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九州・沖縄 地方議会・首長,政治・選挙スレ

4453チバQ:2015/02/27(金) 22:41:55
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150227ddp041010016000c.html
自治はどこへ:2015年統一選 「拍子抜け」新人無投票当選 阻止のため名乗りも……現職出馬とりやめ 地方で急増、深刻化
毎日新聞 2015年02月27日 西部朝刊

 現職の無投票当選を阻もうと新人が名乗りを上げたところ、現職が出馬を取りやめ、自分が無投票当選してしまった−−。有権者が1票を行使する機会を持てないまま、手を挙げた人物がそのまま自治体の首長となる「新人無投票当選」の事態が各地で起きている。人口減や高齢化が進む地方で、議員だけでなく行政の長の担い手不足が深刻化している。【深津誠】

 人口約8500人の長崎県東彼杵(ひがしそのぎ)町。4月の統一地方選で町長選が告示される。26日現在、現職の渡辺悟町長(66)以外に出馬の動きはなく、無投票再選の可能性が高い。

 2011年の前回町長選では前職の紙谷修氏(71)が同年2月、3選を目指し立候補すると表明。翌月、同町元課長の渡辺氏が「無投票は避けるべきだ」として出馬を表明したところ、その5日後に紙谷氏が一転、不出馬を宣言。そのまま渡辺氏の「新人無投票当選」が決まった。

 「現職が降りるのは予想せず、拍子抜けした」と振り返る。印刷したポスター100枚は無駄になった。

 町に閉塞(へいそく)感が漂う。周辺2町との合併話は財政難から09年に破談。九州一の人口増加率を誇る大村市に隣接して若者の流出がやまず、人口は昨年までの9年間に1300人(約13%)減。島しょ部を除き県内最悪の減少率だ。

 2期8年務めた前職の紙谷氏は、不出馬の理由について「無責任とは思うが、若いころのひらめきが浮かばなかった。町の財源は乏しく、できることは限られている」と話す。

 渡辺氏は4年前の立候補時、「町長給与の半減」を唱え、月給74万円を課長より安い37万円に減額。浮いた分を各地区にまちおこし費として配ったが、「若者をつなぎ留めるのは難しい」と話す。

 町議の一人は「人口増には合併や若者優遇が必要だ。町長の給与が注目されるようでは政策論争はできない」と嘆く。渡辺氏自身、「無投票阻止で出たのに、また無投票で当選するのは……」と当惑する。「町を何とかしようと責任を感じる人は、いないのか」

          ◇

 人口が増える自治体でも「新人無投票当選」は起きている。

 長崎市のベッドタウンとしてこの30年間で人口が7000人増えた長崎県時津町。

 前回11年10月の町長選で、4選に向け出馬するとみられていた平瀬研氏(64)が、告示1カ月半前に引退を表明。他に出そうな候補はおらず、平瀬氏は副町長の吉田義徳氏(67)に出馬を打診した。

 吉田氏は平瀬氏と共に引退するつもりだった。「私がせんば、いかんでしょうか」。平瀬氏の説得で吉田氏は告示の20日ほど前、「町民を心配させたくなかった」として立候補を表明。そのまま、無投票で初当選した。

 平瀬氏は「企業や大規模店舗の進出は進むが、町に争点はなく、流入する住民は町政に関心が薄い」と背景を指摘する。

==============

 総務省の統計によると、2013年の1年間に全国であった257町村長選のうち、無投票当選は118で、45.9%と半数に迫っている。「平成の大合併」が一段落した後の06年では、257町村長選のうち無投票は94(36.6%)だった。

 市区長選を合わせた全体でも、13年は全国511市区町村長選のうち無投票は185で、36.2%に上った。06年は463(再選挙含む)のうち無投票141(30.5%)で、5.7ポイント増えている。自治体議員選の無投票の割合も、同期間に2.8倍(06年5.6%、13年15.7%)に増えており、自治の担い手不足が数字で裏付けられた。【和田浩幸】

4454チバQ:2015/02/27(金) 23:01:23
>>4336  社説
http://373news.com/_column/syasetu.php?ym=201502&storyid=64112
[県議の口利き] 灰色のままでいいのか
( 2/27 付 )
 疑惑は灰色のまま、任期満了に伴う4月の鹿児島県議選に再出馬するのだろうか。現金が絡んだ、現職の自民党県議による口利きのことである。
 この県議は昨年秋、団体職員の採用試験で50万円を幹部に渡し、受験者1人の採用を働きかけたとされる。現金と菓子を入れた紙袋は鹿児島県警も確認した。
 本紙の取材に「頼まれて断れなかった」と釈明したが、事実とすれば政治倫理にもとる行為で、弁解の余地はない。
 鹿児島県議会は政治倫理要綱で議員に県民全体への奉仕を求め、真摯(しんし)かつ誠実に疑惑を解明する責務を課している。
 疑惑が表面化して1カ月以上が過ぎた。県議はいまだに記者会見すら開いていない。どうやら自ら進んで明らかにする気はなさそうだ。
 県議会第2会派の県民連合は先月下旬、政治倫理要綱に盛られた政治倫理審査会の開催を提案している。県民の疑惑を招いた以上、当然の要求だろう。
 しかし、最大会派の自民党県議団はその日のうちに団総会を開いて、不同意を決めた。疑惑の県議の説明を聞き、「必要はない」と判断した。
 「身内」への説明で十分、と早々に判断したのは理解しがたい。政倫審は何も疑惑を追及するだけでなく、身の潔白を証明する場でもある。

 政倫審も記者会見も開かないで政治的、道義的責任をどうつまびらかにするつもりだろう。県民への説明責任より身内のかばい合いを優先した、と疑われるのが落ちではないか。
 県議会は政倫審の開催条件を、政倫審委員の「2分の1以上」の申し立てとしている。委員10人のうち5人は自民党所属だ。県議団が同意しなかった時点で、結論は決まったようなものである。
 このままでいいのだろうか。県議会が掲げた政治倫理要綱は、主権者である県民への約束であり、その形骸化は議会不信に直結しかねない。
 県議会は政倫審を10年近く開いていない。今回の件を見直しの機会にしたらどうだろう。
 幸い参考になる議会は少なくない。鹿児島市議会は有権者の100分の1以上の請求を開催条件にする。
 学識経験者を政倫審委員に含め主権者にもっと門戸を開いたり、2人以上の議員の請求にハードルを下げたりといった議会もある。国会にしたって政倫審開催を議員自ら申し出る道がある。
 工夫する余地は多いはずだ。

4455名無しさん:2015/02/28(土) 23:49:25
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/159792
=県議会一般質問= 知事、古川氏との違い鮮明
2015年02月24日 12時05分

■オスプレイ計画「支障の有無、判断尚早」

 2月定例県議会は23日、一般質問2日目の質疑があり、留守茂幸、原田寿雄、岡口重文(以上自民)、原康彦(県民ネット)、稲富正敏(鄙(ひな)の会)の5議員が登壇した。佐賀空港へのオスプレイ配備計画で、山口祥義知事は防衛省から示された滑走路の占有時間のデータについて、「一定の前提条件のもとでの計算」と述べ、「民間空港としての使用に支障がない」と判断した古川康前知事との評価の違いを明確にした。

 稲富議員ら2人が、佐賀空港へのオスプレイ配備計画の考え方を尋ねた。

■オスプレイ配備計画

 昨年11月に古川前知事が「佐賀空港の民間空港としての発展に支障がないことを確認した」と発表したことに関し、山口知事は「防衛省が示した一定の前提条件下の計算と思っている」との認識を示した。その上で「全体像、将来像が示されていない中で、支障の有無を考える段階にはない」と語った。

 住民投票を実施する考えがあるかという質問には、「まずは防衛省に提案内容、計画の全体像、将来像をはっきりしてもらうことが大切」とし、「(住民投票を)考える状況に至っていない」と答えた。

■九州新幹線長崎ルート

 フリーゲージトレイン(FGT)導入を前提に建設が進む九州新幹線長崎ルートについて、原議員が全線フル規格化を求める複数の市町の声に対する山口知事の見解を聞いた。

 山口知事は「新鳥栖-武雄温泉間を(フル規格の)標準軌で整備する場合、新たに相当額の県負担が発生する。限りある公共工事の県予算で財源の手当ができるのか、大きな課題がある」との認識を示した。FGTでの整備計画には「地元関係者の合議を踏まえて政府が認可したもので、県民や県議会の一定の理解を得ている」とし、「2023年に佐賀で開催される国体と全国障害者スポーツ大会に間に合うようFGTでの運転開始をまずは実現したい」と述べた。

■鳥インフルへの対応

 1月に有田町の養鶏場で発生した鳥インフルエンザへの対応で、今後の課題などを原田議員がただした。

 古賀俊光生産振興部長は、2農場で防疫措置を取る事態になったことを受け「当初は十分な人員配置ができず、現地との情報共有や連絡調整が混乱した」と課題を挙げた。当面の対応策として、現地の対策部長を補佐する人員を配置し、サポートセンターの人員も増やす。さらに、本庁の対策本部と現地本部、発生農場の3カ所に情報収集と伝達要員を配置し、指揮系統を強化する方針を示した。

4456名無しさん:2015/02/28(土) 23:50:16
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/159797
3選の橋本・鳥栖市長に聞く 駅東口新年度中に基本計画
2015年02月24日 11時53分

 保守分裂の激戦を制し3選を果たした鳥栖市の橋本康志市長(59)は23日会見し、「公約の鳥栖駅東口開設を一日も早く実現させるため、新年度中に基本計画を策定したい」と抱負を語った。

 -選挙戦を振り返り、率直な気持ちを。

 私の勝利というよりは、支えてくださった皆さんの勝利だ。今の流れを絶やしてはいけないという強い危機感で、草の根活動を市内の隅々まで浸透させていただいた結果だと思う。投票率が50%を切ったことは反省しなければならないが、前回より得票を上積みすることができた。信任を得たと理解している。

 -公約の鳥栖駅周辺整備をどう進めるのか。

 市民は一日も早い駅東口の開設を望んでおり、早急に事を進める。公約で示した橋上駅化を前提とし、6月議会に検討委員会の立ち上げを提案する。新年度内に基本計画を策定したい。JR、県にも再度お願いに行く。東口設置を最優先した上で、交通アクセスの問題に踏み込み、駅近隣の高架用地についてもオフィスビル誘致など有効な使い方を検討する。

 -その他の重点施策は。

 鳥栖ジャンクション周辺に限定し、農地転用の規制緩和を求める国家戦略特区の認定に向けては、これからが大詰めだ。鳥栖市は全国33カ所の候補に残っているが、3月中に決定されると聞いているので、国への働きかけを再度強める。健康長寿のまちづくりでは、6月市議会にまずは温水プール建設を検討するための予算を計上したい。

 -市議会は相手候補を支持した自民市議らが過半数を占める。議会にどう向き合うのか。

 議員の方々には今回の選挙で圧倒的な信任を得たことを認識いただきたい。われわれも理解いただけるよう努力を続ける。ノーサイドの広い気持ちでいい協力態勢が取れればと思う。

4457名無しさん:2015/02/28(土) 23:54:15
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/159884
=鳥栖市長選回顧= 「市民党」原動力に
2015年02月24日 11時52分
 2007年、11年に続き保守分裂となった鳥栖市長選は、現職の橋本康志氏(59)が、自民が推薦する中村圭一氏(45)ら新人2人を6千票以上の大差で破り、3選を果たした。

 勝利の原動力となったのは、「市民党」を自負し、草の根選挙を展開した支援者のネットワークだ。過去2回、支持母体だった大手企業が中村氏支援に回るなど選挙構図が変化。告示前は中村氏有利との見方が多く、苦戦がささやかれた。

 そんな中、橋本氏は選挙戦の第一声で「一部の人に振り回されず、公正公平な政治をする」と訴え、離反を逆手に取る戦術で共感の輪を広げた。知事選で行動を共にした今村雅弘衆院議員(自民)らが応援に駆け付け、総決起大会で山口祥義知事の応援ビデオを流したことで「ミニ知事選」の様相に。知事を応援した農業者ら自民支持層に浸透、民主、社民の票も固めた。

 さらに期間中も地区ごとにミニ集会を繰り返すなど政策本位を貫き、参加者は延べ4千人に上った。30年来の懸案の鳥栖駅周辺開発を優先課題として掲げたことで、駅東西の有権者の圧倒的な支持を集めた。

 中村氏は「前に進める政治力に欠ける」と橋本市政を批判。自民の推薦のほか、市内の経済界や各種団体の推薦を受けて組織戦による勝利を目指したが、出馬表明が昨年12月と遅く、知名度不足が響いて末端まで浸透しなかった。

 市議は自民を中心に13人が中村氏を支援し、橋本氏支持は4人。民主、社民、共産は自主投票した。市議会で市長派が少ない構図は変わらない。保守分裂の激戦が3度続き、これまでの“不仲”を一気に解消するのは難しいだろうが、施策のスピードを上げるためには、市議会との融和を進めることが何より重要だ。

 投票率は49・80%で有権者の2人に1人が棄権した。保革対決となった1999年の44・67%、86年の47・16%は上回ったものの、過去3番目の低水準。大企業の工場や事業所が多く、4年間で有権者の約3分の1が入れ替わるという事情はあるが、若い世代にまちづくりへの関心を高めてもらうための工夫も欠かせない。(杉原孝幸)

4458名無しさん:2015/02/28(土) 23:54:26

http://www.saga-s.co.jp/column/ronsetsu/159706
鳥栖市長選を受けて
2015年02月24日 05時00分
 無所属の3人が争った鳥栖市長選で、現職の橋本康志氏(59)が3度目の当選を果たした。市を二分した選挙戦が繰り広げられたが、有権者の審判が下された今、市政の発展を第一に考えてしこりを残さないようにすべきだ。

 過去2回は自民党推薦候補との対決で、大手企業や経済界の支援を受けた橋本氏が激戦を制してきた。今回は後援組織の中軸となっていた支援者が新人候補側に回った構図から、告示前は現職不利とみられた中での圧勝である。

 新人を推した自民党県連は知事選に続く敗北となった。過去2回の市長選では敗れたとはいえ、小差の競り合いを演じてきた。常に安定した票を得てきたにも関わらず、今回、圧倒的な選挙態勢を敷きながら敗れた。結果は謙虚に反省しなければならない。

 佐賀新聞社の出口調査では、橋本氏が自民党支持者を含む幅広い層から、満遍なく票を集めたことが明らかになった。政党推薦を受けず「市民党」で通したことが奏功したとも言えるが、何よりも2期の実績について有権者の評価を得た結果だろう。

 橋本氏は企業経営から転身し、行政の透明化などに取り組んだ。この8年間に次々と企業進出が進み、九州新幹線新鳥栖駅、重粒子線治療施設も完成した。一方、自民党市議が多数を占める議会との関係に苦しみ、提出議案が否決されることも珍しくなかった。

 選挙戦では、双方の政策に際立った違いがなく、対立候補陣営は橋本氏の政治力を批判することに焦点を当てた。それが有権者にとって具体的な争点とならず、ただ「継続か刷新か」が問われた格好だ。低投票率の一因は政策論争不足にあったとも言える。

 橋本市政が信任された以上、両陣営には「ノーサイドの精神」を求めたい。市長は市全体のために力を尽くし、議会は市民の生活が便利になり豊かさを享受できるものであるなら、党派にとらわれない判断をすべきだ。

 大企業の工場や事業所が多く、人口は着実に増えている。子育て世代の比率が高いのも他市町にない特徴だ。サガン鳥栖という幅広い層が共感できる核もある。

 発展の可能性は高く、政争で足踏みをしていたのではもったいない。長く続いた対立に終止符を打ってまちづくりを進めてほしい。それが選挙結果に表れた有権者の願いではないだろうか。

 選挙中の世論調査では、市政で力をいれてほしい分野(複数回答)は「高齢者福祉」がトップで、次に「子育て・教育」「景気・雇用」が多かった。世代や職業などにより多様化する市民意識を、今後どう市政に反映させていくかも大切になる。

 地方自治では政党色を敬遠する傾向が強まっているが、政党は政治理念に基づいて民意をくみとり、政策に反映する機能を持っている。政党離れはその機能が十分に働いていないためではないだろうか。今回の選挙でも浮かび上がった課題だろう。

 橋本市長は選挙戦で「市の潜在能力の高さを十分に生かしていない」という批判を受けた。そうした批判もしっかり受け止めて3期目の課題に取り組み、さらに発展させてほしい。選挙の民意による修正。それこそが民主主義の良さである。(宇都宮忠)

4459名無しさん:2015/02/28(土) 23:56:47
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/159428
=鳥栖市長選= 橋本氏「市民党」結束
2015年02月23日 09時52分

 鳥栖駅周辺開発が争点となった鳥栖市長選で、現職の橋本康志さん(59)が3度目の当選を果たした。変革を旗印に市政を担って8年。過去2回、当選の原動力となった大手企業が相手陣営の支援に回り、「市民党」を自負する後援会が強い危機感をバネに結束した。「一部の人に振り回されない。7万市民に軸足を置く」との訴えが世代を超えて共感を呼び、低投票率の中で前回の得票を上回った。

 投票が締め切られた午後8時すぎ、事務所近くの本町会館では早くも笑顔が広がった。佐賀新聞社の出口調査で優勢を知った陣営幹部が「よし、行ける」とガッツポーズ。結果が確定した午後10時前、橋本さんは花束を贈られて万歳し、「皆さんの支えがなければ、こんなに素晴らしい結果にはならなかった。鳥栖を今より2段も3段も上に引き上げる」と力強く宣言した。

 自身にとって3度目の保守分裂選挙。自民の推薦候補と戦う構図は同じでも、過去2回とは勝手が違った。後ろ楯だった久光製薬など経済界の離反に、「市民のために働き、なぜ非難されなければならないのか」。本人以上に周囲が燃えた。選挙終盤の3日間はイメージカラーのオレンジ色のリボンを家の軒先や車のアンテナに掲げる活動を支持者が率先して行い、支援ムードのさらなる高まりにつながった。

 ただ、新たな4年間は真価を問われる場ともなる。公約に掲げた鳥栖駅前整備や健康長寿のまちづくりを前進させるためには、対立候補を支え、市議会の多数を握る自民市議団との向き合い方が鍵となる。

 県内で唯一、2035年ごろまで人口増が続くとされ、発展可能性を秘めるまち。橋本さんは「皆さんの思いを裏切らず、約束を守り、着実にやっていくことが私の責務」と気を引き締めた。

http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/159424
=鳥栖市長選= 中村氏、「若さ」「刷新」届かず
2015年02月23日 09時50分

 若さと市政刷新を掲げ挑んだ中村圭一さん(45)は、出遅れも響き、現職の厚い壁に跳ね返された。「橋本氏当選」の一報が入ると事務所は重苦しい雰囲気に。中村さんは「結果を真摯(しんし)に受け止めたい。今はゼロベースだが、政治家も含め、今後も市の役に立ちたい」と再起を誓った。

 「いくら議会で質問しても変えられない問題がある」と3期9年の市議の椅子をなげうって出馬。前市長の牟田秀敏氏同様、自民推薦を得て、保守系市議13人が支援した。過去2回相手候補を支持した市内大手企業の協力も取り付けた。

 盤石の布陣で臨んだが、序盤は、相手候補リードを伝える報道。加えて相手の決起集会で山口祥義知事の応援メッセージ映像が流れたと知ると、陣営幹部は「ミニ知事選の構図になりかけている」。危機感を募らせ、組織力を生かし巻き返しを図ったが、思うように支持が広がらなかった。

 鳥栖の潜在力の高さを強調し、独自の子育て支援策も掲げた初挑戦。安倍自民の推薦効果も出ず、厳しい結果となった。中村さんは「私の力不足です。ご支援ありがとうございました」と深々と頭を下げた。

 25人学級の実現などを公約に掲げた古賀秀紀さん(59)は「身近な問題を選択肢として示すことができた。県に要望書を出すなど、これからも訴え続けたい」と語った。

4460名無しさん:2015/02/28(土) 23:58:57
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/159426
=鳥栖市長選= 本社出口調査結果
2015年02月23日 09時51分
 鳥栖市長選で、佐賀新聞社が22日に実施した出口調査によると、3選を果たした橋本康志氏(59)は自民支持層の過半数から票を集めたほか、主要政党に幅広く浸透した。


■出口調査の詳細はこちら

 支持政党別の投票行動をみると、自民支持層は53・4%が橋本氏に投票し、自民の推薦を受けた中村圭一氏(45)の46・0%を上回った。民主、社民、共産の7割以上、自主投票だったが党公認の市議2人が中村氏を支持した公明も6割が橋本氏だった。無党派層でも3分の2が橋本氏を選び、まんべんなく票を積み上げた。

 候補者別にみると、橋本氏の得票は自民支持層が最も多く34・7%。年齢別では60、70代の高齢層が全体の6割近くを占めた。中村氏は自民支持層が5割超で、同年代の40代から最も支持を集めた。古賀秀紀氏(59)は、30〜60代が中心で、女性の支持がやや多かった。

 調査は市内の投票所10カ所で行い、投票を終えた有権者899人から回答を得た。

http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/159421
=鳥栖市長選= 推薦候補また惨敗、自民県連に打撃
2015年02月23日 09時48分
 鳥栖市長選で、自民党佐賀県連が推薦した中村圭一氏(45)が大敗した。県連にとっては1月の知事選に続く推薦候補の惨敗。党関係者からは、4月の統一地方選や来夏の参院選への影響を懸念する声のほか、推薦を決定した執行部に対する批判も上がっている。

 知名度不足の新人とはいえ、自民市議のほか、久光製薬など経済界も支援した中での敗北だけに、県連政調会長で、選対本部長を務めた指山清範県議は「厳しい戦いになると思ったが、こんな結果になるとは思わなかった」と唇をかんだ。

 1月に推薦を決めた当時の県連会長の福岡資麿参院議員は「厳粛に受け止めなければいけない」。知事選に続く連敗に「本当に民意を反映しているのか。選考プロセスを総括する必要がある」と、首長選の推薦のあり方を含め再検討が必要との認識を示した。

 県西部地区の県議は「首長を敵に回した格好で、知事選と構図が同じ。国政選挙などへの影響は出る」。別の県議は「国政選挙と違い、支持者が交錯する首長選では県連が推薦を出すべきではない。知事選の教訓がまったく生かされていない」と執行部を批判した。

 県連は昨年12月の衆院選以降の混乱の責任を取って福岡会長が1月に辞任、幹事長も辞表預かり。後任は4月の統一地方選後に持ち越される見込みで、体制立て直しには時間がかかりそうだ。

4461名無しさん:2015/03/01(日) 09:53:47
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141126ddlk41010220000c2.html
2014衆院選・さが:辞職願提出、国政転身へ 古川氏、自民に支援依頼 「県政の投げ出し」批判噴出 /佐賀
毎日新聞 2014年11月26日 地方版

 県議長宛てに辞職願を提出した古川康知事(56)は25日午前、最大会派の自民県議団を訪ね「準備が全くできていない中での厳しい選挙。皆様方にはどうか、選挙をいいものにするようにお力をたまわれば幸い」と述べ、衆院選佐賀2区への国政転身に支援を求めた。一方、25日午後開会した県議会11月定例会で辞職に同意するかどうかを巡り、野党側から「県政の投げ出しだ」と批判が噴出した。【松尾雅也、岩崎邦宏】

 古川氏は午前8時45分、藤木卓一郎副議長を訪ね「一身上の都合をもちまして県知事の職を辞職したい」とする議長宛ての辞職願を手渡した。その後、古川氏に衆院選佐賀2区への出馬を要請した自民党の会派控室を訪問。応対した留守茂幸・自民県議団会長らに対し「自民党佐賀県連として私を候補者に推挙したいとの申し出を受けたものです。任期途中で県知事の職を辞することになり、大変大きな判断でございました」と自民公認での出馬に意欲を示した。

 一方、県議会は25日午前10時に開会予定だったが、知事の辞職申し出の取り扱いを巡り、議運が紛糾。午後4時40分に開会し、知事が「一身上の都合で知事を辞し、衆院選に立候補する」と発言したが、野党議員や傍聴席から「県政の投げ出しだ」「やらせメール問題は終わっていないぞ」などと批判が続出した。午後5時前に休憩に入り、夜まで知事辞職の同意議案への対応を巡り、与野党の駆け引きが続いた。

 議会を傍聴した市民団体「玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会」の永野浩二事務局長代行(42)は「(佐賀空港への)オスプレイ配備計画や玄海原発再稼働問題など県民生活に重要な事項が山積している中、辞めるとは無責任極まりない。県民や県議会をばかにしているのか」と憤った。

 ◇「限界感じたのでは」 知事辞意に、唐津市長が見解
 任期途中で知事を辞め、衆院選佐賀2区から出馬する意向を示した古川康氏に対し、唐津市の坂井俊之市長は25日の定例記者会見で「県が抱えている原発再稼働やオスプレイなどいろいろな問題に、県政の中でやっていても限界があると感じたんじゃないか」と見解を示した。

 国政転身には「いろんな地域情勢が分かっているということで(自民県連から)要請があったと思う。どんな立場になろうと頑張ってほしい」と期待した。

 会見で坂井市長は古川氏の実績について「発信能力とアイデアはすごかった。佐賀を未来に向かって前進させた」と高く評価。今後の期待について「唐津にとってはコスメティック(化粧品産業)。万全な体制を整えてくれるなどタッグを組んでやってくれた。当選されて国政に行かれても、この部分については応援していただけると思う」と呼び掛けた。【原田哲郎】

4462名無しさん:2015/03/01(日) 09:55:05
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10105/146834
唐津市誕生10年を振り返る
2015年01月18日 11時38分

 2005年1月に誕生した新・唐津市は今月、10周年を迎えた。この間、旧唐津銀行や旧高取邸など歴史ある建造物を生かした町づくりが進み、西九州自動車道の唐津区間が完成するなど交通インフラ整備も進んだ。一方、福島第1原発事故に伴う玄海原発の全炉停止は、地域経済の原発依存を露呈した。合併から10年を振り返る。

【政治・行政】 05年、8市町村で発足 「保利王国」2代70年に幕

 05年に1市6町1村で立ち上がった新・唐津市。06年には七山村が編入した。初代市長となったのは坂井俊之氏。13年1月に有力4候補による混戦を制し、現在3期目を迎えている。ただ、07年に当時の総務部長、14年には企画財政部長が不正入札で逮捕。幹部職員の汚職が続き、市政の混乱の責任が問われている。

 合併した05年は小泉純一郎首相=当時=が「郵政解散」を断行。郵政民営化に反対を唱えた保利耕輔衆院議員は自民党から除名され、無所属で選挙を戦ったが、大差で再選を果たした。

 その保利氏も14年12月の総選挙には出馬せず、引退。親子2代で70年続いた「保利王国」は終焉(しゅうえん)を迎え、唐津市出身の前知事古川康氏が後継として立候補し、民主党の大串博志氏を破って初当選を果たした。また、13年の参院選では、呼子町出身の元新聞記者山下雄平氏が自民党から出馬し、初当選している。

【観光・町づくり】 歴史的建造物、再活用相次ぐ

 交通インフラの整備も進んだ。西九州自動車道の唐津区間の整備は終わり、2月1日には伊万里市の南波多谷口インターまで開通する。二丈浜玉道路は13年4月に無料化。唐津-福岡間の行き来がより便利になった。佐賀唐津道路も昨年3月、相知長部田まで延伸した。

 ハード面の整備が進む一方で、地域経済の活力を本物にするにはソフト面の取り組みが欠かせない。市はフランスの化粧品業界と連携した唐津コスメティック構想や、米国・グアムとの経済交流など国際戦略に活路を求めている。

 2011年の東日本大震災は、唐津市にとっても大きな転機となった。福島第1原発の事故で、原発政策は大きく見直されることになり、安全対策を強化。玄海原発は完全停止し、3年が過ぎた。

【玄海原発】 九電と安全協定締結

 原発の隣接自治体である唐津市は、翌12年に九州電力と安全協定を締結。また、市全域が30キロ圏に入るため、避難計画の策定を急いでいる。

 一方で、二タ子にある九州電力の火力発電所敷地に唐津赤十字病院が移転される計画だったが、「3・11」後、白紙に。唐津バイパスの長谷交差点近くへの移転に計画が変更され、2016年開業へ病院建設工事が進んでいる。

4463名無しさん:2015/03/01(日) 09:56:38
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/129367
知事辞職 首長反応
2014年11月26日 10時20分
■大きな仕事残り残念 佐賀県を未来へ前進

 古川康知事が辞職を表明した25日、県内各市町の首長の反応はさまざま。佐賀を全国にアピールした発信力の高さを評価する声がある一方、重要政策で対立した経験を持つ首長は、「結論ありき」にも映った行政手法に批判的だった。

●秀島敏行・佐賀市長 これまで市の事業を後押ししてもらったが、佐賀空港へのオスプレイ配備計画など大きな仕事が残っている中での辞職は残念。次の知事には、空港建設時の関係者の苦労に理解を示し、さまざまな立場の意見に耳を傾けてくれる、民主主義を重んじる人を望みたい。

●樋渡啓祐・武雄市長 お疲れさまと言いたい。佐賀の名を全国区にしたのは古川さんであり、それが最大の功績だ。企業誘致にしても、全国どこに行っても佐賀と言ったら古川さんの名前が出てきた。仕事がすごくやりやすかった。感謝したい。

●坂井俊之・唐津市長 県議時代に、当時長崎県の総務部長だった知事に知事選出馬をお願いに行ったことを思い出す。出処進退は政治家自身が判断すること。解散が今のタイミングになり、心残りな部分もあるだろう。発想と発信力がすごく、佐賀県を未来に向かって前進させた。

●塚部芳和・伊万里市長 3期12年を全力投球で取り組んでこられ、佐賀県のことを熟知されているので、今後は国政の場で活躍してもらうことが県のためになる。原発再稼働やオスプレイ配備などの問題も、本当は自分の手で解決しかたったのだろうと思う。

●岸本英雄・玄海町長 保利さんの後任として待望論が強かっただけに、特に驚きはない。任期中の辞任は解散時期がたまたま早まっただけのこと。国政に転身しても、政治家として原発再稼働などの問題に責任を負っていくわけだから、途中で投げ出したという認識はない。

●田中源一・江北町長 議会に提案だけして辞めるのはおかしい。1カ月ほど前には、国政転出すると言うべきだった。党の要請ということだが、自分から「出る」と推薦をお願いするのが本来の姿。新幹線の件では意見が合わなかったが、3期12年、県の発展のため一生懸命やってもらった。

●橋本康志・鳥栖市長 重粒子線がん治療センター開設やJ1サガン鳥栖に支援いただいた。原発再稼働にも一定の筋道を付けてから辞めてほしかった。

●松本茂幸・神埼市長 新たなことに挑戦したいということだろう。市に合併した際の協力や城原川の治水対策で国に働き掛けてもらったのには感謝している。

●江里口秀次・小城市長 県のことを一生懸命に考え、全国区に押し上げてくれたと評価しているので辞職は正直残念だが、知事の決断を受け止めたい。

●横尾俊彦・多久市長 県の発信力を高めてもらったのは良かったが、さまざまな課題がある中での辞任は、県議会も困惑していると受け止めている。

●谷口太一郎・嬉野市長 新幹線誘致では積極的に動いてもらった。県のため、国政転出には賛成。在任中だが、政治的判断も時に必要だと理解したい。

●樋口久俊・鹿島市長 諫干問題では国に言うべきことは言ってもらった。途中で放り投げたとは思わないが、道筋を付けてもらいたかったという思いはある。

●多良正裕・吉野ケ里町長 (辞職については)何とも言いようがない。オスプレイや目達原のヘリ問題ははっきりしていないので、今後を静観したい。

●小森純一・基山町長 県だけにとどまらず、いずれは全国に羽ばたく人だと思っていた。オスプレイ配備の決着がついていないのが一番心残りではないか。

●武広勇平・上峰町長 コメントする立場にはないが、政治家の出処進退は自身が判断すること。今後の行政運営上、影響が出ないよう最大限の努力を。

●末安伸之・みやき町長 暴追運動の時は、知事が先頭に立ってくれたおかげで県民の総意を示せた。さらに県のために尽力していただきたかったので残念。

●山口隆敏・有田町長 知事の決断なので、辞めることについて、どうこう言う立場にない。ただ、国政を目指されるのなら、国のため頑張ってほしい。

●武村弘正・大町町長 3期12年、一生懸命に県政をけん引してこられたので、「投げ出し」とは思わない。県政の課題は次に知事になる人が考えることだ。

●田島健一・白石町長 辞める前に、オスプレイについて前向きな発言はすべきではなかった。農業県として県産米PRなどにもっと力を注いでほしかった。

(太良町長は海外出張のため不在)

4464名無しさん:2015/03/01(日) 09:57:22
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/145585
山口知事ってこんな人 好物は「白いご飯」 趣味は「スポーツ観戦」
2015年01月15日 09時56分

 佐賀県知事に就任した山口祥義(よしのり)氏(49)。出馬から当選まで1カ月を切る短期決戦だったため就任会見では「私を知らない方にも書いてもらった」と自身の口からこぼれた。新知事と妻江美さん(43)ら周りで支えた人の話から、山口氏の素顔を探った。

 「おおらかな性格」と15年連れ添う江美さん。もともと「ちょっと石橋をたたいてから渡るタイプ」で、直前に急きょ出馬を決めた今回の知事選のような決断は初めてという。ストレスが多い職場だが、表情に出すことは極めて少ない。

 日常会話程度の英語に加え、韓国語もかじった経験がある。秋田や鳥取、長崎など幅広く勤務したため、交友関係は広く年賀状は約600枚。今年はこれから目を通す。

 食べ物の好き嫌いはなく、大好物は「白いご飯」。乾杯のビールの横にご飯をリクエストするほど。育休取得経験はあるが、料理は「インスタントラーメン」「パスタをゆでて缶入りのソースをかける」くらいで、腕前は発展途上。

 休日はごろごろしながら、スポーツ中継に熱中。子どもには勧めないが、ゲームも好む。「自由奔放」な子育てだが「うそをつかない」ことだけは約束している。

 カラオケの十八番、尾崎豊の「僕が僕であるために」の節回しで「佐賀が佐賀であるために」を歌った一幕も。

4465名無しさん:2015/03/01(日) 09:57:55
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/146538
「政府とは関係修復」 農協改革に影響なし
2015年01月17日 10時18分

 佐賀県知事選で初当選した山口祥義(よしのり)氏を全面的に支援したJAグループ佐賀の政治団体「佐賀県農政協議会」の中野吉實会長が16日、佐賀新聞社の取材に応じた。自民党が推薦した樋渡啓祐氏以外を応援し、党本部と対立したが、「選挙後に政府首脳と会い、既に関係を修復した」と強調した。安倍政権が進める農協改革には影響しないとの認識を示した。

 中野会長は、武雄市のホテルで開かれたJAグループ佐賀の定例理事会と新春賀詞交換会に出席した際、取材に答えた。保守分裂となった今回の知事選を「県知事にふさわしい個人を選ぶ選挙」とあらためて位置付け、政権との対立ではないと主張した。

 約4万票差を付けての勝因については「(県民が樋渡氏の政治姿勢に)脅威を感じており、最終盤で山口氏の支持が広がった」と分析した。

 自民県連や県出身国会議員との関係では「(相手側が)個人として気にしている」と激戦の雪解けに時間がかかる見通しを示した。ただ、農協改革や環太平洋連携協定(TPP)交渉参加と農政の抱える課題は山積しており、「山口知事と同じようにノーサイドだ」と関係修復に向けてメッセージを送った。

4466名無しさん:2015/03/01(日) 18:47:01
http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/local/saga/20150113-OYS1T50013.html
県農政協巧みな戦術で知事選勝利 年明け一気に攻勢
2015年01月13日

 県政の新リーダーに元総務省過疎対策室長の山口祥義さん(49)が選ばれた知事選は、新人4人が争い、自民党の国会議員や地方議員が割れ、保守分裂に野党も絡む激戦となった。今回の選挙戦を振り返り、今後の展望を探った。

 投開票から一夜明けた12日朝、山口さんは、昨年12月25日の告示日に出陣式を行った佐賀市の龍造寺八幡宮を訪れ、初当選を報告した。「県民の安心安全を担うことに対する重みを感じる。県民と手を取り合うような県政運営を行いたい」。駆け付けた報道陣にこう語って表情を引き締めた。

 山口さんは「地域での取り組みを支援するため、県庁のチームを派遣し、課題を解決することで成功事例を増やしたい」などと就任後を見据えた考えを説明。勝因を聞かれると、「農業者の思いや魂は非常に心強かった」と語り、安堵あんどの表情を見せた。

     ◇

 山口さんの選挙戦を支えた組織の一つが県内農協の政治団体「県農政協議会」。山口さんの立候補表明は告示のわずか9日前で、出遅れの影響が懸念されたが、その不安を払拭したのが農政協の選挙戦術だった。

 県内農協の組合員は約5万5000人。生産組合の長は各地に散らばり、多くは地域のリーダー的な役割を果たしている。地域の若者や地方議員らとの関係も深く、選挙の度、各地域の核となって運動を展開する。今回の知事選でも、山口さんの支援を広げていったという。

 「末端まで届くように年末にかけて念入りに準備し、年明けに一気に動いた。ここまで力を入れた記憶はない」。農政協幹部は充実感をのぞかせた。山口さんも「投開票日の2日くらい前から有権者の反応が急に良くなった」と驚いた。次点だった前武雄市長・樋渡啓祐さん(45)に4万票近い差をつけた選挙戦を幹部はこう分析した。

 「農協の組織が結束すると、樋渡陣営の議員らの足が鈍っていった」

     ◇

 一方、旧佐賀市など農家がほとんどいない都市部では、山口さんを支援する首長や地方議員が奔走した。

 「勝てたとしても、小差だと思っていた」。選挙の総括責任者を務めた佐賀市の秀島敏行市長は、投開票日直前まで知名度不足などを理由に、僅差を覚悟していた。

 山口さんの立候補が決まると、秀島市長はすぐさま動いた。市議会の各会派を回って山口さんの支援を要請。大票田の首長が山口支援を鮮明にしたことで、市議らも表だって動きやすくなった。市議の一人は「議員は1人あたり、少なくとも1000〜2000票は持っている。それぞれの後援会を動かし、終盤にもう一度、引き締めを徹底した」と語る。

 これに対し、樋渡さんを推す政権与党は、閣僚や党幹部などを次々と県内に送り込み、政権とのパイプをアピールした。だが、山口陣営の勢いは止まらなかった。

 陣営幹部は「政権与党が前面に出るほど、樋渡さんの存在感が薄くなった」と振り返った。

2015年01月13日 Copyright c The Yomiuri Shimbun

4467名無しさん:2015/03/01(日) 19:42:41
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/144750
=山口新知事= 自治体、経済界は「融和と機動力」要望
2015年01月13日 10時05分
 新人4人が名乗りを上げ、保守分裂の激戦となった県知事選。初当選した山口祥義氏に対し、自治体や経済団体などからは、選挙戦のしこり解消に期待の声が上がる一方、原発再稼働やオスプレイの佐賀空港配備計画など山積する重要課題に“即戦力”としての働きを求める意見も出た。

 組織力を挙げて山口氏を全面支援したJAグループ佐賀の政治団体・県農政協議会。金原壽秀副会長は「山口氏を応援したのは、私たちの話をしっかり聞いてもらえる候補だったから。樋渡候補ではそれが難しい。大勝した結果をみると、民意もそうだったと言えるだろう」と振り返った。

 樋渡氏の政治手法や言動への批判を取り込んだことが山口氏の勝利につながったが、その分、両陣営の溝は深まった。政治組織が樋渡氏を推薦した県商工会連合会の飯盛康登会長は「山口氏も『ノーサイド』と言っている。同じ保守系であり、一致団結してほしい」と融和を求めた。

 新知事は、県民世論を二分する課題に早くも直面する。玄海原発を抱える東松浦郡玄海町の岸本英雄町長は「公約通り、安全が確認されたら早期に再稼働することを期待したい」。県有明海漁協の徳永重昭組合長は、諫早湾干拓事業の開門問題について「早期開門の実現に向けた動きを加速してほしい。県としての主張を古川知事以上に国へ訴えてほしい」と期待した。

 自衛隊オスプレイの佐賀空港への配備計画には、山口氏は現時点で態度を明確にしていない。佐賀市の秀島敏行市長は「空港建設時に地元漁協と交わした協定書や、空港を軍事利用しないとした5年前の県議会の決議をどうとらえるのか。空港建設の経緯を踏まえた上で、住民の意見も聞いて、考えをまとめてほしい」と慎重な判断を求めた。

 激戦だったにもかかわらず、投票率は54・61%と過去最低を更新した。県市長会長の横尾俊彦多久市長は「衆院選の投票率も低かったので社会的な状況だ。これまで以上に投票を呼び掛けるなど何らかの対応が必要」と話した。

4468チバQ:2015/03/03(火) 07:49:47
大分
http://www.oita-press.co.jp/1010000000/2015/03/03/224745853
8選挙区“無風”か 県議選告示まで1カ月


 県議選は4月3日の告示まで1カ月となった。1減になる総定数43に対して計57人が名乗りを上げており、各選挙区の顔触れがほぼ出そろってきた。16選挙区のうち、8選挙区で立候補予定者数と定数が同じで無投票の公算が出ており、このままなら2011年の前回選挙(4選挙区)から大きく増えそうだ。

 立候補予定者数は2日までに政党の公認、推薦が決まったか、会見で表明した人の数。内訳は現職36人、元職1人、新人20人。
 党派別では、自民党は公認20人、推薦3人で全選挙区に候補を立てる。民主党は5選挙区で公認3人、推薦4人(うち2人は社民党も推薦)。維新の党は県議選で初めて大分、佐伯両市に公認2人を立てる。
 公明党は大分市と別府市で公認3人、共産党も両市で公認2人をそれぞれ擁立する。社民党は7選挙区で公認4人、推薦5人(うち2人は民主党も推薦)。この他に政党の推薦を受けない無所属が13人いる。
 大分市(定数13)は現職11人、新人6人が出馬予定で激しい戦いになりそう。別府市(5)は現職4人、元職1人、新人3人が出馬する。豊後高田市(1)は既に表明している現職、新人各1人の他に、新人1人が出馬を模索している。
 定数と出馬予定者が現時点で同数なのは中津市(3)、日田市(3)、宇佐市(3)、臼杵市(2)、津久見市(1)、竹田市(1)、杵築市(1)、九重町・玖珠町(1)。
 県議選の投開票は知事選と同じ4月12日。

4469チバQ:2015/03/03(火) 20:11:22
http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/local/fukuoka/20150303-OYS1T50025.html
自民県連大会混乱 武田議員の「厳正措置」を要請
2015年03月03日
 自民党県連の年次大会が混乱し、警察官が駆けつける騒ぎになった問題で、県連は党第11選挙区支部の言動が原因だったとして、支部長を務める武田良太衆院議員について、「厳正な措置を求める」とする文書を党本部に提出した。

 文書は、県連会長、幹事長、党紀委員長の連名で2月25日付。同21日の大会では、4月の県議選の行橋市、田川郡区の推薦を巡って、同支部が執行部の方針を批判した。壇上で数十人がもみ合う事態となり、警察官が出動した。武田議員はその場にはいなかった。

 文書は「品位に欠けるどう喝まがいな行動は看過できない」と指摘。武田氏について、「党の規律を乱す行為、党員たる品位を汚す行為は明らかに党規違反。厳正な措置を求める」として、支部長としての責任を追及している。

4470チバQ:2015/03/04(水) 22:50:34
鹿児島
http://www.yomiuri.co.jp/local/kagoshima/news/20150303-OYTNT50149.html
県議選説明会 定数51に75陣営
2015年03月04日
 統一地方選の前半戦で行われる県議選(4月3日告示、同12日投開票)の立候補予定者説明会が3日、県庁で開かれた。定数51に対し、75陣営が出席。全21選挙区のうち7選挙区は定数通りで、無投票となる可能性がある。告示まで1か月。ほぼ顔ぶれが固まり、立候補者数はこれまでで最少となった前回選の79人を下回るとの見方もある。


 説明会に出席した陣営の数は、現職41、元議員4、新人30。党派別では自民38、共産5、公明3、社民2、維新の党1、無所属26人。民主は現職1人が引退する予定だが、公認候補の擁立を見送る見通し。

 選挙区別では、鹿児島市・鹿児島郡区(定数17)が22陣営で最多。霧島市・姶良郡区(同4)6陣営、鹿屋市・垂水市区(同4)と大島郡区(同2)5陣営、出水市区(同2)と奄美市区(同2)4陣営などと続いた。

 無投票の可能性があるのは姶良市、指宿市、曽於市、南さつま市、志布志市・曽於郡、伊佐市、肝属郡の7選挙区。いずれも自民と無所属の現職陣営の出席にとどまった。

 説明会では、冒頭、県選管の鎌田六郎委員長が「県議選は、県民が地域の代表を選ぶ身近な選挙。違反のない、公正で明るい選挙をお願いしたい」とあいさつ。県選管職員らが、ポスター掲示の際の注意点、立候補の届け出場所、供託金の納付方法などを説明した。

2015年03月04日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

4471チバQ:2015/03/04(水) 23:37:44
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/kennaitopix/2015/03/03091051016718.shtml
長崎新聞


県議選 1ヵ月後に迫る
 4月3日告示、同12日投開票の県内統一地方選の第1ラウンド、県議選が1カ月後に迫った。今のところ、16選挙区の定数46に2011年の前回より3人少ない計62人が名乗りを上げている。自民、民主両党の攻防を中心に、長崎市区など都市部での激戦が予想される。

 長崎新聞社の取材によると、立候補を予定しているのは現職41、元職3、新人18。政党別では自民29、民主10、公明3、共産3、社民2、無所属15(自民推薦1、民主推薦1を含む)となっている。

 県議会の現有議席(欠員2)は自民23、民主9、公明3、共産1、社民1、無所属7。

 自民は松浦市区を除く全選挙区に擁立する。国政で政権に復帰して初めての改選で、県議会も過半数を維持し足場を固めたい考え。民主は前回より2人少ない。政権交代で野党に転落したことが尾を引いているとみられる。

 公明は現職2人が勇退。代わりに新人2人を立て現有3議席の維持を目指す。社民は佐世保市・北松浦郡区の1議席に加え、前回議席を失った長崎市区に新人1人を擁立。共産も長崎市区の現職1人に加え、佐世保、諫早両市区に新人を立てる予定。

 選挙区別で見ると、長崎市区(定数14)は20人が出馬を予定し、最大の激戦区となりそうだ。"無風"ともささやかれていた諫早市(定数4)、大村市(定数3)、佐世保市・北松浦郡(定数9)の3選挙区は年明け以降、元職や新人が相次いで出馬の動きを見せ、一転して混戦の様相。島原市区、南島原市区(各定数2)は現職に自民新人が挑む構図となっている。

 西彼杵郡区(定数2)は現職と自民から推薦を受けた無所属新人がぶつかる。五島市区と南松浦郡区(各定数1)は無所属現職が自民新人の挑戦を受ける。

 一方、無投票の観測が流れるのは7選挙区。激戦が予想された雲仙市区(定数2)は1月に元職が急死。ほかに出馬の動きは見られない。西海、対馬、壱岐、平戸、松浦各市区、東彼杵郡区(各定数1)も今のところ擁立の動きはない。

4472チバQ:2015/03/05(木) 19:33:52
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150305ddlk40010424000c.html
選挙:田川市長選 自民支部、伊藤氏を推薦せず ごみ施設広域化で不調 /福岡
毎日新聞 2015年03月05日 地方版

 自民党田川市支部は4日、4月の田川市長選で4選を目指す伊藤信勝市長から要請のあった支部推薦を出さない方針を固めた。推薦の前提となる政策協定で、広域でのごみ焼却施設建設を巡る文言で折り合いがつかなかったためで、伊藤市長は「今後は政党にこだわらず、市民党でやっていく」と話している。

 共同でのごみ焼却施設建設は、市と川崎、福智、糸田3町で11年間も協議しながら、2012年に破談となった。その後、市と川崎町が単独で、福智町と糸田町が共同で施設建設に動き出したにもかかわらず、伊藤市長が先月7日、同党支部と「近隣3町(川崎、福智、糸田町)との共同建設を進める」との政策協定に署名した。副市長以下、署名の件は一切知らされておらず、市議らが「選挙目当ての二枚舌だ」などと厳しく非難していた。

 伊藤市長は同25日に協定の文言を「条件が整えば共同建設を進める」へと修正するよう申し入れたが、同党支部は、同じ市長選に出馬予定の二場公人市議と同様の文言ですでに政策協定を結んでいることもあり、4日の役員会で「文言修正はできない」と判断した。

 党支部の鶴田達哉支部長代行は「広域化を望む声は強く、伊藤市長にも賛同してもらいたかった」と言い、伊藤市長は「文言修正がのめないのであれば仕方がない」としている。【荒木俊雄】

〔筑豊版〕

4473チバQ:2015/03/05(木) 19:35:50
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150305ddm002010159000c.html
自治はどこへ:2015年統一選 議会変えた再稼働激論 「予定調和の採決」から脱却
毎日新聞 2015年03月05日 東京朝刊


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 鹿児島県いちき串木野市議会(18人)は昨年12月、北隣の薩摩川内市と県が同意した九州電力川内原発の再稼働に反対する陳情を不採択とし、再稼働賛成の意思を示した。採決は8対9の1票差。激論が交わされ、議員一人一人の決断が問われた。市域のほぼ全てが原発から20キロ圏に入る人口3万の町で議会が活発化している。【内田久光、宝満志郎、横田愛、佐久間一輝】

 「今は電力の安定供給に原発が必要」「原発からの距離や風向きを考えると、再稼働はやむを得ないでは済まされない」

 昨年12月25日、いちき串木野市の12月議会最終本会議。「川内原発の再稼働に反対し廃炉を求める陳情」の採決を前に、議員の間で賛成、反対の討論が交わされた。再稼働に反対し、賛成の起立採決で立ち上がったのは採択に1人足りない8人。「起立少数であります」。下迫田良信議長(66)が不採択を告げるまでに20秒を要した。「もっと票差がつくと思っていたので驚いた」。再稼働賛成派の議長にとっても1票差は予想外だった。「予定通りの採決ばかり」の地方議会とは異なる姿だった。

 「苦渋の選択でした」。川内原発から南東17キロの山あいで観光ブドウ園を営む楮山(かじやま)四夫市議(74)は冬の作業をしながら振り返った。「日本のエネルギー事情を考えれば原発は必要」。12年前の初当選から原発賛成の立場を貫いてきたが、再稼働反対の陳情には賛成し、初めて反対派に回った。

 「採決の前夜は、原発事故で苦しむ農家や再稼働反対を求める市民の姿が浮かび、眠れなかった」。支持者の間でも賛否が割れる中、心を動かされたのは、人口の半数を超す市民約1万5500人分の再稼働反対を求める署名だった。

 市議会は市内全16地区を回る報告会を定期的に開いている。東京電力福島第1原発事故後、市議を名指しして、再稼働への賛否やその理由を問う質問が頻繁に出るようになった。再稼働反対派の中里純人市議(61)は「市民の意識が全然変わった」と話す。有権者の声を背に議員が動いている。

 茨城県北部の那珂市では、再稼働をにらんで「常設型」住民投票条例を制定する動きが市長主導で進む。
 那珂市は市内の全域が日本原子力発電東海第2原発(東海村)から20キロ圏に入る。那珂市を含む県内の周辺15市町村は立地自治体並みの安全協定締結に向けて日本原電と交渉している。海野徹市長は事前同意が認められた場合、住民投票に踏み切りたい考えだ。

 「常設型」は、一定の発議要件をクリアして請求があった住民投票は、議会の議決なしで自動的に実施される。市議会からは「議会軽視」という反発もあるが、市長は「最大限、民意を反映させるのが首長の責任」として常設型にこだわる。

 再稼働問題を機に、自治体は果たすべき役割に敏感になった。「国任せの地方自治」が真剣な議論の中で変わり始めている。

4474チバQ:2015/03/05(木) 23:03:10
>>4373
http://www.saga-s.co.jp/column/karatsu_tender/23001/163087
=論説= 揺れる唐津市政
2015年02月05日 00時00分
市の前企画財政部長や、自身の企業後援会会長の起訴を受け、報道陣の質問に答える坂井俊之市長=唐津市役所
市の前企画財政部長や、自身の企業後援会会長の起訴を受け、報道陣の質問に答える坂井俊之市長=唐津市役所
■市民の疑念に真摯な対応を

 企画財政部長ら市職員2人と、市の公共事業を受注する建設会社2社の社長ら3人が逮捕された唐津市の不正入札事件は、関係者5人全員が贈収賄の罪などで起訴され、全容解明は法廷に移る。

 企画財政部長が逮捕された昨年12月末、「組織の中に澱(おり)のようにたまっているものがないか」とこの欄で書いた。2日の初公判はまさに澱(よど)んでいる実態を明かした。

 業績悪化で危機感を募らせる建設会社の営業課長が、ギャンブルで多額の借金を抱える水産課職員に目を付け、執拗(しつよう)に情報提供を迫る。営業課長の父親は元市建設部長で、最低制限価格の計算式のヒントを漏らした企画財政部長とは上司と部下の関係にあった。

 あの手この手で接触を図ってくる業者と、地域社会のしがらみの中で不正の渦に巻き込まれていく職員の姿が浮かび上がってくる。

 事件発覚後、坂井俊之市長は職員のモラル向上を強調してきた。しかし今回の構図を見ても、職員のモラルに依存しているだけでは業者との癒着を根絶するのは難しい。第三者も入れた二重、三重のチェック体制の整備や罰則強化など抜本的な改革が必要だ。

 何よりトップ自身の姿勢が問われている。贈賄の罪で4日起訴された県内大手建設会社元副社長は坂井市長の企業後援会長で、市長自ら副社長の「古希を祝う会」の呼び掛け人の一人となっていた。

 こうした関係は市民の不信を招くだけではない。組織全体の緩みを生み、業者とのなれ合いに罪を感じない組織体質につながる。

 入札は、競争によって税金を効率的に使い、恣意的(しいてき)に使われないようにするための制度だ。納税者の立場に立ったチェックが必要で、その役割は議会が担う。

 市議会は原因究明のため特別委員会を設けたが、この間、機能を果たしてきたのか。水産会館など団体の要望のまま建設して、利用が低迷する施設も少なくない。議会に対する市民の視線は厳しい。自ら襟を正すためにも、佐賀市のような、議員による「口利き」を防ぐ内務規定も要検討だろう。

 道義的責任を問い、辞職を求める市民の声に対し、坂井市長は「コスメティック構想など重要事業を途切れさせてはいけない」などとして、辞職を否定した。

 確かに、グアムとの交流交易、観光浮揚など市の浮沈を左右する事業が山積する。しかし公共事業に絡む不祥事が相次ぐ土壌は、対外的な地域イメージをも損ね、ひいては事業そのものに影響を与えないか。危惧を抱いてしまう。

 きょう5日は2回目の特別委員会が開かれる。公開説明会を求める市民団体の要望書は6日が回答期限だ。市長が市民の疑念に真摯(しんし)に向き合い、自らの言葉で不正を生んだ土壌と責任を語ることが、まず求められる。(吉木正彦)

4475チバQ:2015/03/05(木) 23:03:32
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/162816?area=ranking
古川前知事の責任断定 九電「やらせメール」問題
2015年03月05日 10時20分
県議会特別委 総括決議「県民軽視で遺憾」

 佐賀県議会原子力安全対策等特別委員会(石丸博委員長、34人)は4日、2011年に発覚した九州電力のやらせメール問題を柱とする4年間の審議を総括した決議を全会一致で可決した。古川康前知事の発言が問題の発端と断定し、最後まで責任を認めなかった対応を県民軽視と批判した。

 問題発覚以降、県政への不信と混乱を招き、古川前知事の責任問題を追及してきた県議会は、任期最後となる定例議会で総括し、一連の問題に「区切り」をつけた。

 決議は、九電副社長と公舎で面会するなど古川前知事の「軽率な発言と行動が発端」と断定し、執行部を含めて「九電となれ合いというべき関係が大きな要因」と指摘した。その上で「(特別委)委員からの再三の指摘にもかかわらず、責任を認めようとしなかったことは県民や県議会軽視で大変遺憾」と批判した。

 今後、再稼働の可否を判断する立場となる山口祥義知事には、6項目を要請した。前知事時代の教訓を踏まえ、責任ある発言や行動のほか、九電とは透明性や緊張感ある関係を求めている。実効性ある避難計画や県内の全市町が安全協定を締結できるよう支援することも盛り込んだ。

 特別委は福島第1原発事故を受け、玄海原発の安全対策などを審議するため、11年5月に正副議長を除く全議員で設置した。直後の7月にやらせメール問題など一連の不祥事が発覚し、関係者の参考人招致など延べ33回の審議を重ねた。県議会は6日の本会議で決議を採決し、全会一致で可決する見通し。

 九電は玄海2、3号機の再稼働を目指す際の11年6月、生放送の県民説明番組に、賛成意見を投稿するようメールで社員らに呼び掛けていた。古川前知事は番組5日前に九電幹部と面会し、経済界から再稼働容認の意見を出す必要性に言及していた。

4476チバQ:2015/03/06(金) 07:43:34
http://www.sankei.com/region/news/150306/rgn1503060076-n1.html
2015.3.6 07:00

現職と市長…激突、大分知事選





 統一地方選で実施される大分県知事選(3月26日告示、4月12日投開票)の前哨戦が激しさを増している。4選を狙う広瀬勝貞知事(72)が最有力と見られていたが、告示まで2カ月余りの1月20日、大分市長の釘宮磐氏(67)=今月2日に辞職=が出馬表明したことで状況が一変した。自民党県連は広瀬氏の全面支援を決め、釘宮氏については出身母体の民主党国会議員らが協力。事実上「自民vs民主」の構図となっている。(津田大資)

                  ◇

 「悲願だった『打倒釘宮』の戦場が知事選になっただけ。ケリをつけるときがきた」

 自民党大分県連の幹部は、こう意気込む。

 県議出身の釘宮氏は、平成4年の参院選に自民党から出馬し、当選した。その後離党し、新生党、新進党、民主党などと渡り歩く。衆院議員に転身した後の平成15年、大分市長選に無所属で出馬し、自民党推薦候補らを破り、初当選した。

 釘宮氏は市長当選後、「市民党」を強調するようになったが、自民党にとっては、煮え湯を飲まされ続けた相手だ。自民党は23年の大分市長選でも、釘宮氏に敗れた。

 これに対し、現職知事の広瀬氏は、大分県日田市出身。経済産業省事務次官まで登り詰め、平成15年の知事選に、「一村一品」運動で知られる平松守彦知事の後継指名を受けて出馬した。現衆院議員の吉良州司氏との大接戦となったが、自民、公明などの推薦を受けて初当選した。

 広瀬氏はその後、オール与党態勢を築き、危なげなく再選、3選を決めた。実力派知事として九州地方知事会長も務めている。

 ◆トップ間の確執

 同じ平成15年に初当選した広瀬氏と釘宮氏の間には、以前からすきま風が吹いていた。

 「(広瀬氏の手法は)県が主導するトップダウン。市町村が従うだけの関係を続けていては、人口減少などの課題に対応できない」

 1月20日に大分市内で開いた出馬表明の記者会見で釘宮氏は、広瀬県政を痛烈に批判した。

 広瀬氏はこれまで、企業誘致や、温泉を生かした観光PRなどを推進してきた。ただ、周囲から「県と市町村が上下関係にある」と不満も出る。この不満を最も強く抱いていたのが、県都・大分市のトップである釘宮氏というわけだ。

 両者の不仲から、釘宮氏が知事選に出馬するのではないかという観測は大分県の政界で常に流れていた。今回、大分市長選をめぐる対応が、両者の不仲を決定的にした。

 自民党は昨秋、経済産業省出身で元中小企業庁次長だった佐藤樹一郎氏(57)を、推薦候補として市長選に擁立することを決めた。広瀬氏は、佐藤氏について「敬愛すべき(経産省の)後輩で、信用できる人」と持ち上げたのだ。

 この発言に、当然ながら釘宮氏は強く反発する。後援会幹部は「仕掛けてきたのは広瀬氏の方だ。草の根選挙を展開すれば負けない」とライバル心を燃やす。

 釘宮陣営は今年2月、後継者として、元大分大教授の椋野(むくの)美智子氏(58)を市長選に擁立することを決めた。市長選が知事選の代理戦争となった。

 さらに、昨年12月の衆院選が釘宮氏の背を押した。

 釘宮氏は、後援会組織を挙げて、大分1区で民主、吉良氏の全面支援に乗り出した。吉良氏は15年の知事選で広瀬氏に迫った張本人だ。衆院選では、吉良氏が約6千票差をつけて、自民の穴見陽一氏を破った(穴見氏は比例復活)。九州・山口8県で、選挙区で民主候補が勝ったのは、大分1区と佐賀1区だけだ。

 釘宮陣営は、この勝利に自信を深め、1月の出馬表明につながったという。

 これに対し、広瀬氏の後援会幹部は「出馬はもうないと思っていたので驚きだった。チャレンジャーがここまで(出馬表明を)後出しするのは、いかがなものか」と語った。

4477チバQ:2015/03/06(金) 07:43:48

 ◆分裂する連合

 政党をみると、自民党県連は広瀬氏全面支援を決めた。自民市議の1人は「釘宮氏は県議や衆参両議員も経験しており、後援会組織は選挙のプロ集団だ。自民色を出し過ぎると、無党派層獲得に逆効果になりかねず、難しい選挙になる」と危機感を募らせる。

 民主党県連は態度を明確にしていないが、「釘宮氏は縁が深い。個人レベルでできる限りの支援をしていくことになる」(県連幹部)という。釘宮氏は民主党衆院議員時代の支援者を、十数年ぶりに訪問するなどし、支持拡大を図る。

 頭を悩ませるのは、知事選と市長選で、それぞれ2人を支援してきた連合大分や社民党だ。

 連合大分は議論を重ねても結論は出ず、傘下労組ごとの対応となり、分裂を余儀なくされた。

 社民党県連もこれまでのところ結論は出ていない。ただ、元首相の村山富市氏は個人的に広瀬氏支援を明言している。かつて社会党王国と呼ばれた大分だけに、社民支持層の動向も注目される。

 知事選には2人のほかに、共産の党県常任委員、山下魁氏(38)と造園技能士の箕迫(みいさこ)高明氏(65)も出馬を表明している。

                  ◇

【大分知事選立候補予定者】

広瀬勝貞 72 知事     無現

釘宮磐  67 前大分市長  無新

山下魁  38 党県常任委員 共新

箕迫高明 65 造園技能士  無新

 

【大分市長選立候補予定者】

佐藤樹一郎 57元中小企業庁次長 無新【自】

椋野美智子 58 元大分大教授  無新

4478チバQ:2015/03/06(金) 19:53:04
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150220ddlk40010358000c.html
戦いの構図:2015県議選/1 /福岡
毎日新聞 2015年02月20日 地方版

 統一地方選第1ラウンドの県議選(4月3日告示、12日投開票)が迫ってきた。定数は前回と同じ「86」だが、選挙区数は八女市と八女郡が合区され、1減の「45」。今後の県政の勢力図に大きな影響を与える各政党の議席獲得状況などが注目されており、全選挙区の立候補予定者の顔ぶれを紹介する。

 ◇4現職に挑む共産
 ■東区(定数4)

今林久 66 自現(5)

長裕海 61 自現(4)

佐々木徹 57 民現(3)

大塚勝利 49 公現(2)

立川由美 44 共新

 過去2回は自民2、民主1、公明1で議席を分けており、共産新人が現職の壁に挑む。

 今林氏は議長や自民県連幹事長を歴任。町内会や香椎高校同窓会の支援を受け、区北部の運動に重点を置く。長氏は九州大学の跡地利用の重要性を訴え、区南部などで支持を呼びかける。支持組織の引き締めも図る。

 前回、民主への逆風で得票数を大きく減らした佐々木氏は、連合系組織や各地域の支援者らへ支持を求める。

 大塚氏は飲酒運転撲滅や重症心身障害者対策の実績を訴える。支持母体の創価学会を中心に支持を固める。

 立川氏は脱原発や若者の雇用環境の改善を訴える。先の衆院選で躍進した党の勢いに乗ることを目指す。

 ◇3議席に現新4人
 ■博多区(定数3)

井上博行 50 自新

堤かなめ 54 民現(1)

高橋雅成 57 公現(3)

渡辺宏 36 共新

 現職2人と新人2人が3議席を争う。

 井上氏は県議だった兄の国政転身に伴い立候補。祖父や父も元県議で、長年培った後援会を軸に運動を展開。堤氏は連合系組織や社民の支援を受け、区南部の住宅街を中心に支持を訴える。浮動票の取り込みも狙う。

 高橋氏は支持母体の創価学会などの集会で支援の輪を広げる。防災や福祉分野の実績を訴える。渡辺氏は医療法人に勤務。現場の視点で社会保障や医療体制の充実などを訴え、議席獲得を目指す。

 ◇無党派層の動向注目
 ■中央区(定数3)

岳康宏 44 自新

原中誠志 56 民現(1)

大野善行 48 維新

大城節子 64 公現(3)

 3議席に対し現職2人と新人2人が表明。維新の参入に加え、共産も候補擁立を目指しており、無党派層の動向が注目される。

 岳氏は早朝のつじ立ちや座談会で支持を訴え、衆院議員秘書時代の人脈も生かして地域への浸透を図る。原中氏は朝立ちや県政報告会、県政ニュースの発行などを通じて1期4年の実績を訴える。

 大野氏は天神などの街頭演説で支持拡大を狙う。家族やボランティアの力も得て選挙に臨む。大城氏は支持母体を中心にした県政報告会を重視。こまめに地域を回って、支持を固める。

 ◇民主“分裂”で乱戦か
 ■南区(定数4)

加地邦雄 64 自現(4)

樋口明 44 自現(3)

大田京子 36 民新

浜崎達也 59 公現(4)

新村雅彦 62 無現(4)

 前回は無投票だったが、今回は民主が“分裂”して新人を立て、現職4人に挑む。さらに共産も擁立を検討しており乱戦か。

 加地氏は校区単位で月1回行う県政報告会や地域行事に参加し、支持を固める。企業や団体の支援も受ける。樋口氏は企業・団体、支援者へのあいさつ回りを重ねて、浸透を図る。駅前での朝立ちにも取り組む。

 大田氏はボランティアらの支援を受けて活動を展開。朝立ちやあいさつ回りで支持拡大を目指す。浜崎氏は支援団体へのあいさつ回りや、運動会など地域行事への参加を通じて支持を訴える。

 新村氏は週2回の朝立ちなど地道な活動で、支持を呼びかける。労組や中高、大学の同窓会の支援も受ける。

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 立候補予定者の名鑑は▽氏名▽年齢▽所属政党▽現元新▽当選回数−−の順。政党順は衆院議席数などによる。自=自民▽民=民主▽維=維新▽公=公明▽共=共産▽社=社民▽農=県農政連▽無=無所属

〔福岡都市圏版〕

4479チバQ:2015/03/06(金) 19:53:35
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150221ddlk40010331000c.html
戦いの構図:2015県議選/2 /福岡
毎日新聞 2015年02月21日 地方版

 ◇現職3人に新人挑む
 ■西区(定数3)

田中久也 81 自現(11)

野原隆士 57 自現(1)

仁戸田元氣 35 民現(1)

水野信一 53 維新

 定数1増となった前回は無投票だったが、今回は3人の現職に維新の新人が挑む激戦の構図となりそう。

 田中氏は農政連推薦を受け、後援会を中心に組織戦を展開。「豊富な議会経験」をアピールする。野原氏も農政連や医師会の推薦を受け、後援会を軸に運動を徹底。政策を記したチラシも配布する。

 仁戸田氏は連合福岡の推薦を受け、今宿地区後援会を中心に浸透を図る。「現場に足を運ぶ」姿勢を訴える。水野氏は昨年暮れの事務所開き以降、チラシ3万枚を各戸配布。「議員定数・報酬3割削減」を訴える。

 ◇屈指の激戦区、6人名乗り
 ■早良区(定数3)

大田満 48 自新

新開昌彦 57 公現(4)

山内恵美子 44 共新

古川忠 66 無現(5)

外井京子 57 無新

松永洋幸 42 無新

 三つの議席を6人が争う屈指の激戦区。転勤などで県外から移り住んだ「新住民」が多く、無党派層への浸透が鍵となりそう。

 前回は公認候補を立てなかった自民は新人の大田氏を擁立。県農政連の推薦も受け、あいさつ回りを重ねる。

 新開氏は、無投票だった初当選以外は3回連続で2万票以上を得票。福祉分野などでの実績をアピールする。

 衆院選で躍進した共産は山内氏を公認。子育て中の母親として、教育などを重点施策に掲げて選挙に臨む。

 古川氏は前回、県内最多の2万6912票を獲得。今回は自民の推薦も受け、更なる票の上積みを目指す。

 東区選出で市議を2期務めた外井氏は選挙区を“国替え”。民主推薦を得て、自治労などの支援も受ける。

 松永氏は事務所を商店街の中に構え、地域活性化を掲げて選挙に挑む。地域の活動に積極的に参加している。

 ◇現職2人、立候補予定
 ■城南区(定数2)

武藤英治 63 自現(8)

守谷正人 49 民現(2)

 自民、民主の現職が立候補を予定。無投票を阻止しようと、候補者擁立を目指す共産の動向が注目される。

 武藤氏は議会便りの発行やあいさつ回りなどを通じて支持を固める。支援者との座談会も開いていく。

 守谷氏は労組や企業・団体の集会に参加するほか、支援者へのあいさつ回りなどを通じて浸透を図る。

 ◇無投票の可能性も
 ■糸島市(定数2)

浦伊三夫 41 自新

川崎俊丸 64 民現(2)

 選挙区の名称が「前原市・糸島郡」から「糸島市」へ変わった。前回は2議席を3人で争ったが、今回は自民と民主以外に立候補の動きはなく、無投票の可能性もある。

 浦氏は市内15校区ごとに後援会が稼働。農政連、市商工会などの支援を受け「元気なまちづくり」を訴える。

 3期目を目指す川崎氏は、昨春から15校区ごとにミニ集会を開き、「県政改革」などを訴えている。

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 立候補予定者の名鑑は▽氏名▽年齢▽所属政党▽現元新▽当選回数−−の順。政党順は衆院議席数などによる。自=自民▽民=民主▽維=維新▽公=公明▽共=共産▽社=社民▽農=県農政連▽無=無所属

〔福岡都市圏版〕

4480チバQ:2015/03/06(金) 19:54:03
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150225ddlk40010312000c.html
戦いの構図:2015県議選/3 /福岡
毎日新聞 2015年02月25日 地方版

 ◇現元新6人で激戦必至
 ■小倉南区(定数3)

吉村悠 29 自現(1)

泉日出夫 47 民現(2)

二宮真盛 61 公現(4)

高瀬菜穂子 54 共元(2)

湊孝典 47 諸新

井田利浩 45 無新

 現職3人、元職1人、新人2人の計6人が立候補を予定しており、激戦が必至の情勢となっている。

 吉村氏は推薦団体を回るほか、地元のイベントなどで存在感をアピール。ミニ集会も本格化させている。泉氏は労組や企業、団体を回って支持を訴える。民主・社民系会派の市議との連携も固い。

 5選を目指す二宮氏は支持母体の創価学会の支援に加え、小規模の集会を重ねて浸透を図っている。8年ぶりの議席奪還を目指す高瀬氏は支援者との会合を開催するほか、事業所をこまめに回る。

 湊氏は佐藤正夫元衆院議員が設立した地域政党「みんなの改革福岡」から出馬し、浸透を図る。井田氏は自民の西田一市議と連携し、ミニ集会を徹底。准教授だった高専時代の教え子の支援も期待。

 ◇女性新人、現職に挑む
 ■門司区(定数2)

川端耕一 45 自現(1)

森下博司 65 公現(5)

一ノ瀬小夜子 65共新

畠山恵美 46 無新

 定数2に対し、現職2人と新人2人が議席を争う。

 川端氏は地元の企業・団体回りを本格化。元北九州市議の経歴を強調、地元2市議の支援も得て再選を狙う。6選を目指す森下氏は地元後援会を中心にあいさつ回り。校区ごとのミニ集会も積極的に展開する。

 昨秋に出馬表明した一ノ瀬氏は、JRの門司港駅や門司駅での街頭演説や支持団体の集会を重ねる。畠山氏は民主や社民、ふくおか市民政治ネットワークの推薦を得て、支持拡大を狙う。

 ◇共産、議席奪還狙う
 ■小倉北区(定数3)

中村明彦 60 自現(8)

原田博史 48 民現(2)

壹岐和郎 58 公現(2)

中村訓八 55 共新

 現職3人に対し、議席奪還を狙う共産の新人が挑む。

 9選を目指す中村氏は、地元企業や支援団体などの支持を固めて、活発に運動を展開している。原田氏は後援会や労組のあいさつ回りを重ね、民主・社民系会派の市議などの支援も受ける。

 壹岐氏は支持母体の創価学会や地元の中小業を中心に支持を広げ、公明市議とも連携して動く。共産の中村氏は昨年末の衆院選で得票を増やした党の勢いに乗り、前々回失った議席の回復を目指す。

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 立候補予定者の名鑑は▽氏名▽年齢▽所属政党▽現元新▽当選回数−−の順。政党順は衆院議席数などによる。自=自民▽民=民主▽維=維新▽公=公明▽共=共産▽社=社民▽諸=諸派▽無=無所属

〔福岡都市圏版〕

4481チバQ:2015/03/06(金) 19:54:29
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150226ddlk40010309000c.html
戦いの構図:2015県議選/4 /福岡
毎日新聞 2015年02月26日 地方版

 ◇3回連続3氏の争いか
 ■若松区(定数2)

中尾正幸 50 自現(3)

野村陽一 47 民現(2)

山口律子 65 共元(1)

 3回連続で同じ3氏が定数2を争う様相だ。前回はトップと3位の差が1294票しかなく、今回も接戦が予想される。

 中尾氏は1月の市議補選で支援した自民候補が落選。危機感を原動力に地元企業や支持者回りを徹底する。

 野村氏は、連合系組織の支援を受ける。妻が北九州市議のため「県、市の連携で地元に貢献」とも訴える。

 山口氏は、自身の支持者回りに加え、後援者が各地でミニ街頭演説も展開。8年ぶりの議席奪還を目指す。

 ◇自民と共産、擁立を模索
 ■戸畑区(定数1)

冨田徳二 59 民現(5)

 現時点で現職1人しか立候補の動きを見せていない。

 6選を目指す冨田氏は、出身の新日鉄住金八幡労組を中心に労組や支持者回りを徹底し、票固めを図る。自民、共産が候補擁立を模索している。

 ◇6人表明で激戦へ
 ■八幡西区(定数4)

縣善彦 62 自現(4)

松尾統章 42 自現(4)

岩元一儀 55 民現(3)

松下正治 45 公現(1)

伊藤淳一 63 共新

卯野泰生 51 無新

 4議席を6人で争う激しい選挙戦になりそう。共産が4年ぶりに議席を奪還できるかなどに注目が集まる。

 縣氏は、日常活動で増やしてきた個人後援者が中心の戦い。10〜20人規模の小集会を数多く開いていく。議長を経験した松尾氏は電話や企業回りなどを本格化。小集会も重ねて支持拡大を目指す。

 労組の支持を受ける岩元氏は地域活動に積極参加。副議長として県政だけでなく九州全体の振興も訴える。

 松下氏は今月末から支援団体や支持者による小集会を本格的に開始。4年間の実績を訴え、再選を目指す。

 党公認予定者の国政転出を受けて擁立された伊藤氏は、長年地域のまちづくりに参加した人脈で浸透を図る。卯野氏は水巻町議選立候補経験がある。今月中旬に無所属で立候補を表明、知人中心に草の根選挙を始める。

 ◇表明は現職のみ
 ■八幡東区(定数1)

津田公治 59 自現(1)

 立候補を表明したのは今のところ、現職の津田氏だけで、無投票の可能性もある。

 津田氏と妻、秘書らは300社以上の企業をあいさつ回り。高齢者福祉や教育の充実を訴え、支持の拡大を目指している。

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 立候補予定者の名鑑は▽氏名▽年齢▽所属政党▽現元新▽当選回数−−の順。政党順は衆院議席数などによる。自=自民▽民=民主▽維=維新▽公=公明▽共=共産▽社=社民▽農=県農政連▽無=無所属

〔福岡都市圏版〕

4482チバQ:2015/03/06(金) 19:55:00
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150227ddlk40010374000c.html
戦いの構図:2015県議選/5 /福岡
毎日新聞 2015年02月27日 地方版

 ◇合区に現新4人
 ■八女市・八女郡(定数2)

桐明和久 56 自現(1)

野田稔子 56 民新

近藤雅幸 42 無新

竹下英治 56 無新

 八女市区と八女郡区が一つの選挙区に統合されて初の選挙。定数2を現職、新人の計4人が争う構えだ。

 再選を目指す桐明氏は農政連や公明党筑後総支部の推薦を得た。各地で集会を開き、地盤固めを進める。民主新人の野田氏は、前八女市長で参院議員の夫と共に集会などを開き、支持を訴えている。

 農政連の推薦を受けた新人の近藤氏は市民派をアピールし、無党派層などの取り込みを目指す。無所属新人で元自衛官の竹下氏は地元の広川町を中心に、草の根選挙で支持拡大を図る。

 ◇7人名乗り、情勢混沌
 ■久留米市(定数5)

原口剣生 60 自現(4)

十中大雅 61 自現(2)

中村誠治 58 民現(1)

内野雅晴 38 民新

田中正勝 63 公現(5)

江口善明 40 無元(1)

後藤敬介 52 無新

 定数5に7人が名乗りを上げ、立候補予定者数は現時点で県内最多。共産も新人擁立を模索しており、さらに混沌(こんとん)としそうだ。

 党県議団会長代行として存在感を増す原口氏は農政連のほか企業・団体から推薦も受け、態勢を整える。十中氏は農政連の推薦を得て農業票を固める。市議、県議28年の実績なども強調する。

 中村氏は連合福岡の推薦を受けて再選を狙う。あいさつ回りを重ね、4年間の実績を訴える。2012年衆院選で維新から出馬した内野氏は民主にくら替え。連合の推薦も得て、支持拡大を図る。

 田中氏は支持母体の創価学会の支援に加え、小学校教諭時代の人脈を生かして6選を目指す。前回初当選したが、衆院選出馬のために辞職した元職の江口氏は返り咲きを狙い、街頭演説などを重ねる。久留米市議の後藤氏は地元・旧城島町を中心に後援会組織を固める。

 ◇無投票の可能性
 ■小郡市・三井郡(定数1)

井上忠敏 68 自現(4)

 今のところ、現職以外に立候補の動きはなく、無投票の可能性が高くなっている。

 井上氏は、農政連や各種団体から推薦を得たほか、ミニ集会などを重ねて地盤を固めている。

 ◇新人以外に動きはなく
 ■うきは市(定数1)

小河誠嗣 61 農新

 県農政連の新人以外に現時点で立候補の動きはなく、無投票となる可能性が高い。

 小河氏は元市職員で、農政連の現職の後継として出馬する。医師会や商工会などに支持を広げている。自民の推薦も得ている。

==============

 立候補予定者の名鑑は▽氏名▽年齢▽所属政党▽現元新▽当選回数−−の順。政党順は衆院議席数などによる。自=自民▽民=民主▽維=維新▽公=公明▽共=共産▽社=社民▽農=県農政連▽無=無所属

〔福岡都市圏版〕

4483チバQ:2015/03/06(金) 19:55:45
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150228ddlk40010305000c.html
戦いの構図:2015県議選/6 /福岡
毎日新聞 2015年02月28日 地方版

 ◇支持広げる現職
 ■柳川市(定数1)

椛島徳博 58 無現(1)

 再選を目指す現職以外に立候補の動きがなく、無投票の可能性が高まっている。

 椛島氏は前回支援を受けなかった農政連や漁業、商工連盟など各種団体から推薦を取り付け、支持を広げる。

 ◇現職8選目指す
 ■筑後市(定数1)

蔵内勇夫 61 自現(7)

 8選を目指す現職のほかに立候補の動きはなく、無投票になる可能性が高い。

 蔵内氏は農政連や八女筑後医師会など約70団体から推薦を受け、着実に支持基盤を固めている。

 ◇2回連続無投票か
 ■みやま市(定数1)

板橋聡 47 自現(1)

 現時点で現職以外に立候補の動きがみられず、2回連続で無投票で議席を得る可能性がある。

 板橋氏は中学、高校の同級生らを中心とした後援会を軸に運動を展開。団体や企業からも推薦を受ける。

 ◇無投票の公算大
 ■大川市・三潴郡(定数1)

秋田章二 64 自現(2)

 現職の他に動きは見られず、無投票の公算が大きい。

 秋田氏は農政連も推薦。今後支持者らへのあいさつ回りなどを本格化させ、支持を固めていく。

 ◇保守分裂で激戦の様相
 ■大牟田市(定数2)

田中秀子 53 自現(5)

中西倫仁 54 共新

大橋克己 47 無現(1)

桑原誠 43 無新

 現職2人と新人2人が2議席を争う激戦の様相。保守分裂が不可避な情勢だ。

 田中氏は「県とのパイプ役は私しかいない」と強調。地元企業など支援団体を引き締め、足場を固める。中西氏は3度目の挑戦。市議と共に昨秋から各地でミニ集会を開いて、支持を訴える。

 大橋氏は民主、社民、連合の推薦を受け、支持労組へあいさつ回り。中高の同窓生らの支援も受ける。桑原氏は元自民県議の後押しで出馬を決意。衆院議員秘書時代の人脈を生かし浸透を図る。

==============

 立候補予定者の名鑑は▽氏名▽年齢▽所属政党▽現元新▽当選回数−−の順。政党順は衆院議席数などによる。自=自民▽民=民主▽維=維新▽公=公明▽共=共産▽社=社民▽農=県農政連▽無=無所属

〔福岡都市圏版〕

4484チバQ:2015/03/06(金) 19:57:05
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150303ddlk40010440000c.html
戦いの構図:2015県議選/7 /福岡
毎日新聞 2015年03月03日 地方版

 ◇現新5人、激戦へ
 ■遠賀郡(定数2)

松本国寛 58 自現(4)

今井保利 64 民新

林高史 38 維新

安部弘彦 56 無新

入江東樹 72 無新

 定数2に対し、現職と新人の計5人が立候補を予定。支持者の奪い合いが激しさを増しそうだ。

 松本氏は遠賀町で地区単位の後援会組織があり、他3町にも運動拠点がある。農漁業者への浸透も図る。芦屋町議の今井氏は2月に民主公認を得た。個人後援会と労組の2本立てで支持を固める。

 林氏は支援者らがいる水巻町に後援会事務所を構え、支持を訴える。党所属の北九州市議の応援も受ける。安部氏は岡垣町で後援会の整備を進める。同町議時代の人脈を使って他町への浸透も狙う。

 入江氏は市民団体や教員在職中の知人が支援の中心。岡垣町で後援会も設立し、運動の幅を広げる。

 ◇現職が3選狙う
 ■京都郡(定数1)

畑中茂広 62 無現(2)

 3選を狙う元豊津町長の畑中氏以外に立候補の動きがない。

 民主と社民から推薦を受ける畑中氏は県政報告会や街頭演説で実績を訴え、支持固めを図っている。

 ◇再び保守分裂の様相
 ■行橋市(定数1)

堀大助 35 無現(1)

小堤千寿 32 無新

 1年前の補選と同じ2人が立候補予定で、補選同様に保守分裂の様相となっている。

 再選を目指す堀氏は自民と農政連、自治労の推薦を得た。あいさつ回りを重ね、浸透を狙う。前回僅差で敗れた小堤氏は自民党11区支部推薦を受け、企業や団体、支持者回りに余念がない。

 ◇12年ぶりの選挙戦に
 ■中間市(定数1)

貞末利光 59 自現(5)

片岡誠二 48 無新

 2回連続で無投票だったが、新人が名乗りを上げ、12年ぶりの選挙戦となりそう。

 貞末氏は200団体から推薦を得た。麻生太郎財務相や小川洋知事とのパイプも強調し、支持を固める。前中間市議長の片岡氏は昨年から街頭演説を展開し、高齢者や子育て世代などへの働きかけを強める。

 ◇現職以外動きなし
 ■豊前市・築上郡(定数1)

西元健 35 自現(1)

 現時点で西元氏しか立候補の動きを見せておらず、無投票の可能性が高い。

 一昨年の補選は保守分裂となったが、一転、無風に。西元氏は公明県本部、農政連の推薦も得て支持を広げている。

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 立候補予定者の名鑑は▽氏名▽年齢▽所属政党▽現元新▽当選回数−−の順。政党順は衆院議席数などによる。自=自民▽民=民主▽維=維新▽公=公明▽共=共産▽社=社民▽農=県農政連▽無=無所属

〔福岡都市圏版〕

4485チバQ:2015/03/06(金) 19:59:07
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150304ddlk40010282000c.html
戦いの構図:2015県議選/8 /福岡
毎日新聞 2015年03月04日 地方版

 ◇保革入り乱れた混戦
 ■田川郡(定数2)

大島道人62 自現(1)

藤中寛之40 社新

神崎聡52 無現(1)

有田浩二55 無新

 自民と保守系無所属の現職2人に、社民と保守系無所属の2人が加わり、保革入り乱れた混戦になりそう。

 大島氏は自民公認を前面に打ち出し、保守層の支持固めに力を入れる。農政連からも推薦を受ける。昨年12月の衆院選福岡11区に出馬した藤中氏は保守分裂を好機と捉え、前回失った社民の議席奪還を狙う。神崎氏は麻生グループの元関連企業社長。農政連や自民の推薦に加え、民主支持層への食い込みも図る。元川崎町議の有田氏は11区を地盤とする武田良太衆院議員らの支援を受ける。自民の地域支部の推薦も受ける。

 ◇2議席に現新4人
 ■飯塚市・嘉穂郡(定数2)

江藤秀之54 自現(3)

吉村敏男66 民現(4)

小幡俊之57 無新

高橋義彦31 無新

 2議席を、2人の現職と、共に父が元県議の2新人が争う。

 旧飯塚市選挙区時代から3回連続トップ当選の江藤氏は地域ごとのミニ集会と企業の朝礼回りを重ねる。吉村氏は年明けから支持者回りを本格化し、自治労など労組や後援会の引き締めを図る。

 飯塚市議を辞して昨春、市長選に挑んだ小幡氏は市民団体などの支持を基盤に浸透を狙う。選挙初挑戦の高橋氏は、同窓生らの協力を得て草の根運動を展開し、支援の輪の拡大を目指す。

 ◇新人同士の対決へ
 ■田川市(定数1)

浦田大治40 自新

佐々木允33 無新

 3期務めた自民現職が引退し、自民と無所属の新人同士の対決になる見通し。

 浦田氏は引退する父憲一氏の次男。武田良太衆院議員らの秘書を務め、自民支持層を中心に支持拡大を図る。田川市議を1月末に2期途中で辞めた佐々木氏は民主、社民の推薦を受ける。保守層への浸透も狙う。

 ◇前回と同じ顔ぶれ
 ■嘉麻市(定数1)

吉原太郎80 自現(7)

井上誠二56 無新

 現職に前回敗れた新人が挑む。4年前と同じ顔ぶれの一騎打ちになりそうだ。

 吉原氏は7期の実績をアピール。医師政治連盟など多数の団体・企業の推薦を得て支持固めを図る。井上氏の父は合併前の元稲築町長。世代交代などを訴えて、同町域を中心に支持拡大を狙う。

 ◇保守分裂で激戦へ
 ■宮若市・鞍手郡(定数1)

塩川秀敏66 自現(2)

春田章匡59 無新
 自民党公認の塩川氏と、同党の宮若・鞍手郡支部推薦の春田氏が立候補を予定。保守分裂の激しい戦いとなりそうだ。

 塩川氏は年3回の県政報告書を2期8年間、各戸に配布。事務所開き後に活動を本格化し、朝立ちを続ける。麻生太郎財務相の秘書だった春田氏は選挙区の4地区に後援会を組織。各種団体を回って知名度向上を図る。

 ◇現職、再選目指す
 ■直方市(定数1)

香原勝司47 自現(1)

 三つどもえの激戦だった前回から一変し、再選を目指す現職以外に動きがない。

 香原氏は県政報告会を重ね、任期中に市内小学校区を3巡。2月に事務所を開き、農政連推薦も初めて得た。

==============

 立候補予定者の名鑑は▽氏名▽年齢▽所属政党▽現元新▽当選回数−−の順。政党順は衆院議席数などによる。自=自民▽民=民主▽維=維新▽公=公明▽共=共産▽社=社民▽農=県農政連▽無=無所属

〔福岡都市圏版〕

4486チバQ:2015/03/06(金) 20:00:31
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150305ddlk40010352000c.html
戦いの構図:2015県議選/9 /福岡
毎日新聞 2015年03月05日 地方版

 ◇自民2人に維新挑む
 ■春日市(定数2)

中牟田伸二 57 自現(1)

松尾嘉三 46 自現(1)

中村孝三 65 維新

 前回の初当選後に自民入りした現職2人に、5回目の立候補となる新人が挑む構図となりそう。

 中牟田氏は公明、農政連などの推薦を受けた。駅前での訴えや公民館での座談会を続け、後援会員獲得に注力。松尾氏は「素通りの街にしないよう道路改良を」と交通問題を訴え、支持者回りを重ねる。中村氏は故楢崎弥之助氏の秘書で、市議を3期務めた。過去の県議選には民主やみんなから出馬。反自民票の結集を目指す。

 ◇現職2人が支持固める
 ■筑紫野市(定数2)

平井一三 60 自現(1)

原竹岩海 61 民現(3)

 自民、民主の現職が立候補を表明。今のところ他に立候補の動きはなく、無投票の可能性もある。

 平井氏は農政連、公明、市商工政治連盟など約80団体から推薦を得た。県政報告会などを重ね支持を固める。原竹氏は市議3期と県議3期の実績を訴え、支持層を固める。市へ転入してきた「新住民」への浸透も狙う。

 ◇2新人、市を分ける戦い
 ■太宰府市(定数1)

柳原荘一郎 43 自新

渡辺美穂 52 無新

 自民現職が引退し、自民新人と民主、社民推薦の無所属新人の一騎打ちになる見通し。市を二分する戦いは、統一地方選第2ラウンドの市長選、市議選の前哨戦となっている。

 柳原氏は建設会社社長で政治経験はないが、市長らの要請を受けて「保守系議席を守る」と出馬。市議3期連続トップ当選の渡辺氏は「即戦力」を前面に。「県政にもっと女性の視点を」とも強調。

 ◇自民と民主、分け合うか
 ■大野城市(定数2)

井上順吾 63 自現(3)

井上博隆 37 民現(1)

 現職の自民、民主が立候補を予定。前回は直前に女性が立候補して選挙戦になったが、今回は他に動きはなく、自民と民主で議席を分け合う可能性が高くなってきている。

 井上順吾氏は昨年6月から市内全域でミニ集会を開催。スポーツ団体などの支持者固めも進める。井上博隆氏は無所属2回を含め5回目の立候補。後援会に加え、連合の推薦を得て上積みを図る。

 ◇現職が引退、長男後継へ
 ■筑紫郡(定数1)

渡辺勝将 37 自新

 4期務めた現職が引退し、長男が後継として出馬を表明。他に動きはなく、無投票の可能性が高い。

 渡辺氏は後援会を引き継ぎ、企業、団体を回る。公民館ごとにミニ集会を開き、知名度アップに努めている。

 ◇2現職が準備
 ■朝倉市・朝倉郡(定数2)

栗原渉 49 自現(2)

林裕二 64 農現(6)

 自民と農政連の現職2人以外に立候補の動きは見られない。

 栗原氏は後援会中心の選挙戦で支持者固めを図る。「福祉やインフラ整備を進める」と訴える。林氏は会員約1万5000人のJAの支援を受ける。地域の行事にも小まめに顔を出し支持を固める。

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 立候補予定者の名鑑は▽氏名▽年齢▽所属政党▽現元新▽当選回数−−の順。政党順は衆院議席数などによる。自=自民▽民=民主▽維=維新▽公=公明▽共=共産▽社=社民▽農=県農政連▽無=無所属

〔福岡都市圏版〕

4487チバQ:2015/03/06(金) 20:01:07
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150306ddlk40010304000c.html
戦いの構図:2015県議選/10止 /福岡
毎日新聞 2015年03月06日 地方版

 ◇自民に市長選のしこり
 ■古賀市(定数1)

田辺一城 34 民現(1)

 立候補の表明は民主現職のみ。前回、議席を失った自民は候補擁立を模索している。

 田辺氏は地道な活動を徹底。行政区単位の集会は80回を超え、商工会などの支持を得て保守層への食い込みを図る。自民は昨秋の市長選で党支部内が3分裂したしこりが、候補の人選作業にも影響している。

 ◇現職以外、動きなく
 ■宗像市(定数2)

伊豆美沙子 56 自現(1)

吉武邦彦 59 無現(1)

 前回は新人4人が2議席を争ったが、今のところは現職2人の他に目立った立候補の動きはない。

 伊豆氏は地元企業や団体の支持を取り付けた。地域の集会にもこまめに顔を出し、地盤を固める。旧玄海町を拠点とする吉武氏は保守層に加えて連合の支援も受け、新たな支持層を掘り起こす。

 ◇現新4人、共産も擁立か
 ■粕屋郡(定数3)

吉松源昭 46 自現(3)

西尾耕治 54 公新

世利昌規 61 農新

小池邦弘 54 無現(2)

 現職2人と新人2人が立候補を表明。共産も擁立を検討しており、無投票だった前回から一転して激戦となりそうだ。

 吉松氏は企業や団体回りを徹底して顔を売り込む。3期の実績を強調し、支持拡大を目指している。西尾氏は古賀市議から転身。支持母体などへのあいさつ回りや街頭活動で知名度アップを図る。

 世利氏は企業、団体回りをして支持の拡大を図る。地域もこまめに歩き、無党派層への浸透も狙う。前回民主から出馬した小池氏は無所属で立候補。民主を軸にした野党の支援で浸透を目指す。

 ◇無投票の可能性も
 ■福津市(定数1)

阿部弘樹 53 自現(2)

 現時点で出馬表明したのは3選を目指す現職だけで、無投票になる可能性がある。

 阿部氏は50を超える団体から推薦を取り付け、県政報告会などの集会をこまめに開催。景気対策などを訴え、支持を呼びかける。=おわり

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 立候補予定者の名鑑は▽氏名▽年齢▽所属政党▽現元新▽当選回数−−の順。政党順は衆院議席数などによる。自=自民▽民=民主▽維=維新▽公=公明▽共=共産▽社=社民▽農=県農政連▽無=無所属

〔福岡都市圏版〕

4488チバQ:2015/03/07(土) 00:51:52
http://www.asahi.com/articles/ASH2P56V9H2PTIPE00N.html
自民県連もめすぎて警察ざたに 福岡、執行部方針に不満
野口陽2015年2月23日16時09分
 自民党県連の議員、党員らが集まり活動方針などについて協議する年次大会が21日、福岡市内で開かれた。県議選の立候補予定者の推薦の決め方をめぐり、県連執行部への不満が一部から噴出。会場内でもみ合いが起き、警察が駆けつける騒ぎになった。けが人は出ていない。

 大会の中で、衆院福岡11区(行橋市、田川郡など)の幹部を務める永原譲二・大任町長が発言し、同区支部が推薦を決めた人物と、県連が推薦した人物が違うことについて、執行部に経緯の説明を要求。県連会長の松山政司参院議員らが説明したが、場内から抗議の声が上がった。議長団が議論の収束をはかろうとすると、議長や松山会長の席付近に一部の参加者が押し寄せ、服をつかんだり机をたたいたりのもみ合いとなった。執行部側が110番通報をし、警察官が駆けつけた。

 同支部長の武田良太衆院議員は欠席。執行部側が、同支部幹部との話し合いの場を設けることを提案し、場をおさめた。松山会長は大会後、報道陣に「決定(方法)に瑕疵(かし)があるとは思わない。方針は今後も変わらない」と話した。(野口陽)

4489チバQ:2015/03/07(土) 00:52:40
http://news.livedoor.com/article/detail/9817503/
「お前なんか辞めちまえ!」「もう人間じゃない!お前なんか!!」自民福岡県連で乱闘騒ぎ

2015年2月24日 7時0分 withnews
自民県連大会で議長席周辺に詰め寄る参加者たち=2015年2月21日
写真拡大
 「お前なんか辞めちまえー!」「もう人間じゃない!お前なんか!!」――。21日、福岡市内で開かれた自民党県連の年次大会で、こんな怒号が飛び交い乱闘寸前になり、警官が駆けつける騒ぎがありました。県議選についての議論がエキサイトし、参加者が服をつかんだり机をたたいたりする混乱が続きました。

【動画】弾幕のように途切れず飛び交う怒号

「誰のために選挙やっとるんかー!」
 執行部側とみられる人物らが、
「はいはいはい、暴力はいかんですよ暴力はー!」
「民主主義ですよー!いかんですよ暴力は!」
「民主主義だよー、自民党は!」
…と訴えて冷静になるよう促しますが、聞き入れる様子がない参加者が壇上に集まります。

 会場内には、
「お前なんか辞めちまえー!」
「もう人間じゃない!お前なんか!!」
「誰のために選挙やっとるんかー!」
…といった怒号が飛び交い、もみ合いが続きました。
県議選について不満爆発?
 騒動は、県議選の立候補予定者をめぐり、県連執行部が衆院福岡11区(行橋市、田川郡など)の支部とは違う人物を推薦したことから起きました。同区の幹部を務める永原譲二・大任町長が執行部に説明を求めたことで、騒動が始まりました。
 県連会長の松山政司参院議員らが説明しましたが、松山氏ら執行部の席付近に、抗議する参加者が押し寄せました。
 執行部側が110番通報をし、警察官が駆けつけました。けが人は出ていないとのことです。

4490チバQ:2015/03/07(土) 01:05:42
2011年福岡県議選結果etc

東区(定数:4)
当 今林久_25419党県幹事長自民63現
当 大塚勝利21352〈元〉衆院議員秘書公明45現
当 佐々木徹17065〈元〉衆院議員秘書民主53現
当 長裕海_16619〈元〉衆院議員秘書自民57現
落 外井京子10762〈元〉市議ふネ53新      15年は早良区から出馬
落 橋本英一7743党地区委員長共産63新

博多区(定数:3)
当 井上貴博22786不動産会社会長自民49現    12年衆院選1区当選 (麻生派) →弟の井上博行が出馬
当 高橋雅成15834〈元〉公明新聞記者公明53現
当 堤かなめ11484〈元〉大学教授民主50新    10年参院選落選 民主『2人目』
落 岩本壮一郎7091投資顧問代表みん30新    13年参院選比例維新落選
落 川崎智浩3569〈元〉IT会社員無所46新

中央区(定数:3)
当 鬼木誠21752〈元〉西日本銀行員自民38現    12年衆院選2区当選 (石原派=山崎拓)
当 大城節子12319党県副代表公明60現
当 原中誠志9610〈元〉自治労職員民主52新
落 池田素子9141イベント社役員みん39新

南区(定数:4)
当 樋口明―〈元〉衆院議員秘書自民40現
当 浜崎達也―〈元〉参院議員秘書公明55現
当 加地邦雄―〈元〉JC副理事長自民60現
当 新村雅彦―〈元〉中学教諭民主58現     15年民主公認外れる>>3795

西区(定数:3)  11年から定数1増
無投票
当 田中久也―印刷会社会長自民77現
当 仁戸田元気―〈元〉衆院議員秘書民主31新
当 野原隆士―〈元〉県職員無所54新 農政連と自民の推薦 会派自民 15年は自民公認

早良区(定数:3)
当 古川忠26912教育NPO理事無所62現     会派1人会派「真政会」
当 新開昌彦20673党県教育局長公明53現
当 宮浦寛15764〈元〉市職員民主45現     引退?>>3737では博多区への国替えも
落 松永洋幸9334保険会社員無所38新     

城南区(定数:2)
当 武藤英治21242〈元〉建設会社役員自民59現
当 守谷正人12023〈元〉衆院議員秘書民主45現 
落 堀宏行_9186〈元〉衆院議員秘書みん41元  07年落選 緑友会・新風所属

前原市・糸島郡(定数:2)           選挙区の名称が「前原市・糸島郡」から「糸島市」へ
当 月形祐二21569〈元〉衆院議員秘書自民52現   市長転出>>3592
当 川﨑俊丸 8052〈元〉県職員民主60現
落 岡村一伸4741環境NPO理事無所56新

4491チバQ:2015/03/07(土) 01:05:55
小倉南区(定数:3)
当 二宮真盛18551〈元〉保険代理業公明58現
当 吉村悠_15615環境NPO会員自民25新
当 泉日出夫13227〈元〉経営指導所長民主43現
落 高瀬菜穂子12784〈元〉中学教諭共産50元

門司区(定数:2)
当 森下博司14450党県幹事長公明61現
当 川端耕一10798ビル管理会社員自民41新
落 井上敏和8977介護福祉士無所37現 民主、社民が推薦
落 楪一早雄3260〈元〉機器販売社員みん42新

小倉北区(定数:3)
当 中村明彦14495〈元〉党県幹事長自民56現
当 壱岐和郎13448〈元〉銀行支店長公明54現
当 原田博史8177〈元〉西鉄社員民主44現
落 佐藤栄作7723〈元〉県議秘書みん28新
落 永田浩一6308党地区副委員長共産45新

若松区(定数:2)
当 中尾正幸8645党県政調副会長自民46現
当 野村陽一8078〈元〉衆院議員秘書民主43現
落 山口律子7351党地区副委員長共産62元

戸畑区(定数:1)
当 冨田徳二10672〈元〉新日鉄社員民主55現
落 藤井広子5196病院職員共産26新

八幡西区(定数:4) 2011年から定数4→3に
当 松尾統章19131〈元〉建設会社役員自民38現
当 松下正治18558〈元〉市職員公明41新
当 岩元一儀15044〈元〉衆院議員秘書民主51現
当 縣善彦_12939〈元〉衆院議員秘書自民58現
落 真島省三11107党地区副委員長共産48現

八幡東区(定数:1) 2011年から定数2→1に
当 津田公治9813塗装会社長自民55新
落 諏訪下勝造8487〈元〉塗装会社長民主55現
落 平原潤4119〈元〉医療法人職員みん42新

4492チバQ:2015/03/07(土) 01:06:08
八女市(定数:1)               八女市と八女郡で合区定数2に
当 桐明和久10037建設会社長自民52新
落 近藤雅幸7639〈元〉市議無所38新   15年再挑戦 近藤雅幸氏が「(次回は)農政連から出るのでよろしく」と挨拶まわりしているという。前回、自治労推薦、事実上の民主党推薦>>3737

八女郡(定数:1)
無投票
当 重野正敏―県森林連会長農政70現    →引退  会派:緑友会 

久留米市(定数:5)
当 原口剣生26495〈元〉市議自民56現
当 田中正勝22917〈元〉小学教諭公明59現
当 中村誠治15676〈元〉参院議員秘書民主55新
当 江口善明15476〈元〉市議無所37新    砂山惣吉の地盤を継いだ 12年衆院選に保守系無所属出馬落選
             http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1252036284/6615
当 十中大雅14511〈元〉市議長自民57現
落 清田信治10635〈元〉小学教諭無所54現  民主系

小郡市・三井郡(定数:1)
無投票
当 井上忠敏―〈元〉運輸相秘書官自民64現

うきは市(定数:1)
無投票
当 出利葉史郎―〈元〉農協組合長農政73現    会派:緑友会 

柳川市(定数:1)
当 椛島徳博18445〈元〉衆院議員秘書無所54新   民主の野田国義衆院議員の元秘書→会派緑友会(農政連系)
落 江口吉男13354〈元〉旧市議自民61現

筑後市(定数:1)
無投票
当 蔵内勇夫―県獣医師会長自民57現

みやま市(定数:1)
無投票
当 板橋聡―〈元〉伊藤忠社員自民43新

大川市・三潴郡(定数:1)
無投票
当 秋田章二―医師自民60現

4493チバQ:2015/03/07(土) 01:07:23

大牟田市(定数:2)
当 大橋克己14801〈元〉市議無所43新   09年に死去した石橋保則氏の後継、社民、民主、連合福岡の推薦 民主会派
当 田中秀子13812県議長自民49現
落 高岡新_12597〈元〉衆院議員秘書自民70現
落 中西倫仁5059党地区役員共産50新

遠賀郡(定数:2)
当 松本国寛17384〈元〉衆院議員秘書自民54現
当 助信良平8905党県代表代行民主57現     引退?>>2748借金問題
落 三角善彦8586〈元〉岡垣町議無所39新

京都郡(定数:1)
無投票
当 畑中茂広―〈元〉豊津町長無所58現     民主と社民から推薦 民主会派

行橋市(定数:1)  2015年>>4469自民推薦で揉める
当 田中純_14332貿易会社役員無所64新    行橋市長選出馬当選>>3633>>3637あたり
落 岡田博利11835損害保険代理業無所63現   行橋市長選出馬落選

  ★補選
当 9,339 堀大助 34 無新     12年衆院選で11区から立候補(維新)緑友会(農政連)の公認候補 県連推薦 民主党(福岡11区総支部)、自治労、労組
  8,187 小堤千寿 31 無新    武田良太衆院議員の秘書  行橋市支部 公明党

中間市(定数:1)
無投票
当 貞末利光―〈元〉県議長自民55現

築上郡・豊前市(定数:1)
無投票
当 後藤元秀―酒造会社代表自民60現    豊前市長選無投票当選

  ★補選
当 17,244 西元健  33 自新   武田良太衆院議員の私設秘書 公明党豊前支部の推薦  1人会派「豊築クラブ」
   9,479 中村勇希 51 無新   山本幸三衆院議員の元私設秘書 自民党豊前築上支部は「地元の意思決定を経ていない」と反発。これを受ける形で同党県連は中村氏を推薦


田川郡(定数:2)  2015年>>4469自民推薦で揉める
当 大島道人14814〈元〉金田町長自民58新
当 神崎聡_13519〈元〉情報会社長無所48新  会派:緑友会 自民推薦 麻生グループの元関連企業社長
落 冨原茂昭10459〈元〉川崎町課長社民67現

4494チバQ:2015/03/07(土) 01:07:35

飯塚市・嘉穂郡(定数:2)
当 江藤秀之25922〈元〉建設会社専務自民50現
当 吉村敏男18523党県幹事長民主62現
落 税田康文4690介護福祉会社長無所70新

田川市(定数:1)
当 浦田憲一11182〈元〉市議自民68現   →引退 二男の浦田大治が出馬 武田良太衆院議員らの秘書
落 古賀靖典10753〈元〉県職員無所46新   民主、社民推薦

嘉麻市(定数:1)
当 吉原太郎11531医院長自民76現
落 井上誠二5684不動産会社長無所52新   井上氏の父は合併前の元稲築町長

宮若市・鞍手郡(定数:1)
当 塩川秀敏14654〈元〉高校教諭自民62現
落 豊福明子7030〈元〉小学校教諭無所50新 民主の推薦を受け、福教組や自治労など

直方市(定数:1)
当 香原勝司12397〈元〉市議自民43新
落 野下昭宣10104〈元〉自治区連理事無所70現
落 高木直行2681〈元〉衆院議員秘書無所55新

春日市(定数:2)
当 松尾嘉三10293不動産会社長無所42新    自民入り
当 中牟田伸二7528〈元〉化学商社員無所53新    自民入り
落 中村孝三6625〈元〉市議みん61新      15年は維新から出馬
落 岸本善成5646〈元〉衆院議員秘書民主36現
落 平山喜基4791〈元〉松下政経塾生無所36新

筑紫野市(定数:2)
当 平井一三14358ビル管理会社長自民57新
当 原竹岩海11169〈元〉市議民主57現
落 浜武振一5422〈元〉市議無所45新      12年衆院選未来から出馬落選

太宰府市(定数:1)
当 井本邦彦13444〈元〉市職員自民72現    引退
落 白石卓也9361〈元〉参院議員秘書無所49新  民主党参院議員の秘書だった

大野城市(定数:2)
当 井上順吾14173行政書士自民59現
当 井上博隆9848〈元〉市議民主33新
落 吉村裕美5462介護施設責任者無所38新

筑紫郡(定数:1)
無投票
当 渡辺英幸―建材会社長自民67現   引退→長男:渡辺勝将が出馬 

朝倉市・朝倉郡(定数:2)
当 栗原渉_15987〈元〉衆院議員秘書自民45現
当 林裕二_15152〈元〉保育園長農政60現    会派:緑友会 
落 多田有一郎7145ビル管理会社長民主50新

古賀市(定数:1)
当 田辺一城11271〈元〉毎日新聞記者民主30新
落 前田宏三10389広告会社長自民62現      市長選出馬落選>>4197

宗像市(定数:2)  2011年定数増1→2
当 伊豆美沙子13571酒造会社役員自民52新
当 吉武邦彦11346宗像観光協会長無所55新   会派:緑友会 
落 花田洋_6860食品会社長民主62新
落 福田昭彦4488〈元〉市議無所52新

粕屋郡(定数:3)
無投票
当 上岡孝生―〈元〉清掃会社役員公明60現  引退
当 吉松源昭―行政書士自民42現
当 小池邦弘―〈元〉志免町職員民主50現   15年無所属で出馬

福津市(定数:1)
当 阿部弘樹11860医師自民49現
落 越本隆志8228〈元〉プロボクサー民主40新

4495名無しさん:2015/03/07(土) 17:34:09
http://www.data-max.co.jp/politics_and_society/2015/03/31943/0305_ymh01/
民主党かく戦う「非自民の受け皿として全力」(1)〜吉村敏男・県連代表代行
統一地方選2015年
2015年3月5日11:13

 統一自治体選挙を控え、民主党福岡県連代表代行で民主党・県政クラブ県議団会長の吉村敏男県議(飯塚市・嘉穂郡選出)に福岡県内での民主党の戦いについてお聞きした。

<小川知事の新年度予算・・・北九州空港と福岡都市圏結ぶリムジンバス導入>
 ――福岡県の2015年度予算は、選挙があるので暫定予算ですが、小川洋県知事の意欲的な新規事業が盛り込まれていますね。どう評価されますか。
 吉村 たとえば、北九州空港と福岡都市圏を直接結ぶリムジンバスの導入経費の計上は、県議会の意見を取り入れたものです。
 昨年11月に県が発表した「福岡県の空港の将来構想」で、「福岡空港」ではなく「福岡県の空港」と言っているのは、2つの空港が役割を分担し補完しあうことで、私たちが主張している両空港の一体運営に一歩近づいたイメージです。さらに、両空港への高速道路を延伸して、空港ターミナルへのアクセス向上を図ることで、福岡空港、北九州空港が約40〜50分で結べます。とくに外国便を受け入れる場合は、リムジンバス内での入管手続きを行うことなどが実現すれば、両空港の一体運用は有効に機能すると感じています。
 さらに、北九州空港は24時間空港の利便性があり、滑走路の3,000メートルへの延伸計画(現在2,500メートル)もあります。北九州空港は、もともと関門海峡の浚渫土の「捨て場」だったこともあり、建設費を大幅に抑制できました。今後も関門海峡の浚渫は続くので、北九州空港の横に第2滑走路をつくるのも可能です。また、福岡空港は現在、第2滑走路増設をめざしており、福岡空港、北九州空港合計3本の滑走路を有効利用すれば、すごいことで、新しい空港を海上に造ることより、一体運用は極めて現実的な話です。世界の大都市では、パリやダラスの周辺など、3〜4つの空港がある都市はいっぱいあります
<民主党再生へ地方から強化する重要な選挙>
 ――4月の選挙は、昨年12月の総選挙に続く全国的な選挙になります。どう臨みますか。
 吉村 民主党は、国会議員主導でつくった政党だったため、この間、中央を重視し、地方組織を軽視するきらいがありました。しかし2年前に政権を失ったときに、地方組織、地方議員がいたから党がもちこたえられたと思っています。自民、公明、共産も地方組織、地方議員の強い基盤があり、機能しているからこそ全国政党として成り立っています。民主党も、地方組織、地方議員の重要性をもっと認識し、その強化に取り組まなければいけません。
 統一自治体選挙では、県議選で今回、民主党県連は公認20人、推薦4人を立てて、最低、現有議席維持をめざしています。昨年末の衆院選では、わずかに73議席にとどまったものの、調査では2年前に政権を失ったときに離れていった結党時からの支持者の8、9割が戻っていただいた手ごたえを感じています。しかし、かつて政権交代を実現したときは無党派層の6〜7割の支持をいただいていましたが、今回はまだ半分しか戻っていません。無党派層の方に「非自民の受け皿は民主党しかない」と民主党を再び支持していただけるよう、民主党が政権を担える政党にさらに成長する必要があります。そのためにも今回の統一自治体選挙は民主党の再生にとって重要な選挙となります。なかでも現在、民主党福岡県連の中核である県議団の、最低でも現状維持以上の目標は必ず実現しなければなりません。
(つづく)
【聞き手:山本 弘之】

<プロフィール>
吉村 敏男(よしむら としお)吉村 敏男(よしむら としお)
1948年生まれ。福岡県立嘉穂高等学校卒業。自治労福岡県本部嘉飯山総支部委員長、自治労福岡県本部書記次長、福岡県市町村共済組合代表理事などを歴任。1999年、福岡県議会議員初当選(現職4期)。現在、民主党県連代表代行、民主党・県政クラブ県議団会長、県議会警察常任委員会所属。

4496名無しさん:2015/03/07(土) 17:34:48
>>4495

http://www.data-max.co.jp/politics_and_society/2015/03/32049/0306_ymh02/
民主党かく戦う「非自民の受け皿として全力」(2)〜吉村敏男・県連代表代行
統一地方選2015年
2015年3月6日07:00

 統一自治体選挙を控え、民主党福岡県連代表代行で民主党・県政クラブ県議団会長の吉村敏男県議(飯塚市・嘉穂郡選出)に福岡県内での民主党の戦いについてお聞きした。

<安倍政権の右傾化を止めるには民主党再生しかない>
 ――「安倍政権の右傾化を止めるには民主党再生しかない」というお気持ちですか。
 吉村 そのとおりだと身が引き締まる思いです。2012年の総選挙では民主党政権に対する失望などもあり、維新やみんなの党など、第三極ブームが全国に広がりました。しかし、みんなの党は解党し、維新の党は橋下徹大阪市長(最高顧問)の個人商店的な性格が強く現状では、あくまでもローカル政党であり、全国展開できる組織力がありません。そう考えるとやはり、全国展開できる非自民の受け皿となるのは民主党しかないと思います。県内にいる1万人いる党員・サポーターも、そのように確信していると思いますが、その期待感を再び有権者のなかに広げていくことが大切です。
 ――統一自治体選挙で何を掲げて、有権者に問いますか。
<アベノミクスの失敗を問う>
 吉村 1つは「アベノミクス」の失敗だと思います。国政と地方選挙は違うのですが、我々は、昨年の衆院解散を「大義なき解散」と呼びました。その時の総選挙で私たちは、アベノミクスは格差を拡大していると訴えました。
 フランスの若手経済学者トマ・ピケティは、過去200年の税務統計の分析から「所得格差は拡大している」「投資から得られる資本収益率は経済成長率を上回る」と指摘し、経済が発展すればみんなが豊かになり、より平等な社会が実現し、経済成長の再現で現在の格差問題が解決できるかのような幻想にふけるのは無理としています。現在の経済学では市場万能主義が主流となり規制緩和や構造改革が成長の条件とされ、「アベノミクス」も同じ路線上にあります。
 しかし、グローバリズムという名の下での規制緩和や構造改革が結果的に、持てる者と持たざる者との間での大きな富の格差を拡大しています。「アベノミクス」は、デフレ脱却という目標のもとに、異次元の金融緩和、大胆な財政出動で、急激な円安、株高をつくりだし、国民のなかにはなんとなく景気が良くなったと感じている方もおられるようですが、第3の矢である成長戦略が具体性に欠けその効果がほとんど上がっていません。結果的に円安は輸入雑貨や輸入原材料を高騰させ、庶民の生活を直撃しています。また大幅な株高で潤っているのは、お互い株を持ち合っている企業とか機関投資家が中心で、庶民が株で儲けたというのは、ほんの一部だと思います。そもそも明治以来、庶民のお金の増やし方は貯金が本流であり株ではありません。庶民でも1,000株2,000株持っている方もおられると思いますが、株が上がったり下がったりしたといって売ったり買ったりするという人は少ないと思います。
 2つ目は、安倍政権の右傾化です。昨年7月の集団的自衛権の閣議決定による行使容認以降、今国会で議論しています周辺事態法の距離的概念の撤廃や安保法制の整備の方向というのは、日本の国のありようを大きく変える危険性があります。基本的には来年7月の参院選挙で問われるべきですが、その前哨戦となる今回の統一自治体選挙でも、そうした問題に対する議論を提起する場とする必要があります。
(つづく)
【聞き手:山本 弘之】

<プロフィール>
吉村 敏男(よしむら としお)吉村 敏男(よしむら としお)
1948年生まれ。福岡県立嘉穂高等学校卒業。自治労福岡県本部嘉飯山総支部委員長、自治労福岡県本部書記次長、福岡県市町村共済組合代表理事などを歴任。1999年、福岡県議会議員初当選(現職4期)。現在、民主党県連代表代行、民主党・県政クラブ県議団会長、県議会警察常任委員会所属。

4497チバQ:2015/03/07(土) 20:31:55
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150307ddlk44010512000c.html
’15統一地方選:社民県連、知事選対応 広瀬、釘宮両氏を推す声 20日までに方向性 /大分
毎日新聞 2015年03月07日 地方版

 社民県連は6日、大分市内で支部幹事長会議を開き、知事選(4月12日投開票)への対応を協議した。会議では現職の広瀬勝貞氏(72)と前大分市長の釘宮磐氏(67)の双方を推す声が出たという。県連は党内の意見を集約し、20日ごろまでに方向性を示す方針。

 党の「重鎮」である村山富市元首相は現職の広瀬氏への支持を表明する一方で、県教組が釘宮氏の推薦を決めるなど既に両氏への支援の動きも出ている。

 支部幹事長会議の冒頭、内田淳一代表は「(前回の知事選で)広瀬氏を推薦した経緯もあるが、新たな状況なので支部の考えも聞いて判断したい」と話した。出席者からは「(雇用主を選ぶことになる)県職員の労組の立場を考えるべきだ」「反自民という社民党の基本的な態度を示すべきではないか」などの意見や村山元首相の言動についての質問も出たという。

 会議後、内田代表は報道陣に対し、「前回とは状況が違う。推薦はしないが、今回は何らかの姿勢を示さないと済まされない」と話した。

 知事選には他に、共産党が党県常任委員の山下魁氏(38)を擁立。また、1級造園技能士の箕迫(みいさこ)高明氏(65)が出馬表明している。【佐野格】

4498チバQ:2015/03/08(日) 18:44:08
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150308ddlk40010169000c.html
選挙:知事選 「組織」対「草の根」に 立候補表明2氏、着々と準備 /福岡
毎日新聞 2015年03月08日 地方版

 統一地方選の県知事選は26日の告示まで20日を切った。立候補を表明した2氏は着々と選挙戦の準備を進めている。再選を目指す現職の小川洋氏(65)は全県を網羅する組織を整え、新人で弁護士の後藤富和氏(46)は市民団体を中心としたネットワークづくりを推進。互いに強みや持ち味を生かした「組織」対「草の根」の戦いになりそうだ。【井本義親、平川哲也】

 ◇福岡市で事務所開きし本格始動−−小川氏
 小川氏は7日、福岡市で事務所開きし、動きを本格化させた。自民・民主・維新・公明・社民各党から推薦を受けており、事務所開きには政財界の関係者らが顔をそろえ、小川氏は「少子化対策に取り組み、県の景気回復を確固たるものにし、福岡をさらに前進させていくことに全力を尽くす」と決意表明した。

 ◇集会や懇談会で市民と意見交換−−後藤氏
 後藤氏は同日、福岡市で「県政トークセッション」を開き、参加した市民と意見交換。子どもの医療費軽減を訴えた4児の母親に、「医療費を抑えるために治療を我慢し、かえって症状を悪化させて高くつくこともある。中3までは無償化すべきだ」と述べた。

 後藤氏は積極的に市民対象の集会や懇談会に参加し、政党では共産が支持している。

〔福岡都市圏版〕

4499チバQ:2015/03/08(日) 18:44:54
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150308ddp041010008000c.html
自治はどこへ:2015年統一選 維新、地方強化に照準 県議選9新人公認、九州・山口進出
毎日新聞 2015年03月08日 西部朝刊

 日本維新の会と結いの党が合流して昨年9月に結党した維新の党が、4月の統一地方選で新人の擁立を積極的に進めている。九州・山口に維新の現職県議はおらず、地方組織に広がりを欠く中、今回の県議選で福岡4人▽大分2人▽宮崎、鹿児島、山口各1人−−の計9新人を公認(7日現在)した。国政選挙へ弾みをつけようと、お膝元の関西以外で党勢拡大を狙っている。【下原知広、古田健治、蓬田正志】

 「皆さんに(消費増税など)負担を強いる以上、政治家が身を切るのが当たり前。維新の火が消えないように応援してください」。6日夕、福岡市中央区の西鉄薬院駅前で、福岡県議選に出馬予定の元予備校講師、大野善行氏(48)が通行人らに呼び掛けた。スーツ姿にダウンジャケットを羽織り、肩にはインターネットで買った1万円の拡声機。傍らでは妻や妹と数人のボランティアがチラシを配っていた。もともと政治家志望だったが「企業や労組のしがらみのない党から出たい」と維新を選んだ。

 議員定数や報酬の削減など、看板政策の「身を切る改革」で有権者の支持を訴える大野氏だが、党からのバックアップは心もとない。支給されたのは、のぼり5本とジャンパー1着程度で、財政的な支援はゼロ。同市西区選挙区から立候補予定の水野信一氏(53)も「チラシも名刺も全て自費。全国の仲間と励まし合って頑張っている」。朝4時から自作のチラシを配る日々で、昨年末から体重が10キロ落ちたという。

 手弁当の草の根選挙を強いながらも、党県総支部は公募に応じた人を随時面接し、県議選にさらに複数の擁立を目指す。福岡県内で党所属の市議は福岡、北九州など都市部に限られており、総支部代表の河野正美衆院議員は「地方組織がしっかりしないと国会議員を送り込めない。そのため一人でも多くの地方議員が必要」と語る。だが「大阪都構想を掲げる橋下徹・大阪市長を呼んで政治資金パーティーを開くことも可能な関西に比べて九州の環境は厳しい」(所属市議)。

 大分県内で唯一の党所属議員だった桑原宏史氏(44)は佐伯市議を辞職し、県議選への挑戦を決意。2月上旬の出馬表明以降、ほぼ毎朝、街頭で支持を呼び掛けている。総支部代表代行でもある桑原氏は「維新を広く知ってもらうには県議会に議員を送らないといけない」と力を込める。

 ただ、九州・山口で党所属の衆院議員に小選挙区当選者はおらず、比例復活当選は河野氏を含め3人。参院議員にも選挙区当選者はいない。しかも離合集散の末に誕生した維新への有権者の受け止め方はさまざまだ。

 JR佐伯駅前で客待ち中に桑原氏の訴えを聞いたタクシー運転手の男性(67)は「維新は引っ付いたり離れたりで、あまり興味はない」。一方、山口県議選に出馬する新人の街頭演説を聞いた山口市の男性(57)は「選択肢が増えることはいいことだ」と語った。

4500チバQ:2015/03/09(月) 00:04:47
古賀市がなかなか面白い感じだったんですね
■古賀市長選 2010年11月28日
当11,892票竹下司津男42無所属新 自民系が支援
 10,955票中村隆象62無所属現  民主系が支援   ■県議選 古賀市区 2011年4月
当11,271田辺一城 30民主党 新 市長選で敗れた中村の支持者の多くが支持
落10,389前田宏三 62自由民主党 現 市長選では竹下を支援

■古賀市長選 2014年12月1日
当 中村隆象 無 元   6,600  民主系・田辺県議が支援
  竹下司津男 無 現  5,648  自民系
  前田宏三 無 新   5,341  自民推薦 前回は竹下を支援
  松島岩太 無 新   3,104  市議・自民系
  清原哲史 無 新   1,857  市議・自治労
  安松禧議 無 新     178

■県議選  古賀市区 2011年5月
自民系未定

4501チバQ:2015/03/09(月) 00:05:30
改行ずれだったのでもう1回


■古賀市長選 2010年11月28日
当11,892票竹下司津男42無所属新 自民系が支援
 10,955票中村隆象62無所属現  民主系が支援  
■県議選 古賀市区 2011年4月
当11,271田辺一城 30民主党 新 市長選で敗れた中村の支持者の多くが支持
落10,389前田宏三 62自由民主党 現 市長選では竹下を支援

■古賀市長選 2014年12月1日
当 中村隆象 無 元   6,600  民主系・田辺県議が支援
  竹下司津男 無 現  5,648  自民系
  前田宏三 無 新   5,341  自民推薦 前回は竹下を支援
  松島岩太 無 新   3,104  市議・自民系
  清原哲史 無 新   1,857  市議・自治労
  安松禧議 無 新     178

■県議選  古賀市区 2011年5月
自民系未定

4502チバQ:2015/03/09(月) 18:34:14
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150309rky00m010005000c.html
自民県連:会長に島尻氏、幹事長は具志氏 人事内定
2015年03月09日

 自民党県連は8日までに、新しい会長に島尻安伊子参院議員(50)、幹事長に具志孝助県議(70)を充てる人事案を内定した。4月の県連大会で正式決定する。県連所属の国会議員と県議らが8日に東京で党大会大会前に開いた会合で確認した。

 県連会長は、西銘恒三郎衆院議員(60)が昨年11月に知事選敗北の責任を取り辞任して以降、空席となっていたが、西銘氏に次いで国会議員在職期間が長い島尻氏を会長に選任する方向で調整が続いていた。

 幹事長人事は現在の照屋守之県議(58)から具志氏への交代案が検討されていた。県連関係者によると、照屋氏については副会長に起用する案が上がっているという。

 県連は11日にも議員総会を開き、会長、幹事長以下の役員人事について調整する方針。(琉球新報)

4503チバQ:2015/03/09(月) 18:46:09
http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/news/20150309-OYS1T50019.html
政令市昇格後初の熊本市議選、選挙区細分化で戦術見直し
2015年03月08日

 統一地方選の前半戦で行われる政令市議選(4月3日告示、同12日投開票)に今回、熊本市議選(定数48)が仲間入りする。2012年の政令市昇格に伴うもので、選挙区が行政区ごとに五つに細分化される。長年、全市1区で戦ってきた立候補予定者らは、「小さな選挙区」での戦いに向けて戦術の見直しなどに追われている。

 政令市の選挙区は、公職選挙法で行政区ごとに設けると定められている。11年の熊本市議選は、熊本市選挙区(定数48)と、合併特例に伴う富合町選挙区(同1)で実施。今回は中央(同11)、東(同13)、西(同6)、南(同8)、北(同10)の5選挙区で行われる。選挙期間は2日間長い9日間となり、県議選と同じ日程で行われる。

 「市全域から集めていた労働組合票が分散してしまう」。労働組合の支援を受けてきた現職市議は頭を抱える。

 これまでは、同じ会派の民主・社民党系議員と支援や推薦を受ける労組を全市的に“すみ分け”して、当選ラインを超えてきた。だが、今回は選挙区が狭くなったことで、従来のやり方は通用しなくなったという。選挙区内で、幅広い労組の組合員に支持を呼びかける方針だが、「初めて名前を書いてもらうことになり、どのぐらい得票できるか見当がつかない」と嘆く。

 保守系のベテラン市議も「30年近くかけて全市に張り巡らせてきた後援会が機能しない」と危機感を募らせる。選挙区外となった支援者に、選挙区内の知人を紹介してもらっているが、効果は未知数。「結局は、(選挙区をくまなく回る)『どぶ板選挙』に徹するしかない」と自らに言い聞かせるように語った。

4504チバQ:2015/03/10(火) 20:24:21
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_oita/article/154176
自治労ジレンマ 執行部、対応に苦慮
2015年03月07日(最終更新 2015年03月07日 03時00分)

 26日告示、4月12日投開票の県知事選をめぐり、県内最大の労働組合・自治労県本部の対応が注目されている。傘下の有力組織・県職員労働組合(県職労)が現職の広瀬勝貞氏(72)の支援に前向きな一方、各市の職員労組などには立候補を表明している元大分市長の釘宮磐氏(67)を推す声が多いためだ。組合員約1万3千人の組織力を背景に影響力を保ってきただけに、執行部も対応に頭を抱えている。
 県職労は2日夜、同市内に県内8支部の代表者らを集め、拡大闘争委員会を開いた。終了後、平川俊助執行委員長は「執行部の方針を示した上で、『職場で議論してほしい』と指示を出した」と明らかにした。
 当選者と「直接の労使関係」を結ぶことになる県職労にとって、どの候補者を推すかは選挙後の活動を左右する重要課題。ある県職員は「仮に応援しなかったら何らかの報復があるかもしれない」と声を潜める。
 広瀬氏はこれまで、給与などの処遇についても組合側と丁寧に協議してきたといい、県職労は過去3回の選挙で支持や事実上の支援を行ってきた。関係者は「広瀬氏を推すのが自然だ」と話す。ただ、安倍晋三首相が大分県知事選を重点選挙区に位置付け、広瀬氏を全面支援するとみられることから、「首相の政権運営を後押しすることにつながる」と懸念する声もあるという。
 「県職労の意向を尊重する」と表明しているほかの構成組織からは「(広瀬氏は)県主導の施策を市町村に押しつけている」といった否定的な意見も上がっており、自治労幹部は「統一見解をどうまとめるか悩ましい」。今月半ばをめどに機関決定する方針だが、「各単組に判断を委ねるしかないのでは」(幹部)といったあきらめムードも漂う。
 知事選には共産新人の山下魁氏(38)、造園業の箕迫高明氏(65)も立候補の意向を表明している。
=2015/03/07付 西日本新聞朝刊=

4505チバQ:2015/03/10(火) 20:24:49
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_kagoshima/article/153451
自民38人、民主初のゼロへ 鹿児島県議選、説明会に75陣営出席
2015年03月04日(最終更新 2015年03月04日 03時00分)
 統一地方選前半戦で実施される鹿児島県議選の告示までちょうど1カ月となった3日、立候補予定者説明会が県庁で開かれ、定数51に対し75陣営の関係者が出席した。今のところ前回2011年の立候補者79人を下回っており、全21選挙区中7選挙区で無投票となりそうだ。政党別では自民が38人を擁立する構えで、立候補予定者の過半数を占める。対照的に民主は1998年の結党以来初めて、公認候補がゼロになりそうだ。
 立候補予定者の新旧別は現職41人、元職4人、新人30人。政党別では自民38人のほか、公明3人、共産5人、社民2人、維新1人。26人が無所属となる。
 民主は唯一の現職が今期限りでの引退を表明。県連の候補者探しは近年の支持率低迷の影響もあって難航しており、公認候補は擁立できそうにない情勢だ。県連の泉広明副代表は「有権者に民主という選択肢を示せないことになりそうだ。申し訳ない」と話した。
 選挙区別でみると、鹿児島市・鹿児島郡区(定数17)には現職13人、元職3人、新人6人の計22人が立候補を予定し、今回も接戦になりそうだ。自民県議だった金子万寿夫氏が衆院議員に転じた大島郡区(同2)では、現職1人と新人4人が立候補を表明。「ポスト金子」の座をめぐり、激しい票の争奪戦が繰り広げられる。現職1人が引退する出水市区と奄美市区も、いずれも定数2に対し4人が立ち、激戦が予想される。霧島市・姶良郡区(同4)は6人による混戦となりそうだ。
 一方、前回6だった無投票区は今回、7に増えそうだ。2人区の姶良市区のほかは、肝属郡区や伊佐市区などいずれも1人区だ。
 県議選は4月3日告示、12日投開票される。
=2015/03/04付 西日本新聞朝刊=

4506チバQ:2015/03/10(火) 20:33:56
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150303ddlk42010622000c.html
激戦区:’15統一地方選・県議選/1 長崎市 /長崎
毎日新聞 2015年03月03日 地方版

 ◇維新支持票が焦点に
 県内では唯一、主要政党の多くが公認候補を擁立する長崎市区は、定数14に現職11人、元職1人、新人8人−−の計20人がひしめく。組織力があり、すでに「当選圏内」とされている陣営もあり、関係者は「『指定席』以外で、実際に争える議席は限られている」と、激しい前哨戦を繰り広げている。

 国政で政権に復帰して初の統一選を迎える自民。2011年の前回県議選と同数の5人を公認した。それぞれの後援会組織以外に、業界団体などの基礎票も見込めるが、長崎市区は、労組など「非自民」の地盤も固い。前回当選した5人のうち、3人は得票数で10位以下。自民県連の瀬川光之幹事長は「厳しい戦いが予想され、まさに重要選挙区だ」。ある自民現職は「下手をすると、共倒れにもなりかねない」と気を引き締める。

 民主も前回と同数の5人を公認。県議選16選挙区中、11選挙区で公認候補擁立を見送っており、各陣営とも「長崎市で何とか議席を確保したい」と力を込める。三菱重工労組長崎造船支部が、長年2人だった支援候補を1人に絞るなど、労組員の減少が不安材料だが、労組出身ではない30歳の新人候補を立てて変化を打ち出す。民主県連の高比良末男幹事長は「組織だけの戦いだけでなく、新しい形にも挑戦して、党の再生を目指す」と話す。

 公明は現職、新人各1人、共産は現職1人を擁立。現有議席の維持を目指し、党支持層の票固めを進めている。社民は新人1人を公認し、半世紀以上守った議席を失った前回の雪辱を期す。

 無所属6人(現職2人、元職1人、新人3人)も「浮動票も一定数ある。一票一票固めるしかない」などと、支持拡大に懸命だ。昨年12月にあった衆院選の比例代表で、長崎市で約2万票を集めた維新の支持層を取り込めるかも焦点になりそうだ。【小畑英介】

  ◇   ◇

 県議選の告示(4月3日)まで1カ月となった。激戦が予想される県内選挙区の情勢を紹介する。

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 ◆長崎市(定数14)

 ◇立候補予定者
 野本三雄 77 自現(5)

 下条文摩左 65 自現 (2)

 前田哲也 51 自現 (1)

 江真奈美 47 自現 (1)

 久保田将誠 43 自新

 渡辺敏勝 67 民現 (3)

 清水正明 60 民現 (1)

 深堀浩 49 民現 (1)

 吉村正寿 52 民新

 赤木幸仁 30 民新

 川崎祥司 52 公現 (1)

 麻生隆 60 公新

 堀江ひとみ 55 共現 (2)

 坂本浩 56 社新

 中山功 66 無現 (4)

 高比良元 62 無現 (2)

 浅田眞澄美 48 無元 (2)

 中村住代 68 無新

 山口喜生 57 無新

 富川憲四郎 56 無新

〔長崎版〕

4507チバQ:2015/03/10(火) 20:34:29
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150304ddlk42010503000c.html
激戦区:’15統一地方選・県議選/2 諫早市/西彼杵郡 /長崎
毎日新聞 2015年03月04日 地方版

 ◆諫早市

 ◇「無風」一転、情勢混沌
 「憤りを隠せない」「後足で砂を掛けられた」−−。1日、民主現職の山口氏の事務所開きは、無所属元職の大久保氏への恨み節が相次いだ。

 民主の元参院議員で、昨年12月の衆院選に民主公認で出馬、落選した大久保氏。その選対本部長が山口氏だっただけに、民主や労組関係者の目には、大久保氏の県議選出馬は「裏切り」と映る。

 一方、大久保氏は「原点に返って出直したい」と無所属での立候補を予定。山口氏については「一緒にやってきた同志だから、2人とも議席を取れるよう頑張る」と話す。

 市中心部を地盤とする大久保氏出馬の波紋は自民にも広がる。自民現職、八江氏は「地域としては僕が一番影響を受ける」。同、中村氏も「市中心部の票がなければ当選できないし、支持者の年齢層も重なる」と警戒感を強めている。

 波乱は自民内にもある。前回、無所属でトップ当選の橋村氏は新支部を作って公認申請し、県連が認めた。「(橋村氏は)ずっと自民批判をしてきた人なのに」と県連決定をいぶかる声も出ている。

 5人の他、共産も候補を擁立する方向で検討中。当初の無風区の様相は一転し、情勢は混沌(こんとん)としている。【武内靖広】

 ◆西彼杵郡

 ◇2現職に新人挑む
 前回無投票当選だった自民現職の三好氏と民主現職の浜口氏に対し、自民推薦の無所属新人、山口氏が挑む三つどもえの戦いとなりそう。

 7選を目指す三好氏は議長も務めたベテラン。地盤の時津町を中心に企業などから安定した支持を受け、長与町にも浸透している。ただ、両町の保守系町議の一部は山口氏の支援に回っており、陣営は保守票の食い合いを警戒している。

 三菱重工労組出身で元時津町議の浜口氏は時津町を地盤としつつも、人口が多い長与町に事務所を構えた。集会を繰り返して連合票を固め、民主1枠を守ろうと必死だ。1日の事務所開きでは「自民の独裁政治に対抗する力を出さないといけない」と訴えた。

 長与町議会議長の山口氏は「長与から県政に」がスローガン。2月7日に長与町内で開いた総決起大会には、安倍晋三首相に近い古屋圭司前拉致問題担当相が駆け付け、エールを送った。陣営は「あくまで挑戦者」を強調し、ミニ集会で知名度アップに努めている。【大場伸也】

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 ◆諫早市(定数4)

 ◇立候補予定者
八江利春 75 自現(7)

橋村松太郎 68 自現(4)

中村和弥 54 自現(2)

山口初實 67 民現(2)

大久保潔重 48 無元(2)

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 ◆西彼杵郡(定数2)

 ◇立候補予定者
三好徳明 75 自現(6)

浜口俊幸 59 民現(1)

山口経正 58 無新

〔長崎版〕

4508チバQ:2015/03/10(火) 20:34:52
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150305ddlk42010469000c.html
激戦区:’15統一地方選・県議選/3 島原市/南島原市 /長崎
毎日新聞 2015年03月05日 地方版

 ◆島原市

 ◇三つどもえの公算大
 前回は無投票で、8年ぶりの選挙戦になる見込み。4期目を目指す無所属現職の楠氏と、昨年2月の補選で一騎打ちの末に明暗を分けた自民現職の山本氏、自民新人の大場氏の三つどもえとなる公算が大きい。

 自民県議を8期務めた加藤寛治氏が衆院に転出後、初の本選挙。「反加藤票」をまとめてきた楠氏は「これまでと勝手が違う」と不安を隠さない。補選のあおりもあり支持層が揺らぐ中、「足で稼ぐ政治の原点に返る」と引き締める。

 山本氏は不動産会社を経営。2回出馬した市議選も商工関係の組織選挙で勝ち上がった。しかし、昨年の補選で組織のない大場氏と約1300票しか差が開かず、知名度不足を実感。「3人で誰が一番島原のためになるか」と訴える。

 元市議会議長の大場氏は、自民候補2人の当落争いになるとの見通しを示し「組織の力ではかなわないが、議長としての経験と、党の人脈を生かして戦いたい」と話す。昨年の補選で手応えのあった草の根選挙にも意欲を見せている。【古賀亮至】

 ◆南島原市

 ◇2現職に自民新人挑む
 再選を目指す自民現職の中島氏と、3選を狙う無所属現職の松島氏に、昨年7月の市長選で5000票余を獲得した自民新人の伊藤氏が挑む構図。

 前回トップ当選の中島氏は、旧加津佐町議時代からの支持基盤の建設業協会を軸とした組織選挙を目指す。「前回は新人で期待度だけだった。今回は4年間でどれだけ地元の要望に応えられたかが問われる」とミニ集会で実績を強調している。

 松島氏は昨年の市長選で支援した候補が敗れたことに危機感を抱き、元市長で父の世佳(つぐよし)氏の全面的な支援を受けて戦う。「前回は“脱オヤジ”がテーマだったが、今回は“融合”だ。世代や党派を問わず支持を広げたい」と語る。

 元市職員の伊藤氏は出身地の旧有家町への貢献をうたう「地元主義」を掲げる。「海上交通体系の整備、農業や漁業、製麺業の活性化、地場産業体験民泊を推進する」と訴える。同じ旧有家町が地盤の松島氏への対決姿勢を強めている。【古賀亮至】

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 ◆島原市(定数2)

 ◇立候補予定者
山本由夫 53 自現(1)

大場博文 49 自新

楠大典 67 無現(3)

 ◆南島原市(定数2)

 ◇立候補予定者
中島浩介 48 自現(1)

伊藤剛 46 自新

松島完 35 無現(2)

〔長崎版〕

4509チバQ:2015/03/10(火) 20:35:18
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150306ddlk42010493000c.html
激戦区:’15統一地方選・県議選/4 大村市/五島市 /長崎
毎日新聞 2015年03月06日 地方版

 ◆大村市

 ◇引きずる市長選の因縁
 昨年10月の市長選に落選した無所属元職、小林氏の選対本部長だったのが民主現職、高見氏。自民現職の松本氏と同新人、里脇氏は松本氏の父で当選した崇氏を応援。立候補予定4氏が2組に分かれて戦った。2010年の市長選では、崇氏と戦い落選した里脇氏を小林氏が支援した経緯もあり、複雑な構図だ。

 松本氏は前回無所属で当選後自民入り。今回は100社・団体から推薦を受けるが「組織に固執せず、前回同様、草の根選挙で」と、県政報告会や街頭演説で浮動票の掘り起こしを狙う。

 里脇氏は、市議5期目で議長経験もあるが「他の3氏に比べると知名度が低い」と、語る会を3月までに市内40カ所で開催し、浸透を図る。自民県連会長の谷川弥一衆院議員の後押しにも期待。

 高見氏は、市長選での小林氏支持を「県議会会派を一緒にやってきた関係で」と説明。しかし、労組には反発もあったと言う。組織の引き締めと同時に、県政報告会や街頭演説にも力を注ぐ。

 小林氏は市長選で落選しても県議選には出馬しない意向を表明していたが「多くの方の要請があり、出馬を決めた」と話す。地区ごとに決起集会を開き、県議5期の経験と実績を訴えていく。【武内靖広】

 ◆五島市

 ◇現新2氏、再び一騎打ちか
 4期目を目指す無所属現職の山田氏と、自民新人、柿森氏の一騎打ちとなる見込み。約120票差だった前回と同じ顔ぶれで、激戦が予想される。

 山田氏は前回、民主公認で当選したが、今回は民主系会派を離れた。40代の若さを生かし、街頭演説を年間300回以上、2年弱で100回超の県政報告会をこまめに繰り返したという。

 2月28日の県政報告会には支援者ら約80人が集まった。山田氏は約2時間、「実現」にかかわったという59項目の政策を資料で示し、「五島の声を聞き、実現に向けて全力でやるのが政治家だ」と声を張り上げた。

 元市議の柿森氏は地元出身の自民県連会長、谷川弥一衆院議員や市議13人の支援を受け、建設業界や農業、漁業関係者などから広く支持を集める。前回の惜敗後、出身地の奈留島に加え、市中心部の福江島でも街頭演説やミニ集会を繰り返してきた。

 2月20日、市内で開いた自民県連の会合には瀬川光之幹事長ら約100人が出席。陣営は「前回を上回る手応えを感じている」としている。【大場伸也、椿山公】

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 ◆大村市(定数3)
◇立候補予定者
松本洋介 38 自現(1)

里脇清隆 55 自新

高見健 61 民現(2)

小林克敏 70 無元(5)

 ◆五島市(定数1)

 ◇立候補予定者
柿森誠 62 自新

山田博司 44 無現(3)

〔長崎版〕

4510チバQ:2015/03/10(火) 20:35:42
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150307ddlk42010447000c.html
激戦区:’15統一地方選・県議選/5 佐世保市・北松浦郡/南松浦郡 /長崎
毎日新聞 2015年03月07日 地方版

 ◆佐世保市・北松浦郡

 ◇9議席に各党の11人
 9議席を現職8人、新人3人の計11人が争う構図。

 自民は現職5人が5議席維持を目指す。12選を目指す宮内氏をはじめ、地元の相浦地区漁協など漁業関係者から後押しを受ける溝口氏、昨年末の衆院選で4区から3区に編入された早岐地区を中心に票固めを狙う田中氏、企業回りなどに力を入れる党県連組織委員長の外間氏が前回と同じ顔ぶれ。4氏に加え、昨年の県議補選で無投票当選を果たした吉村洋氏が5人目の公認候補として再選を目指す。旧吉井町議の実績を生かし、北松浦郡一帯での浸透を図っている。

 一方、現職2人が3選を目指す民主は、久野氏が出身の佐世保重工業(SSK)労組などから全面支援を受ける。区内唯一の女性候補、山田氏は元農相の父正彦氏の支持者や全駐労長崎地区本部などから支援を受け「子育てマッサイチュー」をキャッチフレーズに、子育て支援策充実などを訴える。

 また、市議2期目の山下氏が「若い力で県政に新風を吹かせる」として、無所属での出馬を表明。若さと市議時代の地盤を強みに2月の事務所開き以降、無党派層や若者などの支持を得ようと各地で「語る会」を開いている。

 公明は2期連続でトップ当選を飾った現職で党県本部代表の織田長氏が引退し、後継に新人の宮本氏を擁立。織田氏の後援会を軸とする組織票に加え、若さをアピールし女性票の取り込みも図る。市職労出身で党県連合代表の吉村庄二氏を担ぐ社民は佐世保地区労などの基礎票を手堅くまとめ、5選を目指している。また「反自民」を旗印に新人1人を擁立する動きを見せている共産は近く立候補予定者を発表する見通しだ。【梅田啓祐】

 ◆南松浦郡

 ◇6選狙う現職に自民挑む
 6選を狙う無所属現職の馬込氏に、自民新人の近藤氏が挑む一騎打ちの見通し。

 前回は自民公認で当選した馬込氏は保守層にも一定の支持があり、自民県連の強い支援を受ける近藤氏との激戦が予想される。【大場伸也】

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 ◆佐世保市・北松浦郡(定数9)

 ◇立候補予定者
宮内雪夫 81 自現(11)

田中愛国 70 自現(5)

溝口芙美雄 67 自現(3)

外間雅広 56 自現(2)

吉村洋 58 自現(1)

久野哲 67 民現(2)

山田朋子 42 民現(2)

宮本法広 42 公新

吉村庄二 75 社現(4)

山下広大 40 無新

 ◆南松浦郡(定数1)

 ◇立候補予定者

近藤智昭 58 自新

馬込彰 62 無現(5)

〔長崎版〕

4511チバQ:2015/03/10(火) 20:36:10
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_oita/article/152842
県議選各選挙区情勢】(上) 大分市区、17人立候補か
2015年03月01日(最終更新 2015年03月01日 03時00分)
 任期満了に伴う県議選(定数43)は4月3日告示、同12日に投開票される。今回から「国東市・姫島村区」が定数2から1減で実施され、現段階で現職と元職、新人計57人が立候補を準備している。各選挙区の情勢を2回に分けて紹介する。 (敬称略。選挙区の下の数字は定数)
 ●大分市(13人)
 現職11人と新人6人の計17人が立候補予定。
 自民は現職の阿部英仁(66)と麻生栄作(53)、油布勝秀(64)、竹内小代美(69)を公認。新人の元総合重工業会社員、衛藤博昭(35)を推薦した。
 民主は現職の小嶋秀行(60)と藤田正道(52)を公認し、新人の元大分市職労委員長、木田昇(47)を推薦した。維新は新人の農業、宮本幸生(71)を立てる。公明は現職の河野成司(57)と吉岡美智子(61)を公認した。
 共産は現職の堤栄三(58)を公認。社民は現職の守永信幸(52)と新人で農業生産法人社長の後藤慎太郎(40)を公認し、現職の平岩純子(60)を推薦した。
 いずれも新人で元県職員の深田容史(57)、元生命保険会社員の森田智伸(55)は無所属で出馬予定。現職1人は引退する。
 ●別府市(5人)
 現職4と元職1、新人3の計8人が出馬の見通し。
 自民は現職の嶋幸一(49)、新人の別府市議、吉冨英三郎(56)を公認した。民主は元職の党県連顧問、佐藤博章(71)を公認。公明は現職の戸高賢史(44)を立てる。
 共産は新人の同市議、猿渡久子(55)を公認した。社民は現職の原田孝司(55)を推薦。現職の荒金信生(69)と新人の情報システム会社社長、牧野浩二(39)は無所属で立つ予定。
 ●中津市(3人)
 自民公認の毛利正徳(55)と社民推薦の馬場林(61)に加え、吉冨幸吉(65)の現職3人が出馬を予定。
 ●日田市(3人)
 自民は現職の井上伸史(68)と、新人で元日田市議の井上明夫(58)を公認した。新人の元同市議、羽野武男(58)は民主と社民から推薦を受ける。現職2人は不出馬の見通し。
=2015/03/01付 西日本新聞朝刊=

4512チバQ:2015/03/10(火) 20:36:36
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_oita/article/152989
【県議選各選挙区情勢】(下) 由布市区、定数2に4人出馬か
2015年03月02日(最終更新 2015年03月02日 03時00分)
 ●佐伯市(3人)
 
 自民はともに現職の田中利明(63)と御手洗吉生(68)を公認。新人の元佐伯市議、桑原宏史(44)は維新から出馬する。社民は現職の深津栄一(66)を立てる。
 ●臼杵市(2人)
 自民公認の志村学(69)と、社民公認の久原和弘(68)の現職2人が立候補を予定する。
 ●津久見市(1人)
 現職の古手川正治(58)が自民公認で出馬する見通し。
 ●竹田市(1人)
 現職の土居昌弘(45)が自民推薦で立候補予定。
 ●豊後高田市(1人)
 現職の佐々木敏夫(72)は無所属で出馬予定。新人の菓子製造販売業、清末浩一(47)が自民公認で出馬準備を進める。
 ●杵築市(1人)
 自民公認の現職、衛藤明和(67)が立候補予定。
 ●宇佐市(3人)
 自民公認の末宗秀雄(60)と、民主と社民が推薦する尾島保彦(62)、無所属の元吉俊博(58)の現職3人が出馬準備を進める。
 ●豊後大野市(2人)
 自民は現職の後藤政義(63)を公認。社民は現職の玉田輝義(52)を推薦した。新人の元土地改良区事務局長、森誠一(41)は無所属で立つ予定。
 ●由布市(2人)
 自民は現職の近藤和義(81)を公認。元由布市議の佐藤友信(63)と元同市議の二ノ宮健治(67)、輸入雑貨販売会社社長、長谷川修司(62)の新人3人は無所属で立候補の見通し。現職1人は引退する。
 ●国東市・姫島村(1人)
 自民は新人の国東市議、木付親次(59)を公認。新人の元客室乗務員、酒匂法子(46)は民主から推薦を受ける。現職2人は不出馬の見通し。
 ●日出町(1人)
 現職の三浦正臣(37)と、自民から推薦を受けた建設会社役員の佐野聡(29)が立候補の見通し。
 ●九重町・玖珠町(1人)
 自民公認の現職、浜田洋(71)が出馬の意向。
 (敬称略。選挙区の下の数字は定数)
=2015/03/02付 西日本新聞朝刊=

4513チバQ:2015/03/10(火) 20:39:20
熊本
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_kumamoto/article/152988
【県議選 選挙区の情勢】(上) 最少66人出馬表明
2015年03月02日(最終更新 2015年03月02日 03時00分)

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 統一地方選前半戦の県議選(4月3日告示、同12日投開票)まで1カ月。21選挙区の定数48に対し、1日時点で計66人(現職42人、元職2人、新人22人)が立候補を表明した。68人が出馬した前回から2人減って過去最少を更新する見通し。9選挙区で無投票となる可能性がある。政党別では、自民32人、民主2人、公明3人、共産3人、諸派1人、無所属25人で、各陣営とも既に支持拡大に奔走している。立候補が予想される顔ぶれを2回に分けて紹介する。
 ●熊本市第1区 (定数12)
 中央、東、北各区を合区した新たな選挙区。現職7人、元職1人、新人5人の計13人が立候補を表明している。
 現職7人のうち4人は自民。小杉直(69)と岩下栄一(68)は6選、藤川隆夫(62)は5選、橋口海平(36)は再選に向け、それぞれ態勢を固める。公明の城下広作(55)と氷室雄一郎(65)はともに5選を目指す。無所属の西聖一(54)は民主と社民の推薦を得て3選を狙う。
 前回、熊本市区で次点だった民主の元職、浜田大造(44)は議席奪還に意欲を燃やす。
 新人では、共産県常任委員の山本伸裕(51)は引退する同党県議の後継。残りの4人は無所属で、県教組委員長の岩田智子(53)は民主と社民の推薦を得た。会社会長の松村秀逸(61)は自民が推薦。熊本市議の松野明美(46)と詩吟団体理事長の山中惣一郎(32)も県議選初挑戦。
 ●熊本市第2区 (定数5)
 西、南両区を合区した新たな選挙区に現職6人、新人2人の計8人が立候補予定。
 現職では、自民の村上寅美(75)が8選、井手順雄(55)が5選、甲斐正法(57)が再選をそれぞれ目指す。自民以外では、民主の鎌田聡(50)と無所属の荒木章博(61)が5選を狙う。公明の前田憲秀(50)は再選を目指す。現職はいずれも一定の集票基盤を持っているが、区割り変更の影響をどう受けるかが焦点。
 新人は、共産県常任委員の益田牧子(64)、前回の熊本市区で落選した元熊本市議の高島和男(51)。
 ●八代市・郡区 (定数4)
 現職3人、元職1人、新人2人の計6人が4議席を争う。現職は自民の小早川宗弘(47)が4選、高野洋介(37)が3選に向けて奔走。無所属の磯田毅(62)は民主と社民の推薦を得て再選を目指す。
 元職の坂田孝志(57)は3期務めた県議から八代市長に転身し、再び、自民推薦を受けて県議に挑戦。新人は、共産県南部地区県政対策委員長の内田次一(64)と無所属の地域活性化団体代表、高山正夫(59)が議席獲得を目指す。
 ●人吉市区 (定数1)
 4選を目指す自民現職の溝口幸治(44)が立候補を表明。無投票になる可能性がある。
 ●荒尾市区 (定数2)
 現職2人がすでに立候補を表明。自民の重村栄(65)は4選、諸派の岩中伸司(66)は6選をそれぞれ目指す。前回まで2回連続無投票。
 ●水俣市区 (定数1)
 自民現職の吉永和世(48)が5選を狙う。
 ●玉名市区 (定数2)
 自民現職の森浩二(62)が4選、浦田祐三子(43)が3選を目指して支持固めを進めているのに対し、無所属新人の会社社長、中川勝也(53)が挑む。
 ●天草市・郡区 (定数3)
 自民現職の西岡勝成(68)は10選、池田和貴(51)は4選、泉広幸(61)は再選を目指す。無所属新人で農業、楠本千秋(65)が立候補を表明。
 ●山鹿市区 (定数2)
 いずれも現職で無所属の早田順一(48)、自民の渕上陽一(49)がいずれも3選を狙う。前回に続く無投票となる公算。
 ●菊池市区 (定数1)
 7選を目指す自民現職の前川收(54)に無所属新人の出口慎太郎(32)が挑み、16年ぶりの選挙戦となる見通し。
 ●宇土市区 (定数1)
 再選を狙う自民現職の九谷高弘(44)と前回に続く挑戦となる無所属新人の社会福祉法人理事長、西山宗孝(62)の一騎打ちの公算。
 (敬称略)
=2015/03/02付 西日本新聞朝刊=

4514チバQ:2015/03/10(火) 20:39:41
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_kumamoto/article/153182
【県議選 選挙区の情勢】(下) 宇城市・下益城郡区、新選挙区で激戦か
2015年03月03日(最終更新 2015年03月03日 09時23分)

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 ●上天草市区 (定数1)
 
 自民現職山口裕(43)が3選を目指す。ほかに、3日にも新人1人が立候補を表明する見通し。
 ●宇城市・下益城郡区 (定数2)
 下益城郡の美里町が合区された新たな選挙区には、7選を目指す無所属現職の鬼海洋一(70)と新人3人が立候補予定で激戦になりそうだ。
 新人のうち会社役員の吉田孝平(37)は自民公認。高齢者福祉施設代表理事の吉田裕司(58)、農業の末松直洋(52)は無所属。
 ●阿蘇市区 (定数1)
 前回の無投票から一転、4選を狙う自民現職の佐藤雅司(64)に無所属新人の社会福祉法人理事長、岩本浩治(61)が挑む。
 ●合志市区 (定数1)
 自民現職の高木健次(65)が3選を目指す。無投票の公算が大きい。
 ●玉名郡区 (定数1)
 3選を狙う自民現職の内野幸喜(42)以外に目立った立候補の動きは見られない。
 ●菊池郡区 (定数2)
 現職2人と新人2人による乱戦が予想される。現職は自民の田代国広(72)と東充美(63)がそれぞれ3選に向けて支持拡大に奔走。新人はいずれも無所属で、農業の佐藤竜巳(60)、会社役員の中村亮彦(47)が立候補を表明した。
 ●阿蘇郡区 (定数1)
 無所属現職の堤泰宏(67)が5選を狙うのに対し、無所属の南小国町長、河津修司(62)が自民推薦を得て、議席の獲得を目指す。
 ●上益城郡区 (定数2)
 自民現職の増永慎一郎(51)は3選、杉浦康治(56)は再選に向けて態勢を固める。無所属新人の会社員大平雄一(49)と医療法人職員の増田安至(50)が挑む。
 ●芦北郡区 (定数1)
 自民現職の山本秀久(79)は10選を目指す。4回連続の無投票の公算。
 ●球磨郡区 (定数2)
 自民現職の松田三郎(50)が5選、緒方勇二(54)が再選を目指す。無投票の公算。
 (敬称略)
=2015/03/03付 西日本新聞朝刊=

4515チバQ:2015/03/10(火) 20:41:25
2月の記事だけど・・・
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_fukuoka/article/145385
【2015県議選の構図】<1>門司区、小倉北区、小倉南区
2015年02月11日(最終更新 2015年02月11日 15時06分)

 人口減少社会を迎える中、地方創生のかじ取り役を託す県議選(4月3日告示、同12日投開票)まで2カ月に迫った。定数86は変わらないものの、八女市と八女郡が同一選挙区となり、選挙区は1減する。45選挙区ごとの立候補予定者の顔触れと構図を紹介する。(敬称略)
 ●現職2人に2新人挑む 門司区
 今のところ、現職の男性2人に新人の女性2人が挑む構図。2議席をかけて激戦が予想される。
 再選を目指す自民現職の川端耕一は年明けから支援企業や団体へのあいさつ回りを強化。元北九州市議の経歴も踏まえ「市政、県政とのパイプ役」をアピールする。6選を目指す公明現職の森下博司は2月から校区ごとのミニ集会を本格化。高齢者施策の充実などを訴え、支持母体の創価学会や地域への浸透に努める。
 前回、候補擁立を見送った共産は昨年10月、新人の一ノ瀬小夜子が立候補を表明。地域活性化や福祉施策の充実などを掲げ、JR駅前を中心に街頭演説を重ねる。新人でふくおか市民政治ネットワーク・北九州代表の畠山恵美は1月、無所属での立候補を決断。街頭演説で子育て支援などの施策を訴える。民主、社民が推薦を決めた。

 ●議席の奪還目指す共産 小倉北区
 定数3に対し、現職3人と新人1人の計4人が立候補を表明している。
 前回トップ当選の自民現職の中村明彦は厚い支持組織をフル稼働させ、9選を目指す。3選に挑む民主現職の原田博史は後援会や支持労組へのあいさつ回りを重ね、足場固めに懸命。公明現職の壹岐和郎は3期目に向け支持母体の創価学会を中心に組織を固める。
 共産新人の中村訓八は前々回失った議席の奪還に意気込む。躍進した昨年12月の衆院選の勢いに乗ろうと、党幹部や衆院議員の来援を予定している。
 前回、候補者を擁立したみんなの党は昨年解党。関係者の動向が注目される。

 ●5人が表明 1人に動き 小倉南区
 現職3人と元職1人、新人1人が立候補を表明。さらに保守系に出馬を探る動きがあり、3議席をめぐる激戦区になりそうだ。
 再選を目指す自民現職の吉村悠は、推薦団体などへのあいさつ回りに力を入れるほか、地域の会合や行事にも足を運ぶ。民主現職の泉日出夫は、連合福岡加盟の労組や従来の支援者を回り、3期目に向け実績をアピール。公明現職の二宮真盛はミニ集会を本格化、支持基盤の創価学会を中心に手堅くまとめ5期目に挑む。
 昨年12月の衆院選で福岡10区に立候補した共産元職の高瀬菜穂子は、8年ぶりの議席奪還を狙う。みんなから立候補予定だった新人の湊孝典は解党に伴い、他党からの出馬を模索。つじ立ちなどで知名度アップを図る。

    ×      ×

 ▽門司区 (定数2)
川端耕一 45 元北九州市議 自現
森下博司 65 党県幹事会長 公現
一ノ瀬小夜子 65 元看護師   共新
畠山恵美 46 元理学療法士 無新
〈前回結果〉
当14,450 森下博司 公現
当10,798 川端耕一 自新
  8,977 井上敏和 無現
  3,260 楪一早雄 み新

 ▽小倉北区 (定数3)
中村明彦 59 党県役員   自現
原田博史 48 党支部役員  民現
壹岐和郎 57 党県新聞委長 公現
中村訓八 55 党地区役員  共新
〈前回結果〉
当14,495 中村明彦 自現
当13,448 壹岐和郎 公現
当 8,177 原田博史 民現
  7,723 佐藤栄作 み新
  6,308 永田浩一 共新

 ▽小倉南区 (定数3)
吉村悠 29 党県青年局長 自現
泉日出夫 47 党支部役員  民現
二宮真盛 61 党支部役員  公現
高瀬菜穂子 54 党県委員   共元
湊孝典 47 元新聞記者  無新
〈前回結果〉
当18,551 二宮真盛 公現
当15,615 吉村悠 自新
当13,227 泉日出夫 民現
 12,784 高瀬菜穂子 共元
    ×      ×
 ▽党派の略称 自=自民党、民=民主党、維=維新の党、公=公明党、共=共産党、社=社民党、農=県農政連、無=無所属。前回結果は2011年の県議選。「み」は解党したみんなの党。
=2015/02/11付 西日本新聞朝刊=

4516チバQ:2015/03/10(火) 20:42:25
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_fukuoka/article/145387
【2015県議選の構図】<2>若松区、八幡東区、八幡西区、戸畑区
2015年02月12日(最終更新 2015年02月12日 15時10分)

 ●同じ顔触れ三たび対決 若松区
 定数2を自民、民主の現職と共産元職が争う構図になる見通しで、同じ顔触れによる戦いは3回連続となる。前回、トップ当選者と落選者の得票差はわずか1294票で、今回も激戦になりそうだ。
 3期連続トップ当選の自民現職の中尾正幸は、県農政連の推薦を受け企業や団体を精力的に回る。今年1月の市議補選では支援した党の候補が落選し、組織の引き締めに躍起だ。3期目に挑む民主現職の野村陽一は地元の催しに足を運び、地盤固めを図る。北橋健治北九州市長が衆院議員時代の公設秘書で「市政と県政の橋渡し役」をアピールする。
 共産元職の山口律子は、市議補選で党公認候補が接戦を制した勢いに乗ろうと女性層を中心に支持拡大に努めており、8年ぶりの議席奪還を狙う。

 ●現職が表明 無投票か? 八幡東区
 定数1に対し、2期目を目指す自民現職の津田公治が立候補を表明し、7日に事務所開きを実施した。4年間の実績をアピールし、選挙戦への準備を加速している。その一方で、民主は候補者選びが難航。共産は擁立が厳しい状況で、無投票の可能性もある。

 ●議席奪還を目指す共産 八幡西区
 定数4に現職4人と新人1人の計5人が立候補を予定。共産は前回失った議席の奪還を狙う。
 自民現職の2人はともに1月31日に事務所開き。縣善彦は5選を目指し、昨年から後援会へのあいさつ回りを始め、企業など約50団体の推薦も受ける。県議会議長を務めた松尾統章は企業などの推薦を150団体ほど取り付け、5期目に向け着々と態勢を構築する。
 民主現職の岩元一儀は地元労組など約50団体から推薦を受けた。4選を狙い支持基盤固めを図る。
 再選を目指す公明現職の松下正治は支援者へのあいさつ回りを始めた。支持母体の創価学会などへの浸透に努める。
 共産新人の伊藤淳一は駅前や住宅街などで街頭演説を行い、知名度向上に取り組む。

 ●前回と同様民共対決か 戸畑区
 6選を目指す民主現職の冨田徳二が立候補を表明し、支持基盤の新日鉄住金労組などを中心にあいさつ回りを重ねている。共産も候補擁立に向け最終調整を続けており、前回同様、1議席をめぐり「民・共」対決の様相を強めている。
 (敬称略)
    ×      ×
 ▽若松区 (定数2)
中尾正幸 50 党県政調会長 自現
野村陽一 47 保護司    民現
山口律子 65 党地区副委長 共元
〈前回結果〉
当 8,645 中尾正幸 自現
当 8,078 野村陽一 民現
  7,351 山口律子 共元

 ▽八幡東区 (定数1)
津田公治 59 党支部長   自現
〈前回結果〉
当 9,813 津田公治 自新
  8,487 諏訪下勝造 民現
  4,119 平原潤 み新

 ▽八幡西区 (定数4)
松尾統章 42 党県役員   自現
縣善彦 62 党県総務会長 自現
岩元一儀 55 党県役員   民現
松下正治 45 党支部連長  公現
伊藤淳一 63 党地区委員  共新
〈前回結果〉
当19,131 松尾統章 自現
当18,558 松下正治 公新
当15,044 岩元一儀 民現
当12,939 縣善彦 自現
 11,107 真島省三 共現

 ▽戸畑区 (定数1)
冨田徳二 59 党支部役員  民現
〈前回結果〉
当10,672 冨田徳二 民現
  5,196 藤井広子 共新
    ×      ×
 ▽党派の略称 自=自民党、民=民主党、維=維新の党、公=公明党、共=共産党、社=社民党、農=県農政連、無=無所属。前回結果は2011年の県議選。「み」は解党したみんなの党。
=2015/02/12付 西日本新聞朝刊=

4517チバQ:2015/03/10(火) 20:43:32
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_fukuoka/article/145390
【2015県議選の構図】<3>遠賀郡、中間市、行橋市、京都郡、築上郡・豊前市
2015年02月13日(最終更新 2015年02月13日 15時15分)

 ●自民現職と4新人混戦 遠賀郡
 定数2に対し、現職1人と新人4人が名乗りを上げており、混戦模様となっている。
 5選を目指す自民現職の松本国寛は、県議会議長だった知名度を生かし組織固めを進める。民主新人の今井保利は地元の芦屋町を中心に支援者回りを本格化。維新新人の林高史は38歳の若さを前面に打ち出し、街頭活動などを続ける。
 無所属新人の安部弘彦は選挙区内で最も人口が多い地元の岡垣町を拠点に支持拡大を狙う。無所属新人の入江東樹は元小学校長の経験を生かし、教育施策の充実などを掲げる。

 ●現職と新人 保守系対決 中間市
 6選を目指す自民現職の貞末利光と、無所属新人で中間市議会の前議長片岡誠二の2人が立候補を予定。保守系同士の争いになる見通しだ。
 県農政連の推薦も受けた貞末は長年の実績をアピールし、支持基盤固めを図る。地元の催しにも積極的に足を運ぶ。片岡は告示まで2カ月と迫った2月上旬に出馬を表明。つじ立ちや支援者へのあいさつ回りを通じ支持拡大を目指す。

 ●自民が分裂 現新再激突 行橋市
 無所属現職の堀大助が再選を目指す一方、無所属新人の小堤千寿が立候補の意向を固め準備を進めており、一騎打ちとなる公算が大きい。
 2人は昨年4月の補選で激突しており、自民県連の推薦を受けた堀が、自民の地域支部が推薦した小堤を1152票差で破った。今回も2人は補選と同様にそれぞれ推薦を受けており、自民の分裂選挙となる見通し。

 ●3選目指す現職出馬へ 京都郡
 3選を目指す無所属現職の畑中茂広のほかに立候補の動きはなく、無投票の公算が大きい。畑中は民主、社民の推薦を受けており、県政報告会などを通して政策を訴えている。

 ●現職だけが出馬の動き 築上郡・豊前市
 前職の豊前市長選出馬に伴う2013年5月の補選で、事実上の自民分裂選挙を制し、初当選した無所属現職の西元健のほかに立候補の動きがなく、無投票の公算が大きい。
 西元は1月末に事務所開きを行い準備を加速。県農政連の推薦を受ける。
 (敬称略)
    ×      ×
 ▽遠賀郡 (定数2)
松本国寛 58 党県議団役員 自現
今井保利 64 芦屋町議   民新
林高史 38 玩具会社役員 維新
安部弘彦 55 元岡垣町議  無新
入江東樹 72 元小学校長  無新
〈前回結果〉
当17,384 松本国寛 自現
当 8,905 助信良平 民現
  8,586 三角善彦 無新

 ▽中間市 (定数1)
貞末利光 59 党県役員   自現
片岡誠二 48 前市議会議長 無新
〈前回結果〉
無投票 貞末利光 自現

 ▽行橋市 (定数1)
堀大助 35 弁護士    無現
小堤千寿 32 自民支部役員 無新
〈前回結果〉
当14,332 田中純 無新
 11,835 岡田博利 無現
(2014年4月補選)
当 9,339 堀大助 無新
  8,187 小堤千寿 無新

 ▽京都郡 (定数1)
畑中茂広 62 旧豊津町長  無現
〈前回結果〉
無投票 畑中茂広 無現

 ▽築上郡・豊前市 (定数1)
西元健 35 自民支部役員 無現
〈前回結果〉
無投票 後藤元秀 自現
(2013年5月補選)
当17,244 西元健 自新
  9,479 中村勇希 無新
    ×      ×
 ▽党派の略称 自=自民党、民=民主党、維=維新の党、公=公明党、共=共産党、社=社民党、農=県農政連、無=無所属。前回結果は2011年の県議選。「み」は解党したみんなの党。
=2015/02/13付 西日本新聞朝刊=

4518チバQ:2015/03/10(火) 20:46:22
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_fukuoka/article/145672
【2015県議選の構図】<4>直方市、田川市、田川郡、宮若市・鞍手郡、飯塚市・嘉穂郡、嘉麻市
2015年02月15日(最終更新 2015年02月15日 00時35分)
 ●自民現職が再選目指す 直方市
 現職と新人2人の三つどもえの戦いだった前回から一転、立候補を表明しているのは現職の1人だけだ。
 再選を目指す自民現職の香原勝司は既に約150の団体や企業から推薦を受け、8日には後援会事務所開きも終えた。今回は県農政連の推薦も取り付け、ミニ集会などで雇用、子育て環境の充実などを訴え支持基盤固めを図っている。

 ●新人2人が一騎打ちへ 田川市
 3期務めた自民現職の浦田憲一が今期限りで引退し、自民新人と無所属新人の一騎打ちになる見通し。
 浦田の次男で自民新人の浦田大治は保守層を固めるため、企業や団体などを中心にあいさつ回りを続けている。1月末に田川市議を任期途中で辞職した無所属新人の佐々木允は民主、社民の推薦を受け、保守層への浸透も図る。

 ●自民系3人、社民も参入 田川郡
 現職2、新人2の計4人が2議席を争う構図になりそうだ。
 いずれも前回初当選した自民現職の大島道人と、自民推薦で無所属現職の神崎聡は、県議での実績をアピールして支持固めに力を入れる。自民の地域支部から推薦を受けた無所属新人の有田浩二は、地盤の川崎町を中心に知名度アップを図る。
 地元選出衆院議員の武田良太が大島と有田を推す一方、副総理の麻生太郎は神崎を支援し、自民分裂の様相となっている。
 前回、1947年から続いた議席を失った社民は、昨年12月の衆院選福岡11区に立候補した新人の藤中寛之を擁立し、議席奪回を目指す。

 ●自民が分裂、現新激突へ 宮若市・鞍手郡
 定数1に対し自民現職の塩川秀敏と、無所属新人の春田章匡が立候補を予定。春田は自民の地域支部から推薦を受けており、事実上の自民分裂選挙となる見通しだ。
 3選を目指す塩川は支持者回りを重ね、2期8年の実績をアピール。街頭で朝立ちを続け、無党派層の取り込みも図る。
 春田は、副総理の麻生太郎の秘書時代に培った人脈を生かして企業などへのあいさつ回りを進め、ミニ集会も精力的にこなす。

 ●現職2人と2新人対決 飯塚市・嘉穂郡
 定数2に現職2人、新人2人が立候補を表明。4選を目指す自民現職の江藤秀之はミニ集会や企業団体への推薦依頼に力を注ぐ。5選を狙う民主現職の吉村敏男は支持者回りを精力的にこなす。労組も支援する。昨年の飯塚市長選に出た無所属新人の小幡俊之は、市政を考える市民団体などが支持基盤。無所属新人の高橋義彦は、高校や大学院の同級生が草の根の活動を支えている。

 ●前回と同じ現新の争い 嘉麻市
 8選を目指す自民現職の吉原太郎と、無所属新人で会社社長の井上誠二が立候補を表明。前回と同じ顔ぶれによる一騎打ちの公算が大きい。
 吉原は支持固めに向けて地域ごとに後援会が活動を本格化。井上は地元の稲築地区から世代交代を訴えて浸透を図る。
 (敬称略)

4519チバQ:2015/03/10(火) 20:46:38
    ×      ×
 ▽直方市 (定数1)
香原勝司47 市体育協会長 自現
〈前回結果〉
当12,397 香原勝司 自新
 10,104 野下昭宣 無現
  2,681 高木直行 無新

 ▽田川市 (定数1)
浦田大治40 県議事務所員 自新
佐々木允33 福祉施設職員 無新
〈前回結果〉
当11,182 浦田憲一 自現
 10,753 古賀靖典 無新

 ▽田川郡 (定数2)
大島道人62 農業     自現
神崎聡52 県農政連役員 無現
藤中寛之40 党県副代表  社新
有田浩二55 建設会社役員 無新
〈前回結果〉
当14,814 大島道人 自新
当13,519 神崎聡 無新
 10,459 冨原茂昭 社現

 ▽宮若市・鞍手郡 (定数1)
塩川秀敏66 元高校教諭  自現
春田章匡59 元議員秘書  無新
〈前回結果〉
当14,654 塩川秀敏 自現
  7,030 豊福明子 無新

 ▽飯塚市・嘉穂郡 (定数2)
江藤秀之54 党県役員   自現
吉村敏男66 党県代表代行 民現
小幡俊之57 元飯塚市議  無新
高橋義彦31 元証券会社員 無新
〈前回結果〉
当25,922 江藤秀之 自現
当18,523 吉村敏男 民現
  4,690 税田康文 無新

 ▽嘉麻市 (定数1)
吉原太郎80 医師     自現
井上誠二56 不動産業   無新
〈前回結果〉
当11,531 吉原太郎 自現
  5,684 井上誠二 無新
    ×      ×
 ▽党派の略称 自=自民党、民=民主党、維=維新の党、公=公明党、共=共産党、社=社民党、農=県農政連、無=無所属。前回結果は2011年の県議選。「み」は解党したみんなの党。
=2015/02/15付 西日本新聞朝刊=

4520チバQ:2015/03/10(火) 20:48:29
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_fukuoka/article/146055
【2015県議選の構図】<5>福岡市東区、博多区、中央区
2015年02月17日(最終更新 2015年02月17日 03時00分)
 ●現職4人に共産が挑む 東区
 
 自民2人と民主、公明の計4人の現職に共産新人が名乗りを上げ、5人で定数4を争う構図になりそう。前回、ふくおか市民政治ネットワークの候補者(次点)が獲得した1万票余りの行方も注目される。
 自民現職の今林久は後援会を中心に支持拡大を目指す。5期の実績をアピールし、特に教育・文化の施策充実を訴える。自民現職の長裕海は支援団体のあいさつ回りを重ね、ミニ集会では九州大の跡地活用の重要性を語る。
 民主現職の佐々木徹は連合福岡が主な支持基盤で、支援労組や地域の支持者を回り、格差社会の是正を説く。公明現職の大塚勝利は創価学会や党員、支援企業を回るほか、生活者の視点を強調し、新たな票の掘り起こしを目指す。共産新人の立川由美は連日、駅前の街頭宣伝を通して知名度アップを図り、若者の労働環境改善を呼び掛ける。
 ●国政転出の自民に後継 博多区
 定数3に対し、自民新人と民主、公明の現職が立候補を表明した。共産も候補擁立の動きを見せている。
 前回トップ当選した自民県議が国政へ転出。後継に弟の井上博行が名乗りを上げた。後援会組織は兄と連動し、支持者へのあいさつ回りなど基盤固めに奔走する。
 再選を目指す民主現職の堤かなめは連合系組織の推薦を30近く集め、同窓会や市民運動で築いた人脈を生かし、ミニ集会で政策を訴える。公明現職の高橋雅成は4期目に向けて支持母体の創価学会への浸透に努める。
 共産は候補者を絞り込んでおり、近く発表予定。
 ●現職2人と2新人激突 中央区
 定数3に対し、現職2人と新人2人の計4人が立候補を表明している。都心部で無党派層も多く、激しい“争奪戦”が予想される。
 4選を目指す公明現職の大城節子は年明けから、地域でのミニ集会を本格化。支持母体の創価学会など地盤固めを図る。民主現職の原中誠志は再選に向けて公民館単位で県政報告会を重ねる。
 自民新人の岳康宏は元衆院議員秘書。前回、トップ当選を果たし、その後国政に転身した鬼木誠の地盤を引き継ぐ。8日に事務所開きをし、企業団体回りを通して浸透を図っている。
 維新新人の大野善行の活動の中心はつじ立ち。昨年末の衆院選比例代表で維新は中央区で1万票超を獲得しており、無党派層の支持拡大を狙う。
 (敬称略)
    ×      ×
 ▽東区 (定数4)
今林久66 党県役員   自現
長裕海61 党県役員   自現
佐々木徹57 党県常任幹事 民現
大塚勝利49 党県局次長  公現
立川由美44 党准県委員  共新
〈前回結果〉
当25,419 今林久 自現
当21,352 大塚勝利 公現
当17,065 佐々木徹 民現
当16,619 長裕海 自現
 10,762 外井京子 ネ新
  7,743 橋本英一 共新
 ▽博多区 (定数3)
井上博行50 会社社長   自新
堤かなめ54 元大学教授  民現
高橋雅成57 党県総支部長 公現
〈前回結果〉
当22,786 井上貴博 自現
当15,834 高橋雅成 公現
当11,484 堤かなめ 民新
  7,091 岩本壮一郎 み新
  3,569 川崎智浩 無新
 ▽中央区 (定数3)
岳康宏44 会社役員   自新
原中誠志56 党総支部幹事 民現
大野善行48 元予備校講師 維新
大城節子64 党県女性局長 公現
〈前回結果〉
当21,752 鬼木誠 自現
当12,319 大城節子 公現
当 9,610 原中誠志 民新
  9,141 池田素子 み新
    ×      ×
 ▽党派の略称 自=自民党、民=民主党、維=維新の党、公=公明党、共=共産党、社=社民党、農=県農政連、ネ=ふくおか市民政治ネットワーク、無=無所属。前回結果は2011年の県議選。「み」は解党したみんなの党。
=2015/02/17付 西日本新聞朝刊=

4521チバQ:2015/03/10(火) 20:49:30
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_fukuoka/article/146251
【2015県議選の構図】<6>福岡市南区、城南区、早良区、西区
2015年02月18日(最終更新 2015年02月18日 00時23分)

 ●民主が分裂 新人を擁立 南区
 
 前回無投票で当選した現職4人に、新人1人が挑む構図。民主は公認調整が不調に終わり、事実上の分裂選挙となる。
 前回民主公認だった現職の新村雅彦は、長男が同じ南区で福岡市議選への立候補を予定しており、党内で世襲批判が上がった。無所属で出馬するが、民主を支援する約30の労働組合から推薦を受けた。これに対し、民主が擁立した新人の大田京子は、南区を地盤とする元衆議院議員稲富修二の後援会などへのあいさつ回りや、つじ立ちで知名度アップを図る。
 自民現職の加地邦雄は現議長。公務に追われる中、全25校区に置く後援会がフル回転。自民現職の樋口明は地元企業や団体へのあいさつ回り、主要駅での朝立ちを重ねる。
 公明現職の浜崎達也は支持母体の創価学会を中心に地盤を固めるほか、地域でミニ集会を開催する。

 ●現職2人が立候補表明 城南区
 定数2に対し、現職2人が立候補を表明しているのに加え、共産が候補擁立を目指している。
 9選を目指す自民現職の武藤英治は支持者や企業・団体へのあいさつ回りを始めた。今後はミニ集会などに力を入れる。3選を目指す民主現職の守谷正人は初当選以来、街頭で県政報告書の配布を続けており、実績のアピールに努める。

 ●5人名乗り混戦の様相 早良区
 定数3に対し、現職2人と3新人が名乗りを上げているほか、共産も候補擁立を決め、混戦模様となっている。
 自民は8年ぶりに公認候補を擁立した。新人の大田満は元副総裁山崎拓の元秘書。県農政連など約70の団体から推薦を受け、組織票を固める。自民の推薦を受ける無所属現職の古川忠は地元の催しに足を運び、6選に向け実績を訴える。
 5選を狙う公明現職の新開昌彦はあいさつ回りを続けながら、創価学会を軸に支持拡大を目指す。ふくおか市民政治ネットワークの元共同代表で無所属新人の外井京子は民主の推薦を受け労働組合への浸透を図る。無所属新人の松永洋幸は知名度を高めようと、街頭演説を繰り返す。共産は18日に候補者を発表する。

 ●現職3人に新人が挑む 西区
 定数3に現職3人と新人1人が立候補予定。共産も候補擁立を急いでいる。
 12選を目指す自民現職の田中久也はベテランとしての知名度を生かし、組織固めを進める。自民現職で2期目を狙う野原隆士は支持者回りを重ね、4年間の実績をアピールする。
 民主現職の仁戸田元氣は連合福岡のほか、自民支持の一部団体からも推薦を受け、保守層への食い込みを図る。
 維新新人の水野信一は街頭演説を精力的に繰り返し、政策を訴える。
 (敬称略)
    ×      ×
 ▽南区 (定数4)
加地邦雄64 教育団体理事 自現
樋口明44 党県議団役員 自現
大田京子36 元針灸院長  民新
浜崎達也59 党県幹事長  公現
新村雅彦62 元中学教諭  無現
〈前回結果〉
無投票 加地邦雄 自現
無投票 樋口明 自現
無投票 新村雅彦 民現
無投票 浜崎達也 公現

 ▽城南区 (定数2)
武藤英治63 党県会計監督 自現
守谷正人49 党県監査委員 民現
〈前回結果〉
当21,242 武藤英治 自現
当12,023 守谷正人 民現
  9,186 堀宏行 み元

 ▽早良区 (定数3)
大田満48 元議員秘書  自新
新開昌彦57 党県副幹事長 公現
古川忠66 NPO理事長 無現
外井京子57 元福岡市議  無新
松永洋幸42 不動産業役員 無新
〈前回結果〉
当26,912 古川忠 無現
当20,673 新開昌彦 公現
当15,764 宮浦寛 民現
  9,334 松永洋幸 無新

 ▽西区 (定数3)
田中久也81 党県相談役  自現
野原隆士57 党県役員   自現
仁戸田元氣35 党3区役員  民現
水野信一53 NPO理事  維新
〈前回結果〉
無投票 田中久也 自現
無投票 仁戸田元氣 民新
無投票 野原隆士 無新
    ×      ×
 ▽党派の略称 自=自民党、民=民主党、維=維新の党、公=公明党、共=共産党、社=社民党、農=県農政連、無=無所属。前回結果は2011年の県議選。「み」は解党したみんなの党。
=2015/02/18付 西日本新聞朝刊=

4522チバQ:2015/03/10(火) 20:50:39
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_fukuoka/article/146482
【2015県議選の構図】<7>宗像市、福津市、古賀市、粕屋郡、糸島市
2015年02月19日(最終更新 2015年02月19日 18時54分)

 ●現職2人が地盤固める 宗像市
 
 新人4人が2議席を争い激戦となった前回から一転、現職2人のほかに立候補の動きはない。
 自民現職の伊豆美沙子は市商工会など30を超す団体の推薦を集めた。地域を積極的に回り、地盤固めに力を入れる。無所属現職の吉武邦彦は3月初めに事務所開きを予定。地元の旧玄海町をはじめ、全市的な支援の広がりを目指す。
 ●自民現職が3選目指す 福津市
 前回は自民現職と民主新人の一騎打ちとなったが、今回、立候補を表明しているのは3選を目指す自民現職の阿部弘樹の1人。約50の団体・企業の推薦を受け、後援会を中心に地盤を固める。

 ●市長選余波自民が難航 古賀市
 定数1に対し、民主現職の田辺一城が立候補を表明し、8日に事務所開き。前回の初当選後、約80回に達した市内全域の対話集会のほか、県政報告文書発行やブログで議員活動を発信し、地域への浸透を図っている。
 前回初めて議席を失った自民は候補擁立の方針を堅持しているものの人選が難航している。昨年11月の古賀市長選で、支部内の支援が3候補者に分裂したしこりが残っている。無投票の可能性も出てきた。

 ●共産擁立へ激戦の様相 粕屋郡
 現職2人、新人2人が立候補の意向を表明。共産も候補擁立を検討しており、前回の無投票から一転し激戦となる見通し。
 自民現職の吉松源昭は3期の実績や政権幹部とのパイプを強調し、後援会の結束を図る。前回民主から出馬した小池邦弘は今回は無所属で立候補予定。民主、維新から支援を受け、野党勢力の結集で3選を目指す。
 議席死守を狙う公明は新人で元古賀市議の西尾耕治を擁立。支持母体と連携して知名度アップを図る。県農政連新人の世利昌規は農家や地元宇美町を中心に浸透を図る。
 共産も新人を擁立予定で候補者を調整している。

 ●現職と新人出馬を表明 糸島市
 従来の「前原市・糸島郡」から名称変更された。定数2に対し、現職1人と新人1人が立候補を表明。ほかに動きはなく、無投票の公算が大きい。
 民主現職の川崎俊丸は昨春から小学校区単位で県政報告会を開催。2期8年の実績をアピールし、3選を目指す。自民新人の浦伊三夫は100近くの団体、企業から推薦を受け、あいさつ回りなどで浸透を図っている。
 (敬称略)
    ×      ×
 ▽宗像市 (定数2)
伊豆美沙子56 酒造会社役員 自現
吉武邦彦59 旅館経営   無現
〈前回結果〉
当13,571伊豆美沙子 自新
当11,346吉武邦彦 無新
  6,860花田洋 民新
  4,488福田昭彦 無新

 ▽福津市 (定数1)
阿部弘樹53 医師 自現
〈前回結果〉
当11,860阿部弘樹 自現
  8,228越本隆志 民新

 ▽古賀市 (定数1)
田辺一城34 元新聞記者 民現
〈前回結果〉
当11、271田辺一城 民新
 10、389前田宏三 自現

 ▽粕屋郡 (定数3)
吉松源昭46 行政書士   自現
西尾耕治54 党支部連合長 公新
世利昌規61 農協理事   農新
小池邦弘54 民主町支部長 無現
〈前回結果〉
無投票 上岡孝生 公現
無投票 吉松源昭 自現
無投票 小池邦弘 民現

 ▽糸島市 (定数2)
浦伊三夫41 会社役員   自新
川崎俊丸64 党支部幹事長 民現
〈前回結果〉(前原市・糸島郡)
当21,569月形祐二 自現
当 8,052川崎俊丸 民現
  4,741岡村一伸 無新
    ×      ×
 ▽党派の略称 自=自民党、民=民主党、維=維新の党、公=公明党、共=共産党、社=社民党、農=県農政連、無=無所属。前回結果は2011年の県議選。「み」は解党したみんなの党。
=2015/02/19付 西日本新聞朝刊=

4523チバQ:2015/03/10(火) 20:51:58
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_fukuoka/article/146731
【2015県議選の構図】<8>春日市、大野城市、太宰府市、筑紫野市、筑紫郡、朝倉市・朝倉郡
2015年02月20日(最終更新 2015年02月20日 03時00分)

 ●現職2人に新人出馬か 春日市
 
 定数2。前回無所属で初当選し、その後、ともに自民入りした松尾嘉三と中牟田伸二の現職2人が再選を目指して立候補を表明している。解党したみんなから前回出馬し、次点だった元春日市議が維新からの立候補に意欲を示しており、選挙戦に突入する見通し。
 前回議席を失った民主は昨年、新人の推薦を決めたが、本人が立候補を辞退した。このため、元市議はかつて所属した民主からの推薦を得たい考え。
 松尾と中牟田は、駅前や街頭でつじ立ちを続ける。
 前回はこの3人以外に2人が立候補し、計1万票超を獲得した。こうした票の行方が当落の鍵を握りそうだ。
 ●現職2人が立候補表明 大野城市
 定数2に対し、現職2人が立候補を表明している。4選を狙う自民現職の井上順吾は昨年6月から市内全地区でミニ集会を重ねながら、推薦団体などの地盤固めを着実に進める。再選を目指す民主現職の井上博隆はミニ集会を開くほか、労組などへの浸透も図る。
 ●市長選連動2新人激突 太宰府市
 定数1。引退する現職の後継として自民公認を得た柳原荘一郎、民主と社民の推薦を受ける無所属の渡辺美穂の新人2人が立候補を表明し、一騎打ちとなる見通し。同じ統一地方選で実施される太宰府市長選とも連動し、激しい選挙戦が予想される。
 商工、農業、観光の振興を掲げる柳原は「国、県と太宰府市を太いパイプで結ぶ」と訴える。市長選で3選を目指す井上保広の後押しのほか、県農政連や商工政治連盟などの推薦を得て、組織選挙を徹底させる。
 渡辺は市議3期の実績を背景に、高齢者や子育て支援などを軸に「女性の声を県政に」と主張する。市長選に出馬予定の新人芦刈茂と連携。現市政に批判的な市議の支援を受け、各行政区でミニ集会を重ねる。
 ●支持固めに2現職努力 筑紫野市
 定数2に対し、再選を狙う自民現職の平井一三と4選を目指す民主現職の原竹岩海が立候補を表明している。平井は3月から市内各地でミニ集会を開きながら、推薦団体などの足場固めに力を注ぐ。原竹は後援会活動を中心に幅広い層への支持の広がりを期待する。
 ●現職が引退後継に長男 筑紫郡
 4期務めた自民現職の渡辺英幸が今期限りで引退し、後継として渡辺の長男勝将が自民公認で立候補を表明した。父親から引き継いだ後援会を中心に推薦団体や企業への浸透に懸命だ。
 ●現職以外に動き見えず 朝倉市・朝倉郡
 旧甘木市区(定数1)と旧朝倉郡区(同1)が合区され、2回目の選挙。定数2に対し、現職2人が立候補を表明している。ほかに動きがなく、無投票となる可能性もある。
 3選を目指す自民現職の栗原渉を県農政連が推薦し、7選を目指す県農政連現職の林裕二を自民が推薦した。保守同士が協調体制で保守地盤を固めるほか、両氏は各地の催しに積極的に顔を出している。
 前回、候補者を立てた民主と昨年12月の衆院選で躍進した共産は、候補擁立が厳しい状況。
 (敬称略)

4524チバQ:2015/03/10(火) 20:52:17

    ×      ×
 ▽春日市 (定数2)
中牟田伸二57 党県議団役員 自現
松尾嘉三46 不動産業   自現
〈前回結果〉
当10,293松尾嘉三 無新
当 7,528中牟田伸二 無新
  6,625中村孝三 み新
  5,646岸本善成 民現
  4,791平山喜基 無新

 ▽大野城市 (定数2)
井上順吾63 行政書士   自現
井上博隆37 党支部幹事長 民現
〈前回結果〉
当14,173井上順吾 自現
当 9,848井上博隆 民新
  5,462吉村裕美 無新

 ▽太宰府市 (定数1)
柳原荘一郎43 建設会社役員 自新
渡辺美穂52 太宰府市議  無新
〈前回結果〉
当13,444井本邦彦 自現
  9,361白石卓也 無新

 ▽筑紫野市 (定数2)
平井一三60 会社役員   自現
原竹岩海61 党支部副代表 民現
〈前回結果〉
当14,358平井一三 自新
当11,169原竹岩海 民現
  5,422浜武振一 無新

 ▽筑紫郡 (定数1)
渡辺勝将37 会社役員   自新
〈前回結果〉
無投票 渡辺英幸 自現

 ▽朝倉市・朝倉郡 (定数2)
栗原渉49 党支部長   自現
林裕二64 県農政連委長 農現
〈前回結果〉
当15,987栗原渉 自現
当15,152林裕二 農現
  7,145多田有一郎 民新
    ×      ×
 ▽党派の略称 自=自民党、民=民主党、維=維新の党、公=公明党、共=共産党、社=社民党、農=県農政連、無=無所属。前回結果は2011年の県議選。「み」は解党したみんなの党。
=2015/02/20付 西日本新聞朝刊=

4525チバQ:2015/03/10(火) 20:53:24
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_fukuoka/article/146992
【2015県議選の構図】<9>久留米市、大川市・三潴郡、小郡市・三井郡、うきは市
2015年02月21日(最終更新 2015年02月21日 09時49分)
 ●保革が乱立8人激突も 久留米市
 
 自民、民主、公明の現職4人に加えて、自民系の元職と新人、民主の新人が立候補を表明し、共産も擁立する方針。5議席をめぐり激戦が予想される。
 自民現職の原口剣生は4期の実績を強調し、2千近くの企業や団体からの推薦を狙う。原口とともに県農政連の推薦を得る自民現職の十中大雅は後援会と農業票を固めて3選を目指す。
 自民支持層に割って入るのが、前回の初当選後に衆院選出馬のため辞職した元職の江口善明と、久留米市議で新人の後藤敬介の2人。街頭演説やあいさつ回りを重ねて支持拡大を狙う。
 民主は現職の中村誠治が再選に向け連合福岡の推薦を受けたものの、かつて維新に所属した新人の内野雅晴も追加公認され、連合福岡が推薦。共産も巻き込み、「非自民票」の分散は必至だ。
 公明現職の田中正勝は支持母体の創価学会を軸に支援を訴え、6選を目指す。

 ●現職以外に動き見えず 大川市・三潴郡
 3選を目指す自民現職の秋田章二のほかに立候補の動きは見られず、3回連続で無投票の可能性が高まっている。県農政連の推薦を取り付け、県政報告会を兼ねた新春の集いでも支持者約700人を集め、着々と足場を固めつつある。

 ●5選目指し現職出馬へ 小郡市・三井郡
 自民現職の井上忠敏が5選を目指して立候補を表明している。今のところ、ほかに立候補の動きはない。無投票になれば3回連続。井上は県農政連や医師会の推薦を得たほか、約70の企業・団体に推薦願を出し、地盤固めを進めている。
 ●新人1人が立候補表明 うきは市
 県農政連新人で、元うきは市職員の小河誠嗣が立候補を表明。ほかに動きはなく、3回連続で無投票の公算が大きい。小河は市長公室長などを歴任し、昨年3月の定年退職後、今年1月まで市商工会事務局長を務めた。今期限りで引退する県農政連現職の出利葉史郎の後継として各団体へのあいさつ回りを重ねている。
 (敬称略)
    ×      ×
 ▽久留米市  (定数5)
原口剣生60 会社社長   自現
十中大雅61 党県総務副長 自現
中村誠治58 元議員秘書  民現
内野雅晴38 整骨院副院長 民新
田中正勝63 党県副代表  公現
江口善明40 JA青年部員 無元
後藤敬介52 会社社長   無新
〈前回結果〉
当26,495 原口剣生 自現
当22,917 田中正勝 公現
当15,676 中村誠治 民新
当15,476 江口善明 無新
当14,511 十中大雅 自現
 10,635 清田信治 無現

 ▽大川市・三潴郡 (定数1)
秋田章二64 医師     自現
〈前回結果〉
無投票 秋田章二 自現

 ▽小郡市・三井郡 (定数1)
井上忠敏68 党県副幹事長 自現
〈前回結果〉
無投票 井上忠敏 自現

 ▽うきは市 (定数1)
小河誠嗣60 元市職員   農新
〈前回結果〉
無投票 出利葉史郎 農現
    ×      ×
 ▽党派の略称 自=自民党、民=民主党、維=維新の党、公=公明党、共=共産党、社=社民党、農=県農政連、無=無所属。前回結果は2011年の県議選。「み」は解党したみんなの党。
=2015/02/21付 西日本新聞朝刊=

4526チバQ:2015/03/10(火) 20:54:24
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_fukuoka/article/147167
【2015県議選の構図】<10>大牟田市、柳川市、筑後市、みやま市、八女市・八女郡
2015年02月22日(最終更新 2015年02月22日 00時33分)

 ●保守系分裂 激戦の模様 大牟田市
 
 定数2に自民と無所属の現職、共産新人の計3人のほか、自民党員の新人も無所属での出馬を表明。保守分裂の様相を帯び、激戦になりそうだ。
 自民現職の田中秀子は党県幹事長など5期20年の実績をアピール。推薦を受けた企業や団体、支持者へのあいさつ回りを急ぐ。
 無所属現職の大橋克己は民主、社民の推薦を得て再選を目指す。労組や支持者回りのほか、朝立ちで無党派の取り込みも狙う。
 共産新人の中西倫仁は3度目の挑戦。街頭演説や支持者回りを重ね、福祉充実や大型開発中止などを訴えている。
 無所属新人の桑原誠は古賀誠元自民幹事長の秘書だった。県議経験者の支援を受け、秘書時代の人脈も生かし支持者を回っている。

 ●再選目指す現職出馬へ 柳川市
 定数1に対し、今のところ名乗りを上げたのは再選を目指す無所属現職の椛島徳博だけ。12年ぶり選挙戦となった前回から一転、無投票の可能性も出ている。
 4年間の実績をアピールする椛島は今回、県農政連の推薦を取り付け、支援の広がりを目指す。

 ●現職が安定 無投票公算 筑後市
 8選を目指す自民現職の蔵内勇夫のほかに今のところ立候補の動きはなく、無投票の公算が大きい。
 蔵内は既に県農政連などを含め約70団体から推薦を受けた。3月には事務所開きを予定しており、後援会を中心に地盤を着々と固めている。

 ●自民現職が再選目指す みやま市
 定数1に対し、再選を目指す自民現職の板橋聡が立候補を表明。今のところほかに動きはなく、無投票の公算が大きい。
 板橋は200近くの団体や企業から推薦を受けた。農林水産業の発展やスポーツによる地域振興などを訴え、あいさつ回りに励んでいる。

 ●合区後初の戦いに4人 八女市・八女郡
 従来の八女市区と八女郡区が合区された。定数2に、現職1人と新人3人が立候補を予定している。
 再選を目指す自民現職の桐明和久は八女市全域で支援者回りを重ね、4年間の実績をアピール。民主新人の野田稔子は参院議員の夫とともに精力的に集会を開き、国会議員も応援に駆けつけている。
 県農政連の推薦を受けた無所属新人の近藤雅幸は支援組織への浸透と無党派層の支持拡大を目指す。無所属新人の竹下英治は地元の広川町を中心に地域回りを重ねる一方、八女市内での知名度アップを図る。
 (敬称略)
 =おわり
    ×      ×
 ▽大牟田市 (定数2)
田中秀子53 党県幹事長  自現
中西倫仁54 医療法人職員 共新
大橋克己47 商工団体役員 無現
桑原誠43 元議員秘書  無新
〈前回結果〉
当14,801 大橋克己 無新
当13,812 田中秀子 自現
 12,597 高岡新 自現
  5,059 中西倫仁 共新

 ▽柳川市 (定数1)
椛島徳博58 元議員秘書  無現
〈前回結果〉
当18,445 椛島徳博 無新
 13,354 江口吉男 自現

 ▽筑後市 (定数1)
蔵内勇夫61 獣医師会長  自現
〈前回結果〉
無投票 蔵内勇夫 自現

 ▽みやま市 (定数1)
板橋聡47 党県副幹事長 自現
〈前回結果〉
無投票 板橋聡 自新

 ▽八女市・八女郡 (定数2)
桐明和久56 党支部長   自現
野田稔子56 党副総支部長 民新
近藤雅幸42 元八女市議  無新
竹下英治56 元航空自衛官 無新
〈前回結果〉
▽八女市(定数1)
当10,037 桐明和久 自新
  7,639 近藤雅幸 無新
▽八女郡(定数1)
無投票 重野正敏 農現
    ×      ×
 ▽党派の略称 自=自民党、民=民主党、共=共産党、農=県農政連、無=無所属。前回結果は2011年の県議選。
=2015/02/22付 西日本新聞朝刊=

4527チバQ:2015/03/10(火) 20:54:46
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_fukuoka/article/153179
【筑豊】変わるか議会(1) 町民不在の対立続く
2015年03月03日(最終更新 2015年03月03日 03時00分)
1年近く不在が続く福智町の副町長室
1年近く不在が続く福智町の副町長室
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 人けのない室内は冷たい空気が漂っていた。福智町役場3階の副町長室。部屋の主である町政ナンバー2が不在となって間もなく1年がたつ。執行部の人事案が町議会の同意を得られず、今も再提案できない状態が続く。異常事態の発端となったのは1通の手紙。「あの“怪文書”さえなければ」。町幹部はため息を漏らした。
 「早急に知らせておかなければならないと思い手紙を出しました」。丁寧な文面とは裏腹に文書には、元町課長が公共工事の不正に関わったとする真偽不明の内容がつづられていた。元課長こそ、執行部が新しい副町長に選任しようとしていた人物。「このような人事は取りやめるべきです」。文書は強い語調で結ばれていた。
 昨年3月に初当選した嶋野勝町長は同7月、人事案を提案するため臨時議会を招集したが、議会側は怪文書を理由に反発。町長や元課長本人が「文書は事実無根」と説明しても開会に応じなかった。翌8月の臨時議会で執行部が同じ人事案を提出すると、議会側は賛成少数で不同意とした。
 文書の差出人は匿名。内容の事実関係も確認できない。にもかかわらず、議会が重視したのはなぜか。「本当は別の理由がある」。町幹部の一人は声をひそめた。
 福智町は2006年に赤池、金田、方城の3町合併で誕生した。嶋野町長は旧方城町、元課長は旧赤池町の出身。「旧金田町ゆかりの人物を副町長に据えて、町政の主導権を握ろうとする一部議員の思惑が働いた」と明かす。
   ◇    ◇   
 議会と執行部の対立は前町長時代から続く。
 12年12月には、議会が町発注の赤池中新築工事の契約議案を否決。町は入札をやり直したが、前回の落札業者が同じ額で再び落札したため、議会は「不自然だ」として今度も否決した。最終的には前町長が専決処分し、新校舎は13年末に完成したが、着工の遅れで生徒はプレハブ校舎の長期使用を強いられた。
 議員には、土建会社の役員経験があるなど建設業界と関わりの深い人が少なくない。ある議員は度重なる否決を「一部議員と落札業者の対立が原因」と明かす。
 11〜12年には、町有地の民間売却価格と町道改修工事に伴う移転補償費をめぐり、議会が執行部を追及。いずれも地方自治法に基づく百条委員会が設置され、前町長に対して損害賠償を求める住民訴訟に発展した。14年6月に和解が成立したが、町は弁護士費用や不動産鑑定料などとして計約840万円を原告側に支払った。
 「訴訟は執行部と議会の対立が原因。コップの中の争いに公費を使うなんて」と自営業の60代男性は憤る。議会をよく傍聴するという50代女性は「利害関係でしか動いていないように見える」と手厳しい。
 町民の冷たい視線を感じてか、渡辺文敏議長は「批判はもっともだ。一刻も早く正常化しないといけない」と懸念を示す。
 しかし、副町長人事について、複数の議員は「もう一度同じ人事案を出してきたら、町長との関係は修復不可能になる」とけん制する。嶋野町長も「人事案の提出時期は未定」と多くを語らない。
 町民不在の対立はいつまで続くのか。収束の糸口はまだ見えない。
   ◇    ◇   
 セクハラやじ、号泣会見…。昨年以降、地方議会を取り巻く問題が全国で相次いで起きた。筑豊でも議員絡みの不祥事や内輪もめが絶えない。議会で何が起きているのか。4月の統一地方選を前にリポートする。
=2015/03/03付 西日本新聞朝刊=

4528チバQ:2015/03/10(火) 20:55:07
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_fukuoka/article/153671
【筑豊】変わるか議会(2) 議員活動見えづらく
2015年03月04日(最終更新 2015年03月04日 23時53分)
一般質問ゼロが続く大任町議会。町職員を除くと傍聴者はほとんどいない(大任町提供)
一般質問ゼロが続く大任町議会。町職員を除くと傍聴者はほとんどいない(大任町提供)
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 「質疑はありませんか」「なし」
 「討論はありませんか」「なし」
 「ご異議ありませんか」「なし」
 昨年の大任町議会12月定例会の最終本会議。淡々と議案が可決される議場の傍聴席には町職員以外の姿はない。「一般質問はありません。これにて閉会します」。開始から約30分、米丸年一議長の声が響くと、議員は早々に議場から去った。
 町議会事務局によると、2010年6月以降、大任町議会では一度も一般質問が行われていない。最後の質問者の米丸議長は「一般質問するときは多くの支持者が傍聴に来てくれた」と懐かしむ。松下太副議長は「町民に分かりやすいよう、たまには必要だろうが、執行部が前もって答弁を用意するので、ある意味パフォーマンス」と話す。
 町議会には総務と地域振興の常任委員会がある。議員たちは一般質問しない理由として「委員会で慎重審議している」と口をそろえる。しかし、委員会を傍聴しようとしても委員長判断で「前例がない」と断られる。町民は議員が審議する様子を見ることはできないのが実情だ。
 議会側は、定例会ごとに議会報告を町広報誌に掲載し「多くの方々に議会審議を傍聴していただければと思います」と呼び掛ける。だが傍聴人名簿に記された人数は12年1人、13年0人、14年2人だけ。「議員が本会議で意見を言わないので行っても意味がない」。傍聴に通ったことがあるという60代男性はぼやいた。
   ◇    ◇
 「質問ゼロ」の議員は大任町議会に限らない。4月の統一地方選で改選を迎える筑豊の9市町議会のうち、大任町を除く8市町議会の計20人もこの4年、一度も一般質問をしなかった。
 鞍手町議の一人は「道路補修など町民からの要望は副町長に直接話す。すぐ対応してもらえるので一般質問よりいい」と強調する。飯塚市議は「委員会で発言している。議員提案条例にも携わった」と訴える。いずれも「一般質問だけが仕事じゃない」との主張だ。
 一方で、毎回質問に立つ議員もいる。任期中の全ての議会で質問をした飯塚市議は「一般質問は議員に与えられた権利で、行使するのは当然。行政を動かすこともできる」と強調する。市内に授乳やおむつ交換ができる場所が少ないと質問した結果、10年度に公民館やスーパーに専用スペース「赤ちゃんの駅」ができ、現在は54カ所まで増えたという。
 毎回質問している田川市議は「市長がどんなまちづくりの方針を持っているのか、答弁を聞いた職員が共通認識を持てるので施策にスピード感が出る。オープンな議論で市民の関心を高める意味もある」と語る。
 「一般質問は議員活動のPRの場」との見方も根強い。支持基盤が厚いベテランより、当選回数の少ない議員が質問することが多いのは、選挙対策の側面がある。
 「それでも」と飯塚市の市民団体に所属する女性(49)は言う。「選挙期間中はお願いにくるのに、当選したらそれでおしまい。本当に仕事をしているのか見えない議員より、一般質問に立つ人の方がずっと信頼できる」
 9市町議会の議員報酬は年721万〜331万円。ほかに政務活動費や、交通費などに当たる費用弁償を支給する議会もある。全て公費だ。
 費用に見合った仕事をしているのか。選挙を前に有権者の目は厳しさを増す。
=2015/03/04付 西日本新聞朝刊=

4529チバQ:2015/03/10(火) 20:55:28
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_fukuoka/article/153688
【筑豊】変わるか議会(3) 「悪い」との意識薄く
2015年03月05日(最終更新 2015年03月05日 03時00分)
昨年7月、汚職事件の家宅捜索で川崎町役場に入る捜査員。「政治とカネ」の問題は各地でくすぶっている
昨年7月、汚職事件の家宅捜索で川崎町役場に入る捜査員。「政治とカネ」の問題は各地でくすぶっている
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 「どうせ書かれるなら、もっともらっておけば良かった」。川崎町の男性町議は冗談交じりに笑みを浮かべた。話題にしたのは昨秋の西日本新聞の記事。町議4人が町工事の受注企業4社から年840万〜48万円の給料を受け取ったと報じていた。男性町議はその1人だった。
 町政治倫理条例は「議員が実質的に経営に携わっているとみなされる企業」が町の工事を受注することを禁じている。町議4人のうち3人の住所は給料をもらっていた各社と同じ。経営に深く関与していれば条例違反となる。しかし、町が本格的な調査に乗り出すことはなかった。
 条例の施行規則は、対象となる企業について「年額300万円以上の報酬の支払い」「3分の1以上の出資」「経営方針に関与」と定義。給与の受け取りについては定めていない。町職員は「役員の一覧は提出してもらったが、出資状況や経営方針への関与は確かめようがない」と明かす。
 全国的にも厳しい政倫条例を制定した行橋市は「議員が年額30万円以上の給与、報酬等を受けている企業」の市発注工事の受注を禁じている。
 川崎町では昨年、公共工事をめぐる汚職事件が発生。加重収賄罪などで町長と町議が起訴された。出直しに向け一部議員からは町政倫条例の厳格化を求める声が上がったが…。町長逮捕から7カ月超。今も執行部や町議会に条例改正へ向けた本格的な動きはない。
   ◇    ◇   
 かつて議員絡みの不祥事で揺れた嘉麻市。議員との距離をどう保つか、模索が続く。
 民間の太陽光発電所の工事に地元業者を参入させるよう迫ったとして、現職議長が強要未遂の疑いで逮捕されたのは2013年秋。中堅職員によると、議長は気に入らない町職員にも「辞めたいのか」と迫っていたという。「逆に、どこに異動したいか希望を聞かれた職員もいた。硬軟織り交ぜて取り込もうとしていた」と明かす。12年には市ケーブルテレビ事業の内部資料が別の市議に漏れた問題も明らかになった。
 市は職員が不当な圧力を受けないよう、議員からの資料要求は原則、議会事務局を通じて受け付けることを決定。職員には地域からの要望も含め、議員とのやりとりを上司へ報告するよう義務づけた。しかし、職員と議員の接触を全て把握するのは不可能だ。
 嘉穂地区には、新たな工業団地を造成する計画が持ち上がる。市によると地権者は約200人。議員の一人は「地元の合意形成に議員の後押しは欠かせない。執行部だけで企業を引っ張ってこられるのか」と強気の言葉を重ねる。
 「結局、職員一人一人が議員に近づきすぎないよう注意するしかない」。市幹部からため息が漏れた。
   ◇    ◇   
 筑豊のある町議は議員選に初挑戦したとき、有権者の男性から「応援する」と持ちかけられた。手には50〜100枚の投票所入場券の束が見えた。投票まであと3日。まとまった票はのどから手が出るほど欲しかったが、「これが買収か」と話も聞かずに断った。
 4年前、町議選の票の買収に関わった40代男性は、候補者の足元を見て買収額を決めたという。通常は1票1万円だが、当落線上の相手には3万円を要求した。3万円の場合、1万円をみかじめ役に渡し、残り2万円を受け取ったという。
 町内の選挙事情に詳しい60代男性は語る。「買収を持ちかける住民も、選挙後にちょっと豪華な食事ができるといった小遣い稼ぎの感覚でやっている。悪いことをしている意識は薄い」
 くすぶる「政治とカネ」の問題。有権者のモラルも問われている。
=2015/03/05付 西日本新聞朝刊=

4530チバQ:2015/03/10(火) 20:55:53
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_fukuoka/article/153903
【筑豊】変わるか議会(4) 地域が立候補の壁に
2015年03月06日(最終更新 2015年03月06日 03時00分)
嘉麻市議会の女性議員は1人。4月の市議選で立候補しない意向のため「女性ゼロ」となる可能性が出ている
嘉麻市議会の女性議員は1人。4月の市議選で立候補しない意向のため「女性ゼロ」となる可能性が出ている
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 「私も選挙に出ます」。12年前、直方市議選が2カ月後に迫った冬の夜。地域の会合で、同市の農業竹松房子さん(63)が宣言すると、参加者約20人の鋭い視線が一斉に向けられた。
 竹松さんが住む集落では、地域代表として近くの農家の男性を推すことが決まっていた。義父も男性の支持者。「ここで選挙したらいかん」と、自宅周辺で事務所を構えることや地域のあいさつ回りを禁じられた。「田舎では地域の決定に反対しづらい。私はまるで謀反人だった」
 宮若市出身の竹松さんが嫁いだのは直方市の農家。家事、農作業、親族の世話など朝から晩まで働きづめだが、給料は出ない。「農家の女性が抱える息苦しさをどうにかしたい」。活路を求めたのが政治だった。
 女性の友人約30人から支援を受け、市内全域で選挙運動を展開した結果、28人中24番目(定数25)で初当選。2期務めた。しかし、3選を目指した2011年の市議選では、同じ地域から30代男性が立候補したこともあり、議席を失った。「地域のまとまった支援がないと当選し続けるのは難しい」とこぼす。以降、直方市に女性議員はいない。
   ◇    ◇
 赤村議会は長らく「女性ゼロ」が続く。議会事務局によると、記録が残る1973年以降、女性議員どころか村議選に立候補した女性もいないという。「女は男の後ろをついていく、という意識が根強く残っている」。地域活動に携わる50代女性は村内の雰囲気を明かす。
 村議選の投票率は軒並み9割を超える。男性議員の一人は「選挙に対する村民の関心は高い。村のために立ち上がる女性が出てくれば、きちんとした審判が下るはずだ」と女性議員の誕生を期待する。
 ただ、当の女性は及び腰だ。「立候補するには家族や地域の了解を得ないといけない。その時間と労力を考えれば、男性議員に頼った方が手っ取り早い」。周囲から立候補を打診されたことがある別の50代女性は冷めた表情を浮かべた。
 筑豊の15市町村議会で女性が一人もいないのは5議会。4月の統一地方選に女性が立候補せず、改選後にゼロとなりそうな議会もある。
   ◇    ◇
 当選しても女性議員には試練が待ち受ける。
 元議員の女性は初当選の直後、同僚議員からセクハラ行為を受けた。面前で下半身を触りだしたり、下品な言葉を使ったり…。「嫌がる様子を見て笑っていた。セクハラをしたという意識すらなさそうだった」と振り返る。
 別の女性議員も、酒席で支援者の男性から肩を抱かれたことがある。笑って受け流したが「嫌で仕方なかった」と振り返る。
 それでも「自分ならではの視点をまちづくりに生かすことができる」と議員の仕事にはやりがいを感じる。
 「公立病院の待合室が寒い」「屋根付きのバス停に雨が降り込んでくる」など生活に密着した要望が集まる。多くは女性から寄せられたものだ。「ささいな要望を議員さんに言っていいのか分からなかったという声を聞いた。井戸端会議の本音を行政に反映したい」と意気込む。
 4月の議員選で再選を目指す。今のところ、他に女性の立候補の動きはないが、「女性議員が増えれば、議会も地域もきっと変わる」。ライバルの出現を心待ちにしている。
=2015/03/06付 西日本新聞朝刊=

4531チバQ:2015/03/10(火) 20:56:14
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_fukuoka/article/154175
【筑豊】変わるか議会(5) 住民と距離縮まるか
2015年03月07日(最終更新 2015年03月07日 03時00分)
朝の街頭でつじ立ちをする飯塚市議選に立候補予定の新人
朝の街頭でつじ立ちをする飯塚市議選に立候補予定の新人
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 投票まで2カ月を切った統一地方選。4首長選と9議員選がある筑豊地区も、街角に立候補予定者の看板が立ち、事務所開きが相次ぐ。一方で、選挙を予定しながら盛り上がりに欠ける自治体もある。議員選の「無投票」がささやかれる大任町だ。
 町議選は定数11に対して現職8人、元職1人、新人2人が立候補を準備。このままなら全員が無投票当選となる。選挙戦にならないのを見越して、事務所開きをしない立候補予定者もいる。「別に立候補しようという人がいたが、町の有力者から止められ、断念したらしい」。現職の1人はこう打ち明けた。
 「一般質問ゼロ4年9カ月 大任町議会、全国最長」。3日付の西日本新聞朝刊に見出しが躍った。「今の議会は町に意見するのを遠慮しているように見える。質問もしないなんて、何のための議会なんですかね」。町内の40代女性は憤りを隠さない。無投票になれば、1票に怒りを込めることもできない。いらだちは募るばかりだ。
 「質問もしない、選挙もしない、では議会は必要ないという声が出ても仕方ない」。町の男性職員はため息交じりにつぶやいた。
   ◇    ◇
 定数が1減の16となる川崎町議選。新人7人を含む23人が立候補を予定し、激戦の様相を呈している。背景にあるのは、町長や町議が逮捕、起訴された昨年の汚職事件だ。
 新人の男性は、反対する周囲を説得して立候補を決意した。「町外に出た人が川崎町出身と言えなくなっている。子どもたちが好きと思える故郷にしたい」
 事件をめぐる議会の対応に落胆した。町長の辞職勧告決議案を一度は否決し、町長の給与支給の留保を求める議員発議の要望案も否決。「そんなことでいいのか」。もどかしさと悔しさが立候補へ背中を押した。
 町では以前から、利権のうわさが飛び交っていた。「子どもには『好きなことを諦めるな』と言いながら、自分自身は仕方ないと思っていた。大人が諦めたらいけない」
   ◇    ◇
 飯塚市議選も多くの新人が立候補の準備を進める。定数28に対して立候補予定者は32人。うち10人を新人が占める。前回の5人から倍増する見込みだ。
 市議選は合併前の旧市町ごとに5選挙区で実施してきたが、今回から全市域が1選挙区となる。混沌(こんとん)とした選挙情勢が新人の出馬に拍車を掛けている。
 新人の男性は妻とともに、手探りで支援者集めに奔走する。選挙のノウハウも組織もない。昨春、所属するスポーツチームの会合で「市議選に出たい」と言うと、仲間から「誰がおまえを知っているんだ。選挙をなめるな」と止められた。
 それでも、諦めるつもりはない。「PTA活動を通じて行政に違和感を覚えた。施設を借りるときも手続きが面倒で融通が利かない。もっと市民目線に変えないと」と意気込む。
 フリーペーパーを発行する会社役員の男性も市議選に初挑戦する。政治とは縁遠かったが、昨夏、知人に出馬を促され、初めて議員の仕事を意識した。
 「フリーペーパーを手に取る若い人にとって行政や議会は別世界。自分なら双方を結びつけられるかも」と立候補を決めた。若者に思いを届けようと選挙戦は会員制交流サイト(SNS)も駆使する予定だ。
 統一地方選で実施される9議員選のうち川崎町を除く8議員選は4年前の前回、投票率が前々回より下落した。住民と議会の距離がさらに広がり、下落が続くのか、歯止めがかかるのか。1票の行方に注目が集まる。 =おわり
=2015/03/07付 西日本新聞朝刊=

4532チバQ:2015/03/10(火) 21:00:22
佐賀
http://www.saga-s.co.jp/senkyo/senkyosaga/30108/162096
=県議選直前情勢=(1)佐賀市
2015年03月03日 10時12分
■少数激戦、「空白区」で攻防

 統一地方選前半選となる佐賀県議選は告示の4月3日まで1カ月となった。県内13選挙区の直前情勢を7回に分けて伝える。(※この連載の記事中は敬称略です)

■引退組の1万8500票焦点

 定数11に現職8人、新人4人が名乗りを上げ、少数激戦の様相を見せる。旧佐賀市内に9人が集中する一方、前回選挙区に加わった旧佐賀郡南部3町は元議長や現職の不出馬で「空白区」状態になっている。自民、民主、公明、共産、社民の主要5政党の候補に無所属新人が絡み、前哨戦の攻防は熱を帯びている。

 安倍1強体制で初の改選となる自民は、現職4人、新人2人を公認、前回と同じ6議席確保を狙う。

 旧市内では、県議会議長の木原奉文(61)=多布施=が前回トップの1万1702票を集めたが、地盤が重なる中心部から複数の新人が立ち危機感を強める。2期目を目指す古賀陽三(37)=新郷本町=は地元北川副の支持固めを中心に、周辺地域で票の上乗せを目指す。新人の農業、西久保弘克(50)=鍋島町=は有権者1万人超の大票田・鍋島や第1次産業関連へ支援を訴える。新人で農産加工販売会社社長の内田譲二(52)=八幡小路=は勧興と親類や知人の多い川副町を重点に回る。

 旧郡部は、北部で党県議団会長の留守茂幸(67)=大和町=が地元や金立、久保泉などで集会を重ねている。南部は2013年秋の市長選出馬で辞職した篠塚周城(65)=川副町=が出馬せず、古賀善行(69)=久保田町=も引退する。南部4町は川崎常博(48)=諸富町=1人の出馬となる見込みで、川副、東与賀、久保田町の有権者約2万7500人の票の争奪が激しさを増しそうだ。

 野党に戻った民主は、藤崎輝樹(44)=大和町=と江口善紀(47)=本庄町=の現職2議席確保を命題に掲げる。藤崎は地元でミニ集会を開き、旧郡南部でも非自民層の票を掘り起こす。川副町出身の江口は、旧郡南部や高木瀬、若楠などであいさつ回りを重ね、政策を訴える。

 公明は4期務めた伊藤豊(65)の後継で新人の中本正一(55)=高木瀬東=が市議時代の人脈をたどりながら集会を続ける。昨年末の衆院選で議席を伸ばした共産は、唯一の女性候補となる武藤明美(67)=天祐=が街頭活動やミニ集会を重ね、5期の実績を党関係者はじめ幅広い層にアピールする。社民の徳光清孝(57)=朝日町=は、自治労や佐教組などの支持基盤を固め、議席死守に走る。

 13年夏の参院選挑戦後、民主を離党した医療法人役員の新人、青木一功(39)=松原=は無所属で出馬する。同年代をはじめ幅広い層への浸透を図る。

 構図が変わり「当落ラインが読みづらい」と各陣営。篠塚、古賀善の前回得票は計1万8500余り。その行方が焦点の一つとなりそうだ。

■立候補予定者

留守茂幸(67) 自現【6】

木原奉文(61) 自現【5】

川崎常博(48) 自現【1】

古賀陽三(37) 自現【1】

藤崎輝樹(44) 民現【2】

江口善紀(47) 民現【1】

武藤明美(67) 共現【5】

徳光清孝(57) 社現【2】

内田譲二(52) 自新

西久保弘克(50) 自新

中本正一(55) 公新

青木一功(39) 無新

※名簿は、党派は国会の衆院勢力、現職、元職、新人の順。さらに当選回数(【 】内数字)、年齢の順で掲載

4533チバQ:2015/03/10(火) 21:01:09
http://www.saga-s.co.jp/senkyo/senkyosaga/30108/162487
=県議選直前情勢=(2)唐津市・東松浦郡
2015年03月04日 09時54分
 前回の選挙で自民党公認候補が定数6のうち5議席を占めた強固な保守地盤ではあるが、公明の新人出馬、そして、自民候補同士が“すみ分け”で守っていた地域バランスが崩れ、混戦模様を見せている。=7回続きの2、敬称略

 自民は現職4、新人1の計5人は前回と同じだが、上場地区の肥前町からは現職田崎信幸(60)に加え、前市議井上常憲(62)が出馬する。一方、大票田の市中心部は前県議の峰達郎が次期市長選に向け調整を進めており不出馬。この空白区で誰が得票できるかが選挙戦の行方を左右する。

 1月の知事選で唯一、農政協議会と行動をともにし、山口祥義を支援した田崎は農協OBでもあり、上場を中心とした農業票のとりまとめに注力。井上常は支援者の多い肥前や玄海のほか、2年前の市長選で支援した峰の人脈も頼りながら、市中心部からの集票を目指す。

 上場で火花を散らす2人に他陣営は警戒。相知や厳木などを地盤とする米倉幸久(67)=相知町=の陣営は「上場の2人が食い込もうとしている。こちらは初挑戦の前回が最下位当選。厳しい戦いだ」と気を引き締める。

 自民候補が懸念するのはこれまで協力した公明が独自候補を立てたことによる票の目減りのほか、低投票率で当選ラインが下がることだ。

 2回連続で1万票を超えてトップ当選した桃崎峰人(65)=浜玉町=は地元固めに精力を注ぎ、旧唐津で唯一の自民候補となる大場芳博(65)=半田=は峰不在の中心部から票を掘り起こし、上積みを狙う。

 公明の新人木村雄一(42)=鏡=は同党市議3人の票と玄海町の公明票を加えれば9千票近く、基礎票は他を大きくリードする。ただ「初めての選挙なので名前を覚えてもらうのが第一。まだ、支持を党外に広げることができていない」と陣営幹部。

 無所属で当選を重ねる宮崎泰茂(72)=佐志=は原発論戦で県議会で存在感を示しているが、支持者には再稼働を求める声もあり、選挙戦には影響も。しかし、本人は「脱原発、新エネ推進」の訴えは貫く考えだ。民主が候補擁立を断念しており、「反自民」票の受け皿ともなりうる。

 共産は若手の前市議井上祐輔(29)=松南町=を擁立し、佐賀と唐津で2議席を狙う。市議会の議席を減らしてまでの挑戦には異論もあったが、「安倍政権が原発再稼働に突き進んでいる。立地地域で議席を取ることでそれをストップできる」。陣営は混戦を好機と見る。

 このほか、元相知町議の井手國興(65)が無所属で出馬を準備している。各陣営が注目する農政協唐津支部は4日の役員会で県議選への対応を決める。

 ■立候補予定者

桃崎峰人(65)自現(3)

大場芳博(65)自現(2)

田崎信幸(60)自現(2)

米倉幸久(67)自現(1)

宮崎泰茂(72)無現(6)

井上常憲(62)自新

木村雄一(42)公新

井上祐輔(29)共新

井手國興(65)無新

 名簿は、党派は国会の衆院勢力、現職、元職、新人の順。さらに当選回数(○内数字)、年齢の順で掲載

4534チバQ:2015/03/10(火) 21:01:39
http://www.saga-s.co.jp/senkyo/senkyosaga/30108/162856
=県議選直前情勢=(3)鳥栖市・三養基郡
2015年03月05日 10時09分
※7回続きの3、敬称略

■鳥栖市(定数3)

 自民2、社民1の構図が長く続いてきたが、前回、社民が落選し、民主が初めて議席を獲得した。現職3人はいずれも既に事務所開きを終えており、社民の動向が最大の焦点となるが、候補者選考が難航し、無投票の公算が高まっている。

 自民の指山清範(49)=藤木町=は県連政調会長の要職にあり、「ビジョンを持って県勢浮揚に取り組む」と4期目への決意を語る。市長選のしこりで過去2回、無所属で出馬した向門慶人(44)=古賀町=も自民公認を得た。「県東部の道路整備に全力を尽くしたい」と話す。

 民主の原康彦(60)=鎗田町=は「オスプレイ配備などの重要課題に市民の思いを反映させる」と意欲を見せる。今月中旬から市内7地区で県政報告会を開く。

 前回、1979年の選挙を除き社会党時代から堅持してきた議席を失った社民は、鳥栖市を重点地区に9月から選考委員会を継続。ただ、候補は絞り込めておらず、「状況は厳しい」と語る。

▽立候補予定者

指山清範(49)自現(3)

向門慶人(44)自現(2)

原  康彦(60)民現(1)

■三養基郡(定数2)

 2議席に、自民現職の宮原真一(45)=みやき町、服巻稔幸(44)=基山町=が立候補を予定している。選挙戦となるかは、元職の石丸元章(50)=みやき町=の動向が鍵を握りそう。

 宮原は昨年11月の旧三根町地区の県政報告会を皮切りに活動を本格化させた。過去2回のトップ当選を支えた農業関係者中心に地盤固めを進める。7日に事務所開きを予定しており、「命と暮らしに重きを置き、原発やオスプレイ配備などにも取り組む」と意気込む。

 服巻は地元の基山町を中心にあいさつ回り。15日に事務所開きを行い、今後は女性の集いやミニ集会を頻繁に重ねる。災害を未然に防ぐ公共投資を掲げ、「直接会って生の声を聞き、県東部の思いを県政に反映させたい」と意欲を燃やす。

 石丸は「前向きに検討したい」と出馬を模索している。

▽立候補予定者

宮原真一(45)自現(2)

服巻稔幸(44)自現(1)

 名簿は、党派は国会の衆院勢力、現職、元職、新人の順。さらに当選回数(○内数字)、年齢の順で掲載

4535チバQ:2015/03/10(火) 21:02:48
http://www.saga-s.co.jp/senkyo/senkyosaga/30108/163300
=県議選直前情勢=(4)小城市・神埼市郡
2015年03月06日 10時00分
                               

7回続きの4、敬称略



■小城市(定数2) ベテラン2人に新人挑む

 自民現職で副議長も経験した伊東猛彦(53)=三日月町=と藤木卓一郎(47)=三日月町=のベテラン2人に、無所属新人で前小城市産業部長の池田正恭(59)=小城町=が挑む構図となる。4年前同様、三つどもえの激戦が予想される。

 伊東は、地元三日月町、小城町の市北部を中心に足場固めに力を入れる。3月中に農協支所ごとの5カ所で「語る会」を開く計画で、5期の実績を訴える。

 「準備不足は否めない」と危機感を抱く藤木は、事務所を置く牛津町や芦刈町など市南部を中心に地域の会合などに出席し、4期の実績と若さを強調する。

 現職と比べ知名度が低い池田は、地元小城町を中心にあいさつ回りを積極的にこなし浸透を図る。新人だが、長年の行政経験を前面に出して「即戦力」をアピールする。

 候補を立てなかった民主や社民など非自民票の行方も影響を与えそうだ。

【立候補予定者】

伊東猛彦(53)自現(5)

藤木卓一郎(47)自現(4)

池田正恭(59)無新

■神埼市郡(定数2) 吉野ヶ里町の票が鍵に

 自民の八谷克幸(65)=神埼町、民主を離党し無所属となった内川修治(62)=千代田町=の現職2人と、自民新人の古川裕紀(41)=千代田町=が立候補を予定している。いずれも神埼市内を地盤とし、神埼郡吉野ケ里町の票争奪も鍵となりそう。

 八谷は2月上旬に神埼町に事務所を開き、ミニ集会などで支援者と意見交換を続けている。城原川ダムについては推進の立場を明確にし「国に早期決着を求めたい」と意気込む。

 内川は2月中旬に千代田町渡瀬で事務所を開設した。住民との語る会などで支持拡大を図る。「安全安心の地域社会」を掲げ、元千代田町長や県議2期の経験をアピールする。

 元神埼市議の古川は、1月下旬に千代田町直鳥に事務所を構えた。「選挙では若さを前面に押し出す」と強調する。子育て介護世代として教育や福祉政策の充実を訴える。

【立候補予定者】

八谷克幸(65)自現(1)

内川修治(62)無現(2)

古川裕紀(41)自新

 ※名簿は、党派は国会の衆院勢力、現職、元職、新人の順。さらに当選回数(○内数字)、年齢の順で掲載

4536チバQ:2015/03/10(火) 21:03:18
http://www.saga-s.co.jp/senkyo/senkyosaga/30108/164010
=県議選直前情勢=(5)武雄市・杵島郡
2015年03月08日 10時03分
   

7回続きの5、敬称略


                                
■武雄市(定数2) 自民現職2人出馬意向

 前回は2議席を3人で争ったが、現在まで意向を明らかにしているのは自民現職の石丸博(69)=橘町=と稲富正敏(67)=武雄町=の2人だけ。無投票の公算が大きい。

 石丸は三夜待やミニ集会にこまめに顔を出し、地道に地盤を固めている。佐賀空港へのオスプレイ配備には賛成の立場、九州新幹線長崎ルートのフル規格も訴え、意見を交わしている。「玄海原発の再稼働は意見が分かれる案件。女性に温度差がある。まず議論するのは良いことという立場で話している」という。

 稲富は議会報告書を各戸別に配りながら、あいさつ回りを続ける。オスプレイや原発再稼働には賛成の立場。「この二つは反応がいい。やらないといかんのでは、とよく聞かれる」と話す。地域振興では通年栽培、通年出荷できる農産物づくりを訴える。「あるものを生かして所得向上につなげたい」と意欲を見せる。

 前回現職2人に挑んだ民主は、擁立は難しい状況。

【立候補予定者】

石丸博(69)自現(5)

稲富正敏(67)自現(4)

■杵島郡(定数2) 激戦一転、今回は無風か

 前回4人が立ち、激戦となった杵島郡は今のところ、自民現職の石倉秀郷(65)=江北町=と定松一生(57)=白石町=の2人だけが出馬の意向を明らかにしており、無投票となる公算が大きい。

 石倉は同窓会などの人脈を中心に地盤を固めつつ、地道に地域の会合へ顔を出してきた。男女共同参画社会の推進や少子化対策、雇用対策などを「全県的に取り組みたい課題」とする一方、「国策の絡む複数の大きな問題も抱えている」と意欲を見せる。

 前回初当選の定松は、大票田である白石町内の農業関係者を中心に支持を固める。得意の農業分野に限らず県政に目を向けてきた4年間をアピールし、「農林水産業の発展は欠かせないが、福祉や教育、財政面など全般的に取り組みたい」と意気込む。

 前回まで3回立候補した三苫紀美子(69)=江北町=は今回、不出馬を決めた。

【立候補予定者】

石倉秀郷(65)自現(3)

定松一生(57)自現(1)

 敬称略。名簿は、党派は国会の衆院勢力、現職、元職、新人の順。さらに当選回数(○内数字)、年齢の順で掲載

4537チバQ:2015/03/10(火) 21:03:51
http://www.saga-s.co.jp/senkyo/senkyosaga/30108/164309
=県議選直前情勢=(6)鹿島市・藤津郡・嬉野市・多久市
2015年03月09日 10時36分
   

7回続きの6、敬称略


                                
■鹿島市・藤津郡(定数2) 自民現職2人無投票か

 自民現職の土井敏行(61)=鹿島市高津原=と坂口祐樹(44)=太良町=が立候補を表明している。ほかに表立った動きはなく、無投票の公算が大きい。

 土井は、フォーラム鹿島の代表世話人を務めた人脈を生かし、商工会議所や漁協など幅広く支持を受ける。九州新幹線長崎ルート開通後の地域づくりを見据え、昨年末から市内各地のミニ集会に出向いている。

 坂口は、8年前に太良町から16年ぶりに当選、町内全体から支持を集める。低迷している1次産業の再生を軸に、2月から県政報告会を町内各行政区で開いている。鹿島市南部の七浦、浜地区への浸透も図る。

 前回は、民主推薦の元鹿島市議が出馬したが、現職2人に3千票以上届かず落選した。民主関係者は「今回は立てる人が見当たらない」としている。

【立候補予定者】

土井敏行(61)自現(3)

坂口祐樹(44)自現(2)

■嬉野市(定数1) 現職と元市議の一騎打ちに

 1999年以来、4期ぶりとなる選挙戦は、現職と元市議の保守系2人による一騎打ちとなりそう。自民党県連はいずれの候補も推薦しない方針で、1議席をかけて両者無所属で出馬する。

 自民現職で議長も務めた石井秀夫(67)=5期、嬉野町=は、地域行事への出席や県政報告会などであらためて存在感をアピールする。「これまで築いてきた中央とのパイプを無駄にはしない」と経験を強調し、九州新幹線長崎ルートのフル規格化や企業誘致を含むまちづくりなど、市の取り組むべき課題を挙げる。

 自民党嬉野町支部長を務める神近勝彦(55)=嬉野町=は、昨年1月の市議選に出ず、いち早く県議選出馬を表明した。人脈を通じあいさつ回りし、顔を広げる。雇用拡大や定住促進、市民協働での観光振興など市の課題に「県や国のバックアップを得られるよう働き掛ける」と意欲を見せる。

【立候補予定者】

石井秀夫(67)無現(5)

神近勝彦(55)無新

■多久市(定数1) 自民現職と元市議再び激突

 自民現職で5期目を目指す福島光洋(58)=西多久町=に、元多久市議で無所属新人の野田勝人(58)=北多久町=が挑む構図は4年前と同じ。前回は455票差の接戦で、今回も激しい選挙戦が予想される。

 福島は自民市支部を基盤に活動、企業・団体回りを精力的にこなすなど足場固めに力を入れている。3月中旬からは市内全域の地区公民館などで県政報告会を実施する予定。自民系市議の支援を得ながら4期の実績をアピールする。

 野田は前回の落選から地域活動に力を入れ、支持基盤拡大を図ってきた。後援会組織は全市に広がり、「実質的な応援」を打ち出した民主の支援も受ける。3月中旬からは「語る会」を開き、中山間地の活性化などを訴える。

 農政協市支部は自主投票を決めており、農業票の行方も鍵を握りそうだ。

【立候補予定者】

福島光洋(58)自現(4)

野田勝人(58)無新

 敬称略。名簿は、党派は国会の衆院勢力、現職、元職、新人の順。さらに当選回数(○内数字)、年齢の順で掲載

4538チバQ:2015/03/10(火) 21:04:27
http://www.saga-s.co.jp/senkyo/senkyosaga/30108/164609
=県議選直前情勢=(7)伊万里市・西松浦郡
2015年03月10日 09時54分
※7回続きの7、敬称略

■伊万里市(定数3) 56年ぶり無投票強まる

 自民現職の竹内和教(66)=松島町、中倉政義(65)=東山代町、岡口重文(59)=大川町=が立候補を表明しているほかには表立った動きは見られない。56年ぶりに無投票となる可能性が大きい。

 現職3人は昨年10月に自民党の第1次公認を受け、着々と準備を進める。それぞれの主地盤が市の中心部、西部、東部と「すみ分け」が確立し、常任委員会なども役割分担を意識して取り組む。ともに、西九州道を活用した地域活性化などを重要項目に挙げる。

 市制施行後に県議選が無投票だったのは1959年の1度だけ。それだけに「自民以外の選択肢もあるべきだ」と、選挙を望む有権者は少なくない。前回、候補者を立てた民主は、候補擁立が具体化しなかった。現職市議の1人が、支持者から推され出馬の可能性を示唆した時期もあったが断念している。

=立候補予定者=

竹内和教(66)自現(4)

中倉政義(65)自現(4)

岡口重文(59)自現(2)

■西松浦郡(定数1) 現職以外には動きなく

 3期目を目指す自民現職の原田寿雄(58)=有田町戸杓=以外、立候補の動きはなく、前回に続き無投票となる公算が大きい。

 昨年10月に党公認を得た原田は、今月1日に事務所開きを行った。過去2回、県議選で戦った相手の山口隆敏(65)は、昨年4月の町長選で告示日2週間前の出馬表明で勝利した。原田は「ぎりぎりまで分からない。選挙はあると考え粛々と準備を進める」と話す。

 来年に迫った有田焼創業400年祭をきっかけに、窯業再生と、伝統的な町並み保存地区・内山地区を中心とした観光やまちづくりを訴え、地盤固めを進める。

=立候補予定者=

原田寿雄(58)自現(2)

=おわり

敬称略。名簿は、党派は国会の衆院勢力、現職、元職、新人の順。さらに当選回数(○内数字)、年齢の順で掲載

4539チバQ:2015/03/10(火) 21:07:40
http://www.saga-s.co.jp/senkyo/senkyosaga/30101/164800
県議選・三養基に石丸元県議が出馬、選挙戦へ
2015年03月10日 17時00分

 4月の県議選三養基郡選挙区(定数2)に、元職で食肉販売会社社員の石丸元章氏(50)=みやき町原古賀=が10日、立候補する意向を明らかにした。過去3回は自民党公認だったが、今回は無所属で出馬する。

 石丸氏は三養基高卒。家業の食肉販売会社に勤務し、旧中原町(現みやき町)町議を経て2003年に県議選で初当選し、1期を務めた。

 2月に自民党を離党した。「オスプレイ配備や原発再稼働などの懸案が残る中、前知事が党本部の意向で衆院選に出た。政党ありきで、県民を見ていないのが歯がゆかった」と説明し、「政党に縛られず中庸に立ち、県民の声を行政に反映させていきたい」と意欲を述べた。

 三養基郡選挙区では、既に自民党公認の現職2人が出馬を表明しており選挙戦となる見込み。

4540チバQ:2015/03/10(火) 21:08:21
http://www.saga-s.co.jp/senkyo/senkyosaga/30101/164612
県議選・唐松選挙区に芳野氏が立候補表明
2015年03月10日 09時58分
■定数6に10人目 

 4月3日告示の佐賀県議選唐津市・東松浦郡選挙区(定数6)に、作業療法士の芳野秀樹氏(40)=唐津市七山=が9日、無所属で立候補する意向を表明した。

 芳野氏は第一医療リハビリテーション専門学校を卒業後、作業療法士として県内の介護老人保健施設に勤務している。出馬理由として「現在の地方創生は予算のバラマキで一過性の政策。若者の人口流出を止めるため、住みやすい町づくりを実現したい」と話した。

 同選挙区にはこれまでに、自民5、公明1、共産1、無所属2の計9人が立候補を表明している。芳野氏の出馬で、定数6を10人の候補者で争う混戦になる見通し。

4541チバQ:2015/03/11(水) 22:49:15
http://www.sankei.com/region/news/150311/rgn1503110009-n1.html
2015.3.11 07:03

自民福岡県議が自分の車に「リース代」支出





 自民党福岡県連の浦田憲一県議(72)が、個人で所有する乗用車にもかかわらず「車両リース代」として、政務活動費から10カ月間で計50万円を同県田川市の自動車販売会社に支払っていたことが分かった。浦田氏は「リース契約のはずだが、手違いで自分の所有になっていた。政務費の返納を検討する」と話している。

4542チバQ:2015/03/11(水) 23:49:59
http://mainichi.jp/select/news/20150311k0000e040173000c.html
火災:北九州の共産系事務所、けが人なし
毎日新聞 2015年03月11日 10時39分

 11日午前7時15分ごろ、北九州市小倉北区田町の「田町ビル」(3階建て)3階にある市民団体「平和とくらしを守る北九州市民の会」事務所から出火し、天井や壁など約30平方メートルを焼いた。けが人はなかった。福岡県警小倉北署が出火原因を調べている。

「市民の会」は共産党や労組で組織し、ビル1階には同党の八記(やつき)博春・北九州市議(65)の事務所が入居している。八記議員によると、ビルは10日午後5時半ごろに施錠し、出火当時は無人だった。【浅野翔太郎】

4543チバQ:2015/03/12(木) 19:36:01
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/nagasaki/article/155360
50歳以下の町議は報酬増額 長崎・小値賀町、若手の立候補促す [長崎県]
2015年03月12日(最終更新 2015年03月12日 13時28分)

 長崎県小値賀(おぢか)町議会(定数10)は11日の本会議で、月額18万円の議員報酬を50歳以下に限り30万円に引き上げる条例案を全会一致で可決した。若年層の人口流出阻止や政治参加が狙いで、4月の統一地方選の当選者から適用する。総務省は「年齢で報酬額を分けるのは異例」としている。
 同町は、五島列島北部の大小17の離島からなり、人口2665人(2月末現在)。65歳以上の人口が総人口に占める高齢化率は45・1%(同)。現在の町議10人の平均年齢は65・3歳で、57歳の最年少議員のほかは、いずれも60〜70代。町選挙管理委員会によると、2003年と07年には50歳以下の候補者各2人が立候補したが、前回の11年はゼロだった。
 政府が進める地方創生の戦略づくりを見据え、立石隆教議長(63)が「今後のまちづくりを考えるには若手の視点が不可欠だ」と議論を呼びかけ、3日に設置された「地方創生まちづくり特別委員会」で条例案を審議。議員発議で提出・可決された。
 地方自治法は地方議会の議員報酬額や支給方法は自治体が条例で定めると規定。立石議長は「政治に関心を持ってもらうためにさまざまな議会改革に取り組んできたが、子育て世代の若手の立候補を促すには現実的な生活費の手当てが必要だ」と話す。一方、全国町村議会議長会は「想定外のケースで調査したこともない。選挙で選ばれた議員は平等という観点からみれば、法的問題について検証が必要ではないか」としている。

=2015/03/12付 西日本新聞夕刊=

4544チバQ:2015/03/12(木) 23:04:22
>>4242
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/165612
サンタに扮した武雄市議、本会議で謝罪
2015年03月12日 18時12分
 昨年12月18日に実施された武雄市長選立候補予定者説明会に、サンタクロースの衣装で出席した宮本栄八議員(59)=武雄町、無所属=が、12日の市議会本会議で謝罪した。

 市議会一般質問で、所見を聞かれた大宅敏治市選管委員長は「説明会場全体が困惑した異様な雰囲気になった」とし、「公人たる市議が不相応と思えるサンタ姿で参加されたことは、はなはだ遺憾」と答えた。

 一般質問の後、宮本氏は「公人である市議としてあるまじき行為であったと反省している」と謝罪。宮本氏が独自に発行している議会報告誌についても「自己都合による解釈と思われる内容が多いという指摘を受けており、誤解を招かないよう今後十分注意を払う」と述べた。

 議会後の取材で、宮本氏は「市長選に谷口優氏が出馬しなかった場合に備えて、立候補するつもりで準備していた。お金をかけなくてもアピールできる象徴としてサンタの格好をした」と説明した。「本意ではないが、議員である以上、謝らないといけない」と話した。

4545チバQ:2015/03/13(金) 07:30:17
>>4107>>4472
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_fukuoka/article/155535
【田川市長選、県議選】麻生氏と武田氏が火花 対立候補を互いに支援
2015年03月13日(最終更新 2015年03月13日 03時00分)

 4月の統一地方選で実施される田川市長選で、地元の自民党衆院福岡11区支部が推薦する立候補予定者と対決する無所属現職の集会に、麻生太郎副総理兼財務相が参加し激励することが12日、関係者への取材で分かった。11区は党副幹事長の武田良太衆院議員が支部長を務め、麻生氏は隣の8区選出。麻生氏の事務所は取材に「自民県連の推薦はどちらにも出ていない」とするが、11区支部は「どうしてよその選挙区に口を挟むのか。言語道断」と反発している。
 両氏の対立は昨年4月の県議補選行橋市区で、麻生氏が11区支部推薦候補ではなく、当選した自民県連推薦の対立候補を支援したことから顕著に。支部は補選と同じ構図となる今回の行橋市区で雪辱を期すほか、田川郡区でも麻生グループ出身で自民推薦の現職に挑む新人の推薦を決めた。
 11区支部と県連の争いにも波及。2月の県連年次大会では、県議選で11区支部推薦と異なる立候補予定者の推薦を決めた県連の対応に抗議して支部関係者が執行部席に詰め寄るなどして紛糾。県連が党本部に支部長の武田氏の処分を求める異例の事態となっている。
 田川市長選には4人が出馬予定。11区支部は新人3人のうち1人の推薦を決定。対して、現職は麻生氏に応援を依頼したほか、自民県連に直接推薦を申請している。これを受け麻生氏は22日、田川市で開かれる現職の「市民との集い」や県議選田川郡区の現職の県政報告会に出席して激励する予定。4月4日には行橋市区の現職も補選時と同様に応援演説するという。
 市長選をめぐる麻生氏の動きについて11区支部は「自民党は地元の意向を優先するのが筋。党の規律を乱す行為だ」と批判。麻生氏側は「総決起大会でもなく、武田氏とけんかするつもりはない。現職とはこれまでの縁があり、(麻生氏は)田川市郡も含めた筑豊の発展を願っている」と説明する。
=2015/03/13付 西日本新聞朝刊=

4546チバQ:2015/03/13(金) 21:17:09
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150313ddp041010015000c.html
自治はどこへ:2015年統一選 高齢化率45%、長崎・小値賀町 若者よ、立て
毎日新聞 2015年03月13日 西部朝刊

 ◇50歳以下議員報酬、月額12万円アップ
 長崎県小値賀(おぢか)町議会が、満50歳以下の議員に限り、議員報酬を月額18万円から30万円に引き上げることを決めた。町には現在50歳以下の町議はおらず、若い世代の政治参加を促すのが狙い。

 4月の統一地方選の当選者から適用される。全国町村議会議長会によると、年齢によって報酬が分けられる例は「全国でも聞いたことがない」という。

 今月11日に町議会の「地方創生まちづくり特別委員会」が「国が進める『地方創生』には若い世代の視点が必要」として、議員報酬の特例を定める新条例案を提出。同日の本会議で、全会一致で可決された。

 小値賀町は人口約2700人のうち65歳以上が約45%を占める。現議員10人も全員が50歳以上で、平均年齢は65・3歳。前回2011年の町議選では50歳以下の立候補者はゼロだった。

 議員定数を2削減し8となる今回の選挙(4月21日告示、26日投開票)でも、今のところ立候補予定者8人(現職7人、元職1人)に新人はおらず、最年少が現職の57歳だ。

 地方自治法によると、議員報酬の額や支給方法は自治体が条例で定めることになっている。町議会の立石隆教(りゅうきょう)議長は「新しい条例によって、これからの町づくりのためにも立候補してみようという人が1人でも2人でも出てもらいたい」と話している。【井上和也】

4547チバQ:2015/03/13(金) 21:21:20
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/165820
農政協が県議選26人推薦 自民系7人見送り
2015年03月13日 10時31分
 JAグループ佐賀の政治団体「佐賀県農政協議会」(中野吉實会長)は12日、4月3日告示の県議選で26人を推薦することを決めた。小城市、多久市、嬉野市、三養基郡の4選挙区は自主投票とした。鳥栖市を含む5選挙区で推薦願を提出していた自民系現職7人の推薦を見送った。保守分裂選挙となった1月の知事選の影響が一部に出ている格好だ。

 佐賀市の県JA会館で開いた県農政協役員・支部長合同会議で農政協11支部が推薦した候補を追認した。4選挙区は支部段階で自主投票を決めている。

 自民現職では小城市の伊東猛彦氏と藤木卓一郎氏、三養基郡の宮原真一氏と服巻稔幸氏、鳥栖市の指山清範氏、多久市の福島光洋氏、今回無所属で出馬する嬉野市の現職石井秀夫氏がそれぞれ推薦願を各支部に提出していたが、推薦を受けられなかった。

 一部は農政協が推して当選した山口祥義氏の対立候補を応援していた。ある支部幹部は知事選の影響を認めている。

 県農政協の金原壽秀副会長は「各支部の判断に任せており、県農政協の意思は働いていない。現に知事選で対立した県議にも推薦を出した」と選挙戦のしこりを否定した。

○推薦候補は次の通り(敬称略、かっこ内は推薦支部)。

【佐賀市】留守茂幸(佐城)木原奉文(佐賀市中央)川崎常博(諸富町)古賀陽三(佐賀市)藤崎輝樹(佐城)内田譲二(佐賀市中央)西久保弘克(佐賀市)中本正一(佐賀市)

【鳥栖市】向門慶人(さが東部)原康彦(同)

【神埼市郡】八谷克幸(神埼地区)内川修治(同)

【唐津市東松浦郡】桃崎峰人(唐津)大場芳博(同)田崎信幸(同)米倉幸久(同)

【伊万里市】竹内和教(伊万里)中倉政義(同)岡口重文(同)

【西松浦郡】原田寿雄(伊万里)

【武雄市】石丸博(みどり地区)稲富正敏(同)

【杵島郡】石倉秀郷(みどり地区)定松一生(白石地区)

【鹿島市藤津郡】土井敏行(みどり地区)坂口祐樹(同)

4548チバQ:2015/03/13(金) 21:21:59
http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/local/saga/20150313-OYS1T50034.html
佐賀県議選 県農政協が自民2氏の推薦見送り
2015年03月13日
 県内の農協グループでつくる政治団体「県農政協議会」は12日、会合を開き、県議選(4月3日告示、同12日投開票)で26人を推薦することを決めた。このうち、自民党公認候補は22人。2011年の前回選で推薦した同党公認・推薦候補は23人だったが、今回は、前回推薦した自民現職2人の推薦を見送った。

 会合は非公開。終了後に取材に応じた農政協幹部によると、各地の支部で議論して決めた内容を追認する形で決定した。

 定数が最も多い11の佐賀市区では自民党の6人、民主、公明党の各1人の計8人を推薦。伊万里市区、武雄市区など、自民現職のみが立候補予定で、無投票が見込まれる選挙区では全員の推薦を決めた。

 一方、多久市区(定数1)、三養基郡区(定数2)では、前回推薦した自民現職を推薦せずに自主投票とした。支部での議論で推薦者を絞り込めなかったことや、1月の県知事選を巡る農政協と県議の「しこり」などが要因。ある幹部は「(前回の県議選で)推薦した農政協に歩調を合わせない県議は、次の選挙で推薦しないのが筋だ」と語った。

 農政協の金原寿秀副会長は「地域で組合員の思いは異なるので、それぞれの実情を尊重した」と述べた。

4549チバQ:2015/03/13(金) 22:17:19
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015031300659
ボクシング元王者、県政界へ=五輪代表・松野明美さんも-統一地方選


 「若者が誇れる郷土に」。統一地方選前半戦(4月12日投開票)の福井県議選に、世界ボクシング協会(WBA)元スーパーフライ級世界王者の清水智信氏(33)が立候補する。熊本県議選には、ソウル五輪1万メートル代表で熊本市議の松野明美さん(46)が挑戦。スポーツ振興を通じた県民の健康寿命アップなどを掲げる。
 清水氏は福井市出身。2008年7月の世界ボクシング評議会(WBC)フライ級タイトルマッチで、王者の内藤大助氏にKO負けを喫した。引退も考えたが、「故郷の応援が力をくれた」と奮起し、11年8月WBAスーパーフライ級王者に。「恩返ししたい」と県政界を目指すことを決意した。
 最も力を入れたい政策は若者の定住促進だ。「県外に出て行った人が戻り、チャレンジできる環境を」と、企業誘致などによる雇用拡大を訴える。引退したスポーツ選手の農林水産業への就業支援にも取り組むという。
 松野さんは10年に熊本市議に初当選。ダウン症の次男の育児経験を基に、特別支援教育の充実などを求めてきた。県議選では、20年東京五輪の合宿誘致のほか、47都道府県で中位にとどまる健康寿命を日本一にするため、「1人1スポーツ」運動を唱えるつもりだ。「元気なおじいちゃん、おばあちゃんを増やしたい。健康になれば、医療費の削減にもつながる」と意気込む。(2015/03/13-16:08)

4550チバQ:2015/03/13(金) 22:40:44
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_kyushu/article/155539
女性に議席獲得の壁
2015年03月13日(最終更新 2015年03月13日 03時00分)

 地方議会の女性議員の数はまだまだ少ない。多様な声の反映のためには、選挙への一定の女性の立候補が期待されるが、家事や育児を女性が中心となって担っている社会の現状など、課題は多いようだ。
 ◆おなごが議を言うな
 鹿児島県垂水市議会は、過去に一度も女性市議が在籍したことがない。西日本新聞が九州各県の市議会事務局などに確認したところ、九州の107の市で唯一のケースとみられる。4月の統一地方選での改選でも女性に立候補の動きはなく、女性市議の空白はさらに続きそうだ。
 垂水市は大隅半島の北西に位置する人口約1万6千人の漁業の街。市選管に記録が残る1995年以降でみると、市議選に挑んだ女性は1人だけ。地区の婦人会長やPTA役員を務めた川畑結子さん(67)だ。
 「若者が居着かず、高齢者ばかりが増えるまちを変えたい」と99年に出馬。当選の自信はあったというが、選挙戦は地縁血縁も絡んで白熱する土地柄。中傷合戦も激しく、「男性からは“おなごが議を言うな(理屈を言うな)”と陰口をたたかれた」と振り返る。定数22に29人が挑んだ激戦の結果は255票で落選。最下位当選者とは138票の差があった。「男社会」の壁も実感した。
 市民からは「高齢化が進む中で、これからは介護や福祉が重要。議会に女性の視点は必要」との声も聞かれる。他方、市議会定数は今回の改選で16から2減の14に。「女性市議誕生へのハードルがまた上がった」。ある市職員は漏らした。
 ◆気になる家族の負担
 統一選で行われる地方議員選挙に、福岡県内で初挑戦する40代の女性は「普通の女性じゃ、なかなか立候補できない。歯を食いしばり、何とか乗り切っている感じです」と打ち明ける。
 仲間に推され、出馬を決めたのは1月中旬。生活はがらりと変わった。早朝から夜遅くまで支援者や集会を回る毎日。家族だんらんの時間は格段に減った。夫と中学1年の娘は決意を後押ししてくれた。だが-。「家族がさらし者になっているような気がする」。夫から複雑な胸中を告げられた。
 子育てや介護の当事者である女性を地方議会に送り出す活動に取り組む「ふくおか市民政治ネットワーク」(本部・福岡市)は88年の活動開始以来、28人の女性議員の誕生を後押しした。ただ、家族の負担を懸念し、立候補に踏み切れない女性は少なくない。「家族や地域、本人の意識改革も含め、女性が安心して政治参加できる土壌づくりが必要」。同ネットの山本まり共同代表は話す。
 前回2011年の統一選の後、公益財団法人「市川房枝記念会女性と政治センター」(東京)が行った調査では、全国の市区議会の女性議員比率は13・1%。九州では福岡県の13・3%が最高で、佐賀県は5・8%、長崎県は4・5%にとどまった。
=2015/03/13付 西日本新聞朝刊=

4551名無しさん:2015/03/14(土) 11:33:51
(自民党福岡県連)

http://fk-shinbun.ddo.jp/wp/?p=6438
自民党亀裂進化という「定説」の嘘 ? 進む福岡県自民党の闘う態勢づくり [2012.06.14更新]
福岡県自民党 最新事情

一時は福岡3区の自民党公認候補として確実といわれていた樋口明県会議員が立候補辞退を表明した。背後で何があったかはともかく、この事態を契機に武田良太衆議院議員の活躍が話題になった。樋口氏を降ろして、古賀篤氏に一本化したのは武田氏の力だという風評である。実際、「古賀一本化」の事実をいち早く掴んだ西日本新聞が報道した際には、武田氏は担当記者に怒りを露わにしたという。きちんと土俵を作ってから発表する予定だったのにというのがその理由だ。武田氏の県連会長としての評価が上がるのに対し、樋口氏を推していたといわれる蔵内勇夫県議・県議団団長が引き下がったなどの評価も流れ、現在ではそれが定説になろうとしている。たしかに福岡県の自民党は昨年の福岡県知事選以来、ガタガタしているという見方がある。では実際どうなっているのか。  

樋口氏辞退は蔵内氏の想定内

樋口氏が辞退した話について、蔵内氏の知人は「別に蔵内県議は樋口氏を推していたわけではない。新聞報道前にすでに樋口氏が引くことは耳に入っていたようだ。彼の想定内の事実だったのではないか」と語った。確かに樋口氏の立候補表明は、彼個人の判断でなされたもので、誰も相談していなかったという。それで早すぎた決断だったという声もあるが、一概にそうはいえない。最終選考で不利になったとはいえ、12人が公募申請した中で、現職財務官僚とともに最後の2人にまで選考委員会で残ったという事実は、彼の力が評価されたということだ。さらに3区の実力者太田誠一氏の力を借りる形で、つまり後継候補として名乗りを挙げるのではなく、あくまで一個の政治家として意志を表明したことは、樋口氏の政治家としての人間力を確認させるものである。要するに福岡県を代表する国会議員候補としての資質を持っていることを指し示したのだ。

蔵内氏は樋口氏の表明について「反対するものではない」としたものの、積極的に推したわけでもないというのが事実である。むしろ県会議員である樋口氏の立候補には後ろ盾があるはずという邪推から、背後に蔵内氏がいると勝手に読み込んだ政治通が、3区自民党候補者は樋口氏で決まりという「結論」を流し、今度はそれがはずれたため「蔵内氏が引いた」なる定説をふりまき始めたというのが真相といえよう。  実際、武田氏は県連会長として4区、10区での候補者調整で辣腕をふるってきたが、背後では麻生太郎氏、古賀誠氏、蔵内氏との間での根回しを行ったうえでの動きだった。候補者一本化には、複雑な思惑が絡みあう。それぞれの候補予定者につながる実力者が我を張っていては、まとまるものもまとまらない。県連会長としての武田良太氏の決断力はもちろん、麻生氏、古賀氏をつなぐ蔵内氏の存在が大きかったことはいうまでもない。

存在感増す大家議員

確かに昨年の知事選挙以来、福岡県の自民党はギクシャクした感があった。一度は自民党福岡県連が決めた知事候補としての蔵内氏を否定、分裂選挙も辞さずという形で動いたのが自民党内反主流派であり、麻生氏はその顔として小川洋氏擁立に固執した。松尾新吾九電前会長までもが小川氏歓迎論をぶち上げて、小川洋知事が誕生した。その遺恨があるという観点から県政界を分析するなら、亀裂があるという見方はあたっている。だが、同時に政治は生き物である。自民党自体が今後立ち行くかどうか、中央政界をみるまでもなく難しい局面を迎えている。

こうした新しい動きの象徴が大家敏志国会議員の動きである。来る6月11日朝8時から、久留米市のホテルマリターレ創世で開催される大家敏志後援会の朝食会講師は蔵内氏で、テーマは「九州自立」である。

ちなみに昨年の筑後、北九州、福岡で開かれた大家氏の朝食会講師は、麻生太郎氏と小川福岡県知事だった。麻生派の福岡県選出国会議員として、高島福岡市長、小川福岡県知事の誕生に尽力した、麻生派のプリンス大家氏の朝食会講師としては当然のことだが、このことは県内自民党の麻生派vs古賀・蔵内派との亀裂の象徴として揶揄的に取り上げられた。

ところが今年の朝食会の皮切りとして催される、大家敏志筑後後援会の朝食会の講師は蔵内氏。両者の亀裂が修復され、新しい形が作られつつあることを示す事態である。麻生氏の相談相手として行動を共にすることの多い大家氏が、ここにきて積極的に蔵内氏との関係を再構築するために動いているという噂はかねてからあったが、それが奏功したと見て良い事実だろう。県政界の実力者は「麻生さんが福岡政界で蔵内氏を頼りにしていることは昔も今も変わりない。大家国会議員がそのために汗をかいている、という見方が妥当」と、この事実を評価する。

4552名無しさん:2015/03/14(土) 11:34:03
>>4551

自民党県連の戦う態勢づくり

麻生太郎氏と話した人物は麻生氏のことを次のように評価する。

「やはり首相までやった人は違う。日本の国家リーダーとして修羅場を経験してきた、人間としての凄味がある。マンガ好きとか漢字を知らないとか茶化されるが、一度会うとどんな人間でも太郎ファンにしてしまう。人に頼られればできる限りのことをする。人が去っていってもそれを追わない、ましてや恨みにも思わない。さわやかに「そういえば彼は元気か」、と人に聞くような人柄でもある。喧嘩しようとしてもそれをサラリとかわすゆとりもある」。

このような麻生氏にとって、ノドにひっかかった小骨が知事選以来の亀裂であった。その意味で、今回の大家氏の動きは歓迎すべきものである。いや、大家氏が派閥の領袖・麻生氏の意を汲んで、積極的に動いたというフシもある。勝利が約束されていた民主党との決戦・次期総選挙も、橋下維新の会やみんなの党などの動きで、さほど楽観視出来ない状況が生まれつつある。

ある意味、結束が求められる中での今回の動き、麻生氏、古賀氏、武田氏のすべてが望む、福岡県自民党の体制づくりが歩を進め始めたといってよいのではないだろうか。


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