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九州・沖縄 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1とはずがたり:2008/10/26(日) 18:16:25

統一地方選スレから西海道・琉球地方のネタを独立させます。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/l40
合併ネタはこちら
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1066974699/l40

4218チバQ:2014/12/14(日) 09:03:54
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141213ddlk40010297000c.html
選挙:太宰府市長選 芦刈市議が出馬表明 /福岡
毎日新聞 2014年12月13日 地方版

 来年4月の統一地方選で実施される太宰府市長選で、芦刈茂同市議(65)が12日、立候補することを表明した。同市長選への出馬表明は初めて。3選を目指す井上保広市長(67)は12月中に立候補を表明するとみられる。

 芦刈氏は「箱物優先の市長、市役所の改革をし、子育て世代の支援など市民のための福祉を充実させたい。市民の声を取り入れた施策を進め、夢と未来のある市を市民とともにつくりたい」と語った。九州大卒、鋼材販売会社社長で市議1期目。【勝野昭龍】

〔福岡都市圏版〕

4219チバQ:2014/12/14(日) 09:30:13
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/155746
佐賀県知事選めぐり…官邸vs自民県連・財務省が大ゲンカ

2014年12月14日
 逆らう者は「身内」でも容赦しない。安倍政権の独裁ぶりがよく表れているのではないか。衆院選に出馬した古川康前知事の辞職に伴う佐賀県知事選(25日告示、1月11日投開票)のゴタゴタだ。自民党本部と県連の間で“内紛”が勃発。それを官邸が力でねじ伏せたのである。

 県連が出馬を後押ししていたのが佐々木豊成・内閣官房TPP政府対策本部国内調整総括官(61)。財務省理財局長だった大物だが、この人選に官邸が「ノー」を突きつけた。菅官房長官とのパイプを強調する樋渡啓祐・前武雄市長(45)の擁立が決まったのである。

■比例順位を落とされた自民候補も

「7月の滋賀県知事選、11月の沖縄県知事選に続く3連敗を懸念した官邸と党本部が、知名度の高い樋渡前市長をムリヤリねじ込んだのが真相です。県連、財務省の面目は丸潰れですが、それだけじゃありません。県連と一緒に佐々木擁立で動いていた前職の今村雅弘元農水副大臣が今度の選挙で自民党の比例九州ブロック31位になったのです。今村さんは旧佐賀2区から“上位優遇”を条件に比例に転出した。フツーならば、比例単独上位になる。しかし、官邸に逆らった見せしめのごとく、順位を落とされた。地元は『こんなバカな話があるか』とカンカンです」(地元記者)

 そもそも、知事選が行われるのは、官邸サイドが九州電力玄海原発を再稼働させるため古川前知事に任期途中の国政転身を促したからだ。古川は佐賀2区から出馬するが、ここは原発立地選挙区だ。官邸の意のままに動く“操り人形”を据えた方が万全。そんな思惑の候補擁立となったのだが、官邸のゴリ押しに財務省も怒っている。場外乱闘になっている。

4220チバQ:2014/12/14(日) 09:31:11
http://www.sankei.com/region/news/141214/rgn1412140006-n1.html
2014.12.14 07:01

宮崎知事選、再選目指す現職優位 争点なく論戦低調

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 21日に投開票される宮崎県知事選は終盤戦に入り、再選を目指す無所属現職の河野俊嗣氏(50)=自民、民主、公明、次世代、社民推薦=が優位に戦いを進め、無所属新人の元衆院議員、川村秀三郎氏(65)が追っている。出馬表明が遅れた共産党新人の元高校教諭、堀田孝一氏(66)は知名度アップに懸命となっている。

 衆院選と日程が一部重なり、街には選挙ムードが広がる。ただ、河野氏の1期4年の県政運営に対する評価以外に目立った争点はなく、論戦は低調に推移している。

 河野氏は「東アジアへの農産物輸出を強化する」などと地域経済対策を強調、防災や人口減少への取り組みも主張する。政党や経済団体の支援による組織力で、序盤からリードを保つ。

 川村氏は、林野庁長官を務めた手腕をアピール。農林水産業や観光の振興を訴えるが、独自色を打ち出せず伸び悩んでおり、無党派層の票掘り起こしを進める。

 堀田氏は、最低賃金引き上げや、社会保障の充実を唱え、河野県政に対する批判票の取り込みを狙う。

4221旧ホントは社民支持@鹿児島市:2014/12/14(日) 19:02:37
>>4216
困った人が出てきてしまったよ

阿久根市長選、竹原信一元市長が立候補 住民投票で解職
http://www.asahi.com/articles/ASGDG0FWDGDFTLTB010.html?iref=comtop_6_05
 鹿児島県阿久根市長選が14日告示された。再選をめざす現職の西平良将氏(41)と、4年前の住民投票で解職され、続く出直し市長選で落選した元職の竹原信一氏(55)の無所属2氏が立候補した。投開票は21日。
 竹原氏は2008年の市長選で初当選後、「市役所・議会改革」を掲げ、条例や予算を市議会に諮らず専決処分で決めることを繰り返した。こうした手法への批判から、解職請求(リコール)による住民投票で2010年12月に失職。翌月の市長選で解職運動を担った市民団体の役員だった西平氏と争い、864票差で敗れた。

4222チバQ:2014/12/15(月) 01:25:33
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014121400626
上天草市長に堀江隆臣氏が初当選(熊本)


 元市議会議長の堀江隆臣氏(47)=無所属・新=が、元市議の田中辰夫氏(54)=無所属・新=、元市長の何川一幸氏(67)=無所属・元=、元市議の平田晶子氏(33)=無所属・新=を破り初当選。市発注工事をめぐり前副市長が事前収賄容疑で逮捕された責任を取り、川端祐樹前市長が辞職したことに伴う選挙。(14日投開票)(2014/12/14-23:03)

4223チバQ:2014/12/15(月) 07:42:45
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/kumamoto/article/133480
上天草市長選、堀江氏初当選 [熊本県]
2014年12月15日(最終更新 2014年12月15日 04時09分)

 熊本県上天草市長選は14日投開票され、無所属新人の元市議長堀江隆臣氏(47)が、いずれも無所属で、元職の会社役員何川一幸氏(67)、新人の元市議田中辰夫氏(54)、新人の同平田晶子氏(33)の3人を破り、初当選を果たした。
 元副市長が事前収賄容疑で逮捕、起訴された事件で引責した前市長の辞職に伴う出直し市長選で、投票率は76・13%(前回80・87%)。当日有権者数は2万5043人(市選管調べ)。
■上天草市長選(開票終了)
当 堀江隆臣 無新 6,467
  田中辰夫 無新 5,436
  何川一幸 無元 4,514
  平田晶子 無新 2,458
=2014/12/15付 西日本新聞朝刊=

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4224チバQ:2014/12/15(月) 23:39:25
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141215ddlk43010293000c.html
選挙:荒尾市長選 告示 現、新の一騎打ち 市政「継続」VS「刷新」 /熊本
毎日新聞 2014年12月15日 地方版

 任期満了に伴う荒尾市長選は14日告示され、現職で4選を目指す前畑淳治氏(69)と、新人で元副市長の山下慶一郎氏(55)=いずれも無所属=が立候補した。投開票は21日。

 2006年と10年は無投票だったため12年ぶりの選挙戦。前畑氏を副市長として2年間支えた山下氏がたもとを分かつ形となり、市政継続か刷新かをテーマに論戦が始まった。

 選挙戦では、市民病院の建て替え計画の是非なども争点となっている。荒尾競馬場跡地への移設を決めた市に対し、山下氏は利便性などから競馬場跡地は企業を誘致して活用すべきだと訴えている。

 投票は21日午前7時〜午後8時、市内23カ所である。午後9時から市民体育館で開票され、深夜には当落が判明する見込み。13日現在の選挙人名簿登録者数は4万5020人(男2万715人、女2万4305人)。【近藤聡司】

 ◇にぎわいと雇用−−前畑氏
 荒尾市万田の事務所前で支持者を集めて出陣式。国会議員らのあいさつ後、「元気で住みやすい『しあわせ優都あらお』に向けてまい進していく」と第一声を上げた。子育て支援や高齢・福祉対策、地域振興に取り組むとしたうえで、荒尾競馬場跡地への市民病院移転には「計画を遅らせてはいけない」と推進の立場を強調した。更に移転後の市民病院を中心にした街づくりで「にぎわいと雇用を生み出したい」と支援を訴えた。【井川加菜美】

 ◇市役所を大改革−−山下氏
 荒尾市川登の事務所近くであった出陣式で第一声。後援会長らのあいさつに続き「荒尾ほど可能性を秘めた街はなく、宝を磨けば全国有数の魅力あふれる街にできる。しがらみのない私に任せてほしい」と強調。ごみ収集やし尿処理の手数料、国民健康保険料などの値下げを公約に掲げて「ぬるま湯につかった市役所を大改革する。長く続いたよどんだ空気を一掃し、豊かで元気な荒尾を築いていきましょう」と市政刷新を訴えた。【近藤聡司】

==============

 ◆市長選立候補者(届け出順)

前畑淳治(まえはた・じゅんじ) 69 無現(3)

 県市長会長▽有明広域行政事務組合代表理事[歴]県経済常任委員長▽県副議長▽日大=[自]

山下慶一郎(やました・けいいちろう) 55 無新

 [元]副市長[歴]水俣病公式確認50年事業実行委事務局長▽県エネルギー政策課長▽明大

4225チバQ:2014/12/15(月) 23:42:20
http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_kumamoto/article/133532
松野氏、野党共闘は不発 熊本1区
2014年12月15日(最終更新 2014年12月15日 10時10分)
 「悔しい。不徳の致すところです」。熊本1区で敗れた維新前職の松野頼久氏(54)は熊本市の事務所で頭を下げた。比例九州で復活当選したものの、第三極退潮の象徴となり表情はこわばったままだった。
 民主から日本維新の会に移って臨んだ前回選挙から2年。当時のような第三極ブームはなく、頼った先は古巣の民主と、その支持母体の連合だった。
 民主県連から「支持」を取り付け「野党共闘」を構築。しかし連合内には、前回選挙の前に民主を飛び出した「裏切り者」のイメージが根強く、労組批判を繰り返す維新共同代表の橋下徹氏へのアレルギーも渦巻き、動きは鈍かった。
 橋下氏の言動と、連合に頼る松野氏の姿は、有権者から見れば矛盾に映り、無党派層からも積極的な支持は得られなかった。祖父の代から3代続く地盤で、自民前職に連敗した。

=2014/12/15付 西日本新聞朝刊=

http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_nagasaki/article/133531
高木氏 “牙城”の意地 長崎1区
2014年12月15日(最終更新 2014年12月15日 10時13分)

 「皆さんのエネルギーとお力が復活させてくれた。一から出直して明日に向かって頑張る」。長崎1区では当選8回を誇る元文科相の民主前職の高木義明氏(68)が、4回目の対決となる自民前職に前回に続き2連敗したが、比例九州で復活当選し議席を守った。
 「民主の牙城」と言われる1区で2000年以来、4回連続の小選挙区勝利を支えた労働組合の弱体化が響いた。出身の三菱重工労組長崎造船支部は前回から組合員が約千人減少。自民陣営が三菱関連会社約50社の社員を集めた集会を開くなど、切り崩しもあった。
 陣営は「小選挙区の奪還なくして民主の明日はない」とハッパを掛け、高木氏もスニーカーで商店街を歩く「どぶ板選挙」を徹底。「自民1強にノー」と訴え続けた。何とか比例復活を果たした高木氏。党代表代行としての意地を示した。

=2014/12/15付 西日本新聞朝刊=

http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_oita/article/133528
吉川氏、社民の灯守る 大分2区
2014年12月15日(最終更新 2014年12月15日 10時19分)


 「九州社民の灯を守った」。比例で復活当選した大分2区の社民前職、吉川元氏(48)は、大分県臼杵市の事務所で支持者らと抱き合って喜んだ。
 旧社会党時代から、比例復活を含めて大分で議席を守り続け、村山富市元首相らを輩出した「社民の砦(とりで)」。前回と同じく小選挙区では敗北したものの、伝統を死守した。
 「党がなくなるかもしれん。命がけじゃ」。2日の出陣壮行会では寒風が吹く中、「必勝はちまき」を締めた90歳の村山氏が激励した。「吉川を通すためなら何でもする」(陣営関係者)。民主党と生活の党が擁立を見送る「すみ分け」も実現、支持労組などが結束し、議席確保に全精力を注いだ。
 事務所に比例復活の報が届くと歓声と拍手が起こり、吉川氏は「憲法を守り、戦争反対の姿勢を貫きたい」と表情を引き締めた。

=2014/12/15付 西日本新聞朝刊=

4226チバQ:2014/12/15(月) 23:42:58
http://www.nishinippon.co.jp/feature/representatives_election_2014_fukuoka/article/133535
井上氏、分裂戦勝ち抜く 福岡1区
2014年12月15日(最終更新 2014年12月15日 10時17分)

 自民の公認を争った前職2人が無所属で出馬し「自民分裂選挙」となった福岡1区は、前回自民公認で1区を制した無所属前職の井上貴博氏(52)が再選を果たした。「自民党にとって負けられない選挙で勝たせていただいた」。顔を紅潮させ支持者に感謝した。
 前回選挙で井上氏との公認調整の末、比例に回って初当選した無所属前職の新開裕司氏(46)は1区からの出馬に固執。党本部は2人を無所属同士で戦わせたが、各種情勢調査では、民主元職の山本剛正氏(42)を含めた三つどもえの激戦が伝えられた。
 井上氏の陣営は、自民党色の埋没が苦戦を招いているとみて、ポスターに「自民支部長」のシールを貼るなど、懸命に「自民」をアピール。最終盤には安倍晋三首相の妻昭恵さんや、師である麻生太郎副総理も応援に訪れ、九州最多の6人による乱立選挙を制した。井上氏は「安倍政権には一つもノーがない。日本、福岡の成長を止めないためにもアベノミクスを進める」と語った。
 一方、新開氏は「私の不徳の致すところ」と肩を落とした。所属する岸田派会長の岸田文雄外相や、秘書として仕えた古賀誠自民党元幹事長らが何度も選挙区入りしたが届かなかった。
 山本氏は維新との候補者調整の末、準備していた福岡4区からの出馬を取りやめ、急きょ選挙区を替えて挑んだ。自民分裂の好機を生かせずに敗北を喫し、「訴える力が足りなかった」と唇をかんだ。

=2014/12/15付 西日本新聞朝刊=

4227チバQ:2014/12/15(月) 23:43:57
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=94825

沖縄副知事に浦崎、安慶田氏 県議会が同意
2014年12月15日 11:39
 県議会(喜納昌春議長)は15日午前の12月定例会で、副知事に県議の浦崎唯昭氏(71)と、那覇市議会議長の安慶田光男氏(66)を選任する同意案を賛成多数で可決した。浦崎氏の県議辞職も了承された。安慶田氏は同日午後の那覇市議会本会議に議員辞職願を提出し、了承される見通し。

 起立採決で自民以外の会派が賛成した。

 両副知事は16日朝、翁長雄志知事から辞令の交付を受け、同日の県議会代表質問に出席する。

 浦崎氏は1985年、那覇市議に翁長氏と同期で初当選し、同じ会派に所属。2000年に翁長氏が那覇市長選に初当選した際も支援した。安慶田氏も翁長氏の盟友として知られ、那覇市議、議長として翁長那覇市政を支えた。衆院選、知事選などの大型選挙では、ともに自公系候補の選対本部で指揮を執ってきた。

 両氏は自民党県連に所属していたが、県連が昨年12月に米軍普天間飛行場の返還に伴う名護市辺野古への新基地建設を容認した後も移設反対の姿勢を堅持したため、安慶田氏はことし8月に除名され、浦崎氏は9月に離党。その後は両氏とも翁長氏の知事選を支えた。

4228チバQ:2014/12/16(火) 00:16:55
http://www.asahi.com/articles/ASGDG4S42GDGTTHB004.html
総務省官僚、立候補へ最終調整 佐賀県知事選
2014年12月15日05時00分
 前知事の衆院選出馬に伴う佐賀県知事選(25日告示、1月11日投開票)で、総務省から民間企業に派遣中の山口祥義(よしのり)氏(49)=同県白石町出身=が立候補に向け最終調整に入ったことが14日、関係者の話で分かった。

 知事選では前武雄市長の樋渡啓祐氏(45)が出馬表明し、自民県連に推薦願を提出。15日の総務会で協議される。県連内には樋渡氏を推す声がある一方、一部幹部や業界団体には樋渡氏への反発があり、対立候補擁立の動きが出ていた。山口氏が立候補すれば自民の分裂選挙となる可能性がある。

 知事選には、ほかに九大大学院教授の島谷幸宏氏(59)らが立候補を表明している。

4229チバQ:2014/12/16(火) 22:04:24
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/136418
総務省官僚・山口氏、知事選出馬へ
2014年12月16日 10時35分
 25日に告示される佐賀県知事選に、総務省官僚で民間に出向している山口祥義(よしのり)氏(49)=東京都=が15日、立候補する意向を固め、同省に辞表を提出した。16日に正式表明する。山口氏は佐賀新聞の取材に、県内の複数の首長や業界団体の関係者から要請を受けたとし「自分の経験を佐賀のために役立てたい。住民の思いを受け止め、大切にする県政運営を目指したい」と出馬への意欲を語った。

 山口氏は東京都出身で、両親が白石町福富出身。ラ・サール高校(鹿児島県)から東京大学法学部を卒業後、旧自治省入り。官邸の危機管理機能強化・消防防災や沖縄振興などを担当、鳥取県商工労働部長や長崎県総務部長を歴任した。総務省過疎対策室長を経て、2013年からラグビーワールドカップ2019組織委員会事務総長特別補佐やJTB総合研究所地域振興ディレクター。東京大学客員教授も務めている。

 知事選をめぐっては、前武雄市長の樋渡啓祐氏(45)、九州大大学院教授の島谷幸宏氏(59)、農業飯盛良隆氏(44)の3人が出馬を表明している。

4230チバQ:2014/12/16(火) 22:35:06
http://www.nishinippon.co.jp/feature/saga_prefecture_election/article/133885
樋渡氏推薦の可否を自民党本部に一任 佐賀県連、まとまらず
2014年12月16日(最終更新 2014年12月16日 12時47分)

 自民党佐賀県連は15日の総務会で、同県知事選(25日告示、来年1月11日投開票)に立候補を表明した元同県武雄市長の樋渡啓祐氏(45)の推薦の可否を協議したが、推薦対象として別の人物を推す意見が出てまとまらず、党本部に判断を一任する方針を決めた。
 県連は知事選の推薦願受け付けを11月30日で締め切り、樋渡氏は締め切り前に提出済み。だが県連関係者の一部が15日、同県出身の総務省官僚の推薦願を提出し、総務会は受け付けの再開を求める側と樋渡氏推薦を急ぎたい側が譲らず紛糾した。
=2014/12/16付 西日本新聞朝刊=

4231チバQ:2014/12/17(水) 21:26:29
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/136674
武雄市長選に谷口氏が出馬表明、新人同士の一騎打ちか
2014年12月16日 18時38分

 前市長の辞職に伴い来年1月4日に告示される武雄市長選に、武雄区長で医療法人役員の谷口優(まさる)氏(67)=武雄町武雄=が16日、立候補する意向を明らかにした。谷口氏は2010年4月の市長選で落選しており、2回目の挑戦となる。

 市内で会見した谷口氏は「前市長の異論を認めない政治姿勢は疑問。温かみのある武雄市を取り戻したい」と出馬理由を説明した。ただ、「前市政の全否定はしない」と述べ、ICT教育は継続して効果を検証しつつ、国際交流を充実させる考えを示した。

 小さな集落単位で市長懇談会を開くなど「開かれた市政」を目指すことを強調した。新工業団地造成や歴史文化自然を大切にしたまちづくり、子どもの遊び場整備といった子育て支援などの施策を掲げた。

 谷口氏は武雄市山内町出身。慶応大法学部卒。1973年に県庁に入り、観光課長や宇宙科学館長、県立博物館・美術館長を歴任し、06年に退職した。退職後は国際交流事業やまちおこしに携わっている。

 市長選にはほかに、元市秘書課長の小松政氏(38)=武雄町富岡=が立候補を表明している。2日現在の選挙人名簿登録者数は4万669人(男1万8933人、女2万1736人)。

4232チバQ:2014/12/17(水) 21:34:49
http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/local/saga/20141217-OYS1T50030.html
知事選の構図ほぼ固まる 4氏が対決へ
2014年12月17日
 県知事選(25日告示、来年1月11日投開票)を巡り、16日に元総務官僚が立候補を表明したことで、9日後に迫った選挙戦の構図がほぼ固まった。武雄市長選も2人目の新人が立候補を表明し、一騎打ちの様相をみせている。

 元総務省過疎対策室長・山口祥義氏(49)の記者会見には、立候補を要請した秀島敏行・佐賀市長や田中源一・江北町長、田島健一・白石町長が同席した。「一緒にやろうと言われ、胸に響いた」。山口氏は、立候補を検討していた中央官僚が出馬を断念後、首長らから要請され、決断したことを明かした。

 「経済、雇用、人口減少社会などに県民が一丸となって取り組まなければならない」と訴え、九州電力玄海原子力発電所(玄海町)の再稼働問題や陸上自衛隊が導入する輸送機「MV22オスプレイ」の佐賀空港配備などに対する考え方は「地元の意見を聞く」などと述べるにとどめた。

 前武雄市長・樋渡啓祐氏(45)は衆院解散後の11月中旬、古川前知事が新2区から自民党公認で立候補することが取りざたされると、いち早く知事選出馬に意欲を示した。古川前知事の辞職2日後の11月27日に辞表を提出。市長を辞職した12月3日から本格的な準備を始めた。

 15日に発表した公約では、重要課題を議論する「県政諮問会議」の設置などを掲げ、オスプレイの配備計画や玄海原発の再稼働問題など県の重要課題は先送りしない姿勢を強調した。

 小城市の農業・飯盛良隆氏(44)は、身近な地域課題を解決する思いで立候補を決意。玄海原発の一部の再稼働やオスプレイの配備計画を容認する姿勢を示し、米の消費拡大のため、県内の学校給食に県産米を無償提供する公約を掲げた。

 市民団体からの要請で出馬を決めた九州大教授・島谷幸宏氏(59)は、災害に強い県土作りや若者の雇用を生み出す施策を掲げる。玄海原発の再稼働は「安全が確認されない現状では反対」と主張。主要5政党に推薦願を提出し、自民からは断られている。

2014年12月17日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

4233チバQ:2014/12/18(木) 23:16:29
http://www.saga-s.co.jp/senkyo/governor/30301/137331
=年またぎ知事選= 支持拡大へ4氏駆ける
2014年12月18日 13時13分
■告示まで1週間

 古川康前知事の辞職に伴う佐賀県知事選は、25日の告示まであと1週間となった。これまでに前武雄市長の樋渡啓祐氏(45)、九州大大学院教授の島谷幸宏氏(59)、農業飯盛良隆氏(44)、総務省元過疎対策室長の山口祥義(よしのり)氏(49)が立候補を表明し、4人の争いになる見通し。投票日は1月11日で、異例の「年またぎ」選挙になる。各候補予定者は、支援を受ける議員や首長らとともに県内を回り支持拡大に向けた活動を展開している。

 樋渡氏はこの日、武雄市議や支持者らと佐賀市内を中心にあいさつ回りをこなした。島谷氏は佐賀市内で事務所開きを行い、本番へのムードを盛り上げた。山口氏は唐津市などを回り、小城市では県議の県政報告会に出席し支援を訴えた。

 選挙戦では、佐賀空港への自衛隊新型輸送機オスプレイ配備計画や九州電力玄海原発(東松浦郡玄海町)の再稼働など国策に関わる重要課題のほか、地域経済の活性化策や福祉、教育といった県民生活に直結するテーマが争点になる。

4234チバQ:2014/12/18(木) 23:17:01
http://www.saga-s.co.jp/senkyo/governor/30301/136898
=年またぎ知事選= 12年ぶり保守分裂へ
2014年12月17日 10時45分
■「支援は個人の判断で」山口氏支持派/「党本部推薦まもなく」樋渡氏支持派

 25日告示の佐賀県知事選は、元総務官僚の山口祥義(よしのり)氏(49)が15日に立候補を表明し、選挙戦の構図がほぼ固まった。県政与党の自民党県連は分裂を避けるため、前武雄市長の樋渡啓祐氏(45)の推薦願の対応を党本部に一任した。ただ、山口氏を推す議員や首長らは、党が樋渡氏推薦を決めた場合も、山口氏支援の姿勢を崩していない。県連が4人を「支持」して激しい選挙戦を展開した12年前と同じく、保守分裂選挙に突入する公算が強まった。

 山口氏は出馬会見に先立ち、秀島敏行佐賀市長や田島健一白石町長らと県議会自民党控え室を訪問、県議団に立候補の報告と支援を要請した。

 県西部地区の県議の一人は「どちらを支援するかは個人の判断。ただ、樋渡氏の政治手法を警戒する議員は多い。複数の首長が担ぎ、山口氏が決断した以上、県連が分裂してでも応援する」と明言。別の県議は、樋渡氏の推薦が決まった場合も「公認ではなくあくまで推薦。どんな拘束がかかるか分からないが、処分などと言い出したら県連はもたない」と、党の強権発動をけん制する。

 会見に同席した秀島市長は「市長会という組織ではなく個人の立場」と前置きし、「あつれきではなく、和を大事にして意見集約する姿勢を持った方」と、樋渡氏を意識した発言で山口氏擁立の理由を説明した。

 一方、樋渡氏を推す県議の一人は「党本部からの推薦は近く出るだろう」とした上で「党議拘束がかかった中で、実際の選挙で前面に出て動ける県議がどれだけいるのか」と指摘。別の県議も「もう遅い。今からではとても間に合わない。県民目線で見れば、樋渡氏の政策への評価は高い」と話す。

 樋渡氏はこの日、末安伸之みやき町長とともに県東部であいさつに回るなど、11月28日の辞職以来、議員や支持者らとともに精力的に活動している。陣営幹部は山口氏の出馬にも「誰が出ても戦い方は変わらない。武雄市での独創的な取り組みの実績のほか、県政での独自政策も訴えている。知名度も含めて十分戦える」と手応えを口にする。

 保守分裂の様相を呈する中、「独自候補」を擁立しない他党の多くは状況を見極める姿勢を見せる。国政で自民と連立を組む公明党県本部は15日に幹事会を開き、樋渡氏と九大大学院教授の島谷幸宏氏(59)からの推薦願を協議したが、結論は出さなかった。今後、自民の対応などを含め、全体の状況を見て判断する。

 民主党県連は「候補者から推薦なり何なりの話があった場合、対応を考える」という方針。原康彦幹事長は「(山口氏の)県民党という考え方は極めて正当だと思う。選択肢が広がり好ましい」と受け止めた。

 社民党県連は、現時点で島谷氏から提出されている推薦願の取り扱いについて、早急に協議する。徳光清孝幹事長は山口氏について「選択肢が増えたことは歓迎したい」と話す。共産党県委員会は島谷氏の推薦願の対応を検討している。

 知事選にはこのほか、農業飯盛良隆氏(44)も出馬を表明している。

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4235チバQ:2014/12/18(木) 23:28:53
http://www.saga-s.co.jp/column/ronsetsu/137252
鳥栖市長選
2014年12月18日 05時00分
 衆院選、県知事選に続いて来年2月15日告示、22日投開票で実施される鳥栖市長選が一気に動き始めた。今月に入って自民市議の中村圭一氏(45)と、3選を目指す現職の橋本康志氏(58)が相次いで出馬を表明。保守系同士の一騎打ちとなる公算が大きくなった。選挙は地域の課題を浮き彫りにし、今後の市政の方向性を決める重要な機会となる。市民に分かりやすい政策論争を期待したい。

 鳥栖市は1954(昭和29)年に2町3村が合併し、今年で市制施行60周年。初代市長の海口守三氏から現職の橋本氏まで6人が市政のかじ取りを担ってきた。この間、市長選は17回告示され、うち無投票は4回だけ。保守系に加えて、労組などを母体にした革新系も強い土地柄で、伝統的に激しい選挙戦が繰り広げられてきた。

 市が開設した市制60周年の特設サイトを見ると、その歩みがよく分かる。市発展に向けた重要課題が幾度となく浮上し、当時の市長や議会が目指すべき道を決断している。転機として挙げられるのは、73年の九州道鳥栖ジャンクションの一部供用開始や、84年の久留米・鳥栖テクノポリス指定に伴う鳥栖北部丘陵新都市開発、93年のプロサッカー・ホームタウン誘致決定など。九州の中心地、交通の要衝という優位性を生かし、企業誘致や都市基盤の整備を着実に前進させてきた。

 市発足時に4万人だった人口は現在7万2千人で、2035年ぐらいまではさらに増える見込み。人口減に悩む市町村が圧倒的に多い中、恵まれた地域であることは間違いない。ただ、それだけにどれだけ伸びしろがあり、どんな未来像が描けるのか、市長選は次の一手を明らかにする場となる。

 今回、先に動いたのは中村氏だった。6日に自民党鳥栖市支部で会見し、「鳥栖は九州の心臓部。道州制における州都の機能は鳥栖が持つべきで、そのためのまちづくりをしたい」と出馬理由を語った。橋本市政の8年間については「交渉をしながら前に進める政治力、対外的な発信力が不足していた」と批判した。

 一方、橋本氏は相手の出方を見極めるように、直後の9日の市議会一般質問で出馬を表明した。在任中の九州新幹線・新鳥栖駅開業や重粒子線がん治療センター開院などを成果として挙げ、鳥栖駅の東西連携を含む中心市街地活性化に意欲を示した。「鳥栖は今、いい流れにあり、その流れを断ち切ることはできない」と語る。

 2人の会見内容からすると、現時点で争点になりそうなのは、将来の合併に対する考え方と鳥栖駅の東西連携策である。合併について中村氏は「ダイナミズムを生むには県境を越えた合併も方策の一つ」と踏み込み、橋本氏は「連携を広げつつ、鳥栖三養基の1市3町で進めるのが現実的」とする考えを示した。駅の東西連携策については9月市議会で論議が先送りされた経緯もあり、2人にはより具体的な振興策を期待したい。

 衆院選を終え、年をまたいで県知事選となるが、鳥栖市民にすれば国政から県政、そして市政へと、より身近なところに争点が移る連続選挙である。わずか2カ月半の間にそれぞれの課題を探る機会ともいえよう。暮らしの現状をしっかりと見つめ、積極的に選挙に関わってほしい。(杉原孝幸)

4236チバQ:2014/12/18(木) 23:34:23
http://www.nishinippon.co.jp/feature/kitakyushu_city_election/article/134279
民主・社民系も北橋氏推薦
2014年12月18日(最終更新 2014年12月18日 03時00分)

 北九州市長選(来年1月11日告示、25日投開票)で、同市議会の民主・社民系会派「ハートフル北九州」(12人、世良俊明代表)が17日、現職で3選を目指す北橋健治氏(61)と政策協定を結び、会派として推薦した。民主党元衆院議員の北橋氏は自民党から「他の政党に推薦願を出さない」を条件に単独推薦を受けているが、世良代表は「会派推薦のため(条件に)触れない」とし、北橋氏も「推薦願は出しておらず(自民の)理解を得られる」と述べた。
 政策協定は、雇用創出や市民所得向上といった経済対策のほか、子育て支援や教育に着目した「ハートフル政策」の推進−など12項目。北橋氏は近く公表する公約に盛り込む方針。
 ハートフルが北橋氏と政策協定を結ぶのは初めて。会派推薦には、自民の単独推薦を受けた北橋氏の「一党一派に偏しない市民党」の立場を強調する狙いもある。自民党市議団は「問題ない」(幹部)との認識を示した。
 市長選には、元衆院議員秘書の三原朝利氏(37)、共産党県委員会副委員長の篠田清氏(66)=共産推薦=が立候補を表明している。
=2014/12/18付 西日本新聞朝刊=

4237チバQ:2014/12/18(木) 23:35:20
http://www.nishinippon.co.jp/feature/saga_prefecture_election/article/134280
自民が樋渡氏推薦
2014年12月18日(最終更新 2014年12月18日 03時00分)

 自民党は17日、佐賀県知事選(25日告示、1月11日投開票)で元佐賀県武雄市長の樋渡啓祐氏(45)の推薦を発表した。茂木敏充選対委員長は「市長としてのすばらしいアイデアや実績を評価した」と述べた。
 知事選には、佐賀県小城市の農業飯盛(いさがい)良隆氏(44)、九州大大学院教授の島谷幸宏氏(59)、元総務官僚の山口祥義氏(49)が立候補を表明している。
   ◇    ◇    
 県連内になお異論も
 自民党は17日、知事選(25日告示、来年1月11日投開票)で元武雄市長の樋渡啓祐氏(45)の推薦を決めた。党県連内には、立候補表明している元総務官僚の山口祥義(よしのり)氏(49)を推す声もあるが、県連の福岡資麿会長は「県連内の協議で(樋渡氏推薦に)異論も出たが、党員には決定にのっとった行動をお願いする」と山口氏支持の動きをけん制。決定には党議拘束がかかることを強調した。
 山口氏を推す自民県議の一人は、農協幹部が山口氏を推していることから「(来年4月の)県議選を考えれば、農協に歯向い樋渡氏を支援するのは難しい」。別の議員は「党の決定は織り込み済み。山口氏を応援する気持ちは変わらない」ときっぱり。一方で「山口氏支援の動きがトーンダウンするかも」との懸念も聞かれる。
 樋渡氏は推薦決定について「ありがたいと同時に、推薦の重さを痛感している」と話し、県連内に山口氏を推す人がいることは「謙虚に受け止める」。山口氏は「県民党として幅広く支援を求めていく考えなので、県民にひたすら支援を求めるだけ」と語った。
 知事選には他に、九州大大学院教授の島谷幸宏氏(59)、小城市の農業飯盛(いさがい)良隆氏(44)が立候補を表明している。
=2014/12/18付 西日本新聞朝刊=

4238チバQ:2014/12/20(土) 15:20:35
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141220ddlk41010427000c.html
選挙:知事選 保守分裂の展開に 県農政協は山口氏推薦、県医師連盟は「自主投票」 /佐賀
毎日新聞 2014年12月20日 地方版

 古川康前知事の辞職に伴う知事選(25日告示、1月11日投開票)について、JAグループ佐賀の政治団体「県農政協議会」(中野吉実会長)は19日、推薦願を提出していた元総務官僚の山口祥義(よしのり)氏(49)への推薦を決めた。また、県医師会の政治団体「県医師連盟」(池田秀夫委員長)は、どの陣営からも推薦願の提出がなく「自主投票」とした。既に自民党本部は前武雄市長の樋渡啓祐氏(45)への推薦を決めているが、樋渡氏側は主な業界団体に推薦願を出しておらず、保守系組織の対応が割れる異例の展開になっている。

 県農政協議会は19日、記者会見を開き、山口氏の推薦決定を発表。中野会長は「組織を挙げて応援をしていく」と意気込んだ。推薦理由について協議会は市町の一部首長や議員から推薦を望む声が上がっていることを挙げた。背景には、武雄市長時代の樋渡氏のトップダウン型の手法への批判があるとみられる。ある協議会幹部は「話し合いができる人物か、できない人物かの判断だ」と表現した。

 県医師連盟は18日に自主投票と決めた。自民の推薦候補から推薦願を受けた場合、通常、推薦を出しており、今回は「告示まで1週間を切って意見集約する時間がない。自民県連内でも意見が割れている」としている。

 一方、自民党本部の樋渡氏推薦を受け、自民県連は18日、挙党態勢で臨むため、選挙戦への協力を求める文書を各支部などに通知した。県連によると、党員が「公認」や「推薦」の候補者を不利に陥れる行為をした場合、党本部の賞罰規定で処分対象になるが、県連の独自規定では推薦候補への同様の行為は処分対象になっていないという。自民県議らの中には山口氏を推す声もあり、分裂含みの状況になっている。【松尾雅也、石井尚】

4239チバQ:2014/12/20(土) 15:34:19
http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/news/20141220-OYS1T50006.html?from=sytop_main1
宮崎副知事が酒席、鳥インフル警戒中に
2014年12月20日
 宮崎県の内田欽也よしなり副知事が、鳥インフルエンザの警戒態勢が続いていた17日、私的な会合に参加し、飲酒していたことが分かった。内田副知事は県防疫対策本部の副本部長で、選挙中の知事に代わって防疫措置を統括している。

 内田副知事によると、発生農場の鶏の殺処分や埋却が終わった翌日の17日午後8時半頃から同11時頃まで、県職員の婚約祝いの酒席に参加し、宮崎市の飲食店2軒でビールやワインを飲んだという。参加者の1人が副知事の承諾を得て、乾杯する写真を会員制交流サイト「フェイスブック」に掲載し、発覚した。

 内田副知事は報道陣の取材に対し、「防疫措置が一段落したと考えて参加したが、控えるべきだった。懸命に防疫にあたる農家や職員らに不快な思いをさせてしまい、申し訳ない」と謝罪した。

4240チバQ:2014/12/20(土) 15:36:22
http://www.saga-s.co.jp/senkyo/governor/30301/137733?area=ranking
=年またぎ知事選= 保守系2派の動き活発化
2014年12月19日 10時35分
■樋渡氏・所属議員と連動図る

 25日告示の佐賀県知事選は、自民党本部が前武雄市長の樋渡啓祐氏(45)の推薦を決めたことを受け、佐賀県連が18日付で「必勝態勢への協力」を各市町村支部や職域支部に通知した。一方、元総務省過疎対策室長の山口祥義(よしのり)氏(49)を擁立した議員らは党本部決定に反発。県連幹部が役職辞任を申し出るなど独自で山口氏支援の動きを強めている。自民県連は分裂選挙への様相を濃くしながら、両派の支持拡大に向けた動きが活発化している。

 党本部の推薦決定を受けた樋渡氏は18日、閉会日を迎えた県議会自民党控え室を訪れた。「ご迷惑をかけましたが、皆さまのお陰で推薦をいただきました。厳しい選挙になると思いますので、皆さまのご指導とご支援をお願いします」。県政与党として圧倒的多数を誇る県議団にバックアップを要請した。

 あいさつを終えた樋渡氏は「推薦の責任の重さを痛感している。今後は、県議や国会議員の方々と連動して行動していきたい」と、支援への期待感を示した。

 ただ、県議団が一枚岩でまとまるのは困難な状況だ。本部党則は賞罰規定に公認と推薦候補を記載し、処分も明記している。しかし、県連では過去に推薦の取り扱いで混乱した経緯があり、賞罰規程の対象から「推薦候補」を外している。

 県議団の留守茂幸会長も「今日の総会でも党本部と県連規程の違いの話が出た。党を割ってはならないが、それぞれの立場がある。自分の行動には責任を持って臨んでほしいということ」と、一本化は難しいとの認識を示す。

■山口氏・「県民党」でばん回へ

 一方、山口氏は自民の推薦について「県民とともにあれば、しっかり仕事ができる。県民党でいく」と強調、出遅ればん回へ積極的に動く。18日は秀島敏行佐賀市長と市議会の自民、民主の会派の控え室を訪れ、「佐賀のために頑張ります」と支援を求めた。その後、県東部に足を伸ばした。

 両派の動きが激しくなる中、態度を明確にしていない県議の一人は「市議を含めてまだ様子見の議員は多い。党の推薦は重いが、(4月の)自分の選挙も絡んで困っている」。保守分裂選挙への苦悩を口にする。

 組織に頼らず草の根で支持拡大を目指す九州大大学院教授の島谷幸宏氏(59)はこの日、鹿島、白石、鳥栖の3市町でミニ集会を開いた。陣営は「さまざまな人たちに支援をしてもらう県民党を目指す」として民主、公明、社民、共産の4党に提出していた推薦願をすべて取り下げた。今後もミニ集会で浸透を図る。

 このほか、農業飯盛良隆氏(44)は報道陣の取材対応をこなすなど出馬に向けた準備を進めている。

4241チバQ:2014/12/20(土) 15:37:06
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/kagoshima/article/134758
阿久根市長選21日投開票 異例の選挙戦のまま [鹿児島県]
2014年12月20日(最終更新 2014年12月20日 00時05分)

 鹿児島県阿久根市長選は21日、投開票される。立候補しているのは、再選を目指す現職の西平良将氏(41)と、返り咲きを目指す元職の竹原信一氏(55)の無所属2人。市長リコール(解職請求)成立に伴う前回の出直し市長選と同じ顔触れの一騎打ちだが、竹原氏は選挙ポスターで訴えるだけで遊説や街頭活動はせず、異例の選挙戦となっている。
 西平氏は、阿久根駅の改修整備などの実績や市民と対話を重ねる市政運営を強調し「市民の先頭に立ち、まちづくりを進める」と訴える。竹原氏は18日から選挙ポスターを「原発反対」と訴える内容に変更。支援する男性(56)は「市民は竹原さんがやりたいことを分かっている」と話す。
 投票は21日午前7時〜午後7時(一部地域は午後6時)、市内21カ所であり、同8時10分から市民会館で即日開票される。午後10時ごろに当落が判明する見込み。有権者数は1万8916人(13日現在、市選管調べ)。

4242チバQ:2014/12/20(土) 15:38:36
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/20141219-OYT1T50039.html
サンタ姿で市長選説明会に「迷惑かけていない」
2014年12月19日 19時37分
 佐賀県武雄市長選(来年1月4日告示、同月11日投開票)の立候補予定者説明会が18日、市役所で行われた。


 立候補表明している前市秘書課長・小松政ただし氏(38)と元県職員・谷口優まさる氏(67)の2陣営と、市議・宮本栄八氏(59)が出席。宮本氏は谷口氏が出馬しない場合に立候補するという。

 説明会では、選管職員が届け出方法や選挙活動の注意点などを伝えた。

 宮本氏は説明会にサンタクロースの服装で出席し、終了後、「別に誰にも迷惑をかけていないと思う」などと語った。

 これに対し、同僚市議は「神聖な選挙をバカにしている」と批判。市選管も「服装についての規定はないが、常識で考えてほしい」と苦言を呈した。

4243チバQ:2014/12/21(日) 13:30:26
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/138380
=年またぎ知事選= 告示前最後の週末 支持拡大へ向け候補予定者奔走
2014年12月21日 10時21分
知事選での支持を求め、お年寄りと言葉を交わす立候補予定者=唐津市(写真の一部を画像加工しています)
知事選での支持を求め、お年寄りと言葉を交わす立候補予定者=唐津市(写真の一部を画像加工しています)
 佐賀県知事選は25日告示前の最後の週末となった20日、立候補を予定する4氏が県内各地をあいさつ回りやミニ集会などで奔走した。12年ぶりの保守分裂選挙に突入することがほぼ確実な情勢のなか、支持拡大に向けた前哨戦が熱を帯びている。

 4人の中で最も早く出馬表明し、自民党の推薦を受ける前武雄市長の樋渡啓祐氏(45)は、朝から唐津市内で福祉施設や企業、団体など20カ所以上を訪問した。厳木町のケアハウスでは「佐賀県を一番にしようと思っている。特に福祉政策に力を入れたい。長生きの秘けつは元気に過ごすこと」とアピール。入所者らから「頑張ってください」と声を掛けられながら、一人ひとりと握手した。21日には県東部地区を中心にあいさつ回りをこなす。

 九州大大学院教授の島谷幸宏氏(59)は伊万里、唐津の両市でミニ集会を開いた。唐津市双水の後援会事務所で開いた集会には15人ほどの支援者が出席した。島谷氏は「人と人、組織と組織が分断されている。つなぎ直しの作業が必要」と語り、船と船をつなぐことを意味する「おもやい」をキーワードに掲げた。告示まで5日。島谷氏は「これまでの活動を粛々と続けるだけ」と話し、今後もミニ集会など草の根で支援の輪を広げていく。

 農業飯盛良隆氏(44)は事務所で報道各社のアンケートや政見放送の原稿書きに追われた。19日の事務所開きでは、支持者ら約40人を前に「原発やオスプレイなどさまざまな課題が山積している。県、日本にとって最適な選択ができる知事を目指したい」と訴えた。

 国家公務員を辞職して4日目の元総務省過疎対策室長の山口祥義(よしのり)氏(49)。実家のあった杵島郡白石町福富の公民館で地域の人を前にあいさつした。「『よう戻ってきたね』と言われ、涙が出そうになった」。その後は慌ただしく業界団体など回り、支持を呼び掛けた。「いろんな人に会い、気持ちが高まっている」。夜は県庁の記者室で取材に臨むハードスケジュールをこなした。

4244チバQ:2014/12/21(日) 18:47:26
2003年佐賀知事選

実質古川と宮原の一騎打ちだったんですね


http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/193
とwikihttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%90%E8%B3%80%E7%9C%8C%E7%9F%A5%E4%BA%8B%E4%B8%80%E8%A6%A7より
160,809 古川康 自民支持 元自治省企画官
147,842 宮原岩政 自民支持 前県議会議長
76,520 樋口久俊 自民支持 元農水省畜産局長 →2010鹿島市長選当選
30,149 木下知己 那須大学教授
25,577 福島是幸 共産推薦
19,035 林田重人 自民支持 元県教育長

4245チバQ:2014/12/21(日) 18:51:27
2004年参院選記事より
>岩永派の多くが現知事の古川康氏を支持し、宮原氏が次点に終わったことから、宮原氏の地盤である県東部の農民の自民離れを招いた。
http://www.asahi.com/2004senkyo/localnews/TKY200406130144.html
自民現職・岩永浩美氏(クニのゆくえ 始動!参院選:上)

 22日、佐賀市内であった自民現職、岩永浩美氏(61)の後援会事務所開きには、自民県議や市町村長、農協など支持団体の代表ら約400人が集まった。後援会長は井本勇・前知事。「勝つことは確信しているが、より多い得票で勝つことが大事だ」とあいさつした。

 全県選挙区の参院選で、自民は59年以来、補選を含めて19連勝中だが、岩永氏は県内の自民候補としては、過去2回とも苦戦を強いられた。

 初当選した95年補選では、自民、新進両党の激突構図に加え、候補者選定などを巡って、「政敵」とされていた元県議会議長宮原岩政氏との対立もあり、約5万8千票差と「苦戦」した。2回目の98年も非自民非共産陣営の統一候補に約5万1千票差まで迫られた。その時の18万8995票が過去最高の得票数だ。

    ◇

 岩永陣営は今回、それを上回る20万票を最低目標に置き、万全を期す。6月上旬までに全49市町村で後援会を立ち上げ、どこも地元の有力者が後援会長に就く予定だ。

 すでに、県内最大の自民支持組織である農協の政治団体、県農政協議会をはじめ約400企業・団体から推薦を受けた。総括責任者には、95年補選で候補者選定を巡って対立関係にあった中野吉實・県農協中央会長が座る。比例区に立候補を予定する全国旅館生活衛生同業組合連合会長、小原健史氏(55)=嬉野町=とも連携して戦う。

    ◇

 盤石の態勢にも見えるが、不安要素はある。

 候補者6人が乱立した昨年4月の知事選では、宮原氏との対立構図が再燃。岩永派の多くが現知事の古川康氏を支持し、宮原氏が次点に終わったことから、宮原氏の地盤である県東部の農民の自民離れを招いた。

 8月末には、陣内孝雄参院議員や水田唯市元県議ら自民議員が歴代理事長を務めた佐賀商工共済協同組合が粉飾決算の末に破産したことで、自民支持層だった中小商工業者が反発。11月の衆院選で、被害者の多い佐賀1区で自民候補が敗れた大きな原因とされる。

    ◇

 それらの影響は、今回の参院選にも尾を引いている。宮原氏は「(知事選で敗れ)ケチのついた私など、お呼びではないでしょう」。宮原派のある県議も「やるべきことはやる、という程度」と冷めている。

 岩永派筆頭格の県議だった水田氏は3月、商工共済問題の責任を取って政界を引退し「もう関係ない」。陣営の総括責任者は非改選の参院議員が務めるのが慣例だが、今回、陣内氏は就任しなかった。自民関係者は「商工共済の被害者感情を考えると、まだ表立った行動は取れない」と話す。

    ◇

 国政の連立与党である公明との選挙協力も、まだ不透明だ。すでに自民側は公明側に協力を要請しているが、推薦になるのか、比例区との関係はどうなるのか、など具体的な話はこれから。

 昨年11月の衆院選では両党とも「選挙区は自民、比例区は公明」と訴えた。だが、公明が比例区で県内得票数の目標とした6万5千票には4千票近く足りなかった。自民県連は今回、比例区に自前候補を抱える。県連幹部は「比例区で公明に協力する票はないし、前回も実績を出していないから、今回、選挙区で『お願いします』とは言いにくい」と漏らす。

 それでも、陣営関係者からは「負けることはない」という言葉が聞こえる。そんなムードを危惧(きぐ)して、ある県連幹部は「民主の動きが見えない。油断は禁物だ」と気を引き締めた。

   ◇   ◇

 参院選公示が想定される6月24日まで1カ月を切った。昨年の統一地方選、衆院選に続き「クニのゆくえ」につながる大事な選挙だ。県内の現在の情勢を探る。  (05/25)

4246とはずがたり:2014/12/21(日) 19:28:58
>>4238
>樋渡氏側は主な業界団体に推薦願を出しておらず
うぉ,流石改革派ですね〜。
これで自民党本部の推薦がついてなけりゃあすっきり勝って欲しいと願えるのに(;´Д`)

4247チバQ:2014/12/21(日) 19:56:05
http://www.nishinippon.co.jp/feature/saga_prefecture_election/article/134520
自民、推薦決定で分裂含み 4氏対決構図固まる
2014年12月19日(最終更新 2014年12月19日 03時00分)

 25日の告示まで1週間と迫った知事選(1月11日投開票)は、立候補表明した元武雄市長の樋渡啓祐氏(45)、九州大大学院教授の島谷幸宏氏(59)、小城市の農業飯盛(いさがい)良隆氏(44)、元総務官僚の山口祥義(よしのり)氏(49)の4人が対決する構図がほぼ固まった。自民党本部は樋渡氏推薦を決めたが、県連内には反発の声もあり、分裂含みの展開。衆院選を終えたばかりの他の政党も対応を急ぐ。
 自民党県連は18日、県内約60の地域・職域支部に通知文書を発送。樋渡氏の推薦決定を伝え「必勝体制の確保に協力を」と要請した。だが、県連内には山口氏支援を決めている議員もいる。中倉政義幹事長は「党員には基本的に樋渡氏の応援をお願いしたいが、地域事情もある」と話す。
 自民と連立政権を組む公明党には樋渡氏が推薦願を提出済み。県本部の伊藤豊代表は「自民の協力要請もあり、政策面で一致できるのか見極めたい」。近く対応を決める考えだ。
 民主党県連は21日の常任幹事会で対応を協議する。原康彦幹事長は「幅広い視点で議論のプロセスを大事に県政運営を進めるという姿勢を歓迎したい」と山口氏を評価。支援要請があれば検討する構えだ。
 共産党県委員会は独自候補の擁立を見送り「政策が完全に一致する候補がいない」として、政策の一部が重なる候補の自主的支援を党員に呼び掛ける方針。
 社民党県連合は18日、「推薦願の提出がなく、各候補の政策を吟味する時間もない」と自主投票を決めた。ただ党員や党支部への通知文書には、樋渡氏について「これまでの武雄市政の運営手法や政策は社民党と相いれない」とする幹部の判断を盛り込む考えだ。
=2014/12/19付 西日本新聞朝刊=

4248チバQ:2014/12/21(日) 19:56:37
佐賀知事選

樋渡啓祐:武雄市長
>>4159 樋渡氏は総務省官僚から転身し、2006年の市長選で初当選した。08年11月、武雄市民病院の民間移譲に反対する市民グループのリコール運動の動きを受けて辞職し、同年12月の出直し選挙で当選。10年の任期満了に伴う市長選で再選し、今年4月の市長選で相手候補を大差で破り、3期目当選を果たした。市立図書館運営を民間に委託し、官民一体型学校などの教育改革に取り組んでいる。
>>4164 新型輸送機オスプレイの受け入れや、原発再稼働に賛成する考え〜政府の意向に沿った候補者
>>4234 末安伸之みやき町長とともに県東部であいさつに回る
>>4237 茂木敏充選対委員長は「市長としてのすばらしいアイデアや実績を評価した」と述べた。
    県連の福岡資麿会長は〜山口氏支持の動きをけん制。決定には党議拘束がかかることを強調した。


島谷幸宏:元国交省武雄河川事務所長で九州大大学院教授
>>4168 近年は小水力発電の普及に関わり、環境保護を訴える市民グループなどが出馬を求めていた
>>4232 主要5政党に推薦願を提出し、自民からは断られている。 
>>4240 民主、公明、社民、共産の4党に提出していた推薦願をすべて取り下げた。


佐々木豊成→断念
内閣官房TPP政府対策本部国内調整総括官
>>4178 佐賀県伊万里市出身で県内の農業団体や自民党関係者から要請
>>4219 県連と一緒に佐々木擁立で動いていた前職の今村雅弘元農水副大臣が今度の選挙で自民党の比例九州ブロック31位になった
>>4243 船と船をつなぐことを意味する「おもやい」をキーワードに掲げた。


山口祥義:
>>4229 総務省過疎対策室長を経て、2013年からラグビーワールドカップ2019組織委員会事務総長特別補佐やJTB総合研究所地域振興ディレクター。東京大学客員教授
>>4230 県連は知事選の推薦願受け付けを11月30日で締め切り、樋渡氏は締め切り前に提出済み。だが県連関係者の一部が15日、同県出身の総務省官僚の推薦願を提出し、総務会は受け付けの再開を求める側と樋渡氏推薦を急ぎたい側が譲らず紛糾した。
>>4232 記者会見には、立候補を要請した秀島敏行・佐賀市長や田中源一・江北町長、田島健一・白石町長が同席した。
>>4238 県農政協議会は19日、記者会見を開き、山口氏の推薦決定を発表

4249チバQ:2014/12/23(火) 11:02:59
http://www.yomiuri.co.jp/local/saga/news/20141222-OYTNT50225.html
自民の分裂選挙必至 各政党の対応固まる
2014年12月23日
 前知事の国政転身に伴う県知事選(25日告示、来年1月11日投開票)の立候補予定4陣営に対する県内各政党の対応が固まってきた。自民の分裂選挙は必至。自民・公明以外の各党は立候補予定者4人からの推薦願を受けておらず、自主的な立場での応援を打ち出している。


 佐賀市多布施で22日行われた元総務省過疎対策室長・山口祥義氏(49)の事務所開き。自民党は17日に前武雄市長・樋渡啓祐氏(45)への推薦を決定しているが、式の前列には、8人の自民党所属県議が陣取った。山口陣営のメンバーと一緒に「ガンバロー」と拳を突き上げ、気勢を上げた。

 出席した県議の1人は「県連内の意見が割れているのに党本部が1人を推薦したことに、今も納得できていない」と主張。別の県議は「党本部の決定に気を遣い、裏で山口氏を推す人もいるはずだ」と話す。

 一方、自民党はこの日、樋渡氏への推薦証を交付。党本部で安倍総裁から受け取った樋渡氏は「うれしい。気を引き締めて頑張りたい」と語ったものの、保守分裂について問われると、「ピンとこない」と質問をかわした。

 樋渡氏から推薦願を受けている公明党県本部は当初、自民に続いて推薦を出すとみられていたが、自民分裂の事態などに慎重意見が出て、態度を決めていない。告示までには推薦願の取り扱いを決めるという。

 そのほかの政党には、どの候補も推薦を求めておらず、民主党県連は21日、自主投票を決定したが、県連幹部によると、県連内に山口氏を推す声が多いことを党員らに伝え、事実上の支援を行う方針。

 共産党県委員会は、九州電力玄海原子力発電所(玄海町)の再稼働に慎重姿勢の九大教授・島谷幸宏氏(59)を自主的に支援することを決定。ただし、島谷氏は主要政党へいったん出した推薦願は全て取り下げ、推薦などの政党支援は受けない方針。

 社民党県連は自主投票を決定。県連によると、山口、島谷両氏を推す声が上がっているという。

 知事選にはこのほか、農業・飯盛良隆氏(44)が立候補を表明している。

2014年12月23日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

4250チバQ:2014/12/23(火) 11:06:37
http://www.nishinippon.co.jp/feature/kitakyushu_city_election/article/135332
3陣営動き本格化 北九州市長選
2014年12月23日(最終更新 2014年12月23日 03時00分)

 衆院選の余波で静かな前哨戦となっていた北九州市長選(来年1月11日告示、25日投開票)で、出馬予定の3陣営の動きが本格化してきた。3選を目指す現職の北橋健治氏(61)は22日、「後援会事務所開き」の集会を開催。共産党県委員会副委員長の篠田清氏(66)=同党推薦、元自民党衆院議員秘書の三原朝利氏(37)の新人2人も市内に拠点を設けるなど、選挙体制づくりを加速させている。
 今回、元民主党衆院議員でありながら、政権与党とのパイプを重視し、自民の単独推薦を受けた北橋氏。衆院選では、北九州市内で自民陣営の応援弁士が「(市長選で)自民候補の北橋氏も応援している」と踏み込んで発言する場面もあり、従来の支持者には不満がくすぶり続けている。
 それだけに、北橋氏の陣営は自民党色を薄め、「市民党」をアピールすることにも腐心。小倉北区のホテルで開いた「事務所開き」は、年明け選挙を前にした事実上の決起集会として約700人が集まったが、自民だけでなく、民主の地元国会議員の姿も。共産などを除く市議会で与党的な6会派の議員も招いた。北橋氏側近は「一党一派に偏しない市民党としてのメッセージを発信する場が必要だった」と明かす。
 一方で、かつて北橋氏と衆院福岡9区で議席を争った自民の三原朝彦衆院議員はマイクを握り、呉越同舟の故事になぞらえ「呉と越が同じ船に乗るが、市民のためお互い元気にやりたい」とエールを送った。
 その三原氏の元秘書で、おいの朝利氏。7月の出馬表明後は自民推薦も視野に入れたが実現せず、秘書時代に培った知人を通じた“草の根”のネットワークで支援を呼び掛けている。市議会議長だった父親の征彦氏は、「北橋氏を支援できない」として自民党会派を脱会、議長を辞職した。朝利氏は早朝の駅前や交差点などで街頭演説を続けており、「北九州を世界に誇れる街にしたい」と力説。23日には、小倉北区で後援会事務所開きを予定している。市内2カ所目の拠点となる。
 篠田氏は、推薦を受ける共産党が「反自民の受け皿」として、衆院選で躍進した勢いを市長選にもつなげたい考えだ。北九州市内が選挙区の福岡9区に出馬した共産新人が、比例代表九州ブロックで復活当選したことで、支持者の期待も高まっている。
 篠田氏の活動も熱を帯び、北橋氏の政治姿勢を「『しみん』じゃなく『じみん』党だ」と痛烈に批判。「福祉・教育を最優先にするよう、税金の使い道を変えていく。採算の採れない大型開発に税金を投入しない」と訴えている。
=2014/12/23付 西日本新聞朝刊=

4251チバQ:2014/12/23(火) 11:25:29
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141222ddlk45010290000c.html
知事選みやざき:「安定、継続」で河野さん 「オール宮崎」が結実 /宮崎
毎日新聞 2014年12月22日 地方版

 任期満了に伴う知事選は21日投開票され、無所属現職の河野俊嗣氏(50)が大差で再選を果たした。主要政党や業界団体など幅広い組織の支援を受け、無所属新人の川村秀三郎氏(65)と、共産新人の堀田孝一氏(66)を寄せ付けなかった。当日有権者数は91万5370人(男42万4482人、女49万888人)、投票率は44・74%(前回40・82%)で、過去最低だった前回を上回った。【門田陽介】

 河野さんの当選確実が伝えられると、宮崎市松山のホテルに集まった支持者から拍手がわき起こった。壇上に迎えられた河野さんは「感謝の思いと初心を忘れることなく、2期目の宮崎新時代に向けて取り組んでいく」と感無量の表情を浮かべた。

 河野さんは主要経済団体の出馬要請を受け昨年11月の県議会で再選出馬を表明。告示後は1期目の実績を強調し、「県政の安定と継続」を呼びかけた。政策では、基幹の農業を生かしたフードビジネスなど成長産業や人材の育成、交通インフラ整備で「宮崎をさらに前に進める」と訴えた。

 組織面では、堅実な県政運営を評価する自民、民主、公明、社民など県内主要政党から推薦を受け、与野党相乗り態勢を構築した。選挙期間が重なった衆院選では県内全区を制した自民と特に密接に連携。衆院候補の演説会に顔を出し、一体感をアピールした。県内最大の政治団体「農民連盟」など各種業界団体や連合宮崎、各市町村長の支援も受け、盤石の態勢で臨んだ。

 選挙戦終盤の15日、延岡市の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザが発生し、防疫措置の陣頭指揮を執るため2日間、選挙活動を中断した。その間は家族らが選挙カーなどで声をからしてサポート。初動防疫の完了後に復帰し、流れは変わらなかった。

 ◇川村さん・堀田さん、現職の壁破れず
 川村さんは農水官僚として林野庁長官も務めた経歴、東九州道整備への貢献など衆院議員時代の実績を強調し、「宮崎を変えられるのは自分だけ」と訴えたが、支持を広げることはできなかった。

 昨夏に民主党を離党し、「県民党」を掲げ草の根活動を展開した。政党や業界団体の支持はなく、県内全域につくった約50の後援会組織を中心に浸透を図った。公約で▽宮崎を日本一の農林水産県にする▽雇用確保のため地場産業を育成する−−など5項目を訴え「中央省庁で培った経験と人脈で絵に描いた餅に終わらせない」と強調したが、現職の壁は打ち破れなかった。

 共産の堀田さんは街頭演説で「若者が輝く県政を」とブラック企業規制など雇用問題の改善や子育て支援策の拡充を繰り返し訴えた。消費増税や原発再稼働にも反対を表明し、現職批判層の取り込みを図ったが支持は広がらなかった。【中村清雅、菅野蘭】

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4252チバQ:2014/12/23(火) 11:25:44
■解説

 ◇小さき声にも、耳傾けて
 アベノミクスの恩恵がなお遠い県民の関心が景気や雇用に集まる中、有権者が県政に求めたのは「安定」だった。

 17日、宮崎市のホテルであった河野俊嗣氏の総決起大会。壇上には組織選挙を支えた県選出国会議員や、推薦政党・団体の幹部がずらりと並んだ。

 20年超の松形県政の後は短命知事が続き、パフォーマンス重視の前任者の任期中、国との関係もきしんだ。河野氏は「対話と協働」を掲げて国や市町村と関係を再構築。政党、経済界の信頼を得た結果が、安定を象徴する「オール宮崎」だった。

 一方で、政策論戦は低調だった。河野氏の政策提案(公約)は、施策を列挙し「全国に宮崎モデルを示します」などの言葉が並ぶだけ。告示後、オンライン版で一部に数値目標を加えたが、達成への道筋の説明はなく、遊説で積極的に訴えることもなかった。他陣営が政策スローガンの連呼に終始したこともあり、有権者は実現性を吟味できなかった。

 「オール宮崎」の行方も気がかりだ。衆院選で河野氏は自民候補の集会に顔を出し、自身の演説でも「政権と手を携えて仕事ができるのは私だけ」と強調。野党陣営は「呼ばれていない」(後援会関係者)と本人は訪れず、温度差が感じられた。

 「小さき声にもこれまで通り耳を傾けてほしい」。河野氏の出陣式で野党県議は訴えた。県民が選んだ「安定」とは政権与党との近さだけなのか。多様な意見を拾い上げる姿勢が安定につながる。その初心を忘れてはならない。【門田陽介】

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河野俊嗣(こうの・しゅんじ) 50 無現(2)

 県防衛協会長▽日赤県支部長▽県林業公社理事長▽みやざきブランド推進本部名誉本部長▽県人権啓発推進協議会長[歴]埼玉県財政課長▽総務省自治税務局企画課税務企画官▽県総務部長・副知事▽東大=[自][民][公][次][社]

4253チバQ:2014/12/23(火) 11:43:48
http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/local/saga/20141222-OYS1T50062.html
佐賀知事選で民主県連自主投票、山口氏の応援容認
2014年12月22日
 民主党県連は21日、佐賀市内で常任幹事会を開き、知事選(25日告示、1月11日投開票)について、自主投票とすることを決めた。一方で、立候補予定者の1人で元総務省過疎対策室長の山口祥義氏(49)を推す声が多いことを党員らに発信し、応援を容認することも確認した。

 幹事会は非公開で行われた。終了後に記者会見した県連代表の大串博志衆院議員(比例九州)は「誰からも推薦願が出ていない以上、自主投票しかない」と説明した。ただ、幹事会の冒頭で、あいさつを希望した山口氏が所信表明。知事選での応援を求めたことで、出席者の多くから「県民党として現場を大事にするという山口氏を応援しよう」とする声が上がったという。

 大串代表によると、「応援」の定義はないが、山口氏の要請があれば、人を出したり、応援演説したりすることも検討するという。

 知事選には、自民党が推薦する前武雄市長の樋渡啓祐氏(45)、農業の飯盛良隆氏(44)、九大教授の島谷幸宏氏(59)も立候補を表明している。

4254チバQ:2014/12/23(火) 11:44:27
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/kagoshima/article/135062
阿久根市長に西平氏が再選 元職竹原氏は及ばず [鹿児島県]
2014年12月21日(最終更新 2014年12月22日 02時02分)

 鹿児島県阿久根市長選は21日投開票され、無所属で現職の西平良将氏(41)が、無所属で元職の竹原信一氏(55)を破り、再選を果たした。
 選挙戦は、市長リコール(解職請求)成立で竹原氏が失職したことに伴う前回市長選と同じ顔触れの一騎打ちとなった。前回、竹原氏のリコールを主導した西平氏は、市民融和を図った実績を強調して市政の継続を訴え、竹原氏を再び退けた。竹原氏は「この国を市民の勇気で変えよう」「原発反対」と記したポスターを掲示しただけで、選挙活動をしない異例のスタイルで臨んだが、及ばなかった。
 投票率は64・60%。当日有権者数は1万8766人(市選管調べ)。
■阿久根市長選結果 (開票終了)
当 西平良将 無 現    7,523
  竹原信一 無 元    4,510
=2014/12/22付 西日本新聞朝刊=

4255チバQ:2014/12/23(火) 11:46:57
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/kumamoto/article/135061
荒尾市長に新人の山下氏が初当選 [熊本県]
2014年12月21日(最終更新 2014年12月22日 02時03分)

 熊本県荒尾市長選は21日投開票され、前副市長で無所属新人の山下慶一郎氏(55)が無所属現職の前畑淳治氏(69)=自民推薦=を破り、初当選を果たした。投票率は49・21%。当日有権者数は4万4628人(市選管調べ)。
■荒尾市長選結果 (開票終了)
当 山下慶一郎 無 新    12,116
  前畑淳治 無 現     9,725
=2014/12/22付 西日本新聞朝刊=
http://www.news24.jp/nnn/news8683238.html
荒尾市長選 山下氏が初当選
(熊本県)

■ 動画をみる
任期満了に伴う荒尾市長選挙は21日投開票が行われ、無所属に新人で元副市長の山下慶一郎氏(55)が1万2116票を獲得し、4選を目指した無所属の現職で、自民党県連や連合熊本などの推薦を受けた前畑淳治氏(69)に2300票あまりの差をつけ、初当選した。今回の荒尾市長選挙は12年ぶりの選挙戦となり、告示前の前哨戦から前畑氏は行財政改革の実績を強調した上で、荒尾競馬場跡地に市民病院を移転する市の計画の推進など、市政の継続を主張していた。一方、前畑市政で2年間副市長を務めた山下氏は、海に面した競馬場跡地に市民病院を移転させるのは防災上問題があり税金の無駄使いだとして計画を見直すことや、市政の刷新を訴え支持を広げた。なお、投票率は49.21パーセントで、選挙戦となった12年前を11.32ポイント下回った。
[ 12/22 20:51 熊本県民テレビ]

4256チバQ:2014/12/24(水) 22:23:16
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141224ddp041010014000c.html
現場発:佐賀知事選、保守分裂 樋渡流VS県農政協 あす告示
毎日新聞 2014年12月24日 西部朝刊

 衆院選に出馬した古川康前知事の辞職に伴う佐賀県知事選は25日告示、来年1月11日投開票される。新人4人が出馬表明する中、自民党は県連内の意見が割れ、党本部主導で同県武雄市の前市長、樋渡(ひわたし)啓祐氏(45)を推薦した。だが「樋渡流」といわれる行政運営は賛否が分かれ、一部の自民県議や首長らは総務省出身の山口祥義(よしのり)氏(49)を支援。JAグループ佐賀の政治団体「県農政協議会」も山口氏推薦に回り、保守分裂が確実な情勢だ。【松尾雅也、上田泰嗣】

 樋渡氏は22日、自民党本部で推薦証を受け、安倍晋三首相から「頑張ってくれよ」と激励された。その後、記者団に「市長時代は古川さんに応援してもらった。その関係は引き継ぎたい」と述べた。

 樋渡氏は2006年の武雄市長就任直後、赤字経営が続く市民病院の民間移譲を計画。反対する市民団体がリコール(解職請求)に動くと辞職で対抗し、出直し選で再選して計画を実現させた。また、市図書館運営の民間委託や、市立小学校に学習塾の指導法を組み込むなど個性的な発想や行動力で独自の政策を実現させ、全国的に注目された。

 今回、衆院解散が強まり、古川氏の衆院選出馬説が流れると、樋渡氏は11月17日、すかさず首相官邸で菅義偉官房長官と会談。知事選出馬の意向を伝えるなど政府・自民とのパイプを見せつけ、古川氏の後継と受け止められた。

 だが、誤算だったのは長年自民を支え、会員約5万5000人を有する県農政協の反乱だ。樋渡氏が「農協はさすがに見直す必要がある」などと農協改革を唱えていることに反発し、県出身の官僚を擁立しようとした。甘利明経済再生担当相らが慰留して収めたかにみえたが、今度は山口氏が出馬を表明。「話(相談)をできる人物か、できない人物かの判断だ」。今月19日、山口氏への推薦を決定した農政協幹部はこう語り、暗に樋渡氏を批判する。

 県内市町長も対応が分かれる。みやき町の末安伸之町長は「発想力や発信力、実行力を兼ね備え、県政課題を迅速に解決してくれると期待している」と樋渡氏を評価する。しかし、22日にあった山口氏の事務所開きには佐賀、多久両市長や3町長が出席。秀島敏行・佐賀市長は「県政を乱さない人を選ぶべきではないか」と主張した。樋渡流の行政運営は「トップダウンで聞く耳を持たず、独善的だ」(農政協幹部)と批判は根強い。

 自民県連会長で参院議員の福岡資麿(たかまろ)氏(41)は「(樋渡、山口両氏への)両論があるということで、強引に結論をまとめれば組織が割れてしまう」と頭を抱えている。

 知事選には、九州大大学院教授の島谷幸宏氏(59)と農業の飯盛(いさがい)良隆氏(44)も立候補を表明している。

4257チバQ:2014/12/24(水) 22:27:56
http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/local/saga/20141224-OYS1T50056.html
知事選各政党の対応固まる 自民の分裂選挙必至
2014年12月23日

自民党所属の県議らも出席した山口氏の事務所開き
 前知事の国政転身に伴う県知事選(25日告示、来年1月11日投開票)の立候補予定4陣営に対する県内各政党の対応が固まってきた。自民の分裂選挙は必至。自民・公明以外の各党は立候補予定者4人からの推薦願を受けておらず、自主的な立場での応援を打ち出している。

 佐賀市多布施で22日行われた元総務省過疎対策室長・山口祥義氏(49)の事務所開き。自民党は17日に前武雄市長・樋渡啓祐氏(45)への推薦を決定しているが、式の前列には、8人の自民党所属県議が陣取った。山口陣営のメンバーと一緒に「ガンバロー」と拳を突き上げ、気勢を上げた。

 出席した県議の1人は「県連内の意見が割れているのに党本部が1人を推薦したことに、今も納得できていない」と主張。別の県議は「党本部の決定に気を遣い、裏で山口氏を推す人もいるはずだ」と話す。

 一方、自民党はこの日、樋渡氏への推薦証を交付。党本部で安倍総裁から受け取った樋渡氏は「うれしい。気を引き締めて頑張りたい」と語ったものの、保守分裂について問われると、「ピンとこない」と質問をかわした。

 樋渡氏から推薦願を受けている公明党県本部は当初、自民に続いて推薦を出すとみられていたが、自民分裂の事態などに慎重意見が出て、態度を決めていない。告示までには推薦願の取り扱いを決めるという。

 そのほかの政党には、どの候補も推薦を求めておらず、民主党県連は21日、自主投票を決定したが、県連幹部によると、県連内に山口氏を推す声が多いことを党員らに伝え、事実上の支援を行う方針。

 共産党県委員会は、九州電力玄海原子力発電所(玄海町)の再稼働に慎重姿勢の九大教授・島谷幸宏氏(59)を自主的に支援することを決定。ただし、島谷氏は主要政党へいったん出した推薦願は全て取り下げ、推薦などの政党支援は受けない方針。

 社民党県連は自主投票を決定。県連によると、山口、島谷両氏を推す声が上がっているという。

 知事選にはこのほか、農業・飯盛良隆氏(44)が立候補を表明している。

4258チバQ:2014/12/24(水) 22:29:39
http://www.saga-s.co.jp/senkyo/governor/30301/138968
出馬予定4氏、戦いへ着々
2014年12月23日 11時00分
 佐賀県知事選の告示まであと3日と迫った22日、立候補を予定している4氏は、事務所開きや政策発表など準備を進めた。県政史上初となる年またぎの知事選。4陣営は、師走の寒さを吹き飛ばすような熱気に包まれている。

 ■安倍首相から推薦証 樋渡氏

 前武雄市長の樋渡啓祐氏(45)は上京し、永田町の自民党本部で、自民党総裁の安倍晋三首相から党の推薦証を受け取った。

 高村正彦副総裁や谷垣禎一幹事長ら党幹部と、福岡資麿県連会長、前知事の古川康衆院議員、保利耕輔元衆院議員らが同席した。

 安倍首相から「頑張ってください」と推薦証を手渡され、「祈必勝」と記した色紙を手に、そろって記念撮影した。続けて別室に移り、安倍首相、古川氏と3人で選挙用に使う予定のビデオの収録に臨んだ。

 会談後、樋渡氏は「県民と一緒に佐賀県の発展に尽くしたいと首相に伝えた。推薦が得られてうれしい。本腰を入れて、気を引き締めて頑張りたい」と語った。

 

 ■再稼働は県民投票で 島谷氏

 九州大大学院教授の島谷幸宏氏(59)は、佐賀市の後援会事務所で政策を発表した。玄海原発再稼働、佐賀空港へのオスプレイ配備計画に対し、反対の立場を明確にした。

 原発再稼働では、県民投票を実施する考えも明らかにし、「独断の政治をする気はない。例えば8割の人が再稼働賛成という結果であれば、論理的には再稼働という判断もあり得る」と語った。

 オスプレイ配備には、計画の全体像が見えないと指摘し、「不安はぬぐえず、配備は認められない」と主張した。県のICT教育は見直す考えで、県立高生のタブレット端末購入は「混乱が起きないよう様子を見ながら、早急に中止したい」と述べた。

 ■政見放送、思い込めて 飯盛氏 

 農業飯盛良隆氏(44)は佐賀市の放送局3カ所を回り、テレビ、ラジオの政見放送を収録した。

 集会などを開く余裕がないという飯盛氏は「政見放送は有権者に直接、政策を訴えかける貴重な機会。シャツの色など服装にも気をつけてきた」と緊張した表情でマイクに向かった。「しゃべりのうまい下手は別にして、思いは込められた」と話した。

 収録が終わった後は、選挙ポスター張りを手伝ってくれる佐賀市や神埼市の支持者を回り、協力を要請した。選挙を手伝った縁で交流がある福岡県糸島市議の激励も受けた。

 ■事務所開きに佐賀市長 山口氏

 元総務省過疎対策室長の山口祥義(よしのり)氏(49)は、佐賀市多布施で事務所開きを行った。支持者約350人(主催者発表)を前に、「県民と共に歩む県政がスタートする。時間も金も知名度もないが、県民が一枚岩になるために私を使ってほしい。笑顔の佐賀県をつくると約束する」と決意を表明した。

 自民党の地方議員や、山口氏を推薦するJAグループ佐賀の各組合長ら政治団体「県農政協議会」の幹部が顔をそろえた。

 総括責任者の秀島敏行佐賀市長や横尾俊彦多久市長、田島健一白石町長らが地方自治に精通した山口氏の実績を強調し、「県政を民主的に行える知事を選ばなければならない」と支援を呼び掛けた。

【知事選14−15】

4259チバQ:2014/12/24(水) 22:30:22
http://www.saga-s.co.jp/senkyo/governor/30301/138940
=年またぎ知事選= 業界団体、対応割れる
2014年12月23日 09時55分
■保守分裂の余波独自判断容認も

 12年ぶりの保守分裂が確実な佐賀県知事選は、これまで国政選挙などで自民党と同一歩調を取ってきた業界団体も「推薦」の取り扱いをめぐって対応が割れている。25日の告示が目前に迫るなか、まだ対応が決まっていない団体や、県組織の決定とは別に各支部の“独自判断”を容認する団体もあるなど、分裂余波で対応に苦慮している。

 「自民党本部の決定を受け、県連から協力要請があった。党の職域支部である以上、推薦するのが自然な判断」。県建設業協会(161社)は18日の常任理事会で、党方針に沿って前武雄市長の樋渡啓祐氏(45)の推薦を決めた。ただ、各支部で事情が異なる。「県協会として意思決定はしたが、各支部は独立した法人。それぞれの判断を拘束することはない」(川副正康専務理事)との立場だ。

 自民の職域支部の中では、医師会の政治団体・県医師連盟が18日に自主投票を決めた。誰からも推薦願が出ておらず、「告示まで時間がなく、自民県連でもさまざまな意見がある」と判断した。県歯科医師連盟、県薬剤師連盟は今後対応を協議する。

 約7500の会員を抱える県商工会連合会の政治組織・県商工政治連盟は16日に樋渡氏の推薦を決めた。ただ、自民県連が割れたことで、建設業協会と同様に「地元の意向も考慮せざるを得ない」と独自対応も容認する考え。

 県商工会議所連合会の政治組織・日本商工連盟佐賀地区はまだ対応を決めていない。24日に各商議所の情報を取りまとめ、推薦の決め方を含めて話し合う。このうち佐賀商議所には九州大大学院教授の島谷幸宏氏(59)が推薦願を出しているが、八谷浩司事務局長は「他の候補から来るかどうか分からない。26日までには結論を出したいが…」と困惑気味に話す。

 保守分裂の象徴となったのが、正組合員5万5千人を有するJAグループ佐賀の政治団体・県農政協議会の動きだ。これまで自民党選挙の実働部隊として協力してきたが、今回は元総務省過疎対策室長の山口祥義(よしのり)氏(49)の推薦を19日に決定した。樋渡氏の政治手法に対する懸念が強く、中野吉實会長は「常に自民と一緒にやるわけではない」と強調する。

 県内最大の労働団体・連合佐賀は22日、山口氏への「支援」を決めた。従来、組織決定は「推薦」か「自主投票」だったが、初めて支援の枠組みを設けた。推薦願は出ていないが、相川司会長が山口氏と面談し、執行委員会で「労働組合への理解がある人物」と判断した。傘下組合に、山口氏支援の周知を通知した。

 農業飯盛良隆氏(44)は組織に推薦を求めない方針。(知事選取材班)

4260チバQ:2014/12/24(水) 22:31:22
http://www.saga-s.co.jp/senkyo/governor/30301/138598
=年またぎ知事選= 保守分裂 首長も困惑
2014年12月22日 09時54分
障害者支援施設の落成式に出席した自民党国会議員ら=唐津市佐志
障害者支援施設の落成式に出席した自民党国会議員ら=唐津市佐志
■「難しい立場になった」

■選挙後の「しこり」懸念

 4氏が立候補を表明している佐賀県知事選は、自民党の推薦をめぐって県連内が割れ、県農政協議会も自民と違う候補予定者を推薦するなど12年ぶりの保守分裂選挙に突入することが確実な情勢になった。自民関係者に戸惑いが広がるなか、県内19市町の首長は、複数が支持する候補予定者を鮮明にしているが、態度を決めかねている首長も多い。25日の告示を控え、困惑が広がる一方、早くも選挙後の「しこり」を懸念する声が漏れる。

 自民党は県連が意見集約を断念し、党本部が17日、前武雄市長の樋渡啓祐氏(45)の推薦を決めた。元総務省過疎対策室長の山口祥義(よしのり)氏(49)を支持する県議ら地方議員は反発、県内最大規模の政治団体・県農政協も19日に山口氏を推薦し、分裂が決定的となった。

 「どっちも旧知の仲。お世話にもなっているし…」。県西部地区のある首長は「難しい立場になった」と困惑の表情を隠さない。自身の選挙で自民にも、県農政協にも協力を求めてきた経緯も絡み、「中立でいくしかない。地元で決起大会があれば、どちらにも出席するつもり」。「股裂き」状態への苦悩を吐露する。

 山口氏支持を鮮明にするのは、出馬会見に同席した秀島敏行佐賀市長や田島健一白石町長ら。過疎対策などを経験した行政手腕への期待とともに、「あつれきではなく、和を大切にする人。民主的な行政を進めることが重要」(秀島市長)と指摘し、樋渡氏の政治手法への警戒感を口にする。

 樋渡氏を支援する三養基郡の末安伸之みやき町長は「課題山積の今後の県政をこなせるのは行動力のある樋渡氏しかいない」と評価する。「独断的」との声もある政治手法にも、ある市長は「話してみて誤解だと分かった。年配の首長が“大人の知事”になれるよう導いていかなければ」と理解を示す。

 一方、県関係の自民党国会議員の多くは、党本部の推薦を受け、樋渡氏支持で動くとみられる。県連会長の福岡資麿参院議員は「いろいろ考えはあると思うが、組織決定を理解してほしい」、山下雄平参院議員も「政策的にも支持している」と態度を明確にする。

 直近の衆院選を戦った議員は複雑な心境も。岩田和親議員は「決定には従う」とした上で「選挙で農政協にお世話になっている。大変困っている」と明かし、古川康議員は「党人としては決定を尊重するが、地域の(党関係者の)意見も聞きながら決めたい」と慎重だ。一時は別の官僚擁立を目指した今村雅弘議員は「県の代表にふさわしい人を」と明言を避ける。

 首長や業界団体などが「分裂」して戦う構図が予想されるだけに、両派の関係者からは「本当に選挙後にノーサイドになるのか。誰が当選しても関係修復はかなり難しい」と危惧する。

 知事選にはこのほか、九州大大学院教授の島谷幸宏氏(59)と農業飯盛良隆氏(44)が出馬を表明している。(知事選取材班)

4261チバQ:2014/12/25(木) 21:50:51
http://www.nishinippon.co.jp/feature/saga_prefecture_election/article/135813
佐賀県知事選、4新人届け出 事実上、自民分裂
2014年12月25日(最終更新 2014年12月25日 13時42分)

 古川康元知事の衆院議員転身に伴う佐賀県知事選は25日に告示され、農業の飯盛(いさがい)良隆氏(44)▽元武雄市長の樋渡啓祐氏(45)=自民、公明推薦▽元総務省官僚の山口祥義(よしのり)氏(49)▽九州大学大学院教授の島谷幸宏氏(59)−の無所属新人4人が立候補を届け出た。来年1月11日投開票で、年末年始を挟む異例の「年またぎ選挙」が始まった。
 九州電力玄海原発の再稼働や自衛隊が導入する新型輸送機オスプレイの佐賀空港配備計画の賛否、国営諫早湾干拓事業の開門調査への対応などが争点。地域経済や福祉施策でも論戦を繰り広げる。
 第一声で、飯盛氏は「原発再稼働で賛否が二分され、時間が浪費、富が流出している。これを止めなければならない」と語った。樋渡氏は「争点は古川県政にブレーキをかけるのか前進するのかの一点。(継承して市町の)力強い後押しをする」と強調。山口氏は「県民党として戦う。佐賀には連帯、歴史、伝統がある。代々培ってきた佐賀らしさを大切にする」と訴えた。島谷氏は「原発の再稼働をみんなで止める。オスプレイの導入も阻止したい。協力し合う県政にしたい」と呼び掛けた。
 自民党は樋渡氏を推薦したが、同党を支えるJAグループ佐賀の政治団体「県農政協議会」(正組合員約5万5000人)や県有明海漁協(同約1800人)は山口氏を推薦。自民党地方議員や首長の一部も山口氏を支援し、事実上の自民分裂選挙となった。
 有権者数は68万2028人(24日現在、県選管調べ)。

=2014/12/25付 西日本新聞夕刊=

4262チバQ:2014/12/25(木) 23:47:23
http://www.sankei.com/region/news/141225/rgn1412250034-n1.html
2014.12.25 07:07

首都機能バックアップに福岡市が名乗り

ブログに書く1





福岡に首都機能バックアップ拠点を整備するよう求める意見書を発表した福岡経済同友会の石原進・代表幹事(左)=22日午後、福岡市博多区
 首都圏での大規模災害時に、地方都市が一時的に首都機能を担う「首都機能バックアップ」論議が活発になっている。関西など全国各地の自治体が手を挙げる中、福岡経済同友会は今月22日、福岡に首都機能代替拠点を整備するよう求める意見書を発表した。「地方創生」に注目が集まる中、首都機能バックアップは、災害対策だけでなく、人やモノの移動という意味も持ち始めている。(大森貴弘)

                   ◇

 「地方創生関連法が成立したタイミングをとらえ、福岡市の積極的な取り組みをアピールする意見書にしたい。企業の本社や首都機能移転を、ぜひとも実現させたい」

 22日、ホテル日航福岡(福岡市博多区)で開いた記者会見で、福岡経済同友会の石原進代表幹事(JR九州相談役)は、こう意気込みを語った。

 福岡の関係者が想定するバックアップ候補地は、九州大学箱崎キャンパス跡地(42・6ヘクタール)だ。平成25年2月に、利用方法などを議論してきた将来ビジョン検討委員会が、首都機能バックアップの受け皿としての役割を担う方針などを盛り込んだ提言書をまとめた。

 福岡がバックアップ候補地として有望な理由はいくつかある。首都圏と同時被災の可能性が低い▽飛行機や新幹線など複数の交通アクセス手段を持つ▽都市機能の集積−などだ。

 福岡市や経済界は来年2月、こうしたメリットを強調し、バックアップや本社の地方移転の機運を盛り上げようと、シンポジウム「地方創生の切り札『本社機能の地方分散』を考える」を都内で開催する。

                × × × 

 「首都機能移転」は新しい話ではない。昭和30年代に論議が始まった。政府の懇談会や有識者会議で首都機能移転に関する報告書が提出された。平成4年には「国会等の移転に関する法律」が施行された。11年には国会が設置した有識者会議が、「栃木・福島地域」や「岐阜・愛知地域」などを候補地に選んだ。

 だが、石原慎太郎都知事(当時)の反対などもあり、国会での議論は事実上、ストップした。国土交通省内にあった首都機能移転企画課は廃止された。

 だが、23年3月の東日本大震災で、状況は一変した。

 広域災害を目の当たりにし、首都直下地震などで政府や国会などが同時被災した場合、国家の運営そのものがまひする危険性が指摘されるようになった。

 政府の有識者会議の試算によると、マグニチュード7クラスの首都直下地震により、最悪の場合、死者2万3千人、経済被害が95兆円に上る。国交省や内閣府などは、首都機能バックアップの必要性を掲げるようになった。

 首都機能バックアップは、従来の「首都機能移転」とは異なり、一時的に首都機能を代替できる拠点作りを目指す。この動きに、大阪府など2府5県でつくる関西広域連合や、東北の被災地が手を挙げた。福岡市もその一つだ。

                × × × 

 さらに、最近になり、安倍政権が重要政策として掲げる「地方創生」の観点から首都機能バックアップが語られるようになった。

 安倍首相は今年10月8日の参院予算委で「地方創生を考える上で、東京の一極集中の是正は重要な課題だ。首都機能の移転は一貫して国会主導で討論が行われてきた。国会から協力の要請があれば、国民への情報提供や必要な調査を行うなど適切に対応していきたい」と答弁した。

 11月には地方創生関連2法が成立した。政府・与党は来年度の与党税制改正大綱に、本社社屋を地方に移転した場合や、地方拠点の雇用が増えた場合などに、税優遇措置を盛り込むことも検討している。

 地方創生の観点が盛り込まれることで、首都機能バックアップの論議が加速している。福岡市企画課の山本公平課長も「首都圏との同時被災の可能性が少ないことが、福岡のメリットです。その上で、地方創生が追い風になると捉えています」と語った。

4263名無しさん:2014/12/27(土) 22:37:46
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141226ddp041010020000c.html
選挙:佐賀県知事選 告示 保守分裂、自民に危機感 ぼやける争点に懸念も
毎日新聞 2014年12月26日 西部朝刊

 25日に告示された佐賀県知事選(来年1月11日投開票)は、自民党推薦の候補に対抗し、自民の有力支持団体である県農政協議会が別の候補を推薦する異例の展開となった。加えて県有明海漁協も県農政協に同調、保守分裂が激しさを増し、自民に危機感が漂う。一方、県内は陸上自衛隊の新型輸送機オスプレイ配備計画や原発再稼働など重要課題を抱えるが、保守分裂のあおりで争点がぼやけかねないとの懸念が出ている。【松尾雅也、石井尚、岩崎邦宏】

 「首長は独善的であってはならない。政策も必要だが、その前に人柄だ」。県農政協が推薦した元総務官僚、山口祥義(よしのり)氏(49)の出陣式。集まった多久市長ら県内の首長や自民県議の一部、農漁協、商工会関係者らを前に、総括責任者を務める佐賀市の秀島敏行市長が自民、公明両党推薦の樋渡(ひわたし)啓祐氏(45)を暗に批判した。

 樋渡氏は同県武雄市長時代、市図書館運営の民間委託や市立小学校への学習塾の指導法導入など個性的な政策を実現させ、武雄の名を全国区に押し上げた。しかし、「樋渡流」といわれる行政運営が「強引」などとして自民の身内が反旗を翻し、山口氏を擁立。自民支持の県有明海漁協も24日、推薦を決め、民主県連も表向きは自主投票だが一部で支援する。

 農業県・佐賀で県農政協の支援が得られず、さらに衆院選佐賀1区で民主に敗れた自民党は穏やかでない。樋渡氏の出陣式には、県連会長の福岡資麿氏や前知事の古川康氏ら国会議員が並んだ。福岡氏は「人間ですから欠点はありますが、この突破力はまねできません」と樋渡流への批判を意識しつつ、「安倍(晋三)首相が自信を持って推薦している」と自民の本命候補であることを強調。28日には菅義偉官房長官の応援も予定に入った。

 しかし、両候補の出陣式は樋渡流への是非に終始し、政策論に乏しかった。オスプレイ配備計画がある佐賀空港(佐賀市)近くに住む会社員の石丸泰男さん(73)は「オスプレイ問題をあいまいにすべきではない。争点はオスプレイ1本に絞ってもいいくらいだ」。反原発の市民団体代表を務める佐賀市の石丸初美さん(63)も「佐賀は原発当事県であり、原発問題の議論を活発にしてほしい」と注文する。

 これに対し、立候補した九州大学院教授の島谷幸宏氏(59)は出陣式で「原発も再稼働も止めましょう。オスプレイ導入も軍事基地につながる可能性が非常に高く、阻止していきたい」と反原発、反オスプレイの立場を鮮明にした。安全性の高い原子炉などに限って原発再稼働容認を唱える農業、飯盛(いさがい)良隆氏(44)も立候補した。

==============

 立候補者次の通り(届け出順)

飯盛良隆氏

樋渡啓祐氏

山口祥義氏

島谷幸宏氏

4264名無しさん:2014/12/27(土) 22:41:51
http://www.saga-s.co.jp/senkyo/governor/30301/139950?area=ranking
「ポスト古川」攻防火花 自民県議団真っ二つ
2014年12月26日 10時53分

■12年ぶり保守分裂知事選

 25日に告示され、新人4人が立候補した佐賀県知事選は、自民党議員や業界団体が支持する候補が割れ、12年ぶりの「保守分裂」選挙に突入した。自民党が推薦し、党本部が強力にバックアップする樋渡啓祐陣営に対し、山口祥義(よしのり)陣営は、県内最大規模の政治団体・県農政協議会の推薦を受け、複数の自民議員や首長が支援する。県政与党の自民県議団が真っ二つに割れるなど、ポスト古川を争う攻防は激しさを増している。

 樋渡陣営の出陣式には、今村雅弘衆院議員を除く県関係国会議員4人のほか、自民県議十数人が並んだ。県連会長の福岡資麿参院議員は「自信と誇りを持って推薦する」との安倍晋三首相のメッセージを紹介。樋渡氏と前知事の古川康衆院議員を交えて収録した安倍首相のビデオをインターネットにもアップし、「古川県政の後継者」をアピールしている。

 さらに国政で連立を組む公明党からも推薦を取り付け、選挙中は、菅義偉官房長官ら政権幹部も応援に駆け付ける予定。武雄市長時代の実績と知名度に加え、「政権との近さ」を生かした戦術で支持拡大を図る。

 山口陣営の出陣式には、総括責任者を務める秀島敏行佐賀市長ら複数の首長のほか、自民や民主の県議合わせて十数人が並んだ。マイクを持った自民の伊東猛彦県議は「県議団が党派を超えて立ち上がった。執行部と議会は車の両輪。対話のある県政をつくろう」。“オール佐賀”での支援を強調した。

 これまでの自民選挙で実働部隊として動いた農政協がフル稼働しているほか、告示前日には県有明海漁協も推薦を決定。民主や県内最大の労働団体・連合佐賀も支援を決めるなど、「県民党」を前面に出し、出遅ればん回に全力を挙げている。

 一方、島谷幸宏候補の陣営は、組織に頼らず、草の根での政策浸透を図る。陣営幹部は「どの組織がどの候補につくかという政局は、古い政治の象徴のようだ」と分裂選挙を冷ややかに見つめる。有権者との対話を重視し、政党への推薦願はすべて取り下げた。「自分たちで枠をつくるべきではないと判断した。政党にかかわらず、賛同してもらえる市民の力で支持を広げていきたい」と話す。

4265名無しさん:2014/12/27(土) 22:43:02
http://www.sankei.com/region/news/141226/rgn1412260042-n1.html
2014.12.26 07:04

佐賀知事選めぐり自民県議団真っ二つ






「ガンバロー」と拳を突き上げる候補者と支援者=25日午前、佐賀市(一部画像を加工処理しています)
 佐賀県知事選は「自民分裂」の構図となった。党本部は「改革派市長」と呼ばれた樋渡啓祐氏を推薦したが、自民党の県議の半数や有力支持団体は樋渡氏の政治手法に反発し、元総務官僚の山口祥義氏を推したことで、完全に股裂き状態となった。党本部に地方組織が反旗を翻した形となり、結果次第では船出したばかりの第3次安倍晋三政権に影を落としかねない。(田中一世、奥原慎平)

                   ◇

 「争点はただ一つ。古川県政を前に進めるのか、ブレーキをかけるのか」

 自民・公明両党の推薦を受ける樋渡氏は25日午前、佐賀市の松原神社で開いた出陣式で、1200人を前にこう強調した。前知事の古川康衆院議員も駆けつけ、「これほど欠点が語られる候補も珍しいが、それをわかった上で応援しよう」と呼びかけた。

 その他の県選出の自民党国会議員も顔をそろえ、古川氏の後継者であり、「自民党候補」であることをアピールした。

 樋渡氏は武雄市長時代、市図書館の運営をレンタル大手「TSUTAYA」の運営会社に委託するなど、大胆な施策を次々に実行に移した。

 安倍晋三首相(自民党総裁)は昨年7月、参院選の応援遊説で武雄市を訪れた際、「図書館はアベノミクスの象徴だ」と持ち上げた。今月22日には、党本部で樋渡氏に推薦証を手渡し、「地方創生の先頭に立ってほしい」と激励した。

 玄海原発再稼働、オスプレイの佐賀空港配備−。安倍政権が抱える大きな課題に、樋渡氏は前向きな姿勢を明確に示す。農協改革についても基本的な認識は共有する。

 同じ保守分裂となった沖縄県知事選に続いて、安全保障問題が争点となる佐賀知事選でも推薦候補が敗れれば、政権へのダメージは避けられない。28日には、菅義偉官房長官が応援入りするなど異例のテコ入れをする。

 自民党佐賀県連の福岡資麿(たかまろ)会長は取材に「推薦したからには落選させられない。総理に『勝利に導くため頑張ってほしい』といわれている」と語る。

                 × × ×

 しかし、選挙戦の実動部隊となる県議の動きは、一枚岩とはいかない。自民党の県議が出席した出陣式は樋渡氏14人、山口氏13人と真っ二つに割れた。こうした山口派は、樋渡氏の政治手法に対し、「強引だ」「議会への説明が足りない」などと反発する。

 自民党の有力支持団体であるJAグループ佐賀の政治団体「佐賀県農政協議会」や、佐賀県有明海漁協も山口氏を推薦する。陣営の総括責任者には秀島敏行・佐賀市長が就任した。

 山口氏が佐賀市の龍造寺八幡宮で開いた出陣式にも、これらの面々を含めた1千人が参加した。

 「リーダーは一人一人の痛みに敏感でなければならない。県民の皆様に寄り添いたい」

 山口氏は、こう決意表明した。出席した土井敏行県議は取材に「(樋渡氏は)トップダウンで政策決定するので、住民・議会の意見が吸い上げられなくなる」と懸念を示す。

 また、農政協の中野吉実会長は「樋渡氏は農業に対して偏見が強い。JA側とのトラブルも絶えない」と批判する。中野氏によると、JAが若手農家組織設立への支援を樋渡氏に依頼したところ、「農家育成は(JAではなく)行政がやる」と断られたという。農政協は、安倍政権が「岩盤規制突破」の象徴として農協改革を進めていることにも反発する。

 さらには、連合佐賀も山口氏支援を表明し、表向きは「自主投票」を決めた民主党県連も実際は応援している。

 現政権との距離の近さを強みに地方創生を訴える樋渡氏と、保革を超えて「反樋渡」の受け皿となった山口氏。さまざまな思惑が交錯する選挙戦は、年をまたいで1月11日に投開票される。

4266チバQ:2014/12/30(火) 13:22:49
http://www.saga-s.co.jp/senkyo/governor/30303/140758
プレイバック佐賀県知事選

2014年12月29日 09時59分
 新人4人が争う佐賀県知事選は、戦後、公選制になって18回目を数え、従来の4月投票とは異なり、初の「年またぎ」選挙となっている。保守分裂の戦いが繰り広げられ、新たなリーダーにふさわしいのは誰か、高い関心を集めている。新人6人が乱立し、古川康前知事が誕生した2003年の選挙をはじめ、県政史に刻まれた激戦を振り返る。=肩書、年齢は当時 

=新人6人乱立(2003年)=

■自民県連4人を「支持」

 2003年は、44歳で元総務省企画官の古川氏が当時、全国最年少で制した。3期12年続いた井本勇知事の勇退を受けて、保革入り乱れて新人6人が名乗りを上げる混戦だった。

 過去5回続いた保守系の相乗り候補と共産系候補が対決する構図から一変した。古川氏のほか、県農政協議会が推薦する前県会議長の宮原岩政氏(61)、元農水省局長の樋口久俊氏(57)、那須大学教授の木下知己氏(55)、元県高教組委員長の福島是幸氏(63)、元県教育長の林田重人氏(66)と、錚々(そうそう)たる顔ぶれが並んだ。

 自民県連は候補を1人に絞りきれずに、推薦願を出した古川、宮原、樋口、林田の4氏全員を「支持」するという奇策を繰り出す。福島氏を推薦した共産を除く、民主、社民、公明はいずれも「自主投票」と態度を明らかにせず、政党色が薄れた選挙戦となった。

 さらに、唐津出身で県北部に強い古川氏、三養基郡など県東部が地盤の宮原氏、鹿島市出身の樋口氏と、それぞれの候補者の出身地域も絡んで“地域対決”の様相も見せた。

 各候補の主張を聞きたいと公開討論会の開催も相次ぎ、投票率は69%と前回を上回った。16万票を獲得した古川氏が宮原氏に約1万3千票で競り勝ち、3期続く古川県政が産声を上げた。

=保守三つどもえ(1979年)=

■「天下り」より「泥くささ」

 1979年の知事選は、「佐賀生え抜き」をアピールして戦った前副知事の香月熊雄氏(63)が初当選を果たした。異例の保守三つどもえの戦いとなったが、県農政協議会の推薦を得た香月氏が混戦を抜け出した。

 知事選を前に自民党県連は保守一本化調整に失敗し、香月氏のほか、元厚生事務次官の牛丸義留氏(63)と、前福岡県副知事の山崎英顕氏(55)が名乗りを上げた。最大野党の社会党は候補者擁立を見送り、共産、無所属の合わせて5氏が出馬した。

 保守系3氏はいずれも官僚出身。「地元生え抜き」か、「中央にカオのきく元厚生事務次官」か、それとも「中央と地方の行政経験を持つ前福岡県副知事」か−。

 選挙戦は固い組織票に支えられた香月氏が序盤から順調に票を伸ばし、中盤から終盤にかけては、天下りに反対する革新票まで巻き込んだ浮動票を吸収していく。農村部だけでなく、都市部にも輪を広げて、他候補の追い上げを抑えた。

 票は大きく割れ、18万6千票を得た香月氏が、15万千票の牛丸、12万6千の山崎の両氏を振り切る形となった。香月陣営は「県民は中央からの天下り官僚より地についた泥くさい人間を選んだ」と歓喜した。

4267チバQ:2014/12/30(火) 13:23:17
=初の保革対決(1975年)=

■自民の「のど元にドス」

 1975年は保守王国・佐賀を舞台にした初めての保革対決で「県政史上最大の激戦」と呼ばれた。

 5期目を目指す自民推薦の池田直氏(73)に対して、社会、共産、民社による野党共闘が実現する。社会党の国会議員として衆院7期の実績がある井手以誠(65)が保守王国の壁に挑んだ。

 長期政権となった池田には保守層の一部からも「“天皇”になり、わがままになりすぎた」などと多選批判が出ていた。一方の井手は「地下足袋の農民政治家」という気さくな人柄で、対照的な2人が真っ正面からぶつかった。

 当時は全国的に労働運動が盛り上がり、地方にも革新自治体が誕生していた時代。革新への追い風が吹いていたが、強い危機感にあおられた自民陣営が「県政を革新に渡すな」を合言葉に結束した。「県庁に赤旗をかざすのか」と批判を強めたのに加えて、革新陣営の足並みの乱れもあって風向きが変わる。

 得票数は池田氏26万、井手氏21万。5万票差で敗れた井手氏は「この佐賀で自民党ののど元にドスを突きつけただけで満足だ」と周囲にもらしたという。

4268チバQ:2014/12/30(火) 13:27:51
http://senkyo.mainichi.jp/news/20141229ddp041010004000c.html

選挙:佐賀知事選 原発、訴えかみ合わず 玄海再稼働、迫られる判断 「白紙委任」県民は懸念

毎日新聞 2014年12月29日 西部朝刊


 来年1月11日投開票の佐賀県知事選で、原発問題に県民の関心が高まっている。九州電力玄海原発を抱え、新知事に再稼働の判断が求められるためだ。告示後初の日曜日の28日、新人候補の応援に「卒原発」を掲げる嘉田由紀子・前滋賀県知事が入り「再稼働反対」を主張。一方、保守分裂に危機感を強める自民党も推薦候補陣営のてこ入れに菅義偉官房長官が入ったが、原発問題には触れずじまいで、論戦は必ずしもかみ合っていない。【松尾雅也、石井尚、原田哲郎】

 「原発事故だけは人間の力では止めることができない。人の命を考えると再稼働は認められない」。玄海町にある玄海原発の正門前。知事選に立候補している九州大大学院教授、島谷幸宏氏(59)の応援に駆け付けた嘉田氏は訴えた。

 福島第1原発事故に伴い全国の原発が停止する中、九電川内原発(鹿児島県)が国の安全審査を終え、再稼働1号に向けた作業が進んでいる。玄海原発も安全審査を終えれば、新知事に再稼働の判断が迫られる。島谷氏は「知事の役割で最も大切なのは人の命を守ることだ」と再稼働に同意しない考えを強調した。

 一方、自民、公明両党が推薦する佐賀県武雄市の前市長、樋渡啓祐(ひわたしけいすけ)氏(45)はこの日、佐賀市の大型商業施設で街頭演説した。応援に来た菅氏は選挙カー上に樋渡氏と並び「経済最優先で攻めていく。地方の活性化に力を入れていく」とアベノミクスの実績を強調。しかし、原発の必要性も含めて原発問題に触れることはなかった。樋渡氏は演説後、記者団に「県政は子育てから福祉まで360度ある。そのうちの一つ、二つに触れないのは理解できる」と述べた。

 同じ保守系候補で元総務省官僚の山口祥義(よしのり)氏(49)は県農政協議会などの推薦を受けている。27日には、玄海原発の早期再稼働を求める玄海町の岸本英雄町長と一緒に選挙カーで同町を回ったものの、演説する場面はなかった。樋渡、山口両氏はいずれも住民理解や安全性を条件に再稼働容認の立場だが、積極的に主張することは乏しい。

 玄海原発は政府の再稼働の進め方、避難対策、事故時の安全確保など不透明な部分が多く残るものの、論戦が低調なままでは新知事に再稼働判断が「白紙委任」となりかねない。唐津市鏡の会社社長、近藤豊守さん(60)は再稼働賛成の立場だが、「容認派の2人(樋渡、山口両氏)は原発問題に触れると票が減ると思っているのだろうか。県内全域でもっと論戦を繰り広げてほしい」と不満を述べた。

 知事選には、玄海原発再稼働の一部容認を訴える農業、飯盛(いさがい)良隆氏(44)も立候補している。

4269チバQ:2014/12/30(火) 13:35:11
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/140990

明日を問う 武雄市長選2015 反転授業 官民一体型学校…



2014年12月30日 09時53分



日曜日の午後の武雄温泉街。日曜休業の店も多く、人通りもまばら。1.5㌔先には集客力を誇る市図書館があり、来館者を回遊させる工夫も求められる=武雄市武雄町の武雄温泉楼門前

日曜日の午後の武雄温泉街。日曜休業の店も多く、人通りもまばら。1.5㌔先には集客力を誇る市図書館があり、来館者を回遊させる工夫も求められる=武雄市武雄町の武雄温泉楼門前





 改革どこへ戸惑う現場 「図書館効果」活用これから

 4月に3期目の当選を果たした樋渡啓祐前市長が知事選出馬のため辞職し、武雄市は1年足らずで再びリーダーを選ぶことになった。前市長が手掛けたICTや民間手法を取り入れる教育改革は緒に就いたばかり。1月4日の告示を前に、観光振興など市の課題を探った。

■教育

 「初めは迷ったが、前市長が強力に進めることを期待して応援することにしたのに…」。11月下旬、前市長の突然の辞職表明に、民間学習塾「花まる学習会」と連携した官民一体型学校が来年度から始まる校区の保護者は戸惑いを見せた。市教委に今後を尋ねようとも考えたが、「いまさらトップ以外の言葉を聞いても仕方ない」。そう思ってやめた。市長選の論戦を注視するつもりだ。

 武雄市の教育界にとって激動の1年だった。民間人を小学校長に採用し、小学生全員にタブレット端末を配布した。自宅で動画教材をタブレットで見て予習し、授業で内容を深める「反転授業」がスタート。さらに官民一体型学校の来春導入を発表しモデル校で試行、交流ゲーム開発大手と手を組んだプログラミング授業の実証研究も取り組む。

 矢継ぎ早の改革は、不安や疑問の声も上がったが、前市長が先頭に立って住民に説明し、推し進めてきた。それだけに、市教委や学校現場も「前市長あっての教育改革だった」と口をそろえる。

 来年4月からは官民一体型学校が市内の2小学校で始動し、中学にもタブレットを配って反転授業を始める。準備段階のトップ不在。「1カ月半の市政空白は大きい」。市教委幹部はため息交じりにこぼした。新市長の方針次第で計画にどう影響するか気がかりだ。

■観光

 民間活用を主眼とした行政主導の改革が進められてきたが、地元がその果実を生かしきれているとは言い難い。課題は多く、逆に言えば、さらに伸びる力を秘めている。

 昨年4月にレンタル大手の運営会社に運営を委託しリニューアルした市図書館は、年間来館者数が以前の3・6倍に膨らんだ。90万人を超え、県外ナンバーの車が目立つ。武雄温泉株式会社は「図書館効果で温泉街の日帰り客や宿泊客にも若干の効果はあった」と評価する。

 ただ、来館の増加数からすれば物足りなさも拭えない。図書館から温泉街までは約1・5キロ。歩くには距離感があり、「武雄神社と大楠、武雄鍋島庭園などと組み合わせて宿泊客を回遊させる仕掛けも必要」と旅行関係者。工夫する余地がありそうだ。

 温泉街のにぎわい創出も欠かせない。毎週日曜朝の「楼門朝市」も行政主導で始まり、地場野菜の販売やいのしし汁の振る舞いですっかり定着している。一方で、夫婦で宿泊した北九州市の女性(57)は「前に平日に来たときはがらんとしていた。こんなイベントが毎日あればね」。

 武雄の潜在力をいかに引き出し、住民自らが地域振興にどう結びつけていくか。官民連携強化が、1月11日に誕生する新市長の試金石となる。

4270チバQ:2014/12/30(火) 13:36:53
http://www.nishinippon.co.jp/feature/saga_prefecture_election/article/136426
政権と農協、佐賀の陣 菅氏応援入り、攻防

2014年12月29日(最終更新 2014年12月29日 03時05分)



佐賀県知事選で自民党推薦候補の応援演説をする菅義偉官房長官=28日午後、佐賀市
佐賀県知事選で自民党推薦候補の応援演説をする菅義偉官房長官=28日午後、佐賀市


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 菅義偉官房長官は28日、佐賀市を訪れ、自民党分裂選挙となった佐賀県知事選(1月11日投開票)で自民、公明両党が推薦する元同県武雄市長の樋渡啓祐氏(45)の支援に入った。各種団体幹部を集めた会合も開催。樋渡氏支援が安倍晋三政権、自民党本部の意向であることを強調し、組織の引き締めを図った。

 「私たちは地方創生をしっかりやる。だが実行には首長のアイデア、行動力、突破力が必要。間違いなく樋渡さんはできる」。年末の買い物客でにぎわう商業施設前。菅氏は街頭演説で樋渡氏を「地方創生」のシンボルに持ち上げた。市図書館の民間委託などの実績に加え、先の衆院選で知事から転身した古川康氏と数カ月前に会談した際には既に、後継は「樋渡君に」と託されていたというエピソードも初めて明かした。

 だが自民を支えてきたJAグループ佐賀の政治団体「県農政協議会」は元総務省官僚山口祥義(よしのり)氏(49)を推薦。相当数の地方議員も山口氏支援で動いている。

 菅氏は演説に先立ち、県建設業協会などの幹部約20人を佐賀市の料亭に集めた。出席者によると、樋渡氏の政治手法を「独善的」と懸念する声も出たが、菅氏は「私たちが指導するから」と抑えたという。

 党本部は谷垣禎一幹事長の応援も検討しており、山口氏を支援する地方議員の一人は「党の処分をこれほど心配しながらやる選挙は初めてだ」とこぼす。

 知事選には他に、九州大学大学院教授の島谷幸宏氏(59)、農業の飯盛(いさがい)良隆氏(44)が立候補している。

=2014/12/29付 西日本新聞朝刊=

4271チバQ:2014/12/30(火) 13:37:39
http://www.nishinippon.co.jp/feature/saga_prefecture_election/article/136427
自民幹部投入「牙城崩す」 JA「組織改革反対示す」

2014年12月29日(最終更新 2014年12月29日 03時05分)

 佐賀県知事選で樋渡啓祐氏の応援のため28日、現地入りした菅義偉官房長官は、安倍晋三政権が進める農協改革の必要性を強調した。一方、JAグループ佐賀の政治団体「佐賀県農政協議会」は山口祥義氏を推薦し、農協改革阻止を掲げて組織をフル稼働させている。選挙戦は政権と農協の全面対決の様相だ。

 「コメを農協におろすと1俵1万円ちょっと。自分たちで消費者を開拓して直接売っている人は、4万円くらいで取引している。付加価値を付け、6次産業化を進める。こうした改革を行いたい」。佐賀市で街頭演説に立った菅氏は農協改革のメリットを強調した。

 農業県の佐賀で、県農政協会長の中野吉実氏はJAグループの中核、全国農業協同組合連合会(JA全農)会長も務める。

 政権は、JA全中を頂点とする中央会制度を見直すため、来年の通常国会に農協法の改正案を出す方針。自民党幹部は「農協の牙城である佐賀で勝てば、農協改革は大きな推進力を得ることになる」。谷垣禎一幹事長、稲田朋美政調会長ら党幹部を相次ぎ投入し、総力戦で挑む構えだ。

 対する農協側は、知事選の勝利で農協改革反対の「民意」を政権に突き付けたい考えだ。25日の山口氏の出陣式には「農協改革断固反対」の看板が掲げられ、地元の農業団体幹部が顔をそろえた。政権が進める環太平洋連携協定(TPP)交渉への不信感も根強い。

 農政協は自民の有力支援団体であり、来年4月に統一地方選を控える地方議員にとっては、敵に回したくない存在。中野氏は19日の記者会見で「農政協が死に物狂いで頑張れば何とかなる。(自民との関係は)別に気にしていない」と述べ、保守層の取り込みに自信を見せた。

=2014/12/29付 西日本新聞朝刊=

4272とはずがたり:2015/01/03(土) 08:57:22

アンチ農協でTPP推進派で改革保守を支援したい俺でも自民推薦付いちゃってる樋渡なんか応援できないなー。

しかも稲田なんか投入しちゃったら逆効果なんちゃうの?

保守分裂の様相、自民必死の応援…佐賀知事選
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/20141231-OYT1T50042.html?from=yrank_ycont
2014年12月31日 14時46分

佐賀知事選の応援に駆けつけ、有権者と握手する菅官房長官(右、28日、佐賀市で)

 自民党が、来年1月11日投開票の佐賀県知事選で異例の応援態勢をとろうとしている。

 保守分裂の様相となり、情勢が厳しいとみていることに加え、安倍内閣が推進する農協改革、原発再稼働といった重要政策の推進に影響を与えかねないためだ。

 自民党の谷垣幹事長は30日の党総務会で、「佐賀県知事選は保守分裂状態になっているが、勝利を目指していきたい」と強調した。

 知事選は、古川康前知事(現・自民党衆院議員)の国政転身に伴い、今月25日に告示された。自民、公明両党は、古川前知事の後継者として、無所属の樋渡啓祐・前佐賀県武雄市長を推薦した。樋渡氏は22日、自民党本部で安倍首相(党総裁)から直接推薦証を受け取った後、「農協全体を見直す必要がある。農政そのものに岩盤規制があると思う」と記者団に語り、安倍内閣の進める農業政策に賛同する考えを示した。

 自民党の支持団体の「佐賀県農政協議会」(県農政協)は今回、樋渡氏の姿勢に反発し、無所属で出馬した元総務官僚の山口祥義氏を推薦し、支援体制を取っている。農協改革や環太平洋経済連携協定(TPP)交渉の推進に不満があるとみられている。自民党の一部県議も「支持者に農業関係者が多いので、山口氏を支援する」と県農政協に歩調を合わせている。

 自民党の危機感は強く、28日には菅官房長官が佐賀県入りし、「安倍政権は農業について様々な改革を行い、付加価値をつける」と訴えた。佐賀県知事選で敗れ、農業票の離反が鮮明になり、来春の統一地方選で追随するケースが出ることを恐れている。年明けには稲田政調会長も応援に入る予定だ。

 知事選では、九州電力玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)の再稼働の是非も争点となっており、全国の原発の再稼働論議への影響も懸念している。

4273とはずがたり:2015/01/03(土) 14:04:17

沖縄相、振興費減額を示唆…翁長知事と初会談
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20141226-OYT1T50093.html
2014年12月26日 23時19分
特集 基地移設

 沖縄県の翁長おなが雄志たけし知事は26日、内閣府で山口沖縄相と会談し、沖縄振興への協力を要請した。
 知事就任以来、翁長氏が閣僚と会談するのは初めてだが、安倍首相、菅官房長官との会談は実現しなかった。翁長氏は、政府が進める米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設に反対の立場のため、「振興予算額を要望通り認めるのは難しい」(政府筋)との見方も出ている。

 翁長氏は会談で、2015年度の沖縄振興予算の概算要求(3794億円)を満額計上するよう求めた。山口氏は努力する考えを伝えたが、会談に先立つ記者会見では「消費増税を先送りし、財政的に厳しい」と語り、減額の可能性を示唆した。菅官房長官も26日の記者会見で「振興費が具体的にどう使われているのかチェックした上で、査定する」と語り、要望を慎重に見極める考えを示した。

2014年12月26日 23時19分

4274チバQ:2015/01/04(日) 05:37:50
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150103ddp041010006000c.html
現場発:佐賀「年越し」知事選 新年の「有権者詣で」 神社へ、初売りの商業施設へ 音量下げても反発の声
毎日新聞 2015年01月03日 西部朝刊

 古川康前知事の衆院選出馬に伴う佐賀県知事選(11日投開票)は年をまたぐ異例の選挙となっている。正月を迎え、立候補している4人の陣営は「正月気分を損なわないように」とマイクの音量を下げるなど「自粛」モードとした。それでもマイクを握ると熱くなる場面もあるようで、有権者の反感を買わずにどう効果的にアピールすればいいか手探りの選挙戦を展開している。【石井尚、岩崎邦宏】

 「明けましておめでとうございます。よろしくお願いします」。元日の朝、佐賀市中心部にある佐嘉(さが)神社。小雪が舞う中、神社入り口周辺の歩道に候補者3人が距離を置いて立ち、行き交う大勢の初詣客に声を掛けた。マイクは使わず、いずれも手を振りながら静かにアピール。「初詣の厳かな雰囲気を大切にしたかった」。寒さに耐え、ある候補者は話した。

 年越し選挙は愛媛県知事選(1998年12月17日告示、翌99年1月3日投開票)以来で全国的にも異例。各陣営とも自粛モードながら、少しでも効果的にアピールできる場所として選んだのが、初詣や初売りでにぎわう神社や商業施設だ。

 ある候補者は大みそかの午後11時半から佐嘉神社前に立ち、初売りが始まると商業施設に展開。陣営は「マイクを使ったのは許可を得た大型商業施設だけ。街中でも選挙カーのスピーカーは使わなかった」。別の候補者は1日、鹿島市の祐徳稲荷(いなり)神社などを含め県内3カ所の神社を「三社参り」。神社敷地には入らず、近くの歩道で初詣客に握手を求めるにとどめた。「穏やかな正月を大事にしたい気持ちと、自分を知ってほしい気持ちが混じり合い、複雑です」と本音を漏らした。

 ただ、選挙カーで名前を連呼して回る候補者はおり、「音量は下げている」と配慮しつつも普段の正月と街の雰囲気は異なった。佐賀市の病院職員の女性(55)は「熱心に訴えたいんでしょうが、もう少し音量を下げてもいいのでは」。受験を控えた高校3年生の女子生徒(17)も「年末から選挙カーがうるさくて勉強に集中できない」と言い、少なからず不満もある。

 一方、異例の正月選挙で投票率が低くなることを懸念し、佐賀市選管は2日、職員8人が佐嘉神社周辺でカイロなどを配り、投票を呼び掛けた。担当者は「選挙が終わるまで休みはありません」。県内20市町で期日前投票が実施されており、各市町の選管職員も年末年始の休み返上で投票所に詰めたり、投開票の準備に追われたりしている。

 佐賀県知事選には、農業の飯盛(いさがい)良隆氏(44)▽佐賀県武雄市の前市長、樋渡(ひわたし)啓祐(けいすけ)氏(45)▽元総務官僚の山口祥義(よしのり)氏(49)▽九州大大学院教授の島谷幸宏氏(59)−−が立候補している。

4275チバQ:2015/01/04(日) 05:54:40
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/141680
武雄市長選4日告示 新人2氏一騎打ちへ
2015年01月03日 09時54分
 前市長の辞職に伴う武雄市長選は4日、告示される。元市秘書課長の小松政氏(38)=武雄町富岡=と医療法人役員の谷口優氏(67)=武雄町武雄=が立候補を表明しており、新人同士の一騎打ちとなる見通し。投開票は県知事選と同日の11日に行われる。

 4月から一部の小学校でスタートする官民一体型学校をはじめとする教育課題や、観光など民間活力も取り込んだまちづくりが争点になる。小松氏は前市長から後継指名を受け、その継続とさらなる発展をアピール。谷口氏は5年前の市長選で前市長の政治手法を批判しており、前市長の施策や政治手法への評価が問われる選挙でもある。

 立候補の届け出は4日午前8時半から午後5時まで、市役所本庁舎3階で受け付ける。期日前投票は5〜10日の午前8時半から午後8時まで、市役所本庁舎1階と山内町三間坂の山内公民館、北方町志久の市役所北方支所1階の3カ所で。

 開票は11日午後8時から、武雄町武雄の白岩体育館で行われる。

 昨年12月24日現在の選挙人名簿登録者数は、4万662人(男1万8935人、女2万1727人)。

4276チバQ:2015/01/04(日) 05:55:23
http://www.saga-s.co.jp/senkyo/governor/30301/141418
=県知事選 本社世論調査= 【本記】
2015年01月01日 10時46分
=県知事選 本社世論調査= 【本記】
 ■樋渡が先行 山口急追

 ■島谷、支持拡大に懸命 飯盛苦戦

 ■「未定」35%の動向カギ 

 (本文、見出しは敬称略)

 新人4人が立候補した佐賀県知事選で、佐賀新聞社は昨年12月28日から3日間、県内有権者を対象に世論調査を実施し、本社の取材を加味して中盤情勢を分析した。前武雄市長の樋渡啓祐(45)が先行し、元総務省過疎対策室長の山口祥義(49)が急追する展開になっている。九州大大学院教授の島谷幸宏(59)も支持拡大に懸命だが伸び悩んでおり、農業飯盛良隆(44)は苦戦している。12年ぶりの保守分裂選挙となった異例の「年またぎ」知事選は、11日に投開票日を迎える。有権者の関心は8割以上と高いが、まだ「35%」が投票する候補を決めておらず、投票率の推移と合わせて、今後の勝敗のかぎを握りそうだ。

 自民、公明両党の推薦を受けた樋渡は、自民の約5割を固め、公明の支持も得ている。知名度があり、無党派層に加え、民主支持層からも一定の支持を受けている。各年代に満遍なく浸透し、特に主婦を中心にした女性から多くの支持を集めている。

 地域別では、地元の武雄市や唐津市で強さを見せ、大票田の佐賀市を含めて県内全域に幅広く浸透している。職業別では、会社員のほか、商工業・自営からの支持が多く、農林漁業にも食い込んでいる。

 県農政協議会、県有明海漁協の推薦を受ける山口は、自民の一部議員や民主などの実質的な支援も受け、組織戦で追い上げている。支持政党別では、自民に徐々に浸透しているほか、民主の4割以上を固め、無党派層にも食い込みを見せる。

 地域別では、杵島郡や鹿島市などで優位に立ち、佐賀市でも樋渡と競り合っている。職業別では公務員や団体職員から多くの支持を集め、農林漁業では樋渡とほぼ互角の戦い。年代別では60代以上で健闘している。

 反原発、反オスプレイを掲げ、市民団体を中心に草の根で支持拡大を図る島谷は、共産や社民のほか、民主の一部からも支持を受ける。地域別では、鳥栖市や小城市で健闘しているが、保守の2候補のせめぎ合いに押される形で、全体的に浸透を図り切れていない。飯盛は、米の消費拡大を柱にした農業政策などを訴えるが、支持は広がっていない。

=調査の方法=

 調査は28日から3日間、佐賀県内の有権者を対象に、コンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかけるRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施した。電話帳に番号を載せていない人も調査が可能となる。今回は1万4414回電話をかけ600人から回答を得た。

4277名無しさん:2015/01/05(月) 10:42:17

正月休み最終日も奔走 声枯らし終盤戦へ
2015年01月05日 09時54分
http://www.saga-s.co.jp/senkyo/governor/30301/141981

 異例の「年またぎ」選挙となった佐賀県知事選は4日、正月休み最終日を迎えた。年末年始も“休戦”することなく神社や大型商業施設などを回った4人の候補者は、この日も県内各地を駆け抜け、支援を訴えた。5日は各企業や官公庁の仕事始め。知事選も11日の投開票日まで残り1週間を切り、各陣営とも終盤戦に向け、スパートをかける。

 飯盛良隆候補(44)は地元小城市や佐賀市を街演、原発問題を中心に訴えた。5日以降は反応が良かった農村部を中心に回り、最後の2日間は浮動票が多い佐賀市や鳥栖市に力を入れる。話をじっくり聞きたいという声も事務所に寄せられているといい、「最終日に佐賀市か小城市で個人演説会を開きたい」と話す。

 樋渡啓祐候補(45)は、推薦を受ける公明党の遠山清彦衆院議員と多久市で街演、決起大会もこの日から再開した。つじ立ちでは武雄市長時代の実績を強調、即戦力をアピールする。陣営は「無党派層を中心に有権者の反応は抜群にいい。期待を感じる」。今後は政権幹部の来援も予定しており、「この勢いをさらに盛り上げたい」と意気込む。

 山口祥義候補(49)は3日の伊万里、武雄に続き、4日には唐津市で決起大会を開き、立ち見が出るほどの支持者を集めた。陣営は仕事始めの5日からが「勝負どころ」。出馬表明が遅く、知名度アップが課題だが、街演での反応も良くなっているという。「正月休みにまいた種が終盤で形になる」と追い上げに自信を見せる。

 元日から毎日、初詣客に支持を訴えている島谷幸宏候補(59)は「日に日に、確実に反応が良くなっている」と手応えを語る。5日も選挙カーで街演しながら、タイミングを見て神社に立つ。組織を持たないため、陣営は一人一人の支援者に電話を使った支持拡大を求める。「選挙は折り返した。この1週間で結果は変わる」と引き締める。

【2015知事選】

4278チバQ:2015/01/05(月) 21:56:36
http://mainichi.jp/select/news/20150106k0000m010105000c.html
佐賀知事選:改革派擁立の自民党 農協・地元離反で焦り
毎日新聞 2015年01月05日 21時06分

 11日投開票の佐賀県知事選に「改革派」候補を擁立した自民党が農協や地元首長らの離反で思わぬ接戦を強いられ、焦りの色を強めている。与党候補が敗北すれば、安倍政権が規制改革の柱と位置づける農協改革への影響が懸念されるためだ。

 自民党の谷垣禎一幹事長は5日、同県伊万里市であった前武雄市長の樋渡啓祐氏(45)=自民、公明推薦=の決起集会に出席。「樋渡さんはなりふり構わず突っ込んでいく。そういう人でないと地方創生はできない。相手候補が追い上げてきているが、自らむちを当て差を広げる勝負に持っていってほしい」と危機感をあらわにした。政府・与党からはすでに菅義偉官房長官も応援に入り、8日には農協改革の旗振り役である稲田朋美政調会長も駆け付ける予定だ。

 自民党本部が樋渡氏の擁立に踏み切ったのは、民間の音楽・書籍レンタル会社を参入させ市立図書館を運営するなどした行政改革手腕に注目したからだ。しかし、「個性的な改革派ゆえの地元の反発」(自民党幹部)は予想以上だった。

 県内の首長や地方議員の一部は、別の保守系候補である元総務官僚の山口祥義氏(49)に流れた。さらに、農協改革を警戒する農協の政治団体「県農政協議会」が山口氏を推薦。これに対し政府高官は「業界団体の推す候補を推薦したかつての自民党とは違う。改革派を推薦したということは農協改革をやるという意思表示だ」と語り、選挙結果に関わらず、農協改革を断行する姿勢を強調する。

 知事選にはほかに九州大大学院教授の島谷幸宏氏(59)、農業の飯盛(いさがい)良隆氏(44)が立候補している。【影山哲也、石井尚】

4279チバQ:2015/01/06(火) 06:30:42
3957 :チバQ :2015/01/04(日) 23:46:34
http://mainichi.jp/select/news/20150104k0000m040106000c.html
南西防衛:基地の経済波及効果か戦争の影か…割れる意見
毎日新聞 2015年01月04日 08時30分(最終更新 01月04日 12時16分)
 政府が計画する南西地域の防衛力強化(南西シフト)に伴い、九州・沖縄は自衛隊の部隊が次々と新設・拡充されていく。対象となる地域は地理的に不便な離島が多く、経済の衰退に悩まされ、基地誘致をきっかけとした活性化に期待を寄せる。半面、中国などとの緊張の高まりを招くことへの不安もあり、「国防の最前線」に置かれる住民の思いは揺れている。

 沖縄本島の南西約500キロに浮かぶ与那国島(沖縄県与那国町)。政府は2015年度に陸上自衛隊の沿岸監視部隊を新設する計画だ。しかし、反対派住民でつくる「イソバの会」の共同代表、山口京子さん(57)は「軍事施設があれば中国などを刺激し、攻撃目標にされかねない。観光にも影響が出る」と語る。島は日本最西端にあり、中国に最も近く、日中が対立する尖閣諸島も約150キロしか離れていない。

 部隊配備を巡り、島民は揺れ続けてきた。糸数健一・町議会議長は「安全保障の観点から基地は必要。中国の脅威が増す中、日本全体のために与那国に部隊は置くべきだ」と主張する。だが、島の基幹産業である農漁業は衰退の一途をたどり、1940年代に1万2000人だったとされる人口は約1500人まで減り、流出に歯止めがかからない。部隊誘致派には、配備に伴う町税増収、消費拡大、インフラ整備などの経済効果への期待が強い。

 町長選もこれまで誘致派と反対派が激しく激突してきた。2013年、誘致派の町長が3選を果たすと「過疎化に歯止めをかける」と語り、これを受けて政府は計画を進める。だが、反対派は14年11月の町議会で配備の是非を問う住民投票条例を可決させるなど、島は今も真っ二つだ。

 一方、350人規模の陸自警備部隊を置くことが計画されている鹿児島・奄美大島。14年5月には、陸自の新たな先鋭部隊となる水陸機動団の母体「西部方面普通科連隊」(長崎県佐世保市)などによる離島奪還訓練も実施された。

 「自民党は憲法改正で『国防軍』の創設を目指している。将来的に自衛隊でなく、他国並みの軍が置かれることにつながりかねない」。奄美市の市民団体「戦争のための自衛隊誘致に反対する奄美郡民会議」の高(たか)幸広代表は憂う。戦禍を被った歴史があり、島民に陸自配備への反対は根強い。

 だが、人口減少や産業低迷への効果的な打開策は見いだせないのは他の自治体と同様だ。14年6月、「地域経済の活性化を考えると誘致に動くのは当然」などとして、奄美市議有志が自衛隊誘致の会を発足。8月、朝山毅(つよし)市長が部隊受け入れを表明し、かじを切った。

 一方、水陸機動団の水陸両用車両部隊が配備される計画の長崎県佐世保市、米軍岩国基地に空母艦載機部隊が移転予定の山口県岩国市といった、地域経済を既に基地に依存させている自治体では、一定の理解を示す声が少なくない。竹本慶三・佐世保市商店街連合会会長は「定住人口が増えて地域活性化につながる。佐世保は自衛隊や米軍の基地と長年共存し、悪印象を持っている市民は少ない」と語る。

 しかし、一度基地に経済を依存すれば、そこから抜け出すのは難しく、岩国基地近くの「瀬戸内海の静かな環境を守る住民ネットワーク」共同代表の桑原清さん(75)は警鐘を鳴らす。「住民に実態が知らされないまま基地機能が増強されていく。そして騒音増加など負担を一方的に押し付けてくる」【福永方人、大山典男、井本義親】

4280チバQ:2015/01/07(水) 04:13:03
http://www.nishinippon.co.jp/feature/kitakyushu_city_election/article/137581
「呉越同舟」微妙な緊張感、北橋氏陣営 11日告示の北九州市長選
2015年01月07日(最終更新 2015年01月07日 03時00分)

 北九州市長選は11日告示される(投開票は25日)。現職と新人2人の計3人が立候補を予定し、各陣営とも準備を急ぐ中、3選を目指す北橋健治氏(61)の選対本部は従来と様変わりした。元民主衆院議員の北橋氏は前回「市民党」を掲げ、選対幹部に政党関係者はいなかったが、今回は自民の単独推薦を受けたこともあり、公明、民主を含め議員がずらり。ただ自公は前々回、北橋氏と激突したほか、昨年末の衆院選からも日が浅く、選対内部には「呉越同舟」(自民議員)の微妙な緊張感が漂う。
 「各会派に支援をいただき、大変心強い」。仕事始めの5日、北橋氏は市役所で報道陣に市長選への手応えを語った。政権与党とのパイプを求め自民が示した「他党に推薦を求めない」との条件をのんだ北橋氏は、民主・社民系と公明からは市議会の会派レベルの支援を受けた。
 この結果、選対の顧問には自民、民主、公明の国会議員が名を連ね、本部長代行には市議会の自民、民主・社民系、公明3会派のトップが就任。共産を除く主要会派が現職を支える態勢に、同氏周辺からは「かつての末吉興一市長時代を思い出す」との声も上がる。
 とはいえ、選対内には“距離感”がにじむ。北橋氏の後援会がJR小倉駅近くに構えた事務所。民主関係者は「気兼ねなく寄れる」(ベテラン市議)と話すが、自民側は「入りにくい市議がいるのも事実」(市議団幹部)。約1・5キロ離れた所に自民用の事務所を設けた。
 目標の得票数も食い違う。過去2回の市長選では21万票を超えた北橋氏。選挙戦を下支えした民主・社民系の市議は「自民票の上乗せ」を期待するが、自民側は低投票率への懸念などから「これまでの票が出せればいい」と予防線を張る。
 このほか、共産党県委員会副委員長の篠田清氏(66)=共産推薦=、元自民党衆院議員秘書の三原朝利氏(37)も立候補を表明。集会などで篠田氏は「北橋氏が自民の推薦を受けたことに失望した人は少なくない」、三原氏は「若い力で北九州をもう一度、元気な街にしたい」と、対決姿勢を強めている。
=2015/01/07付 西日本新聞朝刊=

4281チバQ:2015/01/07(水) 17:20:39
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/156229
知事選3連敗か 安倍自民が推す“佐賀の橋下徹”の嫌われ方

2015年1月7日
谷垣自民党幹事長も佐賀入り/(C)日刊ゲンダイ
谷垣自民党幹事長も佐賀入り/(C)日刊ゲンダイ
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 今月11日投開票の佐賀県知事選がガ然、面白くなってきた。当初は自公が推薦する前武雄市長の樋渡啓祐氏(45)の圧勝とみられていたが、「年末には対抗馬の元総務省官僚、山口祥義氏(49)との差が数ポイントになり、完全に尻に火がついている」(地元の選挙関係者)といわれている。

 この選挙を落とせば、滋賀、沖縄に続き、知事選3連敗になる安倍政権はもう必死だ。菅官房長官、三原じゅん子女性局長、河野太郎衆院議員、佐藤正久参院議員、稲田朋美政調会長、谷垣禎一幹事長と、大物を次々に投入しようとしているが、引き離せない。というか、やればやるほど、地元の反発を買っているような状況だ。

「そもそも、候補者擁立からして、中央主導で地元無視。“佐賀をなめるな”と言われているんです。前知事の古川康氏が突然、知事職をぶん投げ、衆院選に出馬したうえ、樋渡氏は古川氏の総務省の後輩です。菅官房長官がポロッと口を滑らしていましたが、樋渡氏は古川氏の後継指名、禅譲のようなものなんです。その古川前知事は辞める直前、佐賀空港へのオスプレイ受け入れに前向きな発言をした。樋渡氏は、<前知事の発言を重く受け止める>と明言しています。これでは地元の反発も当然ですが、自民党は分かっていない。中央から大物を送り込めば勝てると思っている。とんだおごりであり、勘違いです」(現地で取材をしているジャーナリストの横田一氏)

■“敵”をブログで徹底攻撃

 地元の多くの首長や県議、農協、有明海漁協などは山口氏の支援を表明。山口氏は「中央対地方の戦いだ」と訴えている。自民党は青ざめているが、もうひとつ、樋渡氏が苦戦している理由がある。「佐賀の橋下徹」と呼ばれるほど、攻撃的で、敵が多すぎるのである。

「敵と味方を峻別し、敵にはブログなどで徹底的に攻撃するのが特徴です。新聞記事に文句をつけ、朝日記者を名指しで批判したこともあります。そんな樋渡氏の実績は、最年少市長になると、市立の武雄図書館にTSUTAYAやスタバを入れて、来場者を100万人に増やしたことですが、そのために子供用スペースが潰された。公共性より商業主義の人物で、顔をしかめている行政関係者は大勢います」(横田一氏)

 選挙結果が見ものである。

4282チバQ:2015/01/07(水) 17:47:25
http://www.yomiuri.co.jp/local/saga/news/20150106-OYTNT50247.html
市の魅力絞り込み課題
2015年01月07日

全国から注目を浴びた武雄市図書館

〈新年決戦・武雄市長選〉

 前市長の辞職に伴う武雄市長選が11日投開票される。市長選には新人2人が立候補しており、市内で激しい論戦を繰り広げている。市の課題を探った。(原聖悟)

 ■観光

 「武雄で最も魅力的な観光資源は何なのか。明確にするべきだ」。昨秋、市役所の一室。市内の旅館経営者や市観光協会関係者ら約20人が市の広報をテーマに話し合う会合で、出席者から、こんな指摘が出た。

 ここ数年、武雄市は注目を浴びている。運営を民間委託し、コーヒー店を併設して話題を呼んだ武雄市図書館の来館者数は100万人を突破。行政視察数も4500人を超え、観光客もここ10年で最高の180万人に達した。

 だが、会議では、「図書館と温泉宿との連携が少ない」などと厳しい意見が出された。市観光協会の宮下正博常務理事は「知名度を上げるということについては、前市長がフットワーク良く動き、新しい切り口を投げかけながらやってきた。根本的な課題は、観光地としての資源を何に絞り込んで、どう磨いていくかということが関係者全体で共有できていないことだ」と話す。

 今年度の市図書館の来場者は、昨年11月末時点で前年度同期比約15%減と落ち着きをみせつつあり、知名度が上がった今、次の観光事業につなげる施策が求められている。武雄温泉の田中隆一郎社長は、「新市長がしっかり市の全体構想を持って市民に示し、市全体で『これでやろう』とならないと他市との競争には勝てない」と話している。

◆タブレットや反転授業 現場では負担の声も

 ■教育

 市内の全児童を対象にしたタブレット端末の配布や、自宅で予習をして学校では復習や応用問題に取り組む「反転授業」、民間学習塾との連携授業の導入など、前市長が次々と打ち出してきた教育施策。全国的に注目される中、教育現場では負担を訴える声があがる。初めての試みで、授業の準備に時間がかかるなどの問題が起きているという。

 男性教諭の一人は「新しい施策が次から次へと導入され、現場は青息吐息だ。教員が努力するにしても限度があるはずだ」と険しい表情をみせる。民間塾との連携授業を試験導入した武内小では、地域住民が教材の準備を手伝うなどして、学校を支援する仕組みづくりを始めた。

 保護者の女性は「新市長には、これまでの経緯をきちんと理解して進めてほしい」と注文する。

4283チバQ:2015/01/08(木) 23:37:01
http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/news/20150108-OYS1T50011.html
樋渡・山口氏競り合う 佐賀知事選本社情勢調査
2015年01月08日
 読売新聞社は11日投開票の佐賀県知事選について、世論調査と取材を基に情勢を分析した。同県武雄市の前市長・樋渡啓祐氏と元総務省過疎対策室長・山口祥義氏が激しく競り合っている。有権者の約2割は態度を明らかにしていない。

 いずれも無所属の新人4人が立候補。自民党と公明党が樋渡氏を推薦したのに対し、自民党の有力支持団体「県農政協議会」が山口氏を推すなど、保守分裂の様相となっている。樋渡氏は自民支持層の約5割を固めた。山口氏は自民支持層の約3割、自主投票を決めた民主党の支持層の約4割から支持を得ている。九州大教授・島谷幸宏氏は共産支持層などに浸透。農業・飯盛良隆氏は伸び悩んでいる。

 九州電力玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)の安全性が確認された場合、再稼働することに、「賛成」が53%、「反対」が36%。陸上自衛隊が計画している輸送機「MV22オスプレイ」の佐賀空港(佐賀市)への配備については、「賛成」が39%、「反対」が48%だった。

 調査は5〜7日、佐賀県を対象に、無作為に作成した番号に電話をかける方法で実施。有権者在住が判明した1372世帯の中から774人の回答を得た。回答率56%。

4284チバQ:2015/01/08(木) 23:49:38
http://www.saga-s.co.jp/senkyo/governor/30301/142732?area=ranking
=年またぎ知事選= 終盤戦、浮動票取り込め
2015年01月07日 10時19分
知事選も終盤となり、支持拡大へ追い込みをかける候補者=唐津市(写真を一部加工修正しています)
知事選も終盤となり、支持拡大へ追い込みをかける候補者=唐津市(写真を一部加工修正しています)
■首相の電話メッセージ、対話茶会…あの手この手

 「年またぎ」となった佐賀県知事選は12年ぶりに保守が分裂し、激しい選挙戦を繰り広げている。4人の候補者は終盤戦に入った6日も各地を奔走。支持拡大への活動をさらに加速させ、11日の投開票日に向けて懸命の追い込みを図っている。

◎飯盛氏

 飯盛良隆候補(44)は、離島を抱える唐津市上場地区を集中的に回り、オスプレイ問題に触れ「唐津市には外洋に面する島がある。これらの島を守るためには、オスプレイが佐賀空港に配備されることが必要」などと主張した。終盤戦は自身が農業者であることを前面に出し、「一次産業を一番理解する候補者であることを訴えていく」という。

◎樋渡氏

 自民、公明の推薦を受ける樋渡啓祐候補(45)は、つじ立ちを中心に武雄市長時代の実績と即戦力をアピールする。抜群の知名度に加え、安倍晋三首相の推薦メッセージを自動電話で県内各戸にかける作戦も展開。政府与党を挙げた全面的な支援態勢で終盤に向け、てこ入れを図っている。

 5日は自民党の谷垣禎一幹事長が応援に駆け付け、7日は公明党の太田明宏国交相も佐賀市で街演する。陣営は「これまで政治に関心が薄かったと言われる若い子育て世代などの反応もいい。最後までこの勢いを広げていく」と意気込む。

◎山口氏

 JAグループ佐賀の政治団体「県農政協議会」や県有明海漁協などの推薦を受ける山口祥義(よしのり)候補(49)は、首長や自民県議、民主党の国会議員らと街演活動を展開、党派に偏らない「県民党」を地で行く活動で支援を訴えている。

 農政協を中心にそれぞれの支援組織がフル稼働しており、仕事始めの5日からは最後の追い込みに入った。選挙事務所に出入りする人の数も一気に増え、「必勝」の鉢巻きを締めたスタッフが応対した。陣営幹部は「追う立場に変わりないが、相手候補の背中が見えてきた」と手応えを話す。

◎島谷氏

 島谷幸宏候補(59)は、街演に加え、各地で数十人規模の支援者と対話する茶会を開くなど草の根で浸透を図ってきた。この日は佐賀市や小城、唐津、多久の住宅街などを回り無党派層に支援を呼び掛けた。原発再稼働や佐賀空港へのオスプレイ配備計画に反対を主張し、原発に頼らない経済政策も訴えた。

 陣営は「県政課題に対する立場を明確にし、堂々と政策を訴える運動が確実に広がってきた」。終盤は佐賀市に重点を置き、浮動票獲得に力を入れる。幹部は「最後の3日が勝負を分ける」と追い上げを誓う。

【2015知事選】

4285チバQ:2015/01/08(木) 23:56:50
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-237011-storytopic-3.html
農相、知事面会を拒否 安倍政権「冷遇」際立つ
2015年1月8日




農相らと面会できなかったことについて語る翁長雄志知事=7日、都道府県会館


 【東京】上京中の翁長雄志知事は7日、サトウキビ関連交付金の要請のため面会を求めていた西川公也農相とは会えなかった。農林水産省が日程を理由に県に断った。一方、西川農相は同日、県さとうきび対策本部長の新崎弘光JA沖縄中央会長や西銘恒三郎衆院議員ら地元自民党議員らの要請には応じた。例年行われる要請ではこれまで仲井真弘多前知事が同席しており、米軍普天間飛行場の辺野古移設に反対する翁長氏との対話を事実上拒否した形だ。翁長知事に対する安倍政権の冷遇が際立っている。
 翁長氏は昨年末に就任後初めて上京した際、山口俊一沖縄担当相と会談した以外は閣僚に会えていない。県によると昨年12月に農相との面会を依頼し、JAの要請に同席を求めていたが、農水省は「大臣の日程が取れない」と回答した。
 県は農相がJAや西銘氏らと会ったことを受け、東京事務所を通して7日も日程調整を依頼したが、実現しなかった。また自民党県連を通して同党本部の野菜・花卉(かき)・畑作物等対策小委員長らとの知事面会も求めていたが、県連が断った。
 翁長氏は7日、西川農相と面会できなかったことについて「今の状況を県民や本土の方々にご覧になっていただき、それぞれ考えていただければいいのではないか」と語った。
 一方、西銘氏は記者団に対し「私たちは衆院選で(翁長氏と)激しく戦いつぶされた側だ。政党との関係をしっかりしてもらわないと勝手に動くわけにはいかない」と述べ、自民党本部や県連との関係を翁長県政が修復しない限り、協力は難しいとの考えを強調した。
 県は7日、事務方を通じて農水省にサトウキビ生産振興対策など6項目の要望書を提出した。

4286チバQ:2015/01/09(金) 07:57:36
http://www.sankei.com/region/news/150109/rgn1501090072-n1.html
2015.1.9 07:00

佐賀知事選 自民vs農協、構図明確に 樋渡氏陣営、山口氏の突き放し狙う






農協改革の必要性を訴える自民党の稲田朋美政調会長=8日午後、佐賀県唐津市
 佐賀県知事選は11日の投開票日に向け、前武雄市長で知名度を誇る樋渡啓祐氏(45)=自民、公明推薦=を、農協の全面支援を受けた元総務省職員の山口祥義氏(49)が、追い上げる展開となっている。岩盤規制の象徴として農協改革を狙う政府・自民党は、佐賀県知事選を「改革の試金石だ」(党幹部)と位置づける。樋渡氏支援に閣僚・党幹部を次々と投入し、一部の自民県議らも推す山口氏を突き放そうとしている。(奥原慎平)

                   ◇

 「新聞で『官邸対農協』とか書かれますが、(農協改革は)農協ごとの創意工夫を引き出す農業者のための改革です。所得向上や米価対策などはきちんとおこなっています。私の名は稲に田んぼなんです。絶対に日本の農業を守ります!」

 8日午後7時。自民党の稲田朋美政調会長は、唐津市民会館(佐賀県唐津市)で開かれた樋渡氏の総決起大会で、こう訴えた。

 昨年12月25日の告示以来、菅義偉官房長官、谷垣禎一党幹事長、太田昭宏国土交通相、茂木敏充選対委員長らが続々と樋渡氏の応援に入った。佐賀県知事選で「自民vs農協」の構図が明確になったからだ。

 安倍晋三政権は全国農業協同組合中央会(JA全中)を、成長戦略のために突き崩さなければならない岩盤規制の象徴と見なし、次期通常国会に農協法改正案を提出しようとしている。

 こうした動きに、これまで自民党の集票マシンとして大きな役割を果たしてきた農協側は反発を強める。

 佐賀県知事選でも、昨年12月17日に樋渡氏推薦を決定した自民党に対し、JAグループ佐賀の政治団体「佐賀県農政協議会」(中野吉実会長、正会員5万5千人)は、山口氏の擁立・推薦を決めた。

 全国農業協同組合連合会(JA全農)の会長も務める中野氏は「『農協は駄目だ』と主張する人を応援するわけにはいかない」と訴え、農政協の別の幹部も「負けたら佐賀の農協は終わり。絶対に勝つ」と語気を強める。

 さらに、トップダウンで物事を決めるとされる樋渡氏の政治手法に反発する自民党県議や、秀島敏行・佐賀市長らも山口氏を支援する。山口氏支援に回った自民県議の一人は「選挙後に党本部から処分があるかもしれない。それでも、県政はチームワークで政策を決めねばならない。佐賀にとっては、広く意見を聞く候補が適任だ」と話した。

 これに対し、安倍政権も「佐賀で勝って、農協改革の弾みにしたい」とばかりに全力を注ぐ。自民党幹部が「徹底的にやる。たたきつぶす」と意気込む通り、九州選出の国会議員に対して「選挙期間中に、一度は佐賀に応援に入れ」と指示したという。

 佐賀県を舞台に「自民vs農協」が過熱の一途をたどる中で、西川公也農林水産相は今月6日の記者会見で、JA全中の地域農協への監査権をなくす意向を表明した。自民党農林族の重鎮も8日、「農協は既存の制度のままではよいとは思えない」と語った。

 樋渡陣営の県議は「樋渡氏に『NO』を言っているのは既得権益を持ったJAか、個人的な感情で動いた議員だけ。樋渡さんは、むしろ生産者の所得向上に力を入れていく」と淡々と語った。

 ともに無所属新人の九州大大学院教授の島谷幸宏氏(59)は原発の再稼働反対などを、農業の飯盛良隆氏(44)は食育の推進などを訴えている。

                   ◇

 ◇佐賀県知事選 届け出順

 飯盛 良隆 44 農業     無新

 樋渡 啓祐 45 前武雄市長  無新 【自】【公】

 山口 祥義 49 元総務省室長 無新

 島谷 幸宏 59 九大院教授  無新

4287dsp-122:2015/01/09(金) 11:00:32
>>4285
知事選の結果からこういう事態は充分に予想できたはず、被害者面するのはオカシイ。

4288チバQ:2015/01/09(金) 19:37:56
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/143608
樋渡路線、転換か継続か 武雄市長選終盤情勢
2015年01月09日 10時45分
 前市長の辞職により異例の正月選挙となった武雄市長選は、医療法人役員の谷口優(まさる)氏(67)=武雄町武雄=と元市秘書課長の小松政(ただし)氏(38)=武雄町富岡=の新人同士が激しく競り合っている。前市長で知事選に出馬している樋渡啓祐氏の施策や政治手法をめぐり、谷口氏は「転換で温かみのある市政」を主張、小松氏は「改革継続で前進」を訴えている。知事選候補の支持構図も複雑に絡み合い、“代理戦争”の様相もみせる。11日の投票日へ向け、両陣営とも混戦を抜け出そうと追い込みをかける。

 谷口氏は県職員を35年間務めた行政経験を強調、地域資源を生かした観光戦略や高齢者の健康づくりなどを掲げる。前市長が後継指名した相手候補を意識し、「特定の集団のための市政から、皆さんの手に取り戻す」と訴え、市図書館の民間委託などを指して「歴史を軽んじる施策の数々は実に軽薄」と批判する。

 地元医師会や歯科医師会などが推薦、事務所には、自民に加えて民主の県出身国会議員や佐賀、多久、嬉野市長らの為書きが並ぶ。

 支援する市議は前市長に批判的な7人だが、樋渡氏の総括責任者でもある石丸博県議が支援する「ねじれ現象」も。市議も知事選で山口祥義氏を推す自民・民主系と島谷幸宏氏を支援する共産の相乗りで、前市長への批判票を結集する。

 小松氏は、官民一体型学校やICTを活用した教育改革など、前市長の重要施策に関わってきた実績をアピール。「前進か停滞か」をスローガンに前市政の継続を訴える。一方で病児保育の実施や放課後児童クラブの延長といった子育て支援、「対話と納得の市政」を訴えるなど、前市長と異なる独自色も打ち出す。業界団体などに推薦願は出さず、稲富正敏県議や前市長を支えてきた市議14人を足がかりに地域を回る。

 樋渡氏と合同で総決起大会を開き、二人三脚で選挙戦を展開する。前知事の古川康衆院議員や自民党の有力議員らが応援に入り、「樋渡と小松がダブル当選を果たせば、国、県、市と強固なパイプができる」などと強調、“改革派”での結束を呼び掛ける。

 有権者数は約4万人。期日前投票は7日現在で2601人(6・4%)と、昨年4月の市長選の同時期より2・65ポイント増。知事選と同日ということもあり、両陣営とも投票率は、前回の67・78%を大幅に上回り、70%台後半を見込む。互いに組織をフル稼働し、票の掘り起こしに飛び回る。

4289チバQ:2015/01/09(金) 19:38:39
http://www.saga-s.co.jp/senkyo/governor/30301/143594
保守分裂激しさ 今村氏が山口候補応援 自民
2015年01月09日 10時49分
 12年ぶりの保守分裂選挙となった佐賀県知事選で、これまで支持候補を明確にしていなかった自民党の今村雅弘衆院議員(比例九州)が8日、党の推薦を受けていない山口祥義候補(49)の佐賀市での決起大会に参加し、支持を表明した。ほかの県関係の党国会議員4人は、自民、公明が推薦する樋渡啓祐候補(45)を支援しており、11日の投票日が迫る中、業界団体を巻き込んだ分裂選挙は激しさを増している。

 壇上ではなく会場最前列に座った今村氏は来賓として紹介され、マイクを握った。山口氏擁立に自身も関わった経緯に触れ、「たった一人の知事を選ぶ選挙。人物、識見、能力は申し分ない。立派な知事を選ぼう」と支援を呼び掛けた。

 終了後、報道陣の取材に「山口氏を推す皆さんから来てほしいという声があった」と出席した理由を説明した。党推薦候補以外を支援することで処分を受ける可能性に関しては、党の判断との認識を示した。

 一方、樋渡氏を推薦する自民党はこの日、茂木敏充選挙対策委員長が来佐し、県内企業を回って支援を要請した。唐津市の決起大会には、稲田朋美政調会長も駆け付け、政府与党を挙げて支援を強化している。

 茂木氏は分裂選挙について「推薦は党本部が正式に決定したこと。できる限りその方向で努力してほしい」と述べた。離反議員の処分は「すべては結果を見てから」と明言を避けた。

 飯盛良隆候補(44)と島谷幸宏候補(59)は政党の推薦を求めていない。

4290チバQ:2015/01/09(金) 19:46:26
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/143595
どうなる投票率 新人4人で激戦の県知事選
2015年01月09日 11時36分
 異例の「年またぎ」となった佐賀県知事選は、新人4人が激戦を展開し、有権者の関心は高まっている。4年前の前回は東日本大震災直後の自粛ムードもあって、投票率は戦後初めて60%を割り込んだが、再び上昇に転じることができるのか。11日の投票に向け、県選管や各陣営は気をもんでいる。 

 知事選は18回目を数える。これまでで最も高い投票率は“殿さん知事”と親しまれた鍋島直紹氏が当選した1951年の93・32%だった。その後は80%前後で推移してきたが、91年からは60%台に低下。古川康前知事が新人6人による混戦を制した2003年は70%に迫る伸びを見せた。だが、その後2回は現職と共産新人の一騎打ちで、低調だった。

 今回は4人の争いに加え、12年ぶりの保守分裂選挙となって話題性が高い。新型輸送機オスプレイの佐賀空港配備計画や、九州電力玄海原発(東松浦郡玄海町)の再稼働なども争点となっている。本紙の世論調査で「関心がある」は半数強で「少しはある」と合わせると8割以上に達した。

 関心の高さがそのまま投票率に結びつくかは未知数だ。師走選挙となった先の衆院選小選挙区の投票率は57・77%で戦後最低を更新した。立て続けの選挙戦で年またぎとなり、有権者の「選挙疲れ」も懸念される。期日前投票者数の出足はもう一つ。12日間(6日現在)で5・20%と前回を2・45ポイント上回ったものの、昨年末の衆院選が11日間で記録した14・81%には遠く及ばない。

 さらに、前回までは春の統一地方選で同日だった県議選と分かれ、知事選単独となったことも影響がありそうだ。前回の投票率59・41%は、県議選が60・20%で盛り上がりに欠けた知事選を支えた格好だった。

 各陣営も投票率の行方に気をもむ。衆院選を上回る期待を見せ、60%台から70%前後を予想する。

 投票率アップは、関心が低い若い世代の動きも鍵を握る。佐賀大生らでつくる「さがCOLOR」(岡島貴弘代表)は、公式サイトに各候補者へのインタビューを掲載した。「お年玉で1万円もらったらどうする」「佐賀で一番カッコイイと思うポイントは」などちょっと変わった質問を投げかけ、それぞれの人柄を引き出している。

 県選挙管理委員会は唐津市のガールズバンド「たんこぶちん」をCMキャラクターに起用した。「あなたに佐賀の明日を託します」と呼び掛ける「期日前投票篇」を流し、11日の投票日当日は別バージョンを放映する。

 年またぎ選挙に合わせ、正月休みに候補者の人柄や政策をじっくり読み比べられるように選挙公報は昨年のうちに発送した。成人式会場でも投票を促す。担当者は「4年間の県政を任せる大切な選挙。足を運んで」と話している。

【2014‐2015 年またぎ知事選】

4291チバQ:2015/01/09(金) 21:10:48
http://www.data-max.co.jp/politics_and_society/2015/01/27555/0108_dm1701/
佐賀県知事選〜首長嫉妬との戦い
 
 トップニュース 国内政治・社会政治・社会|政治 2015年1月8日10:26

 佐賀知事選は残り3日となった。序盤戦では前武雄市市長・樋渡啓祐氏が優勢と伝えられていたが、総務省元官僚・山口祥義氏がJA佐賀の後押しで追い上げパワーが加速して急遽、注目選挙となった。世間では「【農協組織の解体か防衛か】という対立軸が焦点」と騒いでいるが、首長の嫉妬による反樋渡運動も見逃してはならない。
 佐賀県内の大都市といえば佐賀市、鳥栖市、唐津市である。これらの市の首長たちは「たかが5万人の零細市で成果を挙げて偉ぶられてもたまらない」とのプライドを抱いている。ある首長の取材した際の発言が印象深い。「武雄市は中小企業の規模、私の市は中堅企業の規模です。中小企業のリーダーシップと中堅企業の指導スタイルは自ずと違う」と樋渡武雄市長へのライバル意識を露わにしていたことは忘れられない。
 とくにその嫉妬心に燃えて先頭に立っているのが、秀島敏行佐賀市長である。山口陣営の応援団長として指揮を執っている。もし樋渡佐賀県知事が誕生したならば知事が当然、格上になる。「『樋渡知事!!よろしくお願いします』と頭を下げるようにはなりたくない」という心境は理解できる。だから反樋渡の先鋒の旗印を鮮明にしているのだ!!『樋渡陣営!!佐賀市大票田で大量に票を取ってみろ』という意気込みなのであろう。
<佐賀市を制する者が勝つ>
 樋渡陣営の選挙活動は都市部を優先して回っている。鳥栖市および周辺部、唐津市、またその隣接地、そして佐賀市である。【佐賀市を制すれば勝利する】流れが確定した。そのなかで7日、樋渡陣営は佐賀市で決起大会を開催したのだ。1,032名定員の佐賀市市民会館に立錐の余地もないほど集まった。写真を見れば理解できるであろう。1,400名ほど集まったと目測された。佐賀市の戦いはまさしく秀島*樋渡のメンツの激突だ。昨日の大量動員の樋渡陣営がいかに大票田佐賀市を打ち固められるかで、帰趨が決定する流れになった。あと残り3日間の選挙運動量の差で決まる。

4292名無しさん:2015/01/11(日) 22:27:19
NHKが山口に当確

4293片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2015/01/11(日) 22:48:49
>>4276>>4283
樋渡は終盤まったく広がらなかった形か。
本来自民党推薦の効き目は大きいはずで、そこそこの改革派イメージなら楽勝だったと思われるのに。
横暴が過ぎて、自分自身がひまじんうんこになってしまうとは。

4294とはずがたり:2015/01/12(月) 08:47:03
凄いなぁ・・。輿論調査で(意外に?)樋渡が強かったけど,自民推薦漏れを支持するとは云いづらい田舎民の心情のせいか?
改革派の樋渡のやったことは非常に評価出来たし知事やって佐賀県を元気にして貰いたかったし,これ以上農協が跳梁跋扈するのは地方の為にも良くなかったけど,けど自公の推薦貰ってしまった以上落選を大歓迎するぞ。

佐賀知事選、山口氏が初当選…自公推薦候補破る
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/20150111-OYT1T50107.html?from=y10
2015年01月12日 01時00分

 衆院選に出馬した古川康前知事の辞職に伴う佐賀県知事選が11日投開票され、無所属新人の元総務省過疎対策室長・山口祥義氏(49)が、同県武雄市の前市長・樋渡啓祐氏(45)(自民・公明推薦)ら無所属新人3人を破り初当選した。


 政府・与党が全面支援する樋渡氏に対し、自民党の支援団体「佐賀県農政協議会」が山口氏を推薦する保守分裂選挙となり、山口氏が制した。

 山口氏は、告示直前に出馬を表明。自民党は、政府が進める農協改革などに理解を示す樋渡氏を党本部主導で推薦したが、これに反発した県農政協議会や自民党の一部県議、首長らが山口氏支援に回った。

 佐賀県は、九州電力玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)の再稼働など国策に関わる課題も山積している。当選を決めた山口氏は、原発について「再稼働の方向で考えたいと思っているが、県民の意見をしっかり聞きたい」と述べた。

 投票率は、前回の2011年4月(59・41%)を下回る54・61%だった。

◆佐賀知事選開票結果

当  182,795山口 祥義 無新
   143,720樋渡 啓祐 無新〈自〉〈公〉
    32,844島谷 幸宏 無新
     6,951飯盛 良隆 無新
(開票終了)

〈〉囲みは推薦政党

2015年01月12日 01時00分

4295とはずがたり:2015/01/12(月) 08:51:15
>>4293
>そこそこの改革派イメージなら楽勝だったと思われる
俺は逆で佐賀県でその手の選挙はあんま機能しないと思ってたんで,樋渡先行の輿論調査の結果意外だったんですが,田舎民は都市民みたいにふわふわと改革派イメージに乗っからないのでこの結果は結構順当なんでわ?

自分らの生活掛かってるから地方の首長選結構まじめに選ぶような。佐賀は以前にも県知事選で候補統一出来ずガチやったことありますし。

4296とはずがたり:2015/01/12(月) 09:24:17

【本記】武雄市長選は小松氏が初当選
http://www.saga-s.co.jp/senkyo/senkyosaga/30102/144416
2015年01月11日 22時04分

 前市長の辞職に伴う武雄市長選は11日投票、即日開票され、新人で元市秘書課長の小松政(ただし)氏(38)=武雄町富岡=が1万4081票を獲得、新人で医療法人役員の谷口優(まさる)氏(67)=武雄町武雄=を696票差で破って初当選を果たした。

 激戦を制した小松氏は「知名度不足で厳しい戦いだったが、市長は政策が勝負。その訴えが届いた結果だ。教育改革をさらに前に進めていきたい」と抱負を語った。

 小松氏は京都府出身。元総務省官僚で、2010年4月から武雄市役所に入り、企画係長や市長秘書官、秘書課長を歴任。昨年12月、市長選出馬のため退職した。

 選挙戦では、前市長の改革路線の継承を掲げ、病児保育や放課後児童クラブの時間延長など子育て支援策も訴え、浸透した。谷口氏は「市政転換」をスローガンに、地域資源を生かした観光戦略などを訴えたが、届かなかった。

 投票率は68・80%で、昨年4月の市長選と比べて1・01ポイント上昇した。当日有権者数は4万326人(男1万8774人、女2万1552人)。

4297チバQ:2015/01/12(月) 10:19:08
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/144457
新知事に山口氏 保守分裂組織力で軍配
2015年01月12日 09時57分

 古川康前知事の辞職に伴い、新人4人が立候補した佐賀県知事選は11日投開票され、元総務省過疎対策室長の山口祥義(よしのり)氏(49)が、18万2795票を獲得し、自民、公明の推薦を受けた前武雄市長の樋渡啓祐氏(45)を3万9千票差で破り、初当選を飾った。樋渡氏の政治手法に反発する県農政協議会や佐賀市長ら首長の支援を受けた山口氏は、圧倒的な組織力で出遅れをばん回し、12年ぶりの保守分裂選挙戦を制した。投票率は54・61%で過去最低を更新し、昨年12月の衆院選小選挙区の57・77%も下回った。

 樋渡氏を全面支援した安倍政権は昨年の滋賀、沖縄県知事選に続く敗北を喫し、農協改革など今後の政権運営や4月の統一地方選に影響が出そうだ。

 山口氏は、県内最大規模の政治団体・県農政協や県有明海漁協の推薦を受け、複数の首長、一部の自民党議員のほか、民主党や連合なども支援した。選挙戦を通じ、樋渡氏の政治手法を「非民主的」と批判。危機管理や過疎対策など山口氏の総務省時代の実績に加え、「県民党」を訴えて支持拡大を図った。これまで自民選挙を支えた農政協がフル稼働し、徹底した組織戦を展開した。出馬表明からわずか1カ月弱という出遅れを跳ね返した。

 樋渡氏は、改革の実績と高い知名度に加え、首長経験者としての「即戦力」を訴えた。前知事の古川康衆院議員ら自民党国会議員のほか、政府与党も安倍政権が進める「地方創生時代の旗手」として大臣や党幹部を連日投入した。地元の武雄市などで支持を集めたが、低投票率も響いて涙をのんだ。

 九州大大学院教授の島谷幸宏氏(59)は、佐賀空港への新型輸送機オスプレイ配備計画や玄海原発再稼働への反対姿勢を鮮明にし、市民団体を中心に草の根で運動したが浸透できなかった。農業の飯盛良隆氏(44)は食育改革などを訴えたが支持が広がらなかった。

■当選者略歴  山口祥義(やまぐちよしのり)(49)無 新(1)

元総務省過疎対策室長(JTB総研地域振興ディレクター、長崎県総務部長)ラ・サール高−東京大法卒、白石町 

=解説= 自民党本部介入に反発

 山口氏が12年ぶりの保守分裂選挙を制した勝因は、候補者選定で自民党本部が介入したことへの反発や、樋渡氏の政治手法や言動に対する批判勢力が結集したことが大きい。総務官僚として関わった地方行政の経験への評価も加わり、知名度不足をはね返した。

 これまで自民党を支えてきた県農政協のほか、佐賀市など複数の首長が強力に支援した。白石町など郡部で圧倒的に支持を集め、市長や市議の多くが支援した大票田の佐賀市でも票を伸ばした。「政権対農協」という側面もあって全国の注目を集めたが、年末年始をまたぐ選挙戦で投票率が伸びず、組織力で勝る山口氏に有利に働いた。

 一方、知名度で勝る樋渡氏は安倍政権が全面支援したものの、党本部主導への反感を買った。自民にとって業界団体など実働部隊を欠いた戦いの限界も露呈した。

 県政はオスプレイ配備計画や玄海原発再稼働など県民世論を二分する課題を抱える。山口氏は賛否を明確にしていないこれらの課題に「決断」を迫られることになる。保守分裂のしこりを解消し、政府与党との関係をどう構築していくのか。行政経験とは違う、「政治手腕」が問われる。

4298チバQ:2015/01/12(月) 10:20:58
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20150112-1420533.html
安倍自民、知事選3連敗

 古川康氏の国政転身に伴う佐賀県知事選は11日、投開票され、元総務省過疎対策室長の山口祥義氏(49)が、自民、公明両党が推薦した前武雄市長、樋渡啓祐氏(45)ら3人を破り初当選した。投票率は過去最低の54・61%だった。

 本来、自民党の主力支援組織JAが、安倍政権の農協改革に反発して、山口氏を擁立。自民党の一部県議や有力市長らも反旗を翻し、「安倍自民VS農協」という異例の保守分裂選挙になった。当選した山口氏は、安倍政権の農協改革について「押し付けでなく、地方でしっかり話し合った上で進めるべきだ」と求めた。

 安倍政権と自民党は、昨年7月の滋賀、同11月の沖縄両県知事選に続き、重要知事選3敗目。谷垣禎一幹事長ら幹部が連日応援に入り、知事選では異例の「党本部主導」を敷いたが、国政選挙は強くても、地方選で勝てない「ねじれ」を克服できなかった。序盤は優位だった樋渡氏を、山口氏が組織のフル回転で猛追すると、首相が樋渡氏の支持を呼び掛ける録音テープを、有権者の自宅の電話にかけて流す作戦まで繰り出した。自民とJAの溝は深まり、農協改革や4月の統一地方選にも影響しそうだ。

 [2015年1月12日9時23分 紙面から]

http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/news/20150112-OYS1T50000.html?from=sycont_top_txt
佐賀知事に山口氏 自公推薦・樋渡氏破る
2015年01月12日

花束を手に喜ぶ山口さん(左)と妻の江美さん(11日午後10時29分、佐賀市の事務所で)=秋月正樹撮影
 前知事の国政転身に伴う佐賀県知事選が11日投開票され、無所属新人の元総務省過疎対策室長・山口祥義よしのり氏(49)が、同県武雄市の前市長・樋渡ひわたし啓祐氏(45)(自民・公明推薦)ら無所属新人3人を破り初当選した。政府が進める農協改革などに理解を示し、政府・与党が全面支援した樋渡氏に対し、自民党の有力支援団体「県農政協議会」などが山口氏を推薦する保守分裂選挙となり、山口氏が制した。

 同県は、九州電力玄海原子力発電所(玄海町)の再稼働や、陸上自衛隊による輸送機「オスプレイ」の佐賀空港(佐賀市)への配備計画受け入れの是非など国策に関わる課題を抱える。

 当選した山口氏は、原発について「再稼働の方向で考えたいと思っているが、県民の意見をしっかり聞きたい」と述べた。オスプレイは「現時点では判断していない。国から影響を聞き、県民の意見も聞いて判断したい」とし、農協改革は「改革は必要だと思うが、国からの上から目線でおろすのではなく、地域主体の自己改革でないとうまくいかない」と語った。

 山口氏については、農協関係者などで組織する県農政協議会などが推薦し、自民党本部主導で樋渡氏の推薦が決まったことなどに反発した同党県連の一部議員や地元首長らも支援に回った。民主党の一部議員も応援した。

 樋渡氏は市長時代、市立図書館の運営をレンタルソフト店「TSUTAYA」を展開する企業に委託するなどの施策を進め、「改革派」と評された。自民党県連に推薦願を提出したが、同氏の政治手法を巡って賛否が割れたため、党本部主導で推薦が決まった。自民、公明両党が党幹部らを投入するなど異例の応援態勢をとり、前知事の古川康氏(現・自民党衆院議員)も支援に回ったが、及ばなかった。

 投票率は戦後最低の54・61%(前回59・41%)だった。

 ◆佐賀知事選確定得票

当182,795山口祥義 無新
 143,720樋渡啓祐 無新〈自〉〈公〉
  32,844島谷幸宏 無新
   6,951飯盛良隆 無新

(〈〉内は推薦政党)

4299チバQ:2015/01/12(月) 10:22:54
http://www.sankei.com/region/news/150112/rgn1501120026-n1.html
2015.1.12 07:06

北九州市長選は現新3氏の戦いに

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 任期満了に伴う北九州市長選が11日告示され、3選を目指す現職の北橋健治氏(61)=自民推薦、元衆院議員秘書で新人の三原朝利氏(37)、共産党県副委員長で新人の篠田清氏(66)=共産推薦=の無所属3人が立候補を届け出た。人口減少や地域経済の停滞という課題を抱える中、北橋市政の継続か転換かが問われる選挙となる。投開票は25日。

 各候補は支援者を集めた出陣式を開き、第一声を上げた。北橋氏はリーガロイヤルホテル小倉(小倉北区)に約800人を集め、「少子高齢対策など市民が強く願う政策にはお金がかかる。実現には国とのパイプを強固にし、北九州が経済発展することが大事だ。人と企業が集まる(街づくりの)絶好のチャンスが目の前に来ている」と訴えた。

 北橋氏は元民主党衆院議員で、初当選した平成19年の市長選では民主党などの推薦を得て、自民、公明両党の推薦候補を破った。

 今回は安倍政権とのパイプ構築を優先し、自民党の単独推薦という条件を受け入れて出馬した。だが、市議会会派レベルで民主、公明、社民各党の支援も受けており、事実上の相乗りといえる。出陣式では自民、民主、公明3党や連合の代表者が壇上に並び、応援のあいさつをした。

 一方の三原氏は、政党や大きな団体の支援はないが、“相乗り”に不満を抱く自民党支持層が支える。小倉北区の選挙事務所で開いた出陣式でも、200人の支援者を前に「自民党員の三原朝利です。大義と正義はわれわれにある」と強調した。

 さらに「北九州はこのままでよいのか。閉塞(へいそく)感を何とか打破したい。北九州の素晴らしい人、ものづくり技術、街を世界に発信していきたい」と訴えた。北九州を地盤とする西川京子・元衆院議員も応援に駆けつけた。

 篠田氏は小倉北区内の公園で出陣式を開き、共産党支持層を中心に約200人が参加した。北橋氏が自民党の推薦を受けたことを批判し「北九州が安倍政権の言いなりになるのか、真正面から対決して暮らしを守っていくのかが問われる。福祉切り捨ての冷たい市政を、福祉教育最優先の温かい市政に転換する」などと訴えた。

 県内選出の共産党の国会議員3人も顔をそろえ、昨年末の衆院選に続いての躍進を目指す。

4300チバQ:2015/01/12(月) 10:23:42
http://www.saga-s.co.jp/column/ronsetsu/144426
新知事に山口氏
2015年01月12日 05時00分
 新人4人による激戦となった佐賀県知事選で、元総務省官僚の山口祥義(よしのり)氏(49)が新しい知事に決まった。知事の交代は12年ぶり。国の過疎地域振興や地方自治に携わった経験を生かして、新しい佐賀づくりを進めてもらいたい。

 知事が3期で交代するのは3代連続になる。時代の変化に地方自治が対応するために、10年程度というのは一つの目安と考えていいようだ。古川康前知事に続き40代の初当選で、世代交代の流れがいっそう明確になった。

 選挙戦で山口氏は「世界に誇れる佐賀づくり」を掲げ、現場や県民一人一人の意見を聴く行政運営をアピールした。「農産物をワールドワイドに」「世界と地域を視野に入れた教育戦略」などと夢のある施策を訴えた。

 突発的な選挙戦となったため、政策がスローガン的になったのはやむを得ない。ただ、就任後の仕事ぶりについて有権者の評価を受けるには、マニフェストのように期間と目標を示す必要がある。早い時期に、より精緻なプランの発表を望みたい。

 知事の仕事は県の組織力をフルに引き出し、市町と協調して行政サービスに対する県民の満足度を高めることが第一だろう。その上でどう特色ある地域づくりを進めるか、「自治体経営者」としてのセンスが問われる。

 地方分権一括法の成立以来、国と地方の関係は「対等」になった。山口氏は国策に対しても「国と地方は互いに尊重し、協力すべきという立場」を語っている。「県民党」による県政という方向性は堅実な運営を期待させる。

 ただ、これからの地方分権は全国一律には進まず、希望する自治体に限って権限を移すという方法が主流になるとみられる。「やる気のある自治体」だけが成果を挙げることにもなりそうだ。自治体間の競争に負けないようにリーダーシップを発揮してほしい。

 今年から東京一極集中を是正するため、国の「地方創生」総合戦略が動き出す。将来人口の推移や産業構造などの地域事情に合わせて、プランを具体化させるのは県や市町の役割だ。

 新知事はこの地域の生き残りをかけたテーマに、待ったなしで取り組むことになる。県が主体となって進める分野は成果を得やすいものの、産業振興や定住策などはなかなか容易ではない。地元企業や農林漁業者、市民団体などに幅広く意見を求め、希望のある地域への針路を示してもらいたい。

 この12年の間で、がんを切らずに治す重粒子線施設「サガハイマット」誘致や県立病院の移転新築、ドクターヘリの導入など医療基盤は大きく進んだ。一方、自衛隊の新型輸送機オスプレイ配備計画や玄海原発再稼働などの国策絡みの重い課題が上がっている。

 こうした県民世論が分かれる問題では、知事の決断は難しいものとなる。情報公開と説明責任を果たすことが不可欠だろう。古川県政では国策への追従姿勢が批判された。山口氏がどういう姿勢を取るのかに注目している。

 今回、保守分裂の激しい選挙戦となった。政権とのしこりが心配されるところだが、有権者の関心は希望のある地域となるかどうかにある。県民とともに課題を乗り越えていくフレッシュな県政を期待したい。(宇都宮忠)

4301チバQ:2015/01/12(月) 10:24:14
http://www.yomiuri.co.jp/local/saga/news/20150112-OYTNT50021.html
武雄市長選 小松さん接戦制す
2015年01月12日

万歳をして当選を喜ぶ小松さん(中央)

 前市長の辞職に伴う武雄市長選は、無所属の新人2人による争いとなり、前市秘書課長の小松政さん(38)が、元県職員の谷口優さん(67)を破って初当選した。

 小松さんの事務所では、当選確実の一報が流れると、支持者から歓声と拍手が湧き、小松さんは万歳三唱を繰り返しながら、勝利を喜んだ。

 新人同士の一騎打ちとなった今回の選挙戦では、学校教育の中でタブレット端末を活用することや民間塾と連携して子どもたちの学力向上を目指すことなど、前市長が進めた教育施策や、その政治手法を巡って激しく論戦が展開された。

 小松さんは「(前市政の)前進か後退か」とのスローガンを掲げ、「市は大きく変わった。さらに前に進める」と約束し、前市長の改革路線を継承することをアピール。その上で、「対話と信頼、納得のまちづくりを目指す」と主張。さらに、自らも子育て世代であることから、子育て対策の充実も訴え、接戦を制した。市出身者以外で市長選に当選したのは初めてという。

 一方、谷口さんは、前市長の改革路線からの転換を訴え、県庁に長年勤めた豊富な行政経験などを訴えたが、届かなかった。

4302チバQ:2015/01/12(月) 10:24:43
http://www.nishinippon.co.jp/feature/saga_prefecture_election/article/138608
「反中央」佐賀の乱 山口氏が初当選 樋渡流批判に支持 政策にはあいまいさも
2015年01月12日(最終更新 2015年01月12日 03時00分)

 「佐賀のことは佐賀で決める。一人でも欠けたら、この奇跡はなかった」。11日、佐賀県知事選で初当選し、元総務省官僚の山口祥義(よしのり)氏(49)の佐賀市の事務所は歓喜の声に沸いた。告示9日前の立候補表明で「知名度ゼロ」からの戦い。それでも県内の首長や農漁業団体などを通じて支持を広げ、安倍晋三政権と自民党本部が全面支援した元武雄市長の樋渡啓祐氏(45)に約4万票の差をつけて破った。
 「東京が上で、佐賀は下。それは違う」。選挙戦は菅義偉官房長官ら「中央」を後ろ盾にした樋渡氏との事実上の一騎打ち。山口氏は演説で何度も繰り返した。陣営は樋渡氏の武雄市長時代の政治手法を「独善的だった」と批判。山口氏も批判を念頭に「県民一人一人の対話を大切にする」と訴え、支持を広げた。
 ただ、短期決戦で政策は必ずしも明確ではない。掲げた公約は、子育て環境の整備や農林水産業の販路拡大など、過去にも県が取り組んできた施策の焼き直し。支援した佐賀市議は「陣営は自民から社民まで入り交じる“反樋渡派”の呉越同舟。抽象的にならざるを得なかった」と打ち明ける。
 加えて、自民党分裂選挙で定数38のうち28議席を占める同党県議も割れた。今後の県政運営に不安を残す。
=2015/01/12付 西日本新聞朝刊=

4303チバQ:2015/01/12(月) 10:25:03
http://www.nishinippon.co.jp/feature/saga_prefecture_election/article/138609
頭越しの介入に反発
2015年01月12日(最終更新 2015年01月12日 03時00分)

 【解説】11日投開票された佐賀県知事選をめぐり、安倍晋三政権は、かねて玄海原発再稼働やオスプレイ佐賀空港配備計画の容認を公言していた樋渡啓祐氏を、地域の頭越しに全面支援した。樋渡氏への自民党推薦も党県連ではなく、菅義偉官房長官の意向を受けた党本部が決めた。「安倍1強」の地方介入は自民分裂選挙の亀裂をより深め、地域の分断を招いた。
 4月の統一地方選を前に、地方のことは地方が決めるはずの「自治」や「中央との距離」をあらためて考えさせる選挙になった。
 政府、自民党本部は連日、国会議員を動員、県内の各業界を締め付けた。県外の大手企業にも幹部の派遣を求め、取引先の地場企業を回らせた。山口氏支援の地方議員は「離党届は自宅に準備済み」という。
 JAグループ佐賀の政治団体「県農政協議会」が山口氏の支持基盤となったことから、政府周辺は農協改革に絡めて「政権対農協」の構図もあおった。「農協改革は政権レベルの話。知事選とは関係ない」。支援を受ける樋渡氏自身が戸惑い気味に語っていたことにも、政権が介入する自治のもろさがうかがえた。
=2015/01/12付 西日本新聞朝刊=

4305チバQ:2015/01/12(月) 14:06:02
http://mainichi.jp/select/news/20150112k0000m010108000c.html
佐賀知事選:農協改革に影響も 安倍政権、敗北に衝撃
毎日新聞 2015年01月12日 00時22分(最終更新 01月12日 02時07分)
 政府・自民党は佐賀県知事選で与党が推薦した樋渡啓祐氏(45)が敗北したことを受け、規制改革の柱と位置づける農協改革に向けた勢いがそがれることを警戒している。農協改革に反対する地元農協の政治団体「県農政協議会」が推薦した元総務官僚、山口祥義氏(49)が当選したことで、統一地方選を前に「農協を敵に回して選挙は勝てない」と受け止められかねないからだ。

 知事選では、全国農業協同組合中央会(JA全中)の権限を縮小する政府の農協改革案が争点になった。安倍政権は規制改革で農業に競争原理を取り入れ、成長産業に育成したい考えだ。政権が「岩盤規制打破」と位置付ける農協改革の成否は成長戦略全体の行方を占う試金石にもなりつつある。

 樋渡氏の応援に入った菅義偉官房長官は「(農業の)6次産業化を進め、農家の所得を上げる改革を行う」と述べ、農業の改革を推進する姿勢を強調した。

 これに対し、JA全中は農協改革を強く警戒している。先の衆院選でも自民党の候補者に農協改革を後退させるための政策協定書に署名を求めるなど圧力をかけてきた。

 こうした経緯もあり、政権側は「改革派」の樋渡氏を全面支援。菅氏のほか、自民党の谷垣禎一幹事長、農協改革の旗振り役の稲田朋美政調会長らを続々と投入した。終盤では「半馬身か1馬身、樋渡氏が抜けた」(党幹部)とみていただけに衝撃を受けている。

 政府・自民党はあくまで農協改革を断行する方針だ。ただ、農協側は、農協改革を掲げたことが自民党の敗因と訴え、全国で改革骨抜きのための圧力を強めていくのは必至だ。

 農協の集票力は一時に比べれば落ちているが、個別の地方選では無視できない力がある。政権の経済政策「アベノミクス」の効果が地方に届かないという不満と結びつけば、統一選全体にも影響しかねない。地方から改革の先送りを求める声が高まる事態も想定される。

 自民党の茂木敏充選対委員長は11日夜、コメントを発表し「年末年始をまたぐ難しい選挙となったこと、投票率が大幅に低下したことなど敗因をよく分析したい」と強調した。稲田氏は「全国に景気回復の実感を届け、理解と支持を得られるよう努める」とのコメントを出した。【影山哲也、宮島寛】

4306チバQ:2015/01/12(月) 14:35:16
上がないけど
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150110ddlk40010474000c.html
対決の構図2015:北九州市長選/下 支持拡大へ本格活動 /福岡
毎日新聞 2015年01月10日 地方版

 「大企業だけがもうかり、中小企業が苦しむアベノミクスを取り込もうという現職に反対する」

 4日朝。共産党県副委員長の篠田清氏(66)=無所属=は、門司区のJR門司駅前での街頭演説で、自民推薦を受けた現職、北橋健治氏(61)=同=を批判した。

 昨年12月14日の衆院選で、共産は元北九州市議の田村貴昭氏(53)と元八幡西区選出県議、真島省三氏(51)の2人の公認候補が比例九州ブロックで初当選した。北九州市内の比例票も2012年12月総選挙時の3万4967票から5万319票まで増えた。

 この勢いで市長選でも支持を伸ばしたい。だが、篠田氏が出馬表明したのは昨年11月20日。準備を本格化できたのは衆院選後の先月中旬で、先月23日の市民集会の参加者も500人にとどまった。4年前の告示直前に当時の共産推薦候補の講演には約1400人が集まったことに比べると大幅に少ない。ただ、8日夜に開かれた市民の会の幹部会議には、目標の100人を上回る約160人が集まり「ようやくエンジンがかかる」(市民の会)というところにこぎ着けた。

 一方、北橋氏との争いで自民推薦を得られなかった元衆院議員秘書の三原朝利(あさと)氏(37)=無所属=は、昨年7月下旬の出馬表明以降、自転車で市内を回り、街角で街頭演説を続けてきた。「北九州市を、かつてのように人と活気があふれる街に戻したい」と訴える。

 自民による北橋氏推薦の流れが固まった昨年10月上旬までは、三原氏寄りの姿勢を示す県議や市議もいた。だが、正式決定後は動けなくなり、三原氏を支援する議員は自民市議団を離脱した父の征彦・前市議会議長だけに。ボランティア中心の草の根活動を運動の主軸にした。

 だが衆院選後、周辺には祖父の故朝雄元衆院議員以来の後援者が顔をそろえ始めた。叔父の朝彦衆院議員の元秘書も数人、事務局に加わった。事務所開きでは、女性参加者の多くが三原氏の演説に涙を流して聴き入った。

 とはいえ、朝彦氏は党決定通り北橋氏支持を表明している。陣営も「朝彦先生の後援会を直接動かすことはできない」と話す。祖父の代から続く“三原ファン”の知名度を生かしてどこまで支持を広げられるか。また、三原家の地縁がない門司、小倉北、小倉南区でどう拡大するのか。目の前に立ちはだかるハードルは、まだ高い。(この企画は宍戸護、祝部幹雄が担当しました)

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 ◆立候補予定者◆

北橋健治 61 無現=[自]

篠田清 66 無新=[共]

三原朝利 37 無新

(敬称略)

〔北九州版〕

4307チバQ:2015/01/12(月) 14:39:48
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150112ddp041010006000c.html
選挙:佐賀県知事選 知事に山口さん 「独善的改革」にノー 農協の反発噴出 政策論争、蚊帳の外
毎日新聞 2015年01月12日 西部朝刊

 11日投開票された佐賀県知事選は、JAグループ佐賀の政治団体「県農政協議会」が推す元総務官僚の山口祥義(よしのり)さん(49)が、政権与党の推薦候補を退け初当選した。「農協改革」を目指す安倍晋三政権に対し、農協側の反発が噴出したといえる。しかし、保守分裂の戦いが過熱し、有権者の賛否が分かれる佐賀空港(佐賀市)へのオスプレイ配備計画などの争点はかすんでしまった。山口さんがこれらの重要課題にどう取り組むのか注目される。【松尾雅也、岩崎邦宏、石井尚】

 「当選確実」の一報が山口さんの事務所に入ると支援者から「よし!」と歓声が湧き起こった。選挙の統括責任者を務めた佐賀市の秀島敏行市長も駆け付け、山口さんは「県民一人一人の力がどれほど強いか日本中に示した」と語った。

 一方、自民、公明両党の推薦を受けて敗れた樋渡(ひわたし)啓祐さん(45)は事務所で「私の力不足で今回の結果を招いた」と頭を下げた。横に並んだ前知事の古川康・自民衆院議員も沈痛な表情だった。

 山口さんが出馬を表明したのは告示の約10日前。両親が同県白石町出身だが、知名度不足は明らかだった。それでも出馬を決めたのは、樋渡さんの政治手法を批判する県内の一部の首長や自民県議、安倍政権の農協改革に危機感を抱く県農政協からの待望論だった。

 樋渡さんは2006年に武雄市長就任後、市図書館運営をレンタル大手TSUTAYAの運営会社に委託するなど個性的な政策を実行してきた。改革派の象徴として自公の推薦を受け「本命候補」と見られたが、トップダウン型の「樋渡流」を「独善的だ」と嫌う首長や自民県議らが山口さんを支援。県農政協も「農協の生き残りをかけて絶対に負けられない」(幹部)として隣県の福岡、長崎のJAグループにも応援要請するなどフル稼働した。

 しかし、選挙戦は樋渡さんの政治手法への是非が中心となり、山口陣営は「首長はパフォーマンス過剰ではいけない」(秀島市長)と樋渡流への批判に終始。一方、樋渡陣営は「既得権を守りたい人たちからは本当に嫌われる人だ」(世耕弘成官房副長官)と改革反対派への批判が目立ち、政策論争は蚊帳の外だった。

 佐賀県はオスプレイ配備計画の他、九州電力玄海原発(同県玄海町)の再稼働など国政に関わる重要課題が山積している。

 しかし、保守分裂に埋没して重要課題は争点にならず、有権者からは「保守同士なので政策的な違いが見えにくく、樋渡さんが好きか、嫌いかを選ぶ争いになった印象だ」(佐賀市の男性経営者)と不満の声も漏れた。

 ◇年越しが影響か、投票率過去最低
 佐賀県知事選の投票率は54・61%で、過去最低だった前回(59・41%)をさらに下回った。保守が分裂して選挙戦は過熱したが、無党派層など一般有権者には保守陣営同士による「身内の争い」と映って関心が高まらなかったとみられる。

 また、告示が昨年12月25日で、正月を挟む異例の年越し選挙となったことや、衆院選の投開票からわずか10日余りで知事選に突入し、県民に選挙疲れが出たことが影響した可能性もある。

4308チバQ:2015/01/12(月) 14:40:15
◇自民支持層二分−−出口調査
 毎日新聞とRKB毎日放送は、佐賀県知事選で投票後の有権者を対象に合同で出口調査を実施した。自民党支持層の投票先は、県農政協議会推薦の山口祥義さんが48%、自民・公明両党が推薦する樋渡啓祐さんが46%とほぼ二分された。

 山口さんは公明党支持層の52%を固め、43%の樋渡さんを上回ったほか、民主党支持層の62%からも得票した。無党派層は43%が山口さん、35%が樋渡さんに投票した。樋渡さんへの投票が目立ったのは維新の党支持層の63%だった。島谷さんは共産党支持層の52%を固めた。

 一方、陸上自衛隊の新型輸送機オスプレイの佐賀空港配備計画については「賛成」39%▽「反対」33%▽「わからない」28%。九州電力玄海原発の再稼働は「賛成」37%▽「反対」39%▽「わからない」24%−−といずれも賛否が拮抗した。

 調査は佐賀県内の20投票所を無作為に抽出し、1002人から回答を得た。【福永方人】

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 ■解説

 ◇保守分裂、課題は山積
 佐賀県知事選は元総務官僚の山口祥義さんが制した。しかし、政権与党と対峙(たいじ)した保守分裂のしこりは残るとみられる。地域活性化やオスプレイの佐賀空港配備計画など重要課題を抱える県政のかじ取りは容易でない。

 山口さんを支えたのは自民、公明両党が推薦した樋渡啓祐さんへの批判票だった。樋渡流の政治手法を嫌う県内20市町長のほぼ半数、また自民支持団体であるはずの農協や漁協、医師会の一部も山口さんを支援。樋渡陣営とどちらが自民候補か見間違えるほど、これまで自民を支えてきた組織がフル稼働した。

 半面、しがらみも抱えた。オスプレイ配備計画や玄海原発再稼働など県政の重要課題について、同じ保守系の樋渡さんとの主張に大きな差はない。

 しかし、山口さんの選挙統括責任者を務めた佐賀市の秀島敏行市長は政府が計画するオスプレイ配備に難色を示す。農協は安倍晋三政権が目指す農協改革に反発しており、フリーハンドで県政運営を委ねられたわけではない。

 山口さんを支援した自民県議は「選挙が終わればノーサイドだ」と言うが、政権与党との間に溝が生まれたのは明らかだ。地域活性化や経済対策を進める上で中央とのパイプは不可欠なだけに、しがらみとの板挟みの中で、県政をどう推進していくか手腕が問われる。【松尾雅也】

4309チバQ:2015/01/12(月) 14:40:58
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150112ddlk46010298000c.html
選挙:垂水市長選 告示、現新の一騎打ちに /鹿児島
毎日新聞 2015年01月12日 地方版

 任期満了に伴う垂水市長選は11日、告示された。再選を目指す現職の尾脇雅弥氏(47)と、新人で前市生活環境課長の村山芳秀氏(57)=共に無所属=が立候補を届け出、現職と新人の一騎打ちとなった。

 平成の大合併で合併せず単独の道を歩む同市は、人口減対策と基幹産業の農畜水産業振興が主要課題。

 尾脇氏は1期4年間の実績を強調し「6次産業化を進め、若者らの雇用を生み出す」と主張。村山氏は長年の行政経験を前面に「地場産業の体質強化と地域力向上に努める」と訴える。

 投票は18日午前7時〜午後7時(一部繰り上げ)、市内15カ所で。同8時半から市市民館で開票される。10日現在の有権者数は1万4081人。【新開良一】

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 ◇立候補者(届け出順)
尾脇雅弥(おわき・まさや) 47 無現(1)

 県過疎地域自立促進協副会長▽九州市長会理事[歴]高齢者施設介護職員▽市議▽鹿児島経済大

村山芳秀(むらやま・よしひで) 57 無新

 松ケ崎郷土史研究会幹事長[歴]市東京事務所長・総務課秘書広報係長・生活環境課長▽県立短大

4310チバQ:2015/01/12(月) 21:24:49
>>4308
>山口さんは公明党支持層の52%を固め、43%の樋渡さんを上回った

公明まで半分が山口に投票したんですね

4311チバQ:2015/01/12(月) 21:26:13
>>4299
西川京子が三原を支援

http://senkyo.mainichi.jp/news/20150112ddp041010007000c.html
選挙:北九州市長選 告示 「圧勝を」「相乗り変だ」 舌戦始まる
毎日新聞 2015年01月12日 西部朝刊

 11日に告示された北九州市長選に、3選を目指す現職の北橋健治氏(61)▽元衆院議員秘書の三原朝利(あさと)氏(37)▽共産党推薦の篠田清氏(66)−−が立候補した。自民党をはじめ、市議会の民主・社民系、公明の両会派からも推薦を得て事実上の相乗り候補となった北橋氏に対し、新人2人が挑む構図。低迷する市経済の浮揚策を中心に、舌戦がスタートした。

 「国とのパイプをより強固にする」。北橋氏は11日午後1時、同市小倉北区で開いた出発式で政権与党とのさらなる連携を強調した。自民、民主などの国会議員、県議、市議が勢ぞろいし、前市医師会長の合馬紘・選対本部長は「圧倒的な勝利をいただきたい」と支持を訴えた。

 自民は当初、独自候補擁立を目指したが、北橋氏に勝てる対抗馬を見つけられずに断念。不戦敗を避けるため「他党に推薦を求めない」ことを条件に北橋氏に推薦を出した。

 民主出身の北橋氏は2007年の初当選時、民主などの推薦を受け、11年の前回市長選では政党推薦を受けず市民党を掲げて再選した。今回、自民の条件をのみ、初めて推薦を受けたのは政権与党とのパイプを重視したためだが、「一党一派に偏しない」立場を強調。市議会レベルで民主・社民系、公明の両会派からも推薦を取り付け、事実上のオール与党を実現させた。複数の選対幹部は「組織が大きすぎて全体像が把握できない」と苦笑する。

 対する新人2人は相乗り批判を展開した。三原氏の出陣式で、西川京子前衆院議員は「自民党は北橋氏を単独推薦したのに、連合も今まで通り応援しているのはおかしい」と指摘。三原氏は文相を務めた自民党の故三原朝雄衆院議員を祖父に、三原朝彦・同党副幹事長を叔父に持つが、同党の推薦を受けられず、朝雄氏以来の三原家への支援者らが個人的に応援する。

 一方、篠田氏の出発式には、先月の衆院選で初当選した衆院議員が駆けつけた。陣営幹部は自民推薦を受けた北橋氏の対応を「品性を欠く行為だ」と批判。田村貴昭衆院議員も「市民党を標ぼうしながら自民推薦を受けることは理解できない。自民の言うことを聞くと明らかにしている人に、市民を思いやる市政は実現できない」と対決姿勢を強めた。【宍戸護、祝部幹雄、曽田拓】

4312チバQ:2015/01/12(月) 22:59:20
http://www.sankei.com/politics/news/150112/plt1501120004-n1.html
2015.1.12 07:00
【ニッポンの分岐点 番外編(下)】
〈普天間移設〉公約変化で「地雷」を踏んだ知事…保守勢力交代で難局面へ





(1/3ページ)

21〜26年

 「県外移設を求める」

 22年11月の知事選で仲井真(なかいま)弘多(ひろかず)は普天間飛行場の県外移設要求を掲げて再選を果たした。18年の初当選時の公約ではV字案には反対しつつも県内移設は容認していた。県外要求を強めた背景に何があったのか。

 21年9月、民主党の政権奪取で首相に就任した鳩山由紀夫は「県外移設」を模索したが、迷走の末に22年5月、移設場所を辺野古に戻した。首相を継いだ菅直人は23年6月、計画もV字案に回帰した。

 だが、首相の“変節”は県外移設に期待を高めた沖縄に爪痕を残し、政治情勢と仲井真の公約の変化となって現れた。

 市民が県外移設に高揚する中で迎えた22年1月の名護市長選。辺野古移設反対を訴えた稲嶺進が、移設容認派の島袋を破った。

 続いて訪れたのが同年11月の知事選。政権は辺野古移設に戻しても、沖縄では県外移設への期待感は高止まりしていた。名護市長選の結果と県内世論を踏まえ仲井真は県外移設要求にかじを切ったが、県内移設反対とは明言しなかった。

 民主党政権で最後の防衛相を務め、何度も仲井真と交渉した森本敏(73)は「厳しさを増す東アジアで、沖縄の海兵隊が果たす抑止力の意義に理解があった」と明かす。表向きの発言とは異なり、自身の任期中に普天間移設を決着させたいとの意志も仲井真に強く感じたという。

 しかし、仲井真の公約の変化は「地雷」となる。

 25年12月、仲井真が辺野古の埋め立て申請を承認すると、「公約をほごにした」と県民から猛烈な批判を浴びる。批判を払拭できないまま迎えた26年11月の知事選で3選を目指したが、辺野古移設反対を掲げた翁長(おなが)雄志(たけし)に惨敗した。

 知事、名護市長が県内移設反対で足並みをそろえた勢いを駆り、12月の衆院選では反対派候補が沖縄4選挙区で自民党候補に全勝した。森本は「革新勢力と県民運動が連動する一方、辺野古移設を容認する保守勢力が後退し、難しい局面に入った」と指摘する。

 首相の安倍晋三は、仲井真との折衝で埋め立て承認を取り付けた。今年8月には海保を投入して妨害を抑えながら辺野古の海上調査に着手し、リーダーシップを発揮しているが、真価が問われるのはまさにこれからだ。

 9月から中断している海上調査を年明けに再開すれば、選挙で示された民意を盾に妨害は激化し、不測の事態が懸念される。政府への批判が強まることも避けられない。

 一方、政治情勢や選挙結果といった国内事情を理由に、安全保障上の措置が停滞することを米政府は何より嫌う。再び海上調査が頓挫するようなことがあれば、ガイドラインの再改定に向けた機運をも低下させかねない。=敬称略

(半沢尚久)

4313チバQ:2015/01/13(火) 07:27:00
http://www.sankei.com/region/news/150113/rgn1501130010-n1.html
2015.1.13 07:01

佐賀県知事に山口氏 「地方vs中央」訴え支持拡大






当選から一夜明けて、報道陣の取材に応じる山口祥義氏=12日午前、佐賀市内
 ■安倍政権に痛手、オスプレイなど暗雲

 11日投開票の佐賀県知事選は、当初劣勢が予想された元総務官僚の山口祥義氏(49)が、安倍晋三政権の全面支援を受けた前武雄市長の樋渡啓祐氏(45)に「逆転勝利」した。山口氏は選挙戦で「佐賀県のことは東京ではなく佐賀で決める」と樋渡氏との路線の違いを強調し、これが奏功した。ただ、佐賀県は新型輸送機オスプレイの佐賀空港配備など国と県の連携が不可欠な重要課題を抱えており、山口新知事の下で遅滞が懸念される。 (大森貴弘、奥原慎平)

 「(前知事の)古川県政について、オスプレイ配備も含め、自分の目ですべて再点検したい。佐賀県のことは佐賀県で決める」

 山口氏は一夜明けた12日午前、佐賀市内の選挙事務所で報道陣の取材に応じ、こう語った。

 自民党本部と官邸は樋渡氏の擁立を主導し、自民、公明両党が推薦した。これに反発する佐賀県議や県内首長の一部、地元農協が対抗馬として山口氏を擁立し、県内選出の民主党国会議員や労働組合も支援に動いた。

 山口氏の出馬表明は告示9日前と出遅れたが、「地方vs中央」というわかりやすい構図を訴える戦略で支持拡大を図った。

 安倍政権に近い樋渡氏に対抗して「県民党」を掲げ、「住民との対話を基本に政策を決める」と訴え、選挙戦終盤になって共感が広がった。山口氏は12日、「政治は一人一人の力だと改めて感じた。県政はトップダウンではうまくいかない」と強調した。

 県内最大の政治団体である農協系の「佐賀県農政協議会」も組織をフル稼働させた。同協議会の金原壽秀副会長はこう胸を張る。

 「官邸に農協をつぶす力はない。農協には自分たちの気持ちを伝えるツール(=集票力)があることをお分かりいただけたのではないか」

 知事選の結果は安倍政権にとっては痛手となった。

 選挙期間中、菅義偉官房長官や谷垣禎一党幹事長ら「党の顔」を続々と応援入りさせたほか、有権者にランダムに電話をかけ、樋渡氏支持を呼びかける安倍首相のメッセージを流すなど、必死の選挙戦を展開した。だが、「地方vs中央」を打ち出す山口陣営の戦略を前に、「マイナス面も否めなかった」(樋渡陣営幹部)との見方もある。

 「私の思いが力不足で届かなかった。2、3日前から急速に勢いが無くなり、追い上げられている雰囲気を感じた」

 樋渡氏は落選が決まった11日夜、選挙事務所でこううなだれた。

 政権が全面支援した樋渡氏が敗れたことで、佐賀県が抱えるさまざまな重要課題への影響も避けられない。

 古川康・前知事(現衆院議員)が容認したオスプレイ配備について、山口氏は「(古川氏の方針を)継承しない。国から(騒音などの)影響を聴取した上で、もう一度自分の目で再点検する」とゼロベースでの見直しを明言した。

 また、農協改革についても「上(政権)からの押しつけでは改革はうまくいかない」と批判的だ。

 沖縄県では、自公推薦候補を破った翁長雄志知事が就任後、政府は沖縄県振興予算を減額する方針を決めた。佐賀県でも政権との距離が発展の障壁となりかねないが、山口陣営の総括責任者を務めた秀島敏行・佐賀市長はこう豪語した。

 「全く心配していない。私たちは官邸が決めた道でなく、自分の道を歩く。自民党本部には私たちを理解してくれている幹部もいる」

4314チバQ:2015/01/13(火) 07:27:57
http://www.nishinippon.co.jp/feature/saga_prefecture_election/article/138739
佐賀県知事 自民県連会長が辞意 推薦候補敗れ引責
2015年01月13日(最終更新 2015年01月13日 03時05分)

 自民党県連の福岡資麿(たかまろ)会長は11日深夜、知事選で自民、公明両党が推薦した樋渡啓祐氏が敗れた責任を取り、会長を辞任する意向を明らかにした。記者団に「推薦候補を勝たせられなかった責任の大きさを痛感している。党の会議で身の処し方を示したい」と語った。近く開かれる代表役員会で正式に表明する。
 後任には留守茂幸県議団会長らの名前が取り沙汰されている。一方で慰留する声もあり、福岡氏が再任される可能性もある。
 福岡氏は記者団に、知事選が自民分裂選挙になったことについて「元のように一致結束できる体制が、どうやったらつくれるのか考えたい」と強調した。
 当選した山口祥義(よしのり)氏を支援した造反議員への処分については「今のところ全く考えていない。今後、議論してもらう話だ」と述べ、新体制に判断を委ねる考えも示した。
=2015/01/13付 西日本新聞朝刊=

4315片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2015/01/13(火) 11:18:07
>>4295
私は今回山口に魅力はあまりなかったと思います。
この手の官僚候補は国とのパイプを強調することも多いですが、今回はそういうパターンを取れませんでした。候補者自体も、悪い候補ではないですが、良い候補でもないです。
「佐賀のことは佐賀で決める」というのも政策というよりアンチ樋渡を結集させるためのフレーズにすぎません。

樋渡は、武雄市でも山口に5500票程度しか差を付けることができておらず(約16000対約10000)、鹿島市・小城市・白石町はともかく、佐賀市で大敗(約34000対約55000)するような空気になったのが大きかったと思います。

私は、これは、樋渡の人格が取り沙汰されたためなんだろうと思っています。樋渡ファン票及び樋渡の個性に目をつぶって投票した人により樋渡票が構成されており、迷った人たちはやはり樋渡が知事になってほしいとは思いがたいと結論し、多くが山口に入れたということなのではと考えます。

有力候補の公認争いが活発化して内紛になったというよりは、樋渡が自民推薦になったことに反発して急ごしらえで山口が擁立されたという経緯であり、それ相応にTPPやオスプレイで国と協力する姿勢を見せる自民推薦候補であっても、最初から樋渡じゃなければそれで済んでた話なんじゃないかと思います。

4316とはずがたり:2015/01/13(火) 21:17:11
>市選出の稲富正敏県議と石丸博県議が両陣営に分かれたことで対決色がより鮮明に。中選挙区時代から二つある保守の流れをそれぞれ受け継ぎ、勢力はほぼ拮抗(きっこう)している

どういう色分けなんざんしょ??

=武雄市長選回顧= 改革疲れ、批判強く接戦
http://www.saga-s.co.jp/senkyo/senkyosaga/30102/144739
2015年01月13日 10時02分

■「反樋渡」結束、終盤追い上げ

 新人同士の激しい一騎打ちとなった武雄市長選は、元市秘書課長の小松政氏(38)が、医療法人役員の谷口優(まさる)氏(67)を下し初当選を果たした。樋渡啓祐前市長の後継指名を受け、市議の過半数が支援する盤石の態勢だったが、696票差の接戦だった。前市長の政治手法に対する批判や旧来から続く派閥構造に加え、同日選となった知事選の支持構図も複雑に絡み合って最後までもつれた。ただ、有権者の関心はいまひとつで、投票率は事実上の現職の「信任投票」だった昨年4月の市長選をわずかに上回る68・80%にとどまった。

 昨年4月に3期目当選を果たしたばかりの前市長が知事選に転出し、突然の市長選となった。1カ月あまりの短期決戦。小松氏が12月初旬に市職員を辞して出馬表明する一方、前市長に批判的な市議が無投票阻止のために谷口氏擁立に動き、「前市政の継続か転換か」で対決の構図が固まった。

 さらに市選出の稲富正敏県議と石丸博県議が両陣営に分かれたことで対決色がより鮮明に。中選挙区時代から二つある保守の流れをそれぞれ受け継ぎ、勢力はほぼ拮抗(きっこう)している。前市長の登場で一部は流動化したが、年配者を中心に色濃く残っている派閥意識も接戦の要因となった。

 さらに知事選との同日選で“代理戦争”の様相も呈した。小松氏が樋渡氏とのつながりをアピールするのに対し、谷口陣営は山口祥義氏と島谷幸宏氏の支持者が相乗りした。出陣式などで両陣営の関係者が共闘を呼び掛けるなど、「反樋渡」で結束したことが最終盤の追い上げにつながった。

 小松氏は若さと前市長の施策を支えた経験を前面に押し出し、子育て支援政策などを具体的に訴えて支持につながった。京都府出身で地縁はなかったが、前市長を支えた稲富県議や市議団が機動力を生かし逃げ切った。

 樋渡市政の8年8カ月は市民病院の民間移譲や市図書館のリニューアル、官民一体型学校をはじめとする教育改革と、民間と組んだ斬新な施策が次々と打ち出された。情報発信の巧みさも相まって武雄市の知名度は全国区となった一方、矢継ぎ早に打ち出される施策の数々に「改革疲れ」を口にする市民も少なくなかった。谷口氏の支持者から「そろそろ落ち着かせてほしい」という声も挙がった。

 小松氏は選挙戦では一貫して「対話と信頼、納得の市政」を掲げた。当選から一夜明けた12日も選挙戦で対峙(たいじ)した市議との融和に努める考えを強調した。選挙戦では「よそ者」批判も受けたが、「よそ者」だからこそ、この政争の街のもつれをほぐすことができるのかもしれない。魅力あるまちづくりを「オール武雄」で進めていくことが求められる。

4317チバQ:2015/01/13(火) 21:23:37
http://www.sankei.com/west/news/150113/wst1501130017-n1.html
2015.1.13 09:37
【佐賀県知事選】
山口氏「佐賀のことは佐賀で」…地方vs中央の構図が奏功、オスプレイ計画などに暗雲
 11日投開票の佐賀県知事選は、当初劣勢が予想された元総務官僚の山口祥義氏(49)が、安倍晋三政権の全面支援を受けた前武雄市長の樋渡啓祐氏(45)に「逆転勝利」した。山口氏は選挙戦で「佐賀県のことは東京ではなく佐賀で決める」と樋渡氏との路線の違いを強調し、これが奏功した。ただ、佐賀県は新型輸送機オスプレイの佐賀空港配備など国と県の連携が不可欠な重要課題を抱えており、山口新知事の下で遅滞が懸念される。(大森貴弘、奥原慎平)

 「(前知事の)古川県政について、オスプレイ配備も含め、自分の目ですべて再点検したい。佐賀県のことは佐賀県で決める」

 山口氏は一夜明けた12日午前、佐賀市内の選挙事務所で報道陣の取材に応じ、こう語った。

 自民党本部と官邸は樋渡氏の擁立を主導し、自民、公明両党が推薦した。これに反発する佐賀県議や県内首長の一部、地元農協が対抗馬として山口氏を擁立し、県内選出の民主党国会議員や労働組合も支援に動いた。

 山口氏の出馬表明は告示9日前と出遅れたが、「地方vs中央」というわかりやすい構図を訴える戦略で支持拡大を図った。

 安倍政権に近い樋渡氏に対抗して「県民党」を掲げ、「住民との対話を基本に政策を決める」と訴え、選挙戦終盤になって共感が広がった。山口氏は12日、「政治は一人一人の力だと改めて感じた。県政はトップダウンではうまくいかない」と強調した。

 県内最大の政治団体である農協系の「佐賀県農政協議会」も組織をフル稼働させた。同協議会の金原壽秀副会長はこう胸を張る。

 「官邸に農協をつぶす力はない。農協には自分たちの気持ちを伝えるツール(=集票力)があることをお分かりいただけたのではないか」

 知事選の結果は、安倍政権にとっては痛手となった。

 選挙期間中、菅義偉官房長官や谷垣禎一党幹事長ら「党の顔」を続々と応援入りさせたほか、有権者にランダムに電話をかけ、樋渡氏支持を呼びかける安倍首相のメッセージを流すなど、必死の選挙戦を展開した。だが、「地方vs中央」を打ち出す山口陣営の戦略を前に、「マイナス面も否めなかった」(樋渡陣営幹部)との見方もある。

 「私の思いが力不足で届かなかった。2、3日前から急速に勢いが無くなり、追い上げられている雰囲気を感じた」

 樋渡氏は落選が決まった11日夜、選挙事務所でこううなだれた。

 政権が全面支援した樋渡氏が敗れたことで、佐賀県が抱えるさまざまな重要課題への影響も避けられない。

 古川康・前知事(現衆院議員)が容認したオスプレイ配備について、山口氏は「(古川氏の方針を)継承しない。国から(騒音などの)影響を聴取した上で、もう一度自分の目で再点検する」とゼロベースでの見直しを明言した。

 また、農協改革についても「上(政権)からの押しつけでは改革はうまくいかない」と批判的だ。

 沖縄県では、自公推薦候補を破った翁長雄志知事が就任後、政府は沖縄県振興予算を減額する方針を決めた。佐賀県でも政権との距離が発展の障壁となりかねないが、山口陣営の総括責任者を務めた秀島敏行・佐賀市長はこう豪語した。

 「全く心配していない。私たちは官邸が決めた道でなく、自分の道を歩く。自民党本部には私たちを理解してくれている幹部もいる」


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