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九州・沖縄 地方議会・首長,政治・選挙スレ
4493
:
チバQ
:2015/03/07(土) 01:07:23
大牟田市(定数:2)
当 大橋克己14801〈元〉市議無所43新 09年に死去した石橋保則氏の後継、社民、民主、連合福岡の推薦 民主会派
当 田中秀子13812県議長自民49現
落 高岡新_12597〈元〉衆院議員秘書自民70現
落 中西倫仁5059党地区役員共産50新
遠賀郡(定数:2)
当 松本国寛17384〈元〉衆院議員秘書自民54現
当 助信良平8905党県代表代行民主57現 引退?
>>2748
借金問題
落 三角善彦8586〈元〉岡垣町議無所39新
京都郡(定数:1)
無投票
当 畑中茂広―〈元〉豊津町長無所58現 民主と社民から推薦 民主会派
行橋市(定数:1) 2015年
>>4469
自民推薦で揉める
当 田中純_14332貿易会社役員無所64新 行橋市長選出馬当選
>>3633
>>3637
あたり
落 岡田博利11835損害保険代理業無所63現 行橋市長選出馬落選
★補選
当 9,339 堀大助 34 無新 12年衆院選で11区から立候補(維新)緑友会(農政連)の公認候補 県連推薦 民主党(福岡11区総支部)、自治労、労組
8,187 小堤千寿 31 無新 武田良太衆院議員の秘書 行橋市支部 公明党
中間市(定数:1)
無投票
当 貞末利光―〈元〉県議長自民55現
築上郡・豊前市(定数:1)
無投票
当 後藤元秀―酒造会社代表自民60現 豊前市長選無投票当選
★補選
当 17,244 西元健 33 自新 武田良太衆院議員の私設秘書 公明党豊前支部の推薦 1人会派「豊築クラブ」
9,479 中村勇希 51 無新 山本幸三衆院議員の元私設秘書 自民党豊前築上支部は「地元の意思決定を経ていない」と反発。これを受ける形で同党県連は中村氏を推薦
田川郡(定数:2) 2015年
>>4469
自民推薦で揉める
当 大島道人14814〈元〉金田町長自民58新
当 神崎聡_13519〈元〉情報会社長無所48新 会派:緑友会 自民推薦 麻生グループの元関連企業社長
落 冨原茂昭10459〈元〉川崎町課長社民67現
4494
:
チバQ
:2015/03/07(土) 01:07:35
飯塚市・嘉穂郡(定数:2)
当 江藤秀之25922〈元〉建設会社専務自民50現
当 吉村敏男18523党県幹事長民主62現
落 税田康文4690介護福祉会社長無所70新
田川市(定数:1)
当 浦田憲一11182〈元〉市議自民68現 →引退 二男の浦田大治が出馬 武田良太衆院議員らの秘書
落 古賀靖典10753〈元〉県職員無所46新 民主、社民推薦
嘉麻市(定数:1)
当 吉原太郎11531医院長自民76現
落 井上誠二5684不動産会社長無所52新 井上氏の父は合併前の元稲築町長
宮若市・鞍手郡(定数:1)
当 塩川秀敏14654〈元〉高校教諭自民62現
落 豊福明子7030〈元〉小学校教諭無所50新 民主の推薦を受け、福教組や自治労など
直方市(定数:1)
当 香原勝司12397〈元〉市議自民43新
落 野下昭宣10104〈元〉自治区連理事無所70現
落 高木直行2681〈元〉衆院議員秘書無所55新
春日市(定数:2)
当 松尾嘉三10293不動産会社長無所42新 自民入り
当 中牟田伸二7528〈元〉化学商社員無所53新 自民入り
落 中村孝三6625〈元〉市議みん61新 15年は維新から出馬
落 岸本善成5646〈元〉衆院議員秘書民主36現
落 平山喜基4791〈元〉松下政経塾生無所36新
筑紫野市(定数:2)
当 平井一三14358ビル管理会社長自民57新
当 原竹岩海11169〈元〉市議民主57現
落 浜武振一5422〈元〉市議無所45新 12年衆院選未来から出馬落選
太宰府市(定数:1)
当 井本邦彦13444〈元〉市職員自民72現 引退
落 白石卓也9361〈元〉参院議員秘書無所49新 民主党参院議員の秘書だった
大野城市(定数:2)
当 井上順吾14173行政書士自民59現
当 井上博隆9848〈元〉市議民主33新
落 吉村裕美5462介護施設責任者無所38新
筑紫郡(定数:1)
無投票
当 渡辺英幸―建材会社長自民67現 引退→長男:渡辺勝将が出馬
朝倉市・朝倉郡(定数:2)
当 栗原渉_15987〈元〉衆院議員秘書自民45現
当 林裕二_15152〈元〉保育園長農政60現 会派:緑友会
落 多田有一郎7145ビル管理会社長民主50新
古賀市(定数:1)
当 田辺一城11271〈元〉毎日新聞記者民主30新
落 前田宏三10389広告会社長自民62現 市長選出馬落選
>>4197
宗像市(定数:2) 2011年定数増1→2
当 伊豆美沙子13571酒造会社役員自民52新
当 吉武邦彦11346宗像観光協会長無所55新 会派:緑友会
落 花田洋_6860食品会社長民主62新
落 福田昭彦4488〈元〉市議無所52新
粕屋郡(定数:3)
無投票
当 上岡孝生―〈元〉清掃会社役員公明60現 引退
当 吉松源昭―行政書士自民42現
当 小池邦弘―〈元〉志免町職員民主50現 15年無所属で出馬
福津市(定数:1)
当 阿部弘樹11860医師自民49現
落 越本隆志8228〈元〉プロボクサー民主40新
4495
:
名無しさん
:2015/03/07(土) 17:34:09
http://www.data-max.co.jp/politics_and_society/2015/03/31943/0305_ymh01/
民主党かく戦う「非自民の受け皿として全力」(1)〜吉村敏男・県連代表代行
統一地方選2015年
2015年3月5日11:13
統一自治体選挙を控え、民主党福岡県連代表代行で民主党・県政クラブ県議団会長の吉村敏男県議(飯塚市・嘉穂郡選出)に福岡県内での民主党の戦いについてお聞きした。
<小川知事の新年度予算・・・北九州空港と福岡都市圏結ぶリムジンバス導入>
――福岡県の2015年度予算は、選挙があるので暫定予算ですが、小川洋県知事の意欲的な新規事業が盛り込まれていますね。どう評価されますか。
吉村 たとえば、北九州空港と福岡都市圏を直接結ぶリムジンバスの導入経費の計上は、県議会の意見を取り入れたものです。
昨年11月に県が発表した「福岡県の空港の将来構想」で、「福岡空港」ではなく「福岡県の空港」と言っているのは、2つの空港が役割を分担し補完しあうことで、私たちが主張している両空港の一体運営に一歩近づいたイメージです。さらに、両空港への高速道路を延伸して、空港ターミナルへのアクセス向上を図ることで、福岡空港、北九州空港が約40〜50分で結べます。とくに外国便を受け入れる場合は、リムジンバス内での入管手続きを行うことなどが実現すれば、両空港の一体運用は有効に機能すると感じています。
さらに、北九州空港は24時間空港の利便性があり、滑走路の3,000メートルへの延伸計画(現在2,500メートル)もあります。北九州空港は、もともと関門海峡の浚渫土の「捨て場」だったこともあり、建設費を大幅に抑制できました。今後も関門海峡の浚渫は続くので、北九州空港の横に第2滑走路をつくるのも可能です。また、福岡空港は現在、第2滑走路増設をめざしており、福岡空港、北九州空港合計3本の滑走路を有効利用すれば、すごいことで、新しい空港を海上に造ることより、一体運用は極めて現実的な話です。世界の大都市では、パリやダラスの周辺など、3〜4つの空港がある都市はいっぱいあります
<民主党再生へ地方から強化する重要な選挙>
――4月の選挙は、昨年12月の総選挙に続く全国的な選挙になります。どう臨みますか。
吉村 民主党は、国会議員主導でつくった政党だったため、この間、中央を重視し、地方組織を軽視するきらいがありました。しかし2年前に政権を失ったときに、地方組織、地方議員がいたから党がもちこたえられたと思っています。自民、公明、共産も地方組織、地方議員の強い基盤があり、機能しているからこそ全国政党として成り立っています。民主党も、地方組織、地方議員の重要性をもっと認識し、その強化に取り組まなければいけません。
統一自治体選挙では、県議選で今回、民主党県連は公認20人、推薦4人を立てて、最低、現有議席維持をめざしています。昨年末の衆院選では、わずかに73議席にとどまったものの、調査では2年前に政権を失ったときに離れていった結党時からの支持者の8、9割が戻っていただいた手ごたえを感じています。しかし、かつて政権交代を実現したときは無党派層の6〜7割の支持をいただいていましたが、今回はまだ半分しか戻っていません。無党派層の方に「非自民の受け皿は民主党しかない」と民主党を再び支持していただけるよう、民主党が政権を担える政党にさらに成長する必要があります。そのためにも今回の統一自治体選挙は民主党の再生にとって重要な選挙となります。なかでも現在、民主党福岡県連の中核である県議団の、最低でも現状維持以上の目標は必ず実現しなければなりません。
(つづく)
【聞き手:山本 弘之】
<プロフィール>
吉村 敏男(よしむら としお)吉村 敏男(よしむら としお)
1948年生まれ。福岡県立嘉穂高等学校卒業。自治労福岡県本部嘉飯山総支部委員長、自治労福岡県本部書記次長、福岡県市町村共済組合代表理事などを歴任。1999年、福岡県議会議員初当選(現職4期)。現在、民主党県連代表代行、民主党・県政クラブ県議団会長、県議会警察常任委員会所属。
4496
:
名無しさん
:2015/03/07(土) 17:34:48
>>4495
http://www.data-max.co.jp/politics_and_society/2015/03/32049/0306_ymh02/
民主党かく戦う「非自民の受け皿として全力」(2)〜吉村敏男・県連代表代行
統一地方選2015年
2015年3月6日07:00
統一自治体選挙を控え、民主党福岡県連代表代行で民主党・県政クラブ県議団会長の吉村敏男県議(飯塚市・嘉穂郡選出)に福岡県内での民主党の戦いについてお聞きした。
<安倍政権の右傾化を止めるには民主党再生しかない>
――「安倍政権の右傾化を止めるには民主党再生しかない」というお気持ちですか。
吉村 そのとおりだと身が引き締まる思いです。2012年の総選挙では民主党政権に対する失望などもあり、維新やみんなの党など、第三極ブームが全国に広がりました。しかし、みんなの党は解党し、維新の党は橋下徹大阪市長(最高顧問)の個人商店的な性格が強く現状では、あくまでもローカル政党であり、全国展開できる組織力がありません。そう考えるとやはり、全国展開できる非自民の受け皿となるのは民主党しかないと思います。県内にいる1万人いる党員・サポーターも、そのように確信していると思いますが、その期待感を再び有権者のなかに広げていくことが大切です。
――統一自治体選挙で何を掲げて、有権者に問いますか。
<アベノミクスの失敗を問う>
吉村 1つは「アベノミクス」の失敗だと思います。国政と地方選挙は違うのですが、我々は、昨年の衆院解散を「大義なき解散」と呼びました。その時の総選挙で私たちは、アベノミクスは格差を拡大していると訴えました。
フランスの若手経済学者トマ・ピケティは、過去200年の税務統計の分析から「所得格差は拡大している」「投資から得られる資本収益率は経済成長率を上回る」と指摘し、経済が発展すればみんなが豊かになり、より平等な社会が実現し、経済成長の再現で現在の格差問題が解決できるかのような幻想にふけるのは無理としています。現在の経済学では市場万能主義が主流となり規制緩和や構造改革が成長の条件とされ、「アベノミクス」も同じ路線上にあります。
しかし、グローバリズムという名の下での規制緩和や構造改革が結果的に、持てる者と持たざる者との間での大きな富の格差を拡大しています。「アベノミクス」は、デフレ脱却という目標のもとに、異次元の金融緩和、大胆な財政出動で、急激な円安、株高をつくりだし、国民のなかにはなんとなく景気が良くなったと感じている方もおられるようですが、第3の矢である成長戦略が具体性に欠けその効果がほとんど上がっていません。結果的に円安は輸入雑貨や輸入原材料を高騰させ、庶民の生活を直撃しています。また大幅な株高で潤っているのは、お互い株を持ち合っている企業とか機関投資家が中心で、庶民が株で儲けたというのは、ほんの一部だと思います。そもそも明治以来、庶民のお金の増やし方は貯金が本流であり株ではありません。庶民でも1,000株2,000株持っている方もおられると思いますが、株が上がったり下がったりしたといって売ったり買ったりするという人は少ないと思います。
2つ目は、安倍政権の右傾化です。昨年7月の集団的自衛権の閣議決定による行使容認以降、今国会で議論しています周辺事態法の距離的概念の撤廃や安保法制の整備の方向というのは、日本の国のありようを大きく変える危険性があります。基本的には来年7月の参院選挙で問われるべきですが、その前哨戦となる今回の統一自治体選挙でも、そうした問題に対する議論を提起する場とする必要があります。
(つづく)
【聞き手:山本 弘之】
<プロフィール>
吉村 敏男(よしむら としお)吉村 敏男(よしむら としお)
1948年生まれ。福岡県立嘉穂高等学校卒業。自治労福岡県本部嘉飯山総支部委員長、自治労福岡県本部書記次長、福岡県市町村共済組合代表理事などを歴任。1999年、福岡県議会議員初当選(現職4期)。現在、民主党県連代表代行、民主党・県政クラブ県議団会長、県議会警察常任委員会所属。
4497
:
チバQ
:2015/03/07(土) 20:31:55
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150307ddlk44010512000c.html
’15統一地方選:社民県連、知事選対応 広瀬、釘宮両氏を推す声 20日までに方向性 /大分
毎日新聞 2015年03月07日 地方版
社民県連は6日、大分市内で支部幹事長会議を開き、知事選(4月12日投開票)への対応を協議した。会議では現職の広瀬勝貞氏(72)と前大分市長の釘宮磐氏(67)の双方を推す声が出たという。県連は党内の意見を集約し、20日ごろまでに方向性を示す方針。
党の「重鎮」である村山富市元首相は現職の広瀬氏への支持を表明する一方で、県教組が釘宮氏の推薦を決めるなど既に両氏への支援の動きも出ている。
支部幹事長会議の冒頭、内田淳一代表は「(前回の知事選で)広瀬氏を推薦した経緯もあるが、新たな状況なので支部の考えも聞いて判断したい」と話した。出席者からは「(雇用主を選ぶことになる)県職員の労組の立場を考えるべきだ」「反自民という社民党の基本的な態度を示すべきではないか」などの意見や村山元首相の言動についての質問も出たという。
会議後、内田代表は報道陣に対し、「前回とは状況が違う。推薦はしないが、今回は何らかの姿勢を示さないと済まされない」と話した。
知事選には他に、共産党が党県常任委員の山下魁氏(38)を擁立。また、1級造園技能士の箕迫(みいさこ)高明氏(65)が出馬表明している。【佐野格】
4498
:
チバQ
:2015/03/08(日) 18:44:08
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150308ddlk40010169000c.html
選挙:知事選 「組織」対「草の根」に 立候補表明2氏、着々と準備 /福岡
毎日新聞 2015年03月08日 地方版
統一地方選の県知事選は26日の告示まで20日を切った。立候補を表明した2氏は着々と選挙戦の準備を進めている。再選を目指す現職の小川洋氏(65)は全県を網羅する組織を整え、新人で弁護士の後藤富和氏(46)は市民団体を中心としたネットワークづくりを推進。互いに強みや持ち味を生かした「組織」対「草の根」の戦いになりそうだ。【井本義親、平川哲也】
◇福岡市で事務所開きし本格始動−−小川氏
小川氏は7日、福岡市で事務所開きし、動きを本格化させた。自民・民主・維新・公明・社民各党から推薦を受けており、事務所開きには政財界の関係者らが顔をそろえ、小川氏は「少子化対策に取り組み、県の景気回復を確固たるものにし、福岡をさらに前進させていくことに全力を尽くす」と決意表明した。
◇集会や懇談会で市民と意見交換−−後藤氏
後藤氏は同日、福岡市で「県政トークセッション」を開き、参加した市民と意見交換。子どもの医療費軽減を訴えた4児の母親に、「医療費を抑えるために治療を我慢し、かえって症状を悪化させて高くつくこともある。中3までは無償化すべきだ」と述べた。
後藤氏は積極的に市民対象の集会や懇談会に参加し、政党では共産が支持している。
〔福岡都市圏版〕
4499
:
チバQ
:2015/03/08(日) 18:44:54
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150308ddp041010008000c.html
自治はどこへ:2015年統一選 維新、地方強化に照準 県議選9新人公認、九州・山口進出
毎日新聞 2015年03月08日 西部朝刊
日本維新の会と結いの党が合流して昨年9月に結党した維新の党が、4月の統一地方選で新人の擁立を積極的に進めている。九州・山口に維新の現職県議はおらず、地方組織に広がりを欠く中、今回の県議選で福岡4人▽大分2人▽宮崎、鹿児島、山口各1人−−の計9新人を公認(7日現在)した。国政選挙へ弾みをつけようと、お膝元の関西以外で党勢拡大を狙っている。【下原知広、古田健治、蓬田正志】
「皆さんに(消費増税など)負担を強いる以上、政治家が身を切るのが当たり前。維新の火が消えないように応援してください」。6日夕、福岡市中央区の西鉄薬院駅前で、福岡県議選に出馬予定の元予備校講師、大野善行氏(48)が通行人らに呼び掛けた。スーツ姿にダウンジャケットを羽織り、肩にはインターネットで買った1万円の拡声機。傍らでは妻や妹と数人のボランティアがチラシを配っていた。もともと政治家志望だったが「企業や労組のしがらみのない党から出たい」と維新を選んだ。
議員定数や報酬の削減など、看板政策の「身を切る改革」で有権者の支持を訴える大野氏だが、党からのバックアップは心もとない。支給されたのは、のぼり5本とジャンパー1着程度で、財政的な支援はゼロ。同市西区選挙区から立候補予定の水野信一氏(53)も「チラシも名刺も全て自費。全国の仲間と励まし合って頑張っている」。朝4時から自作のチラシを配る日々で、昨年末から体重が10キロ落ちたという。
手弁当の草の根選挙を強いながらも、党県総支部は公募に応じた人を随時面接し、県議選にさらに複数の擁立を目指す。福岡県内で党所属の市議は福岡、北九州など都市部に限られており、総支部代表の河野正美衆院議員は「地方組織がしっかりしないと国会議員を送り込めない。そのため一人でも多くの地方議員が必要」と語る。だが「大阪都構想を掲げる橋下徹・大阪市長を呼んで政治資金パーティーを開くことも可能な関西に比べて九州の環境は厳しい」(所属市議)。
大分県内で唯一の党所属議員だった桑原宏史氏(44)は佐伯市議を辞職し、県議選への挑戦を決意。2月上旬の出馬表明以降、ほぼ毎朝、街頭で支持を呼び掛けている。総支部代表代行でもある桑原氏は「維新を広く知ってもらうには県議会に議員を送らないといけない」と力を込める。
ただ、九州・山口で党所属の衆院議員に小選挙区当選者はおらず、比例復活当選は河野氏を含め3人。参院議員にも選挙区当選者はいない。しかも離合集散の末に誕生した維新への有権者の受け止め方はさまざまだ。
JR佐伯駅前で客待ち中に桑原氏の訴えを聞いたタクシー運転手の男性(67)は「維新は引っ付いたり離れたりで、あまり興味はない」。一方、山口県議選に出馬する新人の街頭演説を聞いた山口市の男性(57)は「選択肢が増えることはいいことだ」と語った。
4500
:
チバQ
:2015/03/09(月) 00:04:47
古賀市がなかなか面白い感じだったんですね
■古賀市長選 2010年11月28日
当11,892票竹下司津男42無所属新 自民系が支援
10,955票中村隆象62無所属現 民主系が支援 ■県議選 古賀市区 2011年4月
当11,271田辺一城 30民主党 新 市長選で敗れた中村の支持者の多くが支持
落10,389前田宏三 62自由民主党 現 市長選では竹下を支援
■古賀市長選 2014年12月1日
当 中村隆象 無 元 6,600 民主系・田辺県議が支援
竹下司津男 無 現 5,648 自民系
前田宏三 無 新 5,341 自民推薦 前回は竹下を支援
松島岩太 無 新 3,104 市議・自民系
清原哲史 無 新 1,857 市議・自治労
安松禧議 無 新 178
■県議選 古賀市区 2011年5月
自民系未定
4501
:
チバQ
:2015/03/09(月) 00:05:30
改行ずれだったのでもう1回
■古賀市長選 2010年11月28日
当11,892票竹下司津男42無所属新 自民系が支援
10,955票中村隆象62無所属現 民主系が支援
■県議選 古賀市区 2011年4月
当11,271田辺一城 30民主党 新 市長選で敗れた中村の支持者の多くが支持
落10,389前田宏三 62自由民主党 現 市長選では竹下を支援
■古賀市長選 2014年12月1日
当 中村隆象 無 元 6,600 民主系・田辺県議が支援
竹下司津男 無 現 5,648 自民系
前田宏三 無 新 5,341 自民推薦 前回は竹下を支援
松島岩太 無 新 3,104 市議・自民系
清原哲史 無 新 1,857 市議・自治労
安松禧議 無 新 178
■県議選 古賀市区 2011年5月
自民系未定
4502
:
チバQ
:2015/03/09(月) 18:34:14
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150309rky00m010005000c.html
自民県連:会長に島尻氏、幹事長は具志氏 人事内定
2015年03月09日
自民党県連は8日までに、新しい会長に島尻安伊子参院議員(50)、幹事長に具志孝助県議(70)を充てる人事案を内定した。4月の県連大会で正式決定する。県連所属の国会議員と県議らが8日に東京で党大会大会前に開いた会合で確認した。
県連会長は、西銘恒三郎衆院議員(60)が昨年11月に知事選敗北の責任を取り辞任して以降、空席となっていたが、西銘氏に次いで国会議員在職期間が長い島尻氏を会長に選任する方向で調整が続いていた。
幹事長人事は現在の照屋守之県議(58)から具志氏への交代案が検討されていた。県連関係者によると、照屋氏については副会長に起用する案が上がっているという。
県連は11日にも議員総会を開き、会長、幹事長以下の役員人事について調整する方針。(琉球新報)
4503
:
チバQ
:2015/03/09(月) 18:46:09
http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/news/20150309-OYS1T50019.html
政令市昇格後初の熊本市議選、選挙区細分化で戦術見直し
2015年03月08日
統一地方選の前半戦で行われる政令市議選(4月3日告示、同12日投開票)に今回、熊本市議選(定数48)が仲間入りする。2012年の政令市昇格に伴うもので、選挙区が行政区ごとに五つに細分化される。長年、全市1区で戦ってきた立候補予定者らは、「小さな選挙区」での戦いに向けて戦術の見直しなどに追われている。
政令市の選挙区は、公職選挙法で行政区ごとに設けると定められている。11年の熊本市議選は、熊本市選挙区(定数48)と、合併特例に伴う富合町選挙区(同1)で実施。今回は中央(同11)、東(同13)、西(同6)、南(同8)、北(同10)の5選挙区で行われる。選挙期間は2日間長い9日間となり、県議選と同じ日程で行われる。
「市全域から集めていた労働組合票が分散してしまう」。労働組合の支援を受けてきた現職市議は頭を抱える。
これまでは、同じ会派の民主・社民党系議員と支援や推薦を受ける労組を全市的に“すみ分け”して、当選ラインを超えてきた。だが、今回は選挙区が狭くなったことで、従来のやり方は通用しなくなったという。選挙区内で、幅広い労組の組合員に支持を呼びかける方針だが、「初めて名前を書いてもらうことになり、どのぐらい得票できるか見当がつかない」と嘆く。
保守系のベテラン市議も「30年近くかけて全市に張り巡らせてきた後援会が機能しない」と危機感を募らせる。選挙区外となった支援者に、選挙区内の知人を紹介してもらっているが、効果は未知数。「結局は、(選挙区をくまなく回る)『どぶ板選挙』に徹するしかない」と自らに言い聞かせるように語った。
4504
:
チバQ
:2015/03/10(火) 20:24:21
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_oita/article/154176
自治労ジレンマ 執行部、対応に苦慮
2015年03月07日(最終更新 2015年03月07日 03時00分)
26日告示、4月12日投開票の県知事選をめぐり、県内最大の労働組合・自治労県本部の対応が注目されている。傘下の有力組織・県職員労働組合(県職労)が現職の広瀬勝貞氏(72)の支援に前向きな一方、各市の職員労組などには立候補を表明している元大分市長の釘宮磐氏(67)を推す声が多いためだ。組合員約1万3千人の組織力を背景に影響力を保ってきただけに、執行部も対応に頭を抱えている。
県職労は2日夜、同市内に県内8支部の代表者らを集め、拡大闘争委員会を開いた。終了後、平川俊助執行委員長は「執行部の方針を示した上で、『職場で議論してほしい』と指示を出した」と明らかにした。
当選者と「直接の労使関係」を結ぶことになる県職労にとって、どの候補者を推すかは選挙後の活動を左右する重要課題。ある県職員は「仮に応援しなかったら何らかの報復があるかもしれない」と声を潜める。
広瀬氏はこれまで、給与などの処遇についても組合側と丁寧に協議してきたといい、県職労は過去3回の選挙で支持や事実上の支援を行ってきた。関係者は「広瀬氏を推すのが自然だ」と話す。ただ、安倍晋三首相が大分県知事選を重点選挙区に位置付け、広瀬氏を全面支援するとみられることから、「首相の政権運営を後押しすることにつながる」と懸念する声もあるという。
「県職労の意向を尊重する」と表明しているほかの構成組織からは「(広瀬氏は)県主導の施策を市町村に押しつけている」といった否定的な意見も上がっており、自治労幹部は「統一見解をどうまとめるか悩ましい」。今月半ばをめどに機関決定する方針だが、「各単組に判断を委ねるしかないのでは」(幹部)といったあきらめムードも漂う。
知事選には共産新人の山下魁氏(38)、造園業の箕迫高明氏(65)も立候補の意向を表明している。
=2015/03/07付 西日本新聞朝刊=
4505
:
チバQ
:2015/03/10(火) 20:24:49
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_kagoshima/article/153451
自民38人、民主初のゼロへ 鹿児島県議選、説明会に75陣営出席
2015年03月04日(最終更新 2015年03月04日 03時00分)
統一地方選前半戦で実施される鹿児島県議選の告示までちょうど1カ月となった3日、立候補予定者説明会が県庁で開かれ、定数51に対し75陣営の関係者が出席した。今のところ前回2011年の立候補者79人を下回っており、全21選挙区中7選挙区で無投票となりそうだ。政党別では自民が38人を擁立する構えで、立候補予定者の過半数を占める。対照的に民主は1998年の結党以来初めて、公認候補がゼロになりそうだ。
立候補予定者の新旧別は現職41人、元職4人、新人30人。政党別では自民38人のほか、公明3人、共産5人、社民2人、維新1人。26人が無所属となる。
民主は唯一の現職が今期限りでの引退を表明。県連の候補者探しは近年の支持率低迷の影響もあって難航しており、公認候補は擁立できそうにない情勢だ。県連の泉広明副代表は「有権者に民主という選択肢を示せないことになりそうだ。申し訳ない」と話した。
選挙区別でみると、鹿児島市・鹿児島郡区(定数17)には現職13人、元職3人、新人6人の計22人が立候補を予定し、今回も接戦になりそうだ。自民県議だった金子万寿夫氏が衆院議員に転じた大島郡区(同2)では、現職1人と新人4人が立候補を表明。「ポスト金子」の座をめぐり、激しい票の争奪戦が繰り広げられる。現職1人が引退する出水市区と奄美市区も、いずれも定数2に対し4人が立ち、激戦が予想される。霧島市・姶良郡区(同4)は6人による混戦となりそうだ。
一方、前回6だった無投票区は今回、7に増えそうだ。2人区の姶良市区のほかは、肝属郡区や伊佐市区などいずれも1人区だ。
県議選は4月3日告示、12日投開票される。
=2015/03/04付 西日本新聞朝刊=
4506
:
チバQ
:2015/03/10(火) 20:33:56
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150303ddlk42010622000c.html
激戦区:’15統一地方選・県議選/1 長崎市 /長崎
毎日新聞 2015年03月03日 地方版
◇維新支持票が焦点に
県内では唯一、主要政党の多くが公認候補を擁立する長崎市区は、定数14に現職11人、元職1人、新人8人−−の計20人がひしめく。組織力があり、すでに「当選圏内」とされている陣営もあり、関係者は「『指定席』以外で、実際に争える議席は限られている」と、激しい前哨戦を繰り広げている。
国政で政権に復帰して初の統一選を迎える自民。2011年の前回県議選と同数の5人を公認した。それぞれの後援会組織以外に、業界団体などの基礎票も見込めるが、長崎市区は、労組など「非自民」の地盤も固い。前回当選した5人のうち、3人は得票数で10位以下。自民県連の瀬川光之幹事長は「厳しい戦いが予想され、まさに重要選挙区だ」。ある自民現職は「下手をすると、共倒れにもなりかねない」と気を引き締める。
民主も前回と同数の5人を公認。県議選16選挙区中、11選挙区で公認候補擁立を見送っており、各陣営とも「長崎市で何とか議席を確保したい」と力を込める。三菱重工労組長崎造船支部が、長年2人だった支援候補を1人に絞るなど、労組員の減少が不安材料だが、労組出身ではない30歳の新人候補を立てて変化を打ち出す。民主県連の高比良末男幹事長は「組織だけの戦いだけでなく、新しい形にも挑戦して、党の再生を目指す」と話す。
公明は現職、新人各1人、共産は現職1人を擁立。現有議席の維持を目指し、党支持層の票固めを進めている。社民は新人1人を公認し、半世紀以上守った議席を失った前回の雪辱を期す。
無所属6人(現職2人、元職1人、新人3人)も「浮動票も一定数ある。一票一票固めるしかない」などと、支持拡大に懸命だ。昨年12月にあった衆院選の比例代表で、長崎市で約2万票を集めた維新の支持層を取り込めるかも焦点になりそうだ。【小畑英介】
◇ ◇
県議選の告示(4月3日)まで1カ月となった。激戦が予想される県内選挙区の情勢を紹介する。
==============
◆長崎市(定数14)
◇立候補予定者
野本三雄 77 自現(5)
下条文摩左 65 自現 (2)
前田哲也 51 自現 (1)
江真奈美 47 自現 (1)
久保田将誠 43 自新
渡辺敏勝 67 民現 (3)
清水正明 60 民現 (1)
深堀浩 49 民現 (1)
吉村正寿 52 民新
赤木幸仁 30 民新
川崎祥司 52 公現 (1)
麻生隆 60 公新
堀江ひとみ 55 共現 (2)
坂本浩 56 社新
中山功 66 無現 (4)
高比良元 62 無現 (2)
浅田眞澄美 48 無元 (2)
中村住代 68 無新
山口喜生 57 無新
富川憲四郎 56 無新
〔長崎版〕
4507
:
チバQ
:2015/03/10(火) 20:34:29
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150304ddlk42010503000c.html
激戦区:’15統一地方選・県議選/2 諫早市/西彼杵郡 /長崎
毎日新聞 2015年03月04日 地方版
◆諫早市
◇「無風」一転、情勢混沌
「憤りを隠せない」「後足で砂を掛けられた」−−。1日、民主現職の山口氏の事務所開きは、無所属元職の大久保氏への恨み節が相次いだ。
民主の元参院議員で、昨年12月の衆院選に民主公認で出馬、落選した大久保氏。その選対本部長が山口氏だっただけに、民主や労組関係者の目には、大久保氏の県議選出馬は「裏切り」と映る。
一方、大久保氏は「原点に返って出直したい」と無所属での立候補を予定。山口氏については「一緒にやってきた同志だから、2人とも議席を取れるよう頑張る」と話す。
市中心部を地盤とする大久保氏出馬の波紋は自民にも広がる。自民現職、八江氏は「地域としては僕が一番影響を受ける」。同、中村氏も「市中心部の票がなければ当選できないし、支持者の年齢層も重なる」と警戒感を強めている。
波乱は自民内にもある。前回、無所属でトップ当選の橋村氏は新支部を作って公認申請し、県連が認めた。「(橋村氏は)ずっと自民批判をしてきた人なのに」と県連決定をいぶかる声も出ている。
5人の他、共産も候補を擁立する方向で検討中。当初の無風区の様相は一転し、情勢は混沌(こんとん)としている。【武内靖広】
◆西彼杵郡
◇2現職に新人挑む
前回無投票当選だった自民現職の三好氏と民主現職の浜口氏に対し、自民推薦の無所属新人、山口氏が挑む三つどもえの戦いとなりそう。
7選を目指す三好氏は議長も務めたベテラン。地盤の時津町を中心に企業などから安定した支持を受け、長与町にも浸透している。ただ、両町の保守系町議の一部は山口氏の支援に回っており、陣営は保守票の食い合いを警戒している。
三菱重工労組出身で元時津町議の浜口氏は時津町を地盤としつつも、人口が多い長与町に事務所を構えた。集会を繰り返して連合票を固め、民主1枠を守ろうと必死だ。1日の事務所開きでは「自民の独裁政治に対抗する力を出さないといけない」と訴えた。
長与町議会議長の山口氏は「長与から県政に」がスローガン。2月7日に長与町内で開いた総決起大会には、安倍晋三首相に近い古屋圭司前拉致問題担当相が駆け付け、エールを送った。陣営は「あくまで挑戦者」を強調し、ミニ集会で知名度アップに努めている。【大場伸也】
==============
◆諫早市(定数4)
◇立候補予定者
八江利春 75 自現(7)
橋村松太郎 68 自現(4)
中村和弥 54 自現(2)
山口初實 67 民現(2)
大久保潔重 48 無元(2)
==============
◆西彼杵郡(定数2)
◇立候補予定者
三好徳明 75 自現(6)
浜口俊幸 59 民現(1)
山口経正 58 無新
〔長崎版〕
4508
:
チバQ
:2015/03/10(火) 20:34:52
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150305ddlk42010469000c.html
激戦区:’15統一地方選・県議選/3 島原市/南島原市 /長崎
毎日新聞 2015年03月05日 地方版
◆島原市
◇三つどもえの公算大
前回は無投票で、8年ぶりの選挙戦になる見込み。4期目を目指す無所属現職の楠氏と、昨年2月の補選で一騎打ちの末に明暗を分けた自民現職の山本氏、自民新人の大場氏の三つどもえとなる公算が大きい。
自民県議を8期務めた加藤寛治氏が衆院に転出後、初の本選挙。「反加藤票」をまとめてきた楠氏は「これまでと勝手が違う」と不安を隠さない。補選のあおりもあり支持層が揺らぐ中、「足で稼ぐ政治の原点に返る」と引き締める。
山本氏は不動産会社を経営。2回出馬した市議選も商工関係の組織選挙で勝ち上がった。しかし、昨年の補選で組織のない大場氏と約1300票しか差が開かず、知名度不足を実感。「3人で誰が一番島原のためになるか」と訴える。
元市議会議長の大場氏は、自民候補2人の当落争いになるとの見通しを示し「組織の力ではかなわないが、議長としての経験と、党の人脈を生かして戦いたい」と話す。昨年の補選で手応えのあった草の根選挙にも意欲を見せている。【古賀亮至】
◆南島原市
◇2現職に自民新人挑む
再選を目指す自民現職の中島氏と、3選を狙う無所属現職の松島氏に、昨年7月の市長選で5000票余を獲得した自民新人の伊藤氏が挑む構図。
前回トップ当選の中島氏は、旧加津佐町議時代からの支持基盤の建設業協会を軸とした組織選挙を目指す。「前回は新人で期待度だけだった。今回は4年間でどれだけ地元の要望に応えられたかが問われる」とミニ集会で実績を強調している。
松島氏は昨年の市長選で支援した候補が敗れたことに危機感を抱き、元市長で父の世佳(つぐよし)氏の全面的な支援を受けて戦う。「前回は“脱オヤジ”がテーマだったが、今回は“融合”だ。世代や党派を問わず支持を広げたい」と語る。
元市職員の伊藤氏は出身地の旧有家町への貢献をうたう「地元主義」を掲げる。「海上交通体系の整備、農業や漁業、製麺業の活性化、地場産業体験民泊を推進する」と訴える。同じ旧有家町が地盤の松島氏への対決姿勢を強めている。【古賀亮至】
==============
◆島原市(定数2)
◇立候補予定者
山本由夫 53 自現(1)
大場博文 49 自新
楠大典 67 無現(3)
◆南島原市(定数2)
◇立候補予定者
中島浩介 48 自現(1)
伊藤剛 46 自新
松島完 35 無現(2)
〔長崎版〕
4509
:
チバQ
:2015/03/10(火) 20:35:18
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150306ddlk42010493000c.html
激戦区:’15統一地方選・県議選/4 大村市/五島市 /長崎
毎日新聞 2015年03月06日 地方版
◆大村市
◇引きずる市長選の因縁
昨年10月の市長選に落選した無所属元職、小林氏の選対本部長だったのが民主現職、高見氏。自民現職の松本氏と同新人、里脇氏は松本氏の父で当選した崇氏を応援。立候補予定4氏が2組に分かれて戦った。2010年の市長選では、崇氏と戦い落選した里脇氏を小林氏が支援した経緯もあり、複雑な構図だ。
松本氏は前回無所属で当選後自民入り。今回は100社・団体から推薦を受けるが「組織に固執せず、前回同様、草の根選挙で」と、県政報告会や街頭演説で浮動票の掘り起こしを狙う。
里脇氏は、市議5期目で議長経験もあるが「他の3氏に比べると知名度が低い」と、語る会を3月までに市内40カ所で開催し、浸透を図る。自民県連会長の谷川弥一衆院議員の後押しにも期待。
高見氏は、市長選での小林氏支持を「県議会会派を一緒にやってきた関係で」と説明。しかし、労組には反発もあったと言う。組織の引き締めと同時に、県政報告会や街頭演説にも力を注ぐ。
小林氏は市長選で落選しても県議選には出馬しない意向を表明していたが「多くの方の要請があり、出馬を決めた」と話す。地区ごとに決起集会を開き、県議5期の経験と実績を訴えていく。【武内靖広】
◆五島市
◇現新2氏、再び一騎打ちか
4期目を目指す無所属現職の山田氏と、自民新人、柿森氏の一騎打ちとなる見込み。約120票差だった前回と同じ顔ぶれで、激戦が予想される。
山田氏は前回、民主公認で当選したが、今回は民主系会派を離れた。40代の若さを生かし、街頭演説を年間300回以上、2年弱で100回超の県政報告会をこまめに繰り返したという。
2月28日の県政報告会には支援者ら約80人が集まった。山田氏は約2時間、「実現」にかかわったという59項目の政策を資料で示し、「五島の声を聞き、実現に向けて全力でやるのが政治家だ」と声を張り上げた。
元市議の柿森氏は地元出身の自民県連会長、谷川弥一衆院議員や市議13人の支援を受け、建設業界や農業、漁業関係者などから広く支持を集める。前回の惜敗後、出身地の奈留島に加え、市中心部の福江島でも街頭演説やミニ集会を繰り返してきた。
2月20日、市内で開いた自民県連の会合には瀬川光之幹事長ら約100人が出席。陣営は「前回を上回る手応えを感じている」としている。【大場伸也、椿山公】
==============
◆大村市(定数3)
◇立候補予定者
松本洋介 38 自現(1)
里脇清隆 55 自新
高見健 61 民現(2)
小林克敏 70 無元(5)
◆五島市(定数1)
◇立候補予定者
柿森誠 62 自新
山田博司 44 無現(3)
〔長崎版〕
4510
:
チバQ
:2015/03/10(火) 20:35:42
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150307ddlk42010447000c.html
激戦区:’15統一地方選・県議選/5 佐世保市・北松浦郡/南松浦郡 /長崎
毎日新聞 2015年03月07日 地方版
◆佐世保市・北松浦郡
◇9議席に各党の11人
9議席を現職8人、新人3人の計11人が争う構図。
自民は現職5人が5議席維持を目指す。12選を目指す宮内氏をはじめ、地元の相浦地区漁協など漁業関係者から後押しを受ける溝口氏、昨年末の衆院選で4区から3区に編入された早岐地区を中心に票固めを狙う田中氏、企業回りなどに力を入れる党県連組織委員長の外間氏が前回と同じ顔ぶれ。4氏に加え、昨年の県議補選で無投票当選を果たした吉村洋氏が5人目の公認候補として再選を目指す。旧吉井町議の実績を生かし、北松浦郡一帯での浸透を図っている。
一方、現職2人が3選を目指す民主は、久野氏が出身の佐世保重工業(SSK)労組などから全面支援を受ける。区内唯一の女性候補、山田氏は元農相の父正彦氏の支持者や全駐労長崎地区本部などから支援を受け「子育てマッサイチュー」をキャッチフレーズに、子育て支援策充実などを訴える。
また、市議2期目の山下氏が「若い力で県政に新風を吹かせる」として、無所属での出馬を表明。若さと市議時代の地盤を強みに2月の事務所開き以降、無党派層や若者などの支持を得ようと各地で「語る会」を開いている。
公明は2期連続でトップ当選を飾った現職で党県本部代表の織田長氏が引退し、後継に新人の宮本氏を擁立。織田氏の後援会を軸とする組織票に加え、若さをアピールし女性票の取り込みも図る。市職労出身で党県連合代表の吉村庄二氏を担ぐ社民は佐世保地区労などの基礎票を手堅くまとめ、5選を目指している。また「反自民」を旗印に新人1人を擁立する動きを見せている共産は近く立候補予定者を発表する見通しだ。【梅田啓祐】
◆南松浦郡
◇6選狙う現職に自民挑む
6選を狙う無所属現職の馬込氏に、自民新人の近藤氏が挑む一騎打ちの見通し。
前回は自民公認で当選した馬込氏は保守層にも一定の支持があり、自民県連の強い支援を受ける近藤氏との激戦が予想される。【大場伸也】
==============
◆佐世保市・北松浦郡(定数9)
◇立候補予定者
宮内雪夫 81 自現(11)
田中愛国 70 自現(5)
溝口芙美雄 67 自現(3)
外間雅広 56 自現(2)
吉村洋 58 自現(1)
久野哲 67 民現(2)
山田朋子 42 民現(2)
宮本法広 42 公新
吉村庄二 75 社現(4)
山下広大 40 無新
◆南松浦郡(定数1)
◇立候補予定者
近藤智昭 58 自新
馬込彰 62 無現(5)
〔長崎版〕
4511
:
チバQ
:2015/03/10(火) 20:36:10
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_oita/article/152842
県議選各選挙区情勢】(上) 大分市区、17人立候補か
2015年03月01日(最終更新 2015年03月01日 03時00分)
任期満了に伴う県議選(定数43)は4月3日告示、同12日に投開票される。今回から「国東市・姫島村区」が定数2から1減で実施され、現段階で現職と元職、新人計57人が立候補を準備している。各選挙区の情勢を2回に分けて紹介する。 (敬称略。選挙区の下の数字は定数)
●大分市(13人)
現職11人と新人6人の計17人が立候補予定。
自民は現職の阿部英仁(66)と麻生栄作(53)、油布勝秀(64)、竹内小代美(69)を公認。新人の元総合重工業会社員、衛藤博昭(35)を推薦した。
民主は現職の小嶋秀行(60)と藤田正道(52)を公認し、新人の元大分市職労委員長、木田昇(47)を推薦した。維新は新人の農業、宮本幸生(71)を立てる。公明は現職の河野成司(57)と吉岡美智子(61)を公認した。
共産は現職の堤栄三(58)を公認。社民は現職の守永信幸(52)と新人で農業生産法人社長の後藤慎太郎(40)を公認し、現職の平岩純子(60)を推薦した。
いずれも新人で元県職員の深田容史(57)、元生命保険会社員の森田智伸(55)は無所属で出馬予定。現職1人は引退する。
●別府市(5人)
現職4と元職1、新人3の計8人が出馬の見通し。
自民は現職の嶋幸一(49)、新人の別府市議、吉冨英三郎(56)を公認した。民主は元職の党県連顧問、佐藤博章(71)を公認。公明は現職の戸高賢史(44)を立てる。
共産は新人の同市議、猿渡久子(55)を公認した。社民は現職の原田孝司(55)を推薦。現職の荒金信生(69)と新人の情報システム会社社長、牧野浩二(39)は無所属で立つ予定。
●中津市(3人)
自民公認の毛利正徳(55)と社民推薦の馬場林(61)に加え、吉冨幸吉(65)の現職3人が出馬を予定。
●日田市(3人)
自民は現職の井上伸史(68)と、新人で元日田市議の井上明夫(58)を公認した。新人の元同市議、羽野武男(58)は民主と社民から推薦を受ける。現職2人は不出馬の見通し。
=2015/03/01付 西日本新聞朝刊=
4512
:
チバQ
:2015/03/10(火) 20:36:36
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_oita/article/152989
【県議選各選挙区情勢】(下) 由布市区、定数2に4人出馬か
2015年03月02日(最終更新 2015年03月02日 03時00分)
●佐伯市(3人)
自民はともに現職の田中利明(63)と御手洗吉生(68)を公認。新人の元佐伯市議、桑原宏史(44)は維新から出馬する。社民は現職の深津栄一(66)を立てる。
●臼杵市(2人)
自民公認の志村学(69)と、社民公認の久原和弘(68)の現職2人が立候補を予定する。
●津久見市(1人)
現職の古手川正治(58)が自民公認で出馬する見通し。
●竹田市(1人)
現職の土居昌弘(45)が自民推薦で立候補予定。
●豊後高田市(1人)
現職の佐々木敏夫(72)は無所属で出馬予定。新人の菓子製造販売業、清末浩一(47)が自民公認で出馬準備を進める。
●杵築市(1人)
自民公認の現職、衛藤明和(67)が立候補予定。
●宇佐市(3人)
自民公認の末宗秀雄(60)と、民主と社民が推薦する尾島保彦(62)、無所属の元吉俊博(58)の現職3人が出馬準備を進める。
●豊後大野市(2人)
自民は現職の後藤政義(63)を公認。社民は現職の玉田輝義(52)を推薦した。新人の元土地改良区事務局長、森誠一(41)は無所属で立つ予定。
●由布市(2人)
自民は現職の近藤和義(81)を公認。元由布市議の佐藤友信(63)と元同市議の二ノ宮健治(67)、輸入雑貨販売会社社長、長谷川修司(62)の新人3人は無所属で立候補の見通し。現職1人は引退する。
●国東市・姫島村(1人)
自民は新人の国東市議、木付親次(59)を公認。新人の元客室乗務員、酒匂法子(46)は民主から推薦を受ける。現職2人は不出馬の見通し。
●日出町(1人)
現職の三浦正臣(37)と、自民から推薦を受けた建設会社役員の佐野聡(29)が立候補の見通し。
●九重町・玖珠町(1人)
自民公認の現職、浜田洋(71)が出馬の意向。
(敬称略。選挙区の下の数字は定数)
=2015/03/02付 西日本新聞朝刊=
4513
:
チバQ
:2015/03/10(火) 20:39:20
熊本
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_kumamoto/article/152988
【県議選 選挙区の情勢】(上) 最少66人出馬表明
2015年03月02日(最終更新 2015年03月02日 03時00分)
写真を見る
統一地方選前半戦の県議選(4月3日告示、同12日投開票)まで1カ月。21選挙区の定数48に対し、1日時点で計66人(現職42人、元職2人、新人22人)が立候補を表明した。68人が出馬した前回から2人減って過去最少を更新する見通し。9選挙区で無投票となる可能性がある。政党別では、自民32人、民主2人、公明3人、共産3人、諸派1人、無所属25人で、各陣営とも既に支持拡大に奔走している。立候補が予想される顔ぶれを2回に分けて紹介する。
●熊本市第1区 (定数12)
中央、東、北各区を合区した新たな選挙区。現職7人、元職1人、新人5人の計13人が立候補を表明している。
現職7人のうち4人は自民。小杉直(69)と岩下栄一(68)は6選、藤川隆夫(62)は5選、橋口海平(36)は再選に向け、それぞれ態勢を固める。公明の城下広作(55)と氷室雄一郎(65)はともに5選を目指す。無所属の西聖一(54)は民主と社民の推薦を得て3選を狙う。
前回、熊本市区で次点だった民主の元職、浜田大造(44)は議席奪還に意欲を燃やす。
新人では、共産県常任委員の山本伸裕(51)は引退する同党県議の後継。残りの4人は無所属で、県教組委員長の岩田智子(53)は民主と社民の推薦を得た。会社会長の松村秀逸(61)は自民が推薦。熊本市議の松野明美(46)と詩吟団体理事長の山中惣一郎(32)も県議選初挑戦。
●熊本市第2区 (定数5)
西、南両区を合区した新たな選挙区に現職6人、新人2人の計8人が立候補予定。
現職では、自民の村上寅美(75)が8選、井手順雄(55)が5選、甲斐正法(57)が再選をそれぞれ目指す。自民以外では、民主の鎌田聡(50)と無所属の荒木章博(61)が5選を狙う。公明の前田憲秀(50)は再選を目指す。現職はいずれも一定の集票基盤を持っているが、区割り変更の影響をどう受けるかが焦点。
新人は、共産県常任委員の益田牧子(64)、前回の熊本市区で落選した元熊本市議の高島和男(51)。
●八代市・郡区 (定数4)
現職3人、元職1人、新人2人の計6人が4議席を争う。現職は自民の小早川宗弘(47)が4選、高野洋介(37)が3選に向けて奔走。無所属の磯田毅(62)は民主と社民の推薦を得て再選を目指す。
元職の坂田孝志(57)は3期務めた県議から八代市長に転身し、再び、自民推薦を受けて県議に挑戦。新人は、共産県南部地区県政対策委員長の内田次一(64)と無所属の地域活性化団体代表、高山正夫(59)が議席獲得を目指す。
●人吉市区 (定数1)
4選を目指す自民現職の溝口幸治(44)が立候補を表明。無投票になる可能性がある。
●荒尾市区 (定数2)
現職2人がすでに立候補を表明。自民の重村栄(65)は4選、諸派の岩中伸司(66)は6選をそれぞれ目指す。前回まで2回連続無投票。
●水俣市区 (定数1)
自民現職の吉永和世(48)が5選を狙う。
●玉名市区 (定数2)
自民現職の森浩二(62)が4選、浦田祐三子(43)が3選を目指して支持固めを進めているのに対し、無所属新人の会社社長、中川勝也(53)が挑む。
●天草市・郡区 (定数3)
自民現職の西岡勝成(68)は10選、池田和貴(51)は4選、泉広幸(61)は再選を目指す。無所属新人で農業、楠本千秋(65)が立候補を表明。
●山鹿市区 (定数2)
いずれも現職で無所属の早田順一(48)、自民の渕上陽一(49)がいずれも3選を狙う。前回に続く無投票となる公算。
●菊池市区 (定数1)
7選を目指す自民現職の前川收(54)に無所属新人の出口慎太郎(32)が挑み、16年ぶりの選挙戦となる見通し。
●宇土市区 (定数1)
再選を狙う自民現職の九谷高弘(44)と前回に続く挑戦となる無所属新人の社会福祉法人理事長、西山宗孝(62)の一騎打ちの公算。
(敬称略)
=2015/03/02付 西日本新聞朝刊=
4514
:
チバQ
:2015/03/10(火) 20:39:41
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_kumamoto/article/153182
【県議選 選挙区の情勢】(下) 宇城市・下益城郡区、新選挙区で激戦か
2015年03月03日(最終更新 2015年03月03日 09時23分)
写真を見る
●上天草市区 (定数1)
自民現職山口裕(43)が3選を目指す。ほかに、3日にも新人1人が立候補を表明する見通し。
●宇城市・下益城郡区 (定数2)
下益城郡の美里町が合区された新たな選挙区には、7選を目指す無所属現職の鬼海洋一(70)と新人3人が立候補予定で激戦になりそうだ。
新人のうち会社役員の吉田孝平(37)は自民公認。高齢者福祉施設代表理事の吉田裕司(58)、農業の末松直洋(52)は無所属。
●阿蘇市区 (定数1)
前回の無投票から一転、4選を狙う自民現職の佐藤雅司(64)に無所属新人の社会福祉法人理事長、岩本浩治(61)が挑む。
●合志市区 (定数1)
自民現職の高木健次(65)が3選を目指す。無投票の公算が大きい。
●玉名郡区 (定数1)
3選を狙う自民現職の内野幸喜(42)以外に目立った立候補の動きは見られない。
●菊池郡区 (定数2)
現職2人と新人2人による乱戦が予想される。現職は自民の田代国広(72)と東充美(63)がそれぞれ3選に向けて支持拡大に奔走。新人はいずれも無所属で、農業の佐藤竜巳(60)、会社役員の中村亮彦(47)が立候補を表明した。
●阿蘇郡区 (定数1)
無所属現職の堤泰宏(67)が5選を狙うのに対し、無所属の南小国町長、河津修司(62)が自民推薦を得て、議席の獲得を目指す。
●上益城郡区 (定数2)
自民現職の増永慎一郎(51)は3選、杉浦康治(56)は再選に向けて態勢を固める。無所属新人の会社員大平雄一(49)と医療法人職員の増田安至(50)が挑む。
●芦北郡区 (定数1)
自民現職の山本秀久(79)は10選を目指す。4回連続の無投票の公算。
●球磨郡区 (定数2)
自民現職の松田三郎(50)が5選、緒方勇二(54)が再選を目指す。無投票の公算。
(敬称略)
=2015/03/03付 西日本新聞朝刊=
4515
:
チバQ
:2015/03/10(火) 20:41:25
2月の記事だけど・・・
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_fukuoka/article/145385
【2015県議選の構図】<1>門司区、小倉北区、小倉南区
2015年02月11日(最終更新 2015年02月11日 15時06分)
人口減少社会を迎える中、地方創生のかじ取り役を託す県議選(4月3日告示、同12日投開票)まで2カ月に迫った。定数86は変わらないものの、八女市と八女郡が同一選挙区となり、選挙区は1減する。45選挙区ごとの立候補予定者の顔触れと構図を紹介する。(敬称略)
●現職2人に2新人挑む 門司区
今のところ、現職の男性2人に新人の女性2人が挑む構図。2議席をかけて激戦が予想される。
再選を目指す自民現職の川端耕一は年明けから支援企業や団体へのあいさつ回りを強化。元北九州市議の経歴も踏まえ「市政、県政とのパイプ役」をアピールする。6選を目指す公明現職の森下博司は2月から校区ごとのミニ集会を本格化。高齢者施策の充実などを訴え、支持母体の創価学会や地域への浸透に努める。
前回、候補擁立を見送った共産は昨年10月、新人の一ノ瀬小夜子が立候補を表明。地域活性化や福祉施策の充実などを掲げ、JR駅前を中心に街頭演説を重ねる。新人でふくおか市民政治ネットワーク・北九州代表の畠山恵美は1月、無所属での立候補を決断。街頭演説で子育て支援などの施策を訴える。民主、社民が推薦を決めた。
●議席の奪還目指す共産 小倉北区
定数3に対し、現職3人と新人1人の計4人が立候補を表明している。
前回トップ当選の自民現職の中村明彦は厚い支持組織をフル稼働させ、9選を目指す。3選に挑む民主現職の原田博史は後援会や支持労組へのあいさつ回りを重ね、足場固めに懸命。公明現職の壹岐和郎は3期目に向け支持母体の創価学会を中心に組織を固める。
共産新人の中村訓八は前々回失った議席の奪還に意気込む。躍進した昨年12月の衆院選の勢いに乗ろうと、党幹部や衆院議員の来援を予定している。
前回、候補者を擁立したみんなの党は昨年解党。関係者の動向が注目される。
●5人が表明 1人に動き 小倉南区
現職3人と元職1人、新人1人が立候補を表明。さらに保守系に出馬を探る動きがあり、3議席をめぐる激戦区になりそうだ。
再選を目指す自民現職の吉村悠は、推薦団体などへのあいさつ回りに力を入れるほか、地域の会合や行事にも足を運ぶ。民主現職の泉日出夫は、連合福岡加盟の労組や従来の支援者を回り、3期目に向け実績をアピール。公明現職の二宮真盛はミニ集会を本格化、支持基盤の創価学会を中心に手堅くまとめ5期目に挑む。
昨年12月の衆院選で福岡10区に立候補した共産元職の高瀬菜穂子は、8年ぶりの議席奪還を狙う。みんなから立候補予定だった新人の湊孝典は解党に伴い、他党からの出馬を模索。つじ立ちなどで知名度アップを図る。
× ×
▽門司区 (定数2)
川端耕一 45 元北九州市議 自現
森下博司 65 党県幹事会長 公現
一ノ瀬小夜子 65 元看護師 共新
畠山恵美 46 元理学療法士 無新
〈前回結果〉
当14,450 森下博司 公現
当10,798 川端耕一 自新
8,977 井上敏和 無現
3,260 楪一早雄 み新
▽小倉北区 (定数3)
中村明彦 59 党県役員 自現
原田博史 48 党支部役員 民現
壹岐和郎 57 党県新聞委長 公現
中村訓八 55 党地区役員 共新
〈前回結果〉
当14,495 中村明彦 自現
当13,448 壹岐和郎 公現
当 8,177 原田博史 民現
7,723 佐藤栄作 み新
6,308 永田浩一 共新
▽小倉南区 (定数3)
吉村悠 29 党県青年局長 自現
泉日出夫 47 党支部役員 民現
二宮真盛 61 党支部役員 公現
高瀬菜穂子 54 党県委員 共元
湊孝典 47 元新聞記者 無新
〈前回結果〉
当18,551 二宮真盛 公現
当15,615 吉村悠 自新
当13,227 泉日出夫 民現
12,784 高瀬菜穂子 共元
× ×
▽党派の略称 自=自民党、民=民主党、維=維新の党、公=公明党、共=共産党、社=社民党、農=県農政連、無=無所属。前回結果は2011年の県議選。「み」は解党したみんなの党。
=2015/02/11付 西日本新聞朝刊=
4516
:
チバQ
:2015/03/10(火) 20:42:25
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_fukuoka/article/145387
【2015県議選の構図】<2>若松区、八幡東区、八幡西区、戸畑区
2015年02月12日(最終更新 2015年02月12日 15時10分)
●同じ顔触れ三たび対決 若松区
定数2を自民、民主の現職と共産元職が争う構図になる見通しで、同じ顔触れによる戦いは3回連続となる。前回、トップ当選者と落選者の得票差はわずか1294票で、今回も激戦になりそうだ。
3期連続トップ当選の自民現職の中尾正幸は、県農政連の推薦を受け企業や団体を精力的に回る。今年1月の市議補選では支援した党の候補が落選し、組織の引き締めに躍起だ。3期目に挑む民主現職の野村陽一は地元の催しに足を運び、地盤固めを図る。北橋健治北九州市長が衆院議員時代の公設秘書で「市政と県政の橋渡し役」をアピールする。
共産元職の山口律子は、市議補選で党公認候補が接戦を制した勢いに乗ろうと女性層を中心に支持拡大に努めており、8年ぶりの議席奪還を狙う。
●現職が表明 無投票か? 八幡東区
定数1に対し、2期目を目指す自民現職の津田公治が立候補を表明し、7日に事務所開きを実施した。4年間の実績をアピールし、選挙戦への準備を加速している。その一方で、民主は候補者選びが難航。共産は擁立が厳しい状況で、無投票の可能性もある。
●議席奪還を目指す共産 八幡西区
定数4に現職4人と新人1人の計5人が立候補を予定。共産は前回失った議席の奪還を狙う。
自民現職の2人はともに1月31日に事務所開き。縣善彦は5選を目指し、昨年から後援会へのあいさつ回りを始め、企業など約50団体の推薦も受ける。県議会議長を務めた松尾統章は企業などの推薦を150団体ほど取り付け、5期目に向け着々と態勢を構築する。
民主現職の岩元一儀は地元労組など約50団体から推薦を受けた。4選を狙い支持基盤固めを図る。
再選を目指す公明現職の松下正治は支援者へのあいさつ回りを始めた。支持母体の創価学会などへの浸透に努める。
共産新人の伊藤淳一は駅前や住宅街などで街頭演説を行い、知名度向上に取り組む。
●前回と同様民共対決か 戸畑区
6選を目指す民主現職の冨田徳二が立候補を表明し、支持基盤の新日鉄住金労組などを中心にあいさつ回りを重ねている。共産も候補擁立に向け最終調整を続けており、前回同様、1議席をめぐり「民・共」対決の様相を強めている。
(敬称略)
× ×
▽若松区 (定数2)
中尾正幸 50 党県政調会長 自現
野村陽一 47 保護司 民現
山口律子 65 党地区副委長 共元
〈前回結果〉
当 8,645 中尾正幸 自現
当 8,078 野村陽一 民現
7,351 山口律子 共元
▽八幡東区 (定数1)
津田公治 59 党支部長 自現
〈前回結果〉
当 9,813 津田公治 自新
8,487 諏訪下勝造 民現
4,119 平原潤 み新
▽八幡西区 (定数4)
松尾統章 42 党県役員 自現
縣善彦 62 党県総務会長 自現
岩元一儀 55 党県役員 民現
松下正治 45 党支部連長 公現
伊藤淳一 63 党地区委員 共新
〈前回結果〉
当19,131 松尾統章 自現
当18,558 松下正治 公新
当15,044 岩元一儀 民現
当12,939 縣善彦 自現
11,107 真島省三 共現
▽戸畑区 (定数1)
冨田徳二 59 党支部役員 民現
〈前回結果〉
当10,672 冨田徳二 民現
5,196 藤井広子 共新
× ×
▽党派の略称 自=自民党、民=民主党、維=維新の党、公=公明党、共=共産党、社=社民党、農=県農政連、無=無所属。前回結果は2011年の県議選。「み」は解党したみんなの党。
=2015/02/12付 西日本新聞朝刊=
4517
:
チバQ
:2015/03/10(火) 20:43:32
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_fukuoka/article/145390
【2015県議選の構図】<3>遠賀郡、中間市、行橋市、京都郡、築上郡・豊前市
2015年02月13日(最終更新 2015年02月13日 15時15分)
●自民現職と4新人混戦 遠賀郡
定数2に対し、現職1人と新人4人が名乗りを上げており、混戦模様となっている。
5選を目指す自民現職の松本国寛は、県議会議長だった知名度を生かし組織固めを進める。民主新人の今井保利は地元の芦屋町を中心に支援者回りを本格化。維新新人の林高史は38歳の若さを前面に打ち出し、街頭活動などを続ける。
無所属新人の安部弘彦は選挙区内で最も人口が多い地元の岡垣町を拠点に支持拡大を狙う。無所属新人の入江東樹は元小学校長の経験を生かし、教育施策の充実などを掲げる。
●現職と新人 保守系対決 中間市
6選を目指す自民現職の貞末利光と、無所属新人で中間市議会の前議長片岡誠二の2人が立候補を予定。保守系同士の争いになる見通しだ。
県農政連の推薦も受けた貞末は長年の実績をアピールし、支持基盤固めを図る。地元の催しにも積極的に足を運ぶ。片岡は告示まで2カ月と迫った2月上旬に出馬を表明。つじ立ちや支援者へのあいさつ回りを通じ支持拡大を目指す。
●自民が分裂 現新再激突 行橋市
無所属現職の堀大助が再選を目指す一方、無所属新人の小堤千寿が立候補の意向を固め準備を進めており、一騎打ちとなる公算が大きい。
2人は昨年4月の補選で激突しており、自民県連の推薦を受けた堀が、自民の地域支部が推薦した小堤を1152票差で破った。今回も2人は補選と同様にそれぞれ推薦を受けており、自民の分裂選挙となる見通し。
●3選目指す現職出馬へ 京都郡
3選を目指す無所属現職の畑中茂広のほかに立候補の動きはなく、無投票の公算が大きい。畑中は民主、社民の推薦を受けており、県政報告会などを通して政策を訴えている。
●現職だけが出馬の動き 築上郡・豊前市
前職の豊前市長選出馬に伴う2013年5月の補選で、事実上の自民分裂選挙を制し、初当選した無所属現職の西元健のほかに立候補の動きがなく、無投票の公算が大きい。
西元は1月末に事務所開きを行い準備を加速。県農政連の推薦を受ける。
(敬称略)
× ×
▽遠賀郡 (定数2)
松本国寛 58 党県議団役員 自現
今井保利 64 芦屋町議 民新
林高史 38 玩具会社役員 維新
安部弘彦 55 元岡垣町議 無新
入江東樹 72 元小学校長 無新
〈前回結果〉
当17,384 松本国寛 自現
当 8,905 助信良平 民現
8,586 三角善彦 無新
▽中間市 (定数1)
貞末利光 59 党県役員 自現
片岡誠二 48 前市議会議長 無新
〈前回結果〉
無投票 貞末利光 自現
▽行橋市 (定数1)
堀大助 35 弁護士 無現
小堤千寿 32 自民支部役員 無新
〈前回結果〉
当14,332 田中純 無新
11,835 岡田博利 無現
(2014年4月補選)
当 9,339 堀大助 無新
8,187 小堤千寿 無新
▽京都郡 (定数1)
畑中茂広 62 旧豊津町長 無現
〈前回結果〉
無投票 畑中茂広 無現
▽築上郡・豊前市 (定数1)
西元健 35 自民支部役員 無現
〈前回結果〉
無投票 後藤元秀 自現
(2013年5月補選)
当17,244 西元健 自新
9,479 中村勇希 無新
× ×
▽党派の略称 自=自民党、民=民主党、維=維新の党、公=公明党、共=共産党、社=社民党、農=県農政連、無=無所属。前回結果は2011年の県議選。「み」は解党したみんなの党。
=2015/02/13付 西日本新聞朝刊=
4518
:
チバQ
:2015/03/10(火) 20:46:22
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_fukuoka/article/145672
【2015県議選の構図】<4>直方市、田川市、田川郡、宮若市・鞍手郡、飯塚市・嘉穂郡、嘉麻市
2015年02月15日(最終更新 2015年02月15日 00時35分)
●自民現職が再選目指す 直方市
現職と新人2人の三つどもえの戦いだった前回から一転、立候補を表明しているのは現職の1人だけだ。
再選を目指す自民現職の香原勝司は既に約150の団体や企業から推薦を受け、8日には後援会事務所開きも終えた。今回は県農政連の推薦も取り付け、ミニ集会などで雇用、子育て環境の充実などを訴え支持基盤固めを図っている。
●新人2人が一騎打ちへ 田川市
3期務めた自民現職の浦田憲一が今期限りで引退し、自民新人と無所属新人の一騎打ちになる見通し。
浦田の次男で自民新人の浦田大治は保守層を固めるため、企業や団体などを中心にあいさつ回りを続けている。1月末に田川市議を任期途中で辞職した無所属新人の佐々木允は民主、社民の推薦を受け、保守層への浸透も図る。
●自民系3人、社民も参入 田川郡
現職2、新人2の計4人が2議席を争う構図になりそうだ。
いずれも前回初当選した自民現職の大島道人と、自民推薦で無所属現職の神崎聡は、県議での実績をアピールして支持固めに力を入れる。自民の地域支部から推薦を受けた無所属新人の有田浩二は、地盤の川崎町を中心に知名度アップを図る。
地元選出衆院議員の武田良太が大島と有田を推す一方、副総理の麻生太郎は神崎を支援し、自民分裂の様相となっている。
前回、1947年から続いた議席を失った社民は、昨年12月の衆院選福岡11区に立候補した新人の藤中寛之を擁立し、議席奪回を目指す。
●自民が分裂、現新激突へ 宮若市・鞍手郡
定数1に対し自民現職の塩川秀敏と、無所属新人の春田章匡が立候補を予定。春田は自民の地域支部から推薦を受けており、事実上の自民分裂選挙となる見通しだ。
3選を目指す塩川は支持者回りを重ね、2期8年の実績をアピール。街頭で朝立ちを続け、無党派層の取り込みも図る。
春田は、副総理の麻生太郎の秘書時代に培った人脈を生かして企業などへのあいさつ回りを進め、ミニ集会も精力的にこなす。
●現職2人と2新人対決 飯塚市・嘉穂郡
定数2に現職2人、新人2人が立候補を表明。4選を目指す自民現職の江藤秀之はミニ集会や企業団体への推薦依頼に力を注ぐ。5選を狙う民主現職の吉村敏男は支持者回りを精力的にこなす。労組も支援する。昨年の飯塚市長選に出た無所属新人の小幡俊之は、市政を考える市民団体などが支持基盤。無所属新人の高橋義彦は、高校や大学院の同級生が草の根の活動を支えている。
●前回と同じ現新の争い 嘉麻市
8選を目指す自民現職の吉原太郎と、無所属新人で会社社長の井上誠二が立候補を表明。前回と同じ顔ぶれによる一騎打ちの公算が大きい。
吉原は支持固めに向けて地域ごとに後援会が活動を本格化。井上は地元の稲築地区から世代交代を訴えて浸透を図る。
(敬称略)
4519
:
チバQ
:2015/03/10(火) 20:46:38
× ×
▽直方市 (定数1)
香原勝司47 市体育協会長 自現
〈前回結果〉
当12,397 香原勝司 自新
10,104 野下昭宣 無現
2,681 高木直行 無新
▽田川市 (定数1)
浦田大治40 県議事務所員 自新
佐々木允33 福祉施設職員 無新
〈前回結果〉
当11,182 浦田憲一 自現
10,753 古賀靖典 無新
▽田川郡 (定数2)
大島道人62 農業 自現
神崎聡52 県農政連役員 無現
藤中寛之40 党県副代表 社新
有田浩二55 建設会社役員 無新
〈前回結果〉
当14,814 大島道人 自新
当13,519 神崎聡 無新
10,459 冨原茂昭 社現
▽宮若市・鞍手郡 (定数1)
塩川秀敏66 元高校教諭 自現
春田章匡59 元議員秘書 無新
〈前回結果〉
当14,654 塩川秀敏 自現
7,030 豊福明子 無新
▽飯塚市・嘉穂郡 (定数2)
江藤秀之54 党県役員 自現
吉村敏男66 党県代表代行 民現
小幡俊之57 元飯塚市議 無新
高橋義彦31 元証券会社員 無新
〈前回結果〉
当25,922 江藤秀之 自現
当18,523 吉村敏男 民現
4,690 税田康文 無新
▽嘉麻市 (定数1)
吉原太郎80 医師 自現
井上誠二56 不動産業 無新
〈前回結果〉
当11,531 吉原太郎 自現
5,684 井上誠二 無新
× ×
▽党派の略称 自=自民党、民=民主党、維=維新の党、公=公明党、共=共産党、社=社民党、農=県農政連、無=無所属。前回結果は2011年の県議選。「み」は解党したみんなの党。
=2015/02/15付 西日本新聞朝刊=
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チバQ
:2015/03/10(火) 20:48:29
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【2015県議選の構図】<5>福岡市東区、博多区、中央区
2015年02月17日(最終更新 2015年02月17日 03時00分)
●現職4人に共産が挑む 東区
自民2人と民主、公明の計4人の現職に共産新人が名乗りを上げ、5人で定数4を争う構図になりそう。前回、ふくおか市民政治ネットワークの候補者(次点)が獲得した1万票余りの行方も注目される。
自民現職の今林久は後援会を中心に支持拡大を目指す。5期の実績をアピールし、特に教育・文化の施策充実を訴える。自民現職の長裕海は支援団体のあいさつ回りを重ね、ミニ集会では九州大の跡地活用の重要性を語る。
民主現職の佐々木徹は連合福岡が主な支持基盤で、支援労組や地域の支持者を回り、格差社会の是正を説く。公明現職の大塚勝利は創価学会や党員、支援企業を回るほか、生活者の視点を強調し、新たな票の掘り起こしを目指す。共産新人の立川由美は連日、駅前の街頭宣伝を通して知名度アップを図り、若者の労働環境改善を呼び掛ける。
●国政転出の自民に後継 博多区
定数3に対し、自民新人と民主、公明の現職が立候補を表明した。共産も候補擁立の動きを見せている。
前回トップ当選した自民県議が国政へ転出。後継に弟の井上博行が名乗りを上げた。後援会組織は兄と連動し、支持者へのあいさつ回りなど基盤固めに奔走する。
再選を目指す民主現職の堤かなめは連合系組織の推薦を30近く集め、同窓会や市民運動で築いた人脈を生かし、ミニ集会で政策を訴える。公明現職の高橋雅成は4期目に向けて支持母体の創価学会への浸透に努める。
共産は候補者を絞り込んでおり、近く発表予定。
●現職2人と2新人激突 中央区
定数3に対し、現職2人と新人2人の計4人が立候補を表明している。都心部で無党派層も多く、激しい“争奪戦”が予想される。
4選を目指す公明現職の大城節子は年明けから、地域でのミニ集会を本格化。支持母体の創価学会など地盤固めを図る。民主現職の原中誠志は再選に向けて公民館単位で県政報告会を重ねる。
自民新人の岳康宏は元衆院議員秘書。前回、トップ当選を果たし、その後国政に転身した鬼木誠の地盤を引き継ぐ。8日に事務所開きをし、企業団体回りを通して浸透を図っている。
維新新人の大野善行の活動の中心はつじ立ち。昨年末の衆院選比例代表で維新は中央区で1万票超を獲得しており、無党派層の支持拡大を狙う。
(敬称略)
× ×
▽東区 (定数4)
今林久66 党県役員 自現
長裕海61 党県役員 自現
佐々木徹57 党県常任幹事 民現
大塚勝利49 党県局次長 公現
立川由美44 党准県委員 共新
〈前回結果〉
当25,419 今林久 自現
当21,352 大塚勝利 公現
当17,065 佐々木徹 民現
当16,619 長裕海 自現
10,762 外井京子 ネ新
7,743 橋本英一 共新
▽博多区 (定数3)
井上博行50 会社社長 自新
堤かなめ54 元大学教授 民現
高橋雅成57 党県総支部長 公現
〈前回結果〉
当22,786 井上貴博 自現
当15,834 高橋雅成 公現
当11,484 堤かなめ 民新
7,091 岩本壮一郎 み新
3,569 川崎智浩 無新
▽中央区 (定数3)
岳康宏44 会社役員 自新
原中誠志56 党総支部幹事 民現
大野善行48 元予備校講師 維新
大城節子64 党県女性局長 公現
〈前回結果〉
当21,752 鬼木誠 自現
当12,319 大城節子 公現
当 9,610 原中誠志 民新
9,141 池田素子 み新
× ×
▽党派の略称 自=自民党、民=民主党、維=維新の党、公=公明党、共=共産党、社=社民党、農=県農政連、ネ=ふくおか市民政治ネットワーク、無=無所属。前回結果は2011年の県議選。「み」は解党したみんなの党。
=2015/02/17付 西日本新聞朝刊=
4521
:
チバQ
:2015/03/10(火) 20:49:30
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【2015県議選の構図】<6>福岡市南区、城南区、早良区、西区
2015年02月18日(最終更新 2015年02月18日 00時23分)
●民主が分裂 新人を擁立 南区
前回無投票で当選した現職4人に、新人1人が挑む構図。民主は公認調整が不調に終わり、事実上の分裂選挙となる。
前回民主公認だった現職の新村雅彦は、長男が同じ南区で福岡市議選への立候補を予定しており、党内で世襲批判が上がった。無所属で出馬するが、民主を支援する約30の労働組合から推薦を受けた。これに対し、民主が擁立した新人の大田京子は、南区を地盤とする元衆議院議員稲富修二の後援会などへのあいさつ回りや、つじ立ちで知名度アップを図る。
自民現職の加地邦雄は現議長。公務に追われる中、全25校区に置く後援会がフル回転。自民現職の樋口明は地元企業や団体へのあいさつ回り、主要駅での朝立ちを重ねる。
公明現職の浜崎達也は支持母体の創価学会を中心に地盤を固めるほか、地域でミニ集会を開催する。
●現職2人が立候補表明 城南区
定数2に対し、現職2人が立候補を表明しているのに加え、共産が候補擁立を目指している。
9選を目指す自民現職の武藤英治は支持者や企業・団体へのあいさつ回りを始めた。今後はミニ集会などに力を入れる。3選を目指す民主現職の守谷正人は初当選以来、街頭で県政報告書の配布を続けており、実績のアピールに努める。
●5人名乗り混戦の様相 早良区
定数3に対し、現職2人と3新人が名乗りを上げているほか、共産も候補擁立を決め、混戦模様となっている。
自民は8年ぶりに公認候補を擁立した。新人の大田満は元副総裁山崎拓の元秘書。県農政連など約70の団体から推薦を受け、組織票を固める。自民の推薦を受ける無所属現職の古川忠は地元の催しに足を運び、6選に向け実績を訴える。
5選を狙う公明現職の新開昌彦はあいさつ回りを続けながら、創価学会を軸に支持拡大を目指す。ふくおか市民政治ネットワークの元共同代表で無所属新人の外井京子は民主の推薦を受け労働組合への浸透を図る。無所属新人の松永洋幸は知名度を高めようと、街頭演説を繰り返す。共産は18日に候補者を発表する。
●現職3人に新人が挑む 西区
定数3に現職3人と新人1人が立候補予定。共産も候補擁立を急いでいる。
12選を目指す自民現職の田中久也はベテランとしての知名度を生かし、組織固めを進める。自民現職で2期目を狙う野原隆士は支持者回りを重ね、4年間の実績をアピールする。
民主現職の仁戸田元氣は連合福岡のほか、自民支持の一部団体からも推薦を受け、保守層への食い込みを図る。
維新新人の水野信一は街頭演説を精力的に繰り返し、政策を訴える。
(敬称略)
× ×
▽南区 (定数4)
加地邦雄64 教育団体理事 自現
樋口明44 党県議団役員 自現
大田京子36 元針灸院長 民新
浜崎達也59 党県幹事長 公現
新村雅彦62 元中学教諭 無現
〈前回結果〉
無投票 加地邦雄 自現
無投票 樋口明 自現
無投票 新村雅彦 民現
無投票 浜崎達也 公現
▽城南区 (定数2)
武藤英治63 党県会計監督 自現
守谷正人49 党県監査委員 民現
〈前回結果〉
当21,242 武藤英治 自現
当12,023 守谷正人 民現
9,186 堀宏行 み元
▽早良区 (定数3)
大田満48 元議員秘書 自新
新開昌彦57 党県副幹事長 公現
古川忠66 NPO理事長 無現
外井京子57 元福岡市議 無新
松永洋幸42 不動産業役員 無新
〈前回結果〉
当26,912 古川忠 無現
当20,673 新開昌彦 公現
当15,764 宮浦寛 民現
9,334 松永洋幸 無新
▽西区 (定数3)
田中久也81 党県相談役 自現
野原隆士57 党県役員 自現
仁戸田元氣35 党3区役員 民現
水野信一53 NPO理事 維新
〈前回結果〉
無投票 田中久也 自現
無投票 仁戸田元氣 民新
無投票 野原隆士 無新
× ×
▽党派の略称 自=自民党、民=民主党、維=維新の党、公=公明党、共=共産党、社=社民党、農=県農政連、無=無所属。前回結果は2011年の県議選。「み」は解党したみんなの党。
=2015/02/18付 西日本新聞朝刊=
4522
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チバQ
:2015/03/10(火) 20:50:39
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_fukuoka/article/146482
【2015県議選の構図】<7>宗像市、福津市、古賀市、粕屋郡、糸島市
2015年02月19日(最終更新 2015年02月19日 18時54分)
●現職2人が地盤固める 宗像市
新人4人が2議席を争い激戦となった前回から一転、現職2人のほかに立候補の動きはない。
自民現職の伊豆美沙子は市商工会など30を超す団体の推薦を集めた。地域を積極的に回り、地盤固めに力を入れる。無所属現職の吉武邦彦は3月初めに事務所開きを予定。地元の旧玄海町をはじめ、全市的な支援の広がりを目指す。
●自民現職が3選目指す 福津市
前回は自民現職と民主新人の一騎打ちとなったが、今回、立候補を表明しているのは3選を目指す自民現職の阿部弘樹の1人。約50の団体・企業の推薦を受け、後援会を中心に地盤を固める。
●市長選余波自民が難航 古賀市
定数1に対し、民主現職の田辺一城が立候補を表明し、8日に事務所開き。前回の初当選後、約80回に達した市内全域の対話集会のほか、県政報告文書発行やブログで議員活動を発信し、地域への浸透を図っている。
前回初めて議席を失った自民は候補擁立の方針を堅持しているものの人選が難航している。昨年11月の古賀市長選で、支部内の支援が3候補者に分裂したしこりが残っている。無投票の可能性も出てきた。
●共産擁立へ激戦の様相 粕屋郡
現職2人、新人2人が立候補の意向を表明。共産も候補擁立を検討しており、前回の無投票から一転し激戦となる見通し。
自民現職の吉松源昭は3期の実績や政権幹部とのパイプを強調し、後援会の結束を図る。前回民主から出馬した小池邦弘は今回は無所属で立候補予定。民主、維新から支援を受け、野党勢力の結集で3選を目指す。
議席死守を狙う公明は新人で元古賀市議の西尾耕治を擁立。支持母体と連携して知名度アップを図る。県農政連新人の世利昌規は農家や地元宇美町を中心に浸透を図る。
共産も新人を擁立予定で候補者を調整している。
●現職と新人出馬を表明 糸島市
従来の「前原市・糸島郡」から名称変更された。定数2に対し、現職1人と新人1人が立候補を表明。ほかに動きはなく、無投票の公算が大きい。
民主現職の川崎俊丸は昨春から小学校区単位で県政報告会を開催。2期8年の実績をアピールし、3選を目指す。自民新人の浦伊三夫は100近くの団体、企業から推薦を受け、あいさつ回りなどで浸透を図っている。
(敬称略)
× ×
▽宗像市 (定数2)
伊豆美沙子56 酒造会社役員 自現
吉武邦彦59 旅館経営 無現
〈前回結果〉
当13,571伊豆美沙子 自新
当11,346吉武邦彦 無新
6,860花田洋 民新
4,488福田昭彦 無新
▽福津市 (定数1)
阿部弘樹53 医師 自現
〈前回結果〉
当11,860阿部弘樹 自現
8,228越本隆志 民新
▽古賀市 (定数1)
田辺一城34 元新聞記者 民現
〈前回結果〉
当11、271田辺一城 民新
10、389前田宏三 自現
▽粕屋郡 (定数3)
吉松源昭46 行政書士 自現
西尾耕治54 党支部連合長 公新
世利昌規61 農協理事 農新
小池邦弘54 民主町支部長 無現
〈前回結果〉
無投票 上岡孝生 公現
無投票 吉松源昭 自現
無投票 小池邦弘 民現
▽糸島市 (定数2)
浦伊三夫41 会社役員 自新
川崎俊丸64 党支部幹事長 民現
〈前回結果〉(前原市・糸島郡)
当21,569月形祐二 自現
当 8,052川崎俊丸 民現
4,741岡村一伸 無新
× ×
▽党派の略称 自=自民党、民=民主党、維=維新の党、公=公明党、共=共産党、社=社民党、農=県農政連、無=無所属。前回結果は2011年の県議選。「み」は解党したみんなの党。
=2015/02/19付 西日本新聞朝刊=
4523
:
チバQ
:2015/03/10(火) 20:51:58
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_fukuoka/article/146731
【2015県議選の構図】<8>春日市、大野城市、太宰府市、筑紫野市、筑紫郡、朝倉市・朝倉郡
2015年02月20日(最終更新 2015年02月20日 03時00分)
●現職2人に新人出馬か 春日市
定数2。前回無所属で初当選し、その後、ともに自民入りした松尾嘉三と中牟田伸二の現職2人が再選を目指して立候補を表明している。解党したみんなから前回出馬し、次点だった元春日市議が維新からの立候補に意欲を示しており、選挙戦に突入する見通し。
前回議席を失った民主は昨年、新人の推薦を決めたが、本人が立候補を辞退した。このため、元市議はかつて所属した民主からの推薦を得たい考え。
松尾と中牟田は、駅前や街頭でつじ立ちを続ける。
前回はこの3人以外に2人が立候補し、計1万票超を獲得した。こうした票の行方が当落の鍵を握りそうだ。
●現職2人が立候補表明 大野城市
定数2に対し、現職2人が立候補を表明している。4選を狙う自民現職の井上順吾は昨年6月から市内全地区でミニ集会を重ねながら、推薦団体などの地盤固めを着実に進める。再選を目指す民主現職の井上博隆はミニ集会を開くほか、労組などへの浸透も図る。
●市長選連動2新人激突 太宰府市
定数1。引退する現職の後継として自民公認を得た柳原荘一郎、民主と社民の推薦を受ける無所属の渡辺美穂の新人2人が立候補を表明し、一騎打ちとなる見通し。同じ統一地方選で実施される太宰府市長選とも連動し、激しい選挙戦が予想される。
商工、農業、観光の振興を掲げる柳原は「国、県と太宰府市を太いパイプで結ぶ」と訴える。市長選で3選を目指す井上保広の後押しのほか、県農政連や商工政治連盟などの推薦を得て、組織選挙を徹底させる。
渡辺は市議3期の実績を背景に、高齢者や子育て支援などを軸に「女性の声を県政に」と主張する。市長選に出馬予定の新人芦刈茂と連携。現市政に批判的な市議の支援を受け、各行政区でミニ集会を重ねる。
●支持固めに2現職努力 筑紫野市
定数2に対し、再選を狙う自民現職の平井一三と4選を目指す民主現職の原竹岩海が立候補を表明している。平井は3月から市内各地でミニ集会を開きながら、推薦団体などの足場固めに力を注ぐ。原竹は後援会活動を中心に幅広い層への支持の広がりを期待する。
●現職が引退後継に長男 筑紫郡
4期務めた自民現職の渡辺英幸が今期限りで引退し、後継として渡辺の長男勝将が自民公認で立候補を表明した。父親から引き継いだ後援会を中心に推薦団体や企業への浸透に懸命だ。
●現職以外に動き見えず 朝倉市・朝倉郡
旧甘木市区(定数1)と旧朝倉郡区(同1)が合区され、2回目の選挙。定数2に対し、現職2人が立候補を表明している。ほかに動きがなく、無投票となる可能性もある。
3選を目指す自民現職の栗原渉を県農政連が推薦し、7選を目指す県農政連現職の林裕二を自民が推薦した。保守同士が協調体制で保守地盤を固めるほか、両氏は各地の催しに積極的に顔を出している。
前回、候補者を立てた民主と昨年12月の衆院選で躍進した共産は、候補擁立が厳しい状況。
(敬称略)
4524
:
チバQ
:2015/03/10(火) 20:52:17
× ×
▽春日市 (定数2)
中牟田伸二57 党県議団役員 自現
松尾嘉三46 不動産業 自現
〈前回結果〉
当10,293松尾嘉三 無新
当 7,528中牟田伸二 無新
6,625中村孝三 み新
5,646岸本善成 民現
4,791平山喜基 無新
▽大野城市 (定数2)
井上順吾63 行政書士 自現
井上博隆37 党支部幹事長 民現
〈前回結果〉
当14,173井上順吾 自現
当 9,848井上博隆 民新
5,462吉村裕美 無新
▽太宰府市 (定数1)
柳原荘一郎43 建設会社役員 自新
渡辺美穂52 太宰府市議 無新
〈前回結果〉
当13,444井本邦彦 自現
9,361白石卓也 無新
▽筑紫野市 (定数2)
平井一三60 会社役員 自現
原竹岩海61 党支部副代表 民現
〈前回結果〉
当14,358平井一三 自新
当11,169原竹岩海 民現
5,422浜武振一 無新
▽筑紫郡 (定数1)
渡辺勝将37 会社役員 自新
〈前回結果〉
無投票 渡辺英幸 自現
▽朝倉市・朝倉郡 (定数2)
栗原渉49 党支部長 自現
林裕二64 県農政連委長 農現
〈前回結果〉
当15,987栗原渉 自現
当15,152林裕二 農現
7,145多田有一郎 民新
× ×
▽党派の略称 自=自民党、民=民主党、維=維新の党、公=公明党、共=共産党、社=社民党、農=県農政連、無=無所属。前回結果は2011年の県議選。「み」は解党したみんなの党。
=2015/02/20付 西日本新聞朝刊=
4525
:
チバQ
:2015/03/10(火) 20:53:24
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_fukuoka/article/146992
【2015県議選の構図】<9>久留米市、大川市・三潴郡、小郡市・三井郡、うきは市
2015年02月21日(最終更新 2015年02月21日 09時49分)
●保革が乱立8人激突も 久留米市
自民、民主、公明の現職4人に加えて、自民系の元職と新人、民主の新人が立候補を表明し、共産も擁立する方針。5議席をめぐり激戦が予想される。
自民現職の原口剣生は4期の実績を強調し、2千近くの企業や団体からの推薦を狙う。原口とともに県農政連の推薦を得る自民現職の十中大雅は後援会と農業票を固めて3選を目指す。
自民支持層に割って入るのが、前回の初当選後に衆院選出馬のため辞職した元職の江口善明と、久留米市議で新人の後藤敬介の2人。街頭演説やあいさつ回りを重ねて支持拡大を狙う。
民主は現職の中村誠治が再選に向け連合福岡の推薦を受けたものの、かつて維新に所属した新人の内野雅晴も追加公認され、連合福岡が推薦。共産も巻き込み、「非自民票」の分散は必至だ。
公明現職の田中正勝は支持母体の創価学会を軸に支援を訴え、6選を目指す。
●現職以外に動き見えず 大川市・三潴郡
3選を目指す自民現職の秋田章二のほかに立候補の動きは見られず、3回連続で無投票の可能性が高まっている。県農政連の推薦を取り付け、県政報告会を兼ねた新春の集いでも支持者約700人を集め、着々と足場を固めつつある。
●5選目指し現職出馬へ 小郡市・三井郡
自民現職の井上忠敏が5選を目指して立候補を表明している。今のところ、ほかに立候補の動きはない。無投票になれば3回連続。井上は県農政連や医師会の推薦を得たほか、約70の企業・団体に推薦願を出し、地盤固めを進めている。
●新人1人が立候補表明 うきは市
県農政連新人で、元うきは市職員の小河誠嗣が立候補を表明。ほかに動きはなく、3回連続で無投票の公算が大きい。小河は市長公室長などを歴任し、昨年3月の定年退職後、今年1月まで市商工会事務局長を務めた。今期限りで引退する県農政連現職の出利葉史郎の後継として各団体へのあいさつ回りを重ねている。
(敬称略)
× ×
▽久留米市 (定数5)
原口剣生60 会社社長 自現
十中大雅61 党県総務副長 自現
中村誠治58 元議員秘書 民現
内野雅晴38 整骨院副院長 民新
田中正勝63 党県副代表 公現
江口善明40 JA青年部員 無元
後藤敬介52 会社社長 無新
〈前回結果〉
当26,495 原口剣生 自現
当22,917 田中正勝 公現
当15,676 中村誠治 民新
当15,476 江口善明 無新
当14,511 十中大雅 自現
10,635 清田信治 無現
▽大川市・三潴郡 (定数1)
秋田章二64 医師 自現
〈前回結果〉
無投票 秋田章二 自現
▽小郡市・三井郡 (定数1)
井上忠敏68 党県副幹事長 自現
〈前回結果〉
無投票 井上忠敏 自現
▽うきは市 (定数1)
小河誠嗣60 元市職員 農新
〈前回結果〉
無投票 出利葉史郎 農現
× ×
▽党派の略称 自=自民党、民=民主党、維=維新の党、公=公明党、共=共産党、社=社民党、農=県農政連、無=無所属。前回結果は2011年の県議選。「み」は解党したみんなの党。
=2015/02/21付 西日本新聞朝刊=
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:2015/03/10(火) 20:54:24
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_fukuoka/article/147167
【2015県議選の構図】<10>大牟田市、柳川市、筑後市、みやま市、八女市・八女郡
2015年02月22日(最終更新 2015年02月22日 00時33分)
●保守系分裂 激戦の模様 大牟田市
定数2に自民と無所属の現職、共産新人の計3人のほか、自民党員の新人も無所属での出馬を表明。保守分裂の様相を帯び、激戦になりそうだ。
自民現職の田中秀子は党県幹事長など5期20年の実績をアピール。推薦を受けた企業や団体、支持者へのあいさつ回りを急ぐ。
無所属現職の大橋克己は民主、社民の推薦を得て再選を目指す。労組や支持者回りのほか、朝立ちで無党派の取り込みも狙う。
共産新人の中西倫仁は3度目の挑戦。街頭演説や支持者回りを重ね、福祉充実や大型開発中止などを訴えている。
無所属新人の桑原誠は古賀誠元自民幹事長の秘書だった。県議経験者の支援を受け、秘書時代の人脈も生かし支持者を回っている。
●再選目指す現職出馬へ 柳川市
定数1に対し、今のところ名乗りを上げたのは再選を目指す無所属現職の椛島徳博だけ。12年ぶり選挙戦となった前回から一転、無投票の可能性も出ている。
4年間の実績をアピールする椛島は今回、県農政連の推薦を取り付け、支援の広がりを目指す。
●現職が安定 無投票公算 筑後市
8選を目指す自民現職の蔵内勇夫のほかに今のところ立候補の動きはなく、無投票の公算が大きい。
蔵内は既に県農政連などを含め約70団体から推薦を受けた。3月には事務所開きを予定しており、後援会を中心に地盤を着々と固めている。
●自民現職が再選目指す みやま市
定数1に対し、再選を目指す自民現職の板橋聡が立候補を表明。今のところほかに動きはなく、無投票の公算が大きい。
板橋は200近くの団体や企業から推薦を受けた。農林水産業の発展やスポーツによる地域振興などを訴え、あいさつ回りに励んでいる。
●合区後初の戦いに4人 八女市・八女郡
従来の八女市区と八女郡区が合区された。定数2に、現職1人と新人3人が立候補を予定している。
再選を目指す自民現職の桐明和久は八女市全域で支援者回りを重ね、4年間の実績をアピール。民主新人の野田稔子は参院議員の夫とともに精力的に集会を開き、国会議員も応援に駆けつけている。
県農政連の推薦を受けた無所属新人の近藤雅幸は支援組織への浸透と無党派層の支持拡大を目指す。無所属新人の竹下英治は地元の広川町を中心に地域回りを重ねる一方、八女市内での知名度アップを図る。
(敬称略)
=おわり
× ×
▽大牟田市 (定数2)
田中秀子53 党県幹事長 自現
中西倫仁54 医療法人職員 共新
大橋克己47 商工団体役員 無現
桑原誠43 元議員秘書 無新
〈前回結果〉
当14,801 大橋克己 無新
当13,812 田中秀子 自現
12,597 高岡新 自現
5,059 中西倫仁 共新
▽柳川市 (定数1)
椛島徳博58 元議員秘書 無現
〈前回結果〉
当18,445 椛島徳博 無新
13,354 江口吉男 自現
▽筑後市 (定数1)
蔵内勇夫61 獣医師会長 自現
〈前回結果〉
無投票 蔵内勇夫 自現
▽みやま市 (定数1)
板橋聡47 党県副幹事長 自現
〈前回結果〉
無投票 板橋聡 自新
▽八女市・八女郡 (定数2)
桐明和久56 党支部長 自現
野田稔子56 党副総支部長 民新
近藤雅幸42 元八女市議 無新
竹下英治56 元航空自衛官 無新
〈前回結果〉
▽八女市(定数1)
当10,037 桐明和久 自新
7,639 近藤雅幸 無新
▽八女郡(定数1)
無投票 重野正敏 農現
× ×
▽党派の略称 自=自民党、民=民主党、共=共産党、農=県農政連、無=無所属。前回結果は2011年の県議選。
=2015/02/22付 西日本新聞朝刊=
4527
:
チバQ
:2015/03/10(火) 20:54:46
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_fukuoka/article/153179
【筑豊】変わるか議会(1) 町民不在の対立続く
2015年03月03日(最終更新 2015年03月03日 03時00分)
1年近く不在が続く福智町の副町長室
1年近く不在が続く福智町の副町長室
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人けのない室内は冷たい空気が漂っていた。福智町役場3階の副町長室。部屋の主である町政ナンバー2が不在となって間もなく1年がたつ。執行部の人事案が町議会の同意を得られず、今も再提案できない状態が続く。異常事態の発端となったのは1通の手紙。「あの“怪文書”さえなければ」。町幹部はため息を漏らした。
「早急に知らせておかなければならないと思い手紙を出しました」。丁寧な文面とは裏腹に文書には、元町課長が公共工事の不正に関わったとする真偽不明の内容がつづられていた。元課長こそ、執行部が新しい副町長に選任しようとしていた人物。「このような人事は取りやめるべきです」。文書は強い語調で結ばれていた。
昨年3月に初当選した嶋野勝町長は同7月、人事案を提案するため臨時議会を招集したが、議会側は怪文書を理由に反発。町長や元課長本人が「文書は事実無根」と説明しても開会に応じなかった。翌8月の臨時議会で執行部が同じ人事案を提出すると、議会側は賛成少数で不同意とした。
文書の差出人は匿名。内容の事実関係も確認できない。にもかかわらず、議会が重視したのはなぜか。「本当は別の理由がある」。町幹部の一人は声をひそめた。
福智町は2006年に赤池、金田、方城の3町合併で誕生した。嶋野町長は旧方城町、元課長は旧赤池町の出身。「旧金田町ゆかりの人物を副町長に据えて、町政の主導権を握ろうとする一部議員の思惑が働いた」と明かす。
◇ ◇
議会と執行部の対立は前町長時代から続く。
12年12月には、議会が町発注の赤池中新築工事の契約議案を否決。町は入札をやり直したが、前回の落札業者が同じ額で再び落札したため、議会は「不自然だ」として今度も否決した。最終的には前町長が専決処分し、新校舎は13年末に完成したが、着工の遅れで生徒はプレハブ校舎の長期使用を強いられた。
議員には、土建会社の役員経験があるなど建設業界と関わりの深い人が少なくない。ある議員は度重なる否決を「一部議員と落札業者の対立が原因」と明かす。
11〜12年には、町有地の民間売却価格と町道改修工事に伴う移転補償費をめぐり、議会が執行部を追及。いずれも地方自治法に基づく百条委員会が設置され、前町長に対して損害賠償を求める住民訴訟に発展した。14年6月に和解が成立したが、町は弁護士費用や不動産鑑定料などとして計約840万円を原告側に支払った。
「訴訟は執行部と議会の対立が原因。コップの中の争いに公費を使うなんて」と自営業の60代男性は憤る。議会をよく傍聴するという50代女性は「利害関係でしか動いていないように見える」と手厳しい。
町民の冷たい視線を感じてか、渡辺文敏議長は「批判はもっともだ。一刻も早く正常化しないといけない」と懸念を示す。
しかし、副町長人事について、複数の議員は「もう一度同じ人事案を出してきたら、町長との関係は修復不可能になる」とけん制する。嶋野町長も「人事案の提出時期は未定」と多くを語らない。
町民不在の対立はいつまで続くのか。収束の糸口はまだ見えない。
◇ ◇
セクハラやじ、号泣会見…。昨年以降、地方議会を取り巻く問題が全国で相次いで起きた。筑豊でも議員絡みの不祥事や内輪もめが絶えない。議会で何が起きているのか。4月の統一地方選を前にリポートする。
=2015/03/03付 西日本新聞朝刊=
4528
:
チバQ
:2015/03/10(火) 20:55:07
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_fukuoka/article/153671
【筑豊】変わるか議会(2) 議員活動見えづらく
2015年03月04日(最終更新 2015年03月04日 23時53分)
一般質問ゼロが続く大任町議会。町職員を除くと傍聴者はほとんどいない(大任町提供)
一般質問ゼロが続く大任町議会。町職員を除くと傍聴者はほとんどいない(大任町提供)
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「質疑はありませんか」「なし」
「討論はありませんか」「なし」
「ご異議ありませんか」「なし」
昨年の大任町議会12月定例会の最終本会議。淡々と議案が可決される議場の傍聴席には町職員以外の姿はない。「一般質問はありません。これにて閉会します」。開始から約30分、米丸年一議長の声が響くと、議員は早々に議場から去った。
町議会事務局によると、2010年6月以降、大任町議会では一度も一般質問が行われていない。最後の質問者の米丸議長は「一般質問するときは多くの支持者が傍聴に来てくれた」と懐かしむ。松下太副議長は「町民に分かりやすいよう、たまには必要だろうが、執行部が前もって答弁を用意するので、ある意味パフォーマンス」と話す。
町議会には総務と地域振興の常任委員会がある。議員たちは一般質問しない理由として「委員会で慎重審議している」と口をそろえる。しかし、委員会を傍聴しようとしても委員長判断で「前例がない」と断られる。町民は議員が審議する様子を見ることはできないのが実情だ。
議会側は、定例会ごとに議会報告を町広報誌に掲載し「多くの方々に議会審議を傍聴していただければと思います」と呼び掛ける。だが傍聴人名簿に記された人数は12年1人、13年0人、14年2人だけ。「議員が本会議で意見を言わないので行っても意味がない」。傍聴に通ったことがあるという60代男性はぼやいた。
◇ ◇
「質問ゼロ」の議員は大任町議会に限らない。4月の統一地方選で改選を迎える筑豊の9市町議会のうち、大任町を除く8市町議会の計20人もこの4年、一度も一般質問をしなかった。
鞍手町議の一人は「道路補修など町民からの要望は副町長に直接話す。すぐ対応してもらえるので一般質問よりいい」と強調する。飯塚市議は「委員会で発言している。議員提案条例にも携わった」と訴える。いずれも「一般質問だけが仕事じゃない」との主張だ。
一方で、毎回質問に立つ議員もいる。任期中の全ての議会で質問をした飯塚市議は「一般質問は議員に与えられた権利で、行使するのは当然。行政を動かすこともできる」と強調する。市内に授乳やおむつ交換ができる場所が少ないと質問した結果、10年度に公民館やスーパーに専用スペース「赤ちゃんの駅」ができ、現在は54カ所まで増えたという。
毎回質問している田川市議は「市長がどんなまちづくりの方針を持っているのか、答弁を聞いた職員が共通認識を持てるので施策にスピード感が出る。オープンな議論で市民の関心を高める意味もある」と語る。
「一般質問は議員活動のPRの場」との見方も根強い。支持基盤が厚いベテランより、当選回数の少ない議員が質問することが多いのは、選挙対策の側面がある。
「それでも」と飯塚市の市民団体に所属する女性(49)は言う。「選挙期間中はお願いにくるのに、当選したらそれでおしまい。本当に仕事をしているのか見えない議員より、一般質問に立つ人の方がずっと信頼できる」
9市町議会の議員報酬は年721万〜331万円。ほかに政務活動費や、交通費などに当たる費用弁償を支給する議会もある。全て公費だ。
費用に見合った仕事をしているのか。選挙を前に有権者の目は厳しさを増す。
=2015/03/04付 西日本新聞朝刊=
4529
:
チバQ
:2015/03/10(火) 20:55:28
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_fukuoka/article/153688
【筑豊】変わるか議会(3) 「悪い」との意識薄く
2015年03月05日(最終更新 2015年03月05日 03時00分)
昨年7月、汚職事件の家宅捜索で川崎町役場に入る捜査員。「政治とカネ」の問題は各地でくすぶっている
昨年7月、汚職事件の家宅捜索で川崎町役場に入る捜査員。「政治とカネ」の問題は各地でくすぶっている
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「どうせ書かれるなら、もっともらっておけば良かった」。川崎町の男性町議は冗談交じりに笑みを浮かべた。話題にしたのは昨秋の西日本新聞の記事。町議4人が町工事の受注企業4社から年840万〜48万円の給料を受け取ったと報じていた。男性町議はその1人だった。
町政治倫理条例は「議員が実質的に経営に携わっているとみなされる企業」が町の工事を受注することを禁じている。町議4人のうち3人の住所は給料をもらっていた各社と同じ。経営に深く関与していれば条例違反となる。しかし、町が本格的な調査に乗り出すことはなかった。
条例の施行規則は、対象となる企業について「年額300万円以上の報酬の支払い」「3分の1以上の出資」「経営方針に関与」と定義。給与の受け取りについては定めていない。町職員は「役員の一覧は提出してもらったが、出資状況や経営方針への関与は確かめようがない」と明かす。
全国的にも厳しい政倫条例を制定した行橋市は「議員が年額30万円以上の給与、報酬等を受けている企業」の市発注工事の受注を禁じている。
川崎町では昨年、公共工事をめぐる汚職事件が発生。加重収賄罪などで町長と町議が起訴された。出直しに向け一部議員からは町政倫条例の厳格化を求める声が上がったが…。町長逮捕から7カ月超。今も執行部や町議会に条例改正へ向けた本格的な動きはない。
◇ ◇
かつて議員絡みの不祥事で揺れた嘉麻市。議員との距離をどう保つか、模索が続く。
民間の太陽光発電所の工事に地元業者を参入させるよう迫ったとして、現職議長が強要未遂の疑いで逮捕されたのは2013年秋。中堅職員によると、議長は気に入らない町職員にも「辞めたいのか」と迫っていたという。「逆に、どこに異動したいか希望を聞かれた職員もいた。硬軟織り交ぜて取り込もうとしていた」と明かす。12年には市ケーブルテレビ事業の内部資料が別の市議に漏れた問題も明らかになった。
市は職員が不当な圧力を受けないよう、議員からの資料要求は原則、議会事務局を通じて受け付けることを決定。職員には地域からの要望も含め、議員とのやりとりを上司へ報告するよう義務づけた。しかし、職員と議員の接触を全て把握するのは不可能だ。
嘉穂地区には、新たな工業団地を造成する計画が持ち上がる。市によると地権者は約200人。議員の一人は「地元の合意形成に議員の後押しは欠かせない。執行部だけで企業を引っ張ってこられるのか」と強気の言葉を重ねる。
「結局、職員一人一人が議員に近づきすぎないよう注意するしかない」。市幹部からため息が漏れた。
◇ ◇
筑豊のある町議は議員選に初挑戦したとき、有権者の男性から「応援する」と持ちかけられた。手には50〜100枚の投票所入場券の束が見えた。投票まであと3日。まとまった票はのどから手が出るほど欲しかったが、「これが買収か」と話も聞かずに断った。
4年前、町議選の票の買収に関わった40代男性は、候補者の足元を見て買収額を決めたという。通常は1票1万円だが、当落線上の相手には3万円を要求した。3万円の場合、1万円をみかじめ役に渡し、残り2万円を受け取ったという。
町内の選挙事情に詳しい60代男性は語る。「買収を持ちかける住民も、選挙後にちょっと豪華な食事ができるといった小遣い稼ぎの感覚でやっている。悪いことをしている意識は薄い」
くすぶる「政治とカネ」の問題。有権者のモラルも問われている。
=2015/03/05付 西日本新聞朝刊=
4530
:
チバQ
:2015/03/10(火) 20:55:53
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_fukuoka/article/153903
【筑豊】変わるか議会(4) 地域が立候補の壁に
2015年03月06日(最終更新 2015年03月06日 03時00分)
嘉麻市議会の女性議員は1人。4月の市議選で立候補しない意向のため「女性ゼロ」となる可能性が出ている
嘉麻市議会の女性議員は1人。4月の市議選で立候補しない意向のため「女性ゼロ」となる可能性が出ている
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「私も選挙に出ます」。12年前、直方市議選が2カ月後に迫った冬の夜。地域の会合で、同市の農業竹松房子さん(63)が宣言すると、参加者約20人の鋭い視線が一斉に向けられた。
竹松さんが住む集落では、地域代表として近くの農家の男性を推すことが決まっていた。義父も男性の支持者。「ここで選挙したらいかん」と、自宅周辺で事務所を構えることや地域のあいさつ回りを禁じられた。「田舎では地域の決定に反対しづらい。私はまるで謀反人だった」
宮若市出身の竹松さんが嫁いだのは直方市の農家。家事、農作業、親族の世話など朝から晩まで働きづめだが、給料は出ない。「農家の女性が抱える息苦しさをどうにかしたい」。活路を求めたのが政治だった。
女性の友人約30人から支援を受け、市内全域で選挙運動を展開した結果、28人中24番目(定数25)で初当選。2期務めた。しかし、3選を目指した2011年の市議選では、同じ地域から30代男性が立候補したこともあり、議席を失った。「地域のまとまった支援がないと当選し続けるのは難しい」とこぼす。以降、直方市に女性議員はいない。
◇ ◇
赤村議会は長らく「女性ゼロ」が続く。議会事務局によると、記録が残る1973年以降、女性議員どころか村議選に立候補した女性もいないという。「女は男の後ろをついていく、という意識が根強く残っている」。地域活動に携わる50代女性は村内の雰囲気を明かす。
村議選の投票率は軒並み9割を超える。男性議員の一人は「選挙に対する村民の関心は高い。村のために立ち上がる女性が出てくれば、きちんとした審判が下るはずだ」と女性議員の誕生を期待する。
ただ、当の女性は及び腰だ。「立候補するには家族や地域の了解を得ないといけない。その時間と労力を考えれば、男性議員に頼った方が手っ取り早い」。周囲から立候補を打診されたことがある別の50代女性は冷めた表情を浮かべた。
筑豊の15市町村議会で女性が一人もいないのは5議会。4月の統一地方選に女性が立候補せず、改選後にゼロとなりそうな議会もある。
◇ ◇
当選しても女性議員には試練が待ち受ける。
元議員の女性は初当選の直後、同僚議員からセクハラ行為を受けた。面前で下半身を触りだしたり、下品な言葉を使ったり…。「嫌がる様子を見て笑っていた。セクハラをしたという意識すらなさそうだった」と振り返る。
別の女性議員も、酒席で支援者の男性から肩を抱かれたことがある。笑って受け流したが「嫌で仕方なかった」と振り返る。
それでも「自分ならではの視点をまちづくりに生かすことができる」と議員の仕事にはやりがいを感じる。
「公立病院の待合室が寒い」「屋根付きのバス停に雨が降り込んでくる」など生活に密着した要望が集まる。多くは女性から寄せられたものだ。「ささいな要望を議員さんに言っていいのか分からなかったという声を聞いた。井戸端会議の本音を行政に反映したい」と意気込む。
4月の議員選で再選を目指す。今のところ、他に女性の立候補の動きはないが、「女性議員が増えれば、議会も地域もきっと変わる」。ライバルの出現を心待ちにしている。
=2015/03/06付 西日本新聞朝刊=
4531
:
チバQ
:2015/03/10(火) 20:56:14
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_fukuoka/article/154175
【筑豊】変わるか議会(5) 住民と距離縮まるか
2015年03月07日(最終更新 2015年03月07日 03時00分)
朝の街頭でつじ立ちをする飯塚市議選に立候補予定の新人
朝の街頭でつじ立ちをする飯塚市議選に立候補予定の新人
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投票まで2カ月を切った統一地方選。4首長選と9議員選がある筑豊地区も、街角に立候補予定者の看板が立ち、事務所開きが相次ぐ。一方で、選挙を予定しながら盛り上がりに欠ける自治体もある。議員選の「無投票」がささやかれる大任町だ。
町議選は定数11に対して現職8人、元職1人、新人2人が立候補を準備。このままなら全員が無投票当選となる。選挙戦にならないのを見越して、事務所開きをしない立候補予定者もいる。「別に立候補しようという人がいたが、町の有力者から止められ、断念したらしい」。現職の1人はこう打ち明けた。
「一般質問ゼロ4年9カ月 大任町議会、全国最長」。3日付の西日本新聞朝刊に見出しが躍った。「今の議会は町に意見するのを遠慮しているように見える。質問もしないなんて、何のための議会なんですかね」。町内の40代女性は憤りを隠さない。無投票になれば、1票に怒りを込めることもできない。いらだちは募るばかりだ。
「質問もしない、選挙もしない、では議会は必要ないという声が出ても仕方ない」。町の男性職員はため息交じりにつぶやいた。
◇ ◇
定数が1減の16となる川崎町議選。新人7人を含む23人が立候補を予定し、激戦の様相を呈している。背景にあるのは、町長や町議が逮捕、起訴された昨年の汚職事件だ。
新人の男性は、反対する周囲を説得して立候補を決意した。「町外に出た人が川崎町出身と言えなくなっている。子どもたちが好きと思える故郷にしたい」
事件をめぐる議会の対応に落胆した。町長の辞職勧告決議案を一度は否決し、町長の給与支給の留保を求める議員発議の要望案も否決。「そんなことでいいのか」。もどかしさと悔しさが立候補へ背中を押した。
町では以前から、利権のうわさが飛び交っていた。「子どもには『好きなことを諦めるな』と言いながら、自分自身は仕方ないと思っていた。大人が諦めたらいけない」
◇ ◇
飯塚市議選も多くの新人が立候補の準備を進める。定数28に対して立候補予定者は32人。うち10人を新人が占める。前回の5人から倍増する見込みだ。
市議選は合併前の旧市町ごとに5選挙区で実施してきたが、今回から全市域が1選挙区となる。混沌(こんとん)とした選挙情勢が新人の出馬に拍車を掛けている。
新人の男性は妻とともに、手探りで支援者集めに奔走する。選挙のノウハウも組織もない。昨春、所属するスポーツチームの会合で「市議選に出たい」と言うと、仲間から「誰がおまえを知っているんだ。選挙をなめるな」と止められた。
それでも、諦めるつもりはない。「PTA活動を通じて行政に違和感を覚えた。施設を借りるときも手続きが面倒で融通が利かない。もっと市民目線に変えないと」と意気込む。
フリーペーパーを発行する会社役員の男性も市議選に初挑戦する。政治とは縁遠かったが、昨夏、知人に出馬を促され、初めて議員の仕事を意識した。
「フリーペーパーを手に取る若い人にとって行政や議会は別世界。自分なら双方を結びつけられるかも」と立候補を決めた。若者に思いを届けようと選挙戦は会員制交流サイト(SNS)も駆使する予定だ。
統一地方選で実施される9議員選のうち川崎町を除く8議員選は4年前の前回、投票率が前々回より下落した。住民と議会の距離がさらに広がり、下落が続くのか、歯止めがかかるのか。1票の行方に注目が集まる。 =おわり
=2015/03/07付 西日本新聞朝刊=
4532
:
チバQ
:2015/03/10(火) 21:00:22
佐賀
http://www.saga-s.co.jp/senkyo/senkyosaga/30108/162096
=県議選直前情勢=(1)佐賀市
2015年03月03日 10時12分
■少数激戦、「空白区」で攻防
統一地方選前半選となる佐賀県議選は告示の4月3日まで1カ月となった。県内13選挙区の直前情勢を7回に分けて伝える。(※この連載の記事中は敬称略です)
■引退組の1万8500票焦点
定数11に現職8人、新人4人が名乗りを上げ、少数激戦の様相を見せる。旧佐賀市内に9人が集中する一方、前回選挙区に加わった旧佐賀郡南部3町は元議長や現職の不出馬で「空白区」状態になっている。自民、民主、公明、共産、社民の主要5政党の候補に無所属新人が絡み、前哨戦の攻防は熱を帯びている。
安倍1強体制で初の改選となる自民は、現職4人、新人2人を公認、前回と同じ6議席確保を狙う。
旧市内では、県議会議長の木原奉文(61)=多布施=が前回トップの1万1702票を集めたが、地盤が重なる中心部から複数の新人が立ち危機感を強める。2期目を目指す古賀陽三(37)=新郷本町=は地元北川副の支持固めを中心に、周辺地域で票の上乗せを目指す。新人の農業、西久保弘克(50)=鍋島町=は有権者1万人超の大票田・鍋島や第1次産業関連へ支援を訴える。新人で農産加工販売会社社長の内田譲二(52)=八幡小路=は勧興と親類や知人の多い川副町を重点に回る。
旧郡部は、北部で党県議団会長の留守茂幸(67)=大和町=が地元や金立、久保泉などで集会を重ねている。南部は2013年秋の市長選出馬で辞職した篠塚周城(65)=川副町=が出馬せず、古賀善行(69)=久保田町=も引退する。南部4町は川崎常博(48)=諸富町=1人の出馬となる見込みで、川副、東与賀、久保田町の有権者約2万7500人の票の争奪が激しさを増しそうだ。
野党に戻った民主は、藤崎輝樹(44)=大和町=と江口善紀(47)=本庄町=の現職2議席確保を命題に掲げる。藤崎は地元でミニ集会を開き、旧郡南部でも非自民層の票を掘り起こす。川副町出身の江口は、旧郡南部や高木瀬、若楠などであいさつ回りを重ね、政策を訴える。
公明は4期務めた伊藤豊(65)の後継で新人の中本正一(55)=高木瀬東=が市議時代の人脈をたどりながら集会を続ける。昨年末の衆院選で議席を伸ばした共産は、唯一の女性候補となる武藤明美(67)=天祐=が街頭活動やミニ集会を重ね、5期の実績を党関係者はじめ幅広い層にアピールする。社民の徳光清孝(57)=朝日町=は、自治労や佐教組などの支持基盤を固め、議席死守に走る。
13年夏の参院選挑戦後、民主を離党した医療法人役員の新人、青木一功(39)=松原=は無所属で出馬する。同年代をはじめ幅広い層への浸透を図る。
構図が変わり「当落ラインが読みづらい」と各陣営。篠塚、古賀善の前回得票は計1万8500余り。その行方が焦点の一つとなりそうだ。
■立候補予定者
留守茂幸(67) 自現【6】
木原奉文(61) 自現【5】
川崎常博(48) 自現【1】
古賀陽三(37) 自現【1】
藤崎輝樹(44) 民現【2】
江口善紀(47) 民現【1】
武藤明美(67) 共現【5】
徳光清孝(57) 社現【2】
内田譲二(52) 自新
西久保弘克(50) 自新
中本正一(55) 公新
青木一功(39) 無新
※名簿は、党派は国会の衆院勢力、現職、元職、新人の順。さらに当選回数(【 】内数字)、年齢の順で掲載
4533
:
チバQ
:2015/03/10(火) 21:01:09
http://www.saga-s.co.jp/senkyo/senkyosaga/30108/162487
=県議選直前情勢=(2)唐津市・東松浦郡
2015年03月04日 09時54分
前回の選挙で自民党公認候補が定数6のうち5議席を占めた強固な保守地盤ではあるが、公明の新人出馬、そして、自民候補同士が“すみ分け”で守っていた地域バランスが崩れ、混戦模様を見せている。=7回続きの2、敬称略
自民は現職4、新人1の計5人は前回と同じだが、上場地区の肥前町からは現職田崎信幸(60)に加え、前市議井上常憲(62)が出馬する。一方、大票田の市中心部は前県議の峰達郎が次期市長選に向け調整を進めており不出馬。この空白区で誰が得票できるかが選挙戦の行方を左右する。
1月の知事選で唯一、農政協議会と行動をともにし、山口祥義を支援した田崎は農協OBでもあり、上場を中心とした農業票のとりまとめに注力。井上常は支援者の多い肥前や玄海のほか、2年前の市長選で支援した峰の人脈も頼りながら、市中心部からの集票を目指す。
上場で火花を散らす2人に他陣営は警戒。相知や厳木などを地盤とする米倉幸久(67)=相知町=の陣営は「上場の2人が食い込もうとしている。こちらは初挑戦の前回が最下位当選。厳しい戦いだ」と気を引き締める。
自民候補が懸念するのはこれまで協力した公明が独自候補を立てたことによる票の目減りのほか、低投票率で当選ラインが下がることだ。
2回連続で1万票を超えてトップ当選した桃崎峰人(65)=浜玉町=は地元固めに精力を注ぎ、旧唐津で唯一の自民候補となる大場芳博(65)=半田=は峰不在の中心部から票を掘り起こし、上積みを狙う。
公明の新人木村雄一(42)=鏡=は同党市議3人の票と玄海町の公明票を加えれば9千票近く、基礎票は他を大きくリードする。ただ「初めての選挙なので名前を覚えてもらうのが第一。まだ、支持を党外に広げることができていない」と陣営幹部。
無所属で当選を重ねる宮崎泰茂(72)=佐志=は原発論戦で県議会で存在感を示しているが、支持者には再稼働を求める声もあり、選挙戦には影響も。しかし、本人は「脱原発、新エネ推進」の訴えは貫く考えだ。民主が候補擁立を断念しており、「反自民」票の受け皿ともなりうる。
共産は若手の前市議井上祐輔(29)=松南町=を擁立し、佐賀と唐津で2議席を狙う。市議会の議席を減らしてまでの挑戦には異論もあったが、「安倍政権が原発再稼働に突き進んでいる。立地地域で議席を取ることでそれをストップできる」。陣営は混戦を好機と見る。
このほか、元相知町議の井手國興(65)が無所属で出馬を準備している。各陣営が注目する農政協唐津支部は4日の役員会で県議選への対応を決める。
■立候補予定者
桃崎峰人(65)自現(3)
大場芳博(65)自現(2)
田崎信幸(60)自現(2)
米倉幸久(67)自現(1)
宮崎泰茂(72)無現(6)
井上常憲(62)自新
木村雄一(42)公新
井上祐輔(29)共新
井手國興(65)無新
名簿は、党派は国会の衆院勢力、現職、元職、新人の順。さらに当選回数(○内数字)、年齢の順で掲載
4534
:
チバQ
:2015/03/10(火) 21:01:39
http://www.saga-s.co.jp/senkyo/senkyosaga/30108/162856
=県議選直前情勢=(3)鳥栖市・三養基郡
2015年03月05日 10時09分
※7回続きの3、敬称略
■鳥栖市(定数3)
自民2、社民1の構図が長く続いてきたが、前回、社民が落選し、民主が初めて議席を獲得した。現職3人はいずれも既に事務所開きを終えており、社民の動向が最大の焦点となるが、候補者選考が難航し、無投票の公算が高まっている。
自民の指山清範(49)=藤木町=は県連政調会長の要職にあり、「ビジョンを持って県勢浮揚に取り組む」と4期目への決意を語る。市長選のしこりで過去2回、無所属で出馬した向門慶人(44)=古賀町=も自民公認を得た。「県東部の道路整備に全力を尽くしたい」と話す。
民主の原康彦(60)=鎗田町=は「オスプレイ配備などの重要課題に市民の思いを反映させる」と意欲を見せる。今月中旬から市内7地区で県政報告会を開く。
前回、1979年の選挙を除き社会党時代から堅持してきた議席を失った社民は、鳥栖市を重点地区に9月から選考委員会を継続。ただ、候補は絞り込めておらず、「状況は厳しい」と語る。
▽立候補予定者
指山清範(49)自現(3)
向門慶人(44)自現(2)
原 康彦(60)民現(1)
■三養基郡(定数2)
2議席に、自民現職の宮原真一(45)=みやき町、服巻稔幸(44)=基山町=が立候補を予定している。選挙戦となるかは、元職の石丸元章(50)=みやき町=の動向が鍵を握りそう。
宮原は昨年11月の旧三根町地区の県政報告会を皮切りに活動を本格化させた。過去2回のトップ当選を支えた農業関係者中心に地盤固めを進める。7日に事務所開きを予定しており、「命と暮らしに重きを置き、原発やオスプレイ配備などにも取り組む」と意気込む。
服巻は地元の基山町を中心にあいさつ回り。15日に事務所開きを行い、今後は女性の集いやミニ集会を頻繁に重ねる。災害を未然に防ぐ公共投資を掲げ、「直接会って生の声を聞き、県東部の思いを県政に反映させたい」と意欲を燃やす。
石丸は「前向きに検討したい」と出馬を模索している。
▽立候補予定者
宮原真一(45)自現(2)
服巻稔幸(44)自現(1)
名簿は、党派は国会の衆院勢力、現職、元職、新人の順。さらに当選回数(○内数字)、年齢の順で掲載
4535
:
チバQ
:2015/03/10(火) 21:02:48
http://www.saga-s.co.jp/senkyo/senkyosaga/30108/163300
=県議選直前情勢=(4)小城市・神埼市郡
2015年03月06日 10時00分
7回続きの4、敬称略
■小城市(定数2) ベテラン2人に新人挑む
自民現職で副議長も経験した伊東猛彦(53)=三日月町=と藤木卓一郎(47)=三日月町=のベテラン2人に、無所属新人で前小城市産業部長の池田正恭(59)=小城町=が挑む構図となる。4年前同様、三つどもえの激戦が予想される。
伊東は、地元三日月町、小城町の市北部を中心に足場固めに力を入れる。3月中に農協支所ごとの5カ所で「語る会」を開く計画で、5期の実績を訴える。
「準備不足は否めない」と危機感を抱く藤木は、事務所を置く牛津町や芦刈町など市南部を中心に地域の会合などに出席し、4期の実績と若さを強調する。
現職と比べ知名度が低い池田は、地元小城町を中心にあいさつ回りを積極的にこなし浸透を図る。新人だが、長年の行政経験を前面に出して「即戦力」をアピールする。
候補を立てなかった民主や社民など非自民票の行方も影響を与えそうだ。
【立候補予定者】
伊東猛彦(53)自現(5)
藤木卓一郎(47)自現(4)
池田正恭(59)無新
■神埼市郡(定数2) 吉野ヶ里町の票が鍵に
自民の八谷克幸(65)=神埼町、民主を離党し無所属となった内川修治(62)=千代田町=の現職2人と、自民新人の古川裕紀(41)=千代田町=が立候補を予定している。いずれも神埼市内を地盤とし、神埼郡吉野ケ里町の票争奪も鍵となりそう。
八谷は2月上旬に神埼町に事務所を開き、ミニ集会などで支援者と意見交換を続けている。城原川ダムについては推進の立場を明確にし「国に早期決着を求めたい」と意気込む。
内川は2月中旬に千代田町渡瀬で事務所を開設した。住民との語る会などで支持拡大を図る。「安全安心の地域社会」を掲げ、元千代田町長や県議2期の経験をアピールする。
元神埼市議の古川は、1月下旬に千代田町直鳥に事務所を構えた。「選挙では若さを前面に押し出す」と強調する。子育て介護世代として教育や福祉政策の充実を訴える。
【立候補予定者】
八谷克幸(65)自現(1)
内川修治(62)無現(2)
古川裕紀(41)自新
※名簿は、党派は国会の衆院勢力、現職、元職、新人の順。さらに当選回数(○内数字)、年齢の順で掲載
4536
:
チバQ
:2015/03/10(火) 21:03:18
http://www.saga-s.co.jp/senkyo/senkyosaga/30108/164010
=県議選直前情勢=(5)武雄市・杵島郡
2015年03月08日 10時03分
7回続きの5、敬称略
■武雄市(定数2) 自民現職2人出馬意向
前回は2議席を3人で争ったが、現在まで意向を明らかにしているのは自民現職の石丸博(69)=橘町=と稲富正敏(67)=武雄町=の2人だけ。無投票の公算が大きい。
石丸は三夜待やミニ集会にこまめに顔を出し、地道に地盤を固めている。佐賀空港へのオスプレイ配備には賛成の立場、九州新幹線長崎ルートのフル規格も訴え、意見を交わしている。「玄海原発の再稼働は意見が分かれる案件。女性に温度差がある。まず議論するのは良いことという立場で話している」という。
稲富は議会報告書を各戸別に配りながら、あいさつ回りを続ける。オスプレイや原発再稼働には賛成の立場。「この二つは反応がいい。やらないといかんのでは、とよく聞かれる」と話す。地域振興では通年栽培、通年出荷できる農産物づくりを訴える。「あるものを生かして所得向上につなげたい」と意欲を見せる。
前回現職2人に挑んだ民主は、擁立は難しい状況。
【立候補予定者】
石丸博(69)自現(5)
稲富正敏(67)自現(4)
■杵島郡(定数2) 激戦一転、今回は無風か
前回4人が立ち、激戦となった杵島郡は今のところ、自民現職の石倉秀郷(65)=江北町=と定松一生(57)=白石町=の2人だけが出馬の意向を明らかにしており、無投票となる公算が大きい。
石倉は同窓会などの人脈を中心に地盤を固めつつ、地道に地域の会合へ顔を出してきた。男女共同参画社会の推進や少子化対策、雇用対策などを「全県的に取り組みたい課題」とする一方、「国策の絡む複数の大きな問題も抱えている」と意欲を見せる。
前回初当選の定松は、大票田である白石町内の農業関係者を中心に支持を固める。得意の農業分野に限らず県政に目を向けてきた4年間をアピールし、「農林水産業の発展は欠かせないが、福祉や教育、財政面など全般的に取り組みたい」と意気込む。
前回まで3回立候補した三苫紀美子(69)=江北町=は今回、不出馬を決めた。
【立候補予定者】
石倉秀郷(65)自現(3)
定松一生(57)自現(1)
敬称略。名簿は、党派は国会の衆院勢力、現職、元職、新人の順。さらに当選回数(○内数字)、年齢の順で掲載
4537
:
チバQ
:2015/03/10(火) 21:03:51
http://www.saga-s.co.jp/senkyo/senkyosaga/30108/164309
=県議選直前情勢=(6)鹿島市・藤津郡・嬉野市・多久市
2015年03月09日 10時36分
7回続きの6、敬称略
■鹿島市・藤津郡(定数2) 自民現職2人無投票か
自民現職の土井敏行(61)=鹿島市高津原=と坂口祐樹(44)=太良町=が立候補を表明している。ほかに表立った動きはなく、無投票の公算が大きい。
土井は、フォーラム鹿島の代表世話人を務めた人脈を生かし、商工会議所や漁協など幅広く支持を受ける。九州新幹線長崎ルート開通後の地域づくりを見据え、昨年末から市内各地のミニ集会に出向いている。
坂口は、8年前に太良町から16年ぶりに当選、町内全体から支持を集める。低迷している1次産業の再生を軸に、2月から県政報告会を町内各行政区で開いている。鹿島市南部の七浦、浜地区への浸透も図る。
前回は、民主推薦の元鹿島市議が出馬したが、現職2人に3千票以上届かず落選した。民主関係者は「今回は立てる人が見当たらない」としている。
【立候補予定者】
土井敏行(61)自現(3)
坂口祐樹(44)自現(2)
■嬉野市(定数1) 現職と元市議の一騎打ちに
1999年以来、4期ぶりとなる選挙戦は、現職と元市議の保守系2人による一騎打ちとなりそう。自民党県連はいずれの候補も推薦しない方針で、1議席をかけて両者無所属で出馬する。
自民現職で議長も務めた石井秀夫(67)=5期、嬉野町=は、地域行事への出席や県政報告会などであらためて存在感をアピールする。「これまで築いてきた中央とのパイプを無駄にはしない」と経験を強調し、九州新幹線長崎ルートのフル規格化や企業誘致を含むまちづくりなど、市の取り組むべき課題を挙げる。
自民党嬉野町支部長を務める神近勝彦(55)=嬉野町=は、昨年1月の市議選に出ず、いち早く県議選出馬を表明した。人脈を通じあいさつ回りし、顔を広げる。雇用拡大や定住促進、市民協働での観光振興など市の課題に「県や国のバックアップを得られるよう働き掛ける」と意欲を見せる。
【立候補予定者】
石井秀夫(67)無現(5)
神近勝彦(55)無新
■多久市(定数1) 自民現職と元市議再び激突
自民現職で5期目を目指す福島光洋(58)=西多久町=に、元多久市議で無所属新人の野田勝人(58)=北多久町=が挑む構図は4年前と同じ。前回は455票差の接戦で、今回も激しい選挙戦が予想される。
福島は自民市支部を基盤に活動、企業・団体回りを精力的にこなすなど足場固めに力を入れている。3月中旬からは市内全域の地区公民館などで県政報告会を実施する予定。自民系市議の支援を得ながら4期の実績をアピールする。
野田は前回の落選から地域活動に力を入れ、支持基盤拡大を図ってきた。後援会組織は全市に広がり、「実質的な応援」を打ち出した民主の支援も受ける。3月中旬からは「語る会」を開き、中山間地の活性化などを訴える。
農政協市支部は自主投票を決めており、農業票の行方も鍵を握りそうだ。
【立候補予定者】
福島光洋(58)自現(4)
野田勝人(58)無新
敬称略。名簿は、党派は国会の衆院勢力、現職、元職、新人の順。さらに当選回数(○内数字)、年齢の順で掲載
4538
:
チバQ
:2015/03/10(火) 21:04:27
http://www.saga-s.co.jp/senkyo/senkyosaga/30108/164609
=県議選直前情勢=(7)伊万里市・西松浦郡
2015年03月10日 09時54分
※7回続きの7、敬称略
■伊万里市(定数3) 56年ぶり無投票強まる
自民現職の竹内和教(66)=松島町、中倉政義(65)=東山代町、岡口重文(59)=大川町=が立候補を表明しているほかには表立った動きは見られない。56年ぶりに無投票となる可能性が大きい。
現職3人は昨年10月に自民党の第1次公認を受け、着々と準備を進める。それぞれの主地盤が市の中心部、西部、東部と「すみ分け」が確立し、常任委員会なども役割分担を意識して取り組む。ともに、西九州道を活用した地域活性化などを重要項目に挙げる。
市制施行後に県議選が無投票だったのは1959年の1度だけ。それだけに「自民以外の選択肢もあるべきだ」と、選挙を望む有権者は少なくない。前回、候補者を立てた民主は、候補擁立が具体化しなかった。現職市議の1人が、支持者から推され出馬の可能性を示唆した時期もあったが断念している。
=立候補予定者=
竹内和教(66)自現(4)
中倉政義(65)自現(4)
岡口重文(59)自現(2)
■西松浦郡(定数1) 現職以外には動きなく
3期目を目指す自民現職の原田寿雄(58)=有田町戸杓=以外、立候補の動きはなく、前回に続き無投票となる公算が大きい。
昨年10月に党公認を得た原田は、今月1日に事務所開きを行った。過去2回、県議選で戦った相手の山口隆敏(65)は、昨年4月の町長選で告示日2週間前の出馬表明で勝利した。原田は「ぎりぎりまで分からない。選挙はあると考え粛々と準備を進める」と話す。
来年に迫った有田焼創業400年祭をきっかけに、窯業再生と、伝統的な町並み保存地区・内山地区を中心とした観光やまちづくりを訴え、地盤固めを進める。
=立候補予定者=
原田寿雄(58)自現(2)
=おわり
敬称略。名簿は、党派は国会の衆院勢力、現職、元職、新人の順。さらに当選回数(○内数字)、年齢の順で掲載
4539
:
チバQ
:2015/03/10(火) 21:07:40
http://www.saga-s.co.jp/senkyo/senkyosaga/30101/164800
県議選・三養基に石丸元県議が出馬、選挙戦へ
2015年03月10日 17時00分
4月の県議選三養基郡選挙区(定数2)に、元職で食肉販売会社社員の石丸元章氏(50)=みやき町原古賀=が10日、立候補する意向を明らかにした。過去3回は自民党公認だったが、今回は無所属で出馬する。
石丸氏は三養基高卒。家業の食肉販売会社に勤務し、旧中原町(現みやき町)町議を経て2003年に県議選で初当選し、1期を務めた。
2月に自民党を離党した。「オスプレイ配備や原発再稼働などの懸案が残る中、前知事が党本部の意向で衆院選に出た。政党ありきで、県民を見ていないのが歯がゆかった」と説明し、「政党に縛られず中庸に立ち、県民の声を行政に反映させていきたい」と意欲を述べた。
三養基郡選挙区では、既に自民党公認の現職2人が出馬を表明しており選挙戦となる見込み。
4540
:
チバQ
:2015/03/10(火) 21:08:21
http://www.saga-s.co.jp/senkyo/senkyosaga/30101/164612
県議選・唐松選挙区に芳野氏が立候補表明
2015年03月10日 09時58分
■定数6に10人目
4月3日告示の佐賀県議選唐津市・東松浦郡選挙区(定数6)に、作業療法士の芳野秀樹氏(40)=唐津市七山=が9日、無所属で立候補する意向を表明した。
芳野氏は第一医療リハビリテーション専門学校を卒業後、作業療法士として県内の介護老人保健施設に勤務している。出馬理由として「現在の地方創生は予算のバラマキで一過性の政策。若者の人口流出を止めるため、住みやすい町づくりを実現したい」と話した。
同選挙区にはこれまでに、自民5、公明1、共産1、無所属2の計9人が立候補を表明している。芳野氏の出馬で、定数6を10人の候補者で争う混戦になる見通し。
4541
:
チバQ
:2015/03/11(水) 22:49:15
http://www.sankei.com/region/news/150311/rgn1503110009-n1.html
2015.3.11 07:03
自民福岡県議が自分の車に「リース代」支出
自民党福岡県連の浦田憲一県議(72)が、個人で所有する乗用車にもかかわらず「車両リース代」として、政務活動費から10カ月間で計50万円を同県田川市の自動車販売会社に支払っていたことが分かった。浦田氏は「リース契約のはずだが、手違いで自分の所有になっていた。政務費の返納を検討する」と話している。
4542
:
チバQ
:2015/03/11(水) 23:49:59
http://mainichi.jp/select/news/20150311k0000e040173000c.html
火災:北九州の共産系事務所、けが人なし
毎日新聞 2015年03月11日 10時39分
11日午前7時15分ごろ、北九州市小倉北区田町の「田町ビル」(3階建て)3階にある市民団体「平和とくらしを守る北九州市民の会」事務所から出火し、天井や壁など約30平方メートルを焼いた。けが人はなかった。福岡県警小倉北署が出火原因を調べている。
「市民の会」は共産党や労組で組織し、ビル1階には同党の八記(やつき)博春・北九州市議(65)の事務所が入居している。八記議員によると、ビルは10日午後5時半ごろに施錠し、出火当時は無人だった。【浅野翔太郎】
4543
:
チバQ
:2015/03/12(木) 19:36:01
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/nagasaki/article/155360
50歳以下の町議は報酬増額 長崎・小値賀町、若手の立候補促す [長崎県]
2015年03月12日(最終更新 2015年03月12日 13時28分)
長崎県小値賀(おぢか)町議会(定数10)は11日の本会議で、月額18万円の議員報酬を50歳以下に限り30万円に引き上げる条例案を全会一致で可決した。若年層の人口流出阻止や政治参加が狙いで、4月の統一地方選の当選者から適用する。総務省は「年齢で報酬額を分けるのは異例」としている。
同町は、五島列島北部の大小17の離島からなり、人口2665人(2月末現在)。65歳以上の人口が総人口に占める高齢化率は45・1%(同)。現在の町議10人の平均年齢は65・3歳で、57歳の最年少議員のほかは、いずれも60〜70代。町選挙管理委員会によると、2003年と07年には50歳以下の候補者各2人が立候補したが、前回の11年はゼロだった。
政府が進める地方創生の戦略づくりを見据え、立石隆教議長(63)が「今後のまちづくりを考えるには若手の視点が不可欠だ」と議論を呼びかけ、3日に設置された「地方創生まちづくり特別委員会」で条例案を審議。議員発議で提出・可決された。
地方自治法は地方議会の議員報酬額や支給方法は自治体が条例で定めると規定。立石議長は「政治に関心を持ってもらうためにさまざまな議会改革に取り組んできたが、子育て世代の若手の立候補を促すには現実的な生活費の手当てが必要だ」と話す。一方、全国町村議会議長会は「想定外のケースで調査したこともない。選挙で選ばれた議員は平等という観点からみれば、法的問題について検証が必要ではないか」としている。
=2015/03/12付 西日本新聞夕刊=
4544
:
チバQ
:2015/03/12(木) 23:04:22
>>4242
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/165612
サンタに扮した武雄市議、本会議で謝罪
2015年03月12日 18時12分
昨年12月18日に実施された武雄市長選立候補予定者説明会に、サンタクロースの衣装で出席した宮本栄八議員(59)=武雄町、無所属=が、12日の市議会本会議で謝罪した。
市議会一般質問で、所見を聞かれた大宅敏治市選管委員長は「説明会場全体が困惑した異様な雰囲気になった」とし、「公人たる市議が不相応と思えるサンタ姿で参加されたことは、はなはだ遺憾」と答えた。
一般質問の後、宮本氏は「公人である市議としてあるまじき行為であったと反省している」と謝罪。宮本氏が独自に発行している議会報告誌についても「自己都合による解釈と思われる内容が多いという指摘を受けており、誤解を招かないよう今後十分注意を払う」と述べた。
議会後の取材で、宮本氏は「市長選に谷口優氏が出馬しなかった場合に備えて、立候補するつもりで準備していた。お金をかけなくてもアピールできる象徴としてサンタの格好をした」と説明した。「本意ではないが、議員である以上、謝らないといけない」と話した。
4545
:
チバQ
:2015/03/13(金) 07:30:17
>>4107
>>4472
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_fukuoka/article/155535
【田川市長選、県議選】麻生氏と武田氏が火花 対立候補を互いに支援
2015年03月13日(最終更新 2015年03月13日 03時00分)
4月の統一地方選で実施される田川市長選で、地元の自民党衆院福岡11区支部が推薦する立候補予定者と対決する無所属現職の集会に、麻生太郎副総理兼財務相が参加し激励することが12日、関係者への取材で分かった。11区は党副幹事長の武田良太衆院議員が支部長を務め、麻生氏は隣の8区選出。麻生氏の事務所は取材に「自民県連の推薦はどちらにも出ていない」とするが、11区支部は「どうしてよその選挙区に口を挟むのか。言語道断」と反発している。
両氏の対立は昨年4月の県議補選行橋市区で、麻生氏が11区支部推薦候補ではなく、当選した自民県連推薦の対立候補を支援したことから顕著に。支部は補選と同じ構図となる今回の行橋市区で雪辱を期すほか、田川郡区でも麻生グループ出身で自民推薦の現職に挑む新人の推薦を決めた。
11区支部と県連の争いにも波及。2月の県連年次大会では、県議選で11区支部推薦と異なる立候補予定者の推薦を決めた県連の対応に抗議して支部関係者が執行部席に詰め寄るなどして紛糾。県連が党本部に支部長の武田氏の処分を求める異例の事態となっている。
田川市長選には4人が出馬予定。11区支部は新人3人のうち1人の推薦を決定。対して、現職は麻生氏に応援を依頼したほか、自民県連に直接推薦を申請している。これを受け麻生氏は22日、田川市で開かれる現職の「市民との集い」や県議選田川郡区の現職の県政報告会に出席して激励する予定。4月4日には行橋市区の現職も補選時と同様に応援演説するという。
市長選をめぐる麻生氏の動きについて11区支部は「自民党は地元の意向を優先するのが筋。党の規律を乱す行為だ」と批判。麻生氏側は「総決起大会でもなく、武田氏とけんかするつもりはない。現職とはこれまでの縁があり、(麻生氏は)田川市郡も含めた筑豊の発展を願っている」と説明する。
=2015/03/13付 西日本新聞朝刊=
4546
:
チバQ
:2015/03/13(金) 21:17:09
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150313ddp041010015000c.html
自治はどこへ:2015年統一選 高齢化率45%、長崎・小値賀町 若者よ、立て
毎日新聞 2015年03月13日 西部朝刊
◇50歳以下議員報酬、月額12万円アップ
長崎県小値賀(おぢか)町議会が、満50歳以下の議員に限り、議員報酬を月額18万円から30万円に引き上げることを決めた。町には現在50歳以下の町議はおらず、若い世代の政治参加を促すのが狙い。
4月の統一地方選の当選者から適用される。全国町村議会議長会によると、年齢によって報酬が分けられる例は「全国でも聞いたことがない」という。
今月11日に町議会の「地方創生まちづくり特別委員会」が「国が進める『地方創生』には若い世代の視点が必要」として、議員報酬の特例を定める新条例案を提出。同日の本会議で、全会一致で可決された。
小値賀町は人口約2700人のうち65歳以上が約45%を占める。現議員10人も全員が50歳以上で、平均年齢は65・3歳。前回2011年の町議選では50歳以下の立候補者はゼロだった。
議員定数を2削減し8となる今回の選挙(4月21日告示、26日投開票)でも、今のところ立候補予定者8人(現職7人、元職1人)に新人はおらず、最年少が現職の57歳だ。
地方自治法によると、議員報酬の額や支給方法は自治体が条例で定めることになっている。町議会の立石隆教(りゅうきょう)議長は「新しい条例によって、これからの町づくりのためにも立候補してみようという人が1人でも2人でも出てもらいたい」と話している。【井上和也】
4547
:
チバQ
:2015/03/13(金) 21:21:20
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/165820
農政協が県議選26人推薦 自民系7人見送り
2015年03月13日 10時31分
JAグループ佐賀の政治団体「佐賀県農政協議会」(中野吉實会長)は12日、4月3日告示の県議選で26人を推薦することを決めた。小城市、多久市、嬉野市、三養基郡の4選挙区は自主投票とした。鳥栖市を含む5選挙区で推薦願を提出していた自民系現職7人の推薦を見送った。保守分裂選挙となった1月の知事選の影響が一部に出ている格好だ。
佐賀市の県JA会館で開いた県農政協役員・支部長合同会議で農政協11支部が推薦した候補を追認した。4選挙区は支部段階で自主投票を決めている。
自民現職では小城市の伊東猛彦氏と藤木卓一郎氏、三養基郡の宮原真一氏と服巻稔幸氏、鳥栖市の指山清範氏、多久市の福島光洋氏、今回無所属で出馬する嬉野市の現職石井秀夫氏がそれぞれ推薦願を各支部に提出していたが、推薦を受けられなかった。
一部は農政協が推して当選した山口祥義氏の対立候補を応援していた。ある支部幹部は知事選の影響を認めている。
県農政協の金原壽秀副会長は「各支部の判断に任せており、県農政協の意思は働いていない。現に知事選で対立した県議にも推薦を出した」と選挙戦のしこりを否定した。
○推薦候補は次の通り(敬称略、かっこ内は推薦支部)。
【佐賀市】留守茂幸(佐城)木原奉文(佐賀市中央)川崎常博(諸富町)古賀陽三(佐賀市)藤崎輝樹(佐城)内田譲二(佐賀市中央)西久保弘克(佐賀市)中本正一(佐賀市)
【鳥栖市】向門慶人(さが東部)原康彦(同)
【神埼市郡】八谷克幸(神埼地区)内川修治(同)
【唐津市東松浦郡】桃崎峰人(唐津)大場芳博(同)田崎信幸(同)米倉幸久(同)
【伊万里市】竹内和教(伊万里)中倉政義(同)岡口重文(同)
【西松浦郡】原田寿雄(伊万里)
【武雄市】石丸博(みどり地区)稲富正敏(同)
【杵島郡】石倉秀郷(みどり地区)定松一生(白石地区)
【鹿島市藤津郡】土井敏行(みどり地区)坂口祐樹(同)
4548
:
チバQ
:2015/03/13(金) 21:21:59
http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/local/saga/20150313-OYS1T50034.html
佐賀県議選 県農政協が自民2氏の推薦見送り
2015年03月13日
県内の農協グループでつくる政治団体「県農政協議会」は12日、会合を開き、県議選(4月3日告示、同12日投開票)で26人を推薦することを決めた。このうち、自民党公認候補は22人。2011年の前回選で推薦した同党公認・推薦候補は23人だったが、今回は、前回推薦した自民現職2人の推薦を見送った。
会合は非公開。終了後に取材に応じた農政協幹部によると、各地の支部で議論して決めた内容を追認する形で決定した。
定数が最も多い11の佐賀市区では自民党の6人、民主、公明党の各1人の計8人を推薦。伊万里市区、武雄市区など、自民現職のみが立候補予定で、無投票が見込まれる選挙区では全員の推薦を決めた。
一方、多久市区(定数1)、三養基郡区(定数2)では、前回推薦した自民現職を推薦せずに自主投票とした。支部での議論で推薦者を絞り込めなかったことや、1月の県知事選を巡る農政協と県議の「しこり」などが要因。ある幹部は「(前回の県議選で)推薦した農政協に歩調を合わせない県議は、次の選挙で推薦しないのが筋だ」と語った。
農政協の金原寿秀副会長は「地域で組合員の思いは異なるので、それぞれの実情を尊重した」と述べた。
4549
:
チバQ
:2015/03/13(金) 22:17:19
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015031300659
ボクシング元王者、県政界へ=五輪代表・松野明美さんも-統一地方選
「若者が誇れる郷土に」。統一地方選前半戦(4月12日投開票)の福井県議選に、世界ボクシング協会(WBA)元スーパーフライ級世界王者の清水智信氏(33)が立候補する。熊本県議選には、ソウル五輪1万メートル代表で熊本市議の松野明美さん(46)が挑戦。スポーツ振興を通じた県民の健康寿命アップなどを掲げる。
清水氏は福井市出身。2008年7月の世界ボクシング評議会(WBC)フライ級タイトルマッチで、王者の内藤大助氏にKO負けを喫した。引退も考えたが、「故郷の応援が力をくれた」と奮起し、11年8月WBAスーパーフライ級王者に。「恩返ししたい」と県政界を目指すことを決意した。
最も力を入れたい政策は若者の定住促進だ。「県外に出て行った人が戻り、チャレンジできる環境を」と、企業誘致などによる雇用拡大を訴える。引退したスポーツ選手の農林水産業への就業支援にも取り組むという。
松野さんは10年に熊本市議に初当選。ダウン症の次男の育児経験を基に、特別支援教育の充実などを求めてきた。県議選では、20年東京五輪の合宿誘致のほか、47都道府県で中位にとどまる健康寿命を日本一にするため、「1人1スポーツ」運動を唱えるつもりだ。「元気なおじいちゃん、おばあちゃんを増やしたい。健康になれば、医療費の削減にもつながる」と意気込む。(2015/03/13-16:08)
4550
:
チバQ
:2015/03/13(金) 22:40:44
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_kyushu/article/155539
女性に議席獲得の壁
2015年03月13日(最終更新 2015年03月13日 03時00分)
地方議会の女性議員の数はまだまだ少ない。多様な声の反映のためには、選挙への一定の女性の立候補が期待されるが、家事や育児を女性が中心となって担っている社会の現状など、課題は多いようだ。
◆おなごが議を言うな
鹿児島県垂水市議会は、過去に一度も女性市議が在籍したことがない。西日本新聞が九州各県の市議会事務局などに確認したところ、九州の107の市で唯一のケースとみられる。4月の統一地方選での改選でも女性に立候補の動きはなく、女性市議の空白はさらに続きそうだ。
垂水市は大隅半島の北西に位置する人口約1万6千人の漁業の街。市選管に記録が残る1995年以降でみると、市議選に挑んだ女性は1人だけ。地区の婦人会長やPTA役員を務めた川畑結子さん(67)だ。
「若者が居着かず、高齢者ばかりが増えるまちを変えたい」と99年に出馬。当選の自信はあったというが、選挙戦は地縁血縁も絡んで白熱する土地柄。中傷合戦も激しく、「男性からは“おなごが議を言うな(理屈を言うな)”と陰口をたたかれた」と振り返る。定数22に29人が挑んだ激戦の結果は255票で落選。最下位当選者とは138票の差があった。「男社会」の壁も実感した。
市民からは「高齢化が進む中で、これからは介護や福祉が重要。議会に女性の視点は必要」との声も聞かれる。他方、市議会定数は今回の改選で16から2減の14に。「女性市議誕生へのハードルがまた上がった」。ある市職員は漏らした。
◆気になる家族の負担
統一選で行われる地方議員選挙に、福岡県内で初挑戦する40代の女性は「普通の女性じゃ、なかなか立候補できない。歯を食いしばり、何とか乗り切っている感じです」と打ち明ける。
仲間に推され、出馬を決めたのは1月中旬。生活はがらりと変わった。早朝から夜遅くまで支援者や集会を回る毎日。家族だんらんの時間は格段に減った。夫と中学1年の娘は決意を後押ししてくれた。だが-。「家族がさらし者になっているような気がする」。夫から複雑な胸中を告げられた。
子育てや介護の当事者である女性を地方議会に送り出す活動に取り組む「ふくおか市民政治ネットワーク」(本部・福岡市)は88年の活動開始以来、28人の女性議員の誕生を後押しした。ただ、家族の負担を懸念し、立候補に踏み切れない女性は少なくない。「家族や地域、本人の意識改革も含め、女性が安心して政治参加できる土壌づくりが必要」。同ネットの山本まり共同代表は話す。
前回2011年の統一選の後、公益財団法人「市川房枝記念会女性と政治センター」(東京)が行った調査では、全国の市区議会の女性議員比率は13・1%。九州では福岡県の13・3%が最高で、佐賀県は5・8%、長崎県は4・5%にとどまった。
=2015/03/13付 西日本新聞朝刊=
4551
:
名無しさん
:2015/03/14(土) 11:33:51
(自民党福岡県連)
http://fk-shinbun.ddo.jp/wp/?p=6438
自民党亀裂進化という「定説」の嘘 ? 進む福岡県自民党の闘う態勢づくり [2012.06.14更新]
福岡県自民党 最新事情
一時は福岡3区の自民党公認候補として確実といわれていた樋口明県会議員が立候補辞退を表明した。背後で何があったかはともかく、この事態を契機に武田良太衆議院議員の活躍が話題になった。樋口氏を降ろして、古賀篤氏に一本化したのは武田氏の力だという風評である。実際、「古賀一本化」の事実をいち早く掴んだ西日本新聞が報道した際には、武田氏は担当記者に怒りを露わにしたという。きちんと土俵を作ってから発表する予定だったのにというのがその理由だ。武田氏の県連会長としての評価が上がるのに対し、樋口氏を推していたといわれる蔵内勇夫県議・県議団団長が引き下がったなどの評価も流れ、現在ではそれが定説になろうとしている。たしかに福岡県の自民党は昨年の福岡県知事選以来、ガタガタしているという見方がある。では実際どうなっているのか。
樋口氏辞退は蔵内氏の想定内
樋口氏が辞退した話について、蔵内氏の知人は「別に蔵内県議は樋口氏を推していたわけではない。新聞報道前にすでに樋口氏が引くことは耳に入っていたようだ。彼の想定内の事実だったのではないか」と語った。確かに樋口氏の立候補表明は、彼個人の判断でなされたもので、誰も相談していなかったという。それで早すぎた決断だったという声もあるが、一概にそうはいえない。最終選考で不利になったとはいえ、12人が公募申請した中で、現職財務官僚とともに最後の2人にまで選考委員会で残ったという事実は、彼の力が評価されたということだ。さらに3区の実力者太田誠一氏の力を借りる形で、つまり後継候補として名乗りを挙げるのではなく、あくまで一個の政治家として意志を表明したことは、樋口氏の政治家としての人間力を確認させるものである。要するに福岡県を代表する国会議員候補としての資質を持っていることを指し示したのだ。
蔵内氏は樋口氏の表明について「反対するものではない」としたものの、積極的に推したわけでもないというのが事実である。むしろ県会議員である樋口氏の立候補には後ろ盾があるはずという邪推から、背後に蔵内氏がいると勝手に読み込んだ政治通が、3区自民党候補者は樋口氏で決まりという「結論」を流し、今度はそれがはずれたため「蔵内氏が引いた」なる定説をふりまき始めたというのが真相といえよう。 実際、武田氏は県連会長として4区、10区での候補者調整で辣腕をふるってきたが、背後では麻生太郎氏、古賀誠氏、蔵内氏との間での根回しを行ったうえでの動きだった。候補者一本化には、複雑な思惑が絡みあう。それぞれの候補予定者につながる実力者が我を張っていては、まとまるものもまとまらない。県連会長としての武田良太氏の決断力はもちろん、麻生氏、古賀氏をつなぐ蔵内氏の存在が大きかったことはいうまでもない。
存在感増す大家議員
確かに昨年の知事選挙以来、福岡県の自民党はギクシャクした感があった。一度は自民党福岡県連が決めた知事候補としての蔵内氏を否定、分裂選挙も辞さずという形で動いたのが自民党内反主流派であり、麻生氏はその顔として小川洋氏擁立に固執した。松尾新吾九電前会長までもが小川氏歓迎論をぶち上げて、小川洋知事が誕生した。その遺恨があるという観点から県政界を分析するなら、亀裂があるという見方はあたっている。だが、同時に政治は生き物である。自民党自体が今後立ち行くかどうか、中央政界をみるまでもなく難しい局面を迎えている。
こうした新しい動きの象徴が大家敏志国会議員の動きである。来る6月11日朝8時から、久留米市のホテルマリターレ創世で開催される大家敏志後援会の朝食会講師は蔵内氏で、テーマは「九州自立」である。
ちなみに昨年の筑後、北九州、福岡で開かれた大家氏の朝食会講師は、麻生太郎氏と小川福岡県知事だった。麻生派の福岡県選出国会議員として、高島福岡市長、小川福岡県知事の誕生に尽力した、麻生派のプリンス大家氏の朝食会講師としては当然のことだが、このことは県内自民党の麻生派vs古賀・蔵内派との亀裂の象徴として揶揄的に取り上げられた。
ところが今年の朝食会の皮切りとして催される、大家敏志筑後後援会の朝食会の講師は蔵内氏。両者の亀裂が修復され、新しい形が作られつつあることを示す事態である。麻生氏の相談相手として行動を共にすることの多い大家氏が、ここにきて積極的に蔵内氏との関係を再構築するために動いているという噂はかねてからあったが、それが奏功したと見て良い事実だろう。県政界の実力者は「麻生さんが福岡政界で蔵内氏を頼りにしていることは昔も今も変わりない。大家国会議員がそのために汗をかいている、という見方が妥当」と、この事実を評価する。
4552
:
名無しさん
:2015/03/14(土) 11:34:03
>>4551
自民党県連の戦う態勢づくり
麻生太郎氏と話した人物は麻生氏のことを次のように評価する。
「やはり首相までやった人は違う。日本の国家リーダーとして修羅場を経験してきた、人間としての凄味がある。マンガ好きとか漢字を知らないとか茶化されるが、一度会うとどんな人間でも太郎ファンにしてしまう。人に頼られればできる限りのことをする。人が去っていってもそれを追わない、ましてや恨みにも思わない。さわやかに「そういえば彼は元気か」、と人に聞くような人柄でもある。喧嘩しようとしてもそれをサラリとかわすゆとりもある」。
このような麻生氏にとって、ノドにひっかかった小骨が知事選以来の亀裂であった。その意味で、今回の大家氏の動きは歓迎すべきものである。いや、大家氏が派閥の領袖・麻生氏の意を汲んで、積極的に動いたというフシもある。勝利が約束されていた民主党との決戦・次期総選挙も、橋下維新の会やみんなの党などの動きで、さほど楽観視出来ない状況が生まれつつある。
ある意味、結束が求められる中での今回の動き、麻生氏、古賀氏、武田氏のすべてが望む、福岡県自民党の体制づくりが歩を進め始めたといってよいのではないだろうか。
4553
:
名無しさん
:2015/03/14(土) 11:38:20
(自民党福岡県連)
http://dic.nicovideo.jp/a/%E6%AD%A6%E7%94%B0%E8%89%AF%E5%A4%AA
単語記事: 武田良太
武田良太とは、日本の政治家である。衆議院議員(福岡11区選出、当選4回)。自民党所属。
概要
1968年福岡県赤池町(現福智町)生まれ。自民党の大物代議士として知られた伯父・田中六助の影響もあり若い頃から政治家を志し、早稲田大学を卒業するとすぐに亀井静香代議士に秘書として仕えた。
1993年4月に25歳となり被選挙権を得ると、同年7月の総選挙に伯父が地盤としていた旧福岡4区から出馬。しかし当時既に伯父の死後8年が経過し、伯父が築いた3バンも弱体化していた。自民党の2人目の公認枠はどうにか手にしたものの、結果は最下位落選。得票率が5%を下回った(3.2%)ため供託金まで没収された[1]。
小選挙区制移行後は旧4区の一部である新11区に移ったものの、1996年・2000年の総選挙ではいずれも山本幸三に敗れ落選。山本が自民党に復帰すると支部長職を奪われ、ついに自民党の公認まで失ってしまった。凡百の候補者ならここで終わるところだったが、続く2003年の総選挙では無所属での出馬を強行。約16,000票差の大差で自民公認の山本を破り、苦節十年の果てに初当選を飾った。
翌年自民党復帰が認められると、恩師である亀井が率いる志帥会に参加。2005年の郵政国会では亀井と共に民営化法案への反対票を投じ、再び無所属に戻った。同年の総選挙では約400票差の僅差で山本を差し切り再選を果たしたが、亀井とは違いあっさり郵政民営化賛成に転向し、翌年12月に2度目の復党が認められた。復党後は志帥会を離れ同郷の山崎拓率いる近未来研に入会したが、後に離脱して現在は無派閥となっている。
2009年の総選挙では山本との激しい公認枠争いを制し、民主党が社民党とのバーターで候補者擁立を回避するという幸運にも恵まれ圧勝。続く2012年の総選挙でも快勝を収め、現在は安定地盤を築くことに成功している。その一方で後述のように福岡県連内での立場はこのところ微妙になりつつある。
思想的には自民党内でも右派に属する人物であり、日本会議のメンバーとなっているほか、安倍首相が率いる創生「日本」や靖国参拝議連にも参加している。他方で外交面ではややハト派的な傾向も見られる。衆議院安全保障委員長、防衛大臣政務官、防衛副大臣と防衛関係の要職を歴任している国防族議員の一人。
麻生太郎との確執
麻生とは元々は同じ福岡県選出の代議士として友好関係にあり、2009年の下野直前に自民党内で「麻生おろし」の動きが高まった際にはこれに対抗して麻生を支える「結束の会」を結成し、代表世話人を務めたこともあった。
しかし2011年1月、古賀誠ら県連内の反麻生派に推された武田が、本命視されていた麻生を退けて県連会長に就任してからは徐々に関係が悪化。同年の県知事選では古賀らが推す蔵内勇夫県議を県連推薦候補としたにもかかわらず、麻生は福岡財界などと連携して小川洋元内閣広報官の擁立を強行した。結局武田らは分裂選挙を避けるため蔵内を説得して出馬を辞退させざるを得なくなった。
さらに翌年武田率いる県連が新開裕司を福岡1区の支部長に選出すると、麻生はこれを嫌って横槍を入れ、盟友の安倍晋三総裁に働きかけて支部長を麻生が推す井上貴博に差し替えさせた。第2次安倍内閣で麻生が副総理に就任し完全な復権を果たすと、県連内も麻生派が優勢となり、武田はついに県連会長を辞任に追い込まれた。
2014年に福岡11区内の行橋市で行われた県議補選では、武田や自民党行橋市支部・公明党が武田の秘書である小堤千寿を支援したのに対し、麻生や自民党県連の大部分は民主党・市職労などと共に前回総選挙で武田の対立候補だった堀大助を支援。麻生も自ら堀の応援に駆け付けた[2][3]。選挙の結果、約1,000票差で堀が小堤を破って当選を飾り、武田は自身のお膝元でそのメンツを大いに傷つけられることになった。
4554
:
名無しさん
:2015/03/14(土) 11:38:31
>>4553
不祥事・雑記
武田は公害の一つであるカネミ油症事件の被害者救済を目指す議員連盟を立ち上げ、被害者の医療費を支払い続けている原因企業・カネミ倉庫への政府支援などを内容とする被害者救済法の成立に尽力した。この救済法に対しては「被害者救済法じゃなくて加害企業救済法だ」との批判が上がったが[4]、後に武田がカネミ倉庫から政治献金を受け取っていたことが発覚。武田は「カネミ倉庫は伯父の田中六助の代からの支援者であり、後継者として引き続き支援を受けていただけ。議員連盟に参加するにあたって献金は返還している」と釈明した[5]。
2014年6月、武田は防衛副大臣として日本の軍事産業を売り込むため、パリで行われた国際展示会に出席した。ところが会場で訓練用の模擬銃を手にした武田はおもむろに世界一腕の立つ殺し屋スタイルで銃を構え引き金に指をかけると、隣にいた人に銃口を突き付けるという行為に及んだ。当然ながら嫌がられて手で振り払われたが、この一部始終がテレビで報じられると、銃の扱い方も礼儀もなっていないと批判を浴びる羽目になった[6]。
若手の国会議員にしては珍しく、ブログ・Twitter・Facebookによる情報発信や有権者とのコミュニケーションを一切行っていない。公式サイトはあるものの、情報量は同僚議員らと比べても少なめ。
親族
世襲議員家の一覧#田中六助家も参照
母方の伯父にあたる田中六助は内閣官房長官や自民党幹事長を歴任し、多くの政略に関与した大物代議士としてその名を広く知られた。特に宮澤喜一との「一六戦争」は有名。自身も一時は総理総裁候補として名を挙げられるほどだったが、糖尿病を悪化させ1985年に亡くなった。武田が被選挙権を得る前に田中が死去し、地盤継承までにかなりのブランクが空いたことは、結果的に武田が10年間もの浪人生活を送る遠因となった。
父・良行はゴルフ場運営会社の社長を務めた実業家であった。また妻の聡子との間に1女を儲けたが、妻は2007年に心筋梗塞のため35歳の若さでこの世を去っている。
ネット上での評判
自民党内でもそこそこ右派色の強い部類に属する政治家であるため、ネット上の政治論壇で多数派を占める右派系ネットユーザー(いわゆる「ネット右翼」)からの評価も比較的高い。
ネット右翼系まとめサイトの代表格である「国民が知らない反日の実態」では「愛国度B[7]」、議員・候補者評価に特化した同種のサイト「選挙前.com」では「愛国ポイント+9[8]」となかなか高い評価を得ている。
ただしこうした好評の一部は、ネット右翼層から絶大な支持を受けていた麻生太郎を倒閣運動から擁護したという点に起因している(実際、「国民が知らない〜」では「結束の会」結成を理由に武田の愛国度をCからBに引き上げている[9])。そのため近年の麻生との対立によりネット右翼層からの評価が今後低下する可能性も否定できない。
4555
:
名無しさん
:2015/03/14(土) 11:40:25
(自民党福岡県連)
http://n-seikei.jp/2011/02/post-1992.html
福岡県知事議選/自民蔵内氏×民主+財界が小川氏支援 勝負あったか?
今朝(8日)、福岡のトップ企業の経営者が集まり、3月24日告示される県知事選では小川氏支援を決定、11日にも支援組織を立ち上げる。
自民党福岡県連は5日、福岡県知事選につき、推薦願が出されていた蔵内県議・小川氏・谷口氏について選考委員会を開催して審議、結果、蔵内県議(自民党県議団団長)を全会一致で決定した。
これにより小川氏は、自民党の推薦の有無に関わらず立候補を表明しており、小川氏を推す麻生(元)首相と蔵内氏を推す古賀誠(元)自民党幹事長の代理戦争の様相が濃くなった。
しかし、決定に当たり、蔵内県議(県議団会長)は麻生(元)首相と話し合い、武田良太会長一任の了解を取り付け、武田裁定で蔵内県議に決定している。そうしたことで、麻生(元)首相に対して釘を刺しており、麻生(元)首相も表立って動けない情勢となっている。
麻生氏は蔵内氏に対して「これまで8回も会合で会ったのに、一回も立候補するとは言わなかったではないか!」と質したとされる。小川氏擁立に動いた麻生氏の憤りは相当なものであるようだ。
今1月、新、武田良太(衆議)自民党福岡県連会長(42)が誕生した。県連会長就任には、もともと麻生(元)首相が最有力視されていた。そうしたなか、若返るべきではと反麻生(元)首相派(=古賀誠派)の巻き返しがあり、最終的には、麻生(元)首相と古賀誠自民党(元)幹事長及び武田良太衆議の3人が会合を持ち、武田衆議で決定した経緯がある。顔を潰された麻生(元)首相でもあった。
武田県連会長にとっては、県議団が蔵内県議の支援に動いており、古賀誠しゃんにも恩返しする番でもあった。
(武田良太衆議は昨年山崎派から離脱、今は自民党の派閥に属していない。元自民党の有力議員であった故田中六助氏の甥で若いが後継者)
しかし、地元政界の山崎拓(元副首相)さんが、福岡県連の分裂の危機を回避すべく、第3の候補者である元財務官僚で九大教授の谷口氏を1月28日擁立した。結果的にその意図することは叶えられなかった。
以上により、自民党県連の福岡知事選推薦決定委員会は、蔵内氏に決定したのであった。
ここまでは、武田良太衆議を委員長にした策士古賀誠しゃんの勝ちであった。
一方、もたついた民主党福岡県連は6日、自民党から推薦を受けられなかった小川氏を内定した。5日までは推薦願を早めに出していた谷口九大教授を中心に検討していたが、谷口氏は、県議会4会派(自民・民主ほか)の推薦を前提に立候補を表明しており、民主党が単独で推薦しても立候補するかどうか危ぶまれ、6日の決定会議では外された。
同県連は、もともと自民党県連より先に小川氏・谷口氏の両者を候補者にしていた。しかし、同県連が決定にもたつく間に、自民党福岡県連に対して、両氏が推薦願を提出したことから、後手後手になった。
小川氏については、麻生知事と麻生(元)首相が推しており、自民党が決定するまで、民主党としても決定することができなかったともいえる。
自民党長老の大物3人(山崎拓・麻生太郎・古賀誠の各氏)が蠢きあった戦いでもあった。
自民党福岡県連の小川氏降ろしの大義名分は、「地方自治が標榜されている中で、中央と直結する官僚出身者が首長になってよいものか」という反知事天下り論であった。しかし、内実は前述の通りであった。
谷口氏が推薦を受けられなかった原因は、立候補表明が遅かったこと、それに県議団4会派の推薦を出馬条件としたことが、逆に緊迫した2月1日〜5日までの自民党の動きの中で、また、6日までの民主党も、もしも谷口氏が立候補を見送った場合のことを考え、中途半端な判断ができず、小川氏に内定したものであった。
また、自民党の推薦を受けられなかったのは、古賀誠派と麻生太郎派が喧嘩しており、県議会自民党団長の蔵内氏が自民県議らをまとめ上げ、古賀誠しゃんがバックにいたことから、引退した山崎拓先生の力ではなんともいたしかねなかったことに起因している。
谷口氏は立候補の意欲をまだ捨てていない。
4556
:
名無しさん
:2015/03/14(土) 11:40:38
>>4555
<注目される公明党の動き>
民主党が支援する小川氏に財界が付いたことから、公明党の動きが非常に注目されることになった。
福岡の公明党は過去、自主投票して暗に民主支援にまわったことがある。小川氏も公明党に対して、以前から支援を要請、個人的にも水面下で動いている臥しもある。
蔵内氏については、無所属から出馬するとしてもバリバリの自民党員であり、今回の自民党福岡県連の派閥争いの末に決定した蔵内氏に対して、すんなり乗れないのではという関係者もいる。
自民との関係で蔵内氏支援に動くか、福岡県連独自に小川氏支援にまわるか、それともダンマリの自主投票に決定するか、悩み多しというところである。
なお、福岡県知事選挙で一番早く立候補を表明したのは田村貴昭氏。田村氏は共産党が推薦しての立候補表明となっている。田村氏の経歴は、1961(昭36)年4月日生、49歳。2005年2月まで北九州市議会議員(2期8年)。2005年、2009年の衆院選挙に日本共産党比例代表で立候補している。
蔵内県議は筑後、古賀誠しゃんも筑後、麻生知事は北九州、麻生(元)首相は筑豊、大票田は筑前福岡(福岡都市圏人口240万人)。
蔵内氏を擁立した県会議団の動き方次第では・・・・・。
それに公明党さんがどっちに付くか?
<古賀市の例>
SEX教団(元)幹部と週刊朝日に名指しされ、元摂理の大幹部であったことも経歴も偽証していた竹下氏は、自民党県連古賀支部が強力にバックアップして、11月、見事「古賀市長」に当選を果たした。
自民党福岡県連古賀支部が竹下氏を擁立した背景には、前回市長選では中村市長を支援した自民保守派が、昨年になり中村市長の政策について揉めており、11月の市長選では、中村市長を落選させるための対立候補を擁立して、傀儡政権を作ることが目的であった。
<藏内勇夫氏の経歴>
1953年12月生
昭和54年3月:日本大学農獣医学部獣医学科卒業(獣医師)
昭和62年4月:福岡県議会議員初当選
以後6期連続当選
平成13年5月:福岡県議会議長
平成22年3月:九州大学大学院農学博士学位取得
現在 : 警察常任委員会委員・自由民主党県議団会長
<小川洋氏の経歴>
1949年5月生
1973年(昭和48年)4月 - 通商産業省入省
1996年(平成8年)7月 - 大臣官房企画室長
1997年(平成9年)7月 - 産業政策局商政課長
1999年(平成11年)9月 - 近畿通商産業局長
2001年(平成13年)1月 - 内閣官房内閣審議官(内閣官房副長官補付)
2003年(平成15年)7月 - 産業技術環境局長
2004年(平成16年)6月 - 特許庁長官
2004年(平成16年)9月 - 退官
2006年(平成18年)11月 -内閣官房知的財産戦略推進事務局長
2007年(平成19年)11月 -内閣官房内閣広報官(麻生首相にも仕えていた)
2010年(平成22年)8月 内閣広報官を退任
麻生知事も通産官僚から特許庁長官を経て知事となっている。
経過
10月5日:麻生知事が5選不出馬表明
麻生知事、統一候補擁立を民主・自民に要請
11月3日:民主党県連古賀一成委員長出馬の意向表明、委員長辞任へ
候補者として小沢氏と谷口氏をリストアップしていることも判明
11月下旬:麻生(元)首相、小川氏擁立で動く
11月28日:野田国義衆議が民主党県連の委員長に就任
1月14日:武田衆議が県連会長に就任内定
1月21日:武田良太衆議が自民党福岡県会長に就任
1月25日:小川氏、立候補の意欲表明、推薦取れなくても出馬すると表明
1月28日:蔵内氏、小川氏が自民党県連に推薦願提出
:谷口氏、自民党。民主党・公明党に推薦願提出
1月30日:民主・自民ともに1回目の選考委員会開催
自民党福岡県連、次回を2月5日に決定
1月31日:民主党、谷口氏軸に検討表明
2月2日 :小川氏、民主党・公明党にも推薦願提出
2月3日 :谷口氏、民主党国会議員と東京面談、民主単独でも立候補表明
2月5日 :自民党県連候補者選考委員会2回目会合、蔵内県議に決定
2月6日 :民主党県連、選考委員会が小川氏内定を発表
(麻生知事派の取り込みと自民党反主流派+麻生(元)首相派の取り込みが可能)
(表向きの推薦条件は、麻生知事と麻生(元)首相派の)
2月8日 :福岡財界、小川氏支援を表明
2月11日 :福岡財界、小川氏の支援組織発足へ
[ 2011年2月 8日 ]
4557
:
名無しさん
:2015/03/14(土) 11:56:10
(自民党福岡県連)
有料記事なので見出し一覧
メディア政経9
http://ameblo.jp/medianine/entrylist.html
業界大手「老舗工事会社」放火犯社員逮捕でも公共工事から外せない「ワケ」NEW !
2015-03-13 17:48:11
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統一地方選「市議選中央区」激戦で再燃するか「麻生VS古賀」の代理戦争
2015-03-10 18:53:09
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統一地方選「南区選挙区」民主党分裂で瓢箪から駒「新人の大躍進」で現職が落選!?
2015-03-06 16:52:18
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「武田良太」処分の上申書を本部に提出した自民党福岡県連の「思惑」
2015-03-03 17:01:51
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統一地方選「行橋選挙区」武田派の猛攻で「麻生」「県連」がひざまずく日
2015-02-27 16:46:18
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統一地方選「中間選挙区」貞末候補の寒い選挙戦の原因は「麻生VS武田」?
2015-02-24 17:08:25
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武田良太が画策する「反麻生グループ構想」に「古賀、山拓、鳩山」が団結!?
2015-02-20 17:16:09
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統一地方選「県議選中間選挙区」に麻生副総理と小川知事が乗り込むワケ
2015-02-17 16:51:00
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「鹿島建設副支店長車」放火事件の犯人像に迫る「3つのカギ」
2015-02-13 16:21:46
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「工藤会」のトップに誰もなりがたらない?「木村幹事長」逮捕の余波
2015-02-10 17:55:09
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「麻生副総理」夫妻が別居した!?地元で囁かれる「家庭問題」
2015-02-10 17:54:09
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「北九州市長選」が原因で「共産党」候補者に敗れた「三原朝彦」一族
2015-02-03 17:58:19
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追悼 衆院選でJAの姿勢に怒りを感じていた「横大路廣明」
2015-01-30 17:02:20
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「北九州市長選」自民本部来援の「妨害電話」をした「中村明彦」県議
2015-01-27 17:08:04
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北九州市「北橋市長」再選確実でも次の選挙で「クビ」を切られる!?
2015-01-21 14:07:02
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統一地方選「県議選行橋選挙区」注目が集まる「消えた5000票」の行き先
2015-01-17 11:28:10
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統一地方選「福岡県議選中間選挙区」貞末VS片岡はどっちが有利か?
2015-01-13 16:59:08
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マスコミが注目する「工藤会」捜査第三の矢はなにか?
2015-01-09 17:52:38
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「総選挙」同じ落選でも明暗が分かれた「西川京子」と「新開裕司」
2014-12-16 18:06:32
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TPP反対の「JA福岡市」が推進派の「麻生副総理」に肩入れするワケ
2014-12-12 17:59:35
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4558
:
チバQ
:2015/03/15(日) 09:10:27
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_kyushu/article/155974
正念場の「第三極」 維新、擁立模索続く
2015年03月15日(最終更新 2015年03月15日 03時00分)
記者会見する維新の党の江田憲司代表=14日午後、福岡市
記者会見する維新の党の江田憲司代表=14日午後、福岡市
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4月の統一地方選で「第三極」が正念場を迎えている。維新の党は次の国政選挙や政界再編をにらみ、地方に足場を固めようと候補者擁立を模索するが、九州では思うようには進まない。解党したみんなの党の関係者は新たな政治団体を立ち上げ、地方での生き残りを図る。一時のブームが影を潜める中、第三極に再び「風」が吹く日は来るか。
「結党以来、初めての統一地方選。しっかりと草の根を全国に生やし、次の衆院選で政権交代を目指す」。14日、福岡市のホテル。維新の江田憲司代表は福岡県内の候補予定者とともに記者会見し、力を込めた。
九州7県議選で計9人の新人を立てる維新。うち5人は福岡県に集中する。「草の根」づくりの重点地区だが、2013年1月の市議選で前身の日本維新の会が3人を当選させた北九州市では事実上、擁立を断念した。「非常に残念」。会見に同席した党県総支部の河野正美代表(衆院議員)は厳しい表情を崩さない。
党の支持率も伸び悩む中、福岡県議選に党公認で立候補する元予備校講師(48)は昨年夏からひたすら街頭で演説をし、チラシを配る。頼みは党最高顧問で抜群の知名度を誇る橋下徹大阪市長の来援だが「大阪都構想で忙しくて難しい」(党県総支部)。もう一枚の看板でもある江田代表もこの日、街頭には立たず、会見を終えると足早に会場を後にした。
一方、前回の九州7県議選に8人を擁立したみんなの党は既に解党。九州では元衆院議員の佐藤正夫氏が代表となり、2月に政治団体「みんなの改革福岡」を立ち上げた。ただ、統一地方選の候補予定者は今のところ、福岡県議選と福岡市議選の1人ずつ。佐藤氏は強調する。「党の政策を引き継ぐ。改革には地方の有権者も賛同してくれるはずだ」
=2015/03/15付 西日本新聞朝刊=
4559
:
チバQ
:2015/03/15(日) 09:11:20
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_oita/article/155973
【知事選】平和センターが釘宮氏推薦 自治労は判断見送り
2015年03月15日(最終更新 2015年03月15日 03時00分)
社民党の支持組織・県平和運動センターは14日、26日告示、4月12日投開票の県知事選での対応について、立候補を表明している元大分市長の釘宮磐氏(67)を推薦することを決めた。同センターに加盟する自治労県本部はこの日も機関決定を見送り、傘下組織(単組)ごとに判断する「単組判断」にすることも決めず、事実上、自主投票とする見通しが高まった。
同センターには、すでに「釘宮氏推薦」を決めている県教組も加盟。自民党が広瀬氏を「全面支援」の方針としていることから、組織内には釘宮氏を推す声が多く、異論は出なかったという。
一方、12日の会合で機関決定できなかった自治労県本部は、各単組の委員長が出席して対応をあらためて協議。最大単組で「広瀬氏支持」を決定している県職労に配慮し、執行部は「単組判断」で見解をまとめようとしたが、異論が出たため機関決定を見送ることにした。
=2015/03/15付 西日本新聞朝刊=
4560
:
チバQ
:2015/03/15(日) 09:12:36
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_oita/article/155537
【豊の国対決〜大分県知事選】(上) 冷戦12年、決着の時
2015年03月13日(最終更新 2015年03月13日 03時00分)
開業間近の新駅ビルが背後にそびえる大分市中心部のJR大分駅前ロータリー。その一角にプレハブ小屋がぽつんと立つ。一見、工事関係者の詰め所のようだが、中には大分県知事広瀬勝貞(72)のポスターがびっしりと貼られている。
「われわれ勝手連が動くのは最初の選挙以来だから12年ぶり。激戦になりそうだからね」。広瀬を支える県庁OBが打ち明けた。企業関係者も出入りする、いわば“裏選対”。2月下旬の事務所開きには広瀬本人も姿を見せ、頭を下げた。「力強い草の根組織があるのはありがたい」-
2003年、経済産業省の官僚だった広瀬は「一村一品運動」で知られる平松守彦(91)の後を受ける形で知事に就任。その後2回の選挙は事実上、無風だったが、今年1月、大分市長の釘宮磐(67)が突如、知事選への出馬を表明した。
「現職知事と県都の市長が戦えば60年ぶりの大いくさ。60年前は市長が勝った」(釘宮の後援会幹部)
大票田の大分市は、非自民系の根強い地盤でもある。危機感を強めた広瀬陣営は、慌ただしく動き始めた。
■ ■
大分県議、自民党参院議員、民主党衆院議員を経て釘宮が市長に就いたのも03年。当時、連合大分などから市長への転身を要請され、周囲に「俺は知事じゃないのか」とぼやいた。「知事になるのが釘宮の悲願」。周囲の見方は一致する。
九州地方知事会長の広瀬に対し、釘宮は九州市長会長を務めた。大分市中心街の街づくりを広瀬が公然と疑問視すると、釘宮は県の住宅改修補助事業に一時、そっぽを向いた。12年間、2人の関係は「まさに冷戦だった」(同県議)。
「ターニングポイントだ」。釘宮が旧知の元国会議員秘書を市長室に招き、そう漏らしたのは昨年10月。このころ、広瀬の後輩に当たる経産省出身の佐藤樹一郎(57)が市長選に向けて活発に動き始め、自民推薦も取り付けていた。広瀬が釘宮つぶしに本腰を入れ始めた、と周囲には映った。
「売られたけんかは買う」(釘宮後援会)。釘宮は年末の衆院選大分1区で自民前職に挑んだ民主元職を全面支援。「安倍1強」下で九州でも数少ない「民主勝利」に大きく貢献する。
知事選が迫った年明け、地元政界に「広瀬が4選を果たした後、次は自民党国会議員が後継を狙う」との風評が飛び交った。4年後、釘宮は70歳を超える。「あれで釘宮の腹は完全に決まった」(関係者)。自民に勝った勢いで今、知事選になだれ込むのが最適-
■ ■
「これまでのようなトップダウンではなく、ボトムアップの県政をつくらないと、立ちゆかなくなる」
7日、大分市で開いた総合選対発会式。約1200人の支援者を前に、釘宮は広瀬を痛烈にあてこすった。広瀬も会見で「要は県の発展のために何が一番大事かだ。トップダウンでは困るという議論は理解できない」。舌戦が幕を開けた。
「12年間の冷戦は終わった。勝つだけだ」。両陣営の幹部は口をそろえる。 =敬称略
◇ ◇
26日に告示される大分県知事選の投開票(4月12日)まで1カ月を切った。全国10知事選のうち自民、民主が争う構図は2道県だけとなる注目の「豊の国対決」。前哨戦を追った。
=2015/03/13付 西日本新聞朝刊=
4561
:
チバQ
:2015/03/15(日) 09:13:22
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_oita/article/155779
【豊の国対決〜大分県知事選】(下) 岐路 自、民激突波紋も
2015年03月14日(最終更新 2015年03月14日 03時00分)
白く長い眉を震わせ、元首相の村山富市(91)は声を張り上げた。「もう1期、広瀬さんがいい」
先月、大分市であった大分県知事広瀬勝貞(72)の事務所開き。社民党県連合が知事選対応を決めきれない中での“意思表明”。記者団に真意を問われた名誉党首は、笑顔を浮かべつつ、言葉を選んだ。「彼は保守とか自民でなく県民党。よく働いている。ただあくまで、個人的支援」
広瀬も、民主党衆院議員から大分市長に転身した釘宮磐(67)もそれぞれ3期12年、不偏不党を貫いた。共産を除く野党支持団体も「知事選は広瀬、市長選は釘宮」ですみ分けてきた。
釘宮の知事選出馬により、この不文律が破れた。自民が広瀬を、民主が釘宮を支援する与野党対決の色合いを深め、困惑が広がる。連合大分は2月下旬、機関決定をあきらめ、加盟労組ごとに対応を委ねた。
げたを預けられた組織も悩む。県内最大の産業別労組・自治労県本部は、傘下の県職労が広瀬を支持する一方、「安倍晋三首相の政権運営を後押しできない」と釘宮を推す組合の声も根強い。県本部は12日夜も、対応を持ち越した。
■ ■
「これ以上負けられない。政権運営を揺るがしかねない危機感が、党にはある」(自民党県連幹部)。昨年7月の滋賀以降、沖縄、佐賀と3県知事選で推薦候補が立て続けに敗れた自民。首相は統一地方選の重点選挙区に、大分も挙げた。
だが-。「小泉進次郎(復興政務官)や林芳正(農相)に、応援に来てもらったらどうか」。ベテランの自民系大分市議に、知名度のある国会議員の来援を勧められた広瀬は、首を横に振った。「いや、いい。県民党でやる」
閣僚を巻き込んだ「政治とカネ」問題が尾を引き、内閣も党も支持率は下がり気味。「反自民の根強い土地柄で色をつけすぎると、逃げる票も多いと判断したのだろう」(市議)
県内全18市町村に後援会支部を置く広瀬陣営は「横綱相撲」(関係者)と強気だが、4選狙いには多選批判もくすぶる。
■ ■
「(人口減を食い止める)100年に一度の好機」。今月、県内では全線が開通する東九州自動車道の地図を指さしながら、民間シンクタンクの担当者の声は熱を帯びた。
4月には大分市中心部にJR大分駅ビルや県立美術館が開館、県都の新しいシンボルとなる。
約48万人の市の人口は新年度をピークに減少傾向に転じ、県人口も約116万人から半世紀後は約7割に減る見込み。民間提言機関は昨年、11市町村が「消滅」する可能性を指摘した。
県南の佐伯市もその一つ。「このまま過疎化が進めば古里は大丈夫なのか。とにかく政策を見極め、任せられるリーダーを選びたい」。シャッター通りと化した市中心部の商店街を横目に、50代の男性は祈るように語った。 =敬称略
=2015/03/14付 西日本新聞朝刊=
4562
:
チバQ
:2015/03/15(日) 09:15:30
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150314ddlk44010543000c.html
’15統一地方選:知事選 広瀬、釘宮氏 自治労、両者支持せず きょうにも決定 /大分
毎日新聞 2015年03月14日 地方版
県内最大の労組「自治労県本部」(約1万3000人)は12日夜、大分市内で会合を開き、知事選(26日告示、4月12日投開票)の対応に関し、現職の広瀬勝貞氏(72)と前大分市長の釘宮磐氏(67)のいずれも支持しない方針を確認した。自治労内では最大単組の県職労が既に広瀬氏支持を決めている一方、他の単組からは釘宮氏を推す声も出ていた。14日夜に再度協議し、最終結論を出す予定。
自治労の知事選対応を巡っては、県職労が9日に広瀬氏支持を決め、県本部に要請していた。ただ、広瀬氏には自民党が全面支援している。県職労幹部が広瀬氏に「自民党の考えを持って知事選に臨むのか」とただし、「違う」との答えを得た上で支持を決定したという。
自治労は、当該自治体労組の意向を尊重するのが慣例で、知事選なら県職労の決定が重要な要素。一方で、各種選挙で共闘する県教組が既に釘宮氏推薦を決めていることや、これまでの会合で釘宮氏を推す声が多く出ていたことから、県本部執行部は12日の会合で単組ごとの判断に委ねる方針を提案した。
しかし、参加者からは「県本部が決めるべきだ。単組に判断を委ねるな」などと異論が出たという。このため、12日の最終決定を見送った。会合後、森迫信夫委員長は記者団に「(釘宮氏を推すとみられる単組も)皆、県職労の決定を重く受け止めている。特定の『色』を出さないことは確認した」と語った。
知事選には他に、共産党県常任委員の山下魁(かい)氏(38)と、1級造園技能士の箕迫(みいさこ)高明氏(65)が出馬を表明している。【佐野格】
4563
:
チバQ
:2015/03/16(月) 07:48:22
http://biz-journal.jp/2015/03/post_9254.html
015.03.16
ジャーナリズム ジャーナリズム
自民党内紛激化、怒号飛び交う県連、統一地方選に暗雲?暴走する二階総務会長に不満続出
文=編集部
「お前なんか辞めちまえ」「お前なんか人間じゃない」――2月21日、福岡市内で行われた自民党福岡県支部連合会大会でのひとコマだ。剥き出しの感情をぶつけ合った怒号の応酬は、警察が駆けつける乱闘となり、大手マスコミがこぞって報道したほか、インターネット掲示板や動画投稿サイトなどでも拡散される炎上騒ぎとなった。
騒動の原因は、福岡県議会議員選挙の立候補予定者についての地元支部と県連執行部の対立にある。地元にとって意中の人物を県政や国政に送り込むことは、自らの選挙から予算獲得に至るまで、ありとあらゆる活動を左右する生命線だ。一方で執行部は息がかかった人物を地方議員や首長に据えることで影響力の拡大を図ろうとする。過去の遺恨や、些細な感情の行き違いからでも、対処を誤ると今回のような騒動へと発展するのだ。
このようなせめぎ合いは決して珍しいものではなく、“火薬庫”は全国に散らばっている。元民主党所属の衆議院議員で、衆議院兵庫12区選出ながら、自民党兵庫県連の激しい反発を受けて和歌山県連所属という異例のかたちで自民党入りを果たした山口壮氏と兵庫県連でも事情は同じで、目前に迫った統一地方選を前に、昨年末の総選挙に引き続き、波乱の予感を感じさせる。
以下近畿スレ
4564
:
チバQ
:2015/03/17(火) 07:24:43
http://www.sankei.com/region/news/150317/rgn1503170057-n1.html
2015.3.17 07:05
政党対決どこへ…漂う「しらけ」 福岡知事選
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統一地方選で実施される全国10道県知事選が26日、告示される。福岡県知事選は、自民、民主など5党が推薦する現職の小川洋知事(65)に、弁護士で新人の後藤富和氏(46)=共産支持=が挑む一騎打ちの構図になりそうだ。政党対決色が極めて薄い与野党相乗り選挙に、しらけムードが漂い、小川陣営からは「すでに当選確実」との声が漏れる。(田中一世)
◇
「集団的自衛権などの問題で、なぜ(反対だと)騒がないのか。国に言いなりの官僚のような県知事はまっぴらごめんです」
後藤氏は今月10日、福岡市内での「励ます会」で、集まった弁護士仲間らを前に、小川氏を痛烈に批判した。後藤氏は原発の運転停止や、朝鮮学校の無償化を求める訴訟の弁護団を務める。政党に推薦・支持を求めることはしないが、共産党は主張が近いことを理由に、「推薦」より弱い「支持」を申し出た。
だが、後藤氏に対する支援の動きは広がりに欠ける。後藤氏は「小川知事は安倍政権の追随」としきりに口にするが、中央政界で安倍政権批判を展開する民主党や社民党も、小川氏推薦に回ったからだ。
さらに、安倍政権そのものの支持率も安定している。フジニュースネットワーク(FNN)が2月下旬に実施した世論調査によると、内閣支持率は1カ月前から1・4%増えて52・8%と高水準だ。開会中の通常国会では、民主党などは「政治とカネ」の問題を追及するが、政権を追い詰めるほどのインパクトはない。
励ます会への参加は、告示直前にもかかわらず、100人以上という目標を下回る40人程度に終わった。後藤氏の支援団体代表の馬奈木昭雄弁護士はあいさつで「本当はもっと多く集まっていただきたかった」と漏らした。
現時点で、後藤氏の主張が小川氏を上回る得票に結びつくとは考えにくい。小川氏を推薦する各党は楽観ムードだ。
自民党福岡県連に所属する県議は「選挙は何があるかわからないとはいえ今回、負けることはない。(同時期に行われる)自分の選挙を頑張りたい」と語る。
小川氏は4年前の前回知事選で、自民、民主、公明、社民、国民新(当時)の支援を受けて出馬し、共産党推薦候補との一騎打ちを制した。得票率は7割に達した。今回も5党の支援を取り付けたほか、前回に続き地元経済界や麻生太郎副総理兼財務相(衆院福岡8区)らのバックアップを受け、死角はない。
選挙戦では景気・雇用対策や、水素エネルギーなど新たな産業振興を訴える。
小川氏への相乗り態勢は、昨年末にほぼ固まっていた。小川氏は1期目の4年間、議会との良好な関係作りに腐心した。「あんなにやりやすい知事はいない」と話す自民県議もいる。民主党も「県議会では自民と民主は連立与党だ」(県連幹部)といい、対抗馬を立てる動きさえ、起きなかった。
原発再稼働や集団的自衛権行使に反対する社民党福岡県連には、支援者から「なぜ後藤氏を応援しないのか」との声も寄せられる。だが、関係が近い県職員労働組合などが小川氏推薦を決めていることもあり、推薦を決めたという。
ただ、政党の足腰である地方組織は真剣勝負でこそ鍛えられる。
平成18年に民主党代表に就任した小沢一郎氏は、都道府県知事・政令指定都市長選での原則相乗り禁止の方針を打ち出した。
自民党も25年、当時の石破茂幹事長が「相乗りは力が出るより、力が分散してしまうことを認識しなければいけない。衆院、参院に勝たせていただいたが、統一地方選に勝って初めて盤石となる」と強調した。
だが、国政選挙で惨敗続きの民主党が独自候補を擁立する力をなくしたこともあり、「相乗り」からの決別は進まない。これが地方選挙が盛り上がらない一因となっている。
「今は知事の仕事ばかりですが、選挙まであまり時間がないので、公約などを検討しているところです」
今月3日の定例記者会見で、「準備状況と心境」を問われた小川氏の答えは味気なかった。
1期目最後となった10日の記者会見は、報道陣から選挙に関する質問は出ず、全体でわずか15分ほどで終了した。
◇
◇福岡県知事選立候補予定者
小川 洋65 知事・元内閣広報官 無現 【自】【民】【維】【公】【社】
後藤富和46 弁護士 無新 【共】
4565
:
チバQ
:2015/03/17(火) 21:25:18
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_fukuoka/article/156135
【飯塚市議選】5選挙区→全市1区に統合 旧市町の枠超え争奪戦
2015年03月16日(最終更新 2015年03月16日 03時00分)
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統一地方選で実施される飯塚市議選(4月19日告示、26日投開票)が混戦模様となっている。前回まで合併前の旧1市4町ごとの選挙区に分かれていたが、今回から全市域を1選挙区に統合。定数28に対して32人が立候補を予定しており、旧市町の枠を超えて支持者の奪い合いが激化している。新人が前回から倍増し、10人に上ることも情勢を読みにくくしている。
特に危機感が強いのは、旧4町出身の立候補予定者だ。旧飯塚市の有権者が約6万4千人に上るのに対し、旧4町は約5千〜約2万1千人。「有権者の少ない旧町出身者は不利だ」と現職の一人はこぼす。
5選挙区だった前回、前々回の当選者の最少得票は914票で、1600票台以下の当選者も多い。しかし今回、各陣営は「2千票が安全圏。最低でも1700票前後が必要」と当選ラインの上昇を予想する。
旧町を地盤とする現職は、市全域をカバーする団体の推薦を取り付けた。「団体の会員は約1800人と聞く。地元の票だけでは足りないので、がむしゃらにやっている」と明かす。旧町出身の同窓生や飲食店経営者をつてに、支持拡大を狙う現職もいるという。
組織票を持つ政党は、旧市町に分散していた票を結集して議席増を目指す。
系列の無所属を含め3人を擁立する民主党は、労組の組合員を旧飯塚市、旧穂波町、残る旧3町の3グループに分けて支援する。
公明党は前回、公認3人が計8281票を獲得。前回候補を立てなかった選挙区の票も加わるため「票をうまく割り振ればもう1議席取れる」と判断、今回は4人を擁立する。
共産党は公認2人が市を東西に分けて活動。昨年12月の衆院選比例代表で得票を伸ばした余勢を駆って、1増の2議席確保を狙う。
新人の増加も激しい前哨戦に拍車を掛ける。現職の後継の親族や、地域代表の代替わりといった特定の支持基盤を持つ人がいる一方で、会員制交流サイト(SNS)などを使って若年層の支持を取り込もうとする新しい動きもある。フェイスブックで情報発信する新人は「地元の地域だけでなく、市全体の町づくりを考えるのが市議。若者の声を市政に届けられたら」と意気込む。
各陣営とも気に掛けるのは投票率だ。前々回は67・66%、前回は59・19%だった。激戦の影響で投票率アップを見込む現職陣営は「旧市、旧町に関係なく、厚い支持層を持つ陣営が定数の半分を占める。残る半分の椅子をめぐって、有権者の多い旧市の票の奪い合いが過熱する」と読む。過去2回の市議選では、旧市より旧4町の方が投票率は高かった。「地域の代表を減らしたくない旧町の有権者は、今度も投票に行くだろう」と話す。
=2015/03/16付 西日本新聞朝刊=
4566
:
チバQ
:2015/03/17(火) 23:00:56
http://www.yomiuri.co.jp/local/fukuoka/news/20150316-OYTNT50335.html
町長の給与条例改正へ 川崎町議会が請願採択
2015年03月17日
川崎町議会は16日の本会議で、町長、副町長への給与支給に関する条例改正を求める請願書を全会一致で採択した。町長が逮捕、勾留され、職務をできなくなった時点から判決確定まで給与の支給を停止し、有罪になれば停止分を支払わない内容で、町は条例改正に向けた手続きを進める方針。
町は、談合事件で逮捕、起訴された小田幸男町長に対し、月額70万5000円の給料の支給を昨年8月から停止。しかし、法的根拠がないことなどを理由に、同12月に給料5か月分と期末手当の計468万8250円を支払った。今年1月以降の給料も支給している。
請願書は、町民有志でつくる「これからの川崎を考える会」(沖本幸雄代表、20人)が提出。有権者の約5分の1にあたる署名約3100人分を添えた。
採択を受け、傍聴した沖本代表は「署名をしてくださった方々に感謝申し上げる。執行部には4月の統一地方選で新しい町長が決まるまでに、条例のたたき台を作ってもらいたい」と話し、早期改正を求めた。
2015年03月17日 Copyright © The Yomiuri Shimbun
4567
:
チバQ
:2015/03/18(水) 07:47:37
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_nagasaki/article/156597
出馬表明 現職のみ 長崎、佐世保市長選告示まで1カ月
2015年03月18日(最終更新 2015年03月18日 03時00分)
統一地方選の長崎、佐世保の両市長選の告示まで19日であと1カ月となる。両市とも人口減少対策などの課題が山積みだが、現職以外に出馬表明はなく、無投票の可能性もある。長崎市長選が無投票になれば、戦後初で、九州の県庁所在地では平成に入って初めて。佐世保市長選では16年ぶりとなる。
長崎市長選は昨年12月、現職の田上富久氏(58)が3選出馬を表明。2期目までの街づくりや、子育て支援、防災などの取り組みが「道半ば」として、「次の4年で長崎を進化させる」と意気込んだ。
田上氏は政党に公認や推薦を求めず、無所属の立場。自民、民主の県連ともに推薦は出さず、自主投票にすることを決めた。
関係者によると、自民県連は水面下で、企業関係者などの出馬を模索したが、固辞された。自民関係者は「現職はピカッとしたものもなければ、失政もない。ひとえに人材不足だ」と漏らす。民主関係者も「党の情勢が対抗馬を担ぐほど回復していない。県議選、市議選を当選させるのが精いっぱい」と嘆く。
共産も擁立に向けて腰が重い。共産は4年前の市議選で戦後守り続けてきた議席を失っており、市議選の候補者3人を当選させることが最重要課題。関係者は「市議もおらんのに市長選かとの声もある」。来週中にも態度を決める方針。
市では、田上氏が推進する大型コンベンション(MICE)施設計画や市庁舎移転、九州の県庁所在地で減少幅が最大の人口減対策など多くの課題を抱える。ある市議は「これだけ課題があって無投票なら、長崎の良識が死んだことになる」と出馬に含みを持たせるが、周囲が反対しており、不透明な状況だ。
佐世保市長選の立候補表明も、現職の朝長則男氏(66)のみ。無投票の場合は光武顕氏が再選した1999年以来16年ぶりとなる。
朝長氏は前回選挙では見送っていた自民、公明の推薦を受け、市内の主要企業や農協、医師会などの支持基盤を着実に固めている。陣営関係者は無投票ムードを警戒、引き締めに力を入れている。
昨年12月の衆院選長崎4区で落選した民主の宮島大典氏(51)の出馬も一部で取り沙汰されたが、市内で開いた会合などで宮島氏は「民主の県議、市議の応援に力を尽くす」と述べている。共産は「無投票は避けなければ」と擁立を模索するものの、具体的な調整には至っていない。
=2015/03/18付 西日本新聞朝刊=
4568
:
チバQ
:2015/03/18(水) 07:48:32
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_oita/article/156600
【知事選】政党色濃く、かすむ「県民党」
2015年03月18日(最終更新 2015年03月18日 03時00分)
26日の県知事選(4月12日投開票)告示まで1週間余り。立候補を表明している現職の広瀬勝貞氏(72)と元大分市長の釘宮磐氏(67)は共に「県民党」を掲げ、幅広く支持拡大を図っている。ただ、広瀬氏を「重点候補」と位置づける自民党は全面支援の構えを見せ、かつて民主党衆院議員だった釘宮氏も社民党支持組織の県平和運動センターから推薦を受けるなど、決戦が近づくにつれ互いに政党色が色濃くなってきた。
「皆さんの思いと私の思いが共有できたことを心強く思う」。14日、同センターから推薦決定を受けた釘宮氏は出席者にこう語り、一人一人と握手を交わした。
自治労県本部や県教組などで構成する同センターは社民党県連合の最大支持組織。村山富市元首相らを輩出した大分で「集票の原動力」(党関係者)となってきた。県全域に基盤を持つ組織票を取り込んだことに気をよくしたのか、釘宮氏は周囲に「(推薦が)待ち遠しかった」と漏らした。
同じ頃、民主党県連の足立信也代表は県連の常任幹事会で「党の玄葉光一郎選対委員長と話をして大分県知事選が重点地域になった」と表明。党本部が釘宮氏を側面から支援する方針を初めて明らかにした。
一方の広瀬氏には16日、自民党県連が年次大会で「全面支援」を確認。来賓の広瀬氏は「力強いご支援をありがとうございます」と笑顔で礼を述べ、拍手を浴びた。関係者によると、広瀬氏側は年明け早々に立候補のあいさつを同県連に済ませたといい、県選出の党国会議員には「自ら電話して出馬を告げる念の入れようだった」(県連幹部)。
広瀬氏はこれまで「一党一派に偏しない」と公言してきただけに、党員からは「推薦要請もないのに推していいのか」と疑問視する声もくすぶる。ただ、県連幹部は「民主、社民支持層に配慮して県民党を掲げるのを分かった上での支援だ。自民としても、民主系の釘宮氏には負けられないということだ」と力説する。
知事選には共産新人の山下魁氏(38)、造園業の箕迫高明氏(65)も立候補を表明している。
=2015/03/18付 西日本新聞朝刊=
4569
:
チバQ
:2015/03/18(水) 21:50:07
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150318ddlk44010453000c.html
’15統一選おおいた:知事選 社民「自主投票」に 合意文は釘宮氏寄り /大分
毎日新聞 2015年03月18日 地方版
社民県連は17日、大分市内で常任幹事会を開き、知事選への対応を決めた。自民党が全面支援する現職の広瀬勝貞氏(72)を支持することは困難との考えを示す一方、広瀬氏を推す声にも配慮し、前大分市長の釘宮磐氏(67)支援で一本化せず、「自主投票」となった。
県連は合意文書をまとめ、(1)広瀬、釘宮両氏を推薦しない(2)自民党などの強力な支援を受ける候補の支持は困難(3)県平和運動センターの「釘宮氏推薦」決定を重く受け止める(4)地域の事情などを踏まえて党として拘束しない−−とした。
党内では、複数の支部が既に釘宮氏支持で動き始めている。さらに、広瀬氏は自民の全面支援を受けており、支持は難しい状況。しかし、名誉党首である村山富市元首相が支援を表明するなど広瀬氏を推す声も出ていた。
(2)(3)といった釘宮氏寄りにみえる文書となったことに内田淳一代表は「思い入れは出ている」と述べた上で、一本化を避けたことについて「党内に亀裂を作りたくなかった」と苦渋の表情で語った。
一方、大分市長選では元大分大教授の椋野美智子氏(58)の支援を決定し、別府市長選は元国土交通省技官の春田義信氏(58)を支援する方針。【佐野格】
4570
:
チバQ
:2015/03/18(水) 23:10:05
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/167390
「女性がついていかなければよかった」 セクハラ質問で唐津市議会やじ
2015年03月18日 10時44分
指導主事セクハラ問題
唐津市教育委員会の指導主事のセクハラ問題をめぐり17日、市議会一般質問で、保守系会派の議席から「(指導主事に)ついていかなければよかったんだ」と、被害を訴えた女性教員を非難するようなやじが飛んだ。
一般質問では、社民党議員が問題発覚後の市教委の対応を追及。「女性が勇気を持って被害を報告した。仕事への支障など覚悟しての行動だと思うが、どう考えるか」とただしたのに対し、女性側の行動を責めるようなやじが飛んだ。
この後、答弁に立った大塚稔教育長は「セクハラ行為があったという前提の質問だが、今回の(文書訓戒)処分はセクハラを理由としたものではない。女性が勇気を持ったかどうかは十分に把握していない」と述べた。
市執行部には部長級の女性幹部はおらず、議場にいた女性は公明党議員1人だけ。質問中、議席からのやじは絶えず、傍聴した女性は「あまりの品のなさに驚いた。なぜ、こんな問題が起きたのか、一緒に考えるのが議員の役割のはずなのに」と憤った。
今回の問題は昨年11月、市内のカラオケボックスで指導主事に体を触られるなどセクハラ行為を受けたと女性教員が被害を訴え表面化した。市教委は指導主事が酒に酔い、記憶をなくしているために事実確認できないとし、両者が示談するまで処分していなかった。
4571
:
チバQ
:2015/03/18(水) 23:15:08
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_fukuoka/article/156592
自民11区支部が県連会長に抗議書 大会紛糾問題
2015年03月18日(最終更新 2015年03月18日 03時00分)
2月の自民党県連年次大会で衆院福岡11区支部の関係者が執行部席に詰め寄った問題をめぐり、11区支部は17日、県連の松山政司会長が県連役員に「党本部の谷垣禎一幹事長が11区支部長の武田良太衆院議員を厳重注意した」と報告した文書は虚偽に当たるとして、松山会長に謝罪と撤回を求める抗議書を送ったと明らかにした。
抗議書で、11区支部は「虚偽の報告をし、武田支部長の名誉を著しく毀損(きそん)している」と批判。大会紛糾の原因について、4月の県議選推薦候補決定で「地域支部への背信行為が度重なったため」と主張している。支部によると、16日に抗議書を郵送。17日には武田支部長が谷垣幹事長と面会し、松山会長の厳重処分を求める上申書を渡したという。
=2015/03/18付 西日本新聞朝刊=
4572
:
チバQ
:2015/03/19(木) 20:54:28
http://www.oita-press.co.jp/1010000000/2015/03/19/003732363
有力新人が激突 市長選告示まで1カ月
統一地方選で実施される大分、別府両市長選(4月26日投開票)は、4月19日の告示まであと1カ月に迫った。いずれも現職は出馬せず、新人同士の争いとなる見込み。これまでのところ大分市長選には2人、別府市長選には5人が出馬を表明している。それぞれ県都と県内第2の都市の新たなリーダーを決める重要な選挙となる。
大分市
佐藤樹一郎(きいちろう) 57 無新
(自、維、気推)
椋野美智子(むくの) 58 無新
保守系VS反自民 一騎打ち
経済分野に明るい元中小企業庁次長の佐藤氏と、福祉に精通した元大分大学教授で厚生労働省出身の椋野氏による一騎打ちの様相。佐藤氏を保守系、椋野氏を反自民の政党・団体がそれぞれ支援する構図となっている。
佐藤氏は昨年10月に出馬表明。知事選出馬のため辞職した釘宮磐前市長(67)の市政運営に異を唱え、事実上の後継候補となる椋野氏に対し「チャレンジャー」の姿勢を強調する。産業力の強化や「市民に頼りにされる市役所」を掲げ、各地でミニ集会を開く。
推薦する自民党市連・県連の支援と並行し、出身の大分雄城台高校の同窓生などが活発に動く。地元の稙田地域の後援会も今月発足した。同じ経済産業省出身の広瀬勝貞知事と親しい間柄も強調し、県や国と連携した市の発展を訴える。
椋野氏は2月半ばに出馬を表明。釘宮市政の基本路線を継承する意向で、福祉の充実と雇用の安定を「車の両輪」などと訴える。出遅れの挽回に向け、街頭活動を重ねるなどして懸命に知名度アップを図る。
政党・団体に推薦を求めていないが、既に推薦を決めた連合大分が選挙対策の中核を担い、民主党国会議員や社民党県連合が支援する。「初の女性市長」の実現も前面に打ち出し、釘宮氏の存在や政党色を薄めた市民派をアピールする。
他に共産党が候補擁立を検討しているが、選定作業が難航している。
別府市
長野恭紘 39 無新
(次推)
泉武弘 70 無新
春田義信 58 無新
梅野雅子 54 無新
安達澄(きよし) 45 無新
5人混戦、支持拡大目指す
浜田博市長(76)が昨年11月に不出馬を表明。戦後の市長選で現職が出馬せず、新人のみで争うのは初めて。候補予定者5人は過去2番目に多く、混戦となっている。
元市議の長野氏は過去2度の市長選への挑戦を経て広く知られている。所属する自民党は市議が支援する候補が割れているが、党市連や次世代の党の推薦を受けて保守層の取り込みを進める。公明党も協力する。
泉氏は市議を8期32年務めた実績から知名度は高い。地元自治会や高齢者団体などの推薦を受ける。ボランティアが中心になって活動し、行財政改革を主とした政策を訴えて支持拡大に努めている。
元国土交通省技官の春田氏は自民党系を中心に複数の市議が推すほか、市職労などの労組が加盟する連合大分の推薦も取り付けた。国とのパイプや行政経験をアピールし、幅広い層の結集を目指している。
運輸旅行業「大分観光はと交通」社長の梅野氏は候補予定者で唯一の女性という点を強調。女性の視点を生かした市政運営を掲げ、商工団体の女性組織などを通じて支持拡大を図る。グループ会社も支援する。
元朝日新聞社員の安達氏は出馬表明が今年2月となったが、中学・高校時代の同級生や知人らを中心に草の根で輪を広げる。政党推薦は求めていないが、民主党県連幹部が自主的に応援している。
【名簿の見方】並びは出馬表明順。数字は年齢。無は無所属、新は新人。かっこ内は政党の推薦で、自=自民党、維=維新の党、次=次世代の党、気=日本を元気にする会。
4573
:
チバQ
:2015/03/19(木) 20:58:33
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150318ddm002010180000c.html
自治はどこへ:2015年統一選 民意のかたち/2 議員成果主義、頓挫 熊本・五木村、不正評価で村民嫌気
毎日新聞 2015年03月18日 東京朝刊
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「五木の子守唄」で知られる熊本県五木村が、地方自治の先進地として全国的に注目されたことがある。村議会議長が選ぶ一般村民が村議の活動を査定し、報酬を決めるという成果主義の評価制度を2010年に導入したからだ。しかし取り組みは導入3年目で頓挫した。政府は地方の創意に期待する地方創生を進めるが、改革の失敗は「消滅可能性」から自力で抜け出す困難さを浮き彫りにしている。【関東晋慈】
村は人口約1200人。日本創成会議が指摘した「消滅可能性都市」の一つだ。評価制度は、主な居住地が水没する川辺川ダム計画が09年に中止されたことがきっかけ。ダムに頼らない村の将来を描こうと、議会の提案能力向上を目指した。「競争原理を導入」として、4人の評価委員が、議員の質問回数や内容などを基準に5段階で評価。報酬(月額21万3000円)のうち2割を差を付けて配分した。
だが、肝心の評価基準が不透明だった。当時の田山淳士議長(63)が、評価委員長の照山哲栄氏(82)に対し、評価に自分の意向を反映させるよう求めていたのだ。反発した照山氏は12年5月に出た2回目の評価で、田山氏に最低評価をつけた。怒った田山氏は「本当は自分は上から2番目のはずだ。話が違う」と暴露。照山氏は「議長だからいったんは2番目にしたがトップでなく不満だったようだ。人情をかけてもつまらんばいと最低にした」と明かす。
議長と評価委員長の水面下の交渉が明らかになり、評価委の権威は地に落ちた。もともと議会側には「選挙があるのに別に議員を評価するのはおかしい」という反発があった。導入の採決も5対4の僅差。制度導入に反対した村議は低評価をつけられ、不満がたまっていた。
一般村民には「政治にかかわると面倒」という空気が広がり、評価委員の引き受け手がいなくなった。田山、照山両氏は議長と評価委員長を辞任し、制度は12年12月に廃止された。政治への嫌気の広がりは、13年7月の村議選が16年ぶりに無投票になるという結果にまでつながった。
13年村議選での唯一の新人は、かつて6期連続当選した前村長の西村久徳氏(79)。西村氏は「30人に声をかけたが誰も出てくれないから仕方なく出た」と話す。議長になった西村氏は先月、熊本県内の町村議長を集めた会合で「こんな年寄りしか出馬せず、地方の活性化なんてできるのか」と若手議員の出馬を支える制度の創設を訴えた。
評価制度廃止で議会は代案を迫られた。報酬カットも議論されたが「若手のなり手がいなくなる」と見送られた。結局、廃止から1年3カ月たった14年3月にようやく定数2減を決めたのが改革の結末だった。評価委員だった民宿経営の男性(54)は「制度があったころは議会も発言が増えたが、元に戻った。今秋の村長選も無投票だろう。政治を変えようなんて若手はもう誰もいない」とぼやく。
政治不信が無投票に連鎖し、活性化を妨げる悪循環になっている。=つづく
4574
:
チバQ
:2015/03/19(木) 21:10:48
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150317ddlk40010307000c.html
県政の課題:’15知事選/上 人口減問題 解決策、県と町の両輪で /福岡
毎日新聞 2015年03月17日 地方版
谷間を縫うように車を走らせると、沿道に古びた2階建て団地の一群が見えてきた。鞍手町新延。かつて炭鉱でにぎわったこの集落で生まれ育った男性(64)は嘆いた。「商店もなければ、中学校も近く統合される……」
町全体の人口も減った。炭鉱が盛んだった1955年に3万人を数えたが、71年に町内の全炭鉱が閉山し、今は約1万7000人まで減少した。だが男性の脳裏には、炭鉱マンやその家族らでにぎやかだった集落の風景が今もくっきりと焼き付いている。「集落や町の活気を何とかして取り戻せないものか」
◇
2010年から30年間の20〜39歳女性人口の予想減少率に基づき、民間グループの日本創成会議が昨春に試算した「消滅可能性都市」は県内に22市区町村ある。そのうち鞍手町の減少率は最大の68・1%と想定された。
町は打てる手は打っている。固定資産税減免などで13年以降、運輸業者など4社の誘致に成功した。しかし進出企業の社員たちが必ずしも町内に引っ越してくるわけではなく、人口増に直結しない。
人口減少に直面する自治体に有効な手立てはあるのか。九州大の小川全夫(たけお)名誉教授(地域社会計画論)は「万能薬はない」と断った上でヒントを口にする。非正規社員の増加など雇用形態の変化に伴い、男性の収入だけで家族を養えなくなりつつある現実を踏まえ「共働きで安心して子育てできる環境が整っているか。それが自治体の将来を左右する」と言う。
小川氏の指摘を裏付けるかのような声がある。2年前に直方市から鞍手町に引っ越してきた3児の母の主婦(41)は「直方ではあった小学3年までの医療費助成がないことに不安を覚えた」と語る。
人口減に危機感を持ち、町は新たな一手として国が地域活性化を目的に新設した交付金を活用し、医療費助成の拡充など子育て支援に重点を置くことを決めた。町政策推進課の三戸公則課長は語る。「消滅可能性ナンバーワンと指摘されたことで、逆に思い切った施策を展開していける」
来年度、全国の各自治体は人口減へ対応する「総合戦略」を策定する。個々の振興を担う市町村と違い、県は市町村のサポート役として、広域的な目配りや、全体的な底上げにつながる計画立案が求められる。
町は移住者を増やすことを狙い、来年度から町外の家族に3カ月間無料で住んでもらって仕事も体験してもらう事業を始める。事業を制度設計した県から参加を誘われた。三戸課長は語る。「こんな対策をもっと出してもらい、県と町が両輪になって解決策を探りたい」。人口減時代の今、県のリーダーシップや施策の実現性が問われている。
◇
知事選(4月12日投開票)が26日に告示されるのを前に、県政の課題を探った。
〔福岡都市圏版〕
4575
:
チバQ
:2015/03/19(木) 21:11:08
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150318ddlk40010293000c.html
県政の課題:’15知事選/中 変わる農業 攻守とも、戦略と連携を /福岡
毎日新聞 2015年03月18日 地方版
ビニールハウスの中で幾重にも伸びる畝(うね)の脇、たわわに実るイチゴ「あまおう」。一粒をもぎ取り、大木町の農業、大藪進さん(64)は勧めてくれた。「食べんしゃい、甘かですよ」。大粒の果実を頬張ると、口の中に飛び散らんばかりの果汁が広がる。大藪さんは27歳の就農時から栽培面積を増やし続け、町内最大のイチゴ農家になった。従業員3人を雇い、年間売上高は約3500万円。「稼ぐ農業」を体現した農家だ。
◇
関税を引き下げて市場開放を促す環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の交渉が大詰めを迎え、国内の農家を取り巻く環境が大きく変わる可能性が出てきている。国外の安い農産物の輸入量が拡大すれば、これまでの国内の産地間競争に加えて、国外との競争も激しさを増す。
強い競争力を持った農産品が求められる中、先行モデルとなるのが、大藪さんも生産する「あまおう」だ。県農業総合試験場で育成され、2002年に市場に登場。粒が大きくて甘みが強く、すぐに人気商品になり、ブランド化に成功した。東京都中央卸売市場の1月の平均価格1725円(1キロ当たり)は、栃木で開発されたライバル品種「とちおとめ」を489円上回った。
「あまおう」は台湾や香港など海外でも一定の知名度がある。国外需要を伸ばそうと、県は新たな輸送実験に着手。航空便から船便へ変更することで、輸送コストを圧縮して価格を抑制する狙いで、今月5日に約300キロを積んだ第1陣が香港へ向けて出発した。
一方、向かい風の作物もある。米だ。販売価格が生産コストを下回った場合に補填(ほてん)する国の戸別所得補償は今年度から減額、18年度に廃止される。TPP交渉で輸入枠拡大など一定の合意に至った場合、米価への影響を懸念する声も強い。
経営環境の変化に伴って、農業は「あまおう」の国内外への出荷など「攻め」の姿勢と、米農家などへの影響を最小限に抑える「守り」の姿勢の双方が求められる。農協関係者は県の政策について「市場調査など県農産品の販売力強化策に加え、米から他の作物への転作がもっとスムーズに進むような仕組み作りも期待したい」と述べ、攻守両面で連携の必要性を強調した。
〔福岡都市圏版〕
4576
:
チバQ
:2015/03/19(木) 21:11:31
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150319ddlk40010289000c.html
県政の課題:’15知事選/下 福岡・北九州両空港 共存へ試される手腕 /福岡
毎日新聞 2015年03月19日 地方版
「遅くまで空港の方が騒がしいけん、偉か人でも来らっしゃったと思ったとよ」。福岡空港(福岡市博多区)近くに暮らす主婦(78)が振り返った。1日夜、空港の誘導路上でブレーキのトラブルを起こした全日空機が立ち往生。誘導路につながる滑走路が約1時間半閉鎖され、欠航と発着の遅れは計58便に上った。トラブルは同空港の綱渡りの運航状況をあらわにすると同時に、多くの路線が乗り入れる活況ぶりを印象付けた。
◇
福岡空港は、立地する福岡市とともに“成長”を続けている。九州各県などから人が流入する福岡市の人口は150万人を超え、国内外からの就航が相次ぐ福岡空港の年間発着回数16万7000回(2013年度)は滑走路1本の空港としては全国最多。運航間隔は最短で2分という過密状態だ。
福岡空港を管理する国は、さらなる利便性向上を目指す。15年度政府予算案に設計費など滑走路増設関連の事業費4億円を初めて計上。同空港の年間発着数は13年度時点で定時運航できる処理容量を3000回上回っているが、増設で18万8000回まで可能になる。福岡経済界では「アジアの拠点空港への一歩を踏み出した」と期待が膨らむ。
しかし県内には、利用が伸び悩む北九州空港(北九州市小倉南区)があり、「県全体の発展を考えると、福岡空港の独り勝ち状態でいいのか」(自民県議)という疑問の声が出ている。
北九州空港は29日に名古屋便(1日2往復)が新たに就航するが、同日から1日18往復の羽田便が17往復に減る。しかし24時間利用可能な海上空港で、福岡空港が利用できない早朝・深夜帯を補完できる。そのため県は新年度予算に、その時間帯を中心に北九州空港と福岡都市圏を70分で結ぶリムジンバスの運行助成費7979万円を盛り込んだ。利用者を増やし、将来的に格安航空会社(LCC)などの誘致につなげることを狙ったのだ。
後背地に工場が集積する特性を生かし、貨物専用機の拠点空港として整備する構想も練られている。北九州商工会議所の羽田野隆士専務理事は「福岡空港との共存共栄を目指し、県と連携して進めていきたい」と語る。
福岡、北九州の両空港をどう活用し、どう県全体の振興につなげていくのか。トップリーダーとしての知事の手腕が試される。
(この企画は平川哲也、梅山崇、祝部幹雄、井本義親が担当しました)
〔福岡都市圏版〕
4577
:
チバQ
:2015/03/19(木) 21:25:23
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-240582-storytopic-3.html
政党そうぞう、維新へ合流 来月の党県総支部大会で承認へ
2015年3月19日
維新の党への合流を発表する政党そうぞうの當間盛夫代表代行(中央)ら=19日午前、県庁記者クラブ
政党そうぞうの當間盛夫代表代行らは19日午前、県庁記者クラブで記者会見し、そうぞうに所属する県議と市町村議員が維新の党に合流すると発表した。2月末に開いた役員会で同方針を確認した。4月中旬に実施する維新の党県総支部の大会で正式に承認を得る予定。
政党そうぞうの所属議員は維新の党に移籍するが、そうぞう自体はそのまま残す形とし、前代表の下地幹郎氏が再び代表に就く予定。下地氏は維新の党と政党そうぞうの両方に所属する形となる。一方、そうぞう所属の呉屋宏県議は、後援会との調整が必要として態度を保留しているという。
當間代表代行は「維新の党に合流するが、地方分権やこれからの沖縄が進む方向というのは大切だと思っている。その志は保ちながら、今後も取り組んで行きたい」と述べた。
【琉球新報電子版】
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:
チバQ
:2015/03/19(木) 22:14:55
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_fukuoka/article/156134
【福岡市議選の情勢】(上)東区 博多区
2015年03月16日(最終更新 2015年03月18日 19時09分)
4月3日告示、12日投開票の福岡市議選(7選挙区、定数62)は15日現在、現職53人、元職3人、新人23人の計79人が立候補の意向を示している。96人が出馬した前回(2011年)を下回る見通しだ。7選挙区の課題や情勢を3回に分けて紹介する。 (敬称略)
●東区=最激戦17人出馬か
定数12に対し、現職11人、新人6人の計17人が名乗りを上げており、最激戦区となりそうだ。九州大箱崎キャンパス跡地の活用、アイランドシティ(人工島)への都市高速道の延伸など、街の将来像をどう描くかが課題となる。
自民は、議長の森英(5期)、川上(4期)、前回トップの今林(2期)を公認。前回3人を擁立した民主は、阿部(2期)1人に絞った。現有3議席の公明は、引退する現職の後を継ぐ予定だった新人が体調不良で出馬を断念。山口(3期)と尾花(2期)が組織固めを図っている。
共産は、前回返り咲きを果たした綿貫(2期)を公認。みらい福岡は、藤本(5期)と三角(2期)を擁立した。維新は冨永、次世代は石井のいずれも新人が名乗りを上げた。ふくおか市民政治ネットワークは、前回次点の新人森文が再挑戦する。
無所属の落石(1期)は社民推薦で臨む。前回、みんなの党公認だった吉武(1期)は、同党解党に伴い政治団体「みんなの改革福岡」が公認し、日本を元気にする会が推薦。無所属新人の藤野は自民が推薦する。梅崎は、無所属で初当選を狙う。保守系無所属の真武は前回に続いての挑戦となる。
▼東区 (定数12)
今林秀明 54 元市職員 自現
川上晋平 43 消防団班長 自現
森英鷹 60 不動産会社長 自現
阿部正剛 52 病院特別参与 民現
尾花康広 51 党県遊説局長 公現
山口剛司 56 党支部幹事長 公現
綿貫英彦 48 党地区副委長 共現
藤本顕憲 70 県空手連会長 み現
三角公仁隆 59 二輪車販売業 み現
吉武輝実 61 保護司 諸現
落石俊則 58 元小学校教諭 無現
冨永正博 36 NPO職員 維新
石井英俊 38 NPO理事長 次新
森文子 49 政治団体代表 ネ新
藤野哲司 33 元県議秘書 無新
梅崎宣明 36 政治団体代表 無新
真武研二 46 不動産会社長 無新
◇ ◇
●博多区=少数の攻防きっ抗
市営地下鉄七隈線の天神南-博多間の延伸(2020年度)や、中央、博多両ふ頭を含む博多湾のウオーターフロント地区再整備、福岡空港の滑走路増設など大型事業が進んでいる。一方で、交通事故と犯罪認知件数(13年)が市内7区で最も多く、安全や安心をどう確保するかが課題。将来のまちづくりと足元の暮らしの両方を見据えた論戦が求められる。
定数9に対し現職8人、元職1人、新人1人の計10人が立候補の準備を進めており、「全員が一定の支持層と地盤を持ち、少数激戦になる」(陣営関係者)。ほかにも、出馬を模索する動きがある。
自民は、南原(5期)と福田(2期)が地盤を固める。民主は、田中(2期)を擁立し、労組の支持固めを急ぐ。公明は、石田(4期)と古川(1期)の前回と同じ顔ぶれで臨む。
共産は、前回次点の元職比江嶋(4期)が返り咲きを狙う。社民は、高田(6期)を市内で唯一公認し、議席維持へ懸命だ。
みらい福岡は、浜崎(1期)と、引退する父の地盤を引き継ぐ新人鬼塚の2人態勢。議長経験者で前回まで自民公認だった川口(7期)は、無所属で戦う。
▼博多区 (定数9)
南原茂 61 社団法人会長 自現
福田衛 43 鉄道会社員 自現
田中丈太郎 42 鉄道会社員 民現
石田正明 62 市監査委員 公現
古川清文 46 党県役員 公現
高田保男 67 解放同盟役員 社現
浜崎太郎 47 福祉施設長 み現
川口浩 54 会社社長 無現
比江嶋俊和 68 歯科医師 共元
鬼塚昌宏 42 市議秘書 み新
◇ ◇
◇立候補予定者一覧の並び方は(1)現職、元職、新人(2)衆院の勢力(3)地域政党(4)政党推薦の有無(5)五十音-の順。「み」はみらい福岡、「ネ」はふくおか市民政治ネットワーク。
=2015/03/16付 西日本新聞朝刊=
4579
:
チバQ
:2015/03/19(木) 22:15:59
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_fukuoka/article/156354
【福岡市議選の情勢】(中)中央区 南区
2015年03月17日(最終更新 2015年03月18日 19時12分)
●中央区=5現職VS6新人か
九州経済の中心・天神地区の再開発をはじめ、九州大跡地(六本松)や大名小跡地の活用、福岡城跡の整備と地域の青写真づくりが求められる。単身世帯が6割に上る地域のコミュニティー維持や活性化も課題だ。
定数7を現職5人と新人6人が争う。自民の9期・稲員大三郎と7期・妹尾俊見の両ベテランが引退。住民の1割弱が毎年転出入で入れ替わることもあり、新たな支持層獲得への動きが激化しそうだ。
自民は2新人を擁立。堤田は妹尾の後継として地域への浸透を図っており、稲員は父の地盤を引き継ぐ。民主の田中(2期)は、平尾校区で地域活性化の取り組みを訴える。初参戦の維新は、新人の船久保を擁立し地歩固めを図る。
公明は、福祉と教育の充実を掲げる楠(2期)が組織固めに全力を挙げる。共産は、星野(6期)が大型開発反対などを主張。みらい福岡は、水城(4期)が防災体制の強化を訴える。
無所属は4人。交通対策に取り組む橋田(1期)は草ケ江校区が拠点。前回次点の新人中島は自民推薦を受け、雪辱を期す。ともに初挑戦の池と新開は、各地で積極的に街頭に立ち、知名度アップを図る。
▼中央区(定数7)
田中慎介 36 商工会顧問 民現
楠正信 60 保護司 公現
星野美恵子 64 党地区副委長 共現
水城四郎 45 保護司 み現
橋田和義 44 校区社協顧問 無現
稲員稔夫 41 会社員 自新
堤田寛 53 会社社長 自新
船久保信昭 46 個人事業主 維新
中島正裕 53 会社社長 無新
池天平 33 元生協職員 無新
新開崇司 43 会社社長 無新
◇ ◇
●南区=現新13人の混戦へ
定数11に対し、現職9人、新人4人の計13人が名乗りを上げる。人口25万4千は市内で2番目に多く、住宅地の高齢化も進む。慢性的な交通渋滞が課題で、鉄道駅と郊外を結ぶバス網の充実を求める声も根強い。
現有5議席の自民は、前議長の光安(5期)、伊藤(4期)、打越(3期)、飯盛(2期)、前回トップ当選の川上(1期)の現職全員を公認した。厚い保守地盤を背景に、現有議席の維持を目指す。
現有1議席の民主は、4期務めた三原修が引退。2新人を公認し、議席増を狙う。後継の近藤は労組などの支持固めを図り、前川も地域への浸透に懸命だ。
公明は、副議長の大石(5期)と、松野(2期)の現職2人を公認。ともに支持団体の組織票固めに全力を挙げている。
維新は議員定数削減を訴える富永(1期)、みらい福岡は若久地区が地盤の国分(4期)が、それぞれ議席維持を目指す。
共産は7期務めた宮本秀国が引退し、後を継ぐ新人の堀内は福祉や教育の充実を訴える。父が現職県議の無所属新人、新村は前回の博多区から選挙区を変え、再挑戦する。
▼南区(定数11)
飯盛利康 37 消防団員 自現
伊藤嘉人 54 会社役員 自現
打越基安 60 保護司 自現
川上陽平 37 会社員 自現
光安力 66 会社社長 自現
富永周行 40 党県幹事長 維現
大石修二 54 党県副幹事長 公現
松野隆 52 元参議員秘書 公現
国分徳彦 57 会社役員 み現
近藤里美 43 党県支部役員 民新
前川健太 36 元警察官 民新
堀内徹夫 52 党地区委員長 共新
新村優 34 NPO理事長 無新
(敬称略)
◇ ◇
◇立候補予定者一覧の並び方は(1)現職、元職、新人(2)衆院の勢力(3)地域政党(4)政党推薦の有無(5)五十音-の順。「み」はみらい福岡、「ネ」はふくおか市民政治ネットワーク。
=2015/03/17付 西日本新聞朝刊=
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:
チバQ
:2015/03/19(木) 22:17:07
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_fukuoka/article/156593
【福岡市議選の情勢】(下)城南区 西区 早良区
2015年03月18日(最終更新 2015年03月18日 19時15分)
●城南区=高齢化対策も焦点
高齢化率21%は、市内7区で最も高い。高齢者を見守る仕組みづくりなどが課題となる。区内を通る市営地下鉄七隈線は開業10年を迎え、2020年度には博多駅まで直通運転が実現する見通し。都心へのアクセス向上を見据えた活性化策の論戦も期待される。
定数6をめぐり、現職5人、元職2人、新人1人の計8人が立候補の準備を進めている。
現有1議席の自民は現職の阿部(3期)を公認し、区内全域での得票を目指す。民主も現職の太田(2期)に絞り、議席の維持に全力を挙げる。公明は前回2位で当選した現職の篠原(1期)が組織票固めを図る。
1月に民主を離党した調(1期)は今回、無所属で再選に挑む。高山(9期)は無所属で初当選以来続けるトップ当選を目指す。共産は前回次点だった元職の倉元(3期)が返り咲きを狙う。
前回自民公認だった北嶋(1期)は昨秋、市長選出馬のため市議を辞職。今回は無所属での挑戦となる。前回、議席を失ったふくおか市民政治ネットワークは新人の上村を擁立し、議席奪回を目指す。
▼城南区 (定数6)
阿部真之助 50 獣医師会顧問 自現
太田英二 43 元衆議員秘書 民現
篠原達也 55 党県局次長 公現
調崇史 36 元民放記者 無現
高山博光 75 会社社長 無現
倉元達朗 47 党地区副委長 共元
北嶋雄二郎 65 元市収入役 無元
上村幸子 58 政治団体役員 ネ新
◇ ◇
●西区=女性4人名乗りへ
九州大の伊都キャンパス移転や市営地下鉄七隈線の橋本駅周辺の再開発によって、近年、街の姿は大きく変わっている。人口増加に伴う交通渋滞という新たな課題の一方、北崎や今津、離島では人口が減少しており、地域の将来像をめぐる多様な論戦が求められる。
定数8を現職6人、新人4人が争う展開になりそうだ。女性の立候補予定者が4人と、全7区で最も多い。
自民は、前回に引き続き2人を擁立、政権の経済対策などを訴え現有議席確保を目指す。小畠(5期)、冨永(4期)がそれぞれ地盤固めを進める。
民主は、江藤博(4期)に加え、新人の江崎を擁立。地域主権を訴え議席の上積みを狙う。維新は市内7区の立候補予定者で最年少の天野を公認。議員定数削減を主張する。
公明は前回3位当選の川辺敦子が引退、新人大坪が生活困窮者支援を訴える。共産の熊谷(2期)は子ども医療費助成拡大を掲げる。
みらい福岡は会派会長の笠(4期)が地域政党の存在意義などを主張。社民推薦の無所属池田(2期)は教育、福祉の充実をアピールする。小学生2人の母親の無所属江藤真は、子育て目線の市政を訴える。
▼西区(定数8)
小畠久弥 64 党西区支部長 自現
冨永計久 66 薬局役員 自現
江藤博美 63 自治協顧問 民現
熊谷敦子 62 党県委員 共現
笠康雄 67 農業委員 み現
池田良子 63 元小学校教諭 無現
江崎太郎 35 元衆議員秘書 民新
天野浩 28 消防団員 維新
大坪真由美 55 党区委員 公新
江藤真実 51 政治団体代表 無新
4581
:
チバQ
:2015/03/19(木) 22:17:25
◇ ◇
●早良区=実績ある新人挑む
商業施設が充実し若年世代が多い北部と、農村地帯が残り過疎化が進む南部。子育て世代に向けた支援策の一方で、過疎地域の交通網の整備も求められるなど、地域が関心を寄せる課題は幅広い。
定数は9。現職9人に新人1人が挑む構図となっている。前回は16人が立候補して票が分散した。こうした票の行方が鍵を握る。
唯一の新人の無所属宮浦は、2期8年務めた県議からくら替え。民主推薦も得ており「現職と同じようなもの。少数激戦の戦いになる」と他陣営は危機感を漏らす。
前回、世代交代が進んだ自民は大原(1期)、大森(1期)、津田(1期)の3人を公認した。民主は、市議団代表の栃木(4期)を擁立し、議席維持を目指す。
公明は、黒子(5期)と高木(1期)が、支持団体へのあいさつ回りを急ぐ。共産の中山(3期)は、党の国政での躍進を追い風に、議席維持と票の上積みを目指す。
みらい福岡の平畑(3期)は自民推薦を得て、高取地区を中心に地盤固めを進める。無所属の荒木(3期)は、議員報酬の削減を訴えている。
▼早良区(定数9)
大原弥寿男 63 NPO顧問 自現
大森一馬 49 運送会社役員 自現
津田信太郎 40 元建設会社員 自現
栃木義博 61 党県副代表 民現
黒子秀勇樹 59 党県副幹事長 公現
高木勝利 51 党県局次長 公現
中山郁美 55 党県委員 共現
平畑雅博 52 同窓会副会長 み現
荒木龍昇 62 市民団体代表 無現
宮浦寛 49 保護司 無新
(敬称略)
◇ ◇
◇立候補予定者一覧の並び方は(1)現職、元職、新人(2)衆院の勢力(3)地域政党(4)政党推薦の有無(5)五十音-の順。「み」はみらい福岡、「ネ」はふくおか市民政治ネットワーク。
=2015/03/18付 西日本新聞朝刊=
4582
:
チバQ
:2015/03/21(土) 10:18:34
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150320ddm002010138000c.html
自治はどこへ:2015年統一選 民意のかたち/4 佐賀県唐津市 踏みとどまる農家票
毎日新聞 2015年03月20日 東京朝刊
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山間にミカン畑が広がる佐賀県唐津市浜玉町の平原(ひらばる)地区(人口1007人)。近くのミカン農家、鬼木政文さん(67)はJAからつ平原支所を出ると肩を落とした。「(支所の廃止反対で)いろいろ運動したばってん、力及ばずだ。支所は地区の中心。廃止されると人の集まる場ものうなってしまう」
平原地区では、2009年3月に支所の隣のAコープが閉店。昨年春からは支所への営農指導員の常駐がなくなり、金融機能を残すだけになっていた。今月末で近くのJAの給油所も廃止。地区にはコンビニも郵便局もなく、支所が「最後のとりで」だったが、今年4月10日に廃止される。
地域の衰退とともに農協も先細る。政治力も衰えたと言われて久しい。だが今年1月、「常識」を覆す出来事があった。農協の政治団体「佐賀県農政協議会」(農政協)が推した元総務官僚の山口祥義氏が、与党が推薦した前武雄市長の樋渡(ひわたし)啓祐氏を破った佐賀県知事選だ。
唐津市選出の大場芳博県議(65)は「農協全体の力は確かに落ちている。でも、農家が地域で足を運んで(投票を)お願いする運動力は落ちていない」と言う。自民党県連の役員で、知事選では樋渡氏を応援して農政協と対決したが、農家票の力を目の当たりにした。
佐賀県には集落ごとに農家で作る「生産組合」という仕組みがある。県内に2165組合があり、肥料や農薬の発注の取りまとめやJAからの連絡を各農家に伝える役を担う。生産組合長は地域の農政協の幹部も兼ねる。選挙の際には実動部隊となる。
唐津市肥前町切木の生産組合で組合長を務める柴田秀喜さん(52)は「月1回は集落で会議があって農家同士が顔を合わせる。農業だけでなく、誰が入院した、結婚した、地域のことは何でも話題になる」と話す。
柴田さんは知事選の際「(山口氏の当選が)危なそうなのでお願い」と言って集落内の農家を一軒一軒回った。
知事選では、唐津市・東松浦郡選出の自民党県議4人のうち、農協出身の田崎信幸県議(60)が山口氏を支援。大場氏ら3人は他候補を支援した。しかし4月の県議選を前に、4人全員が「農政協の政策実現に努める」という趣旨の誓約書を農政協に提出し、推薦を申請。農政協は4人を推薦した。
地域の衰えが進むなか、なお結びつきを保つ農家は選挙でも候補者が頼りにする「最後のとりで」だ。
だが、柴田さんは、それも限界に近づいていると感じている。生産組合長のなり手がおらず、同じ人が何期も続ける集落もある。「支所統合で農協がなくなる、買い物するところがなくなる、学校がなくなる、ずっと負のスパイラルが続いている。あと5年、10年したらどうなるのか」【横田愛】=つづく
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チバQ
:2015/03/21(土) 11:29:30
https://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=108110
2票差で次点、県選管が再検票 昨年のうるま市議選
2015年3月21日 08:05
【うるま】昨年10月5日に投開票されたうるま市議会議員選挙で、2票差で次点となった平正盛氏が得票の再審査を県選挙管理委員会に申し立て、県選管は20日、市石川保健センターで全投票用紙を再検票した。
平氏は1299票を得票し、最下位当選者の佐久田悟氏と2票差で次点となった。平氏は、佐久田氏の得票を再点検の上、他候補者の得票が混入していないかなどの調査を求めている。
同日、県選管は全得票から疑問票を持ち帰り、定例委員会や臨時会で1票ずつ再点検し、4月末ごろに裁決を決定する見込み。
市議会議員選の投票総数は5万7272票。有効票は5万6475票で、無効票は797票、不受理票が2票、持ち帰り票が1票だった。
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チバQ
:2015/03/21(土) 11:49:06
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_fukuoka/article/157428
公選法違反看板が横行 田川署警告「厳しく対処」
2015年03月21日(最終更新 2015年03月21日 03時00分)
国道沿いに作られた掲示板に15枚張られた県議選立候補予定者のポスター(写真の一部を加工しています)
国道沿いに作られた掲示板に15枚張られた県議選立候補予定者のポスター(写真の一部を加工しています)
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首長選や議員選が一斉に行われる4月の統一地方選を前に、田川市郡で公選法違反の立て看板やポスターが横行し、撤去を求める声が高まっている。田川署は20日、違反を確認した複数の陣営に対し警告。田川市も、電柱や街路樹などの公共物に設置されている立て看板などの撤去に乗り出した。
公選法によると、立候補予定者の名前などを書いた立て看板は、政治活動用の事務所や連絡所を示すものとして各選管に申請しなければ設置できない。枚数は、市長選や市議選、県議選の場合は12枚まで、町長選や町議選は8枚までと決められている。ポスターは、ベニヤ板や段ボールで裏打ちされていなければ掲示可能だが、任期満了の6カ月前からは掲示を禁止されており、市選管は「個人演説会を告知する一部のもの以外、現在張られているポスターは全て違反」と強調する。
市選管によると、違反は昨年秋から目立ち始め、10月23日に各陣営に撤去などの改善を求める通知をしたが、12月の衆院選ごろからさらに増加。「東日本大震災の後で自粛ムードだった4年前に比べ、今回はあまりにもひどい状態」(市選管)。市内の交差点付近に並ぶ8人の立て看板は、5人分が選管に無届けか設置期限切れの違反だった。
市はまず屋外広告物法に基づく撤去作業を開始。市都市計画課が16、17日に市内の国道や県道沿いを調査し、街路樹や電柱、ため池のフェンスなどに設置されている392件の違反を確認。設置した7陣営に24日までに撤去するよう指導した。従わない場合は強制撤去する方針だ。
市と隣接する川崎町内でも、大半の電柱にポスターが張られるなど違反が目立つ。中には、告示後にしか掲示できない「町議会議員候補」と記したポスターや、足場を組んだ長さ9メートルの掲示板に15枚のポスターを並べて張っている陣営もある。
田川署は「今後も違反を確認次第、警告していく。必要な場合は厳しく対処する」としている。
=2015/03/21付 西日本新聞朝刊=
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:
チバQ
:2015/03/21(土) 11:49:59
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_saga/article/156596
【伊万里市議選】選挙カー自粛を現職要請 「市民に迷惑」 新人は「不利」と反発
2015年03月18日(最終更新 2015年03月18日 03時00分)
佐賀県伊万里市議会(定数24)は、4月の統一地方選の市議選で「選挙カーの使用時間短縮」を申し合わせる。「朝夕の連呼は市民に迷惑」というのが理由で18日にも正式に決める。これに対し、知名度不足の新人の立候補予定者は「不利」と反発。現職側の一方的提案で自粛を要請するのは「選挙カルテル(談合)とみられても仕方がない」と指摘する識者もいる。申し合わせには、市民の定数削減要望を拒否し不興を買った一部現職の思惑ものぞく。
伊万里市議会は東日本大震災直後の2011年統一地方選でも選挙カーの活動を自粛した。公選法が認める午前8時〜午後8時の活動を午前10時〜午後6時に短縮。今回は特段の事情がないが、立候補予定者が30人にも上ることを理由に、16日の会派代表者会議で自粛の提案があった。
現職たちは「実際に朝夕はうるさいと言われる。やむを得ない」の声が多い。前回、新人で当選した議員は「新人には正直不利で、押し付けるべきではない」と話すが少数意見だ。内山泰宏議長は「強制ではなくあくまでもお願い」と強調するが、ある新人は「決まれば従わざるを得ない」と有権者の目を気にする。
ある現職は、申し合わせの背景を「有力な新人が複数いるから」と解説。市議会が昨年、市区長会が足並みをそろえた定数削減請願を「現状維持」で拒んだことから「有権者へのアピール」と見る向きもある。
=2015/03/18付 西日本新聞朝刊=
4586
:
名無しさん
:2015/03/21(土) 19:07:03
http://www.miyakomainichi.com/2015/03/73811/
2015年3月15日(日) 9:09
与党安定多数崩れる/市議会
知事選影響、特別委設置で/今議会では14対11の構図に
昨年末の市議会12月定例会一般質問での仲間賴信氏の質問が、従来までの「与党安定多数」を一変させた。このときの一般質問は、県知事選で乱れた与党の足並みを表面化させただけでなく、現職市議の議員資格を審議する二つの特別委員会が設置されるまでに発展。この問題を巡り議会の構成図は与党14人、それに対立する議員?p人の構図が浮き彫りになった。両特別委では、議員自らが同僚の「議員としての資格」と「発言内容」について審議してきたが、その中身は市議会全体が問われるような内容となった。これまでの経緯と3月定例会の終盤戦を探った。
■発端
今回の問題の発端となった仲間氏の一般質問は、西里芳明氏が役員を務めていた建設会社が市の公共工事を受注していると指摘。その質問の際に発した「私腹を肥やしている」などの発言も問題となり、西里氏の議員資格、仲間氏の発言を巡る特別委がそれぞれ設置された。
ことの発端は、仲間氏の一般質問だが、その前に行われた昨年11月の県知事選も大きな布石となっている。
知事選で市議会の与党市議団は、3期目を目指していた仲井真弘多知事支持の方針となったが、仲間氏と同じく与党会派だった粟国恒広氏は地元出身の元防災・郵政民営化担当相の下地幹郎氏を支持した。
昨年の9月定例会で議席の配置換えが行われ、仲間氏と粟国氏が野党寄りの席に移されたことも問題が大きくなった要因の一つとなった。
■阻止
与党の足並みが乱れた中で始まった12月定例会の一般質問で、仲間氏が質問した内容と発言は議会を大きく揺るがした。
仲間氏の一般質問翌日の最終本会議でも混乱は続いた。本会議前には与党の議員があわただしく動き、議会開会が1時間以上も遅れた。
このときの動きについて、一部の野党から「当時、与党議員の中には西里氏の議員資格決定要求書を提出しようとしていた仲間氏を説得して取り下げさせようと激しく動いていた」との声も聞かれた。特別委設置を阻止しようとの動きがあったと見られる。
■判断
結局、「議員資格」と「議員発言」を審査する二つの特別委員会は設置されたが、両方とも与党が委員長を務め、委員も与党が多数を占めたことで審査は与党主導で展開された。
西里氏の議員資格特別委では、判断するための資料要求について与党とそれに対立する議員で意見が衝突して時間を費やした。
最終的には「審議が尽くされていない」とする21世紀新風会や野党らの主張を退けて与党が強行採決に持ち込み、西里氏の「議員資格は有する」との判断が示された。11日の本会議でも同様の判断となった。
しかし、この特別委の判断には多くの疑問が残った。野党らの主張は西里氏について「議員資格は有しない」ではない。あくまでも「この問題で市民に説明しうるだけの議論を尽くしたい。そのためには資料も、参考人招致も具体的な数値も含めて議論すべき」だったが、その訴えが通らないまま審査は終了となった。
■審査
11日の本会議で行われた西里氏の議員資格についての委員長報告では、「審査内容」の記述がわずか3行。その中身も「西里氏から提出された資料の内容は、西里氏が当該建設会社の取締役を示すものだった」としている。さらに、判断基準は示されるも、その基準を下回ったとする根拠となる数字も示されなかった。
「多数決で決める」というのは民主主義の原則の一つである。それを尊重する一方で、少数派の基本的な権利を擁護することも求められている。
特別委設置を巡る問題で一気に緊張感を帯びた今議会は18日から一般質問がスタートする。与党に対立する議員からは、西里氏の問題に関連した質問が通告されており、当局との間で同問題が再燃しそうだ。
4587
:
名無しさん
:2015/03/21(土) 21:43:09
>>4496
http://www.data-max.co.jp/politics_and_society/2015/03/32178/0309_ymh03/
民主党かく戦う「非自民の受け皿として全力」(3)〜吉村敏男・県連代表代行
統一地方選2015年
2015年3月9日07:00
統一自治体選挙を控え、民主党福岡県連代表代行で民主党・県政クラブ県議団会長の吉村敏男県議(飯塚市・嘉穂郡選出)に福岡県内での民主党の戦いについてお聞きした。
<「トリクルダウン」は破綻した経済発展モデル>
――アベノミクスは国民に深刻な打撃を与えていますね。
吉村 敏男 県議 吉村 日本の経済政策は、90年代はじめにバブルが崩壊して以降、「トリクルダウン」といって、大企業が富み、中央が富んだら、水が滴り落ちるように中小企業、地方にその景気の影響が広がっていくとされ、今も同じことをやっています。しかし、たとえば、バブルが崩壊して以降、景気の山がいくつかありました。なかでも一番長かったのが小泉政権の2002〜08年の73カ月で、「いざなぎ景気」を超える戦後最長の景気回復期でした。しかし、庶民には「景気が良くなった」との実感がありませんでした。それはなぜかというと、大手や中央で景気が回復しても、労働分配率は低下を続け、中小企業も大企業ほど収益増にはならず、地方には景気回復の影響が及ばなかったからです。
この25年間の経験から、「トリクルダウン」による景気対策や景気刺激策は、すでに破綻した経済発展モデルと言わざるを得ません。したがって、トリクルダウンを基本としたアベノミクスは、成功しないのではと考えています。
昨年に続き今年の春闘でも政府が労使交渉に異例の介入をして、大企業の賃上げを促しています。しかし現実は、実質賃金は、消費税増税もあって、19カ月連続で目減りしています。景気対策を考える場合、我が国のGDPの約6割は個人消費ですから、庶民の実質的賃金、実質的な収入がアップしないと、消費は伸びないし、経済は良くなりません。1960年代からの高度成長期は大企業も中小企業も儲かって、それにともない毎年ベースアップが行なわれるなど、正常な労働分配率が機能していました。ですから、みんながテレビを買い、車を買い、家を買い、その結果、経済規模が拡大してきました。
しかし今は、所得の再配分が機能していません。先の政労使会議で、大企業の内部留保金が328兆円にのぼると示され、企業の内部留保金は過去最高を更新し続けています。なぜこれほど内部留保金が増えるかというと、労働者への再配分が機能していないからです。バブル崩壊以降、企業は「万が一のため」ということで、基本給を上げたがりません。そのことが結果的に、労働者の購買力を低下させ、さらに労働法制の緩和により、安価に働かせられる非正規労働者が2,000万人を超え、雇用労働者の約4割に迫る現状があります。正規労働者の賃金を抑え、非正規労働者を増やせば、個人消費が落ち込むのは当たり前です。
<「分厚い中間層」の復活で購買力高めて景気活性化へ>
――労働者の賃上げで消費を増やすことが、産業の活性化につながり、そのことが経済成長の好循環をつくるとお考えですか。
経済成長で現在の格差問題が解決できると考えることは幻想だと言っているトマ・ピケティの指摘は、大変興味があります。現実に、米国でもヨーロッパでも日本でも、あの中国でさえも、数%〜20%の人がその国の半分以上の富を独占しています。戦後、日本が急速に経済成長を進めていた当時は、「1億総中流」と呼ばれ、その中流層が力強い個人消費を支えていました。民主党が「分厚い中間層」を復活させることが大事だと言っているのは、そのためです。アメリカのオバマ大統領でさえ、中間層を増やすと言っています。中間層を増やすことが購買力を高め、GDPを拡大させて、そのことが国内景気の活性化につながることは、みんなわかっています。
4588
:
名無しさん
:2015/03/21(土) 21:43:33
>>4587
<最賃引き上げで、ワーキングプアをなくしていく>
――賃金格差の解消にはどうしたらいいですか。
吉村 今みたいに非正規労働者が2,000万人を超えるまでになると、それらをすべて正規労働者にするのは難しいわけですから、最低賃金を大幅に引き上げることによって、ワーキングプアという層をできるだけ少なくしていくことが重要です。欧米みたいに、同一労働同一賃金という考え方は、職務給という概念があまりない日本では導入が難しいのかもしれませんが、同じ仕事をしている人が同じ賃金をもらうという基本に立って、最低賃金を大幅アップすることが大切です。
――労働法制の改悪が進められようとしていますが。
吉村 労働者派遣法が1980年代に最初にできた時には、職種も限定されていましたが、大企業の要請に応じて、派遣労働の職種を使い勝手がいいようになし崩し的に拡大してきました。民主党政権時代に規制を強化しましたが、それをまた拡大する方向で議論が進められています。派遣労働の職種拡大は、労働者間の賃金の格差拡大をさらに進めるものですから、この動きは、やめさせなければなりません。
(つづく)
【聞き手:山本 弘之】
4589
:
名無しさん
:2015/03/21(土) 21:43:58
>>4588
http://www.data-max.co.jp/politics_and_society/2015/03/32341/0310_ymh04/
民主党かく戦う「非自民の受け皿として全力」(4)〜吉村敏男・県連代表代行
統一地方選2015年
2015年3月10日09:24
統一自治体選挙を控え、民主党福岡県連代表代行で民主党・県政クラブ県議団会長の吉村敏男県議(飯塚市・嘉穂郡選出)に福岡県内での民主党の戦いについてお聞きした。
<会派として教育問題に全力、貧困の連鎖断ち切るためにも重要>
――今回の統一自治体選挙で何を訴えますか。
吉村 敏男 県議 吉村 私たちは、この4年間、福岡、北九州両空港の一体運営の実現、県の産業廃棄物行政の大転換、さらに全国初の議員提案条例である危険ドラッグ規制条例の制定などに取り組んできました。それらを含め、この4年間の活動の実績や具体的な取り組みを訴えていきたいと思います。
さらに次なる4年間は、会派として教育の問題にも全力で取り組みたいと考えています。先の全国学力テストで、福岡県はすべての項目で全国平均を下回っていますが、そのことよりも重要なことは、県内4地区の学力順位が、福岡、北九州、県南、筑豊と、この三十数年変わっていないことです。次なる4年間は、この課題を解消し、県全体の学力が向上するように取り組まないとならないと考えています。
以前、保守とか革新で県政が対立していた時代の教育論は、日教組攻撃対日教組擁護みたいなかたちでの議論が多くて、そのことが結果的に県内の真の教育問題の解消を停滞させたのではないかと考えています。今は、保守とか革新という争いはないわけですから、冷静に、具体的な問題点を指摘して論じることができる環境になっています。
具体的には、私たちはこの4年間に、成果を上げている学校を訪れて、視察に基づいていろいろな提案していますが、現に、やる気のある市町村長、教育長がいるところは1歩も2歩も踏み出したやり方で、学力向上に取り組んでいます。そういうモデルは県内にたくさんあります。
4590
:
名無しさん
:2015/03/21(土) 21:44:12
>>4589
<飯塚市の積極的な取り組み――共同学習や反復学習、小中一貫校>
――飯塚市は学力向上に積極的に取り組んでいると聞きましたが。
吉村 私は筑豊地区の最大の課題は教育だと思っています。たとえば、宮若市にはトヨタ九州があって、そこに約7,700人が働いていますが、その多くは、地元の宮若市をはじめ筑豊地区には住まず、宗像市に住んでいます。それは、宗像市の学力が高いからです。ですから、筑豊地区の活性化のためにせっかく企業を誘致しても、地域の学力が低いので、従業員の多くは、その企業のある周辺地域に住んでいない現状があります。このことは、筑豊地区全体に言えることです。
こうしたなか、飯塚市では、齊藤守史市長の指示のもと、片峯誠教育長が先頭に立って、小中学校の学力向上に取り組んでいます。具体的には今、飯塚市では、共同学習や反復学習に取り組み、大きな成果を上げています。そして、ハード面の整備で、齊藤市長が頑張っているのが、小中一貫校です。すでに頴田小中一貫校が新築されましたが、一体型、連携型、隣接型あわせて市内に10カ所つくる計画とお聞きしています。中高一貫ではなく、小中一貫でいくのは、小中だと各市町村教育委員会が所管し一貫した運営ができるからです。今度、県立宗像高校と県立嘉穂高校が中高一貫校になり、これで県立4校が中高一貫校となりますが、大幅に増やすことは難しいので、やはり、市町村が中心となって小中一貫校に取り組む必要があります。
――成果が出ると、楽しみですね。
吉村 すでに、飯塚市では、全国学力テストとは別の、小学校では全国NRT標準学力検査、中学校ではフクトの学力検査のテスト結果では成績が上がっています。教育の成果、成績というのは、一直線で上がっていくものではなく、ジグザクしながら上がっていくものですから、一朝一夕にはいきませんが、成果が出ていると思っています。桂川町も今、一生懸命やっています。私は、次の4年間の課題として、飯塚市の取り組みを応援したいし、そうした取り組みを全県の各市町村に普遍化することが大事だと思っています。
――経済格差が学力格差につながり、なかなかそこから抜け出せません。
吉村 貧困の継承、再生産が起こっていると考えています。生活保護を受けて貧困から抜け出すのは、現状では容易ではありません。どこかで貧困を断ち切らないといけません。それには、働くことの意義を家庭や地域、学校がお互いに協力して教え、全体の教育力を向上させることが大切です。
日本は、OECD加盟32カ国のなかでGDPに占める教育予算の割合が最低レベルです。子どもは国の宝、教育は国家百年の計と、自民党も言うのですが、現実には予算を教育に回す政府の努力が足りないと言わざるを得ません。
――国政でも自治体でも民主党にぜひ頑張ってもらいたいですね。
吉村 そのための第一歩として、4月の統一自治体選挙で少なくとも現有議席以上の確保へ全力をあげます。
――大いに期待しています。
(了)
【聞き手:山本 弘之】
<プロフィール>
吉村 敏男(よしむら としお)吉村 敏男(よしむら としお)
1948年生まれ。福岡県立嘉穂高等学校卒業。自治労福岡県本部嘉飯山総支部委員長、自治労福岡県本部書記次長、福岡県市町村共済組合代表理事などを歴任。1999年、福岡県議会議員初当選(現職4期)。現在、民主党県連代表代行、民主党・県政クラブ県議団会長、県議会警察常任委員会所属。
4591
:
チバQ
:2015/03/23(月) 19:34:08
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150323ddm041010072000c.html
自治はどこへ:2015年統一選 福岡・大任町議会 一般質問、5年間ゼロ 町長「関係良好な証拠」
毎日新聞 2015年03月23日 東京朝刊
自治体議会の本会議での一般質問は、議員が首長らに地域の現状の報告を求めたり、将来の展望を問いかけたりする貴重な機会だが、福岡県大任(おおとう)町議会(定数11、欠員2)では5年近くも行われていない。全国町村議会議長会によると「一般質問ゼロ期間」の最長記録を更新中で、識者は「議会が本来の使命を果たしていない」と批判している。【内田久光】
「一般質問の提出はありません。会議を閉じます」。3日間で開かれる3月定例会最終日の今月11日、同町議会は新年度予算案など16議案を全会一致で可決し、米丸年一(よねまるとしかず)議長(68)の掛け声で閉会した。このあと議員9人は議場中央で恒例の記念写真に納まった。
町議会事務局によると2010年6月9日に1人が一般質問を行い、その後4年9カ月以上も途絶えている。今の議員は11年4月の統一地方選で当選し、任期中に一度も質問に立つことなく来月の改選を迎える。米丸議長は取材に「町幹部が全員出る二つの常任委員会で議論が出尽くし、一般質問の必要がなかった」と説明する。
一方、永原譲二町長(61)は「答弁作成などの負担が減り、執行部にはありがたい。執行部と議会が日ごろから意思疎通し、関係が良好な証拠だ」と胸を張る。ちなみに永原氏は05年に新人で無投票当選。その後連続2回無投票で、現在3期目だが有権者の審判を一度も受けていない。
全国町村議会議長会の実態調査によると、全国928町村議会の中で13年7月〜14年6月の1年間に一般質問がなかったのは、大任町と奈良県御杖(みつえ)村、大分県姫島(ひめしま)村の3議会。このうち御杖村議会は12年3月以来ゼロを更新中だ。姫島村議会では昨年12月、2年3カ月ぶりに質問があった。
大任町議の一人は取材に「誰も一般質問をしないなか、『郷に入っては郷に従え』という考え方があるのも事実」と打ち明ける。
大任町は筑豊炭田の炭鉱町として昔は栄えたが、閉山後、目立った産業は育たず、若者は流出。ピーク時約9000人いた人口は約5400人に減った。その一方で、「質問ゼロ期間」の10年10月、豪華トイレや温泉施設を備える「道の駅おおとう桜街道」が、町主導で約28億円をかけてオープンした。
町議会事務局によると、昨年1年間で4度の定例会を傍聴した住民は計3人。町内の60代男性は「執行部と議会になれ合いはあると思うが、町民も無関心で議会を責める資格はない」と話す。
町議選は来月の統一選第2ラウンドで実施される。前回は選挙となったが、今回は無投票の公算が大きい。米丸議長は取材に「一般質問がある方が議会らしいのも確か。6月定例会では(議長を降りる)私が絶対に質問する」と語った。
4592
:
チバQ
:2015/03/23(月) 19:37:47
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150323ddlk42010192000c.html
15統一選ながさき:県議選・無投票戦後最多の見通し 16選挙区中、7選挙区 /長崎
毎日新聞 2015年03月23日 地方版
◇「地域課題の議論失う恐れ」専門家指摘
統一地方選の県議選(定数46、4月3日告示)で、無投票公算の選挙区が16選挙区中7選挙区となり、戦後最多になる見通しだ。県内有権者の約17%にあたる19万人超が投票できないことになる。専門家は「無投票の増加は、地域課題を正面から議論する機会が失われる恐れがある」と指摘している。【小畑英介】
16選挙区のうち無投票の見込みは雲仙市(定数2)▽平戸市(定数1)▽西海市(同)▽対馬市(同)▽壱岐市(同)▽松浦市(同)▽東彼杵郡(同)−−の7選挙区で、過去最多の6選挙区(1979年、95年県議選)を更新する見込み。1票を行使できない有権者(3月2日現在)は計19万2959人に上る。雲仙市、平戸市、東彼杵郡は前回県議選(2011年4月)も無投票だった。
7選挙区の立候補予定者計8人は、自民7人、無所属1人。民主は前回、対馬市で公認候補、西海市で推薦候補を出したが敗れ、今回は見送った。民主県連の高比良末男幹事長は「これが今の実力」。有権者からは「4年に1度の選挙なのに物足りない」と不満が上がる一方、平戸市の自営業男性(45)からは「市民に『大きく変えてもらいたい』というムードがない」との声も聞かれた。
熊本県立大の明石照久教授(地方自治)は、無投票の増加について「議員の役割を担うのに、よりふさわしい人が出ないリスクがある」とする。その上で「候補者が出ないのは、議会の形骸化や政務活動費の問題が取りざたされ、地方政治にやりがいを感じない人が増えているのも一因。若者の政治への意識づけなど、人材発掘に超党派で取り組むことも必要だ」と指摘した。
==============
◇県議選の無投票選挙区数◇
1979年 6 (17)
1983年 0 (17)
1987年 0 (17)
1991年 4 (17)
1995年 6 (16)
1999年 4 (16)
2003年 5 (17)
2007年 1 (17)
2011年 5 (16)
2015年 7?(16)
※カッコ内は全選挙区数
〔長崎版〕
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