤さんは朝夕、弁当20食をジェイエアに届けており、一元化されると、顧客を失いかねないからだ。

 戦前、軍用空港として建設された県営空港は、現在も航空自衛隊と滑走路を共用している。豊山町議長の戸田久晶さん(67)は「民間路線がなくなり、基地一色になることには町民のアレルギーがある」と、周辺2市1町の首長らと、近く神田知事に路線存続の要望書を手渡すという。



 「そもそも一元化は、中部空港開港の前提条件だったはずだ」と平野会長。これに対して、片桐正博・県地域振興部長は「中長期的にはこの地域に二つの空港は必要だ。きちっとすみ分けし、両方ともうまくやりたい」と主張する。

 中部空港立て直しへの道筋をどう描くか。明確な答えが見いだせないまま、議論は平行線をたどる。



(2010年2月15日 読売新聞)


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