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九州・沖縄 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1とはずがたり:2008/10/26(日) 18:16:25

統一地方選スレから西海道・琉球地方のネタを独立させます。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/l40
合併ネタはこちら
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1066974699/l40

1939チバQ:2011/01/24(月) 22:58:26
>>1634
現職を民主が支援
まだあったのね、創新党の推薦市議
前自民党県連会長の大物県議
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20110124ddlk40010190000c.html
選挙:筑紫野市長選 三つどもえ戦−−告示 /福岡
 任期満了に伴う筑紫野市長選は23日告示された。3選を目指す現職の平原四郎氏(60)▽新人で前市議の浜武振一氏(45)▽新人で前県議の藤田陽三氏(68)−−のいずれも無所属の3氏が立候補した。市財政の再建策やまちの活性化策などを争点に、三つどもえの選挙戦がスタートした。【扇沢秀明】

 平原候補は午前10時、同市塔原東の事務所前で出発式。民主党の楠田大蔵衆院議員らの来賓あいさつ後、「私が2期8年で積み上げた実績をさらに進めるのか、8年前の箱モノ行政に転向するのか。市民協働のまちづくりを進めたい」と第一声を上げた。

 浜武候補は、地方自治体の首長などで作る日本創新党の推薦を受けた。この日は午前9時、市内の二日市八幡宮で必勝祈願の後、「皆さんが力を出し合えばこのまちは必ず良くなると感じ、市長選に臨んだ。政治家として、逃げずに矢面に立つ」と訴えた。

 藤田候補は同市立明寺の事務所前で午前10時から出陣式。自民、公明両党や県農政連の推薦を受けており、関連の国会議員や県議も出席。「閉そく感の漂う筑紫野をなんとかしなくてはいけない。環境共生型企業を誘致し、元気な筑紫野をつくる」と呼び掛けた。

 投票は30日午前7時〜午後8時、二日市東小学校など17カ所で。9時15分から市農業者トレーニングセンターで開票される。

 22日現在の有権者数は8万370人。

==============

 ◇筑紫野市長選立候補者(届け出順)
平原四郎(ひらばる・しろう) 60 無現(2)

 市長▽全国市長会理事▽筑紫野太宰府消防組合管理者[歴]筑紫野市議6期▽保護司▽福岡大

浜武振一(はまたけ・しんいち) 45 無新

 [元]市議▽理数専門塾主宰[歴]工業デザイナー▽市議会運営副委員長・建設経済委員長▽久留米大

藤田陽三(ふじた・ようぞう) 68 無新

 [元]県議▽建築佐官業[歴]筑紫野市議2期▽県議会議長▽自民党県連幹事長・会長▽修猷館高=[自][公]

〔福岡都市圏版〕

1940チバQ:2011/01/24(月) 23:02:16
藤田陽三は>>1374
福岡県議会の自民3議員、政調費でパーティー券
で名前が出てますね

http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20101213-OYS1T00067.htm
筑紫野市長選、藤田・自民県連会長が出馬へ
 自民党福岡県連会長の藤田陽三県議(68)が、同県筑紫野市長選(来年1月23日告示、30日投開票)に立候補する意思を固めたことが11日、わかった。近く記者会見し、正式表明する。

 複数の関係者によると、藤田氏は保守市政への転換を掲げ、景気対策などを公約にする方針。

 藤田氏は筑紫野市選出で5期目。県議会議長などを経て昨年5月に県連幹事長に就任し、今年9月から県連会長。

 県連では国会議員が慣例的に会長職に就いていたが、藤田氏で県議が2代続いた。県選出の国会議員団は、会長職を国会議員に戻すよう求めており、来春の統一地方選に向けた後任人事が注目される。

 同市長選には、現職で3選を目指す平原四郎氏(60)と、いずれも同市議の田中允氏(63)と浜武振一氏(45)の3人が立候補を表明している。

(2010年12月13日 読売新聞)

1941チバQ:2011/01/24(月) 23:12:21
07年市長選
もともと現職は自民から遠い人みたいですね。
また、田中允も自民系なので07年と連続で自民系は分裂

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/2478
中村晃生氏(59)が無所属で立候補すると表明した。
自民党筑紫野支部から打診があり
中村氏は、大川市長を84年5月から89年6月まで2期5年務めた後、90年と93年の衆院選に出馬し、落選している。

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/4669
当 19399 平原四郎=無現<2>
   8925 中村晃生=無新
   7262 田中允 =無新

03年市長選
http://www.melma.com/backnumber_22213_718389/
◇筑紫野市長選(福岡県)開票結果 投票率44.84%(過去最低)
当18002 平原四郎(無新、52歳、初当選)
 13938 田中範隆(無現、自・公推薦、78歳)

1942チバQ:2011/01/25(火) 21:59:18
>>788>>945>>955
http://mainichi.jp/area/saga/news/20110125ddlk41010501000c.html
上峰町議会:「町長派」過半数に 議長に大川氏 /佐賀
 16日の上峰町議選で当選した新町議10人による初の臨時議会が24日開かれ、新議長に大川隆城町議(59)=5期目=を選出した。これで議案の採決に加わる9議員中、過半数の5人を武広勇平町長の支持議員が占めた。

 大川議長は01年4月〜07年1月にも議長を務め、同年4月の県議選に立候補し落選。今町議選で返り咲いた。

 副議長には中山五雄町議(64)=3期目=が選ばれた。中山町議は大川紀男前町長時代の08年6月「虚偽の理由で(当時の)副議長の不信任決議案を提出した」として、除名の懲罰処分を受けて失職したが、処分を取り消す古川康知事の決定を受けて同年9月に復職した経歴がある。

 選挙前の議会では、武広町長が初当選した09年3月の町長選で対立候補を支持した議員が大半を占め、武広町長は提出議案の否決が続いた。町長は「公共性の高い議案は(議会で)通りやすくなるのではないか」と期待感を示した。ただし、支持派にも副市長の選任などに反対する議員もおり、不透明な部分も残る。【遠藤雅彦】

1943名無しさん:2011/01/26(水) 20:30:11
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20110126/02.shtml
1月26日のながさきニュース
長崎新聞



温泉本や毎年パソコン…「不当」 長崎、政調費3900万円返還請求

 長崎市議に調査研究名目で支給される政務調査費の2009年度分について、市民団体「ながさき市民オンブズネット」(倉本ツタエ代表)は25日、支出総額約7700万円のうち約3900万円が不当に支出されたとして市長や市議会に返還などを勧告するよう求める住民監査請求をした。

 同市議会の政務調査費は1人年間180万円(上限)。調査旅費、資料購入費、交通通信費などに充てられ、すべて領収書を添付することになっている。

 同ネットの3人が市役所で記者会見。情報公開請求で09年度などの市議と会派の政務調査費に関する収支報告書、領収書などを入手。政務調査でない通常の議員業務や会派、後援会、私的な活動の出費が多数あったとしている。09年度に在籍した市議51人への返還請求額は1人当たり約16万円〜119万円。

 同ネットの調査で、領収書に手書きされた書籍名と違う温泉地の旅行ガイドなどを購入していたケースが、領収書のコード番号で複数、判明。年間100万円以上のタクシー代を賄ったり、3年連続でパソコンを購入していた市議もいた。

 調査旅費では、航空運賃とホテル代がセットになった割安なパック料金を「往復の航空運賃」とみなし、別途、宿泊料を上乗せして支給していることが判明。市人事課によると市の内規に沿った対応で、市長ら特別職や市議には1万6500円、市職員には1万900円か1万3100円を宿泊料として支給している。同ネットは「宿泊料の二重払い」と指摘。市役所も含め旅費支給の在り方に疑問を投げ掛けている。

 監査事務局によると、提出資料を近く監査委員が審査し受理、不受理を決定。受理した場合、3月下旬までに監査結果を出すという。

 議会事務局は「政務調査費のマニュアルに沿い適正に執行されている」、ある市議は「透明性は確保しており不正はないと思う」と述べた。パック料金の取り扱いについて市人事課は「市民感情を考えれば、見直しをしなければならない」との見解を示した。

1944チバQ:2011/01/26(水) 22:44:28
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20110126-OYS1T00159.htm
福岡知事選、自民・蔵内県議に出馬要請
地方選
 福岡県知事選(3月24日告示、4月10日投開票)に向け、自民党県連の候補者選考委員会の有志らが25日、党県議団会長の蔵内勇夫氏(57)に出馬を要請した。蔵内氏は「重く受け止めたい」と述べ、27日をめどに結論を出す考えを示した。党内には蔵内氏を推す声も多く、受諾した場合、有力な擁立候補の一人になる可能性が高い。

 要請したのは、選考委メンバーで県連会長代行の吉原太郎県議ら。国会議員と地方議員の計20人でつくる選考委内で蔵内氏を推す声が大半だとして、推薦したい意向を伝えたという。吉原氏は「今の県政を継承でき、選挙戦で勝てる人物だ」としている。要請には、県農政連所属の議員らでつくる県議会会派の代表も同席した。蔵内氏は同県筑後市出身で県議6期目。県議会議長などを歴任した。

 一方、党内では通産官僚出身で元内閣広報官の小川洋氏(61)を推す動きもある。選考委は28日まで候補者を募集し、30日の第2回会合で絞り込みに入る。

 同知事選を巡り、民主党福岡県連の選考委は大学教授2人に絞っている。このほか、元北九州市議で共産党職員の田村貴昭氏(49)が立候補を表明している。

(2011年1月26日 読売新聞)

1945チバQ:2011/01/28(金) 22:43:02
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20110128-OYS1T00642.htm
福岡知事選、谷口・蔵内両氏が自民県連に推薦願
地方選
 福岡県知事選(3月24日告示、4月10日投開票)への立候補に向け、財務省出身で九州大教授の谷口博文氏(56)、自民党県議団会長の蔵内勇夫氏(57)が28日、それぞれ自民党県連に推薦願を提出した。

 県連は同日正午で候補者の募集を終了。推薦願の提出者は、旧通産省出身で元内閣広報官の小川洋氏(61)と合わせ3人となった。

 県連は30日の候補者選考委員会で絞り込みの作業に入る。選考委員の大半は蔵内氏を支持しているとされる。ただ、小川氏は推薦が得られなくても出馬する意向で、自民党は「分裂選挙」となる可能性もある。

 谷口氏は推薦願を提出後、記者団の取材に応じ、「大学で取り組んできた公共政策を実行に移したい。九州のパワーを引き出し、世の中の閉塞感を打破する」と抱負を述べた。この後、民主党県連と公明党県本部も訪れ、推薦願を提出。さらに県議会の主要4会派にも支援を求めるという。

 一方、蔵内氏の推薦願は自民党県議2人が代理で提出した。推薦人の一人の秋田章二議員は記者団に「県政の主な政策をしっかり引き継げる即戦力。地方の痛みもよく分かっている」と語った。

 小川氏は27日、麻生太郎元首相(衆院福岡8区)を推薦人とし県連に推薦願を出している。

(2011年1月28日 読売新聞)

1946チバQ:2011/01/28(金) 22:46:48
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20110128/01.shtml
長崎市長選に太田氏が出馬表明 前教育長、「変革の先頭に」強調



長崎市長選への出馬を表明する太田雅英氏=長崎市樺島町の後援会事務所
 前長崎市教育長の太田雅英氏(62)が27日、長崎市樺島町の事務所で記者会見し、任期満了に伴う4月の同市長選に無所属で立候補することを表明した。

 同市長選にはこれまで、現職の田上富久氏(54)が再選を目指して出馬を表明しており、選挙戦が確実な情勢となった。

 太田氏は会見で、2007年に4選を目指していた前市長の伊藤一長氏が選挙期間中に射殺された事件を振り返り「あれから4年、地場経済の低迷、就職難、人口流出、シャッターを閉じた店など閉塞(へいそく)感に陥って身動きが取れない状況。市民が市長に求めるのは強いリーダーシップの下、長崎を上昇させることではないか」とし「市長力」を強調。「長崎を変えなければいけない。先頭に立ち、力を発揮したい」と出馬の動機を説明した。

 学級担任2人制や教師力向上など教育分野への意欲を語り、中心部商店街の活性化、雇用の改善、公共・文化施設などの整備、高齢者、障害者福祉に力を入れる考えを示した。

 太田氏は長崎市出身。佐賀大経済学部卒。市原爆被爆対策部長、企画部長など歴任。市教育長、市社会福祉事業団理事長を務めた。

 推薦願は既に提出した自民党のほか、民主党など主な政党、労働団体などにも出す考え。公開討論会が開催されれば出席する意向も示した。

1947チバQ:2011/01/28(金) 22:53:33
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20110128-OYT1T00256.htm
福岡知事選、自民候補選び混沌…3氏推薦要請へ

. 福岡県知事選(3月24日告示、4月10日投開票)に、財務省出身で九州大教授の谷口博文氏(56)が、立候補の意向を固めたことが関係者への取材でわかった。

 28日に自民党県連に推薦を要請する。党県議団会長の蔵内勇夫氏(57)も出馬の意向を固め、党内からの出馬要請を受諾する方針。元内閣広報官の小川洋氏(61)も27日、同党県連に推薦を要請するとともに立候補を表明しており、自民党の候補者選びは混沌(こんとん)としてきた。

 同党県連は28日正午まで候補者を募集し、30日の選考委で絞り込みに入る。

 谷口氏は福岡市出身。東大法学部を卒業後、旧大蔵省(現財務省)に入り、関東財務局長などを歴任した。昨年11月の福岡市長選の候補としても名前が浮上。知事選では民主党県連の擁立候補の一人にも挙がっている。関係者によると、谷口氏は民主、自民、公明党など広く支援を求めていく考えだという。

 谷口氏は27日、読売新聞の取材に対し、「(出馬の)打診を受けているのは事実だが、まだ決めていない。28日に決断する」と語った。

 また、自民党県連の候補者選考委員の県議有志から立候補要請を受けた蔵内氏も、党県連から支持を得られることを条件に受諾する。選考委員の大半は蔵内氏を支持しているとされ、すでに立候補の準備を進めているという。

 小川氏は自民党への推薦要請後、記者団の取材に応じ、「古里、福岡県のいっそうの発展のため、お役に立ちたい。私の経験や人とのつながりを最大限生かしたい」と強調した。麻生太郎元首相(衆院福岡8区)の支援を受けており、県連内の小川支持派には、経済界などとの連携を模索する動きもある。

(2011年1月28日10時05分 読売新聞)

1948チバQ:2011/01/28(金) 23:12:04
http://mainichi.jp/seibu/news/20110118sog00m010010000c.html
選択の後で:鹿児島・阿久根市からの報告/上 「負の遺産」扱い苦慮
 ◇「副市長」解任し目張り外したが…対話掲げ「改革」継承も
 「命がけの訓練をする場所なのに……おかしい」。竹原信一・前市長(51)の失職に伴う鹿児島県阿久根市の出直し市長選で市を二分する接戦を制し、17日に就任した西平良将市長(37)。初登庁の後、市役所隣にそびえる高さ17メートルの消防隊の訓練塔を見上げて顔をしかめた。

 壁面には滝を登る隊員の絵。消防車が入る車庫にも招き猫などの壁画が描かれている。竹原氏支持の画家が昨年12月に描いたものだ。消防関係者は反対したが聞き入れられなかった。経費約500万円は専決処分した補正予算。西平市長は報道陣に「消します」と宣言。ささやかだが、竹原市政からの方針転換第1号となった。

 午後には、やはり竹原氏が専決処分で選任し、竹原氏の盟友とも言える仙波敏郎氏(61)を解任。「副市長を解職する」と記した辞令を自ら手渡した。

 市長室も変えた。入り口のガラスの目張りを外した。外から見えないよう竹原氏が張らせたもので、市政の閉鎖性の象徴だった。「開かれた市政を目指したい」と西平市長。

 掲げたキャッチフレーズは「対立から対話へ」。わずか一夜で当選の喜びはかき消えていた。勝ったたとはいえ864票差。初登庁での花束も固辞した。

 竹原氏の「遺産」は山積している。消防署のアートや市長室の目張りと違って、簡単には変えられない。

 就任記者会見では、乱発された専決処分を「違法性が高い。正していく」としたが、竹原流「改革」を「全部が悪いとは思わない。市民が喜ぶことは引き継ぐ」。強引な手法は否定しつつ是々非々の構えだ。「二分された市民をどうする」と問われて「粘り強くやるしかない」。

 竹原氏に投票したのは7645人。今後は当然、西平市政に厳しい目を向ける。一部に「竹原氏の良い部分を受け継ぎ、街を落ち着かせてほしい」との声もあるが「次は負けない。竹原さんでなければ駄目」という強固な支持者も少なくない。

 住民投票を棄権した漁業、的場三郎さん(59)=仮名=は今回、西平氏に未来を託した。不安もあったが強引な竹原市政からの転換を願った。「急に阿久根が落ち着くことはないだろう」と、若い市長の手腕を長い目で見ようとする。激戦の後、漁協でも選挙の話題はぱったり消えたという。「みんな本当にうんざりしている」

   ◇  ◇

 市民自ら「竹原劇場」の幕引きを選択した阿久根市。激戦後の街を歩いた。

毎日新聞 2011年1月18日 西部朝刊

1949チバQ:2011/01/28(金) 23:12:56
http://mainichi.jp/seibu/news/20110119sog00m040009000c.html
選択の後で:鹿児島・阿久根市からの報告/下 日当の不満表面化せず 住民投票を注視
 ◇議会と「是々非々」発進
 「私が大切にしたいのは、議会とは両輪であるということです」

 鹿児島県阿久根市の西平良将市長(37)は18日、初めて市議会に顔を見せ、全員協議会であいさつした。市長と議会が対等の二元代表制を無視した竹原信一前市長(51)との違いを強調し、議員から拍手で迎えられた。

 公約に議会改革を掲げたが、かつてのなれ合い状態に批判的な市民感情に配慮し、議会との間合いを「一歩離れて二歩離れず」と表現。この日のあいさつでも「是々非々で」の言葉が聞かれた。

 終了後、議会事務局職員が竹原派4市議に茶封筒を渡した。竹原前市長が専決処分で導入した議員報酬の日当1万円だ。全国に先駆けて08年度に導入した福島県矢祭町議会は日当3万円だが、前市長は独断で1万円に決めた。

 竹原派4人のうち3人は、強制加入の議員年金の掛け金を納めていない。市議会議員共済会によると未納は全国でこの3人だけ。うち1人は「現実問題払えない」とこぼす。

 反竹原派12人は日当制導入を認めず受け取りを拒んで供託している。掛け金は月2万5600円。ある議員は昨年12月、委員会に2回出席し報酬は計算上2万円で不足する5600円を支払った。「仕事をしたのにばかげている」とため息をつく。別の議員も「議会報告会も開いており、仕事をしている自負はある。私だって生活がある」と嘆く。

 議員日当制は竹原「改革」の象徴だった。西平市長は17日の会見で「1万円は安すぎる」としたうえで「議会側で(見直し案を)提案してもらい、そのうえで検討したい」。一方、浜之上大成議長は「専決が違法なのだからまずは(新市長が)撤回し、議会と協議すべきだ」との立場。だが議会解散を問う住民投票を2月20日に控えているため「報酬を元通りに」との声は表面化していない。

 竹原前市長との対決で混迷した市議会は昨年9月29日から9月定例会が開会中。会期が異様に長いのは前市長の専決処分を封じる狙いだったが、今は住民投票の行方を見守っている状態だ。前市長への対抗策として条例上は可能になった通年議会も、前市長が条例を公布せず棚上げのまま。課題山積の議会が「竹原劇場」の閉幕を選択した市民の審判を受ける。市政正常化の道筋はまだ見えない。(この連載は河津啓介、福岡静哉、村尾哲、馬場茂が担当しました)

毎日新聞 2011年1月19日 西部朝刊

1950チバQ:2011/01/28(金) 23:24:10
http://373news.com/_kikaku/akune/sasshin/01.php
'11/01/18 本紙掲載
市二分もうご免 “戦後処理”まず試練 上


▲はがされた選挙ポスター掲示板を調べる捜査員=16日、阿久根市晴海町

 新市長の西平氏が市役所に初登庁した17日朝。正面玄関に駆けつけた支持者の祝福ムードが吹き飛んだ。竹原氏の専決処分で副市長に選任された仙波敏郎氏が、出迎えに立っていたからだ。
 「まだ、おったのか(いたのか)」。年配の男性は、竹原氏の肝いりで登用された仙波氏に敵意むき出しの一言。ほかの支持者は勝利を誇示するように拍手に力を込めた。
 同日昼、西平氏の新市長就任がテレビで報じられた。竹原氏の応援に奔走した同市山下の主婦(64)は画面を見つめ「腹立たしい」と吐き捨てた。「(西平氏を)市長として認めない。阿久根市民は全国に恥をさらした」
 竹原市政に対する3度目の審判となった今回の市長選は、従来にも増して激戦となった。両陣営によると、お互いを中傷するビラやデマが飛び交い、選挙ポスターがはがされる事件も起きた。

■ □ ■
 阿久根市では竹原氏が市長に初当選した2008年8月以降、選挙と投票が相次いだ。不信任決議による09年5月の出直し市長選の得票率は竹原氏52%、新人候補48%。昨年12月の市長リコール住民投票は解職賛成(竹原氏不支持)51%、反対(支持)49%。今回の市長選は西平氏53%、竹原氏47%だった。
 一票を投じる度に、評価は真っ二つに割れ、市民に溝が生まれた。地域経済の疲弊による「徒労感」に加え、立て続けに二者択一を迫られたことで、「うんざり感」が漂っているのが実情だ。
 同市鶴見町の会社経営女性(59)も嫌気が差した一人。「人間関係がギスギスし、のびのび生活できない。しがらみで生きていかないといけない身にはつらい」

■ □ ■
 会社から「絶対中立」を命じられたというタクシー運転手(68)は誰に投票すればいいか客から度々聞かれた。運転手同士も二分され、「今回の選挙ほど市民が割れたことはなかった」と明かす。
 客には「家族と話し合って決めてみては」と勧める以外なかった。だが、「息子とも、親せき同士でも意見が割れている。家族に聞けないから、お宅に聞いている」と泣きつかれたこともあった。
 次は2月20日、議会少数の竹原氏派が主導した議会解散を問う住民投票が控える。この運転手は解散に賛成の立場だ。ただ、賛否を争うまちを想像するたびに「気がめいる」。
 「ノーサイド」を宣言した西平氏は市長リコールを仕掛けた当事者でもある。市民に生じたしこりの解消は誰もが望む共通の思い。「対話による市政」は試練を避けて通れない。

1951チバQ:2011/01/28(金) 23:24:38
http://373news.com/_kikaku/akune/sasshin/02.php
'11/01/19 本紙掲載
「対議会」市民注目 未知数の手腕 懸念も 中


▲就任式を終えた西平良将市長(右)に声を掛ける市議会の浜之上大成議長=17日、阿久根市役所
 18日、阿久根市議会議員控室。西平良将市長(37)が入室し、全員協議会が始まった。「議会とは是々非々で臨む。対立ではなく対話と市民に訴えてきた」。拍手が起き、竹原信一前市長(51)のころと一転、議会と首長の空気が和んだ。
 直後に開かれた本会議の傍聴席。西平氏によって前日、「副市長」を解任された仙波敏郎氏(61)が、竹原氏を支持する市民らと最前列に陣取った。
 自身は在任中、「違法な会期延長の議会」と批判し、出席拒否を繰り返してきたが、「これからは選ぶ側」だという。2月20日の市議会リコール住民投票で議会を解散に追い込み、出直し市議選で竹原氏派の躍進をうかがう姿勢だ。

■ □ ■
 2008年8月の竹原信一前市長初当選以来、市議会は常に市政混乱の主戦場と化してきた。竹原氏は反市長派が多数を占める議員定数を16から6に減らす議案を提出。猛反発した議会は09年5月、2度目の不信任議決で失職に追い込むが、竹原氏は出直し選で返り咲いた。
 その後の竹原氏の議会軽視は過激さを増し、違法性の疑いがある専決処分すら繰り返した。最終的に竹原氏の行政手法を否定し、市政からの退場を迫ったのは西平市長らの市民運動だった。
 防戦一方に追い込まれた市議会は「否決ありき」との批判も浴び、竹原氏派団体によるリコール手続きが進む。浜之上大成議長(60)は「竹原氏のプロパガンダ(宣伝)で誤解が広がった。市民への説明が足りなかった」と苦り切った。
 議会事務局によると、09年に竹原執行部が提案した議案や陳情請願などは計104件。うち否決や修正可決、不採択は計8件で、大半は可決している。

■ □ ■
 今回の出直し市長選で南日本新聞が実施した出口調査では、回答した有権者の約6割が議会リコールに賛成し、議会への不信感が鮮明になった。
 自営業男性(84)は「派閥の対立が激しく、自由に意見を出す場になっていない」と竹原氏派議員4人、不支持議員12人に分裂した現状を批判した。
 市長選の投票先にかかわらず、「議会も市民の審判を受けて出直すべきだ」(44歳会社員男性)など議会解散は不可避の声が大勢を占めた。
 西平市長は市議会との関係を「一歩離れて二歩離れず」と表現。なれ合いではなく、緊張感のある市政の両輪を目指すと主張する。公約には議員定数の削減提言も盛り込んだ。
 ただ、選挙戦で反竹原氏派議員が側面的に支援したのは事実。「(西平市長は)行政経験も議員歴もなく、結局は議会に迎合するのではないか」(60歳農業男性)と懸念する向きも少なくない。対話を尽くした末に公約を実現できるのか。市民は注視している。

1952チバQ:2011/01/28(金) 23:25:08
http://373news.com/_kikaku/akune/sasshin/03.php
'11/01/20 本紙掲載
「竹原遺産」排除へ 専決の陰 課題あらわ 下


流れ落ちる滝を描いた訓練棟(右)とキャラクターを模した絵が描かれた消防車庫=19日、阿久根市鶴見町

 「消防署の建物に描かれている絵は消して、元に戻したい」。17日、阿久根市役所で行われた市長就任記者会見。西平良将市長(37)は竹原信一前市長の「負の遺産」を排除し、後片付けに着手する姿勢を印象づけた。
 訓練棟には滝が、車庫にはキャラクターを模した絵が描かれている。西平市長が問題視する理由は、竹原氏が議会に諮らず専決処分で絵の費用を捻出した独善的手法にある。竹原氏による数々の専決処分は、西平市長がリコール運動を決断した動機でもある。
 加えて「命がけで訓練する施設に絵はなじまない。消防署員から訓練に集中できないと苦情が寄せられている」からだ。18日には竹原氏が依頼した画家と会い、絵を消す方針を直接伝えた。
 同じ日、西平市長は、竹原氏が総務課長にした元警察官の大河原宗平氏を異動させた。前日には同じく元警察官で専決処分で副市長に据えられた仙波敏郎氏を解任。専決施策との決別で、「西平色」を鮮明にした。

■ □ ■
 西平市長の政策の柱は行財政改革。目玉は職員の給与削減で任期中の4年間に15%減らすと明言している。竹原氏が賞与を半分に減らし、年換算で14%減とした削減幅とほぼ同じ。国税庁によると、過去10年間の民間給与の下落率は約13%。
 西平市長は、民間と同等の痛みを職員に求め、市民の厚遇批判に応える考えだ。
 ただ、竹原氏が専決で強行したのに対し、西平市長は「職員労働組合や議会と議論を尽くし、段階的に減らす」と述べ、手法の違いを際立たせる。
 竹原氏の有無を言わせぬ削減が職員の士気をそいできた面は否めない。西平市長は職員の仕事を外部評価する制度を提唱しており、不公平感の排除と緊張感の植え付けを狙う。
 市職労側は「ルールにのっとり、団体交渉で議論していく」という。この当然の回答を執行部へ伝える機会さえ持てなかったのが、竹原市政の実態だ。

■ □ ■
 「働き口がない友人が阿久根を離れた」(22歳会社員女性)。「民間の底上げをしないと阿久根は破たんする」(65歳農業男性)。市長選では有権者の切実な声が相次いだ。
 西平市長は1次産業の振興を中心に多くの公約を並べ、「民間所得を上げないと、官民格差はなくならない」と訴える。
 竹原市政の「行政改革」は人件費削減の一点突破だったと言っても過言ではない。喝采を浴びたのは事実だが、選挙戦で噴き出た市民の不満は竹原市政の陰で置き去りにされた課題をあらわにした。
 竹原氏は「企業誘致など夢のまた夢。できないことは言わない」と切り捨てる。18日に市役所ロビーであった集会に姿を現し、「(私のほかに)公約を守れた首長なんていない」とうそぶいた。
 西平市長が掲げる対話路線は、相手の出方次第で行き詰まる恐れはある。だが、市民は対立から対話へかじを切る西平市政に期待を託した。「阿久根を変える」と宣言した新市長の覚悟が試される。

1953名無しさん:2011/01/28(金) 23:27:32
福岡県知事選、自民は麻生・小川、古賀誠・蔵内、外部の谷口という構図か
谷口は相乗りも視野に入れている、と

1954チバQ:2011/01/29(土) 10:24:40
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110129/fkk11012902180000-n1.htm
福岡知事選 「想定外」谷口氏参戦 自民人選、混迷深まる
2011.1.29 02:17
 今春の福岡県知事選に向けた自民党県連の候補募集は28日正午で締め切られ、3氏が競う構図が固まった。麻生太郎元首相が推す元内閣広報官の小川洋氏(61)と、小川氏擁立に反発する県議らが出馬要請した党県議団会長、蔵内勇夫氏(57)の対立に、民主、自民、公明3党の相乗り候補を目指す九州大教授、谷口博文氏(56)が割り入った。谷口氏の参戦という「想定外」(県連幹部)の展開に選考の行方は混迷の度を深めている。

                   ◇

 「麻生先生と私が対立しているとは思わない。中央官僚と地方議員の戦いだ」

 蔵内氏は28日朝、地元・筑後市の事務所で産経新聞などの取材に応じ、出馬要請を受諾する考えを表明。官僚出身の小川、谷口両氏との対立軸を強調した。

 麻生氏が小川氏擁立に動いたのは昨年11月。これに対し古賀誠元幹事長(衆院福岡7区)やベテラン県議らが反発、蔵内氏を立てる構想が浮上した。

 党の推薦が得られなければ立候補を取りやめる考えの蔵内氏に対し、小川氏は推薦がなくても出馬の意向。蔵内氏推薦の場合、一部の自民党県議らが小川氏側に回り「分裂選挙」となる可能性もある。蔵内氏は「麻生先生は党を割るというようなことはお考えにならないのではないか」と今後の調整に期待を示した。

 一方、谷口氏は福岡市博多区の党県連で推薦願を出した後、報道陣に「大学で学んだ公共政策を知事として実行に移す」と意欲を語った。

 これまでに谷口氏は、小川、蔵内両氏の対立を回避するための選択肢として名前が取りざたされたことがあり、民主党県連の人選でも検討対象になっている。昨年の福岡市長選では自民党市議団から出馬を要請されたが固辞した。

 経済界などには知事選での与野党相乗りを望む声が根強く、「谷口氏なら民主も自民も担ぎやすい」(連合福岡関係者)との見方もある。

 3人が名乗りを上げたことを受け、国会議員や県議ら20人でつくる自民党県連の候補者選考委員会は、30日の会合で絞り込みを開始。現時点では「少なく見ても委員の4分の3が支持」(県連関係者)とされる蔵内氏が優位とみられる。

1955チバQ:2011/01/30(日) 11:36:22
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20110130/02.shtml
1月30日のながさきニュース
長崎新聞



朝長市長、衆院選肩入れをおわび 宮島議員の新年会で一幕



並んで談笑する宮島衆院議員(右)と朝長市長=佐世保市、佐世保玉屋
 4月の佐世保市長選で再選を目指す現職の朝長則男氏(61)が29日、市内で開かれた宮島大典衆院議員(長崎4区)の後援会の新年会合に出席、2009年の衆院選で宮島氏の対立候補に肩入れしたことを“謝罪”する一幕があった。宮島氏の一部の支持者は市長選への出馬を望んでいたが、今回の謝罪で擁立の声は収束に向かうとみられる。出席した民主党関係者は「(宮島氏の)出馬はない」と断言した。

 「初春の集い」であいさつに立った朝長氏は、宮島氏の支援者ら約400人を前に「皆さんにご不快な思いをさせたことをおわびしたい。こういう機会をつくってもらいありがたい」と述べ、深々と一礼。会場からは、どよめきと拍手が起きた。あいさつが終わると宮島氏も笑顔で市長を迎え、握手で“和解”に応じた。

 朝長氏は09年の衆院選で自民公認の北村誠吾氏=比例九州ブロックで復活当選=を支援。宮島氏の支援者は「公職にある市長が特定の候補者を支援するのは公平性に欠ける」と反発。後援会によると、批判の声は選挙後も収まらず、昨年の「集い」には朝長氏を招かなかった。

 宮島後援会の楠本誠人会長は「まさかおわびされるとは思わなかった」と驚きの表情を見せたが、「市民のためには地元選出の国会議員と市長が協調すべき」と話すなど支援者の多くは謝罪を歓迎。ただ、一部からは「選挙前で誰にでもいい顔をしている。本心からわびたのかは次の衆院選を見ないと分からない」との声も上がった。

 朝長氏は昨秋の出馬会見で、前回の市長選で推薦を受けた自民、公明両党を含め、どの政党からも推薦を受けないことを明言。民主党や宮島氏への配慮との見方が強い。民主党は、菅直人政権の支持率低下などもあって、市長選への独自候補擁立は難しい情勢。


http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1240552224/?q=%C4%AB%C4%B9%C2%A7%C3%CB
4選を目指す自民前職、北村誠吾と9年ぶりの政界復帰を目指す民主元職、宮島大典が因縁の対決を繰り広げる長崎4区。大票田の佐世保市では宮島陣営が元自民衆院議員の前市長、光武顕の支援を受け保守票を侵食。北村陣営は現市長の朝長則男の支援で巻き返しに必死だ。新旧市長の“対決”ムードが熱を帯びている。
市長就任前の自民県議時代に北村の選挙を支えた朝長は、今回も北村支持を明言。市内でのほとんどの個人演説会に出席し「『市長は中立ではないか』と言う人もいるが、大変お世話になった。パートナーは北村しかいない」と支持を訴えている。

1956チバQ:2011/01/30(日) 11:54:32
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/223885
佐世保市長選 朝長氏 再選へ着々 対立候補動きなく
2011年1月30日 00:36 カテゴリー:九州 > 長崎

佐世保市長選と市議選の立候補予定者説明会に集まった関係者たち 任期満了に伴う佐世保市長選(4月17日告示、同24日投票)の立候補予定者説明会が29日、同市役所であり、再選を目指して立候補を表明している現職の朝長則男氏(61)の陣営のみが出席した。投票まで3カ月を切ったが、他に立候補の動きはなく、朝長氏は着々と態勢を固めている。

 「(2009年の)衆院選では申し訳なかった」。朝長氏は29日、初めて出席した宮島大典衆院議員の後援会新年会で約450人の民主支持者を前に頭を下げた。

 朝長氏は前回衆院選で自民党公認候補支持を鮮明にし、選挙カーにも乗り込んだ。しかし、衆院選後は首長として政権与党となった民主党との関係を改善し、選挙が近づいた昨年末以降は急速に距離を縮めている。今回市長選では前回と違い、自民、公明からの推薦は受けない。

 昨年末時点では「選挙ぎりぎりまで擁立を模索する」と自身を含め対立候補に含みを持たせていた宮島氏だが、29日の朝長氏の新年会出席を受け「候補の擁立は検討していない」と断言した。

 一方の自民党も「基地問題を抱える市政運営上、国との連携は不可欠。推薦せずとも朝長氏応援は変わらない」(市議)と民主との関係改善に理解を示す。通常、無投票回避に意欲的とされる共産党も市議2人を擁立するため「市議選で精いっぱい」(同)と擁立は困難な状況だ。

 朝長氏は組織固めにも余念がない。昨年9月には経済界の有力者を支援組織の幹部に据え、昨年末までに江迎や鹿町など合併地区を含めた市内約30カ所に後援会支部を広げた。

 有力な対立候補が見えない中、立候補予定者説明会に出席した朝長氏の後援会幹部は「候補者がこれから現れる可能性は大いにある」と表情を引き締めた。

=2011/01/30付 西日本新聞朝刊=

1957チバQ:2011/01/30(日) 12:21:09
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110128/elc11012809300000-n1.htm
福岡知事選、蔵内氏も出馬表明 麻生元首相vs古賀元幹事長で県連が分裂
2011.1.28 09:28

福岡県知事選への立候補を表明する蔵内勇夫氏=28日午前7時55分、福岡県筑後市(松本学撮影)
 今春の福岡県知事選で複数の自民党県議らから出馬を要請されている党県議団会長、蔵内勇夫氏(57)は28日朝、立候補の意向を正式に表明した。同県筑後市の事務所で産経新聞などの取材に答えた。

 知事選には、麻生太郎元首相(衆院福岡8区)が推す元内閣広報官、小川洋氏(61)が27日に出馬表明し、自民党県連に推薦願を提出。これに対し蔵内氏は、小川氏擁立に反発する古賀誠元幹事長(衆院福岡7区)らから支援を受けるとみられ、党県連が二分される可能性が高まった。

 取材に対し蔵内氏は「麻生太郎先生は私の恩人であり大変尊敬する政治家。党を割るというようなことはお考えにならないのではないか」と今後の調整に期待を示した。そのうえで「麻生先生と私が対立しているとは思わない。中央官僚(の小川氏)と地方議員の戦いだ」と強調した。

 国会議員や県議、市議計20人でつくる党県連の候補者選考委員会は30日に会合を開き絞り込みに入るが、現時点では「少なく見ても委員の4分の3が支持」(県連関係者)とされる蔵内氏が優位な情勢。

 ただ、小川氏は党の推薦が得られない場合も立候補する意向で、一部の自民党県議らが小川氏側に回る可能性もある。蔵内氏は「選考委員会の決定に従う」と述べ、推薦が得られなければ立候補を取りやめる考えを示している。

 知事選に向けては、元北九州市議の田村貴昭氏(49)が共産党推薦の無所属候補として出馬する意向を表明。民主党県連は大学教授2人に絞り込んでいるが、現在は自民党の動向を静観している状態だ。

1958チバQ:2011/01/30(日) 20:59:18
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-172694-storytopic-190.html
基地関連事業一段落の嘉手納町 町長選、20年ぶり投票2011年1月23日
 【嘉手納】極東最大の米軍嘉手納基地を抱える嘉手納町で町長選挙が30日、実施される。20年ぶりの投票。強いリーダーシップで5期20年間町政を運営してきた宮城篤実町長が勇退を決め、町議の金城利幸氏(60)が昨年8月に、前町総務部長の當山宏氏(58)が同10月に出馬を表明した。2氏による一騎打ちの公算が高く、25日の告示を前に町内は選挙戦の様相を帯び始めた。
 金城氏は4期16年間の町議としての知名度を背景に居住地の西区を中心に支持を広げる。相手候補に比べ、支持議員の数などで劣るものの、フットワークの軽さを生かした選挙戦を展開する。「町民力の強化」をキャッチフレーズに住民と行政が一体化した行政運営を訴え、副町長制度の導入などを掲げる。
 當山氏は金城氏に比べ出馬表明が遅れたものの、37年間の行政経験を武器に運動を展開。宮城町長や古謝得善元町長など歴代町長や町議の3分の2の支持を取り付け、豊富な運動量で挽回(ばんかい)を狙う。福祉の充実、教育文化の振興などを重点政策に掲げ、給食費の全額助成や教材費助成の継続などを訴える。
 日米安保の縮図と言われ、町域の約83%が基地に奪われている嘉手納町。住民はわずかに残った土地に押し込められ、基地からの騒音や悪臭などの被害に悩まされている。そんな中、基地が及ぼす閉塞(へいそく)感を打破するために行われた米軍基地所在市町村活性化特別事業(島田懇談会事業)による新町・ロータリー地区の再開発がロータリープラザなど“箱もの”の完成によって2008年終了した。
 その後、同町では沖縄防衛局の入居などによってもたらされる収入を背景に後期高齢者医療制度の保険料の一部助成や肺炎球菌の予防接種費用の全額補助、給食費の半額助成など基地被害の“対価”として福祉政策を拡充し、住民に還元してきた。
 だが、急増する待機児童に若年者の流出、騒音被害対策で国が買い上げた土地の利活用など課題は多い。根元にある基地問題も負担軽減の兆しは見えない。島田懇談会事業終了から3年。ハード事業からソフト事業への転換期に差し掛かる中、宮城町長から嘉手納町のかじ取り役を引き継ぐ新町長は、その手腕が注目される。(吉田健一)

1959名無しさん:2011/01/31(月) 04:58:47
藤田氏は、平原氏が旧社会党出身であることから「保革対決」の構図を演出した上で政権批判を繰り広げ、民主党への不満票も取り込んだ。

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/224054
藤田氏が初当選 筑紫野市長選
2011年1月31日 01:50 カテゴリー:政治 九州 > 福岡
 任期満了に伴う福岡県筑紫野市長選は30日、投開票され、無所属新人で元県議の藤田陽三氏(68)=自民、公明推薦=が、3選を目指した無所属現職の平原四郎氏(60)と、無所属新人で元市議浜武振一氏(45)を破り、初当選を果たした。

 同市長選は行財政改革などをテーマに激戦を展開。自民党県連会長を辞して挑んだ藤田氏は、平原氏が旧社会党出身であることから「保革対決」の構図を演出した上で政権批判を繰り広げ、民主党への不満票も取り込んだ。同県内では昨年11月の福岡、古賀両市長選でも自民党や同党県議が支援した新人が現職に連勝しており、同党への追い風を象徴する形となった。

 投票率は45・03%。当日有権者数は7万9172人(市選管調べ)。

■筑紫野市長選 (開票終了)

当 藤田 陽三 無 新 16,018
  平原 四郎 無 現 15,546
  浜武 振一 無 新  3,764

藤田 陽三(ふじた ようぞう) 68無新(1)
県左官組合連顧問(県議、自民党県連会長)石崎、修猷館高通 (自・公=推薦)

=2011/01/31付 西日本新聞朝刊=

1960とはずがたり:2011/02/01(火) 14:46:37
<九州・沖縄>熊本市

熊本市議会に「定数3増」論 “合併分”求める声
http://kumanichi.com/feature/gappei/kiji/20110108001.shtml

昨年の12月定例会で議案を採決する熊本市議会。4月の統一地方選が迫り、定数条例を見直す動きが出ている=市議会本会議場

 ことし4月の統一地方選で改選する熊本市議会。昨年3月に旧城南、植木両町と合併し激戦が予想される中、定数増を求める声が出始めた。定数の変更は条例改正が必要なため2月開会予定の定例会で議論されるとみられるが、「有権者の理解が得られない」「議会改革に逆行」との慎重論も根強い。

 熊本市議会の議員総数は合併した富合町選挙区の定数1、植木町選挙区の2を合わせて51人だが、条例上の定数は48。4月24日投開票の次期市議選は、定数特例が続く地区があるため、二つの選挙区に分かれる。

 一つは旧市域に定数特例が失効する植木町選挙区と、定数特例を選択しなかった旧城南町が加わる選挙区(定数48)。もう一つは定数特例が次期任期まで続く富合町選挙区(定数1)だ。条例改正しなければ、二つの選挙区で49議席をめぐる戦いとなる。

■「多様な意見反映」

 定数増の考え方は、現在の定数48に、植木町選挙区分の定数2と旧城南町分の定数1を加え、定数を51に増やすというもの。富合町選挙区(定数1)を加えると、議員総数が現行より1人多い52人となる。

 各会派の見解はまだ決まっていないが、共産党(3人)の益田牧子団長は「市域が広がり、権限も財政規模も大きな政令指定都市になれば、チェック機能や政策提言など議会の役割は確実に増す。費用弁償の廃止や合併特例区協議会委員の報酬削減などで経費を抑えた上、定数は増やすべきだ」と主張する。

 民主・社民党系の市民連合(10人)の田辺正信団長も「合併町住民の声を市政に届けるためにも定数3増は当然」と歓迎。最大会派自民党(17人)の江藤正行団長も「総数52人とする考えは理にかなっており、2月議会で各会派と協議したい」と前向きだ。

■「丁寧な論議を」

 一方、定数増に慎重なのが、保守系のくまもと未来(10人)と公明党(7人)。くまもと未来の下川寛団長は「全国的に議員定数が削減される時代。いくら有権者が増えたとはいえ、理解は得られない」、公明党の鈴木弘団長も「定数削減や報酬引き下げなどこれまでの議会改革に逆行する」とした上で、同市が目指す2012年4月の政令市移行を見据え「拙速に決めず、統一選後に丁寧な論議をすべきだ」と慎重な姿勢を示す。

 政令市移行後の市議選は選挙区が市全域から五つの行政区ごとになるため、移行までに議員定数や各選挙区の定数を決める必要がある。

■56ピークに削減

 熊本市議会は1947年に定数44でスタート。定数は周辺町村との合併に伴って徐々に増加し、飽託4町と合併した91年には地方自治法で上限となる法定数56となった。しかし、行財政改革や議会改革の流れに沿って95年から52、前回2007年からは48に削減した。

 全国的に地方議会の役割が問われ、県内でも統一選までに8市町村議会が定数を削減する中、熊本市議会の定数増は有権者の理解を得られるのか・・・。有権者が納得できる議論が不可欠だ。(横山千尋)

熊本日日新聞 2011年01月08日

1961チバQ:2011/02/01(火) 22:28:46
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20110201-OYS1T00184.htm
福岡県議会42回の海外渡航、改選後の3年半で
 福岡県議会(定数88、欠員5)の議員延べ230人が、改選後の2007年5月から昨年10月までに公式訪問などで少なくとも42回、海外渡航し、計約1億2453万円の公費を支出していたことがわかった。共産党の真島省三議員が集計し、31日に発表した。

 集計によると、親善を目的とした正副議長や会派代表らの公式訪問(委員会視察を含む)は、米国やブラジル、中国などを訪問先として計22回行われ、延べ125人が参加していた。このほか、任期中に1人100万円支給される海外視察制度を使って延べ105人が外国に行っていた。

 政務調査費や年間100万円の補助金を受ける議員連盟の海外視察もあるが、支出の実態は分かりにくく、集計には加えていない。

 真島議員は「行程だけみると、世界遺産巡りと受け取られても仕方のない視察もある」と指摘。海外視察への公費支出を最小限にするよう求める提案書を議長あてに提出した。

(2011年2月1日 読売新聞)

1962チバQ:2011/02/02(水) 22:29:45
http://mytown.asahi.com/kagoshima/news.php?k_id=47000001101310001
阿久根市民、賛否は二分/住民投票告示
2011年02月01日

 阿久根市議会(定数16)は解散されるのか。議会を開かず専決処分を繰り返した竹原信一前市長は住民投票による解職後の出直し市長選で落選し、その政治手法は否定されたが、有権者は議会にも厳しい目を向ける。「混乱はもう嫌」という声も聞かれるが、「けんか両成敗」という意見も根強くある。(原口晋也)


 「対立から対話へ」と訴えて竹原氏を退けた西平良将市長に投票した人たちでも議会解散への賛否は二分される。
 「この際、議会も一新した方がいい」と解散に賛成するのは飲食店を経営する女性(51)。「これ以上、竹原さんを増長させちゃいけない」と市長選では西平氏に投票したが、竹原氏が議会を開かないという強硬手段に出る前に議会として譲れるところはなかったのかと思う。
 「今度解散が決まって、出直し市議選で竹原氏支持派が多数を占めると不信任決議と議会解散の応酬という一昨年の再現も頭をよぎる。しかし、今のままの議会だと沈滞した『なあなあ』の阿久根に戻りそうで怖い」
 一方、学童保育指導員の女性(60)は「西平市長が、これまでの混乱の収拾を図ろうとしている時。ここで有権者が冷静にならないと、また対立の構図に戻ってしまう。そんな阿久根を子どもたちに見せたくない」と語る。
 朝日新聞社とKKB鹿児島放送が1月16日の出直し市長選で実施した出口調査では議会解散について「賛成」が46%で、「反対」の26%を上回った。専決処分を繰り返した竹原氏を独善的と批判した西平氏に投票した人の中でも、賛否が3割強で並んでいる。
 竹原氏と対立してきた議員12人のうちの一人、浜之上大成議長は「議会を招集してくれないと議員は陸(おか)にあがったカッパも同然。西平市長の下で、やっと議会本来のチェック機能を果たせるというところで『雪崩解散』になりそうなのは残念。残り2年の任期を全うし、市民にはそれを検証してほしいのだが」と語った。
 投開票は20日。期日前投票は1〜19日の午前8時半〜午後8時、市役所の公用車管理事務所である。

1963チバQ:2011/02/03(木) 23:30:40
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20110203-OYT1T00663.htm
福岡知事選、谷口氏は民主単独推薦でも立候補




 4月に投開票が行われる福岡県知事選の候補者選びで、民主党県連に所属する国会議員団は3日、最終選考に残っている2人と東京都内で面会し、それぞれの政策を聞いた。

 このうち最有力候補とされ、自民、公明両党にも推薦を求めている九州大教授の谷口博文氏(56)は、民主党の単独推薦でも立候補する意向を表明したという。

 出席者によると、党本部の石井一・選挙対策委員長が同席し、別々に計約1時間半にわたって面会した。

 また、国会議員団からは、2日に民主党に推薦願を提出した元内閣広報官の小川洋氏(61)についても、「同じように話を聞く機会を設けるべきではないか」との声が上がったという。

 一方、小川氏は3日、民主、自民、公明3党に続き、県農政連にも推薦願を提出した。

(2011年2月3日15時20分 読売新聞)

1964チバQ:2011/02/03(木) 23:37:42
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/224645
福岡県知事選 小川氏、民公にも推薦願
2011年2月3日 01:58 カテゴリー:政治 九州 > 福岡

福岡県知事選に立候補の準備をしている元内閣広報官の小川洋氏(61)は2日、民主党県連と公明党県本部にそれぞれ推薦願を提出した。両党には九州大教授の谷口博文氏(56)も推薦を求めている。小川氏、谷口氏、自民党県議団会長の蔵内勇夫氏(57)の3人による自民党推薦の争奪戦が民主党、公明党にも飛び火した格好だ。

 小川氏の推薦願について民主党県連の吉村敏男幹事長は、候補者選考委員会が谷口氏らに絞って推薦を検討していることを理由に受理せず、預かりとした。公明党県本部の森下博司幹事長は「対応は白紙」としている。

 小川氏は、自民党の推薦が得られなくても立候補に踏み切る構え。麻生太郎元首相(衆院福岡8区)を後見人に経済界への働き掛けを強めているが、民主党・労働組合や公明党・創価学会の中でも支持する意見がある。両党への推薦願は、これに呼応したとみられる。

 小川氏は推薦願の提出後、記者団に「幅広い皆さんの支援を得たい」と語った。

 小川氏は1月下旬、民主党県連最大の支持団体である連合福岡の事務局を訪ねた。推薦願は受理されなかったが、ある労組幹部は「小川氏は(自民党などとの)相乗りに一番いい人物」と好反応を示した。

 一方、自民党県連の候補者選考委員会は蔵内氏支持が多数だが、同氏では民主党や公明党の協力は得にくいため、選挙をより有利にする「相乗り」の可能性を残す谷口氏を推す動きが強まっている。2日の小川氏の推薦願は、こうした思惑に対抗する意味合いもうかがえる。

 民主党県連は2日から3日にかけて吉村幹事長や国会議員が谷口氏に会い、立候補の考えを確認し、6日の候補者選考委員会で協議する。

=2011/02/03付 西日本新聞朝刊=

1965チバQ:2011/02/04(金) 22:42:55
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110204/elc11020411300001-n1.htm
財界vs政界、自民分裂 福岡知事選めぐり、高まる緊張
2011.2.4 11:29 (1/4ページ)
 3氏が自民党推薦を争う福岡県知事選(4月10日投開票)に向け、「七社会」をはじめとする地元経済界の動向が注目を集めている。一部有力企業の幹部らが元内閣広報官、小川洋氏(61)の支援に動いたことで、多くの県議が推す党県議団会長、蔵内勇夫氏(57)サイドとの間で緊張感が高まっているからだ。両氏の争いは、後ろ盾となる麻生太郎元首相(衆院福岡8区)と古賀誠元幹事長(同7区)の対立構図に加え、「経済界vs政界」の側面も見せ始めた。(松本学)

 「麻生渡知事がやってきたことを継承してくれる人。そして政党で対立するのではなく『相乗り』の形が望ましい」。JR九州の石原進会長は2日、福岡市内で報道陣に対し、自身が描く知事像をこう語った。

 念頭にあるのは麻生知事と同じ通産省(現・経済産業省)出身の小川氏とみられる。九州電力の松尾新吾会長も、個人的な考えと断ったうえで小川氏を評価する姿勢を示している。

 昨年11月の福岡市長選では、「七社会」にも所属する有力企業が自民党の候補決定を前に民主党系前職に傾き、自民党との間に禍根を残した。こうした経緯もあり、今回の知事選で経済界は政党の判断に先行して支援候補を打ち出すことはしない方針だが、水面下の動きは活発だ。

 小川氏は麻生元首相の後押しを受け、年明けごろから企業幹部らと接触。県や自民党県連の複数の関係者によると、一部の企業トップは与野党統一候補として小川氏を立てることを画策し、経済界や連合福岡への根回しに動いたとされる。

 先週、自民党に推薦願を出した小川氏は2日、民主、公明両党にも推薦を求め、経済界が望む「相乗り候補」を目指す姿勢を鮮明にした。小川、蔵内両氏と自民党推薦を争う九州大教授、谷口博文氏(56)も「幅広い支持がなければ政策は実行できない」として民主、公明党に推薦願を提出。出身の財務省関係者らを通じて企業側にアプローチを重ねているという。

 とはいえ、自民党県連の候補者選考委員会は大半が蔵内氏支持とみられ、「経済界の動きが人選の混迷に拍車をかけている」(県議)との反発も広がる。

 先週末、福岡市であった党県議団と県商工会議所連合会の懇談会。会長の河部浩幸九電工会長らを前に、蔵内氏はきっぱりと、経済界の動きを牽制(けんせい)した。

 「(知事選の人選で)一生懸命苦労をして模索をいたしているところでございますので、この政治の苦労を見守っていただきたい」

 【用語解説】七社会

 九州電力▽九電工▽西部ガス▽JR九州▽西日本鉄道▽福岡銀行▽西日本シティ銀行−で構成される地元大手企業の親睦団体で、行政運営や選挙にも大きな影響力を持つ。九州電力が事実上のリーダー格に位置し、九州経済連合会の会長職には同社のトップが就いてきた。

1966チバQ:2011/02/05(土) 13:31:32
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/225002
自民福岡 知事選 5日にも推薦決定
2011年2月5日 00:31 カテゴリー:政治 九州 > 福岡
 自民党福岡県連は5日、県知事選の候補者選考委員会を開き、推薦願を提出した3人と面談、同日中にも推薦候補を決定する。結果次第で県連を二分する選挙となる可能性もある。

 国会議員や県議、政令市議19人で構成する選考委員会は、党県議団会長の蔵内勇夫氏(57)を支持する議員が多数を占めるが、九州大教授の谷口博文氏(56)も浮上している。

 県連にはほかの政党との「相乗り」を望む声が根強いが、自民色の濃い蔵内氏が民主党の支援を得るのは難しい。これに対し、谷口氏は民主党や公明党に推薦願を提出しており、谷口氏を軸に推薦を検討している民主党県連との相乗りが実現する可能性がある。

 蔵内氏が自民の単独推薦で当選するのは容易ではない。そこで、蔵内氏に近い議員が谷口氏の推薦願提出に関与し、選考委員会で谷口氏支持に動くとの見方もある。蔵内氏は「裏で調整することはない。選考委で堂々と戦う」と強い意思を示している。

 麻生太郎元首相が推す元内閣広報官の小川洋氏(61)は、自民党推薦が得られなくても立候補する意思を固めている。元首相に近い自民党の一部と経済団体、労働組合、創価学会に支援を働き掛け、「県民党」をアピールする考えだ。経済団体や労働組合の票は、自民党や民主党の推薦候補との争奪戦になる。

 麻生渡知事も小川氏支援を表明しているが、蔵内氏支持の県議は「麻生知事の傀儡(かいらい)県政になりかねない」と強い拒否反応を示している。

=2011/02/05付 西日本新聞朝刊=

1967沖縄無党派:2011/02/05(土) 21:31:47
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011020500298
自民候補は蔵内氏=小川氏、なお出馬に意欲−福岡県知事選
 任期満了に伴う4月10日投開票の福岡県知事選で、自民党県連の候補者選考委員会は5日、同党県議団会長の蔵内勇夫氏(57)を推薦候補とすることを決めた。麻生太郎元首相らが推す元内閣広報官の小川洋氏(61)、財務省出身で九州大教授の谷口博文氏(56)、県議らが推す蔵内氏の3人が推薦願を提出していたが、満場一致で決定したという。選考委員長を務めた武田良太県連会長は会合後、「総合的な判断」と述べた。
 決定を受け、蔵内氏は記者団に「私がこれまで考えてきた福岡県政のあるべき姿を夢を持って実現させたい」と語った。麻生太郎元首相も「決定は尊重する」と明言。一方、小川氏は「県の発展のお役に立ちたいという考えは変わっていない」と述べ、なお出馬に意欲をにじませた。
 同知事選をめぐっては、麻生渡知事(71)が5選不出馬を表明。元北九州市議の田村貴昭氏(49)が、共産党県委員会の推薦を受けて立候補する。民主党県連は6日にも選考委を開く予定だが、谷口氏を軸に選考を進める方針を決めており、自民党や公明党などにも推薦を要請した谷口氏が民主党単独推薦でも出馬するかが焦点となる。(2011/02/05-20:53)

1968チバQ:2011/02/06(日) 08:35:47
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/national/20110203-OYT1T00245.htm?from=nwlb
自民・長崎県議、福祉法人資金でパーティー券

 自民党長崎県連幹事長の松田正民県議(57)が、理事長を務める社会福祉法人「民生会」(長崎県佐世保市)の運営資金から、約460万円を同党の政治資金パーティー券やブレザーの購入などに充てていたことが、県の特別監査でわかった。

 県は不適正な支出として、1日付で法人に改善勧告を出した。

 県や松田県議によると、パーティーは党県連が2年に1度、長崎市などで開いており、券は1枚1万円。2006年に100枚、08年に36枚、10年に206枚の計342万円分を購入し、「セミナー費」の名目で法人経費として計上。職員や出入り業者らに配ったという。

 このほか県は、05年4月以降、松田県議が私服の購入などに約120万円を流用していたと指摘した。

 民生会は、佐世保市を中心に知的障害者の施設やグループホームなど約25施設を運営。年間収入は約6億円で、国や県、地元自治体が支給する「自立支援給付金」が大半を占めるという。

 2日、県庁で記者会見した松田県議はパーティー券の購入について「過去の監査で指摘されず、問題ないと認識していたが、深く反省している」と謝罪。私的流用に関しては「理事長として必要な物と考えていた。認識が甘かった」と述べた。

(2011年2月3日10時34分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagasaki/news/20110206-OYT8T00082.htm
自民県連幹事長辞任松田県議が申し入れ

 自民党県連幹事長の松田正民県議(57)が、理事長を務めていた社会福祉法人の運営資金を同党の政治資金パーティー券購入などに流用していた問題で、松田県議は5日、長崎市内で開かれた県連の緊急拡大役員会で幹事長職の辞任を申し入れた。県連はこれを承認。数日中に党県議団で議員総会を開き、後任について協議する。

 役員会には、国会議員や県議ら13人が出席。北村誠吾会長によると、出席者からは「辞任する必要はない」と擁護する意見が出た一方、統一地方選への影響を危惧する声も上がったという。

 後任人事を巡っては、4月の県議選で無投票当選が確実視される選挙区の現職県議を推す案も出たが、正式な協議は見送った。北村会長は「選挙への影響がないとは言えないが、早急に態勢を立て直したい」と話した。

 終了後、松田県議は報道陣に対し「これ以上、迷惑や心配を掛けるのは申し訳ないと思い、自分自身で責任の所在を明示した」と説明。「悪意はなかったが、間違った支出だった」と改めて謝罪した。

(2011年2月6日 読売新聞)

1969チバQ:2011/02/06(日) 08:55:12
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukuoka/news/20110205-OYT8T00894.htm
「党の分裂はない」 蔵内氏、立候補へ向け意欲〜知事選

自民党県連の推薦候補に決まり、記者団の質問に答える蔵内勇夫氏(福岡市で) 4月投開票の知事選に向け、自民党県連(武田良太会長)が5日に開いた選考委員会で、推薦候補に選ばれた党県議団会長の蔵内勇夫氏(57)。推薦獲得を巡って元官僚や大学教授と争った経緯から、党内には依然、蔵内氏以外の人物を推す声も残っている。福岡市内で5日夕、記者団の取材に応じた蔵内氏は「党が分裂することはない」と強調し、立候補への意欲を語った。

 蔵内氏の記者団との一問一答は次の通り。

 ――推薦が決まった感想を

 「麻生先生(麻生太郎元首相)が今日の決定を認めてくれたのが一番うれしい。(5日の)選考委員会での所信表明を終えた時はさわやかな気分だった。今は早く孫の顔を見て落ち着きたい」

 ――自民党県連は一枚岩になって支援してくれると思うか

 「そう思っている。分裂することはないし、してはいけないと思う」

 ――推薦を得られる自信はあったのか

 「なかった。ほかの2人には今日初めて会ったが、いい人だった」

 ――無所属で立候補し、他の政党からの支援も求めるのか

 「無所属と思っているが、自民党県連がどう考えるか。ほかの政党についても、県連と相談して考えていく」

 ――立候補に向けた意欲は

 「これまで考えてきた福岡県政のあるべき姿を、夢を持って実現させたい。(中央集権的な)明治以来のシステムを福岡から変えていく」

(2011年2月6日 読売新聞)

1970チバQ:2011/02/06(日) 20:59:14
淡々と名古屋以外の話を
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-173202-storytopic-3.html
新垣、玉城氏が軸に 民主県連次期代表、規約めぐり協議2011年2月6日
 民主党県連は5日、常任幹事会と議員総会を開き、喜納昌吉代表の任期満了に伴う代表選について協議した。14日に代表選を告示し、立候補者が複数となった場合には19日に投票を実施する方向で、選挙管理委員の選任などを行った。
 喜納氏は昨年の参院選で落選後、代表を退く意向を表明。県連内では、新代表に幹事長の新垣安弘県議(55)を推す声があるほか、副代表の玉城デニー衆院議員(52)を支持する議員の動きもある。2氏を軸に一本化の議論が進む見通しだが、調整が難航すれば選挙戦となる可能性もある。
 議員総会では、一部議員から代表選の立候補に必要な資格要件の見直しや党員・サポーター投票などの提起があった。しかし選挙直前に選挙規約を見直すことへの慎重意見も根強く、提起への対応については「今回の選挙にこだわらず継続して審議する」として結論を持ち越した。

1971チバQ:2011/02/07(月) 21:46:41
http://mytown.asahi.com/nagasaki/news.php?k_id=43000001102070003
県議選「空白区」 解消見送る姿勢
2011年02月06日

 ■岡田・民主幹事長


 民主党の岡田克也幹事長は5日、佐世保市での対話集会後、取材に対し「投票まで2カ月に迫っている。これからは擁立候補者の一人でも多い当選へ力点を置く時期だ」と強調、県内でも「空白区」解消を見送る姿勢を示した。


 同党は全国44の道府県議選で擁立する公認・推薦候補者を計750人で打ち切ると決めている。県内では16選挙区のうち5区程度が「空白区」となりそうだ。


 諫早湾干拓事業の開門調査に県や地元諫早市などが反対していることにも触れ、「政府としては意思決定なされたので、その上で、農業従事者の心配が解消されるようしっかり対話が行われる必要がある」と語った。

1972チバQ:2011/02/07(月) 21:56:13
>>1970
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2011-02-07_14351/
玉城・新垣氏出馬へ 民主県連代表選
選挙規則は変更せず
政治 2011年2月7日 09時36分

(12時間19分前に更新)

 民主党県連(喜納昌吉代表)は6日、常任幹事会を開き、喜納代表の退任に伴う県連代表選の立候補の要件について、総支部長1人以上と議員3人以上の推薦とする現行の選挙規則を維持することを全会一致で確認した。

 代表選には、副代表の玉城デニー衆院議員(52)が出馬を表明したほか、現執行部を中心に幹事長の新垣安弘県議(55)を推す動きがあり、両氏による一騎打ちの公算が大きくなっている。

 玉城氏は同日、取材に対し、「民主党に対する逆風が吹いているが、県連をまとめるために汗をかきたい。挙党一致を目指し、支援労組との関係修復を図りたい」と立候補を表明した。1、2区暫定総支部長の喜納代表か、4区総支部長の瑞慶覧長敏衆院議員の推薦が必要となる。

 玉城氏を推す市町議員は選挙規則の変更を求めていたが、玉城氏は「推薦を得られる感触が得られた」と述べ、変更を求めなかったとした。代表選は14日に告示し、立候補者が複数となった場合には19日に臨時党大会を開き、投開票される。投票は総支部長と県連所属議員15人、4総支部から各10人の代議員(計40人)の計56人が行う。

 米軍普天間飛行場移設問題や昨年11月の県知事選、県立浦添看護学校の民間移譲への対応をめぐり、県連幹部の対応に不満が噴出しており、県連を二分した選挙戦となる見込み。

1973チバQ:2011/02/09(水) 00:27:22
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20110208-OYS1T00593.htm
福岡知事選、地元財界は小川氏支持
地方選
 4月投開票の福岡県知事選に向け、県内主要企業の代表らが8日、福岡市内で会合を開き、旧通産省出身で元内閣広報官・小川洋氏(61)の支援を決めた。各界に参加を呼びかけ、11日に支援組織を発足させる。

 連合福岡や創価学会の幹部、麻生渡知事らも参加するとみられ、代表には、九州経済連合会会長の松尾新吾・九州電力会長が就任する。

 会合には、九電工、JR九州、西日本シティ銀行など22社・団体の計24人が出席。松尾氏が小川氏の支援を提案したところ、異論は出なかったという。松尾氏は会合後、小川氏について「多くの人がいろんな面で評価している。グローバルな視野で福岡や九州の発展を図る知事に最適任だ」と語った。

 支援組織は「福岡の未来をつくる会」(仮称)。11日の発足式には小川氏自身の出席も求める。経済界のほかにも、幅広い参加を呼びかけており、松尾氏は「組織としてではなく、個人として、入っていただくことになる」としている。

 連合福岡は民主党、創価学会は公明党の支援団体で、両党内でも小川氏を推す声が高まっている。小川氏は両党に推薦願を提出しているが、関係者からは「政党色を抑え、『県民党』を前面に掲げて戦うべきだ」との声も出ており、推薦願を取り下げる可能性も出てきた。

 知事選を巡っては、自民党が党県議団会長・蔵内勇夫氏(57)を推薦する方針。元北九州市議・田村貴昭氏(49)は共産党推薦で立候補する。九州大教授・谷口博文氏(56)も出馬を検討している。

(2011年2月8日 読売新聞)

http://kyushu.yomiuri.co.jp/news-spe/20100923-713693/news/20110207-OYS1T00640.htm
「情勢見極め出馬判断」福岡知事選で谷口氏
 4月投開票の福岡県知事選で、民主党推薦候補の選考対象から外された九州大教授・谷口博文氏(56)は7日、福岡市内で記者団の取材に応じ、「幅広い支援を得られるか情勢を見極めたうえで、出馬するかどうか判断したい」と述べた。

 谷口氏は民主、自民、公明3党などに推薦願を提出。このうち自民党県連は5日、党県議団会長・蔵内勇夫氏(57)の擁立を決定。民主党県連の候補者選考委員会は6日、「本人から明確な意思確認ができない」として選考対象から外した。

 一方、民主党県連から6日付で推薦願を受理された元内閣広報官・小川洋氏(61)は7日、「幅広い支援をいただきたいと思っており、(民主党の選考対象に)乗せていただけることは歓迎する」と述べ、近く民主党県連の国会議員団などとの面談に応じる意向を明らかにした。

(2011年2月7日 読売新聞)

http://kyushu.yomiuri.co.jp/news-spe/20100923-713693/news/20110207-OYS1T00188.htm
福岡知事選、民主は小川洋氏軸に調整
 4月投開票の福岡県知事選に向け、民主党県連は6日、福岡市で候補者選考委員会を開き、自民党の麻生太郎元首相らが支援してきた元内閣広報官の小川洋氏(61)を軸に調整することを決めた。国会議員団や県議団との面談を経て、早ければ12日の次回選考委で推薦を決定する。

 民主党県連はこれまで、大学教授2人を対象に選考を進めてきた。このうち有力とされた九州大教授の谷口博文氏(56)については、5日に県連が改めて民主党単独推薦でも立候補する意思があるかどうかを確認したが、6日までに「明確な返答が得られなかった」として、同日の選考委で対象から外すことで一致した。

 小川氏については、民主党を支援する労働団体の連合福岡や、経済界の一部に推す声があり、支援組織の結成を目指す動きも出ている。

 小川氏は民主、自民、公明の3党などに推薦願を提出。自民党県連の推薦候補には選ばれなかったが、幅広い支持が得られる可能性があることから、民主党県連は「預かり」としていた小川氏の推薦願を6日付で受理した。

 ただ、選考委では小川氏について、「自民色」が強いことに、抵抗感を表す委員もいたという。また、麻生渡知事も同じ京都大、旧通産省出身の小川氏を支持する意向で、引き続き福岡県政に麻生知事の影響力が残ることを懸念する声もあったという。

 選考委終了後の記者会見で、吉村敏男・民主党県連幹事長は「小川さん個人に問題があるわけではない。意見交換して2人の麻生氏との関係なども改めて確認したい」と語った。

(2011年2月7日 読売新聞)

1974チバQ:2011/02/09(水) 00:29:07
>>1767
>小川氏は民主党県連の知事選候補者選考委員会でも名前が挙がったが、推薦した国会議員が取り下げを申し出たため、選考対象から外れた。

当初にこんな記事もあったので民主が小川を押してもおかしくないのか・・・

1975チバQ:2011/02/09(水) 22:23:44
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-173322-storytopic-1.html
「観光税」12年度以降 県、業界理解に時間必要2011年2月9日
 県は新たな自主財源となる新税として検討してきた「観光税」について、2011年度中の施行は見送り、12年度以降に導入する方向で調整を進めている。
 観光税はホテルや旅館への宿泊客に課税する「ホテル税」、航空機で県内に降りた人を対象とする「入域税」、レンタカー利用者から課税する「レンタカー税」などを中心に調整。兼島規総務部長は「観光税」について、10年6月、行政改革懇話会で11年4月ごろまでに案をまとめ、県議会6月定例会への提案を目指す方針を示していた。
 しかし、観光客数が低迷するなど厳しい経済情勢の中、ホテルやレンタカーなど各業界関係者への理解を得るのに時間が必要と判断した。
 新税導入には県議会の議決が必要だが、6月定例会への条例案提案は困難と判断。最短で9月定例会への提案を模索するが、「観光業界や観光客らへの周知期間などを踏まえると、少なくても6カ月程度の時間が必要」(県幹部)とみており、11年度内の実施は難しい見通し。早くても12年4月からの施行になりそうだ。

1976チバQ:2011/02/09(水) 22:54:53
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110209/elc11020909120002-n1.htm
W麻生の小川氏、財界も支援合意 自民分裂の福岡知事選、民主は…
2011.2.9 09:10 (1/3ページ)
 福岡県知事選(4月10日)に向け、自民党の麻生太郎元首相が擁立に動いた元内閣広報官、小川洋氏(61)は8日、福岡市内で報道陣の取材に応じ立候補の意向を正式表明した。松尾新吾九州電力会長をはじめとする県内主要企業のトップらも同日、福岡市内で会合を開き、小川氏を支援することで一致。経済界の合意を受け麻生渡知事も小川氏支持を正式に明らかにした。今後、麻生元首相に近い地方議員らが小川氏側に回ることも予想され、自民党県連が推薦を内定している県議団会長、蔵内勇夫氏(57)との保守分裂選挙は避けられない情勢となった。

 ■知事が後継指名

 この日の会合には県内22の企業・団体のトップらが出席。小川氏の支援組織「福岡の未来をつくる会」(仮称)を11日にも設立することで合意した。会長には松尾氏が就任する見通し。

 松尾氏は報道陣に「麻生知事の県政を継承するのは大事なことだ」と述べ、知事と同じ通産省(現・経済産業省)出身の小川氏への期待を示した。

 麻生知事も8日夕、県庁で臨時の記者会見を開き「松尾会長を中心とした支援の活動に参加していく」と表明。「幅広い人材、情報のネットワークを持っており、知事に最も適している」と小川氏を評した。

■県連内で“造反”も

 「私は小川さんの推薦人でもあるので、小川さんがいいと思う」

 蔵内氏を推薦候補に決めた今月5日の自民党県連の会合の後、麻生元首相は報道陣にこう述べ、推薦争いの決着が円満ではなかったことをほのめかした。

 麻生元首相が小川氏擁立に動いたのは昨年11月。しかし、根回しの不十分さから古賀誠元幹事長(衆院福岡7区)やベテラン県議らの反発を招き、蔵内氏擁立の構想が浮上した。

 今後、麻生元首相に追従し小川氏支援に傾く議員らが出ることも予想されるが、県議会最大会派・自民党県議団の大半は蔵内氏支持に回るとみられる。小川氏を推す党内の動きについて、蔵内氏に近い関係者は「小川氏と戦っても集票力では負けない」と強気の姿勢を崩さない。

■民主党推薦は?

 小川氏は自民党の推薦候補から外れたが、民主党にも推薦願を提出しており、民主党は小川氏を軸に推薦候補の検討を進めている。ただ、小川陣営の中では、経済界を中心に「県民党」として戦うために党派色は薄めるべきだという見方も出始めているという。

 麻生知事は8日の会見で「(民主党推薦候補として戦うかどうか)小川氏が考えなければならない」と述べ、自身の考えについては明言を避けたが、「民主党の推薦を受けるべきでないという意見は知事周辺から出ている」(民主党県議)とみる向きもある。

 小川氏は7日夕、民主党県連に対し、9〜10日に予定されていた県選出国会議員らとの面談について「11日の準備があるので週明けにしてほしい」と延期を求めたという。

 民主党県連の吉村敏男幹事長は「推薦願を取り下げたいという申し出はない」と断ったうえで、「名古屋市長選、愛知県知事選の結果を見て『推薦はいらない』という人が小川氏周辺にいてもおかしくない」と話している。

1977名無しさん:2011/02/10(木) 11:48:11

福岡県知事選 蔵内氏の撤退を検討 自民県連、分裂回避へ
2011年2月10日 10:21
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/225912

 3月24日告示の福岡県知事選で、自民党県連が党県議団会長の蔵内勇夫氏(57)の擁立取りやめを検討していることが9日分かった。複数の党関係者が明らかにした。麻生太郎元首相の後押しを受けて11日に立候補を表明する元内閣広報官の小川洋氏(61)が、自民党と関係の深い地元経済界や公明党などに支持を広げており、自民党内の「分裂選挙」を避けるためとみられる。

 自民党県連は5日の候補者選考委員会で、蔵内氏の推薦を内定した。しかし、選考委で敗れた小川氏は経済界や麻生渡知事の支援を受け、立候補の準備を進めている。九州経済連合会の松尾新吾会長をトップに据える支援組織も発足する。

 さらに自民党がこれまで国政、地方選挙で連携してきた公明党も9日、小川氏支持の姿勢を明確化。知事選と同じ投票日の県議選で、両党の協力関係が崩れる懸念が広がり、蔵内氏に立候補断念を促す動きが自民党内で急速に強まった。

 県連幹部は「分裂選挙になれば県議選に悪影響を与える」と話し、蔵内氏も「選挙で若手に苦労をさせたくない」と周辺に漏らしているという。蔵内氏が立候補を断念すれば自民党は小川氏支持にまとまる可能性がある。

 知事選には元北九州市議の田村貴昭氏(49)が共産党推薦で立候補する。自民党県連と民主党県連の推薦選考に漏れた九州大教授の谷口博文氏(56)も出馬を模索している。

=2011/02/10付 西日本新聞朝刊=

1978チバQ:2011/02/10(木) 21:17:57
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110210/fkk11021011170001-n1.htm
W麻生、財界…公明も小川氏支援 福岡知事選、狭まる“自民県連推薦候補の包囲網”
2011.2.10 09:14


 福岡県知事選(4月10日)で、公明党県議団は9日、出馬を表明している元内閣広報官、小川洋氏(61)を支援する方針を決めた。経済界と連合、公明党が手を組み、自民党県連が推薦を内定している同党県議団会長、蔵内勇夫氏(57)への“包囲網”を築いた形だ。

 公明党県議団の森下博司団長らは9日朝、小川氏と会談。この後の県議団の会合で知事選への対応を話し合い、小川氏を「『福祉の公明党』としての使命を受け入れてくれる人物」(森下団長)と評価した。選挙戦は推薦ではなく支援、支持となるとみられ、16日の党県本部幹事会で了承される見通し。

 自民、公明両党の複数の関係者によると、公明党内には蔵内氏側に回ろうとする動きもあったが、支持母体である創価学会サイドが小川氏を強く推していたという。松尾新吾九州電力会長らが11日に設立する小川氏の支援組織には創価学会関係者も参加するとみられる。

 公明党に対しては、小川氏のほか、九州大教授の谷口博文氏(56)も推薦を求めているが、県議団の会合では、民主、自民両党の選考から外れ「支持基盤が明確でない」として検討の対象にならなかった。

 一方、県議会最大会派・自民党県議団の主流派が推す蔵内氏は、近く開かれる党県連総務会で推薦候補に決まる見通し。

 公明党県議団の判断について蔵内氏は「県連の正式決定後、公明党に(推薦を)要請することになっていたので、ちょっと早いなという思い」。小川氏を後継指名した麻生渡知事に対しては「県政に軸足を置いて最後まで頑張っていただきたい」と牽制(けんせい)した。

1979チバQ:2011/02/13(日) 11:43:03
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110212/elc11021219210003-n1.htm
民自、事実上の「相乗り」か、福岡県知事選
2011.2.12 19:19
 4月の福岡県知事選は、民主、自民両党の候補者選考が迷走した末、地元経済界が強く後押しする元内閣広報官、小川洋氏(61)が事実上の相乗り候補となる公算が大きくなってきた。「元上司」の麻生太郎元首相や現職の麻生渡知事も推す小川氏に経済界がこだわる背景には、県側との蜜月関係を維持したいとの思惑もある。

 「麻生県政の成果に立って、積極的に政策を展開したい」。小川氏は出馬表明した11日、松尾新吾九州電力会長ら地元財界トップを前に、今期限りで退任する麻生知事の路線継承を宣言した。“威光”のおかげか、民主、公明両党の支持も取り付けた。

 一方自民党県連は5日、党県議団会長、蔵内勇夫氏(57)を候補者に内定したが、県議から「分裂選挙は困る」と不満が噴出。蔵内氏を撤退させて小川氏支援に回る方向だ。

1980チバQ:2011/02/13(日) 11:46:13
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/226295
福岡知事選 民主、小川氏を支持 県連方針 独自候補の擁立断念
2011年2月12日 13:26 カテゴリー:政治 九州 > 福岡

 3月24日告示の福岡県知事選で民主党福岡県連は12日、福岡市内で候補者選考委員会(委員長・野田国義県連代表)を開き、独自候補の擁立を断念、無所属で立候補する元内閣広報官の小川洋氏(61)を支持する方針を決めた。15、16日に県選出国会議員らが小川氏と面談して政策の内容を確認した後、持ち回りの選考委員会をへて県連常任幹事会で「支持」を機関決定するという。

 小川氏をめぐっては、麻生太郎元首相ら自民党県連の一部が推しており、公明党県本部は16日の幹事会で支援を決定する見通し。自民党県連も党県議団会長の蔵内勇夫氏(57)の推薦を内定したが、小川氏との分裂選挙回避のため、擁立を見直す動きがある。民主党県連の支持方針により、与野党「相乗り」はほぼ確実な情勢となった。民主党県連によると、党本部も相乗りを容認しているという。

 候補者選考委終了後、民主党県連の吉村敏男幹事長は取材に「(支持団体の)連合福岡や小川氏の支援団体・福岡県の未来をつくる会が、推薦より弱い『支持』という緩やかな連携を望んでおられるので、その範囲内で対応する」と語った。

 知事選には、元北九州市議の田村貴昭氏(49)も共産党推薦で立候補する。

=2011/02/12付 西日本新聞夕刊=

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/226186
福岡知事選 小川氏立候補を正式表明 谷口氏は出馬断念
2011年2月12日 01:30 カテゴリー:社会 九州 > 福岡

 任期満了に伴う福岡県知事選(3月24日告示、4月10日投開票)で、元内閣広報官の小川洋氏(61)は11日、無所属で立候補することを正式表明した。小川氏に対しては公明党県議団が既に支持を表明し、民主党県連も支援を検討中で、自民党も小川氏に一本化する動きを強めており「相乗り候補」となる公算が大きい。一方、出馬を模索していた九州大教授の谷口博文氏(56)は同日、「幅広い支持が得られなかった」と立候補の断念を表明した。

 同日、地元財界が主導する小川氏の支援団体「福岡県の未来をつくる会」の発足式が福岡市内で開かれ、約400人が出席した。会長に就任した松尾新吾九州電力会長は「(小川氏に)次の福岡県政を託せればこんなにいいことはない」とあいさつ。麻生渡知事も、人柄や見識、経験などの面で小川氏は後任にふさわしいと紹介し「強い支持をいただきたい」と呼び掛けた。小川氏は「開かれた県政を基本姿勢とし、県民幸福度日本一『福岡県』を目指したい」と述べた。

 自民党県連は、同党県議団会長の蔵内勇夫氏(57)を推薦候補に内定しているが、麻生太郎元首相らが小川氏を推していることから「分裂選挙」回避のため、蔵内氏擁立の見直しに傾いている。

 同知事選には元北九州市議の田村貴昭氏(49)=共産党推薦=も立候補を表明している。

=2011/02/12付 西日本新聞朝刊=

1981チバQ:2011/02/13(日) 11:47:45
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20110212-OYS1T00168.htm
福岡知事選、小川氏擁立で自民県連一本化へ
 4月投開票の福岡県知事選で、自民党県連は、推薦候補に内定していた党県議団会長・蔵内勇夫氏(57)の擁立を断念する方向で検討に入った。また、推薦願を提出していた九州大教授・谷口博文氏(56)が立候補を断念する方針を固めたことも判明。麻生太郎元首相らが推す元内閣広報官・小川洋氏(61)の支持でまとまる公算が大きくなった。

 小川氏は公明党県議団が支持を表明。民主党県連も小川氏を軸に選考を進めることにしており、事実上の相乗り候補となる見通し。

 蔵内氏擁立に対し、自民党県連内では麻生氏や一部の県議が反発。また、自民党県議が長い蔵内氏では政党色が強く、支持が広がらないという指摘も出ている。さらに、自民党は分裂選挙を避けられない情勢となり、「蔵内氏で戦うのは厳しい」との声が急速に強まった。

 県連会長の武田良太衆院議員は10日、福岡市内で蔵内氏と会談後、記者団の取材に応じ、「ご自身は非常に意欲的だが、県連の判断は別問題。社会情勢など様々なものを勘案して結論を出す」と述べた。その後、党県議団と面会し、「知事選と同じ日に県議選もあるので、分裂選挙は回避してほしい」と要望を受けた。

 蔵内氏は「県議選を控えた若手の同志に苦労をかけたくない。党の決定には従う」としており、県連から立候補断念の要請があれば、受け入れるとみられる。

 一方、谷口氏は読売新聞の取材に対し、「11日に態度を明らかにする」と語った。

(2011年2月11日 読売新聞)

1982神奈川一区民:2011/02/13(日) 22:28:17
【民主党】原口前総務相主導で、佐賀「維新の会」立ち上げ。橋下知事との連携模索 [11/02/13]

◆佐賀でも「維新の会」 民主・原口前総務相が主導

 民主党の原口一博前総務相は13日、佐賀県内の首長や地方議員が2月中にも地域主権改革を
進めるための政治団体「佐賀維新の会」を立ち上げると明らかにした。佐賀市内で記者団の質問に
答えた。

 首長らに設立を働きかけたという原口氏は、超党派での結集を期待しているといい、「中央の財政
至上主義で地方に赤字をつけ回すことがあってはならない」と強調した。

 原口氏は、自らも地域主権改革を推進する政治団体「日本維新の会」の設立準備を進めているという。
「ローカルパーティー大阪維新の会」を率いる橋下徹大阪府知事らとも連携したいとしている。

ソース:産経ニュース(産経新聞) 2011/02/13 19:43
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110213/stt11021319440007-n1.htm

1983チバQ:2011/02/13(日) 22:58:55
>>1874とか
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1825446.article.html
前職、現職、新人 第一声 鳥栖市長選
 九州新幹線開業を控えて活気づく鳥栖市のリーダーを選ぶ市長選が13日スタートした。選挙戦の軸は前市長の牟田秀敏候補(70)と現職の橋本康志候補(55)。2007年に続く再対決は初日からヒートアップした。

 

 「落選して、これからはい上がる戦い」−。牟田候補は市役所近くの選挙事務所で、約700人を前に第一声を上げた。会場には福岡資麿参議院議員をはじめ自民党佐賀県連幹部や同党県議が駆けつけて激励。「前回は油断があった」と雪辱を強調した。

 

 橋本陣営は選挙事務所近くのトスパレスで約420人を前に出陣式。橋本候補は「この4年で新しい種を植える土壌ができた」と決意表明。友好団体の民間政策集団会長の中冨博隆久光製薬社長や無所属県議らが「もっと、もっと変えよう」と支持を訴えた。

 

 新人の古賀秀紀候補(55)は大正町の事務所前で1人で第一声。「身の回りの雇用や教育にもっと目を向けてください」と訴えた。

 

 牟田、橋本の両陣営は選挙カーで市内全体を回って支持を訴えた。17日夜にはともに総決起集会を予定している。古賀候補は特別な運動はせず、2日間は自転車で訴えて回るという。

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/5175
当16161 橋本 康志
=無新<1>
 14750 牟田 秀敏
=無現(2)[自][公]

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/5923
市長選では、久光製薬の全面支援を背景に新人橋本康志が初当選。自公推薦の現職牟田秀敏が3選を阻まれた。この選挙で向門は橋本を支援。指山、牛嶋、大坪は牟田を推し、緒方は中立を保った。
緒方勝一 69  団体会長 自現=中立           →07年落選
指山清範 41  党県役員 自現=自公推薦現職市長牟田派
牛嶋博明 65 党支部代表 社現=自公推薦現職市長牟田派
大坪英樹 44   元市議 自新=自公推薦現職市長牟田派  →07年落選
向門慶人 36   元市議 無新=久光製薬が支援して自公現職を破った新人市長橋本派

1984チバQ:2011/02/15(火) 00:39:30
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20110214-OYT1T00192.htm
「負けない選挙」志向の消極的な民主福岡県連
 4月投開票の福岡県知事選に向け、民主党福岡県連は12日、自民党の麻生太郎元首相や麻生渡知事らが擁立した元内閣広報官・小川洋氏(61)を支持する方針を確認した。

 民主党が逆風にさらされるなか、政権与党としての主体性は影をひそめ、支援団体や知事の意向をくむ形で独自候補の擁立を断念。「勝つ選挙よりも負けない選挙をやるしかない」。関係者は苦渋の表情を浮かべた。

 7日夜、民主党県連幹部の携帯電話が鳴った。麻生知事からだった。「小川氏を党推薦ではなく(1ランク下の)支持にしてほしい」。前日の6日、県連の候補者選考委員会は推薦願が出ていた小川氏を軸に調整することを確認していた。政党色を薄めた方が幅広い支持を集められる――。旧通産省の後輩にあたる小川氏擁立に動いていた知事の、そんな思惑が伝えられた。

 結局、選考委は知事の意に沿った形で一致した。吉村敏男県連幹事長は「各団体がそれぞれ緩やかな支援という形を取っている。全体の状況を考えるとやむを得ない」と釈明した。

 選考委が発足した昨年11月以降、民主党の候補者選びは迷走した。福岡市長選での敗戦で主戦論が弱まり、選考作業も減速、自民党の動きを横目でにらみ、「相乗り」の模索が続いた。

 年が明け、九州大教授・谷口博文氏(56)から推薦願が出されると、谷口氏を軸に検討するとした。しかし、自民党や公明党にも推薦願を出している谷口氏から、民主党単独推薦でも立候補するかどうか明確な返事を得られず、擁立を断念。

 こうした状況をやきもきして見ている支援団体の連合福岡に、小川氏による統一候補実現を目指す経済界が接触を続けた。同様に統一候補を望む連合福岡では「良好な労使関係を維持するために共闘も必要」と同調する声が強まっていく。知事も1月、前回の知事選で対立候補を支援した連合福岡加盟の県職労を訪問。「関係修復のためのあいさつだった」と関係者は受け止めた。

 「知事選の民主党候補が劣勢だと、我々の選挙にも影響する。無理して候補を立てる必要はない」。菅内閣の支持率が低迷し、地方選での苦戦が続き、知事選と同じ日に県議選の投票日を迎える民主党県議からは、消極的な声が相次いだ。選挙で連合の支援は欠かせない。小川氏支持に傾いた連合福岡の意向を民主党は無視できなかった。

 小川氏は自民、公明党などとの事実上の相乗りとなる公算が大きい。相乗りを認めなかった民主党本部も容認の方向だという。「名古屋の(トリプル投票の)惨敗がきいている」。吉村幹事長は12日、党本部の転換の理由をこう説明した。

(2011年2月14日12時08分 読売新聞)

1985チバQ:2011/02/16(水) 00:15:42
http://www.data-max.co.jp/2011/02/post_13681.html
蔵内氏 出馬断念を完全否定 報道に怒り〜統一地方選アラカルト(7)
2011統一地方選挙2011年2月14日 10:29 4月に行なわれる福岡県知事選挙で、動向が注目されていた自民党県議団長の蔵内勇夫氏(57)は12日、取材に対し、一部の報道について不快感をあらわにした上で「不出馬」を完全否定した。

 蔵内氏によると、朝日新聞による「体調不良」について、「そうした事実はない。緊迫した状況になったため、記者団の前で『胸が痛いよ』と言ったら、翌朝"病気で不出馬"となっていた。驚いたというより、あきれてしまった。事実確認もないまま、一部メディアが意図的に流れを作ることに怒りを感じる」という。
 「不出馬の意志を固め」との記事についても、「私は朝日新聞から、知事選に出馬するか、あるいはしないのか、といった取材を受けたこともなければ、『出ない』と言ったこともない。拳は下げていない。もちろん体調についての問い合わせもなかった」と明言した。

 さらに「選考委員会の決定が全てだと考えている。総務会でひっくり返るとすれば、何のための選考委員会だったのかということになる。私は政党人であり、党の決定に従うのは当然で、そのことと不出馬は全く別問題。むしろ党としての決定に従わない方が問題で、普通なら除名処分だ。決定を覆すだけの理由があるとは思えない。地方の時代と言われながら、知事の座を中央官僚の天下りポストにしてもいいのか、真剣に考えてもらいたい。とにかく、私は知事選から撤退したつもりはない」と語った。
 自民県連の総務会が注目される。

1986チバQ:2011/02/16(水) 00:16:08
http://www.data-max.co.jp/2011/02/post_13682.html
誤報たれ流し、朝日新聞の真意は?〜統一地方選アラカルト(8)
2011統一地方選挙2011年2月14日 10:48 朝日新聞はいつから権力の走狗に成り下がったのだろう。
 任期満了に伴う4月の福岡県知事選の報道をめぐり、朝日新聞の誤報が続いている。今月10日の朝刊では、自民党福岡県連が知事選候補者選考委員会で擁立を決めた蔵内勇夫県議について、自民党関係者の話として「体調不良」「健康上の理由から推薦を辞退」と明記。しかし、当の蔵内氏はいたって元気だった。さらに11日朝刊では、「蔵内氏はすでに不出馬の意向を固め」とまで踏み込んだ。12日には、知事選候補の擁立劇は終わったとばかり、検証記事まで掲載している。

 データ・マックス取材班が確認したところ、蔵内氏は、「体調不良」でもなく「健康上の理由から推薦を辞退する」などといった内容は一言も発していなかったことが明らかとなっている。もちろん同氏が朝日新聞に対し、「不出馬の意向を固め」などと発言した事実もないという。明らかな誤報である。
 驚いたことに、朝日新聞は蔵内氏本人への事実確認を行なっていない。つまり、きちんと裏取りもせず、誰かに聞いた話をそのまま書いたということだ。
新聞を読んだある蔵内氏の知人は「病気なら(出馬断念は)仕方がない」(福岡市の会社社長)と思っていたという。

 誤報の事実を知った関係者からは、朝日新聞の姿勢に憤りの声が上がる。「本人に確認もせず、記事が書けるのか。政治家の体調は政治生命に直結するものだろう。朝日新聞は故意に小川有利を演出しているとしか思えない」(久留米市の会社員)。
 たしかに新聞記事は、記者からキャップ、さらに担当デスクなどと、何度も厳しいチェックが行なわれる。本人に確認できていない段階で、聞いた話をそのまま記事にしたのでは、社内体制のお粗末としか言いようがない。故意に小川氏擁立の流れを作ろうとしていると見られても仕方がない状況だ。

 「院政」実現になりふり構わぬ麻生渡知事や、自民党総裁まで務めながら自党のルールに従わない坊ちゃん・麻生太郎氏らは、経済界を抱きこみ元内閣広報官・小川洋氏の擁立に邁進中。そして、最近の朝日新聞の知事選に関する論調は、小川知事実現に協力しているとしか思えないものだった。明らかな誤報は何を意味しているのだろう。朝日は「反権力」の砦だと思っていたが、どうやら間違いだったようだ。

1987チバQ:2011/02/16(水) 00:21:51
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-173526-storytopic-26.html
民主県連 異例の代表選 先鋭化する「権力闘争」2011年2月15日

 民主党県連(喜納昌吉代表)の代表選は、副代表の玉城デニー衆院議員、幹事長の新垣安弘県議の2氏が立候補し、異例の選挙戦に突入した。現執行部の県連運営に反発する市町村議員が推す玉城氏に対し、喜納体制の要役として現行路線を踏襲する新垣氏。県連運営をめぐる所属議員間の溝は埋まらず、県連を二分した主導権争いとなっている。
 昨年の県知事選では、喜納代表ら県連幹部が党本部と協議を進めたが、役員以外の所属議員には十分な情報が明らかにされないとして、市町村議員の一部に不信感が募っていた。
 知事選後の県議会12月定例会で、県立浦添看護学校の民営化に民主会派が賛成に回った際にも、事前に県議から県連への説明がなかったとして、県連内の亀裂は決定的に。民主の支持基盤である連合沖縄が新垣氏らの民営化賛成の判断に抗議したことも、反執行部派の攻勢に拍車を掛けた。
 一方で、県連の選挙規約では、代表選への立候補には1〜4選挙区の総支部長の推薦が必要になる。3区総支部長の玉城氏は自身以外の総支部長の推薦が必要だが、1、2区は暫定的に喜納代表が総支部長を務めており、4区総支部長の瑞慶覧長敏衆院議員が新垣氏の推薦人に回り、玉城氏擁立は危ぶまれていた。
 玉城氏を支持する議員団は、選挙規約の変更を要求した。内部対立の高まりに、喜納代表は話し合いによる一本化を断念。選挙規約を変更しない代わりに、喜納氏自身が玉城氏の推薦人となり選挙戦を容認した。
 代表選の有権者は56人で、県連所属議員と喜納代表の16人に加え、党員・サポーターの中から40人を代議員として選出する。玉城氏と新垣氏で所属議員の支持数は拮抗(きっこう)し、絶対数が大きい代議員の投票行動が当落を左右する。
 その代議員の人選は各総支部長に決定権がある。喜納代表は玉城氏の推薦人になったものの「選挙がスムーズに進むためだ。争点はない。『権力闘争』だろう」と述べ、実際の支持行動は別という立場を取る。玉城氏側は「本来は規約を変更すべきで、恣意(しい)的な要素がある」と選挙ルールへの批判を続ける。
 連合沖縄の仲村信正会長は「党が割れている印象を与えてはいけない」と引き続き挙党一致を働き掛けていく考えだが、党内融和の方向は見えない。
(与那嶺松一郎)

1988チバQ:2011/02/16(水) 00:24:34
http://mytown.asahi.com/saga/news.php?k_id=42000001102150001
鳥栖市長選に3氏
2011年02月15日


 鳥栖市長選が13日、告示され、前職の牟田秀敏氏(70)=自民推薦=、現職の橋本康志氏(55)、新顔で仏料理店経営の古賀秀紀氏(55)のいずれも無所属の3人が立候補した。同時に市議補選(被選挙数1)も告示され、前職1人と新顔2人の3人が立候補した。どちらも投票は20日で、即日開票される。


 牟田氏は、立石町の選挙事務所内で出陣式。推薦を得た自民の県選出国会議員らが駆けつけ、市長時代に九州新幹線新鳥栖駅や九州国際重粒子線がん治療センターを誘致した実績を強調した。700人(主催者発表)の支持者と勝ちどきをあげた後、地元を中心に選挙カーで回った。


 橋本氏は、大正町の選挙事務所近くの会場で出陣式。イメージカラーのオレンジのはちまきにブルゾン姿で、市内の大手製薬会社社長らが応援に駆けつけた。支持者420人(主催者発表)と、再選を目指すVサインで腕を突き上げたあと、選挙カーで市内一円を回った。


 古賀氏は、大正町で自らが経営するフランス料理のレストラン前で第一声を上げた。14日まで支持者らとともに自転車で市内全域の掲示場にポスターを貼りながら、街頭活動をした。15日以降は目立った選挙運動はしない方針で、通常通りレストランを営業するという。


 市議補選は、県議選鳥栖市区への立候補を表明した原康彦氏の辞職に伴い実施される。市長選・市議補選とも投票は20日午前7時〜午後8時、市内23カ所であり、午後9時から市民体育館で開票される。期日前投票は19日までの午前8時半〜午後8時、市役所1階第2会議室で。12日現在の有権者数は5万3414人(市選管調べ)。

1989チバQ:2011/02/16(水) 00:33:43
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20110215-OYS1T00158.htm
福岡県議会、麻生知事の後継指名に「院政」批判も
地方選
 県議会定例会の代表質問が10日と14日に行われ、各会派からは麻生知事が4月投開票の知事選で元内閣広報官の小川洋氏(61)を後継指名したことなどについて、発言が相次いだ。

 麻生知事は14日、緑友会の砂山惣吉議員の質問に対し、「政策をつくるため、幅広い経験を積んでいる方がいい」と語った。「幅広く県民の支持が得られる人物」として小川氏を支持する方針を決めた公明党県議団の野田栄市議員は「4期16年のご労苦に感謝する」と知事をねぎらった。

 一方、自民党県議団の井上忠敏議員は10日、知事と小川氏が同じ経済産業省出身である点を挙げ、「小川氏支持は経産省からの要請か」と追及。知事は「頼まれたことはない。独自にいろいろな方を比較して結論を出した」と応じた。

 民主・県政クラブの吉柳順一議員は「後継指名で院政のような状況ができ、弊害が出るのでは」と指摘。知事は「あり得ない。どなたが県政を担うのがいいのかという原点に帰って活動している」と強調した。

(2011年2月15日 読売新聞)

1990チバQ:2011/02/16(水) 00:34:08
http://mytown.asahi.com/areanews/fukuoka/SEB201102140023.html
県議会「通年」導入検討へ 主要4会派が合意
2011年2月15日

 県議会主要4会派の代表者会議は14日、議会改革プロジェクトチーム(PT)を2月定例会の会期中に設置し、通年議会の導入を検討することで合意した。定例会での代表質問の時間制限や、非公式の代表者会議も廃止する方向で協議するという。

 通年議会は民主の吉村敏男会長が提案した。現行では知事が年4回の定例会や臨時会を招集するが、通年議会にした場合、議長が必要に応じて本会議を開催でき、柔軟な議会運営が期待できるという。都道府県議会では前例がないが、三重県や大阪府、神奈川県では定例会を年2、3回に減らし、会期を長くする取り組みが行われている。

 代表質問の制限時間の廃止は「議会の活性化」が目的。現在は定例会の際、4会派に45分ないし60分ずつ割り当てられている。非公開の場で各会派トップが県執行部などと協議する非公式の代表者会議も、「密室性が高い」との批判が出ていた。

 PTのメンバーは、主として4会派(自民党県議団、民主・県政クラブ、公明党、緑友会)から募る見通し。(小林豪)

1991チバQ:2011/02/17(木) 00:19:42
http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=30333
阿久根西平市政1カ月 専決処分の見直しに苦慮
(2011 02/16 11:31)
 阿久根市長解職請求(リコール)に端を発した出直し市長選挙で、西平良将市長(37)が初当選して16日で1カ月となった。市長に就任して最初の仕事は、竹原信一前市長らが議会に諮らず、違法性が指摘された専決処分の見直しだ。既に予算執行されたものもあり、すべてを撤回するのは難しい。支持を受ける施策もあり、法令順守と市民感情のはざまで苦慮している。
 1月27日。市役所横にある消防本部の車庫に描かれたイラストが塗り替えられた。キャラクターを模した絵が消され、新たに阿久根の風景画が現れた。
 西平市長は就任直後、「命がけで任務に当たる施設にふさわしくない」として、真っさらに戻す予定だった。
 ところが、一部の市民が「見物客もいるし、残してほしい」と要請。別の絵に差し替えることにした。
 「一方的に物事を決めることはしない。話し合いを通して落としどころを探りたい」。「対立ではなく対話」を公約に掲げた西平市長は“翻意”の理由をこう説明した。

◆ ◆

風景画に塗り替えられた消防車庫の絵=15日、阿久根市役所 竹原前市長や職務代理者だった仙波敏郎氏は在任中、議会を無視して専決処分を強行。副市長選任や議員報酬の日当制化(日額1万円)、補正予算などを次々と決めた。
 専決された補正予算は2億円を超える。使途は消防車庫などの絵に500万円のほか、農林水産、土木関連と幅広い。大半が既に執行されており、事実上事業は撤回できない。
 固定資産税率を下げる条例は施行が来年度のため、市長選後初の臨時議会で白紙に戻した。「固定資産税を下げると税収が減り、起債手続きが複雑になる」と懸念したからだ。
 西平市長は「専決処分が不適切だからといって、どこまでさかのぼることができるかの問題もある。法律に則して進めたいが、専決による施策を支持している市民感情も無視できない」と漏らす。
 先の臨時議会には専決処分された議案の一部を修正するなどして提案した。「再提案することで違法状態を解消したい」(執行部)という苦肉の策だった。

◆ ◆
 16日に開かれる臨時議会では、議員報酬を月額制に戻す条例を提案する。民間委員で構成される審議会の答申を受けたものだ。
 同市では20日、議会解散の賛否を問う住民投票が控える。西平市長は「仮に解散となれば日当制が続き、一定の副収入がある人しか市議になれない恐れがある。今が月額制に戻す最後の機会」と説明する。
 「法的にも、議論する上でも、まずはスタート地点に戻したい。今後、議会側が日当制を求めるのであれば、そこから議論を尽くしたい」と西平市長。
 これに対し、竹原前市長を支持してきた市議の一人は「日当制は譲れない」としながらも、「議員報酬だけでなく、議員活動に必要な政務調査費のあり方やナイター議会など、踏み込んだ議論を西平市長と交わしたい」と応える。
 地方自治の両輪は、首長と議会だ。西平市長は専決処分の見直しに加え、機能不全に陥っていた二元代表制を正常化させることも求められている。

1992チバQ:2011/02/17(木) 00:21:05
http://www.47news.jp/47topics/election/saga/132212.php
【佐賀】橋本、牟田氏 競り合う 鳥栖市長選本社世論調査
橋本、牟田氏 競り合う 鳥栖市長選本社世論調査 
◆3割「態度未定」鍵握る

 20日に投開票される鳥栖市長選で、佐賀新聞社は告示直後の13、14の両日、有権者の意識を探る世論調査を実施した。取材を加味して序盤の情勢を分析すると、現職の橋本康志氏(55)=無所属=と、前市長の牟田秀敏氏(70)=無所属、自民推薦=が競り合っている。調査時点で有権者の3割近くが態度を決めておらず、終盤情勢を左右しそう。

 

 前回(2007年)、激戦を繰り広げた橋本氏と牟田氏の再戦とあって有権者の関心は高く、「関心がある」「少し関心がある」が合わせて85・4%に上った。

 

 誰に投票するかを「決めている」「だいたい決めている」有権者は7割。残る3割近くが「決めていない」と回答した。

 

 橋本氏、牟田氏とも幅広い層に支持を広げているが、橋本氏は会社員や主婦などの比較的若い層に加え、60代以上にも浸透している。牟田氏も会社員や主婦が中心で、農業者と中高年層の支持が厚くなっている。

 

 両氏とも前回市長選時の支持者の約8割を固めている。新人の飲食店経営古賀秀紀氏(55)=無所属=は苦戦している。

 

 投票する際の基準は「政策」が51・7%と最も多く、マニフェスト型選挙の定着をうかがわせた。「人物・人柄」の30・5%が続き、「年齢」「地縁・血縁」「政党推薦」を挙げる有権者はいずれも5%以下だった。

 

 市政で力を入れてほしい分野(複数回答)は、「福祉」がトップで4割近くを占め、「子育て支援」「雇用対策」「行政改革」「教育・文化」が続いた。

 

【調査の方法】13、14の両日、本社記者が電話帳から無作為に抽出して聞き取る方式で実施。鳥栖市の有権者300人から有効回答を得た。

1993無料ヌキ動画:2011/02/17(木) 08:43:31
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1994チバQ:2011/02/17(木) 22:36:12
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20110217-OYS1T00201.htm
福岡知事候補選考、自民は県連会長一任


 4月投開票の福岡県知事選を巡り、自民党県連は16日、福岡市内で執行部会を開き、候補擁立について県連会長の武田良太衆院議員に一任することで合意した。武田会長は17日、県連の候補者選考委員会で推薦の内定を得た党県議団会長・蔵内勇夫氏(57)と会談し、最終判断する。

 武田会長は執行部会後に記者団の取材に応じ、「知事選だけでなく県議選、市議選なども行われ、全員の当選を目指さなければならない。そういう状況も踏まえ、適切に判断する」と述べた。

 県連内では蔵内氏の擁立に対し、元内閣広報官・小川洋氏(61)を推す麻生太郎元首相らが反発。分裂選挙を避けるため、蔵内氏の擁立を見直し、小川氏で一本化すべきだとの声が強まっている。

 小川氏については、公明党県本部が16日、支持を決定し、民主党県連も近く支持を正式に決める見通し。

(2011年2月17日 読売新聞)

1995チバQ:2011/02/17(木) 22:39:05
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/227179
蔵内氏に擁立撤回伝える 福岡知事選で自民県連
2011年2月17日 13:34 カテゴリー:政治 九州 > 福岡


 4月10日投開票の福岡県知事選で、自民党県連会長の武田良太衆院議員は17日午前、候補者選考委員会で推薦を内定していた党県議団会長の蔵内勇夫氏(57)に擁立撤回を伝えた。武田氏によると、蔵内氏は受け入れる意向を示した。県連は今後、元内閣広報官の小川洋氏(61)の支援を検討する。

 小川氏は麻生太郎元首相などが支援しており、県連は蔵内氏の立候補で党内が分裂することを避けた。武田氏は会談後、記者団に「総合的な判断により、選考委員会の決定を県連の決定にするわけにはいかなくなったと伝えた」と語った。蔵内氏は「よく理解できる」と述べたが、出馬撤回については「今からです」と明言しなかった。

 小川氏は自民党推薦を蔵内氏らと争って敗れたが、麻生元首相や同じ経済産業省出身の麻生渡知事、経済界の後押しを受けて立候補を表明。公明党県本部が支持を決め、民主党県連も支持する方針を固めている。

 自民党県連も党内分裂を回避し、選挙協力をしてきた公明党との関係を考慮して、小川氏に「相乗り」する方向だ。これに対し、蔵内氏は「官僚を(知事に)天下りさせることは断固として許せない。麻生院政を敷くことは福岡県の発展にならない」と強く反発している。

 県知事選には元北九州市議の田村貴昭氏(49)が共産党推薦で立候補を表明している。

=2011/02/17付 西日本新聞夕刊=

1996ライブチャットでテレホンセックス!:2011/02/18(金) 11:52:15
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1997チバQ:2011/02/20(日) 11:29:45
>>1972>>1987
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-173703-storytopic-26.html
民主県連代表選で異常事態 亀裂決定的、県民不在2011年2月20日
 結党以来初の選挙戦に突入した民主党県連の代表選は、所属議員の半数が投票をボイコットする異様な状況での新代表選出となり、県連を二分する亀裂を決定的にした。議員間の対立構図や投票方法の在り方など、一般には理解し難い事柄ばかりが代表選の焦点となっていることは、県民不在の混迷ぶりと組織内対話の未熟さをさらけ出した。
 喜納体制を支えてきた新垣安弘氏の新代表選出で、民主党本部とつくる「沖縄協議会」を通じ、沖縄問題の課題解決を図るという路線が踏襲される。新垣氏を推薦した上里直司県議は「沖縄協議会をどう位置付けるかは今代表選の争点だった。我々は沖縄協議会を大事にしながら、沖縄の立場で党執行部と交渉する」と述べる。
 対立候補の玉城デニー氏が「県連執行部は沖縄協議会で党幹事長室とつないだと言うが、辺野古移設の隠れみのにされたら困る」と批判し、上里氏は「小沢一郎元代表を支持するグループの玉城氏は、岡田克也幹事長の仕事を批判したい。派閥の論理の持ち出しだ」と応酬。党中央の内紛が、今代表選の対立構図にも影を落としている。
 ただ、18日に記者会見で代表選の所信を表明した玉城氏は、投票直前に「選挙になると分裂が決定的になるので、県連をまとめる側に回る」と一転して代表選から撤退。選挙戦に突入した当事者の変心は、挙党一致どころか、感情的なしこりを助長するとの批判は免れない。
 玉城氏を擁立した市町村議員団は「代議員の選出方法に大きな問題があり、選挙は無効だ」と対決姿勢を崩さず、今後も問題を引きずりそうだ。根底には、知事選や県立浦添看護学校の民営化などをめぐり、執行部が市町村議員との意思疎通を軽視してきたとの不信感がある。「開かれた県連運営を求める」との主張への、新代表の対応が問われる。(与那嶺松一郎)

1998チバQ:2011/02/20(日) 11:30:36
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2011-02-20_14701/
民主県連代表に新垣氏
玉城氏辞退 対立鮮明に
政治 2011年2月20日 09時40分

(1時間50分前に更新)

 民主党県連(喜納昌吉代表)は19日、那覇市内のホテルで臨時大会を開き、幹事長の新垣安弘県議(55)を新代表に選出した。大会の冒頭、副代表の玉城デニー衆院議員(51)が立候補辞退を表明し、代議員の選出方法に疑義を唱えた市議6人や3区総支部の代議員の計16人と共に退場した。執行部の県連運営に反発した玉城氏らの退場で、県連内を二分する亀裂が鮮明となった。

 新垣氏は「政権交代後、政府と県民とのはざまで厳しい困難な状況に直面しているが、県民の思いを踏まえ、政権与党として責任と信条を持って取り組む」と決意を表明。玉城氏らとの対立が鮮明となったことには「いろいろと不満があるのは承知しているが、また一丸になれると確信している」と述べ、修復を目指す考えを示した。

 役員人事は「現時点では白紙。挙党態勢を築きたい」と述べた。

 一方、玉城氏は「選挙をせずにまとまった方がいいと、大局的な判断をした」と辞退の理由を説明。玉城氏を支援した玉城和信糸満市議らは「(所属する)4区では投票を行う代議員の選出に関する話し合いが一切なかった」などと、県連運営を批判。「選挙は無効だ」と強調した。今後については「離党せず、(仲間内で)対応を協議していく」と述べた。

 新垣氏は、1955年生まれ。八重瀬町(旧東風平町)出身。東風平町、八重瀬町議などを経て、2008年の県議選で初当選。01年から党幹事長。

1999チバQ:2011/02/20(日) 11:32:36
http://mytown.asahi.com/areanews/okinawa/SEB201102190069.html
民主県連代表に新垣県議 小沢氏系の玉城衆院議員破る
2011年2月20日

 民主党沖縄県連の代表選が19日あり、県連幹事長の新垣安弘県議が玉城デニー衆院議員(沖縄3区)を破って初当選した。党地方組織の代表が選挙で決まるのは異例で、党本部の「小沢対非小沢」の対立も波及し、県連内の亀裂は深まる一方だ。

 投票のための県連大会には党員・サポーター(約1700人)から選ばれた代議員39人と所属議員ら計55人が参加した。しかし、代議員の選び方が不透明だとして、玉城氏や地方議員ら計17人が投票直前に退席。残りの38票中37票を新垣氏が獲得した。

 代表選では、県連執行部の多くが「地元で活動する地方議員を代表にしないと県連の存在感を示せない」として新垣氏を支持。玉城氏の支持者は、新垣氏が連合との関係を軽視していると批判した。

 また、小沢一郎元代表を支持する玉城氏は、政治資金問題で小沢氏の処分を図る党本部の動きともからめて県連執行部を批判。18日に記者会見を開き、県連執行部が米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設問題で立場の異なる党本部と協議の場を設けたことなどに不満を表明していた。

 小沢氏支持の衆院議員16人が国会内の民主党会派からの離脱届を出したが、玉城氏は今後の姿勢について「(同調することも)十分考えられる」と述べた。自らを支持する地方議員にも行動を共にするよう呼びかける構えだ。(藤田直央)

2000チバQ:2011/02/20(日) 12:08:25
http://mainichi.jp/area/saga/news/20110217ddlk41010403000c.html
鳥栖市の未来は:市長選投票を前に/上 九州新幹線 /佐賀
 ◇活性化につながるか
 「新駅は『観光の駅』。商店街には観光客をターゲットにした店は少なく、プラスの影響はほとんどないだろう」。鳥栖駅前の商店街連合会の水田常夫会長(43)は3月12日に開業する九州新幹線新鳥栖駅開業の効果に冷めた見方を示す。

 鳥栖駅前の三つの商店街には計68店が並ぶ。最盛期の約130軒からほぼ半減し、水田さんが会長に就任した2年前からも5軒が店を閉じた。

 新鳥栖駅は、商店街から西に約3キロ。水田会長は「鳥栖駅前は通勤や生活に使う街。新駅とはすみ分けることになるだろう」と冷静だ。

   ◇  ◇

 新鳥栖駅に停車する列車は、新大阪直通の「さくら」7本を含み一日に上下線100本。在来線は特急全便が停車し、博多−佐賀間は一日に17本が増便され、1時間当たり片道2本だったのが3本に増える。

 駅前には計6カ所で乗用車650台、バス20台の駐車場を設けた。西口駅前広場の駐車場は30分〜1時間100円で、その他の乗用車向けの4駐車場は1日100円と、駅まで車で来る客が使いやすい「パーク・アンド・ライド」型の駐車場だ。

 また、西鉄バスは新駅の開業日から、鳥栖駅との間を約11分で結ぶ路線バスを、160円で一日20便運行する。同市の大型商業施設「鳥栖プレミアム・アウトレット」と新駅間を約14分で結ぶ定期バスも、一日28便運行する計画だ。

 13年春には同駅前に九州国際重粒子線がん治療センターが開業する。加速させた炭素イオンをがんにぶつけて治療する施設は九州で初めてで、関西以西やアジア諸国から「痛くないがん治療」を受ける患者を呼び込むメディカルツーリズムの拠点としても期待がかかる。

 しかし同駅前の6万8000平方メートルの用地のうち、利用が決まっているのはこれだけ。民間業者がホテルを誘致する計画もあるが、具体化はしていない。

   ◇  ◇

 新鳥栖駅を九州の観光の拠点にする動きも進む。県内外の自治体の観光担当課や観光協会など計85団体は昨年8月、合同で観光客を誘致しようと「新鳥栖駅観光情報ネットワーク連絡会」を発足。関西・中国地方からの観光客を大分から長崎にかけての九州の「横軸」に呼び込むために、連携して宣伝活動を行う。

 「新鳥栖駅で人が乗り降りすることが大切。利用者が増えれば、駅に止まる列車の本数も増えるはず」。市観光協会の吉田博行事務局長(67)は力を込める。

   ◇  ◇

 九州の南北と東西を結ぶ鉄道と高速道が交差する鳥栖市。立地条件を生かして企業進出は進み、人口も増加の一途をたどる。20日の市長選投票を前に、市の現状と課題を探る。

2001チバQ:2011/02/20(日) 12:08:51
http://mainichi.jp/area/saga/news/20110218ddlk41010401000c.html
鳥栖市の未来は:市長選投票を前に/中 周辺町との合併 /佐賀
 ◇「破談」から続く停滞
 「人口比率で判断されたのは若干残念だ」

 九州新幹線鹿児島ルートのダイヤが発表された昨年12月17日、鳥栖市の橋本康志市長は会見で悔しさをにじませた。一日に停車する上下線の列車は新鳥栖駅100本に対して久留米駅101本とほぼ同じ。しかし新大阪から直通の「さくら」は新鳥栖駅の7本に対して久留米は16本と、倍以上の差がついた。

 鹿児島線から長崎線が分岐する鳥栖駅は、利用者数では久留米駅に勝っている。JR九州によると、09年度の鳥栖駅の一日乗降者は6672人で、同社管内で20位。久留米駅は5630人で29位にとどまる。

 しかし、人口約6万8000人の鳥栖市に対して福岡県久留米市は約30万人。関西からの直通便の本数の差は、人口規模が決め手となった形だ。

  ◇  ◇

 牟田秀敏前市長時代の02年6月、鳥栖市は三養基郡の旧5町との合併を目指して任意合併協議会を設置した。しかし「合併特例法が定める05年3月までの合併は難しい」と基山、上峰町は02年12月の法定合併協には不参加。その後も都市計画区域の設定をめぐって市側と対立した他の3町が法定協を離脱し、鳥栖市の合併協議は破談。離脱した3町は合併して「みやき町」が誕生した。それ以降、鳥栖市の合併協議は止まったままだ。

 その後、鳥栖市は基山町との合併を目指す。08年12月、鳥栖市と基山町の30〜40歳代の職員が地域の将来像について話し合う「地域ビジョン検討委員会」が発足。昨年10月には両市町の15課長が参加して、職員研修の連携▽子育て支援事業の連携▽イベントの共同開催−−などを月1回ペースの会合で話し合う勉強会が発足した。

 しかし基山町の小森純一町長は「検討委や勉強会は直ちに合併につながるわけではない」と早期の合併協議の再開には慎重な姿勢を崩さない。昨年10月にマニフェスト(選挙公約)検証会を開いた鳥栖青年会議所も「(合併への)具体的な協議は何もできていない。市民に対する働きかけも見られない」と市の対応に手厳しい。

  ◇  ◇

 「協力して防犯にあたるのは、地元としてはありがたい」

 今月1日、青色回転灯をつけて鳥栖市役所を出発する6台の防犯パトカーに、基山町との境に近い鳥栖市弥生が丘に住む鳥栖・三養基地区防犯ボランティア協会の古賀友喜会長(67)は笑顔をみせた。

 両市町は今月から、小学校の下校時間帯に市町の境を越えて約2時間防犯パトロールを始めた。自治体同士が越境する県内で初めての取り組みだ。

 古賀さんは「市町境域は一体感がある。小さな活動からやっていきたい」と力を込める。合併論議が停滞する中、地域では連携の模索が始まっている。

2002チバQ:2011/02/20(日) 12:09:18
http://mainichi.jp/area/saga/news/20110219ddlk41010450000c.html
鳥栖市の未来は:市長選投票を前に/下 産業とまちづくり /佐賀
 ◇発展の足元で停滞も
 「鳥栖は交通の要衝で、物流の拠点になる土地。倉庫と配送部門を両方置ける広い用地を確保できるのもよかった」。県が鳥栖市で整備を進める流通業務団地「グリーン・ロジスティック・パーク」に進出した企業の担当者はそう話す。

 06年に販売を始めた同団地は鳥栖インターに近く、既に延べ27社が進出し用地の85%が分譲済みとなる人気ぶりだ。

 これまで市内に進出した企業は1954年に市制施行されて以降約170社。好調な企業進出に伴い、同年に約4万人だった市の人口は、今年1月末現在で約6万8000人と増加の一途だ。

 しかし市内の西部工業団地では一昨年から電子部品実装機器メーカーのパナソニックファクトリーソリューションズ、半導体製造装置の東京エレクトロン九州が事業所を閉鎖。今年1月には製粉業最大手の日清製粉が国道3号沿いの工場を14年春に閉鎖すると発表した。企業の生産拠点の集中化は、鳥栖市にも影響が及んでいる。

  ◇  ◇ 

 昨年11月末、一昨年8月から続いていたJR鳥栖駅西口前の整備が完了した。国や県の補助を受け、総工費は約1億6300万円。駅前に信号や歩道を造り、歩行者と乗用車、バス、タクシーなどが車両が通る区域を分けることで、安全に通行できるようにした。

 福岡市に行くため週1回は鳥栖駅を利用するという鳥栖市の主婦(36)は「車がひっきりなしに通るので、以前は駅前の道を渡るのも大変だった。ずいぶん利用しやすくなった」と評価する。

 一方、同駅は市を東西に分断する境目にもなっている。その解消のため、市は87年に駅周辺4・3キロの鉄道を高架化する計画を策定。高架下に6本の道路を通し、人や車の行き来をスムーズにすることで駅の東西を一体的に活性化すると期待されたが、財政難などで06年3月に撤回された。それ以後、駅の東西をつなぐ交通政策に進展はない。

 国道3号の渋滞解消も停滞したままだ。一日に約2万5000台が通行する姫方(同市姫方町)−商工団地入口(同市酒井西町)間の約2・4キロは、片側1車線のため渋滞が慢性化している。

 07年3月には道路幅を現在の約18メートルから25メートルに広げ、片側2車線にする計画が事業化された。当時の住民説明会で国は「10年以内の実現」を打ち出したが、リーマンショック後の不況や政権交代の影響もあり、工事は進んでいない。

 「渋滞は物流のマイナス条件で、進出する企業も気にする点。立地条件が良くても、道路事情が悪ければ企業誘致の足を引っ張りかねない」と、市幹部は悩ましげだ。(この連載は遠藤雅彦が担当しました)

2003チバQ:2011/02/20(日) 12:19:49
http://www.saga-s.co.jp/news/electionsaga2011/2011syucho.0.1817063.article.html
連載・鳥栖市の課題(上)「新幹線」(11年2月3日)
中心部に誘客なるか 観光バス乗り換え期待



 九州新幹線鹿児島ルートの新鳥栖駅が完成した原古賀地区。駅前の6・8ヘクタールでは市の土地区画整理事業によって新しいまちづくりを目指し、道路や駅前広場が整備されつつある。3月末までに予算ベースで90%を終える予定。



■駐車場100円


 一帯は水田が広がる区域だったが、ホテルや商業施設の進出が期待されている。近くでは民間の住宅団地開発も始まった。区長の江見武さん(71)は「駅から東西南北に行けるようになり、人の出入りが増える。期待と不安は半々だが便利になるのは確か」と語る。


 新駅周辺には650台のパーク・アンド・ライド駐車場を整備。1日100円の格安料金を設定して利用者増をもくろむ。新幹線と在来線の乗降客を合わせて1日8900人の駅利用者を想定している。
 一番のターゲットは新幹線から観光バスへの乗り換え需要。駅前に20台分のバス駐車場を造り40分間無料に設定した。長崎、大分方面とタイアップし、「よこ旅」というキャッチコピーで観光バス誘致に力を入れている。


 現在、観光バス拠点になっている博多駅はバス駐車場が狭く、新幹線で九州入りした団体客の送迎に不便を来している。鳥栖市観光協会は関西以西の300社の旅行代理店などに「バスを横付けして雨でも濡れずに乗車できる」と新鳥栖駅を売り込んできた。


 ただ、市内に魅力的な観光地は少なく、乗り換え拠点に終わる懸念がある。市観光協会の吉田博行専務は「まずは駅利用者を増やす。2年後には新鳥栖駅前に重粒子線がん治療施設ができ、メディカルツーリズムに発展させれば滞在客も増える」と期待する。



■冷めた見方


 現在の中心街は鳥栖駅を軸に広がっている。新鳥栖駅とは約3キロの距離。2つの駅は幹線道路で直結しているが、中心商店街では新幹線効果に期待する声は少ない。本通筋商店街は3年前、古くなったアーケードを取り壊し、新幹線開業に備え再活性化を試みた。


 近くに大型ショッピングセンターがあり、中心街へ向かう客の流れはあるものの、ある商店主は「シャッター街にこそなっていないが、物販は振るわず店を閉めるところが出始めている。新幹線の客が買い物に来るとは考えられない」と冷めた見方だ。


 鳥栖駅前一帯は狭い路地に古い店舗がひしめき合う。建物と土地の複雑な権利関係もからみ、再開発構想が浮上しては消えた。市は昨年11月までに駅前広場を1億6300万円かけ整備した。車と歩行者の通路を明確に分けて安全な環境を確保したが、駅前の「顔づくり」という課題は残されている。
                               ◇
 「物流の街」として発展してきた鳥栖市は、新幹線開業で新たな転換期を迎える。新幹線開業後のまちづくりをどう進めるのか、2月13日告示、同20日投開票の市長選を前に、市政の課題を3回にわたって探る。



【写真】都市基盤整備が進む新幹線・新鳥栖駅前=鳥栖市原古賀町

2004チバQ:2011/02/20(日) 12:20:18
http://www.saga-s.co.jp/news/electionsaga2011/2011syucho.0.1817967.article.html
連載・鳥栖市の課題(中)「市街地の道路網」(11年2月4日)
国道3号渋滞解消進まず 周辺道路整備にも影響



 九州の縦軸となる国道3号は1日の交通量が2万5000台。鳥栖市内は2車線と狭く、交通渋滞が常態化している。「上りは一日中のろのろ運転で、走っている時がない」と曽根崎町に住む原岩男さん(77)は語る。



■4車線化に


 道路沿いの家々では、マンホールの上を車が通る時の振動で眠れなかったり、建具のゆがみ、屋根瓦の落下など深刻な影響を受けている。姫方交差点から南の2・4キロは08年度に4車線化の事業化が決定したが、政権交代の影響もあり進展が見られない。


 原さんの自宅も5、6年前、公民館で開かれた説明会で拡幅用地にかかると言われた。「2年後には個々に説明するという話だったが、それっきりで何の連絡もなく不安でたまらない」と不満を漏らす。


 国道3号の渋滞で、交差する東西軸の市道や県道もあおりを受けている。市役所前から流通業務団地方面へ抜ける道路は、JR鹿児島線の陸橋辺りから混雑し、田代地区の県道も姫方交差点と幡崎踏切が近接しているため、朝夕の渋滞対策が懸案だ。


 九州新幹線という国家プロジェクトを抱え、市は事業負担金や新鳥栖駅周辺整備に約50億円(国、県費を含む)を充ててきた。この3年間がピークだったため「ほかの道路舗装・整備費を縮減していた」(市建設部)側面もあるという。



■新たな動き


 国道3号の4車線化が完了すれば、市街地の幹線道路にかかる負荷が軽減するとみられているが、市内の道路網は東西軸の整備が遅れている。道路は「住みよさ」にかかわる重要なまちづくりの要素で、どのような整備法をとるのかも市民の満足度にかかわってくる。


 昨年8月、田代地区6町の代表が幡崎踏切に至る道路の渋滞解消策に関して、「大型車とダンプの進入禁止」「歩道の整備」を市に要望した。県はループ橋で鉄道線路を越える案を検討しており、この案では踏切の西側一帯を大きな構造物が覆う形になる。


 「旧長崎街道田代宿のあった町のたたずまいを壊すことになりかねない」と心配した住民の新たな動きだった。「歴史的雰囲気と渋滞解消。相反する課題を突きつけられている」と市建設部は頭を悩ませる。


 幡崎踏切は1日の交通量が約1万2000台。踏切の遮断時間は1日5・9時間となる。このため鳥栖駅を挟む南北4・3キロの連続高架事業が検討されてきたが、国の採択基準に合わないことから06年に白紙化となった。


 前回の市長選でそれが争点の1つとなったが、「将来の課題」として棚上げされているのが現状だ。まだ、経済界を中心に実現を求める声は根強い。鉄道によって東西に分断された街をどのようにつなぐのか。さまざまな意見や要望を踏まえたビジョンが求められる。



【写真】国道3号は姫方交差点から南が2車線と狭くなり渋滞が恒常化している=鳥栖市

2005チバQ:2011/02/20(日) 12:20:41
http://www.saga-s.co.jp/news/electionsaga2011/2011syucho.0.1820164.article.html
連載・鳥栖市の課題(下)「財政と企業誘致」(11年2月5日)
自主財源支える進出企業 団地開発へ合併も模索



 市内の小学校校区ごとにある地区公民館に併設されている老人福祉センター。入浴施設や各種講座などがあり、高齢者の憩いの場になっている。一週間に3、4日通っている男性(70)は「ふろと健康機器が無料で使えるのがいい。ぜひ続けてほしい」と語る。


 老人福祉センターは町村合併で誕生した事情から、地域バランスを配慮し7カ所に設置された。しかし、建設から長年たって老朽化が目立つ。老人福祉センターを含め、市が所有する施設は約500棟。その7割が築20年以上で、これから補修や建て替え、統廃合の時期を迎える。


 建設時には国・県の補助金を受けても、学校などを除いて補修に補助制度はなく、自主財源を充てることになる。それが財政の重荷になりかねないため、2009年3月に公共施設整備基金を創設した。



■交通の要衝


 市の財政規模は09年決算で約250億円。人口約7万人の都市として余力ある規模とはいえないものの、自主財源比率は60・7%と高い。これを支えてきたのは交通の要衝という「地の利」を生かした企業誘致だ。


 進出企業は169社。一昨年は景気悪化に伴うリストラで大手企業2社が工場を撤退したが、業種は多様で影響は最小限に踏みとどまった。この状況で本年度は新たに2社が進出し、さらに数社と話が進んでいるという。県が開発した流通業務団地は06年の分譲開始から27社が進出し、分譲率85%に達した。


 現在、南部の旭地区に県と共同で新産業集積エリアの開発を進めている。新エネルギーなど製造業の誘致が目的。農地転用の手続きが順調に進めば、新年度には用地の買収、造成工事へと進む。


 新年度から10カ年にわたる第6次総合計画の基本構想案では、05年から20年まで15年間の就業人口を8・7%増と見込んでいる。人口問題研究所の推計では30年後まで人口が増え続けるという。プロサッカー・サガン鳥栖のホームタウンでもあり、活気あるイメージが定着している。



■将来の発展


 昨年末、近隣町であった企業施設の起工式。社長は「営業所は鳥栖市に置きたいと思って(別な所に)探した」と語り、鳥栖市のネームバリューにこだわりを見せた。市幹部は「新幹線駅が開業すれば、さらにイメージアップにつながる」と期待する。


 市域は72平方キロしかなく、工業団地開発の余地は狭まっている。将来の発展を見越した場合、土地利用計画の見直しや自治体合併が課題になる。ただ、平成の大合併で鳥栖市・三養基郡の協議が挫折して以降、合併の機運は盛り上がっておらず、住民の合意形成へ向けたこれからの努力に委ねられている。



【写真】企業の集積が進む流通業務団地=鳥栖市姫方町

2006チバQ:2011/02/20(日) 12:22:54
http://mytown.asahi.com/saga/news.php?k_id=42000741102080001
鳥栖 新時代へ


土地活用策 悩む地元
2011年02月09日





急ピッチでの土地整備が続く新鳥栖駅前=鳥栖市原古賀町

 鳥栖市の中心部から約2キロ西に位置する九州新幹線鹿児島ルートのJR新鳥栖駅(同市原古賀町)。来月12日の鹿児島ルートの全線開通に向け、駅舎はほぼ完成。駅周辺は大型ブルドーザーやトラックが走り回り、急ピッチで整備が進んでいる。


 新鳥栖駅西側周辺一帯は整備前は田畑が広がっていたが、新幹線の開業に合わせて、市が2008年10月から土地区画整理事業に着手。パーク&ライド用に650台分の市営駐車場と、観光バス20台分の駐車場を整備した。


 さらに福岡市との「誘致合戦」の末に建設が決まった九州国際重粒子線がん治療センターの工事も始まった。13年春の開業を目指す。


 土地区画事業は13年度に終了予定で、整地が終わり次第、順次地権者に土地が引き渡される。その面積は計2万6千平方メートル。サッカーJ2・サガン鳥栖のホーム、ベストアメニティスタジアムの2・6個分の広さだ。ただ、その土地について、具体的な活用策はまだ決まっていない。


 市の企業経営者や市民らでつくる「鳥栖コンベンション・シティー委員会」(TCC、会長=中冨博隆・久光製薬社長)は、市に対し駅周辺整備について提言。大型イベントを行うコンベンションホール(会議場)や多目的ホール(産業展示場)、レセプション会場(ホテル)などの施設の誘致推進を求めた。


 地権者の間でも土地利用について意見が分かれている。民間業者が地権者と仲介し、ビジネスホテルを誘致するという計画があるが、これも具体化はしていない。


 土地を一括して利用するのではなく、20人を超える地権者が区画ごとに交渉しているのが現状で、地権者の一人は「我々は素人で、交渉ごとは分からない」と漏らす。地元・原古賀地区の江見武区長(71)は「新幹線で来た客が足を止めてくれるような施設ができればいいが」と話す。


 駐車場や駅前広場の整備を行った駅東側の開発についてもTCCは市に提言。「東西地区を一体的に開発するための『駅周辺開発グランドデザイン』を策定し、九州の中心地としての地位を高める」ことを求めている。


 ただ、市新幹線対策課によると、駅東側は市街化調整区域に指定されているため、建物の建設は規制されている。指定を解除するには国や県との交渉が必要という。


 同課の担当者は「地権者の土地だから……」と行政側から土地活用について提案することには及び腰だ。一方、原古賀地区の住民の一人は「駅前はまちの顔。行政が情報を提示しながら、駅前のまちづくりについてイニシアチブをとってほしい」と期待している。


     ◇


 鳥栖市長選が13日に告示される。九州新幹線の全線開通前夜のまちの現状を追った。(この連載は上山崎雅泰が担当します)

2007チバQ:2011/02/20(日) 12:23:18
http://mytown.asahi.com/saga/news.php?k_id=42000741102090001
遠い新駅 効果手探り
2011年02月10日


JR鳥栖駅前の商店街は人通りも少なく、空き店舗が目立つ=鳥栖市本通町




 「鳥栖の顔」とも言うべきJR鳥栖駅前。昨年11月、長年の懸案だった駅前整備がようやく完了した。これまでは駅前に信号機がなく、駅利用者が道路を横断する際に車と接触する危険があり、苦情が絶えなかった。そこで新たにバス停専用スペースや五つの信号機を設置。歩道整備と車道舗装も行い、混雑は解消された。


 こうした整備は、九州新幹線鹿児島ルート全線開通に伴って交流人口が増え、在来線の鳥栖駅を利用する遠方客も増えると見越した面がある。しかし、本来なら街のメーンストリートでもある、駅前から連なる商店街は人通りが少なく、活気はいま一つだ。


 駅前商店街は、老朽化のため「暗いイメージを与えている」と不評を買っていた約500メートルのアーケードを4年前に撤去。新たに街路灯を設置し、市がサッカーJ2・サガン鳥栖を応援するフラッグを掲げるなど商店街を明るく盛り上げる工夫を重ねている。


 鳥栖商工会議所も地元商店での売り上げを伸ばすために協力。一昨年と昨年、総額1億1千万円分の商品券を発行した。券の一部はショッピングセンターなど大型店では使用できないようにした結果、75%が駅前商店街を含む店舗で使われた。この「特需」を受けて、商議所には「発行を継続してほしい」という商店主の声が寄せられている。


 だが、こうした努力にもかかわらず、商店街の弁当屋と不動産業者が昨年、店をたたんだ。今年に入ってからも食品店が撤退。通り沿いには3店連ねて空き店舗となっている場所もあり、寂しさが漂う。商議所によると、駅前3商店街の合計店舗数は、5年前に比べて15店減って123店舗になっている。


 一方で、新幹線開通を起爆剤に商店街活性化を、という期待感も高いとは言えない。
 西鉄バス佐賀が開通日から路線バスを新鳥栖駅に乗り入れ、鳥栖駅間を160円で結ぶ路線変更を予定しているものの、どの程度の乗降客が鳥栖駅前まで足を延ばすかの見通しは立っていない。駅前商店街としても開通に合わせて誘客を狙う企画を練りづらいのが現状という。


 市商店街連合会の水田常夫会長(43)は、約3キロ西にある新鳥栖駅が「やはり遠く感じる」と、駅前への波及については冷ややかだ。年間480万人が訪れる鳥栖プレミアムアウトレットと新鳥栖駅、鳥栖駅を回遊する交通面の連携が不十分だ、と指摘。「新幹線は鳥栖のブランド力を上げる格好のツール。行政任せの時代ではないとはいえ、市にはやはりお金を落としてもらう仕組みづくりを考えてもらいたい」と話している。

2008チバQ:2011/02/20(日) 12:23:42
http://mytown.asahi.com/saga/news.php?k_id=42000741102110001
通過を懸念 誘客模索
2011年02月12日


全線開通100日前、鳥栖市のマスコット「とっとちゃん」(左から2体目)が市をアピールした=昨年12月2日、JR新大阪駅

 九州新幹線鹿児島ルートが全線開通すると、新大阪発の山陽新幹線との直通運転も始まる。開通まで100日に迫った昨年12月2日、JR新大阪駅(大阪市)で、鳥栖市のマスコット「とっとちゃん」ら新幹線が通る九州4県のゆるキャラが九州観光を売り込んだ。開通へのカウントダウンとともに、関西からの観光客争奪戦は熱を帯びる。


 鳥栖市は、佐賀、福岡、長崎、大分、熊本の北部九州5県の自治体や観光団体からなる「新鳥栖駅観光情報ネットワーク連絡会」の一員として、北部九州の「横軸」観光プランを宣伝。これまでに関西以西の200社を超える旅行業者に新鳥栖駅の使いやすさをアピールした。


 ただ、鳥栖市の東に位置する日田・湯布院は「温泉」、西の有田は「有田焼」、長崎の「異国情緒」に、ライバル駅のある久留米には「B級グルメ」と、有名観光地に挟まれて肝心の鳥栖の観光の目玉は少ない。


 「九州の交通の要衝」として発展した鳥栖市は、地の利を生かした物流拠点のイメージが強い。全線開通は県外からの観光客を呼び込む格好のチャンスだが、このままでは新幹線駅だけがある街として素通りされかねない。


 佐賀、福岡両県の調査によると、2008年の鳥栖市内への観光客は93万9千人。県内10市のうち8番目と低調で、トップの唐津市(875万6千人)には遠く及ばない。隣の久留米市には509万2千人が訪れており、5倍超の差をつけられている。


 一方で、鳥栖ならではの観光資源もある。例えば、第2次大戦末期の特攻隊員の逸話を描いた小説「月光の夏」のモデルとなったグランドピアノ▽戦国時代の山城や城下町が残る国史跡の勝尾(かつのお)城筑紫氏遺跡▽江戸時代に鳥栖で始まった売薬の歴史などを学ぶ中冨記念くすり博物館、が挙げられる。


 特に、サッカーJ2・サガン鳥栖のホーム、ベストアメニティスタジアム(ベアスタ)はサッカー専用スタジアムで、海外でのプレー経験が豊富な三浦知良選手(横浜FC)が「日本でも3本の指に入る素晴らしさ」と言うほど評価が高いスタジアム。芝の感触を味わったり、選手のロッカールームに入れたりする施設見学が無料でできるが、運営する市の外郭団体は積極的なPRはしていない。


 市観光協会の吉田博行事務局長は、新鳥栖駅で降りて最終目的地に行く前に、半日の市内観光コースが出来ると説明する。「修学旅行客だとベアスタ見学は喜ばれるはずで、ピアノの逸話は平和を考えるきっかけになり得る。観光資源を生かし切るため、市とも連携してアピールしていきたい」と話している。

2009チバQ:2011/02/20(日) 13:08:49
ちと古いけど
http://mainichi.jp/seibu/photo/news/20110211sog00m010002000c.html
福岡知事選:攻防の行方・上 「おれは小川をやる」と麻生元首相 県民不在の候補選び

選考委員会の後、報道陣の取材に応じる麻生太郎元首相(中央左)と蔵内勇夫氏(同右) 「おれは小川をやる」。4月の福岡県知事選に向け、5日に福岡市であった自民党県連候補選考委員会。同党県議団会長、蔵内勇夫氏(57)と、対抗馬の元内閣広報官、小川洋氏(61)を推す麻生太郎元首相との直接会談を、元首相はこう宣告して締めくくった。

   ■

 候補擁立に向けた動きは、麻生渡知事が5選不出馬を決めた秋ごろから始まった。知事や経済界の要請を受けた県議会主要会派が各党相乗りを模索し始めたが、11月に麻生元首相らが小川氏を推す動きが表面化すると、事態は混迷していった。

 小川氏は麻生元首相の政権下でも広報官を務めた。古賀誠元党幹事長ら国会議員や県議らにとって、小川氏擁立の動きは麻生元首相の独断専行と映った。「小川氏はだめだ」。その空気が県連内を次第に支配した。

 そんな中、小川氏は1月27日、自民県連に推薦願を提出。28日には対抗するように県議の一部が蔵内氏の推薦願を提出した。蔵内氏は県連内外から「県連最高実力者の一人」とされる人物だ。両者の間を縫うように、九州大教授、谷口博文氏(56)も同日、推薦願を提出。谷口氏は民主、公明などにも推薦願を出し、「相乗り候補」を強調した。

 蔵内氏と麻生元首相は5日の選考委で打開策を見いだそうと会談したが、逆に亀裂は深まった。「出馬意思を何度も確認したが、あなたは出ないと言った」(麻生元首相)。「最初から小川さんありきだったんでは」(蔵内氏)。複数の関係者によると、2人はそんな応酬をした。

 武田良太県連会長は会談中、「まとまらないなら谷口氏しかない」と申し出たという。それが元首相の「小川をやる」の言葉につながった。県連は結局、多数が支持する蔵内氏を「全会一致で決定」と発表した。

 その後、麻生元首相は党中央にも「小川氏でやる」と通告。麻生知事、地元経済界も息を合わせたように動き、小川氏の支援組織の11日発足を決めた。蔵内氏を推した県議の間にも分裂の危機感が広がり、ついに、選考委が推薦候補と決めた蔵内氏の擁立見送り検討の動きとなった。谷口氏も出馬断念を検討しているという。

 麻生元首相はなぜ小川氏を推し続けたのか。県議の間では「メンツの問題か」「小川氏を引っ張ってきた元首相の責任感」と意見は割れる。

   ■

 既に立候補表明している北九州市の元共産党市議、田村貴昭氏(49)は自民の推薦候補選びについて語った。「県民不在で知事候補を決めていいのか」

  ×  ×

 4月の福岡県知事選の構図は、政財界の激しい攻防の末、次第に姿を現してきた。しかし、有権者には候補者選びの作業はほとんど見えないままだ。混迷の知事選候補者選びを解き明かす。

2011年2月11日

2010チバQ:2011/02/20(日) 13:09:25
http://mainichi.jp/seibu/seikei/news/20110212ddp041010007000c.html
攻防の行方:’11福岡県知事選/中 「後出しじゃんけん」不発
 ◇民主、崩れた統一候補 「自民から『相乗られる』なら構わない」
 「知名度のない一個人が幅広い支援を作り上げていくのは難しい」。11日、福岡県知事選への出馬断念を表明した九州大教授の谷口博文氏(56)。寒空の下、福岡市内の自宅マンション前に集まった報道陣約30人を前に、各党相乗りの「統一候補」になれなかったことを無念そうに語った。

 谷口氏は昨年11月3日、民主県連の第1回選考委員会で、他薦の形で名前が挙がっていた。だがその後、民主県連は具体的な選考作業を事実上ストップ。ある幹部は「自民(の候補者選考)がどうなるかによって変わる。後出しじゃんけんだ」と意味深長に語っていた。

 政権交代後初めて迎える4月の統一地方選。民主にとっては政権基盤を固めるうえで「勝利」が至上命令で、福岡県知事選も同様の位置づけとなる。だが小沢一郎元代表の処遇問題やマニフェストに掲げた政策の迷走などで支持率は低迷し、地方選挙は連戦連敗の状況だ。

 中でも昨年11月14日の福岡市長選で推薦した現職が大差で敗れたことは、県連にとって衝撃だった。「これでは誰も民主から立候補したいという人はいない」。幹部からは知事選での主戦論が影を潜めていった。

 窮地に立った県連が描いたシナリオが統一候補の擁立だった。自民県連が候補者選考で分裂含みの展開を見せる中、間隙(かんげき)を縫う形で谷口氏が自民、民主両県連に推薦願を提出。分裂回避に期待する自民内の一部と呼応するように、民主県連の吉村敏男幹事長は「谷口氏を軸に調整を進める」とすかさず表明した。

 党本部は各党による「相乗り」禁止を掲げるが、県連は「谷口氏はもともと我々の選考委で名前が挙がっていた。自民から『相乗られる』なら構わない」と説明。自民側の動きを待っていたことが奏功するかにみえた。

 だが結局、谷口氏は自民県連内の主導権争いに埋没する形で選考から外れ、民主の推薦願も事実上辞退した。「自民が先に決めて、各党が一緒にやれるという条件が9割ぐらいまでうまくいっていたのに……」と民主県連幹部。シナリオは狂い、後出しじゃんけんは不発に終わった。

 11日に出馬を断念した谷口氏とは対照的に、自民県連の選考に漏れた元内閣広報官の小川洋氏(61)が同日、経済界などの支援を受けて立候補を正式表明した。民主県連も「預かり」としていた小川氏の推薦願を受理して秋波を送るが、「県民党」を掲げる小川氏が特定政党に偏ることは考えにくい。民主の独自候補擁立はほぼ絶望視され、迷走ぶりだけが際立っている。

毎日新聞 2011年2月12日 西部朝刊

2011チバQ:2011/02/20(日) 13:10:10
http://mainichi.jp/seibu/seikei/news/20110213ddp041010006000c.html
攻防の行方:’11福岡県知事選/下 なだれ打つ 小川氏支持へ
 ◇経済界、政党圧力に反発 「流れは県民主導」
 「政党からの働きかけではなく、自発的にこうなった」。11日、福岡市内であった元内閣広報官、小川洋氏(61)の支援組織「福岡県の未来をつくる会」の設立総会後、会長に就任した松尾新吾・九州電力会長は会見でこう説明した。総会には企業経営者を中心に約350人が参加。福岡県知事選に出馬表明した小川氏の支持母体が政党ではなく、経済界となったことに、参加者の一人は「流れは政党主導から県民主導にシフトしつつある」と語った。

 麻生渡知事と自民党の麻生太郎元首相の「W麻生」の後ろ盾を得て、小川氏は早い段階から経済界へのあいさつ回りを始めていた。松尾氏が小川氏と初めて会ったのは昨年11月12日。第三者の紹介で東京で会い、「知事候補に最適任と思った」という。自民県連内もこうした動きは察知していたが、「経済界が自発的に選挙に出てくることはない。最後は政党の決定に従う」と高をくくっていた。

 しかし、認識は甘かった。97年参院選で自民が大敗して以降、中央政界はねじれ国会↓政権交代↓ねじれ国会と混迷が続いている。悲願の政権奪取を果たした民主党の政策は迷走し、来年度予算案の年度内成立さえ危ぶまれている状況だ。

 「中央の政党対立はこりごりだ」。県内の流通業界幹部はこう漏らす。中央が政局に明け暮れ、景気は低迷したまま。政府の経済政策を見定められず、経済界は政党政治に愛想を尽かし始めていた。

 とりわけ福岡県は麻生県政以前、激しい保革対立が続き、県政の停滞を招いた経験がある。経済界には「かつての泥沼状態に後戻りさせたくない」(幹部)との思いが強く、政党対立のない「各党相乗り候補」の待望論が浮上。産業界を中心に評価の高い麻生知事と同じ京大卒、経済産業省出身、特許庁長官の経歴を持つ小川氏への支持が広がった。

 政党離れを決定付けたのは、皮肉にも政治家の発言だった。知事選に出馬する意向を固めた自民党県議団会長の蔵内勇夫氏(57)は「(経済界は)政治に関しては見守っていただきたい」。蔵内氏を推す古賀誠元党幹事長も「経済界も大事でしょうが、政治は政党がやるもの」とあからさまにけん制した。経済界は「政治家に言われっぱなしでいいのか」(幹部)と反発し、小川氏支持になだれを打つ形となった。

 民主と自民の候補者選定は、政党間、自民県連内、そして自民と経済界の攻防の末、小川氏が幅広い支持を勝ち取った。だが、これまでの選考過程で、小川氏を含めた政策論争は見えてこない。「知事になって何をやるんだということが早く議論のメーンになってほしい」。民主、自民の選考から外れた九州大教授、谷口博文氏(56)は、くしくも11日の出馬断念会見でこう語った。=おわり(この連載は、江田将宏、松本光央、斎藤良太が担当しました)

毎日新聞 2011年2月13日 西部朝刊

2012チバQ:2011/02/20(日) 14:01:05
http://mytown.asahi.com/saga/news.php?k_id=42000001102160001
知事選・県議選まで2カ月切る
2011年02月16日

 4月10日投開票の知事選と県議選まで2カ月を切った。これまで、知事選に立候補の意向を表明しているのは現職古川康氏(52)と共産党県委員長の平林正勝氏(63)の2人。前回と同じ顔ぶれながら、3選を目指す古川氏が県内全首長のほか、民主、自民両党からも与野党相乗りで支援を受けるなど足場を固める。一方、定数3減の38となる県議選には54人が立候補を予定している。(岩田正洋、小川直樹)


◇知事選
 「色々な恩讐(おんしゅう)を乗り越え、後援会長に就任頂いた樋口市長に心から感謝したい」。14日夜、鹿島市であった古川後援会主催の励ます会で、古川氏は樋口久俊市長や約300人の支援者を前に訴えた。
 これまでも同市に後援会はあったが、九州新幹線西九州ルート(長崎新幹線)の着工を巡り、対立していた前市長は後援会長に就いていなかった。しかし、8年前に古川氏と知事選で戦った樋口氏が昨年5月、市長に就任。市の発展には県の支援が欠かせないと、後援会長を引き受けた。
 同じく長崎新幹線に反対していた江北町でも田中源一町長が後援会長に就任予定。県内全20市町で、首長による古川氏への支援態勢が整うことになる。
 この「オール古川化」の流れに2大政党も追従する。
 前回も古川氏を推薦した県議会最大会派の自民党県連は12日の代表役員会で推薦を決定。しかし、会議では、1月7日に推薦を決めた連合佐賀に先を越されたことを挙げ、「(議会与党への)配慮を示してほしかった」といった古川氏の「等距離外交」に不満を示す声も出たとされる。
 党の「与野党相乗り原則禁止」方針で前回は推薦を見送り、独自候補擁立を模索した民主党県連も、今回は推薦に転じた。県連代表の原口一博・前総務相は「政権交代後の協力を評価した」という。
 ただ、古川氏が推進する長崎新幹線や城原川ダムなどの大型事業に反対する議員もいるだけに、県連内には「もろ手をあげて支援はできない」との声も。長崎新幹線に反対する支持者は「耳を疑った。民主党が古川氏を応援する意味が理解できない」と驚く。
 そんな中、独自候補を擁立するのが共産党。前回に続く立候補となる県委員長の平林氏は地域経済の活性化を掲げたうえで、前回と同様、長崎新幹線やプルサーマル発電に反対し、古川県政との違いを打ち出している。


◇県議選
 県議選では新定数の38に対し、これまでに13選挙区で計54人が立候補を予定=図参照。政党別では、「公認・推薦で10人」を目標とする民主が9人、「現有勢力(30議席)の維持・拡大」を目指す自民が推薦を含め30人。公明は現職1人、共産は現職1人と新顔1人が立候補を予定。社民は現職1人、新顔1人で現有2議席の死守を目指す。
 県都の佐賀市は、現在の佐賀市(定数10)と佐賀郡(定数2)が合併し、1減の定数11となる。7期、6期を務めたベテラン2人と次期衆院選候補に転じた若手の自民3人と、無所属の女性県議が不出馬を表明する中、県内で唯一、主要5政党が公認候補を立て、計13人がしのぎを削る。
 唐津市・東松浦郡は現職6人のうち5人と、新顔5人が立候補を予定する最激戦区の一つ。定数が1減となる影響や、任期途中で死去した無所属県議を支持した票の行方に注目が集まっている。
 鳥栖市は定数3に対して4人が立候補を予定。民主が初めて公認候補を立て、長く議席を守ってきた社民との間に軋轢(あつ・れき)が生じた。20日投開票の市長選、市議補選の結果も選挙戦を占いそうだ。
 六つある2人区では唯一、杵島郡で4人が立候補を予定し、激戦が見込まれる。神埼市・郡は、4年前、2位に72票差に迫った新顔が現職2人に再び挑む。
 前回は無投票だった4選挙区のうち、民主党が公認候補を立てたことなどで武雄市、多久市、小城市の3選挙区で選挙戦が見込まれる。一方、前回無投票の嬉野市に加え、西松浦郡が無投票になる公算が高い。

2013チバQ:2011/02/21(月) 12:21:56
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saga/news/20110221-OYT8T00008.htm
鳥栖市長選 橋本さんが再選 市政運営の実績浸透


再選を決め、笑顔を見せる橋本さん(中央)(20日午後10時7分、鳥栖市の事務所で)=真子生次撮影  鳥栖市長選と市議補選(被選挙数1)は20日、投開票された。無所属3人が立候補した市長選は、現職の橋本康志さん(55)が、前市長の牟田秀敏さん(70)(自民推薦)と新人で飲食店経営の古賀秀紀さん(55)を破り、2回目の当選を果たした。

 市長選は事実上、再選を目指す橋本さんと、返り咲きを狙う牟田さんの一騎打ちとなり、4年前と同様に激戦を展開。3月12日に開業する九州新幹線新鳥栖駅を生かしたまちづくり、企業誘致策、周辺自治体との合併問題などで論戦を繰り広げた。

 橋本さんは市長選に合わせて8項目の公約を発表。2013年開設予定の重粒子線がん治療センターと医療機関の連携を強化し、がん撲滅などに力を入れることを主張。基山町との合併を実現して10万人都市を目指すことなども訴えた。また、1期目に取り組んだ行財政改革や市民参加型の市政運営などの実績を強調した。

 特定の政党の推薦を受けなかったが、地元製薬会社が全面的に支援。陣営は前回を上回る得票を目標に掲げ、芸能人も集会に呼んで票の上積みを図った。

 橋本さんの再選が決まると、同市大正町の事務所では、集まった支持者が万歳して喜びを爆発させた。橋本さんは「市の将来を見据え、公約をしっかり形にしたい」と抱負を語った。

    

 3人による争いとなった市議補選は、無所属新人の中川原豊志さん(51)の初当選が決まった。

 ▽当日有権者数 5万2730人▽投票者数 市長選3万269人、市議補選3万260人▽投票率 市長選57・40%(前回62・22%)、市議補選57・39%

(2011年2月21日 読売新聞)

2014チバQ:2011/02/21(月) 12:25:35
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/oita/news/20110220-OYT8T00765.htm?from=nwlb
国東市長選 三河さんが初当選

草の根活動で支持広がる

 国東市長選は20日、投開票され、新人で元県東部振興局長の三河明史氏(62)(無所属)が、再選を目指した野田侃生氏(67)(無所属)を破り、初当選を果たした。

 三河氏は「県職員時代に培った経験と人脈を生かし、古里をよみがえらせたい」と、昨年9月に立候補を表明。市内全域をくまなく回って支持を訴える「草の根選挙」を展開した。最終盤には「市長の退職金を3割、副市長と教育長の退職金を2割カットする」と具体的な公約を掲げ、一気に勢いづいた。

 当選が決まると、同市国東町浜崎の公民館に姿を見せ、「皆さんのお陰で当選できました。一生懸命働いて、恩返しします」とあいさつ。支持者とともに万歳を繰り返し、喜びを爆発させた。

 野田氏は行財政改革など1期目の実績を強調したが、及ばなかった。

 当日有権者数 2万7378人▽投票者数 2万168人▽投票率 73・66%(前回77・70%)

(2011年2月21日 読売新聞)

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/227753
国東市長に新人三河氏
2011年2月21日 00:11 カテゴリー:九州 > 大分 政治

 任期満了に伴う大分県国東市長選は20日、投開票され、無所属新人で元県東部振興局長の三河明史氏(62)が、無所属現職の野田侃生氏(67)を破り初当選を果たした。

 三河氏は、豊富な行政経験で培った人脈を生かしたトップセールスの推進を強調。現職の批判票を取り込み、支持を拡大した。

 投票率は73・66%、当日有権者数は2万7378人(市選管調べ)。

■国東市長選 (開票終了)

当 三河 明史 無 新 11,903

  野田 侃生 無 現  8,129

=2011/02/21付 西日本新聞朝刊

2015チバQ:2011/02/21(月) 12:27:27
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110221-00000119-yom-pol
「混乱続く」阿久根市民、市長に続き不信任
読売新聞 2月21日(月)7時13分配信

 議会も出直すべきだ――。

 鹿児島県阿久根市議会(定数16)の解散の賛否が問われた20日の住民投票で、竹原信一前市長(51)を失職・落選させた有権者は、議会にも不信任を突き付けた。議会解散請求(リコール)を進めてきた竹原氏派は「市民のための議会に変えよう」と出直し市議選での躍進を誓った。一方、出直し選の結果によっては、西平良将市長(38)の市政運営が混乱する可能性もあり、反竹原氏派は警戒を強めた。

 午後9時50分過ぎ、竹原氏の親族が経営する建設会社事務所にリコール成立の一報が入ると、集まっていた「阿久根市議会リコール実行委員会」のメンバーら約70人から歓声が上がった。市議でありながら議会リコールを進め、自らも失職した石沢正彰委員長(65)は記者会見で「竹原氏が市長でなくなったことに市民が危機感を抱いた結果。名古屋市議会のリコール成立や、阿久根市が議員報酬を日当制から元の月額制に戻したことへの反発も要因だ」と分析した。

 会見には竹原氏も出席。「議員になると(自分が)偉いと思ってしまう。今は市民の側にいる議員がいない」と強い口調で批判した。前市長派は出直し選で過半数の議席獲得を目指し、今回失職した議員と新人を合わせ10人程度が立候補を予定している。

 市議会議長の立場で、反竹原氏派として解散反対を訴えてきた浜之上大成氏(60)は午後10時過ぎに自宅で会見。「結果を真摯(しんし)に受け止める」と述べる一方、「(前市長は)議会が改革に反対したというが、我々は常に是々非々のスタンスで対応し、一片の非もない。残念の極みだ」と悔しさをにじませた。

 今回は表立って動かなかった西平市長を支援する「阿久根の将来を考える会」の川原慎一会長(42)は「対立の構図の解消が先送りになったことは残念だが、不信任が突き付けられた以上、議会を変えなければならない」とし、候補者擁立を進める意向を示した。

 有権者からは、今回の結果を当然と受け止める声とともに、「混乱が続くのではないか」と心配する声も上がった。

2016チバQ:2011/02/21(月) 22:51:26
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukuoka/news/20110220-OYT8T00666.htm
小川氏相乗り各党歓迎~知事選
対立候補は批判


知事選への立候補断念の意向を記者団に説明する蔵内氏(左端) 4月10日投開票の知事選を巡り、自民党県連が20日、元内閣広報官・小川洋氏(61)の支持を決めたことに、小川氏支持で歩調を共にする各党の関係者は「しっかり支えていく」と同調した。一方、対立候補は「相乗りありきの候補者選びだ」と批判した。

 「広く県民のコンセンサス(合意)を得られる方、というのが当初の目的だった。苦渋の決断で再協議した」。自民党県連の今林久幹事長は、小川氏支持を決めた総務会後、厳しい表情で記者団に説明した。

 小川氏を巡っては、経済界などが主体となって11日に支援組織を発足。今回、各党の対応はその流れを追う形となった。

 「各党が緩やかな支持で小川さんを担ぐのはいいことだ」と小川氏と18日に政策協定を結んだ民主党県連の吉村敏男幹事長。「16年前、県政を二分しないようにと麻生知事を擁立した時と同じような状況に落ち着いた」と評した。

 いち早く16日に小川氏支持を決めた公明党県本部の森下博司幹事長は「しっかりした県政や議会運営のため、当初から統一候補を模索するよう動いてきた。政党や団体間のしこりをなくし、小川さんを支えていかないといけない」と話した。

 一方、共産党の推薦を受け、無所属で立候補予定の元北九州市議・田村貴昭氏(49)は「相乗りありきで、自民も民主も候補者の選考過程が不透明。県民生活をどう変えていきたいかという方向性が見えない」と指摘した。

 また、知事選で、自民党県連の推薦候補に内定しながら擁立を見送られた党県議団会長・蔵内勇夫氏(57)は20日、福岡市内で記者団の取材に応じた。決定については「党が一致結束した戦いができると信じている」と理解を示した。

 今回の選考経過については、「自分の主張をし、選考委員会で満場一致で決定されたことは、最高の栄誉だと思っている」とさっぱりした表情で振り返った。

 離党しての知事選への立候補も「現時点ではない」と否定。県議を続けるかどうかについては、「今のところ全く白紙。ゆっくり考えたい」と述べるにとどめた。

(2011年2月21日 読売新聞)

2017チバQ:2011/02/21(月) 22:57:42
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110221/elc11022108390001-n1.htm
大山鳴動して…「民自公」相乗り 福岡知事選、政策論なく小川氏で決着
2011.2.21 08:37 (1/3ページ)

自民党県連総務会の後、出馬断念を表明した蔵内勇夫氏。「これでノーサイドだ」と強調した=20日、福岡市中央区(松本学撮影)
 自民党福岡県連は20日、総務会を開き、4月10日投開票の知事選で元内閣広報官の小川洋氏(61)を支持することを決めた。すでに民主、公明が小川氏支持を決めており、3党相乗りが確定。自民党の推薦内定を覆された党県議団会長、蔵内勇夫氏(57)は同日、知事選出馬を断念する考えを示した。

 総務会には国会議員、地方議員ら約百人が出席。分裂選挙回避のため小川氏を支持したいとする執行部案が示され、承認された。

 知事選には他に元北九州市議の田村貴昭氏(49)が共産党推薦での出馬を表明しており、小川、田村両氏の一騎打ちとなる公算が大きい。





 福岡県知事選に向け約3カ月に渡って繰り広げられた自民党内の攻防は、20日の県連総務会で決着をみた。昨年11月の福岡市長選大勝に勢いづき、県連内では独自候補擁立による「主戦論」も強まったが、結局は経済界が描く与野党相乗りの形に落ち着いた。ドタバタ劇の末、「民自公相乗りvs共産推薦」に絞られた選挙戦の構図。「大山鳴動(めいどう)してネズミ一匹」の感は否めない。


蔵内氏の誤算


 麻生太郎元首相と麻生渡知事、松尾新吾九州電力会長ら地元財界トップを後ろ盾とする小川洋氏に対し、古賀誠元幹事長と党県議団主流派が推した蔵内勇夫氏。県連が候補の募集を締め切った時点では、候補者選考委員の大半を固める蔵内氏が優勢というのが関係者の見方だった。

 今月5日に蔵内氏の推薦が内定。その後も麻生元首相は小川氏支持の姿勢を崩さなかったが、蔵内氏周辺には「麻生氏も党のルールを破ることはできない」「小川氏はいずれ降りる」と楽観する向きがあった。

 しかし、それは誤算だった。小川氏は選考から漏れた後も、地元財界首脳らと会談するなどして出馬に向けた根回しを続けた。連合福岡や公明党の支持母体・創価学会も小川氏を推す方向で動き、「蔵内氏の内定をひっくり返す地ならしはできていた」(連合福岡関係者)という。

 実際、松尾会長らによる小川氏支援団体の設立が正式に決まった8日以降、「蔵内包囲網」は一挙に狭まる。

 蔵内氏が推薦願を出すつもりでいた公明党県議団が9日、小川氏支持を決めると、蔵内氏は報道陣にこう漏らした。「ちょっと早いな…」


乏しい主体性


 最終的に県連は「幅広い県民のコンセンサスを得られる態勢に乗じていく」(武田良太会長)ため、蔵内氏擁立を取りやめ小川氏に乗り換えた。

 自民党にとって県議選では公明党との協力が不可欠だ。党の分裂を避けるためには他に選択肢がなかったのだろう。しかし、旗色が悪いとみるや他党との相乗りに転じる姿勢は有権者の目にどう映っただろうか。

 20日の県連総務会に先立って行われた役員会でも、いったん内定した推薦候補を覆すという異例の経過に「一般党員や県民に分かりにくい」「劣勢になったから候補を変えるというのは主体性に欠ける」といった意見が相次いだ。

 大阪や愛知での地域政党台頭の背景には、既存政党に対する有権者の不満の高まりがある。政策論議ではなく暗闘や駆け引きばかりが目立った福岡県知事選の候補者選び。「民主もだめだが自民も…」という思いを強くした県民は少なくないはずだ。(松本学)

2018チバQ:2011/02/23(水) 00:47:55
http://mainichi.jp/area/saga/news/20110222ddlk41010539000c.html
選挙:鳥栖市議補選 公認新人候補、大差の敗北 民主「政権混乱が影響」 /佐賀
 20日投開票された鳥栖市議補選(改選数1)で、民主は公認の新人候補が敗れた。4月の統一地方選を前に、政権交代後の混乱が地方での党の失速をもたらしていることをうかがわせ、県連では危機感が広がっている。

 「こんなに差をつけられるとは……」。無所属新人の中川原豊志氏(51)に約5600票差で敗れた民主新人の斉藤嘉慶氏(48)は20日深夜、選挙戦でかれた声でつぶやいた。

 今回の補選は、4月の県議選で同市区から立候補を表明している同党の原康彦氏(56)が1日付で市議を辞職したため行われ、民主が議席を明け渡す形となった。

 昨年の参院選で、民主公認候補は同市で約40%の得票率だったが、今補選で斉藤氏は約28%にとどまった。原氏は「『民主』の2文字に対する市民の反応は、我々が認識しているものとは違う。危機感どころか恐ろしさすら感じる」と声を落とす。

 県連の園田泰郎代表代行(元鳥栖市議)も「政権の混乱が(補選に)影響したとしか思えない」と話し「補選の結果を受け、県内の選挙態勢を再チェックしたい」と焦りを隠せなかった。【遠藤雅彦】

2019チバQ:2011/02/23(水) 00:59:06
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/227978
国東市長選 新人三河氏が大勝 閉塞感が「変革」選択
2011年2月22日 01:00 カテゴリー:九州 > 大分
国東市中心街を支持者らと練り歩く三河明史氏 20日投開票された国東市長選は、無所属新人で元県東部振興局長の三河明史氏(62)が、現職に約3800票差で大勝した。過疎化、高齢化で地域には閉塞(へいそく)感が広がっており、有権者は「変革」を選択した形となった。ただ景気回復が実感できず、市財政も厳しい状況が続く中で、どのような「変革」が打ち出せるのか。新市長の手腕が問われる。

 「活力ある国東にしたい」。選挙戦最終日。三河氏は、支持者70人と市内中心部で支持を呼び掛けた。起点となった商店街に三河氏の訴えが響くと、商店主や住民が顔を出す。相次いで握手を求められ、普段はひっそりとした通りが熱気を帯びた。現職の地盤でもある市中心部での手応えに、三河氏は「市民は変化を求めている」と確信したという。

 前回市長選で、現職を支持した国東市国東町の自営業女性(63)は「民間出身というので期待したが、4年間で何も変わらなかった」。今回は三河氏に1票を投じた。

 現職は1期目の4年間、一般会計と特別会計で計40億円の基金を積んだ。市の借金にあたる市債残高は68億円減に。財政再建の手腕は一定の評価を受けたが「分かりにくい」との指摘もあった。現職は知名度と組織力で三河氏を圧倒していたが、現状に危機感をもつ有権者の支持はつかみきれなかった。

 三河氏は、地域活性化策を重要課題に掲げた。しかし、市債残高は人口規模が同程度の自治体と比べると、なお高水準。市町村合併後の特例として割り増しされていた地方交付税も、2016年度から徐々に減り、その後は現在より約17億円減額となる見込みだ。財政再建を手掛けながら、振興策を打ち出すのは簡単なことではない。

 活性化策の軸となる企業誘致も、景気動向に左右される。65歳以上の高齢化率は35・6%(09年調査)で、県内市町村では5番目の高さだ。

 市長選から一夜明けた21日、当選証書を受け取った三河氏。圧勝は市民の強い危機感の表れでもあり「予想以上の得票にプレッシャーも感じる。だが4年間で成果を残したい。できないでは済まされない」と決意を新たにした。

=2011/02/22付 西日本新聞朝刊=

2020チバQ:2011/02/24(木) 00:26:32
http://mytown.asahi.com/fukuoka/news.php?k_id=41000001102230001
県議、選挙へ前哨戦
2011年02月23日

 ■定例会閉会 駆け引き活発


 4月10日投開票の知事選や県議選を控えた県議会が22日、閉会した。引退表明した麻生渡知事には最後の定例会だったが、それぞれが両選挙を見すえて、思惑が交錯する議会運営だった。
(小林豪、新垣亮)


 「できれば知事選に介入せずに終わってほしかった」


 麻生知事が本会議場で退任のあいさつを終えた22日夕、自民党県議団会長の蔵内勇夫氏はこう漏らした。


 知事が元内閣広報官の小川洋氏(61)を次期知事候補として支持すると発表したのは、定例会中の8日だった。知事選立候補に意欲をみせていた蔵内氏はその3日前、自民党県連の推薦が内定したばかりで、2人の対立は決定的となった。


 各会派の代表者会議では、環太平洋経済連携協定(TPP)に積極的な知事を念頭に、蔵内氏が「県幹部の不用意な発言で農業団体が混乱している」と述べた。農林水産委員会では自民議員が知事の答弁を求めて紛糾するなど、16年に及ぶ麻生県政では異例の展開をたどった。


 前哨戦は小川氏が各界の支持を固め、蔵内氏は立候補を断念した。会期後半になると蔵内氏は「誰が知事になっても改革が進むように」と議会改革に力を入れ、他会派とともにプロジェクトチームを設置。非公式代表者会議を廃止したほか、議員の政策立案を支える専門スタッフ組織の設置に道をつけるなど、前進を見せた。


 一方、県議自身の選挙を意識した動きも見られた。


 公明党は最終日の22日、議員報酬と政務調査費の月額を1人10万円ずつ減らす改正条例案を提案。しかし、他会派から「プロジェクトチームで議論すべきこと」と非難を浴び、継続審査に。事実上の廃案となった。


 飯塚市の産廃処分場をめぐり、福岡高裁が業者に撤去などを命じるよう県に義務づけた判決でも、議会はこの日、県に上告を取り下げるよう求める決議案を可決した。


 民主・県政クラブの呼びかけで主要4会派の共同提案となったが、会派間の温度差は否めなかった。決議に消極的だった有力議員はこう語る。


 「重要な案件なのだから、議論に時間をかけるべきだった。決議を急いだのは選挙対策だろう」


   ◇
 県議会2月定例会は22日、約6169億円の新年度当初予算案や約163億円の補正予算案など65議案と、決議案など6件を可決・同意した。

2021チバQ:2011/02/25(金) 00:09:45
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1837637.article.html
知事選告示まで1カ月 与野党相乗り古川氏優位動かず
 第17回統一地方選は皮切りとなる3月24日の13都道県知事選まで1カ月となった。佐賀県知事選は、3期目を目指す現職の古川康氏(52)と共産党新人で同党県委員長の平林正勝氏(63)が立候補を表明。ほかに出馬の動きはなく、前回と同じ顔ぶれによる“再戦”の公算が大きい。古川氏は「与野党相乗り」で推薦を受け、県内全20市町の首長も支持し、前回より幅広い支援体制を固めている。

 

 古川氏に対し自民、公明が前回に続き、民主は初めて推薦を決めた。社民は対応を検討中だ。

 

 地域の支援態勢で様変わりしたのが、九州新幹線長崎ルート建設をめぐり対立していた鹿島市と杵島郡江北町。着工認可前の前回は前市長と田中源一町長は後援会長に就かなかった。その後、同ルートが認可・着工、市長も交代し、環境が変わった。

 

 14日夜、鹿島市で開かれた古川氏の同市後援会総会。会長に就いた樋口久俊市長は約300人を前に「8年前に(古川氏らと)知事選を戦い、新幹線問題が尾を引いて鹿島に冷たい人の後援をするのかとも言われたが、過去にとらわれず、将来を語らないといけない」と古川氏とがっちり握手した。

 

 18日夜の江北町の総会で田中町長も「新幹線問題でぎくしゃくしたが、少しずつよくなってきた」と県との関係改善をアピール。古川氏は「恩讐(おんしゅう)を乗りこえて、度量の大きさを示された。地域の行政、政治の責任者の応援は“品質保証”をしてもらうようなもので、ありがたい」と、“雪解けムード”を強調した。

 

 一方、平林氏は消費税増税や環太平洋連携協定(TPP)参加に反対、地域経済再生や福祉充実を訴える。「オール古川」の状況に「今の県政は各党や団体、首長がそろって支援できるほど問題がないと言えるのか。単に物が言いにくくなっているだけに見える」と指摘、新幹線建設も「無駄な大型公共事業で、地元の建設業も潤わず、県民のためにはならない」と断じた。

 

 知事選と同じ4月10日投開票の県議選(13選挙区)は、定数3減の38議席を、現職31人、元職2人、新人21人の計54人が争う。党派別の内訳は自民の公認・推薦が30人、民主同は9人、共産公認が2人、社民同2人、公明同1人となっている。

2022チバQ:2011/02/25(金) 23:02:16
http://mainichi.jp/area/saga/news/20110222ddlk41010528000c.html
11さが統一選:県議選13区の顔ぶれ/1 /佐賀
 4月1日の県議選告示まで残り40日を切った。佐賀市区と佐賀郡区が統合されて13選挙区となり、定数も現行の41から3減の38となって初めての選挙。現在のところ、現職31人、元職2人、新人21人の計54人が既に立候補を表明し、事務所開きや支援者へのあいさつ回りなど準備を進めている。党派別では、政権交代を実現した民主が7人を擁立。推薦の2人も加え、現有3議席からの拡大を狙う。自民は公認29人と推薦1人で現有30議席の確保が目標。選挙区ごとに、立候補予定者の顔ぶれを紹介する。

 ◆佐賀市区

 ◇市郡統合、定数は1減
 市町合併に伴い、佐賀市区(定数10)と佐賀郡区(同2)が統合。定数は1減の11となる。現職8人、新人5人が出馬を表明しているが、民主が議席増を目指すうえ、選挙区が広くなったため、従来より激しい票の奪い合いが展開されそうだ。

 旧市部では、自民が7期と6期のベテラン2人が引退。次期衆院選に転戦した若手を合わせると3議席が空く。それに対し新人は今のところ前回も出馬した元参院議員秘書の古賀陽氏と旧諸富町が地盤の会社代表、川崎氏の2人のみ。現職は議長の留守氏と党県幹事長の木原氏の2人が挑む。

 一方、民主は現職で元建設会社社長の藤崎氏に加え、新たに元衆院議員秘書の江口氏を擁立。大票田での議席増を狙う。公明の党県代表、伊藤氏と共産の党県副委員長、武藤氏、さらに社民の党県幹事長、徳光氏はいずれも現有議席の死守が至上命令だ。無所属は現職の女性議員が引退するのに対し、前JC理事長の合瀬氏と農業の畑瀬氏の2新人が名乗りを上げた。

 一方、旧郡部では、自民が旧川副町在住の元議長、篠塚氏と旧久保田町元助役の古賀善氏の現職2人を擁立した。

 前回の当選ラインは旧市部が6500票だったのに対し、旧郡部は5000票。旧郡部の候補が旧市部でどれだけ支持を集めることができるかも選挙戦の行方を左右することになりそう。

 ◆小城市区

 ◇12年ぶり選挙戦か
 社会福祉法人理事の伊東氏と、党広報委員長の藤木氏の自民2議員が、前々回から同じ顔ぶれで2回連続の無投票を経験してきたが、今回は元市議の三根氏が無所属で出馬を表明し、12年ぶりの選挙となる。現職2人は共に旧三日月町が地盤で、旧小城町が拠点の三根氏がどこまで支持を広げるかが焦点。

 ◆多久市区

 ◇同年齢2氏がしのぎ
 自民現職の県森林組合連合会長、福島氏は12年前に市議から転身し、三つどもえの選挙戦を制して初当選。その後、前々回は共産との一騎打ち、前回は無投票と比較的安定した選挙を戦ってきた。今回は市議の野田氏が無所属で名乗りを上げ、8年ぶりの選挙戦が同年齢の2人によって戦われることになる。

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 ◇佐賀市区(定数11)
藤崎輝樹 40 民現(1)
江口善紀 43 民新
篠塚周城 61 自現(6)
留守茂幸 63 自現(5)
木原奉文 57 自現(4)
古賀善行 65 自現(1)
川崎常博 44 自新
古賀陽三 33 自新
伊藤豊  61 公現(3)
武藤明美 63 共現(4)
徳光清孝 53 社現(1)
合瀬博俊 40 無新
畑瀬房次 54 無新
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 ◇小城市区(定数2)
伊東猛彦  49 自現(4)
藤木卓一郎 43 自現(3)
三根實   54 無新
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 ◇多久市区(定数1)
福島光洋 54 自現(3)
野田勝人 54 無新

2023チバQ:2011/02/25(金) 23:03:01
http://mainichi.jp/area/saga/news/20110223ddlk41010454000c.html
11さが統一選:県議選13区の顔ぶれ/2 /佐賀
 ◆唐津市・東松浦郡区

 ◇定数1減、10人名乗り
 今回から定数が1減し6になった。現職、新人各5人の計10人が名乗りを上げており、9人で7議席を争った前回以上の激戦が予想される。初めて民主が候補を立てたこともあり、従来とは違った形で票が動くことになりそうだ。

 自民は3期目の現職1人が引退し、後継に旧相知町が地盤の米倉氏を擁立した。現職は、旧唐津市から薬剤師の峰氏と党県副幹事長の大場氏▽旧浜玉町から唐津観光協会理事の桃崎氏▽旧肥前町から元JA地区営農本部長の田崎氏−−の4人。互いに地盤を分け合い、現有議席の確保を狙う。

 民主は、まちおこしのNPO法人理事の新人、宮地氏が名乗りを上げた。原口一博前総務相の高校時代の同級生でもあり、初の議席獲得を目指している。

 共産は旧北波多村議で昨夏の参院選で敗れた党県政策委員長、山口氏が3回連続で挑戦する。

 無所属は現職2人のうち1人が任期途中で病死し空席となった。残る1人、県日中友好協会理事長の宮崎氏は、県農政協の推薦も受けて6期目を目指す。新人は事務代行会社社長の林氏と、市民団体「大島邸を保存する会」会長を務めた元高校講師、山崎氏の2人が参戦する。

 ◆伊万里市区

 ◇3議席に4人が挑む
 定数3に現職3人と元職1人の4人が挑む。4人とも元伊万里市議で顔ぶれは前回と同じだが、今回はうち1人を民主が公認したため、前回と異なる構図になりそうだ。

 自民は現職3人を公認。竹内氏は市中心部、中倉氏は市西部、岡口氏は市東部をそれぞれ地盤にする。岡口氏は前回無所属新人で当選し、自民党県議団に入り、今回は公認で再選を目指す。

 一方、前回自民現職で落選した松尾氏は元教員。今回民主の公認を得たことで新たな支持の拡大を狙う。

 ◆西松浦郡区

 ◇現職の無投票、可能性が高い
 現職で元製陶所役員の原田氏は前回、無所属から2度目の挑戦で自民現職を破り初当選した。今回は自民の公認を得た。ほかに目立った動きはなく、無投票の可能性が高い。

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 ◇唐津市・東松浦郡区(定数6)
宮地昭博  51 民新
桃崎峰人  61 自現(2)
峰達郎   50 自現(2)
大場芳博  61 自現(1)
田崎信幸  56 自現(1)
米倉幸久  63 自新
山口勝弘  55 共新
宮崎泰茂  68 無現(5)
林正樹   62 無新
山崎久美子 58 無新

 ◇伊万里市区(定数3)
松尾真介 52 民元(1)
竹内和教 62 自現(3)
中倉政義 61 自現(3)
岡口重文 55 自現(1)

 ◇西松浦郡区(定数1)
原田寿雄 54 自現(1)

2024チバQ:2011/02/25(金) 23:03:42
http://mainichi.jp/area/saga/news/20110224ddlk41010402000c.html
11さが統一選:県議選13区の顔ぶれ/3 /佐賀
 ◆鳥栖市区

 ◇現新4人、激戦の様相
 定数3に対し、現職と新人各2人が出馬する。現職は共に自民系だが、前回選挙の公認争いで生じたあつれきを引きずり、今回も自民と無所属に割れた。新人も県議会で同じ会派を組む民主と社民がそれぞれ擁立し、議席を争うことになった。前回まで3回連続トップ当選した4期の社民現職が引退を表明し、票の行方が注目されている。

 社民が擁立するのは元国労支部執行委員の新人、山口氏。これに対し民主も、前鳥栖市議会議長の原氏が出馬を表明した。社民は「鳥栖市区には必ず候補を出すと伝えてきたのに」と不快感を表明するなど、これまでの協力関係にひびが入りかねない状況だ。また民主は原氏の辞職により実施された20日の市議補選で公認候補が落選し、県議選の行方に影を落としている。

 前回3人を公認した自民は、現職の党県青年局長、指山氏のみを公認した。だが20日の市長選では推薦した元職が敗れ、危機感を募らせる。

 一方、自民系無所属現職の元市議、向門氏は市長選で当選した現職を応援しており、追い風を期待する。

 ◆神埼市・郡区

 ◇民、自現職に1新人名乗り
 定数2に対し現職2人と新人1人が挑む。

 民主は党幹事長で旧千代田町長の内川氏が再選を目指す。

 自民は旧神埼町議の現職、石井氏を公認したほか、無所属で再挑戦するJAさが理事の新人、八谷氏を推薦した。

 ◆三養基郡区

 ◇定数1減 現、元、新挑む
 今回から定数は1減の2となる。基山町を地盤とする5期のベテラン自民現職と、みやき町の2期の民主現職が引退を表明した。今のところ、現職、元職、新人1人ずつの名前が挙がっている。

 自民は、旧北茂安町が地盤で前回トップ当選した現職の農業、宮原氏と、前回落選した旧中原町議の元職、石丸氏を公認した。

 民主の後継擁立は難航している。

 無所属では基山町から町商工会青年部長の新人、服巻氏が立候補する。

==============

 ◇鳥栖市区(定数3)
原康彦  56 民新
指山清範 45 自現(2)
山口認  58 社新
向門慶人 40 無現(1)

 ◇神埼市・郡区(定数2)
内川修治 58 民現(1)
石井久起 59 自現(1)
八谷克幸 61 無新

 ◇三養基郡区(定数2)
宮原真一 41 自現(1)
石丸元章 46 自元(1)
服巻稔幸 40 無新

2025チバQ:2011/02/25(金) 23:04:33
http://mainichi.jp/area/saga/news/20110225ddlk41010383000c.html
11さが統一選:県議選13区の顔ぶれ/4止 /佐賀
 ◆武雄市区

 ◇8年ぶりの選挙戦に
 定数2に対し現職2人、新人1人が出馬予定。前回は無投票だったが、民主が候補を擁立したことで8年ぶりの選挙戦となりそう。

 自民の現職、社会福祉法人理事長の石丸氏と副議長の稲富氏はともに元武雄市議でいずれも60代。

 対する民主は、医療法人役員の新人、青木氏を擁立した。30代の若さを前面に打ち出して議席獲得を狙う。民主は昨年4月の武雄市長選で、推薦した新人候補が敗れており、リベンジを狙う。

 ◆鹿島市・藤津郡区

 ◇現新3氏、新たな構図
 定数2に対し現職2人、新人1人が挑む見通し。今回は新人が民主の推薦を受けることとなり、新たな構図での票の奪い合いとなる。

 自民は鹿島市が地盤の佐賀ユネスコ協会理事、土井氏と元太良町議、坂口氏の現職2人が出馬する。一方、無所属からは鹿島市議の新人、松田氏が立候補を表明した。

 前回は太良町の坂口氏が新人ながらトップ当選。民主の推薦を受けた松田氏が太良町でどれだけ支持をのばせるかが選挙の行方を左右しそう。

 ◆嬉野市区

 ◇無投票の公算大
 自民現職の党県副会長、石井氏以外に目立った動きがなく、藤津郡区時代からも含め、3回連続での無投票となる可能性が高い。

 ◆杵島郡区

 ◇地盤重なり激戦か
 定数2に対し現職1人新人3人が立候補を表明。自民公認の2人に対し、それぞれ地盤の重なる無所属が対抗する形で、激しい選挙戦が予想される。

 自民は3期の現職が引退。同じ白石町が地盤の党支部青年局長、定松氏を新人で擁立した。現職で江北町が地盤の元郡体育協会理事長、石倉氏とで議席独占を狙う。

 これに対して無所属では、白石町から元県建設政策監の新人、三根氏が立候補の意向。更に元江北町議の新人、三苫氏が民主の推薦を得て3回連続での出馬を表明した。約300票差で次点に泣いた前回選挙からの票の上積みを狙う。=おわり(この企画は竹花周が担当しました)

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 ◇武雄市区(定数2)
青木一功 35 民新
石丸博  65 自現(4)
稲富正敏 63 自現(3)

 ◇鹿島市・藤津郡区(定数2)
土井敏行 57 自現(2)
坂口祐樹 40 自現(1)
松田義太 37 無新

 ◇嬉野市区(定数1)
石井秀夫 63 自現(4)

 ◇杵島郡区(定数2)
石倉秀郷  61 自現(2)
定松一生  52 自新
三苫紀美子 65 無新
三根建一  60 無新

2026チバQ:2011/02/25(金) 23:24:32
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/oita/news/20110224-OYT8T01039.htm
県議会7会派、反発と困惑
政調費3616万円「違法」判決で
 県が2005年度、県議会の各会派に支給した政務調査費について、使途がはっきりしない支出など約3616万円を違法とする判決が下された24日、裁判に被告補助参加人として出席した各会派の代表らは「納得できない」と反発し、困惑の表情を見せた。一方、原告のおおいた市民オンブズマン側は、不適正な支出が認められたことを評価しながらも、認定額が請求の約4分の1にとどまったことに対し不満を口にした。

 7会派のうち、最高の約1680万円が不適正な支出と認定されたのは「自民党」。古手川茂樹会長は「むちゃくちゃな判決だ。返還するにしても高額で、すでに亡くなった議員もいる」と戸惑いを見せた。

 社会県民クラブ(不適正との認定額約636万円)、新政みらい(同約510万円)、県政クラブ(同約218万円)が2007年4月に統合して結成された「県民クラブ」の内田淳一会長は「旧3会派とも適正な支出をしていた。判決文を精査して対応を検討したい」と言葉少な。

 「公明党」(同約246万円)の竹中万寿夫代表は「国の予算案の説明会に出席するための旅費が認められていない点など、容認しがたい見解の相違がある」と不満を口にした。

 政調費の透明化を訴えてきた「共産党」も、議員控室で勤務する補助職員の人件費について「(全額でなく)2分の1が相当」と指摘されるなど、約162万円が不適正とされた。堤栄三代表は「現場の実態を見ずに判例をそのまま適用したような判決。憤りを禁じ得ない」と話した。

 このほか「無所属の会」の約160万円も不適正な支出だったと認定した。

 返還請求するよう命じられた広瀬知事は「重く受け止めている。政調費は県民の疑念を招かないよう適正に執行しなければならない」とのコメントを出した。

 判決後、原告側は大分市の県弁護士会館で記者会見を開き、代理人の瀬戸久夫弁護士が「認定に疑問が残る部分もあるが、一歩半は前進した。この判決で、議員は政務調査費の運用を改めるのでは」と総括した。

 松尾康利弁護士は「選挙区の人たちの接待費や、徒歩の交通費支給などが適正と認められるなど、納得できない判断も多々あり、しっかり検討したい」と話した。

 おおいた市民オンブズマンの永井敬三理事長は「ほかの年度の政務調査費も違法な支出がなかったか、引き続き調べたい」と話した。

(2011年2月25日 読売新聞)

2027チバQ:2011/02/28(月) 22:56:25
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1840704.article.html
牟田氏支持の会社社長逮捕 鳥栖市長選で供応容疑
 2月20日投開票された鳥栖市長選で、投票と票の取りまとめのため、飲食の接待をしたとして、佐賀県警捜査2課と鳥栖署は28日、公選法違反(事前運動、供応)の疑いで、同市養父町、人材派遣会社社長古賀照子容疑者(54)を逮捕した。

 

 逮捕容疑は告示前の同月6日夜、同市内の飲食店で有権者ら十数人に対し、同選挙に立候補し落選した牟田秀敏氏への投票や票の取りまとめを依頼し、その報酬として1人当たり数千円の飲食のもてなしを疑い。古賀容疑者は容疑を認めている。

 

 同課は動機や同容疑者への指示があったかどうかなどを調べるとともに、供応を受けたとされる十数人に対しても同法違反(受供応)の疑いで事情を聴く。

 

 同市長選には元市長の牟田氏ら3人が立候補。牟田氏は約1万3400票を獲得したが、現職に約2300票差で敗れた。

 

 古賀容疑者は鳥栖市内の建設会社役員を務めていた時、サガン鳥栖の経営に関係。2002年から社長を3年兼務したが、経営不調に陥り、現在のサガンドリームスに営業権を譲渡、運営会社は解散した。また、09年11月の鳥栖市議選に無所属で出馬し落選した。

2028チバQ:2011/02/28(月) 23:22:25
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20110218ddlk40010324000c.html
46区の構図:’11県議選を前に/1 121人が出馬準備 /福岡
 ◇86議席、定数減で激戦予想
 統一地方選第1ラウンド(4月1日告示、同10日投開票)で実施される県議選は、告示まであと6週間と迫った。17日現在、前回より2議席少ない86議席を巡って、46選挙区で121人(前回47選挙区、124人)が出馬の準備を進めている。無投票の公算が大きい選挙区は前回並みの20程度になる見込み。合併に伴う選挙区割りの見直しや定数減で激戦が予想される選挙区や、第三極を目指して初進出を目指すみんなの党の動向などが注目される。【松本光央】

 ■擁立状況

 現時点で、現職74人(前回78人)、新人44人(同42人)、元職3人(同4人)の出馬が予想されている。

 政党別では、民主(現有18議席)は公認候補25人を擁立し、勢力拡大を狙う。自民は現有42議席に二つ加え44人を公認。公明も新旧交代1人を含む現有議席と同じ11人を擁立する。共産は都市部などで7人(現有議席1)を公認。農政連は3人、社民は1人を公認の見通しだ。

 一方、2大政党を批判し第三極を狙うみんなの党が県議選に初挑戦する。都市部や近郊の大票田で5人を公認した渡辺喜美代表は「今後も有為な人材があれば公認、推薦したい」と話す。また、県内の市議会や町議会で活動する「ふくおか市民政治ネットワーク」からも1人が出馬し、県議会に新風が吹き込めるか注目される。無所属は24人の見込み。

 ■選挙区

 前回は市町村合併前の区割りで選挙ができる特例条例を適用し、実際の市町村の枠組みと食い違いが生じていたため、県議会では区割りの見直しを実施。今回は現在の市郡を基本としつつ、人口の少ない市郡を合区するなど1票の格差拡大の解消や人口に対する定数見直しにも着手した。

 定数減となったのは、北九州市小倉北区(4↓3)▽同八幡東区(2↓1)▽同八幡西区(5↓4)−−など。逆に定数増となったのは、福岡市西区(2↓3)▽久留米市(4↓5)▽大野城市、宗像市(各1↓2)−−などだ。定数減や合区したにもかかわらず定数が変わらない選挙区などでは激戦が予想される。

 八女市と八女郡では特例条例が適用され、「八女市区」(旧上陽町を含む旧八女市、定数1)、「八女郡区」(広川町と旧黒木町、旧立花町、旧矢部村、旧星野村、同1)に分かれて実施される。

〔福岡都市圏版〕

毎日新聞 2011年2月18日 地方版

2029チバQ:2011/02/28(月) 23:23:03
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20110219ddlk40010308000c.html
46区の構図:’11県議選を前に/2 /福岡
 ◇現職、新人4人の争い
 ■中央区(定数3)

原中誠志 52 民新

鬼木誠  38 自現(2)

大城節子 60 公現(2)

池田素子 39 み新

 自民のベテラン県議が引退するが、後継は立たず、現職2人、新人2人が3議席を争う。

 原中氏は通勤時間帯に、毎日場所を変えながら朝立ちを重ねて知名度アップを図る。出身組織の自治労の支援も受ける。鬼木氏は企業の朝礼に参加したり、ミニ集会を重ねて支持拡大を目指す。当仁中の同級生や銀行員時代の人脈も生かす。

 大城氏は支持母体の創価学会の支援のほか、小学校から大学までの同窓生らの支援も得て、ミニ集会や企業回りで支援の輪を広げる。池田氏は「草の根」を強調。朝の大濠公園や昼のスーパー前でのつじ立ちの他、自転車で選挙区内を回る。筑紫女学園高の同級生らの支援も受ける。

 ◇3議席に現新の4人
 ■博多区(定数3)

堤かなめ  50 民新

井上貴博  48 自現(2)

高橋雅成  53 公現(2)

岩本壮一郎 30 み新

 自民のベテラン県議が引退し、現職2人と新人2人による選挙戦となりそう。

 堤氏は中学から大学時代の同窓生の他、市民活動を通じての友人らが運動の核。前回参院選で立候補した知名度も生かす。井上氏は祖父から3代続く盤石な後援会を軸に、各校区、各町内会で集会を開いて支持を固め、さらに上積みも狙う。

 高橋氏は、各校区でのミニ集会を100回以上開催した。支持母体・創価学会の他にも中小企業などに支援の輪を広げる。岩本氏は企業経営や若手起業家の支援などを通じて得た人脈や、自身のブログを活用するなど、従来とは異なる選挙戦略を練る。

 ◇2現職に元職が参戦
 ■城南区(定数2)

守谷正人 45 民現(1)

武藤英治 59 自現(7)

堀宏行  41 無元(2)

 民自の現職2人に元職が参戦し、激しい選挙戦が予想される。

 守谷氏は前回、出馬表明から2カ月の短期決戦で初当選。今回も建設業界や労組、同窓会の支援を軸に地域をこまめに回って支持を伸ばす。

 8期目を目指す武藤氏は20〜30人規模のミニ集会を重ねる。「2年前に亡くした妻の分まで頑張る」と、ネットワーク型の後援会拡充を図る。

 堀氏は街頭演説や後援会へのあいさつ回りに懸命。行財政改革と議会改革も訴えて返り咲きを狙う。現時点は無所属だが政党からの出馬も検討する。

 ◇自民次第で激戦も
 ■早良区(定数3)

宮浦寛  45 民現(1)

新開昌彦 53 公現(3)

古川忠  62 無現(4)

 現時点で名乗りを上げているのは現職3人だが、擁立していない自民の出方次第では激戦も予想される。

 宮浦氏は1期目に継続した朝の街頭活動に加え、労組の支援も受けながら各地で小規模集会を重ねる。新開氏は支援者の会合に精力的に顔を出して実績と支持拡大を訴え、「2万人に会うのが目標」だ。

 古川氏は10を越えるスポーツ、文化団体を支えに、県政報告などいつもの活動を拡充させている。

2030チバQ:2011/02/28(月) 23:23:31
 ◇4現職以外に動きなし
 ■南区(定数4)

新村雅彦 58 民現(3)

加地邦雄 60 自現(3)

樋口明  40 自現(2)

浜崎達也 55 公現(3)

 今のところ、前々回、前回に当選した現職4人以外に立候補の動きは見られない。

 新村氏は今回、民主公認で初の選挙。公民館での県政報告を重ね、出身の福教組など組織票も固めていく。加地氏は後援会を中心に支持の輪を広げる。毎年、住民が大きく入れ替わる地区だが、集会や座談会を続ける。

 樋口氏は農政連や福岡市医師会などから推薦を得ている。駅での朝立ちや後援会活動などでも支援を広げる。浜崎氏は創価学会の支援だけでなく、議会報告書を配りながら丁寧に地域を回る。在福岡の佐世保人会、佐世保南高同窓会の支援も。

 ◇4現職に挑む2新人
 ■東区(定数4)

佐々木徹 53 民現(2)

今林久  62 自現(4)

長裕海  57 自現(3)

大塚勝利 45 公現(1)

橋本英一 63 共新

外井京子 53 ネ新

 現職4人に新人2人が挑む構図。

 佐々木氏は県政報告会や各校区で集会を開き、地元支援者を固める。連合系労組の支援も受ける。今林氏は出身・香椎高の同窓会や地元支援者を中心に、1次産業や教育関係者らとの懇談会で支持の輪を広げる。

 長氏はミニ集会を徐々に増やし地域への浸透を図る。農政連や、がんの啓発運動などで築いた人脈も生かす。大塚氏は29校区ごとにミニ集会を開催。支持母体の創価学会や地元支援者へのあいさつ回りを徹底させている。

 橋本氏は区内の駅などで米軍の普天間飛行場問題などを訴えて知名度アップを目指し、議席増を狙う。外井氏は駅での朝立ちでアピール。福岡市議2期の経験や人脈を生かし、ふくおかネット初の議席獲得を狙う。

 ◇定数増で無投票も
 ■西区(定数3)

仁戸田元氣 31 民新

田中久也  77 自現(10)

野原隆士  53 無新

 定数見直しで1議席が増えたが、現時点で現職と新人2人の計3人以外に動きはみられず、無投票の可能性も高い。

 仁戸田氏は自転車で地域を走り回り、若さと行動力をアピール。労組などの推薦も受けて知名度の浸透を図る。11期目を目指す田中氏は強固な後援会組織を支えに「新県政をチェックする」と豊かな議会経験を訴える。

 野原氏は3度目の挑戦で初めて農政連と自民の推薦を受けた。「県民生活『快適』宣言」が旗印だ。

 ◇5回連続の無投票か
 ■前原市・糸島郡(現糸島市、定数2)

川崎俊丸 60 民現(1)

月形祐二 52 自現(2)

 定数2となった前々回は月形氏が無投票で、前回は月形、川崎両氏が議席を分け合った。今回も他に具体的な動きは見られず、5回連続無投票となる公算が大きい。2議席は指定席となりつつある。

 とはいえ、両氏は選挙戦になった時に備えて精力的に活動。川崎氏は連合福岡などの推薦を受け、15校区の後援会づくりや企業の推薦取り付けに動いている。月形氏は農政連や糸島漁協などの推薦を受けて、後援会17支部の引き締めに懸命。

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 立候補予定者の名鑑は氏名▽年齢▽所属政党▽現元新▽当選回数−−の順。政党は衆院議席数による。民=民主▽自=自民▽公=公明▽共=共産▽社=社民▽み=みんな▽農=農政連▽ネ=ふくおか市民政治ネットワーク▽無=無所属

〔福岡都市圏版〕

2031チバQ:2011/02/28(月) 23:23:55
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20110222ddlk40010350000c.html
46区の構図:’11県議選を前に/3 /福岡
 ◇2議席に現新3人
 ■朝倉市・朝倉郡(定数2)

多田有一郎 50 民新

栗原渉   45 自現(1)

林裕二   60 農現(5)

 旧甘木市区(定数1)と旧朝倉郡区(同1)が合区。旧選挙区選出の現職2人に新人が参戦し、三つどもえとなる公算が大きい。

 現職2人に挑む多田氏は民主の公認を受け、つじ立ちなど積極的な街頭活動を展開し、名前を売り込む。

 旧甘木市区で昨年4月の補選で初当選した自民の栗原氏と、旧朝倉郡区選出で農政連公認の林氏は、それぞれ旧選挙区の地盤固めを中心に新人の進出を阻む構え。現職の強みを前面に出し、保守層の取り込みに力を注ぐ。

 ◇現新5人の激戦に
 ■春日市(定数2)

岸本善成  36 民現(1)

中村孝三  61 み新

中牟田伸二 53 無新

松尾嘉三  42 無新

平山喜基  35 無新

 前回は春日市・筑紫郡で定数2だったが、今回の区割り変更で春日市単独で2議席となり、定数は実質増。しかし現職新人計5人が立候補を表明し、激戦区になっている。

 岸本氏は立候補予定者の中で唯一の現職。若さに加えて1期の実績も携え、支持者回りで清新さを訴える。

 中村氏は市議3期の経験を経て、4回目の県議選出馬。今回はみんなの党の公認を受け念願の初当選を狙う。

 自民は中牟田、松尾両氏を推薦し、議席独占に挑む。中牟田氏は会社員出身。地域経済の活性化をアピールする。松尾氏は市議2期目途中で県議選に挑戦。後援会を中心に支持拡大を図る。

 平山氏は政党推薦を受けず2回目の挑戦。松下政経塾出身で、草の根選挙を展開して若さと政策を訴える。

 ◇現職以外に動きなし
 ■筑紫郡(定数1)

渡辺英幸 66 自現(3)

 春日市・筑紫郡で一選挙区だったが、区割り見直しで定数1の単独区となった。今のところ、立候補の意向を表明しているのは4期目を目指す渡辺氏のみ。那珂川町議に一時立候補を探る動きもあったが出馬表明には至っていない。

 ◇無投票の公算大
 ■大野城市(定数2)

井上博隆 33 民新

井上順吾 59 自現(2)

 立候補を表明しているのは前回、前々回と同じ顔ぶれ。今回は定数1増の2議席となる中、他に出馬の動きはみられず、無投票となる公算が大きい。

 井上博隆氏は前回までは無所属だったが今回は民主の公認を受けての出馬。労組など同党支持層への浸透を目指す。井上順吾氏は市内に張り巡らせた後援会を中心に小規模集会を開催。保守層を中心に支持拡大を狙う。

 ◇定数2に現職と新人
 ■筑紫野市(定数2)

原竹岩海 57 民現(2)

平井一三 56 自新

 民主現職のほか、ベテラン自民の後継候補もようやく決まり、ともに立候補へ向けた準備を進めている。

 3期目を目指す原竹氏は市議出身。ミニ集会をこまめに開きながら、地盤固めと後援会組織の引き締めに懸命だ。自民は5選の藤田陽三氏が1月の市長選に当選したため、市議の平井氏を公認。市長選に勝利した勢いを持ち込みたい。

 ◇現職に新人が挑む
 ■太宰府市(定数1)

井本邦彦 72 自現(4)

白石卓也 49 無新

 無投票だった前回から一転、定数1を巡って現職に新人が挑む選挙戦になりそう。

 5期目を目指す井本氏は議会経験を前面に出す。太宰府町役場勤務時代から地域で培った人脈をフル稼働して市内各地で支持固めに回る。白石氏は民主党参院議員秘書を経て初挑戦。同党からは推薦とし、党派色は薄めた。駅や街頭でのつじ立ちで知名度を上げ、労組回りにも奔走する。

==============

 立候補予定者の名鑑は氏名▽年齢▽所属政党▽現元新▽当選回数−−の順。政党は衆院議席数による。民=民主▽自=自民▽公=公明▽共=共産▽社=社民▽み=みんな▽農=農政連▽ネ=ふくおか市民政治ネットワーク▽無=無所属

〔福岡都市圏版〕

2032チバQ:2011/02/28(月) 23:24:34
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20110222ddlk40010350000c.html
46区の構図:’11県議選を前に/3 /福岡
 ◇2議席に現新3人
 ■朝倉市・朝倉郡(定数2)

多田有一郎 50 民新

栗原渉   45 自現(1)

林裕二   60 農現(5)

 旧甘木市区(定数1)と旧朝倉郡区(同1)が合区。旧選挙区選出の現職2人に新人が参戦し、三つどもえとなる公算が大きい。

 現職2人に挑む多田氏は民主の公認を受け、つじ立ちなど積極的な街頭活動を展開し、名前を売り込む。

 旧甘木市区で昨年4月の補選で初当選した自民の栗原氏と、旧朝倉郡区選出で農政連公認の林氏は、それぞれ旧選挙区の地盤固めを中心に新人の進出を阻む構え。現職の強みを前面に出し、保守層の取り込みに力を注ぐ。

 ◇現新5人の激戦に
 ■春日市(定数2)

岸本善成  36 民現(1)

中村孝三  61 み新

中牟田伸二 53 無新

松尾嘉三  42 無新

平山喜基  35 無新

 前回は春日市・筑紫郡で定数2だったが、今回の区割り変更で春日市単独で2議席となり、定数は実質増。しかし現職新人計5人が立候補を表明し、激戦区になっている。

 岸本氏は立候補予定者の中で唯一の現職。若さに加えて1期の実績も携え、支持者回りで清新さを訴える。

 中村氏は市議3期の経験を経て、4回目の県議選出馬。今回はみんなの党の公認を受け念願の初当選を狙う。

 自民は中牟田、松尾両氏を推薦し、議席独占に挑む。中牟田氏は会社員出身。地域経済の活性化をアピールする。松尾氏は市議2期目途中で県議選に挑戦。後援会を中心に支持拡大を図る。

 平山氏は政党推薦を受けず2回目の挑戦。松下政経塾出身で、草の根選挙を展開して若さと政策を訴える。

 ◇現職以外に動きなし
 ■筑紫郡(定数1)

渡辺英幸 66 自現(3)

 春日市・筑紫郡で一選挙区だったが、区割り見直しで定数1の単独区となった。今のところ、立候補の意向を表明しているのは4期目を目指す渡辺氏のみ。那珂川町議に一時立候補を探る動きもあったが出馬表明には至っていない。

 ◇無投票の公算大
 ■大野城市(定数2)

井上博隆 33 民新

井上順吾 59 自現(2)

 立候補を表明しているのは前回、前々回と同じ顔ぶれ。今回は定数1増の2議席となる中、他に出馬の動きはみられず、無投票となる公算が大きい。

 井上博隆氏は前回までは無所属だったが今回は民主の公認を受けての出馬。労組など同党支持層への浸透を目指す。井上順吾氏は市内に張り巡らせた後援会を中心に小規模集会を開催。保守層を中心に支持拡大を狙う。

 ◇定数2に現職と新人
 ■筑紫野市(定数2)

原竹岩海 57 民現(2)

平井一三 56 自新

 民主現職のほか、ベテラン自民の後継候補もようやく決まり、ともに立候補へ向けた準備を進めている。

 3期目を目指す原竹氏は市議出身。ミニ集会をこまめに開きながら、地盤固めと後援会組織の引き締めに懸命だ。自民は5選の藤田陽三氏が1月の市長選に当選したため、市議の平井氏を公認。市長選に勝利した勢いを持ち込みたい。

 ◇現職に新人が挑む
 ■太宰府市(定数1)

井本邦彦 72 自現(4)

白石卓也 49 無新

 無投票だった前回から一転、定数1を巡って現職に新人が挑む選挙戦になりそう。

 5期目を目指す井本氏は議会経験を前面に出す。太宰府町役場勤務時代から地域で培った人脈をフル稼働して市内各地で支持固めに回る。白石氏は民主党参院議員秘書を経て初挑戦。同党からは推薦とし、党派色は薄めた。駅や街頭でのつじ立ちで知名度を上げ、労組回りにも奔走する。

2033チバQ:2011/02/28(月) 23:25:11
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20110223ddlk40010333000c.html
46区の構図:’11県議選を前に/4 /福岡
 ◇目が離せない選挙区
 ■筑後市(定数1)

 知事選への出馬を予定していた自民現職の蔵内勇夫氏(57)=6期=だが、一転、同県連が元内閣広報官、小川洋氏(61)の支持を決めたことで、知事選不出馬を表明した。今後について蔵内氏は「(県議選などは)全くの白紙。ゆっくり考えたい」と述べるにとどめており、選挙区内は目の離せない情勢となっている。

 ◇2議席に4人が挑む
 ■大牟田市(定数2)

高岡新  70 自現(7)

田中秀子 49 自現(4)

中西倫仁 50 共新

大橋克己 43 無新

 旧高田町(現みやま市)が外れ、1減の定数2に4人が名乗りを上げている。前々回、前回とも3位当選だった田中氏が女性初の県議長として注目される中、議席を守れるかも焦点の一つだ。

 高岡氏は、若い世代に譲る引退も検討したが、昨秋、8期目への出馬を決断。後援会中心に票固めに懸命。田中氏は議長公務で地元を空けがちだが、三池港整備事業などの実績を強調。三井系企業などの引き締めを狙う。

 中西氏は共産が前々回失った議席復活を目指す。前回に続く立候補で支持層への浸透を図る。前回トップ当選で09年に死去した石橋保則氏の後継が大橋氏。社民、民主、連合福岡の推薦で立つ。

 ◇12年ぶりの選挙戦に
 ■柳川市(定数1)

江口吉男 61 自現(6)

椛島徳博 54 無新

 旧大和、三橋両町が合併したが、定数1は変わらず。自民現職の江口氏だけの無風区とみられたが、民主の衆院議員秘書だった椛島氏が昨年12月に出馬を決断。12年ぶりの選挙戦になりそう。

 江口氏は農政連や医師会の推薦を受け、支持基盤は固い。旧2町での浸透にも力を入れる。椛島氏は民主の推薦は受けず、幅広い支持を得る考え。つじ立ちで支持を訴える。

 ◇板橋氏、長男擁立へ
 ■みやま市(定数1)

 旧山門郡区で定数は1のまま。旧大和、三橋両町が外れ、高田町が加わった。

 8選を目指すとみられていた自民現職の板橋元昭氏(72)が、「世代交代を望む支持者の意向」として、突然に引退を表明した。23日に上京し、地元選出の古賀誠衆院議員に報告する。商社勤務の長男(43)が後継となる準備をしており、後援会は長男支持でまとまりそうだ。

 ◇無投票の公算大
 ■大川市・三潴郡(定数1)

秋田章二 60 自現(1)

 再選を目指す秋田氏以外に動きはなく、無投票の公算が大きい。

 秋田氏は新たに選挙区に加わった大木町の3校区にそれぞれ後援会を設置。農政連や医師会、木工業関連にも支持拡大を狙う。

2034チバQ:2011/02/28(月) 23:25:50
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20110224ddlk40010310000c.html
46区の構図:’11県議選を前に/5 /福岡
 ◇現新6人の激戦区
 ■久留米市(定数5)

中村誠治 54 民新

原口剣生 56 自現(3)

十中大雅 57 自現(1)

田中正勝 59 公現(4)

清田信治 54 無現(3)

江口善明 36 無新

 旧田主丸町と旧北野町、旧三潴町、旧城島町が合併した今の久留米市の枠組みで初の選挙。定数は1増の5となり、現職4人に新人2人が挑む大激戦区。

 元衆院議員秘書で民主新人、中村氏は連合などの推薦を受ける。地元の旧田主丸町などに後援会組織を立ち上げ、支持を訴える。

 旧久留米市区で前回トップ当選の原口氏は農政連などの推薦を受ける。旧北野町、旧田主丸町にも組織を発足させ、基盤を固める。十中氏も農政連など100超の団体が推薦。3月に1000人規模の総決起大会などを開き、原口氏と自民2議席を狙う。

 田中氏は創価学会や小学校教諭時代の人脈が原動力。出身地の旧城島町をはじめ、旧田主丸町、旧北野町でも支持拡大を狙う。

 清田氏は、推薦する民主や連合の合同選対で労組関係を中心に支持を集める。教諭経験から得た教育分野での政策も訴える。

 江口氏は、旧三潴郡選出の砂山惣吉氏の引退に伴い、後継として立候補した。市南部で後援会組織の準備を進めている。

 ◇現職以外に動きなし
 ■うきは市(定数1)

出利葉史郎 73 農現(2)

 3選を狙う出利葉氏の他に立候補予定者はなく、無投票の可能性が高い。出利葉氏は旧浮羽町と旧吉井町で後援会を組織し、25日に事務所開きと500人規模の激励集会を予定している。

 ◇新人2人の一騎打ち
 ■八女市(定数1)

桐明和久 52 自新

近藤雅幸 38 無新

 08年の補選で無投票当選した井上明氏は出馬せず、新人2人による一騎打ちの見通し。

 桐明氏は、農政連をはじめ30近い団体から推薦を得た。土木建設会社を経営しており、業界関係者からの支援も厚い。他業種への支持拡大を狙う。

 連合福岡の推薦を受ける近藤氏は、市議出身。同級生らの後押しを得て徐々に支持を広げる。特に同年代の子育て世代を中心に支持拡大を図る。

 ◇無投票の可能性
 ■八女郡(定数1)

重野正敏 70 農現(5)

 合併特例条例による区割りで、広川町と現八女市内の旧黒木、立花両町、旧星野、矢部両村が選挙区となる。

 6期目を目指す重野氏のほかに立候補の動きはなく、林業や茶業関係者など従来の支持基盤を確実に固めつつある。五つの地域ごとに後援会を組織し、盤石の態勢を築く。

 ◇現職、無投票か
 ■小郡市・三井郡(定数1)

井上忠敏 64 自現(3)

 今回から旧北野町を除く小郡市、大刀洗町が選挙区。現時点で井上氏以外に立候補の動きはない。井上氏は60以上の後援会でミニ集会を開催。農政連、医師会などの各団体や地元企業計約120から推薦を取り付け、着々と地盤を固めている。

2035チバQ:2011/02/28(月) 23:28:14
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20110225ddlk40010335000c.html
46区の構図:’11県議選を前に/6 /福岡
 ◇定数1減で激戦予想
 ■八幡西区(定数4)

岩元一儀 51 民現(2)

縣善彦  58 自現(3)

松尾統章 38 自現(3)

松下正治 41 公新

真島省三 48 共現(1)

 定数は1減の4。現職4人と新人1人が出馬表明している。

 岩元氏は連合系労組が支援。地域の人脈も取り込み民主への逆風をかわそうと努める。

 縣氏は秘書として仕えた麻生太郎元首相とのパイプを示しつつ、保守地盤を固める。前回トップ当選の松尾氏は過去3期の実績で地元経済界への浸透を図っている。

 松下氏は引退する現職の後継者であり、創価学会などの支援で知名度アップに奔走する。真島氏は県議会唯一の共産現職。共産支持層以外への食い込みも懸命に狙う。

 ◇定数1に現新3人
 ■八幡東区(定数1)

諏訪下勝造 55 民現(1)

津田公治  55 自新

平原潤   42 み新

 定数が2から1に減る中、3人が立候補を表明した大激戦区。高齢化が進む地区だけに65歳以上の有権者の動向が注目される。

 諏訪下氏は前回の無所属から転じて今回は民主公認で臨む。北橋健治市長の支持者と接触しつつ、JC時代の人脈を生かして支持拡大を図る。

 津田氏は大家敏志・参院議員の後継者。大家氏の支持者や企業、団体をくまなく巡回しながら、民主政権に批判的な層の取り込みを進めている。

 3人の中で出馬の態度表明が一歩遅れた平原氏だが、みんなの公認を受けた。2大政党に不満を感じる層への浸透を図ろうと支持を呼びかける。

 ◇現職3人に1新人挑む
 ■小倉北区(定数3)

原田博史 44 民現(1)

中村明彦 56 自現(7)

壹岐和郎 54 公現(1)

永田浩一 45 共新

 定数が1減の3になった。既に現職3人と新人1人が表明している。市内で特に多い無党派層の反応に左右される可能性がある。

 原田氏は秘書を務めた城井崇衆院議員や連合などの支援を受けて再選を目指す。4回連続トップ当選の中村氏は、地元経済界などの支持基盤を固める。

 壹岐氏は党所属市議などと連動、地域活動も展開し再選を誓う。永田氏は国政・県政批判票を積み増し、前回失った共産議席奪回を狙う。

2036チバQ:2011/02/28(月) 23:28:34
 ◇現職と新人一騎打ちに
 ■戸畑区(定数1)

冨田徳二 55 民現(4)

藤井広子 26 共新

 定数1に対し、現職と新人の2人が出馬表明。前回新人を立てた自民は、今のところ立候補の動きはない。

 冨田氏は新日鉄労組など、連合傘下の労組や地域の各種団体に浸透している。地域経済活性化や福祉などの実績も訴える。

 藤井氏は清新さをアピールする。医療・福祉の充実や若者の雇用拡大を掲げ、党支持層以外にも支持を広げようと懸命だ。

 ◇現、元、新4氏の激戦に
 ■小倉南区(定数3)

泉日出夫  43 民現(1)

吉村悠   25 自新

二宮真盛  57 公現(3)

高瀬菜穂子 50 共元(2)

 現職2人、元職、新人各1人が出馬表明し、激戦が予想される。

 泉氏は前回の民主ブームが消えた状況に危機感を抱き、連合の支援を得て地域を回る。吉村氏は今月に引退を決めた県議の長男。譲られた地盤固めに懸命になっている。

 前回トップ当選した二宮氏は、支持母体の創価学会以外にも地域への浸透を図る。高瀬氏は673票差で次点となった前回の雪辱を期すべく、党支持層以外にも働きかける。

 ◇前回同様3氏の争い
 ■若松区(定数2)

野村陽一 43 民現(1)

中尾正幸 46 自現(2)

山口律子 61 共元(1)

 前回と同じ3氏が定数2を争う構図。

 野村氏は前回無所属だったが今回は民主の公認。労組に加え、妻の市議や北橋健治市長の支持者への働きかけも強める。中尾氏は農村・漁村部での支持が厚い。党市議らとも連携し、企業や団体、地域組織の取り込みを進めている。

 山口氏は返り咲きを目指す。党所属の市議と連動する一方、教員時代に培った人脈も生かし、党支持層以外の浸透も目指す。

 ◇2議席に4人争う
 ■門司区(定数2)

川端耕一 41 自新

森下博司 61 公現(4)

楪一早雄 42 み新

井上敏和 37 無現(1)

 現職2人と新人2人が2議席を争う。今回擁立を見送った共産の支持層の動向も注目される。

 川端氏は市議時代に培った人脈が強み。企業・団体・地域の支持固めを進める。森下氏は創価学会に支えられるが、党支持層以外にも浸透を図る。みんなから出馬する楪氏は既成政党に満足できない層の取り込みを図る。井上氏は民主、社民に推され再選を目指す。こまめな地域回りで政権批判をかわす構え。

2037チバQ:2011/02/28(月) 23:29:01
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20110226ddlk40010337000c.html
46区の構図:’11県議選を前に/7 /福岡
 ◇現職が出馬表明
 ■嘉麻市(定数1)

吉原太郎 76 自現(6)

 前回は定数3の旧嘉穂郡・山田市区で自民2、民主1と議席を分け合っていたが、今回から嘉麻市単独区となり、定数は1。自民ベテランの吉原氏だけが立候補を表明し、医師会や後援会を中心に支持固めを進めている。一方、市北部で新人が出馬の動きを見せている。

 ◇3人が2議席争う
 ■田川郡(定数2)

大島道人 58 自新

冨原茂昭 67 社現(2)

神崎聡  48 無新

 町長経験者の自民現職が引退し、社民現職と自民、無所属の新人2人が2議席を争う激戦となりそうだ。

 大島氏は旧金田町長で、合併後の福智町では議長も務めた。地盤を固める一方、上田川地域もこまめに回って知名度向上を図る。

 3選を目指す冨原氏は、自治労など労組の推薦を受ける一方、出身の川崎町を基盤にして保守層への浸透も図っている。

 添田町を地盤とする神崎氏は会社経営などの経験を生かした地域振興を訴え、小差で次点に泣いた前回の雪辱を期している。

 ◇現職に新人が挑む
 ■宮若市・鞍手郡(定数1)

塩川秀敏 62 自現(1)

豊福明子 50 無新

 前回は無所属から出馬して自民現職を破った塩川氏。今回は一転、自民公認を受けた塩川氏に、無所属新人の豊福氏が挑む一騎打ちとなりそうだ。

 塩川氏は地域の集まりや活動に積極的に顔を出すほか、県政報告を全戸に配布して浸透を図る。麻生太郎元首相後援会の支援も受けている。

 元小学教諭の豊福氏はこまめなミニ集会に加え、各地でつじ立ち。民主の推薦を受け、福教組や自治労などが活発に動いて知名度アップを図る。

 ◇前回と同じ一騎打ち
 ■田川市(定数1)

浦田憲一 68 自現(2)

古賀靖典 46 無新

 前回と同様、自民現職に社民系新人が挑む一騎打ちの構図となりそうだ。

 3選を目指す浦田氏は、自民支持層を基盤に実績をアピール。公明や農政連も支援する見通しで、前回票からの上積みを目指している。

 古賀氏は無所属での出馬を予定するが、出身の県職労など支持母体も動いて支持を固める。活発に街頭活動や小集会も重ね、浸透を図っている。

 ◇1議席を三つどもえで
 ■直方市(定数1)

香原勝司 43 自新

野下昭宣 69 無現(3)

高木直行 55 無新

 前回まで同じ顔ぶれの一騎打ちが4回続いたが、今回は一変。無所属現職と新人2人の三つどもえで1議席を争う激戦になりそう。

 香原氏はミニ集会を連続開催。市議2期の経験や若さを前面に出して、自民の議席奪還を目指している。

 前回、自民現職を破った野下氏は県政報告会をこまめに開く。農政連の推薦も得て幅広く浸透を図る。

 高木氏は、衆院議員秘書時代の人脈を活用しつつ、市中心部でのつじ立ちを中心に知名度アップに懸命だ。

 ◇2議席に2現職名乗り
 ■飯塚市・嘉穂郡(定数2)

吉村敏男 62 民現(3)

江藤秀之 50 自現(2)

 旧嘉穂郡・山田市区(定数3)の嘉穂郡部分が旧飯塚市区(定数2)に加わったが、定数は2のまま。現時点で現職2人が名乗りを上げているが、無投票を阻止しようと会社社長の新人が出馬の準備をしている。

 民主系は候補を一本化。旧飯塚市区の現職吉柳順一氏が勇退、旧嘉穂郡地盤の県連幹事長、吉村氏擁立で決着した。市職労など吉柳氏の支持母体を継ぎ、後援会で票を固める。

 前回の旧飯塚市区でトップ当選した江藤氏は、嘉穂郡についてはゼロからのスタートとなった。党組織がフル稼働するほか、農政連の推薦も受けて浸透を図っている。

2038チバQ:2011/02/28(月) 23:29:50
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20110227ddlk40010201000c.html
46区の構図:’11県議選を前に/8 /福岡
 ◇現職と新人の一騎打ち
 ■行橋市(定数1)

岡田博利 63 無現(3)

田中純  64 無新

 前回に続き岡田氏の無投票当選かと思われたが、2月に入って会社社長の田中氏が立候補を表明。一騎打ちとなる公算が強まった。

 19日にあった岡田氏の総決起大会には、八並康一市長や知事選に立候補予定の元内閣広報官、小川洋氏らが出席。農政連や自治労県本部など約50団体の推薦を受け、実績を強みに組織を固める。

 田中氏は20〜40代の有志グループ「行橋みらい塾」が支持母体。市民が強く要望するJR行橋駅前の交番開設が長年実現しない点について批判の声を強め、早期実現などを公約に掲げている。

 ◇5回連続無投票か
 ■築上郡・豊前市(定数1)

後藤元秀 60 自現(5)

 6選を狙う後藤氏の他に立候補の動きはなく、5回連続無投票となる公算が大きい。

 後藤氏は3月5日に豊前市で後援会事務所開きをする。農政連などの推薦を受け、現職の知名度を前面に体制固めを進める。

 ◇現職以外に動きなく
 ■京都郡(定数1)

畑中茂広 58 無現(1)

 前回の統一選で選出の井上幸春氏がみやこ町長に転身し、昨年5月の補選で元旧豊津町長の畑中氏が初当選。現時点で畑中氏以外に立候補表明はなく、無投票となる見通し。

 畑中氏は地盤の豊津地区を中心としたみやこ町を固め、苅田町にも事務所を置いて浸透を図る。民主の推薦を受ける一方、自民県連会長の武田良太衆院議員(福岡11区)と対立する山本幸三衆院議員(比例九州)が事務所開きに姿を見せた。

 ◇2回連続無投票か
 ■中間市(定数1)

貞末利光 55 自現(4)

 今のところ現職以外に出馬の動きはなく、2回連続で無投票となる公算が大きい。

 貞末氏は、地元商工団体など100を超える推薦を得る見通し。今期は県議長も経験したことから、前回以上に支援の輪を広げることを目標にする。

 ◇現職2人に1新人挑む
 ■遠賀郡(定数2)

助信良平 57 民現(3)

松本国寛 54 自現(3)

三角善彦 39 無新

 現職2人に新人が挑む構図となっている。

 助信氏は連合福岡など労働団体の支援を受ける。3月に予定している事務所開きから、ミニ集会など活動を本格化させる。

 農政連などが推す松本氏は、岡垣町を皮切りに決起集会を開催。郡内の幅広い推薦や県政報告などで支持拡大に取り組む。

 三角氏は郡内人口最多の岡垣町で町議2期を務めた。地元商工団体などを中心に浸透を図り、今後は演説など街頭活動を強化する。


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