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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

1156チバQ:2009/11/29(日) 11:39:19
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/news/20091129-OYT8T00160.htm
福島空港さらに苦境 ソウル便運休可能性
県の支援に限界の指摘も

 今年1月の日本航空撤退により4路線になった福島空港が、さらに苦境に立たされている。ソウル路線を運航するアシアナ航空が、今冬の搭乗率が前年並みに低迷した場合は「路線の維持は難しい」と、運休の可能性を示しているからだ。海外はソウル、上海の2路線しかなく、上海より便数の多いソウル線の運休は、県にとって「空港の存亡にかかわる大問題」。県は危機感を募らせ、利用促進に躍起になっているが、県の支援の限界を指摘する声も出ている。(野村順)

 県空港交流課や同社によると、同社は、日本国内では15都市(成田と羽田は1都市とくくる)と、韓国の仁川や金浦の各空港を結ぶソウル線を運航するが、世界的な不況のため不採算路線を中心に見直しを進めている。福島の赤字額は、地方の空港10路線のうち、今月から運休する旭川に次いで大きいという。

 同社が県に厳しい見解を伝えたのは10月中旬。「円高ウォン安」という追い風にありながら、福島は他の地方空港に比べ、韓国に向かう日本人利用者が伸びていないと指摘。「昨年と同じく今冬も5割を切るようだと厳しい。運休の可能性もある」と、てこ入れを要請したという。

 福島のソウル線は、昨年10月下旬から週3便。景気低迷の影響もあって昨年12月の搭乗率は44・4%、今年1月は41・1%と低迷した。今年6月には、新型インフルエンザの感染拡大の影響もあって47・1%と再び5割を切ったため、県が利用拡大のキャンペーンを打ち、7〜8月は7割以上に回復させたが、9月は58・7%、10月は65・8%となっている。

 同社が、運休の判断基準の目安にする搭乗率は60%。同社は、6月の落ち込みの後にも県に「期間運休」の可能性を示していたが、今回は「運休」で、県は「路線廃止につながりかねない」と危機感を抱く。福島に近い茨城空港が来年3月に開港し、しかもソウル便は毎日の運航予定のため、客の減少が懸念されるからだ。

 このため、県は11〜12月、各旅行会社が、韓国への格安旅行を企画できるよう販売奨励金を含めて計約500万円を補助。さらに2月まで支援を続けるため、県議会の12月定例会に提案する補正予算案に対策費約800万円(もう一つの上海便も対象)も盛り込み、巻き返しを狙う。佐藤知事は「とにかく搭乗率アップに全力を尽くす」とし、来年1月にも韓国の同社を訪ね、改めて路線維持を要望する意向だ。

 しかし、こうした県の全面支援の姿勢に厳しい見方が出ている。

 瀬谷俊雄・県商工会議所連合会長(東邦銀行会長)は、記者会見で福島空港の現状認識を問われ、「搭乗率の低迷は一つの経済現象で、利用者の選択の問題」と、銀行家らしく冷静に語った。そのうえで「東北新幹線が通っている所は、基本的に仙台以外は全部だめ。県が支えるには限度がある。『カンフル剤』を注射しても、抜いた途端に頓死する可能性もある」と懸念を示した。

 国では、予算の無駄を洗い出す「事業仕分け」が注目され、話題になった。県にも、「なぜ支援が必要なのか」ということを説得力を持って県民に説明することと、対処療法でなく、長期的な視野での対応が求められる。

(2009年11月29日 読売新聞)


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