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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

108千葉9区:2008/12/17(水) 00:54:04
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20081214ddlk01020076000c.html
ニュースワイド:「エア・ドゥ就航10年」(その1) /北海道
 ◇「安定飛行」へ課題山積
 ◇他社との競合厳しく−−燃料高が追い打ち
 北海道国際航空(エア・ドゥ)は20日、就航10年を迎える。「北海道の翼」を掲げる格安航空会社として、新千歳−羽田間に新規参入。就航4年目の02年に経営破綻(はたん)したものの、全日空の支援下で再建を進め、現在は新千歳のほか函館や旭川、女満別発着の5路線で1日40便(20往復)運航している。一方で、他社との競合や燃料価格の変動など向かい風は厳しい。エア・ドゥの歩みを振り返るとともに、「安定飛行」に向けた課題を探った。【久野華代】

 ●苦戦する仙台線

 「年間を通じて11月は需要が伸び悩む時期。さらに(金融危機などによる)景気後退局面とぶつかり、ビジネス客が出張を抑制する動きがあった」

 エア・ドゥは11月、5路線目となる新千歳−仙台線に就航。70%台の搭乗率を目標にしたが、実際は50%台にとどまっている。淡路均社長は苦戦の1カ月をこう振り返った。

 仙台線は全日空が8便減便した枠。全日空と提携関係にあるとはいえ、エア・ドゥの仙台での知名度不足は否めない。さらに新千歳発の初便の仙台着が午前9時55分と、ビジネス客の利用にはダイヤが不便だったこともあり、思うように搭乗率を上げることができなかった。

 エア・ドゥの片道普通運賃は全日空や日本航空より1000円安い2万7400円。このため仙台での広告戦略の強化を検討。来月からは割引運賃「道民割引」(2万4700円)の価格をさらに3000円値下げして、低運賃を印象付ける。淡路社長は「不況で企業もコスト減に躍起。その点うちの価格は有利なはず」と期待する。また、新たな収益基盤の拡大を狙って、来年4月には新千歳−新潟線の就航も視野に入れる。

 ●全日空に依存

 民事再生手続きは完了したものの、全日空との提携関係は経営安定のために不可欠だ。新千歳−羽田線では03年から、全日空がエア・ドゥの座席を買い取る形の共同運航を始め、当初は座席の半分を占めた。その後、徐々に買い取り割合は下がったが、06年も25%程度となっている。

 こうした中、中期経営計画(07〜10年度)ではコスト削減策として、自社業務の拡大を打ち出した。

 その一つが整備士の養成だ。エア・ドゥが07年度に全日空に支払った機体の委託整備費は約56億円と総事業費の2割を占めた。一方、3機保有する中型機の運航前整備は自社で行っており、数年以内に4機ある小型機の整備をまかない、委託整備費の削減を目指している。

 ●薄れる「低運賃」

 エア・ドゥの過去5年間の業績をみると、本業の利益を示す営業利益は05年度をピークに急激に悪化した。

 06年4月、収入の柱である新千歳−羽田線に同じ格安航空会社のスカイマークが参入。片道1万円を打ち出したため、エア・ドゥも500円安い特別運賃で対抗した。値下げ合戦で収入を減らし、06年度決算は民事再生完了後初の赤字に転落した。

 07年度も、機体整備が長引いて大型連休期間中に大量欠航したことなどが響き8億4100万円の最終赤字を計上。08年度上期は燃料高騰の影響で、前年同期比約10億円のコスト増に見舞われている。通期は1億円の最終黒字が目標だ。

 またスカイ社の参入で、エア・ドゥの存在意義でもある「低運賃」という特徴は薄まった。12月14日現在、新千歳線の片道普通運賃(2万6000円)は大手2社より安いが、スカイ社と比べて4000円程度高い設定。「道民割引」で同額になる。

 淡路社長は経営の現状について「燃料がここまで高くなると価格競争だけでは『北海道の翼』を維持できなくなる」と危機感を表明。「低価格を維持しつつ『北海道らしさ』を強く打ち出す差別化で他社と対抗する」と語る。しかし、それがどの程度の集客に結びつくかは不透明だ。厳しい局面を脱するためには、新規航空会社として具体的なメッセージを全国に発信する必要がある。


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