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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

1432チバQ:2010/01/20(水) 21:11:59
http://mainichi.jp/select/biz/news/20100120ddm008020088000c.html
エコナビ2010:日航、更生法申請 航空大手、再編の大波 グループ間競争激化
 負債総額が事業会社として過去最大の大型破綻(はたん)となる日本航空は、企業再生支援機構のもとで再建を目指すが、世界の空でも破綻や再編など、激しい競争が繰り広げられてきた。法的整理により、これまでの「親方日の丸」的な体質の一掃を目指すものの、再建のためには大幅なリストラ、事業縮小は避けられない。日航が乱気流から抜けるには時間がかかりそうだ。

 旅客需要の低迷や燃料費の高騰、格安航空会社の登場などに苦しむ中、世界の航空業界は、破綻や再編を続けながら、三つのグループに集約されてきた。


 航空行政の自由化が進んだ90年代、欧州連合(EU)域内などで、航空業界大手の再編劇が繰り広げられた。機内食を一部有料とするなど、無料サービスを減らす代わりに低運賃で運航する格安航空会社の台頭も、競争に拍車を掛けた。

 01年の米同時多発テロ以降、旅客が大幅減に落ち込み、USエアウェイズなど米大手が相次いで破綻。その後も原油高に伴う燃料費の高騰など、航空業界の経営環境は厳しさを増し続けた。世界の航空会社で組織する国際航空運送協会(IATA)によると、08年の加盟社の最終損益通算額は、燃料価格の上昇などで168億ドル(約1・5兆円)の赤字となり、01年(130億ドルの赤字)より悪化。09年も110億ドルの赤字を見込んでいる。

 単独での生き残りは難しいとみた各社は、共同運航で路線コストの削減を目指す「航空連合」に参加する動きを加速させる。航空大手は全日本空輸や米ユナイテッドなどが加盟する「スターアライアンス」、日航やアメリカンなどの「ワンワールド」、米デルタなどの「スカイチーム」の3陣営に結集。昨秋には、スカイチームに加盟していた米コンチネンタルが、スターアライアンスにくら替えするなど、「航空会社間の競争から、航空連合間の競争に発展している」(航空アナリスト)。デルタが日航に支援を表明しているのも、日航を引き込み、スカイチームのアジア太平洋路線の抜本的な強化を図るためだ。

 一方、アジア路線で競合する全日本空輸は19日、公的資金による日航再建について「健全な競争環境がゆがめられる可能性があることに、重大な危惧(きぐ)を抱いている」とのコメントを発表した。同時に全日空は、少子高齢化で国内線需要は頭打ちの恐れがあることをにらみ、アジアを中心に国際線の拡大に強い意欲を示しており、日航の撤退路線の継承も狙う。今回の法的整理で日航は縮小均衡に向かわざるを得ず、国際線で大手2社の地位が逆転する可能性もありそうだ。【小倉祥徳、大場伸也】

 ◇損失処理、数百億円 金融機関、融資審査厳格化も
 東京商工リサーチによると、日本航空を主要取引先とする企業は国内だけで2910社。これらを介した取引先は1万3000社以上に達しており、日航のリストラで減収などの影響を被る取引先もありそうだ。

 01年9月、4万社近い取引先を抱えて破綻し、商取引関連でも高額の債権は保護されなかったマイカルの場合、2カ月間で35件の連鎖倒産が発生した。日航の場合、商取引債権はすべて保護されるため、「連鎖倒産が起こる事態は考えにくい」(東商リサーチ)。だが、日航の減便に伴い、空港内のテナントや空路の客を当て込んだ観光地への打撃は必至で「経営が苦しくなる事態はありうる」(アナリスト)という。

 メガバンクなど金融機関は最終的に4000億円規模の債権放棄を迫られそうだ。減資で保有株式の価値もなくなり、数百億円規模の損失処理を求められる可能性もある。

 ニッセイ基礎研究所の矢嶋康次氏は「これを機に、金融機関の審査が厳しくなる」と、経営不振企業の資金繰りが悪化する事態を懸念する。【清水憲司】


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