[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
メール
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
1001-
1101-
1201-
1301-
1401-
1501-
1601-
1701-
1801-
1901-
2001-
2101-
2201-
2301-
2401-
2501-
2601-
2701-
2801-
2901-
3001-
3101-
3201-
3301-
3401-
3501-
3601-
3701-
3801-
3901-
4001-
4101-
4201-
4301-
4401-
4501-
4601-
4701-
4801-
4901-
5001-
5101-
5201-
5301-
5401-
5501-
5601-
5701-
5801-
5901-
6001-
6101-
6201-
6301-
6401-
6501-
6601-
6701-
6801-
6901-
7001-
7101-
7201-
7301-
7401-
7501-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ
1415
:
◆ESPAyRnbN2
:2010/01/18(月) 15:44:20
体力低下を招いた10年前の判断ミス
JALも課題を十分に認識しており、今年5月の決算発表時には年金債務減額の方針を打ち出した。ただ減額へのハードルは相当高い。確定給付企業年金法では「母体企業の経営状態が悪化している場合」を要件にしているうえ、年金受給者等の3分の2以上の同意が必要になる。JALの場合、現役社員が約1万7000人いるほか、受給者・待機者のOBは約9000人と規模が大きい。特に給付水準の引き下げが日々の生活に直結するOBらは猛反発しており、ホームページ上で募っている反対署名も全体の4割を超した。
管轄の厚生労働省によると「これまで給付減額が認められたケースは数件程度」という。NTTでは給付減額の認可が出ず、国を相手取って提訴。一審、二審とも敗訴し、現在最高裁で係争中。仮に減額が認められたとしても、希望者には給付相当額を一時金として支給する必要があり、多額のキャッシュアウトが生じる。タスクフォースでも「年金は(減額が難しい)法律自体が悪い」という始末だ。まず積み立て不足を1000億円程度まで減らしたい意向だが、新たな法改正などがないかぎり、ほとんどお手上げ状態に近い。
大手企業でも年金積み立て不足を抱えており、持続的な成長を軸に資本を強化することで、財務基盤の安定を図っている。JALの場合、基盤作りが十分でなかったため、昨年来の世界不況が決定打となり、危機のバロメーターがハネ上がった。
ライバルの窮地を尻目に公募増資で財務基盤を向上させ、攻勢に出る全日本空輸(ANA)を見比べ、ある市場関係者はJALを「末期のダイエーとうり二つ」と言う。当時、資金繰りが悪化していたダイエーは既存店の改修でその場しのぎを試みたが、イオンやイトーヨーカ堂などの出店攻勢で失速したからだ。
JALとANAの雌雄を決した要因は約10年前までさかのぼる。経済のグローバル化でJALが主力とする国際線は右肩上がりで推移してきたが、2001年に米同時多発テロが発生し失速。前年割れとなったのは1990年の湾岸戦争以来だった。ここでANAは市場拡大を前提とした従来の常識を思い切って否定する。大型機から燃費のよい中・小型機へのダウンサイジングを加速し、運航路線も中国を中心としたアジア圏内に絞った。航空連合「スターアライアンス」との提携効果を生かした共同運航でコスト削減を図り、身の丈に合う経営へ転換を図っていく。
一方、JALは違った。国際線は伸びるとの前提に立ち、世界屈指の保有機数を誇る「ボーイング747」(通称ジャンボ)など大型機を飛ばし続けた。02年には日本エアシステム(JAS)との経営統合で規模拡大を追求し、燃費の悪い機材は一段と増加。また、独自路線の拡張にこだわり、航空連合「ワンワールド」加盟が遅れたことも響いた。結局、イラク戦争や新型肺炎(SARS)などで国際線は前年割れが続き、目算に大きな狂いが生じた。
航空経営の要である機材適正化の遅れは、さらなる悪循環を招いている。国際線搭乗率はANAに02年に逆転を許して以来そのまま。業界のハイシーズンに当たる7〜9月期には大型機でも座席が埋まり何とか黒字を捻出できたが、それ以外のシーズンは恒常的に赤字。ほぼ全シーズンで黒字を出せる態勢を築いたANAとの格差は開くばかりだ。
JALはJASとの経営統合以来、過去6年で4度の最終赤字を計上し、巨額の公募増資や第三者増資も食い潰した。複数ある組合との折衝もあり、給与カットや人員削減も不振を補えず、脆弱な財務体質から脱却できずにきた。資金余力の低下は如実に現れており、04年度以降、設備投資額もANAのほうが上。「売上高で勝るJALが設備投資で逆転されるのは異常」(野村証券の村山誠シニアアナリスト)という。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板