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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

1494チバQ:2010/01/28(木) 23:36:57
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001001260001
がけっぷち:福島−ソウル便(上)
2010年01月26日





ソウル便の重要性をアシアナ航空の尹永斗社長(右)に語る佐藤雄平知事=15日、韓国・ソウルのアシアナ航空本社、丹治写す





 ●「日本人客増加を」トップから宿題


 「2007、08年はいい実績でしたが、08年12月から急に悪化。昨年は年間8千万円以上の赤字を記録しました」


 15日、韓国・ソウルのアシアナ航空本社。尹(ユン)永斗(ヨンドゥ)社長は、同社を訪れた佐藤雄平知事へのあいさつで、こう切り出した。


 ソウル便の路線存続を求める佐藤知事ら訪韓団は、冒頭から厳しい現実を示され、機先を制された。「空路維持に県全体で頑張っている」「県民にとって極めて重要な路線」と訴える佐藤知事。尹社長はそれを認めつつも、「日本からの需要回復の動きが鈍い」と指摘した。


 1999年に就航したソウル便はこれまでに50万人以上が利用。札幌、大阪、上海と合わせて計4路線しかない福島空港にとって、かけがえのない空路だ。日本航空(JAL)の撤退以降、特にその重みは増す。しかし、最近の景気悪化や円高ウォン安で、08年末以降は乗客が急減=グラフ。このまま利用が低迷すると運休もありうる、とアシアナは県に伝えている。


 3月に茨城空港が開港すると、福島空港の苦境はさらに深まる。県内に年間約5千人の観光客を送り出す韓国大手旅行会社の朴(パク)柱映(ジュヨン)さんは「茨城は首都圏にも近く、福島空港の利用客は減るだろう」と明言する。ソウル便が週3便の福島に対し、茨城は7便。朴さんは「韓国のパッケージツアーは3泊4日が一般的。週3便だと商品を作りづらい」と説明する。


 訪韓団は日本側の客を増やす「宿題」を突きつけられた。ソウル便利用者に占める日本側の客は08年に2割。09年に4割に上がったのは韓国側が急減した影響が大きい。韓国からは夏のゴルフ需要が多く、冬場の日本の客開拓は搭乗率安定に欠かせない。


 ただ、日本側にとって使いにくい面があるのも確かだ。記者も同行した訪韓団は、行きは午後1時に福島空港をたち、仁川空港からソウル市街地に入ったのが午後6時すぎ。帰りは午前10時の出発に間に合うよう7時にホテルを出た。2泊3日の日程で、日中に動けたのは1日だけだ。


 「今の時間帯だと、福島から(韓国へ)観光に行くには厳しい」。尹社長との会談でも、郡山市の原正夫市長がこの点を訴えた。ただ、同社の答えは「運航スケジュール変更は、日本の需要が爆発的に増加しないと難しい」。原市長は改善を求めて食い下がったが、同社は「検討したい」と答えるにとどめた。


 今回韓国を訪れたのは、佐藤知事をはじめ、県内16市町村長や観光・経済関係者など官民あわせた「オール福島」のメンバー。路線撤退への危機感の大きさを表すように、訪韓団は過去最大の総勢60人になった。存続を求めた県側の訴えは熱を帯び、30分の会談予定は約1時間に延長。尹社長から「路線を維持するように頑張っていきます」と前向きな言葉を引き出した。


 一方で、突きつけられた課題も大きい。アシアナの福島支店によると、1月の予約状況は60%超。韓国旅行への県の助成が功を奏したが、路線の維持に必要な最低ラインの65%に届くかはなお微妙だ。


 「この冬が正念場になる」。ソウル便にかかわる日韓の航空関係者の思いは同じだが、危機を克服する道筋はまだ描けていない。


                                   ◇


 がけっぷちに立つ福島空港のソウル便。その現状と今後の課題を報告する。(丹治翔、中川透が担当します)


 アシアナ航空:大韓航空に次ぐ韓国2位の民間航空会社で、88年設立。福島以外に仙台、富山、米子、熊本など地方の空港に就航するが、2月末で旭川便を運休するなど路線見直しを進めている。全日空(ANA)と協力関係にあり、同じ国際航空連合「スターアライアンス」に加盟している。


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