したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

130とはずがたり:2008/12/20(土) 18:22:30

土壇場の延期【上】
2008/10/29
http://www.shizushin.com/news/feature/airport/kikaku/6/20081029000000000038.htm
「立ち木」認識現場と時差 県に見通しの甘さ 訴訟足かせ、対応後手

静岡空港建設地西側に残る立ち木。目測で樹高10数メートルのヒノキなど40数本が林立する=島田市湯日
http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/d20081028213038T280080010471009.jpg

 静岡空港西側の私有地に航空法の制限を超える高さの立ち木などが存在する問題は、滑走路を短縮運用し、来年3月に予定していた開港が数カ月遅れるという事態に発展する見通しとなった。石川嘉延知事は29日、県議会に対応策などを説明する。30日には静岡空港の事業認定取り消し訴訟の口頭弁論が行われる。なぜこのような問題が発生し、ここまでこじれたのか―。問題発覚までの経緯や裁判の過程、関係者の混乱などを追った。
 「なぜ他人の土地に勝手に入っているんだ」―。今月25日の昼ごろ、立ち木のある私有地の地権者の男性(49)=島田市湯日=の怒声が、地権者の男性方の庭先に響いた。立ち木除去に向けた交渉の糸口を探ろうと、予告なしに訪問した花森憲一副知事と仲介役の桜井勝郎島田市長の姿を見るなり、帰宅した地権者の男性は強い言葉で拒否の姿勢を示した。
 県は23―25日に、これまでできなかった立ち木の測量を、地権者の男性の同意を得て初めて実施した。花森副知事は「測量に応じてもらったお礼を言いたい」と話し掛けたが、地権者の男性は「(県の責任を認め、謝罪する)文書を持参しなければ話すことはない」と突っぱねた。花森副知事らは具体的な進展がないまま、硬い表情で帰路に就くしかなかった。
 問題の立ち木の存在を県が認識したのは、昨年9―10月ごろ。周囲の造成や樹木の伐採が進み、一群の立ち木が残った。現地の建設事務所は既に昨年初め、この立ち木が制限を超える可能性に危惧(きぐ)を抱いていたという。開港を左右する重要事項の把握に、現場と本庁の間で半年以上もの時差があったことになる。
 県は問題の把握後、立ち木除去のために水面下で地権者の男性と交渉を続けてきたが、「文書による謝罪が協議の入り口」とする地権者の男性との間で、交渉はこう着。地権者の男性は「(空港建設が進められてきた)この20年間で、県がころころ言い分を変えることを知っている。書面で正式に協議を求められなければ応じられない」と文書にこだわる理由を説明する。
 立ち木が収用対象にならずに残った原因は、航空測量による誤差やチェックミスが原因との見方が強まっている。しかし、地権者の男性が国の空港事業認定の取り消しを求めた訴訟の原告の1人であることなどを理由に、県は文書の提出を拒んできた。
 要求通りに文書を出せば、空港建設そのものの是非にかかわる訴訟に不利な証拠となって影響を与える可能性がある。国への配慮もあった。これが県の足かせとなって交渉は暗礁に。土壇場での開港延期という極めて深刻な事態に陥った。「訴訟の重みを、どうしても考えざるを得なかった」とある県幹部は漏らす。
 県のこの対応に県議会の与党関係者からも批判の声が噴出している。中谷多加二自民党県連幹事長は「県の読みが甘かった。測量に関するミスだけでなく、その後の対応にも判断ミスがあったのではないか」と指摘。平成21の岩瀬護会長は「1年間も水面下でことを進め、事実の公表を控えてきたことは、隠ぺい体質と言われても仕方がない。県民への説明責任を果たす政治判断が必要だった」と切り捨てる。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板