したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

九州・沖縄 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1とはずがたり:2008/10/26(日) 18:16:25

統一地方選スレから西海道・琉球地方のネタを独立させます。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/l40
合併ネタはこちら
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1066974699/l40

1160とは:2010/02/21(日) 21:30:36
う〜ん、だめだったかぁ。

1161建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2010/02/21(日) 22:25:54
>>1160
う〜ん、だめだったかぁ。って
ダメに決まってるだろwwwwwwwwwwww
無党派層がほとんど次は自民に入れるっていってんのに
どんだけ危機意識ねーだよwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwpgr

神奈川1は中村当選できて今頃、勝利宣言してるだろう
よかったなwwwwwwwwww

1162建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2010/02/21(日) 22:28:15
ハゲ惨敗w

1163神奈川一区民:2010/02/21(日) 22:41:00
>>1161
大人気ないですよ、浣腸!!

1164建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2010/02/21(日) 22:46:00
>>1163
よう!
中村当選オメ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
いや、俺が大仁田くるんじゃないか
と予想してたら、チミが長崎県民はそんなアフォじゃないよといってたからさw
中村当選して長崎県民の良識が証明されたということだろうなとww

1165ももだぬき:2010/02/21(日) 22:47:58
長崎の民度はまた、落ちたね(泣)

1166神奈川一区民:2010/02/21(日) 22:55:56
>>1164
長崎県民は浣腸のような残念な人ではない
ということがわかって良かったです。

1167ぐらもん:2010/02/21(日) 23:15:54
とりあえず大仁田じゃなくてよかったと思いたい。

1168名無しさん:2010/02/21(日) 23:19:17
地元に詳しい方にちょっと質問なんですが
>>1140
>民主党は2004、07年の参院選で、1人区の長崎選挙区で連勝。先の総選挙でも4選挙区で全勝した。長崎2区で自民党の久間章生元防衛相を破った人気者の福田衣里子衆院議員が、4日の告示前から全県を回って応援しており、「負けるはずのない選挙」(県連関係者)とみられていた。
04も07も参院とってて09衆院もとってるとの事ですが、前回(06?)前々回(02?)の知事選で勝った方って民主系だったの?

1169ももだぬき:2010/02/21(日) 23:20:18
ぐらもんさんへ→大仁田だったらどうなっていたのですか?

1170建設的与党らいおんはーと ◆S3/.7DxKSg:2010/02/21(日) 23:36:48
>>1169
参院選でみんなの党が第一党ww

1171名無しさん:2010/02/21(日) 23:46:01
現職の金子知事は、元自民党衆院議員
前回は知らんが、前々回は相乗りだったかと
04参で民主が勝ったのは自民現職の高齢批判が多分にあったかな

1172名無しさん:2010/02/22(月) 01:06:02
長崎県知事選挙
投票率
02年49.79%
06年52.27%
10年60.08%
 
開票結果確定
中村法道氏316.603票
橋本剛氏*222.565票
大仁田厚氏/98.200票
押渕礼子氏/30.902票
深町孝郎氏/21.291票
山田正彦氏//6.634票
松下満幸氏//2.889票
 
(`・ω・´)っ
>>1138>>1145
産経新聞出口調査
中村法道氏
自民支持層76.8
公明支持層77.8
無派支持層36.4
 
橋本剛氏
民主支持層69.2
社民支持層57.1
※民主、社民から15%前後中村氏に流れる。
 
大仁田厚氏
民主、自民から10%前後大仁田氏に流れる。
無派22.2
 
中村法道氏自民・公明
橋本剛氏民主・社民・国
押渕礼子氏長崎市内の保守系
深町孝郎氏共産党
大仁田厚氏無党派
他泡沫
 
政治とカネが政治不信を招いたなら、通常は投票率下がるものだが逆に上昇。

1173名無しさん:2010/02/22(月) 01:16:54
>>1172(´・ω・`)あっ産経新聞調査じゃなく
共同通信調査ね。間違えた。。
記事載ってたのが産経でした。

1174名無しさん:2010/02/22(月) 01:38:45
>>1169
こういうとあれですが大仁田がビジョンを持っているとはどうしても思えない。
「いかにして目立つか」ということしか考えていないように思えて仕方がないのです。
そうじゃなきゃ引退→復帰を5回もしないでしょうし。

>>1170
今のままで候補をがっつり立てられればそうなるかもしれません。

1175二階席:2010/02/22(月) 07:48:44
まあ長崎というのはそんなに支持層がコロコロ変わる所じゃないんですよ。
国政はもちろん、地方になると余計に支持母体が固くて。
多少の浮動票は、自民、大仁田に流れたとしてもほぼ予想通りの結果と思えます。

直近の衆院選がちょっと大幅に支持層をまたいで(否大仁田)民主に入った、という
ことで、民主県連も「この票差なら」とちょっと安心したかも、という見方も
あるくらいです。まあ、負けていいとは思ってなかったでしょうけど。

自民県連は「結構票差が詰まった」ことで参院選に向けてちょっと苦しいかな?と
思い始めたでしょう。いずれにしても党勢回復とは言い切れない結果だと思います。

1176名無しさん:2010/02/22(月) 09:56:42
転載
4年前
http://www.senkyo.janjan.jp/election/2006/42/00000547.html
398692 金子 原二郎 61 男 無所属(自民、公明、社民推薦) 現
188154 小久保 徳子 47 女 無所属 新
31538 山下 満昭 53 男 共産 新

8年前
http://www.senkyo.janjan.jp/election/2002/42/00000799.html
468099 金子 原二郎 57 男 無所属 現
116644 高村 暎 61 男 無所属 新

自民は投票率が上がって獲得票数大幅減ではあるものの、前回共闘した社民と自党出身の大仁田分が逃げただけという感じでいるのかな。
一方で民主は逆風下でも支持層は固めてる感じ?
これで大仁田が民主勢力に駆け込んだら面白くなるような。

11771176:2010/02/22(月) 10:04:10
ちなみに
> 大仁田が民主勢力に駆け込んだら
の可能性を示すものはこんな辺り
>>894
>大仁田&宗男氏、長崎知事選へ“タッグ”
選挙中も↓のような事があったので、後々新党大地入りしてもおかしくないかなと。

松山千春が毒舌&歌で大仁田氏にエール
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp0-20100207-593460.html
 松山千春(54)が6日、激戦の長崎県知事選に出馬した大仁田厚元参院議員(52)の援軍に駆けつけ、長崎市内で街頭タッグを結成し「オオニタはそれほどバカじゃない!」と“毒舌エール”でパワーを注入した。街頭では自身の曲「長い夜」「大空と大地の中で」を熱唱。不況にあえぐ市中心部の繁華街は、多数の群集で久々のフィーバーとなった。

 千春は、大仁田氏が政界入りしたきっかけである新党大地・鈴木宗男衆院議員(62)の親友。千春はこの日、大仁田氏と合流すると「(知事選で)自民党の候補には、さわやかな小泉進次郎君が応援に来た。民主党の候補にはかわいい福田衣里子君が来た。一方、大仁田の応援に来た男はこんな人相が悪い(笑い)。でも彼らは税金で応援に行っている。オレは、自前で応援に来ました! オレがゼニやカネで動く男か? バカヤロー!」と“千春節”をさく裂させた。

 直立して恐縮する大仁田氏を見つつ、千春は「こいつはレスラーとしても議員としてもラフプレーが多かった。でも真っすぐな人生を歩んできた。(師匠の)ジャイアント馬場さんも、天国から活躍を祈っているぞ」と続けると、同氏は感極まって目に涙を浮かべた。

 知事選には新人7人が立候補し混戦模様。夜になると千春は、繁華街「思案橋」などに登場。「オレが来たからには、だれよりも強い援軍を得たと思って、これからも精いっぱい戦ってもらいたい」と宣言。興奮した大仁田氏は「オイ(私)に1回、チャンスばくれんですか!」と長崎弁で絶叫した。【広部玄】

 [2010年2月7日9時11分 紙面から]

1178チバQ:2010/02/22(月) 12:19:31
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100222-00000048-sph-soci
大仁田氏落選も参院選でリベンジ みんなの党と連携も視野…長崎県知事選
2月22日8時32分配信 スポーツ報知

 任期満了に伴う長崎県知事選が21日、投開票され、自民、公明両党が支援した前副知事の中村法道氏(59)が初当選した。一方、民主、社民、国民新の与党3党が推薦した前農水省室長の橋本剛氏(40)は鳩山由紀夫首相、民主党・小沢一郎幹事長の「政治とカネ」の問題で逆風にさらされた。また、第三勢力として注目を集めたプロレスラーで元参院議員の大仁田厚氏(52)は、今度は今夏の参院選に出馬する意向を表明した。

 大仁田氏の目に涙はなかった。「長崎はしがらみ、癒着から脱却することはできなかった。負けたことは受け止めますが、私はあきらめません」。深々と頭を下げた。

 17日間の選挙戦では、県庁移転反対、退職金放棄などを掲げ、抜群の知名度から無党派層からの支持を受けた。「どげんか、長崎」と声をからし、県内を奔走した。国営諫早湾干拓事業の潮受け堤防排水門の開門調査については県民投票で結論を出す方針を示し、九州新幹線西九州ルートの建設には反対を表明。政策面でも独自色を鮮明にしていた。

 プロレスラー時代から何度もどん底に落ちながら、ゾンビのように復活する生命力は健在。「次は参院選で勝負する。このままじゃ終われない」。この日、早くも今夏の参院選に照準を合わせた大仁田氏だが、民主、自民両党とは距離をおいている。選挙前の1月、鳩山首相、小沢幹事長のカネの問題について説明を求めて民主党の長崎県連のパーティーに抗議文を持って押しかけ、門前払いにされた。自民党とは離党の際のゴタゴタで絶縁状態が続いている。

 大仁田氏は「脱官僚」「地域主権」を掲げるみんなの党に興味を示しており、「渡辺喜美代表ら幹部に、政策や参院選の情勢などを詳しく聞いてみたい」と話した。無所属での出馬も視野に入れているというが、政策などで一致すれば電撃合体する可能性がある。大仁田氏は疲れ切った表情で「県民から力をもらった。違う形で貢献したい」と話した。

 ▼長崎県知事選開票結果(選管最終、投票率60.08%)
当316603中村 法道 無新
 222565橋本  剛 無新
  98200大仁田 厚 無新
  30902押渕 礼子 無新
  21291深町 孝郎 無新
   6634山田 正彦 無新
   2889松下 満幸 無新

1179チバQ:2010/02/22(月) 12:20:12
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100221-00000562-san-pol
民主敗北、小沢氏進退再浮上も “利益誘導”選挙通じず
2月21日22時48分配信 産経新聞

 長崎県知事選と東京都町田市長選で民主党など与党3党が推薦した候補が敗北したことは、小沢一郎民主党幹事長や鳩山由紀夫首相に絡む「政治とカネ」の事件と北海道教職員組合の違法献金事件の「3大資金疑惑」が逆風となって直撃したのは明らかだ。民主党内では「『政治とカネ』で攻められて前向きな政策的な話ができない。このままでは参院選は戦えない」(中堅)との危機感が高まっており、小沢氏の進退問題が再浮上しそうだ。

 鳩山政権が米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の移設問題で混乱したり、衆院選マニフェスト(政権公約)をめぐって迷走を重ねていることも民主党への期待感をしぼませ、逆風をはね返せない要因となった。

 21日夜、民主党の石井一選挙対策委員長は同知事選について「結果を厳粛に受け止めて今後の糧(かて)」にするとの談話を発表したが、首相と小沢氏という政権のツートップの問題に及ぶためか「政治とカネ」への言及はなかった。

 だが、与党・社民党の渕上貞雄選対委員長は同日夜の談話で敗因の一つに「『政治とカネ』についての国民の批判に十分応えきれていないこと」を挙げた。「政治とカネ」の問題に対する小沢氏や首相の対応への不満から「小沢支配」にほころびが生じる可能性もある。

 民主党は同知事選で、赤松広隆農水相や原口一博総務相、前原誠司国土交通相らを現地入りさせ、市町村長と面談させるなど政権与党の立場をフル活用した。小沢氏自身も1月17日、党長崎県連のパーティーで「(推薦候補の)橋本剛君を知事に選んでいただければ自主財源となる交付金も皆さんの要望通りできます。高速道路をほしいなら造ることもできます」と“利益誘導”をちらつかせたが、勝利できなかった。

 小沢氏は、「大都市部」を象徴する町田市長選も、「地方」の長崎県知事選とともに重視した。もともと民主党が強い地域でもあるためで、小沢氏は、市長選レベルでは異例の候補者事務所訪問によるてこ入れも図ったが実らなかった。

 これは「政治とカネ」の問題に加え、鳩山政権への有権者の失望も混じっている。平成22年度予算案の編成ではガソリン税などの暫定税率を実質的に存続させる「マニフェスト破り」に踏み切った。首相は野党時代には国の借金頼みを批判していたが、新規国債の発行額も過去最高となった。

 マニフェストの目玉である「子ども手当」の創設法案や「高校授業料無償化」法案の成立もまだだ。子ども手当にはこれまで、23年度からの完全実施を困難視する意見が閣僚や副大臣から出て、首相がその都度否定するなど方針が定まらないことを印象付けている。

 小沢氏は21日、松江市内で記者会見し、参院選のための全国行脚の加速を宣言。参院選の第1次公認候補を3月1日にも決めることも明らかにした。「政治とカネ」をめぐる世論の厳しい反応を薄めたい思惑がありそうだ。

 自らの資金管理団体をめぐる政治資金規正法違反事件についても「全国行脚の機会に(有権者から)希望があれば答えていきたい」と述べるにとどめ、国会での説明に応じる考えは示さなかった。

 小沢氏に批判的な中堅議員は「まだ来年度予算案成立前で、地方選でもあるから、すぐには『小沢降ろし』は噴出しないが、党内は『小沢的なるもの』を排除しないと参院選に勝てない、という空気になるだろう」と、いずれ「小沢降ろし」の声が表面化すると予言した。(榊原智)

1180秋田2区:2010/02/22(月) 18:48:44
大仁田がみんなから比例で出たら一位当選も夢ではないかも

1181とはずがたり:2010/02/22(月) 22:20:10
個人的には宮崎みたいに大仁田が大量得票するんじゃないかと心配してましたが,まあ惨敗でそこは見識をみせたのかも。
みんなの党でもどうなんでしょうか?ちょっと時期外したし前回の当選の時もそれ程実績残したように見えなかったし難しいんじゃないでしょうかねぇ?

1182秋田2区:2010/02/22(月) 22:24:43
実績ですね、やっぱり。
うちの選挙区の参員2人も実績と言われれば、正直ピンときません。

1183神奈川一区民:2010/02/22(月) 22:40:58
プロレスファンの自分から言わせて頂くと
、大仁田氏は人間として残念なので、もう
政治に首を突っ込んで欲しくないですね。
神取忍氏の方がましです。

1184チバQ:2010/02/22(月) 22:55:26
>>1180
逃げる票のほうが多い
という賢明な判断をミッチーjrにはしていただきたいもの。

1185二階席:2010/02/22(月) 22:57:22
>>1184

逃げる票は、多そうですね〜。
私も同意見です!

1186チバQ:2010/02/23(火) 00:33:40
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/tiji/kiji/150.html
■「若さと情熱」届かず 「力不足」橋本さん無念



「期待に応えられず申し訳ない」と述べる橋本剛さん=21日午後9時53分、長崎市築町の選挙事務所
 閉塞(へいそく)感の漂う古里を憂い、農水官僚の職をなげうって知事選に挑んだ橋本剛さん。政権与党の推薦を受け、若さと行動力で県政刷新を訴えたが、その熱意は届かなかった。

 長崎市中央橋の選挙事務所。「与党が応援していたのに…」。うなだれる支援者に向け、橋本さんは「力不足で、多くの皆さんの期待に応えられず申し訳ない」と深々と頭を下げた。

 民主党県連は昨年夏の衆院選で県内四つの小選挙区で全勝し、国会議員は8人に増えた。その勢いで、知事選に初めて独自候補を立てたが、金子原二郎知事の4選不出馬で、多選批判という対抗軸を失った。その上、脱官僚を党是にしながら官僚を擁立したことに疑問の声が上がり、これが後々まで尾を引いた。

 「地域をどうやって元気にするか」。橋本さんは農水省を志望した時からずっと考えてきた。在京本県出身者の集まりに頻繁に顔を出し、熱っぽく古里を語る姿が、国会議員らの目に留まった。古里が農漁業や観光の潜在力を生かしきれないまま、人口流出や経済縮小で疲弊していくのを見過ごせなかった。

 選挙戦では、自民党が支援した副知事の中村法道さんを金子県政の継承者とみなし、「これまでの延長線上では長崎は変わらない」と訴えた。ただ政策面で明確な違いを打ち出せず、タレント候補の大仁田厚さんにも浮動票を奪われる形となった。

 民主党は100人を超える国会議員を応援に送り込んだ。予算を握る大臣や党幹部が、国と県のつながりを強調する一方、自民党寄りの業界団体の切り崩しを図った。だが「政治とカネ」の問題が取りざたされ、政権交代時の追い風はとうにやんでいた。

 当初は幅広い支持を集めようと、党や労組色を薄める作戦だったが、組織づくりが間に合わず、結局は従来の枠組みに頼らざるを得なかった。その民主党さえ地方議員は少なく、運動は頭打ち。ある民主党県議は「まだ声をかけていない人がたくさんいる」と天をあおぎ、労組幹部は「民主党は自分たちの支持者なら『橋本』と書いてくれると勘違いしている」とぼやいた。

 連合長崎も県職員組合が自主投票になり、足並みが乱れた。終盤追い込んだが、知名度のない橋本さんを浸透させるには、あまりにも時間が足りなかった。

 「新知事が県民のために改革を実現されるよう期待する」。橋本さんは自分の思いを託すように語った。



2010年2月22日長崎新聞掲載

http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/tiji/kiji/151.html
■大仁田さん肩落とす



敗戦の弁を述べる大仁田厚さん=21日午後9時17分、長崎市宝町の選挙事務所
 高い知名度を生かし全国に長崎をPRする「宣伝マンになる」と訴えた大仁田厚さん(52)。落選の一報が入ると、長崎市宝町の選挙事務所で「長崎を変えたいという気持ちが届かなかった」と肩を落とした。

 政党や組織などの支援を受けず、商店街や中小企業などを回る草の根選挙を徹底。知名度があるだけに各地で有権者から握手や記念撮影を求められ反応は上々だった。一方、元プロレスラーやタレントとしての印象も強く、陣営幹部は「つくられたイメージをぬぐい去るのに苦労した。準備期間も足りなかった」と悔やんだ。

 知事選出馬のため東京都で住居にしていたビルや乗用車を売って選挙資金をつくり、背水の陣で臨んだ。大仁田さんは今後の政治活動について「夏の参院選と次の知事選を視野に入れている。あきらめない」と話した。



2010年2月22日長崎新聞掲載

1187チバQ:2010/02/23(火) 00:34:54
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/tiji/kiji/145.html
■解説/危機感バネに自民結束 民主、地方の脆弱さ露呈

 事実上の与野党対決で自民、公明両党が支援した中村法道氏が民主党など与党3党推薦の橋本剛氏を破ったことは、昨夏の衆院選で県内小選挙区を全勝した民主党県連の勢いが止まったことを意味している。

 確かに鳩山由紀夫首相、小沢一郎党幹事長の政治とカネの問題をめぐる党への逆風、大仁田厚氏ら候補者乱立に伴う金子県政批判票の分散など、橋本氏や民主党にとって不運は重なった。しかし党県連の候補者選考過程が支持基盤である労働組合の関係者に反発を招いたことも大きかった。

 候補者は県議団からげたを預けられた国会議員8人が決めた。しかし協議は非公開の上、選考基準も分かりづらく「密室協議」と批判を浴びた。しかも「脱官僚」を掲げ衆院選に勝利したにもかかわらず選んだのは農水省の官僚だった。こうした姿勢が労組の運動を鈍らせ、結果的に有権者への支持を広げられなかった感は否めない。

 橋本氏らは選挙戦で金子原二郎知事が進めた3期12年の県政を批判し刷新を訴えた。しかし具体的にどの政策をどのように変えるのか有権者に具体的に示したとは言えなかった。

 中村氏は従来から二つのグループに分かれ主導権争いを演じていた自民党県議団が危機感をバネにまとまって支援したのが大きかった。しかし当初「県民党」を掲げながら告示後は自民党国会議員が連日応援に入るなど、日がたつにつれ自民党色が濃くなった。今後の民主党政権との関係で難しいかじ取りを迫られそうだ。

 夏には参院選が実施される。民主党県連は地方組織の脆弱(ぜいじゃく)さを露呈した。一方の自民党県連も候補者選考で一枚岩になれるか不透明で成り行きが注目される。(報道部・西村伸明)



2010年2月22日長崎新聞掲載

1188チバQ:2010/02/23(火) 00:35:52
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/tiji/kiji/144.html
■新知事に自公支援の中村氏 与党推薦橋本氏に大差



初当選を果たし万歳する中村法道氏(中央)=21日午後8時46分、長崎市元船町の選挙事務所
 任期満了に伴う第17回知事選は21日投票が行われ、即日開票の結果、無所属新人で自民、公明両党が支援した前副知事、中村法道氏(59)が約31万6千票を獲得し、無所属新人で与党3党が推薦した前農水省改革推進室長、橋本剛氏(40)=民主、社民、国民新推薦=ら6人を破り、初当選した。次点の橋本氏に約9万4千票差をつけた。事実上の与野党対決で民主党推薦候補が敗れたことで「政治とカネ」の問題で揺れる鳩山由紀夫首相の政権運営や、今夏の参院選にも影響を与えそうだ。

 知事選では、3期12年務めた金子原二郎知事が昨年11月、4選不出馬を表明。政権与党となった民主党が初めて独自候補を擁立するなど過去最多の無所属新人7人が立候補した。民主党政権への逆風の中、昨夏の衆院選で県内四つの小選挙区で全勝した民主党県連の勢いが持続しているかが焦点だった。

 中村氏は経済団体幹部などでつくる「新知事をつくる県民の会」の要請を受け昨年12月に立候補を表明した。農林部長や総務部長、副知事を歴任した37年間の県庁での行政経験を訴え即戦力を強調。県農政連や県庁OB、自民、公明両党議員、金子知事の後援会などが中心に戦った。自民党の小泉進次郎衆院議員らも応援に駆け付け、政権に不満を持つ無党派層の支持も得た。

 橋本氏は昨年11月、民主党県連の要請で立候補を表明。若さを前面に打ち出し、金子県政の刷新を掲げた。選挙戦では赤松広隆農相ら閣僚や民主党国会議員が連日応援に入り政権与党とのパイプをアピール。しかし知名度不足に加え鳩山首相や小沢一郎党幹事長の政治とカネの問題など党への逆風も影響。終盤に入り連合長崎を中心とする労働組合もてこ入れを図り追い込みをかけたが及ばなかった。

 元参院議員の大仁田厚氏(52)は高い知名度を生かし「長崎の宣伝マンになる」、前県議の押渕礼子氏(71)は唯一の女性候補を強調し「初の女性知事の誕生」、前共産党県委員会委員長の深町孝郎氏(67)=共産党推薦=は九州新幹線長崎ルートの中止など「大型事業中心の県政を転換する」とそれぞれ訴えたが、二大政党の戦いの中で票は伸び悩んだ。

 元会社員の松下満幸氏(62)、会社役員の山田正彦氏(44)も浸透しなかった。

 当日有権者数は117万4280人(男53万9161、女63万5119)。投票率は60・08%(男59・66、女60・43)で、前回の52・27%を7・81ポイント上回った。

経済・雇用対策に力/中村法道氏の話

 多くの県民の支援をいただき、ありがたい半面、身が引き締まる思い。各地で数多くの声が上がった経済・雇用対策に取り組みたい。市町村や関係諸団体との連携を深め、県民の目線に立ち全身全霊をもって公平公正な県政の実現を目指していく。

 【中村氏の略歴】(元)県副知事、総務部長、農林部長、対馬支庁長、総務部秘書課長、県立病院課長▽長崎大経済学部卒、長崎市鳴見台2丁目(1)



知事選開票結果 (選管最終)

当316,603 中村法道(なかむら・ほうどう)無新
 222,565 橋本 剛(はしもと・つよし)無新
  98,200 大仁田厚(おおにた・あつし)無新
  30,902 押渕礼子(おしぶち・れいこ)無新
  21,291 深町孝郎(ふかまち・たかお)無新
  6,634 山田正彦(やまだま・さひこ)無新
  2,889 松下満幸(まつした・みつゆき)無新



2010年2月22日長崎新聞掲載

1189チバQ:2010/02/23(火) 00:44:09
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20100222ddlk40010240000c.html
選挙:行橋市長選 市政変革か継続か 新人・田中氏、現職・八並氏−−告示 /福岡
 ◇3度目の戦い
 任期満了に伴う行橋市長選は21日告示され▽貿易会社社長で新人の田中純氏(63)▽民主、公明、社民、国民新各党の推薦を受けて3選を目指す現職の八並康一氏(70)−−の無所属2人が立候補を届け出た。田中氏は「市役所を変えよう」と市政変革を、八並氏は「行革で蓄えた財政力を形にする時」と市政継続を訴える。【降旗英峰】

 2人は一騎打ちだった前回と三つどもえだった前々回も市長の座を争った因縁の顔合わせ。田中氏は88年以来7回連続の挑戦。八並氏は自民市支部の推薦も受けている。主な争点は財政難の中での経済対策と、不祥事続き(07年=収賄▽08年=公金着服▽09年=飲酒運転−いずれも懲戒免職)の市役所再生だ。

 田中氏は同市西宮市の福岡みやこ農協ホールで出陣式に臨み「現市政で駅前交番設置は8年進まなかった。やる気がない。行政を市民の手に取り戻そう」と支持を呼びかけた。市議会の城戸好光議長や行橋商議所の宮西健司会頭が激励に立ち、若手飲食店主ら有志で作る行橋青年維新隊が「行橋を変えるぞ」と気勢を上げた。政党や組織に頼らぬ草の根戦術で浸透を図る。

 八並氏は同市西宮市の選挙事務所前で出陣式。「職員削減など行革を断行し、建設事業確保に努めてきた。東九州道工事も始まり、もっと住み良い街になる。もう1期仕事がしたい」と訴えた。民主党の城井崇議員(衆院福岡10区)、国民新党の自見庄三郎幹事長らがあいさつ。他の京築6市町長や地元・近隣選出の県議、市町議らが応援に駆けつけ、組織力を見せつけた。

 投票は28日午前7時〜午後8時、市内16カ所で。同9時10分から同市今井の市民体育館で開票される。期日前投票は22〜27日午前8時半〜午後8時、市役所5階会議室で。20日現在の有権者数は5万8279人(男2万7270人、女3万1009人)。

==============

 ◇立候補者(届け出順)
田中純(たなか・じゅん) 63 無新

 貿易会社社長[歴]在ブラジル日本大使館一等書記官、旧大蔵省関東財務局上席調査官▽京大

八並康一(やつなみ・こういち) 70 無現(2)

 行橋京都防犯協会会長[歴]県高齢化対策課企画監、京築福祉事務所長、市助役▽熊大=[民][公][社][国]

〔京築版〕

1190名無しさん:2010/02/23(火) 01:15:45
なんか、やっちゃダメな分析方法だなぁ↓

【速報】長崎県知事選・町田市長選の分析(暫定→詳細)
http://nihon-jyoho-bunseki.seesaa.net/article/141845146.html

1191 ◆ESPAyRnbN2:2010/02/23(火) 22:36:08
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/tiji/kikaku12/01.html
与野党対決の波紋 中村新知事誕生(上)

 事実上の与野党対決となった知事選は自民、公明両党の支援を受けた前副知事、中村法道(59)が
民主など与党3党が推薦した前農水省改革推進室長、橋本剛(40)を大差で破った。「民主王国」となった
本県での党推薦候補の惨敗は「政治とカネ」の問題で揺れる政権に衝撃を与えた。初の独自候補を擁立
した民主党県連の誤算と今後の県内政局の行方を探った。

連勝で民主に“おごり”  国会議員への不満噴出

 21日午後9時半すぎ。あっけなく敗北が決まり、重苦しい空気が漂う長崎市の橋本の選挙事務所に
参院議員の西岡武夫が現れた。西岡は敗戦の弁を終えた橋本と握手を交わし「申し訳ない」と伝えた。
マスコミに囲まれた西岡は「県民は現在の県政の実態をよく知らない。それを分かってもらう努力をしないと」。
しかし橋本を支持した市議の一人は「戦犯は西岡を含む国会議員だ」と吐き捨てた。

 民主党県連は2007年の参院選、昨年の衆院選と勝ち続け県内の衆参全選挙区の議席を独占した。
念願の政権交代も果たし、自民党を支援した知事の金子原二郎を不出馬に追い込んだ。「普段の選挙運動
をすれば知事選も負けるはずがない」。関係者の自信はいつしか過信に変わっていた。

 そこに大きな落とし穴が待っていた。8人の国会議員は、参院議員の大久保潔重の友人で西岡が強く
推した農水省官僚の橋本を知事候補に決定。しかし橋本は県議にさえ面識がなかった。国会議員が候補者
を決め、選挙運動の主力となる労働組合に降ろす手法は反発を招いた。ある労組幹部は「気持ち良く
乗れないところからスタートした。率直に『誰それ?』という感じだ」と振り返る。

 そこに鳩山由紀夫首相や小沢一郎党幹事長の政治とカネをめぐる問題が直撃。肝心の国会議員の動きも
鈍く、西岡が応援演説に入ったのは選挙終盤の数日だった。労組と風頼りの選挙を繰り返してきた県連に
この逆風を乗り切るすべはなかった。マスコミ各社が橋本の苦戦を伝えると、県議や労組から、たまっていた
国会議員への不満が一気に噴き出した。

 投票まであと4日に迫った17日夜。大村市内のホテルに国会議員6人と県議6人が急きょ集まった。
大久保が「総合選対に元気がない」と発言したが、その評論家のような口ぶりに県議の高比良末男が
食ってかかった。「そういう前にあんたが自分のところ(地元の諫早市)に張り付け」

 その2日後の19日。三菱重工労組長船支部が長崎市で開いた総決起集会。委員長の原田敏春は県連
代表の高木義明を前に声を張り上げた。「こちらの国会議員は8人だ。相手は復活当選の2人だ。なんで
こんな(苦戦を強いられる)状況なのか」

 橋本の得票は約22万2千票にとどまり、昨年夏の衆院選県内4選挙区(約42万7千票)のおよそ半分に
とどまった。23市町のうち中村に得票で上回ったのは三菱重工労組が強い長崎市と西彼長与町だけ。
労組関係者は自戒を込めてつぶやく。「急に組織が大きくなりみんな指示待ち、人任せになった。政権交代
して国会議員も県議も労働組合もおごりがあった」(文中敬称略)

2010年2月23日長崎新聞掲載

1192 ◆ESPAyRnbN2:2010/02/24(水) 00:09:41
> 小沢氏は参院選に向け、地方や組織、団体の陳情を党幹事長室に一本化するシステムを構築してきた。
> 長崎県知事選はこのシステムの最初のテストケース。小沢氏側近の細野豪志組織・企業団体委員長を
> はじめ、現地入りした副幹事長らも街頭演説より組織、団体回りを優先した。副幹事長の一人は「陳情を
> 受け付ける出前」と表現し、与党の利益誘導を前面に出す戦術だったことを明かす。

http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100223ddm002010093000c.html
選挙:長崎県知事選 「敗因」認めても、「政治とカネ」首相策なし
 <世の中ナビ NEWS NAVIGATOR 政治>

 与党推薦候補が惨敗した21日の長崎県知事選は、昨夏の衆院選で政権交代をもたらした民意の
「民主党離れ」を浮き彫りにした。鳩山由紀夫首相は敗因の一つとして、首相自身と小沢一郎・民主党
幹事長の「政治とカネ」の問題を強調したが、小沢氏は国会での説明に慎重な構えを崩していない。
偽装献金問題を抱える首相は、小沢氏に国会での説明責任を迫れず、政権浮揚の糸口を見いだせないでいる。

 鳩山首相は22日夜、首相官邸で記者団に対し、長崎県知事選の敗北について「私も含め、必要に応じて
国民の理解を求めていく努力が必要だ」と語り、「政治とカネ」問題で小沢氏に説明責任を果たすよう踏み込んだ。

 県知事選では都市部での民主優位が崩れ、無党派層の民主離れが鮮明になった。県内13市で民主系
候補が得票で上回ったのは長崎市だけ。同じ全県区で構図が同じ07年の参院選で13市の合計得票数を
みると、民主系候補が自民系候補を上回っており、「政治とカネ」に敏感な都市部有権者の投票行動が
選挙戦を直撃した。

 今夏の参院選をにらみ、小沢氏の幹事長続投を認める以上、どこかで政治資金問題に決着をつけなければ
ならない。鳩山首相は18日、小沢氏に電話で「お互いに国民に向かって、もっと説明する努力をしよう」と要請。
首相自身、国会審議で偽装献金事件への釈明を繰り返しており、小沢氏にも国会で説明責任を果たして
ほしいとの本音がのぞく。

 しかし、小沢氏や同氏周辺に衆院政治倫理審査会など国会での説明に応じる気配はない。小沢氏は
22日の記者会見で「検察の強制捜査の対象になり、結果として不正な事実はないことが明らかになった」と
強調。説明責任についても「全国をこれからも回っていきたいと思うので、疑問があれば答えていく」と述べる
にとどめた。

 鳩山首相は敗因を認識しながらも、下落し続ける内閣支持率の浮揚策を打ち出せないでいる。首相周辺は
「10年度予算審議も順調に進んでおり、政策でミスをした認識はない。政治とカネしか敗因は考えられない」
と解説。一方で「それでも小沢さんは辞めないだろう」と無力感さえ漂う。【坂口裕彦】

 ◇「小沢神話」崩壊の兆し
 長崎県知事選での与党推薦候補の敗北で、民主党内では小沢幹事長の求心力を支えてきた「選挙に強い
小沢神話」が崩れる兆しが見えている。参院選に向け幹事長辞任論が党内で再燃しそうだ。

 小沢氏は参院選に向け、地方や組織、団体の陳情を党幹事長室に一本化するシステムを構築してきた。
政権与党の利点を生かし、党主導で効率的に得票につなげる狙いだ。

 長崎県知事選はこのシステムの最初のテストケース。小沢氏側近の細野豪志組織・企業団体委員長を
はじめ、現地入りした副幹事長らも街頭演説より組織、団体回りを優先した。副幹事長の一人は「陳情を
受け付ける出前」と表現し、与党の利益誘導を前面に出す戦術だったことを明かす。だが、組織重視の
小沢戦術を忠実に実行したにもかかわらず、現地入りした党幹部は「結局、農協、漁協を自民党から
はがすことができなかった」と認め、危機感を募らせる。

 小沢氏は22日の会見で「個々の議員が草の根の活動を続け、どのような状況でも有権者の支持を
得られる党にならなければいけない」と所属議員の活動不足を敗因の一つにあげた。しかし、今夏改選を
迎える参院議員は「特に小沢氏の問題が効いて票が掘り起こせない。今後は小沢氏に引いてもらいたいと
いう期待が高まる」と語った。【須藤孝】

毎日新聞 2010年2月23日 東京朝刊

1193 ◆ESPAyRnbN2:2010/02/24(水) 12:10:04
>>1191
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/tiji/kikaku12/02.html
与野党対決の波紋 中村新知事誕生(中)

しがらみ、ねじれ懸念の声  内憂外患 抱えた船出

 拍手は鳴りやまなかった。23日朝、自民党県議の議員総会。知事選で大勝した前副知事の中村法道
(59)が議員控室にあいさつに訪れると、議員会長の馬込彰は「今、全国で最も注目されている知事」と
もてはやした。だが中村に付き添った陣営幹部は、23人の県議を前に「これからが大変だ」と表情は
さえなかった。

 「県民党」を掲げた中村。戦いの内幕は全く違ったものだった。

 自民党は表向き「あくまで支援団体の一つ」(北村誠吾県連会長)を貫いた。だが「新知事をつくる県民の会」
の支部は、党支部がそのまま衣替えした地域もあり、演説会の動員や電話作戦は議員が担った。選挙戦
後半には、民主党の国会議員大量投入作戦に対抗するように九州の自民党国会議員の秘書が連日、本県
入りした。

 知事の金子原二郎の後援会もフル稼働。中村は「フリーハンドで県政を進める」と演説で語ったが「自民
候補」と金子県政の「継承」との見方がこれからも付きまとう。

 「これだけやれば、そりゃ勝つさ。最初から分かっていた」。自民党県連幹事長の田中愛国は今、こう豪語する。

 早々と当選が決まった21日夜の県連。県議らが集まり、祝宴は遅くまで続いた。政調会長の小林克敏は
こう笑い飛ばした。

 「皆さんにお願いしておきます。これからはくれぐれも『おい、こら、中村』なんて呼び捨てにしないように」

 「それはあなただろう」とつっこみを入れた田中も「箔(はく)を付けてやらないといけないな。ラッキーボーイ。
長崎の今太閤(たいこう)だ」と悦に入った。

 中村を支援した県庁OBの一人は「しばらくは自民の好きなようにやられる。みこしに乗ったのだから
しょうがないが…」とぼやく。強固な後援会組織を持ち、県議にも影響力があった金子に比べ、中村は
「政治家としては未知数」とこのOBは言う。

 橋本剛(40)を推薦した民主党の県連幹事長で県議の渡辺敏勝は、こう見立てる。金子の重しが外れた
とたん「権力」の綱引きをする自民党県議団の2グループの中で「リーダーシップを取るのは難しいだろう」と。

 憂いは内ばかりではない。23日は国営諫早湾干拓事業の潮受け堤防排水門の開門問題で、赤松広隆
農相が開門もあり得るとの考えを示し、県庁内に「早速、民主党の政治的嫌がらせか」と波紋を広げた。

 自民党県議の八江利春は知事就任前でのタイミングに「言語道断。知事選で惨敗した腹いせだ」と憤る。
そして「中村に対してはこれからも政権からの圧力が続くだろう」とみる。

 「しがらみ」や「ねじれ」という内憂外患の中で3月2日にスタートする中村県政。県庁OBは「これから
いろんな荒波が押し寄せてくる。三角波も来るかもしれない」と話す。(文中敬称略)

2010年2月24日長崎新聞掲載

1194 ◆ESPAyRnbN2:2010/02/24(水) 12:14:39
この空気は本当なのだろうか? 事実だとしたら、参院選は相当厳しい。
> すでに世の中には「また変えろ」という空気が広がっていることに気付かなかったのだろうか。

http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/tiji/kiji/155.html
■知事選記者座談会/民主への逆風流れを決める 知名度不足で盛り上がらず

 21日に投開票された知事選は、前副知事の中村法道氏(59)が初当選を果たした。12年ぶりに誕生する
県政の新たなリーダーを目指し、過去最多の新人7人が立候補した選挙戦を記者が座談会で振り返った。
(以下、文中敬称略)

 −投票率は60%を超えたが、選挙は盛り上がったか。

 A 事実上の与野党対決でタレントも立候補して話題性はあったが、盛り上がりは感じなかった。

 B 最大の原因は超短期決戦だった上、大仁田を除く候補者の知名度不足が解消されなかったのが原因
ではないか。たった数カ月で、離島を抱える本県を回り、地域の課題を熟知し、それに有効な政策を
打ち出せるわけがない。候補者の十分な情報がないまま有権者は選択を迫られることになった。

 −争点は何だったか。

 B 金子県政の継続か刷新かに尽きるのでは。

 A ただ、自民党系と民主党系の候補者の主張に大きな違いはなかった。4大事業(新幹線、国営諫早湾
干拓の開門調査、石木ダム、県庁舎移転)への主張の違いも有権者には分かりにくかった。目立った争点は
なかったのではないか。

 −中村の勝因は。

 C 大仁田の出馬で無党派層の票が分散したのは、橋本には痛かった。自民県連幹部も「大仁田さまさま」
とはしゃいでいた。

 A 自民党を推薦した県農政連もよく動いた。民主党本部が大勢の国会議員を送り込んで圧力をかけた
ようだが、動じなかった。自民党県議団も来年の県議選への影響を考えてか珍しくまとまった。

 C 告示前に来県した自民党の小泉進次郎の応援は話題を呼び、無党派対策として効果的だった。
「裏方に徹する」作戦だった自民党が表に出やすくなった。

 D 後継者を指名しなかった金子知事も変装してこっそり中村の街頭演説などを見守っていた。記者に
見つかり「別に…」とか言っていたけど、やっぱり心配だったのだろう。

 −橋本の敗因は。

 A 橋本に近い関係者は「選挙運動をする人の真剣さの違い」を挙げた。「政権交代時の余韻に浸っていた
のでは」という声もあった。すでに世の中には「また変えろ」という空気が広がっていることに気付かなかった
のだろうか。

 B さっきも話が出ていたが、やはり、大仁田に足を引っ張られたのが痛かった。選挙戦最終日の「マイク
納め」の会場が大仁田と重なり、大仁田の演説で橋本の声が聞き取りにくくなったのは、今回の知事選を
象徴しているように見えた。

 C 民主党は自民党よりも地方議員が少なく、人を集めきれない決起集会もあった。国会議員の締め付けも
逆効果になったようだ。

 B 候補者の選考方法も禍根を残したのでは。本来地元で決めるところを決めきれず、国会議員にげたを
預けた。東京の「密室」で選ばれたというイメージは良くない。ある労組幹部は「候補者に親近感がないと
知人に広げようと思わない」と話していた。

 −民主党の「政治とカネ」の問題は影響したか。

 B この問題が浮上し、「民主党は期待外れだ」という空気が広がったようだ。橋本を応援したある市議は
「問題をあちこちで持ち出され、支援をお願いしにくくなった」と嘆いていた。

 C 「政治とカネ」の問題だけでなく、迷走する鳩山政権に失望する声も聞いた。マニフェストを実行できない
民主党に批判的な人も増えているみたいで、そういう人の票も他候補に流れたのではないかな。

 −ほかの候補者の敗因は。

 E どの候補者も与野党対決の構図に埋没した感があった。大仁田は「プロレスラーに政治ができるの?」
という疑問の声を取り除くのに苦労した。演説では学歴や元参院議員の経験を強調したが、浸透せず、結局
知名度頼りになってしまった。

 F 押渕は唯一の女性候補をアピールしたが、集会ではメモを見て話すなど演説に不慣れなことを露呈した
のはまずかった。深町は存在感を出せなかった。

2010年2月23日長崎新聞掲載

1195とはずがたり:2010/02/24(水) 16:20:20
政権交替は自民党的利権配分に嫌気が差した部分もあったとおもうんですけど,小沢側近の特にピン辺りの地方の恫喝は酷いっすね。
問題だとすると政治とカネよりもこっちのほうがより根源的で痛い気もします。

1196名無しさん:2010/02/24(水) 17:25:09
>>1194
というか、国政で変えてみてたいしてうまくいってないものに、あえて県政で変えていく必要を感じなかったというのではないんですかね。
空気の表現なんて難しいですが、「また変えろ」というのは違う気が。
また変えてどうしたいのかわからんし。

1197 ◆ESPAyRnbN2:2010/02/24(水) 18:00:51
>>1196
同感です。記者Aさんが、無理矢理、国政の政権交代を結びつけてコメントしているだけのような。
昨年総選挙時の民主党の選挙活動では通用しない、という意味なら同意できるのですが。

>>1195
>>1192で言うテストケースの悪い面ばかりが、目立ってしまったのですかね。
とはいえ、政権与党として、実現性の怪しい総花的なマニフェスト、政策を街頭演説する選挙戦は、
通用しそうもありませんし。

1198チバQ:2010/02/24(水) 22:28:22
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20100218ddlk40010334000c.html
検証・市政の課題:行橋市長選を前に/上 不況 /福岡
 ◇“乾いたタオル絞る”行革 「公平」巡り不信感も
 「市役所に火をつけようかと思いましたよ」。行橋市で建設業を営む男性(60代)は声を震わせた。

 ここ10年、公共事業が激減し、数十万円単位の小規模工事で食いつなぐ毎日だ。数年前、火事で自宅を失い、以来、プレハブに住み続けている。国民健康保険税(国保税)支払いが滞り、昨夏にはとうとう市から銀行貯金約40万円のうち30万円を差し押さえられた。

 「民家のブロック塀を積む仕事の代金が振り込まれた直後の差し押さえ。次の仕事が入った時の資金と当て込んでいたのに。以後、仕事らしい仕事はない。今は妻のパート収入が頼り」と男性。窮状を、力なく訴えた。

 市は04年度、06年度まで(その後10年度までに延長)の行政改革計画を策定した。職員削減や滞納税徴収など「乾いたタオルを絞る」(市総合政策課)ような支出カットや歳入確保を進める。税滞納者には04年度から法措置も辞さず、今年2月中旬までに計3138件(総額1億6909万円分)を差し押さえた。

 徴収される側からすれば過酷な措置だが、背景には厳しい財政事情がある。00年度、国から市への地方交付税は一般会計の26%にあたる65億円にのぼり、建設事業には72億円が充てられた。しかし以後、国は交付税を削減。08年度は41億円で、建設事業も25億円に減った。

 市納税対策課、森渕幸二課長は「厳しいからこそ公平さと歳入確保を図るための法的措置が必要だ」と語るが、男性は「年金も払ってないから受給できん。憲法が保障する最低限の生活が脅かされている。70、80まで生きられるんじゃろうか」。市が強調する「公平」に不信感を募らせる。

 一方、行橋は、日産自動車九州工場(苅田町)、トヨタ自動車九州(宮若市)、ダイハツ九州(大分県中津市)の中間に位置しているとあって下請け企業が並ぶ。基幹産業ともいえるが、一昨年秋の“リーマンショック”から依然立ち直れずにいる。

 「どん底は抜けたが、操業は今も生産能力の半分程度」。地元の自動車部品工場の係長はこう言って肩を落とした。リーマンショック後、受注が落ち込み、13人いた従業員は一時6人に。現在、22人にまで回復したが「いまだ黒字転換の見通しはたたない」と係長。40人体制にし雇用拡大に貢献するのが目標だが、道のりは険しい。

  ◇  ◇

 任期満了に伴う行橋市長選は21日告示、28日投開票される。市町村合併が相次ぐ中、みやこ、築上両町(当時は勝山など旧5町)との合併協議は不調に終わり、単独行政を続ける。長引く不況は産業界を直撃。ハローワーク行橋の有効求人倍率は、県北部最低の0・31(09年12月)を推移している。ただ、14年3月までに待望の東九州道行橋インターが開通するなど経済的好機も迎える。市政の課題を追った。【降旗英峰】

〔京築版〕

1199チバQ:2010/02/24(水) 22:28:51
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20100219ddlk40010422000c.html
検証・市政の課題:行橋市長選を前に/中 東九州道 /福岡
 ◇開通への期待と課題交錯、中心街へ客いざなえるか
 行橋市吉国の東九州道行橋インター予定地で今月2日、苅田町上片島−同インター間の起工を祝う安全祈願祭があった。これで東九州道の苅田〜行橋間は13年度開通が具体化した。

 同区間は基本計画が決まって18年。この間、旧道路公団の民営化で新規路線の凍結論が一時浮上、今も無料化への取り組みで建設財源に一抹の不安が残る。「民営化だ、無料化だ、と言う前に、まず東九州道を造ってくれ」。市の井上義孝・都市整備部長の本音だ。「開通すれば農水産物を早く出荷できる。観光客も来る。企業誘致も期待でき、インター付近に工業団地を造る構想もある」

   ◇   ◇

 インター予定地から東へ約2キロの市中心部は行橋駅東に七つの商店街が並ぶが、郊外店進出で、226店中51店が空き店舗(06年現在)。中町と西町両商店街(計約20店)は08年から夏に風鈴祭りを開く。風鈴と打ち水、そうめん流しで客を呼ぼうとの狙いだ。

 企画者の一人で創業約120年の和菓子店5代目、大村重彦さん(43)も「行橋パーキングエリアに商品を置ければ、アンテナショップになる」と東九州道に期待する。同時に「しかしお客には“あの”渋滞を越えてもらわなくちゃならない。広い駐車場もない」と課題も実感する。

 市内は国道201号と、それに交差する安川通り(国道496号)で朝夕中心に渋滞が頻発するが、201号バイパス(4・5キロ)や安川通り延伸(895メートル)はこれから本格整備する段階。中心街は道幅が狭く、大村さんの店の前も一方通行。郊外店のような広い無料駐車場はない。

 市商工水産課は「開通すれば、北九州市や福岡市に顧客を吸い上げられる恐れもある。商店主やNPOが2〜3月にひな祭り、4月に昭和の日イベントなど催事を開いており、タッグを組んで集客を図りたい」と話すが、東九州道利用者を中心街へいざなう具体策はまだ見えていない。

〔京築版〕

1200チバQ:2010/02/24(水) 22:29:20
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20100220ddlk40010402000c.html
検証・市政の課題:行橋市長選を前に/下 漁業 /福岡
 ◇後継者育成が急務 高齢化顕著 「所得補償の検討を」
 20〜30代2人▽40〜50代11人▽60代14人▽70代以上101人。行橋市最大の漁港、蓑島の年齢別漁業者数だ。60代以下が束になっても70代以上の4分の1。極端な高齢化だ。若手の1人、中山勲さん(36)は憂う。「70代が引退したら魚を取る人がいなくなっちまう」

 かつて蓑島の海はシャコ、カニ、ハモと魚種豊富な好漁場で、干潟のアサリも安定した収入源だった。85年の漁業センサスで漁業者は286人。10〜40代は152人いた。ベテラン漁師の記憶では、このころから漁獲量が落ち、漁業者も減って高齢化が進んだ。今、シャコやアサリはほとんど取れない。

 中山さんはサラリーマン家庭に育って漁師になった珍しい存在。「水産高校卒業後、先輩漁師の手伝いをして仕事を覚えた。後継者を育てて昔の活気を取り戻したい」と願う。

 蓑島は今、養殖カキに活路を見いだし「豊前海一粒かき」のブランド名で売り出している。市も80年代後半から、放流事業に力を入れて漁獲維持を図り、毎秋のカキ発売に合わせて産業祭を開き、宣伝に努める。

 そのカキも安泰ではない。近年は台風被災やノロウイルスの風評被害があった。働き盛りの中山さんでさえ、台所事情を「食ってはいける」と表現する状態。市長選に立候補を予定する現職の八並康一(70)、新人の田中純(63)の両氏はマニフェストで漁業にほとんど触れず、八並氏が「漁港整備等を進め、漁業経営安定に努める」とした程度。後継者問題への言及はない。

 中山さんは「昨夏の衆院選でも、民主党が農家の所得補償を公約に掲げたが、水産業はあまり議論されなかった。漁業も、せめて若手が一人前になるまでの所得補償は検討してほしい」と話す。

 両候補が掲げる道の駅建設には期待を寄せる。「道の駅では農産物以上に魚介類が人を呼ぶ。海の見える場所に道の駅ができれば買い物客で活気が出る。漁業体験会を開けば後継者作りにつながるかも」。だが「道の駅は商店街の客を奪ってしまうかもしれない」と市の光沖和朗・商工水産課長は頭を悩ます。

 山積する課題。市長選での積極論争が期待される。【降旗英峰】

1201名無しさん:2010/02/24(水) 22:30:19
野党時代の民主党が地方選で国政の対立軸を出しても通用しなかったのと
攻守が変わっただけで、基本的には同じことだ

やはり、県政の課題に対して自公系候補と違いを出せなかったこと、
政府の方針とのねじれがあったことが主たる敗因で、政治とカネの問題は
運動員のモチベーションには障ったのだろうが、これで県民の心が動かされたとは思えない

知事選では、民主党は無理に候補出してもっとひどい負けっぷりを晒すことも
多々あるわけで、負けは負けだけどまあこんなもんなのかなあという感想

とりあえず、「政治とカネ」を主因に挙げるような手合いにはクエスチョンマークをつけたいね

1202チバQ:2010/02/24(水) 22:38:28
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20100223ddlk42010605000c.html
序章’10参院選:知事選を終えて/上 各政党、戦略練り直しへ /長崎
 ◇金子氏を待望、声強く
 21日投開票された知事選は、自民支援の中村法道氏(59)が、民主推薦の橋本剛氏(40)に10万票近い差を付けて圧勝した。選挙結果は「息を吹き返した自民、勢いが衰えた民主」を印象付けたが、この流れは進むのか、元に戻るのか。夏の参院選に向け、各政党は戦略練り直しに動き出した。【阿部義正】

 「いい勝ちっぷりだった」。自民党県連幹部は知事選を振り返り、胸を張った。昨年夏の衆院選では県内4小選挙区で全敗。党勢を回復できないまま知事選に突入した。ところが、「政治とカネ」の“敵失”を見逃さず、一矢を報いた。「これを弾みにしたい」。幹部は5カ月後の参院選に照準を合わせる。

 自民は長崎選挙区で民主公認候補に連敗中。「今度は負けられない」。県連は近く役員会を開き、知事選でストップしていた候補者選びを再開させる。4月下旬に予定される県連大会までに候補を擁立したい意向だ。

 しかし、先の衆院選と比べると、知事選で自民の票が伸びたということはなく、「政治とカネ」の問題が何らかの形で収束すれば、「風」は再び民主に吹きかねない。参院選では「勝てる候補者選び」は自民喫緊の課題だ。

 今のところ、金子原二郎知事を待望する声が強いが、3月1日に退任する金子氏は昨年12月の定例記者会見で「出るはずがない」と否定。ただ、自民関係者は「これだけの実績と人脈があり、大本命だ」とあきらめていない。また、自民県議の加藤寛治氏(63)の名前も上がっている。

 参院選では、再選を目指す民主現職の犬塚直史参院議員(55)▽共産新人の渕瀬栄子氏(53)▽幸福実現新人の山田聖人氏(43)が、名乗りを上げている。また、知事選で落選した大仁田厚氏(52)も21日に「もう一度勝負したい」と参院選出馬を検討していることを明らかにしている。


http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20100224ddlk42010481000c.html
序章’10参院選:知事選を終えて/下 民主「風頼み」変わらず /長崎
 ◇共産「2大政党」に埋没
 「政権交代は幻想だった。8人も国会議員がいて『負ける』とは考えなかった。民主党がのぼせていると、有権者にお灸(きゅう)を据えられたとしか思えない」

 民主党が知事選に初めて擁立した独自候補、橋本剛氏(40)が大敗した21日夜。犬塚直史参院議員(55)は長崎市内の選挙事務所で険しい表情で語った。「政治とカネ」の問題による「逆風」を次に浴びる恐れが高いのは、今夏の参院選に出る犬塚氏自身だからだ。

 政権交代から5カ月。西岡武夫参院議運委員長、山田正彦副農相らが公務に忙殺されたこともあり、知事選候補を擁立した当の国会議員団が選挙戦に力を注げなかった。後援会などの組織作りは橋本氏にほぼ丸投げ。労組からは「国会議員は何をやってるんだ」という嘆き節が終盤まで聞かれた。犬塚氏も「気の緩みがあった」と率直に認める。

 高木義明・県連代表(64)が期待した「与党パワー」も不発に終わった。閣僚が次々と応援に入り、農協や商工会議所などに橋本氏支援を求めたが、自民党の地盤を覆すに至らなかった。高木氏は「まだ5カ月だし従来の関係は崩せなかった」と力不足を認めた。

 全県での総力戦となる知事選では「手足」となる地方議員が鍵を握るが、県議は自民党23人に対し民主・社民系は13人。市町議は圧倒的に少ない。橋本氏が中村法道氏(59)の得票を上回った市町が、出身地の長崎市と長与町のみだったことは、「風頼み」の体質が依然変わっていないことも示しただろう。

 民主県連の渡辺敏勝幹事長(62)は「足腰が弱い。自民党政権は何十年も続いたのだから当然だが、民主党も体制を強くしなければ」。だが、政権交代の余勢を駆って知事のポストを獲得し、来年の統一地方選につなげるもくろみは崩れた。

 犬塚氏は自らに言い聞かせるように語った。「初心に戻って、挑戦者のつもりで地道にやるしかない」

 共産党も今回の知事選では、惨たんたる有り様となった。擁立した深町孝郎氏(67)は、民主、自民両党の選挙戦に埋没。共産党の候補としては過去2番目に少ない得票だった。山下満昭・県委員長(57)は「意気消沈することなく、参院選に向け小集会を開くなどして党員を増やし、支持拡大を図りたい」。

 国政選挙だけでなく、地方選でも民主、自民の2大政党の戦いが中心となり、他の政党は衰退していくのか。今回の知事選はさまざまなことを示唆する選挙だった。【錦織祐一、下原知広】

1203 ◆ESPAyRnbN2:2010/02/25(木) 23:45:42
>>1193
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/tiji/kikaku12/03.html
与野党対決の波紋 中村新知事誕生(下)

思惑絡み参院選へ  互いに不安抱え再激突

 「初心に戻らないと負けますね」。知事選で民主党などが推薦した橋本剛(40)が敗れた21日夜、長崎市
の選挙事務所で、同党参院議員の犬塚直史は、再選を目指す夏の参院選への影響をマスコミに問われ、
淡々とこう述べた。翌日、国会会期中のため上京したのを聞いた党県連関係者はまゆをひそめた。「有権者
は負けた後も見ている。お礼回りはしないのか」

 県連は橋本とセットで犬塚を売り込む作戦だった。ところが犬塚は昨年末から1月9日まで、テロ対策支援
のためアフガニスタンを視察。初当選時の原動力となった連合長崎の新年交歓会も欠席した。外交防衛分野
で評価を高めたものの、県連や労組からは「選挙の後でいい」「実績があっても難しい話だと売り込めない」
との声を浴びている。

 今後、子ども手当の支給開始など県民が政権交代の“果実”を得れば、県議らは「逆風はやむ」とみるが、
沖縄の普天間飛行場移設問題で「鳩山(首相)が辞めれば厳しい」との見方もくすぶる。結局は「風次第」の
ようだ。

 23日午前、県議会控室であった自民党県議団の議員総会。「踏みとどまったという段階。次の参院選を
勝たなければ、一歩上がったことにはならない」。同党衆院議員の谷川弥一は強調した。

 知事選で支援した中村法道(59)の圧勝で息を吹き返した党県連。この勢いで参院長崎選挙区の議席
奪還をうかがう。これまでに県議で元議長の加藤寛治、同じく県議で県連政調会長の小林克敏らの名前が
浮上。選挙の強さを見込み、知事の金子原二郎の待望論も根強い。しかし、中村を押し出したような一枚岩
となるのは難しい状況だ。

 知事選では、県農政連と島原半島が勝利に向け流れをつくった、とみる向きは多い。JA島原雲仙組合長
でもある加藤の後援会関係者は「国会議員を島原から出すチャンス」と期待を寄せる。県議団で影響力を
増した小林を推す声もある。ただ加藤は「白紙の状態」と言い、小林も「冷静に検討したい」と慎重な言い回し
にとどめる。

 2人は谷川と距離を置く。こうした政治力学を考慮してか、ある県議は「全県を対象とした選挙区で勝てる
のは金子だけ」と断言するが、金子は「現時点では考えていない」とけむに巻く。別の県議は「中村だから
まとまれた。今度はそう簡単ではない」と行く先を案じる。

 一方、連合長崎は既に犬塚を推薦。知事選では傘下の県職員組合が自主投票になったが、幹部は「次は
一枚岩になれる」と鼻息は荒い。準備を急ぐべきとの声もあるが、犬塚側は参院選用ポスターの作製を保留。
関係者は「知事選の悪い印象を引きずりたくない。相手を見極めてからだ」と言う。

 与野党のさまざまな思惑が複雑に絡み合い、参院選へもつれ込んでいく。

(文中敬称略)

(この企画は報道部・西村伸明、後藤敦、豊竹健二が担当しました)

2010年2月25日長崎新聞掲載

1204 ◆ESPAyRnbN2:2010/02/25(木) 23:48:07
記者Aさんかな、と思ったけど、しっかりと署名記事。

http://www.nagasaki-np.co.jp/press/ronsetu/10/012.shtml
論 説
石井一議員の選挙演説  有権者への恫喝は許さない

 本県知事選は、自民、公明両党の応援を受けた前副知事、中村法道氏が、民主など与党3党推薦の候補
に大差をつけて当選した。

 今回の選挙は、政権交代後、九州初の知事選であり、「政治とカネ」の問題で民主党に逆風が吹く中で
行われたことから、夏の参院選の行方を占う選挙として全国の注目を集めた。このため選挙戦は、民主、
自民双方の国会議員が続々と本県入りして支持拡大を図るという激しい展開を見せた。

 政党政治である以上、各政党が全力を尽くして有権者に支持を訴えるのは当然のことだ。だが、どんなに
激しい選挙戦であっても、それはあくまで民主主義のルールに基づいたものでなければならない。

 残念ながら今回の選挙戦の過程で、1人の有力政治家に、そうしたルールを忘れた言動がみられた。
その政治家が政権与党の選挙対策委員長という要職にあり、日本の政治に大きな影響力を持つ人物で
あれば、民主主義の根幹を揺るがしかねないその言動を見過ごすことは決してできない。

 問題発言をしたのは、民主党選挙対策委員長の石井一参院議員。石井氏は1月29日の民主党推薦知事
候補の総決起集会で、同候補が落選したケースに言及し、「時代に逆行するような選択を長崎の方がされる
のであれば、民主党政権は長崎に対し、それなりの姿勢を示すべきだろうと私は思います」と述べ、「それが
政治である」と付け加えた。

 本県有権者が民主党候補を知事に当選させなければ、政権党の力を使って県民全体に不利益を与えると
脅した、まぎれもない恫喝(どうかつ)発言である。われわれは、断じてこれを許さない。

 有権者には憲法で保障された投票の自由がある。政党が有権者に対して、特定候補に投票しなかった
場合には報復措置を取ると示唆して脅すのは、この権利を踏みにじる行為だ。民主主義を否定する暴言を
吐いた石井氏の政治家としての資質を問わねばなるまい。

 民主党は知事選で、小沢一郎幹事長が「(民主候補を知事に選べば)高速道路を造ることもできる」と
述べるなど、大臣や党幹部が露骨な利益誘導発言を連発した。それは、かつての自民党の利益誘導政治と
何ら変わらないという点で、国民の政権交代への期待を裏切るものだった。石井氏の発言も利益誘導路線の
延長上にあると考えられるが、有権者への恫喝にまで発展すれば、これはもう、利益誘導とは次元の異なる
悪質な暴言と言うしかない。

 本県有権者の価値観は多様で、支持する政党も、誰に投票するかも、人それぞれだ。それでも、われわれ
は選挙結果を粛々と受け入れ、みんなで尊重していく。それが民主主義だ。これからも、与えられた1票を
大切に行使しながら、この長崎の地で、民主主義を守り、より良い政治を実現すべく地道な努力を続ける
決意である。それが、有権者恫喝発言を行った石井氏に対する、われわれ長崎県民の答えだ。(高橋信雄)

(2010年2月25日長崎新聞掲載)

1205 ◆ESPAyRnbN2:2010/02/25(木) 23:48:56
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201002/2010022500444
県知事選で供応容疑、理事長逮捕=民主落選候補の運動員−長崎県警

 21日投開票の長崎県知事選で、票の取りまとめを依頼し、酒食でもてなしたとして、長崎県警捜査2課
などは25日、公職選挙法違反(供応)容疑で、落選した橋本剛候補者(40)=民主など推薦=の運動員で、
同県雲仙市の医療施設理事長一瀬治子容疑者(60)=同市愛野町甲=ら3人を逮捕した。

 逮捕容疑では、一瀬容疑者らは今月中旬ごろ、同県諫早市内の飲食店で、有権者数人に票の取りまとめ
などを依頼し、その見返りとして1人当たり数千円の酒や料理を提供した疑い。(2010/02/25-12:26)

1206チバQ:2010/02/26(金) 19:14:52
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-02-26_3953/
争点浮上 ムード沈静 沖縄市長選まで2カ月
3氏、「短期決戦」想定
政治 2010年2月26日 10時05分

(9時間9分前に更新)

 4月25日投開票の沖縄市長選まで25日で2カ月を切った。元県歯科医師会長の喜屋武満氏(62)と市議の江洲真吉氏(60)が出馬を表明。社民、共産、社大、民主の4党は20日、現職の東門美津子氏(67)を擁立する方針を決めた。泡瀬沖合埋め立て事業をめぐる対応や市街地活性化、雇用、福祉の充実が争点化しそうだ。ただ、選挙ムードは高まらず、各陣営とも「短期決戦」をにらみ、活動を活発化させる方針。(中部支社・新崎哲史)

 泡瀬事業を進める東門氏に対し、支持する4党は、方針転換の可能性を含めた政策協定をまとめ、近く提案する予定だ。

 後援会長の普久原朝勇市議は「政策協定がまとまれば、早急に支援体制を組みたい」と話し、早期の協定締結を目指す。東門氏の高い知名度や中心市街地活性化への取り組み、スポーツ施設建設などの政策を挙げ「実績を訴えれば勝機は十分」と自信をのぞかせる。

 市政野党系市議らが推す喜屋武氏は12日に出馬表明し、仲井真弘多知事や自民、公明の関係者が応援に駆けつけた。国際的な医療支援活動に携わった経験をアピールするが、政治経験はない。先の衆院選で分裂した市議の結束や知名度の向上が課題だ。

 選対本部長に就任予定の浜比嘉勇市議は「懇談会は150回行った。路上にも集会にも顔を出す『どぶ板選挙』を徹底したい」と話す。

 昨年10月に出馬の意向を示した江洲氏は所属していた公明を離党し「市民党」の立場で知人、家族、同級生ら支援者が活動を担う。

 通勤者にアピールする朝立ちや企業、団体の訪問を精力的にこなし「市民目線の市政実現」を訴える。

 支援の広がりが課題で、江洲氏は「政策ビラは市内の半分に配布し終えた。困窮する市民の声に応えると訴えたい」と話した。

1207チバQ:2010/02/26(金) 20:21:41
共産出身の首長は何人か居ますが
公明出身の首長って居るんすかね?

1208名無しさん:2010/02/26(金) 20:39:38
>>1207
検索してみました。

>公明党員の市長は過去に誕生していません。
>ありそうでないのです。
>恐らく公明党の独自候補の場合、共産党が先頭に立ち、
>反創価学会で一本化され、追い落としが図られるからではないでしょうか。
>また、特定の地域に当選させるだけの学会員がいないのだと思います。

>投稿日時 - 2009-08-04 04:53:11

http://okwave.jp/qa/q5166728.html

いないということになっていますが、ひそかにいるんじゃないかな?

1209チバQ:2010/02/28(日) 16:07:53
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-02-28_4010/
石垣市長選きょう投開票
政治 2010年2月28日 09時58分

【石垣】任期満了に伴う石垣市長選は28日投開票される。元市議で新人の中山義隆氏(42)=無所属、自民、公明推薦=、5期目を目指す現職の大浜長照氏(62)=無所属、社民、共産、社大、民主推薦=の両陣営は27日夜、選挙運動を打ち上げた。市政の刷新、継続のほか、2013年3月予定の新石垣空港開港に向けたまちづくりの手法など争点に選挙戦を繰り広げた。

 中山氏は同市美崎町の730交差点で「日本一幸せあふれる石垣市をつくりたい。一人一人の夢と希望をかなえるのが行政の仕事。その役目を中山に任せてほしい」と訴えた。

 大浜氏は同市八島町で「新石垣空港を完成させ、まちづくりの総仕上げに取り組み、お年寄りは島の宝であるということを実現するために5期目に勝利させてほしい」と力を込めた。

 投票は28日午前7時から午後7時(一部は午後6時)まで市内20カ所で行われ、同日午後8時半から市総合体育館で開票する。同11時ごろには大勢が判明する見通し。

1210チバQ:2010/02/28(日) 22:19:01
新人圧勝
たしか石垣が沖縄4区の市長で唯一の反自民だったから、これで全部自公系に


178:02/28(日) 22:11 kEDNcyV0 [sage]
2006年石垣市長選は公明が現職支持だったのが今回新人推薦に変わってごっそり
6000票近く基礎票が移っている。石垣市の人口規模でこれはデカ過ぎる。

1211チバQ:2010/02/28(日) 22:20:44
>>1208
さんくす
もしかして市議あがりとかで居るかと思ったんですが、居ないんですね。

1212名無しさん:2010/02/28(日) 23:02:56
>>1210
中山氏が当確 石垣市長選
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-02-28_4047/
政治 2010年2月28日 22時07分

(53分前に更新)

 【石垣】任期満了に伴う石垣市長選挙は28日投開票され、新人で元市議の中山義隆氏(42)=無所属、自民、公明推薦=の当選が確実となった。

 午後10時現在、開票率98・97%。中山氏が1万6400票、大浜長照氏=無所属、社民、共産、社大、民主推薦=が1万1400票。

 

>中山義隆氏
>無所属、自民、公明推薦
>1万6400票
>大浜長照氏
>無所属、社民、共産、社大、民主推薦
>1万1400票。

この規模の市で公明ってそんなに支持者いるんですか?
いってこいで1万2千票差もついちゃうって完全に当落握ってると思うんですが。

1213名無しさん:2010/02/28(日) 23:06:49
沖縄は公明が強いとは聞くが、ここまで劇的に効くとはねえ
6000人丸々創価信者というわけではないんだろうけど
いや、自民がこの誘惑を振りきるのは難しいですな(もちろん民主も)

1214名無しさん:2010/02/28(日) 23:18:32
6000という数字はどこから出てきたんでしょうかね
確かに創価の強いところで前回市議選でも3000以上取ってますから力があることは間違いないですが

1215名無しさん:2010/02/28(日) 23:27:59
2006年市議会選挙(公明は2議員が当選)
http://www.senkyo.janjan.jp/election/2006/47/00002874.html
1616 大石光英
1545 平良秀之
他に無所属で推薦とかいたのかな。
或いは
二人分足して三千、言って来い(現職がマイナス三千、新人がプラス三千)で六千の差って事かも。

> 178:02/28(日) 22:11 kEDNcyV0 [sage]
そもそもこれってどこなんだろ?2ch?

1216チバQ:2010/03/01(月) 05:40:51
議選の石垣市長選スレなんてのがあったのでそこから。
真偽の程はわかりません。衆院選ではどうだったんですかね?

1217名無しさん:2010/03/01(月) 06:41:41
09年衆院選比例で公明党は石垣市だけで5,901票と荒稼ぎしてます。
自民党が3,366票しか得ていませんから明らかに選挙協力の効果ですが、驚くべき密着ぶりでもあります。
公明党6000票は実勢と比して過大でしょうが、石垣市で公明党の支持変更はかなり影響大だと思います。

1218とはずがたり:2010/03/01(月) 11:17:31
>>1217
すげえ。。
自公の融合進んでますねえ。
市議選で3000って事はこれがコアな票だから総選挙では自民から3000も票がはいったこととですよねぇ?

1219名無しさん:2010/03/01(月) 16:27:17
公明票3000だとすると、仮に公明が現職推薦だと
中山義隆氏
1万6400票→1万3400票
大浜長照氏
1万1400票→1万4400票
となって接戦の末に逆転してた訳ですね。
そう考えると3000ってのはリアルな数字だなぁ。
一方で自民のコアは6000?てことかな。
残り7〜8000が反民主となった浮動票って感じでしょうか。
参院選までにここの部分でどう挽回するかが課題ですかね。

1220チバQ:2010/03/01(月) 19:57:54
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-158453-storytopic-123.html
石垣市長選 中山氏が初当選 大浜氏の5選阻む
2010年3月1日

初当選し、万歳をする中山義隆氏(中央)=28日午後9時50分ごろ、石垣市石垣の選挙事務所
 【石垣】任期満了に伴う石垣市長選挙は28日投開票され、元市議の新人・中山義隆氏(42)=無所属、自民、公明推薦=が1万6421票を獲得、5期目を目指した現職・大浜長照氏(62)=無所属、社民、共産、民主、社大推薦=を5014票差で破り、初当選を果たした。投票率は77・42%で前回の65・88%に比べ11・54ポイント上回った。
 中山氏は「日本一幸せあふれる街、石垣市を必ずつくる。市民一人一人の生活をしっかり支える」と抱負を語った。
 石垣市の当日有権者数は3万6281人(男1万7914人、女1万8367人)。有効投票数2万7828票。無効261票。持ち帰り1票。
 中山義隆氏(なかやま・よしたか) 1967年6月26日生まれ。市登野城出身。近畿大卒。2006年市議初当選、09年11月末辞職。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
▽石垣市長選開票結果
当 16421 中山義隆 無新
  11407 大浜長照 無現
(選管最終)

<解説>多選批判、刷新が浸透 中山氏、無党派からも支持
 中山義隆氏の初当選は、多選による市政の停滞感を批判し、行政のスピード感を訴えて自転車で市内を回るなど有権者とじかに触れ合い、若さと行動力をアピールしたことが奏功した。

 国政や県政が自公体制の中、石垣市長選は、公明党と支持母体の創価学会が大浜長照氏を支持する“ねじれ”が続いてきた。今選挙では、中山氏が公明推薦を得て、自公体制が整った。
 出馬表明時には知名度が低かったものの、保育所不足や市役所の接遇など具体例を挙げて現市政の批判を行ったことや、自民党の小泉進次郎衆院議員、丸川珠代参院議員ら若手国会議員を応援に呼ぶなど若者を意識したイメージ戦略で無党派層にも支持を広げた。
 大浜長照氏は、4期16年の実績を訴えたが、多選への批判をぬぐい去ることができず、争点に平和問題を掲げたが、基地のない石垣市では有権者の共感を得ることができなかった。
 中山氏は今後、有権者が期待した若さと行動力で「すぐやる課」の新設など市政改革の迅速な実現が求められる。
 政策に掲げた「平和都市」をぶれることなく貫き、3年後の新石垣空港開港に向けて、経済振興を踏まえたまちづくりへの行政手腕が問われる。
(深沢友紀)

1221チバQ:2010/03/01(月) 19:58:28
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20100301-OYS1T00211.htm
石垣市長選、16年ぶり保守系当選
 28日投開票された沖縄県石垣市長選は、新人の前市議・中山義隆氏(42)(無=自民・公明推薦)が、5選を目指した現職・大浜長照氏(62)(無=民主・共産・社民推薦)を破って初当選し、保守系が16年ぶりに市政を奪還した。

 選挙戦は多選の是非と2013年の新石垣空港開港に向けた街づくりなどが主な争点だった。前回まで大浜氏を支援した公明党が、「多選は認めない」として中山氏側に回った。自民党も小泉進次郎衆院議員が現地入りして応援した。大浜氏側は民主党の喜納昌吉参院議員らが支持を訴えたが、及ばなかった。

 中山氏が1万6421票を集め、約5000票差で大勝したことについて、自民党沖縄県連の翁長政俊幹事長は「民主党の勢いの陰りを反映した部分があったのではないか」と分析。一方、民主党県連の新垣安弘幹事長は「公明党の離反と多選批判が響いた。鳩山政権への逆風は影響していないと考えている」と話した。

(2010年3月1日 読売新聞)

1222チバQ:2010/03/02(火) 12:25:09
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100301/plt1003011242002-n2.htm
進次郎さまさま!?石垣市長選でまた野党側勝利
2010.03.01

 民主、また地方選で敗北−。任期満了に伴い28日に投開票された沖縄県石垣市長選で、自民、公明推薦の中山義隆氏(42)が、民主や共産、社民、沖縄社大が推薦した現職、大浜長照氏(62)を破り初当選した。

 中山氏は、多選による市政停滞を訴え、世代交代を前面にアピール。自民党本部からも石原伸晃元政調会長や、国民人気の高い小泉進次郎衆院議員らが異例の応援入りし、若年層を中心に支持を拡大した。

 大浜氏は、4期16年の実績を背景に市政安定の必要性を強調。県選出の与党国会議員の支援も受けたが、多選批判もあり信任を得られなかった。

 1週間前に行われた長崎知事選と東京都町田市長選に続き、与野党対決の構図をまたもや野党側が制した形となったが、民主党の「政治とカネ」問題は、ジワジワと悪影響を広げていると言えそうだ。

1223チバQ:2010/03/04(木) 22:58:54
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100304-OYT1T01096.htm
阿久根市議会が流会、市長は今後も欠席示唆
 鹿児島県阿久根市議会は4日、竹原信一市長が本会議への出席を終日拒否したため、流会となった。


 市長は報道機関が議場にいることを欠席の理由に挙げ、議場内の撮影禁止を要求。認められない場合は欠席を続ける構えを見せている。

 執行部控室や市長室に閉じこもる市長に対し、浜之上大成議長が地方自治法121条に基づく出席要求書を提出。しかし聞き入れず、議会は会議規則に定める午後4時で流会した。

 その後、市議会は全員協議会を開催。浜之上議長は市長から同日午後、報道機関の議場内撮影禁止を求める要求書を受け取ったことを明らかにした。「一部報道機関が市長の許可を得ずに庁舎内を撮影した。これらの報道機関に議場内での撮影を許可しないよう求める。協力され次第、出席する」と記されていたという。議長は「公開の場である議場の撮影を禁止することはできない」と述べた。

 一方、竹原市長は市総務課を通じ、「出席する準備をしていたが、議会側にその環境を作ってもらえなかったことを残念に思う」とコメントした。

 5日も総括質疑を予定しているが、市長が欠席し、開会できない可能性がある。市議会事務局によると、新年度予算案は今月26日に採決の予定。しかし、市長が出席を拒み続ければ、採決前に必要な総括質疑や特別委員会での審議ができず、予算がゼロになる可能性もあるという。

 市長は、障害者の出生を否定するようなブログ記述が報じられた昨年12月以降、一部の報道機関以外の取材を拒否。1月には、市庁舎内での撮影を原則禁止とする内容の文書を報道各社に送っている。

(2010年3月4日22時07分 読売新聞)

1224とはずがたり:2010/03/05(金) 02:17:20

2/2が見付からないんだが。。
竹原のやり方は煽情的で嫌いであるが,朝日新聞の見出しもなかなか煽りはいってますねw

阿久根市長の出席拒否で議会流会に 「報道陣イヤ」(1/2ページ)
http://www.asahi.com/politics/update/0305/SEB201003040051.html
2010年3月5日1時58分

 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長は4日、議場の傍聴席に報道陣がいることを理由に、市議会定例会本会議の出席を拒否した。市議会側は「市議会は開かれた場」として市長に出席を要請したが、市長は拒否し続け、本会議は同日夕、流会になった。

 この日、開会時刻の午前10時を過ぎても、竹原市長ら執行部が座る本会議場の「ひな壇」は空席が続いた。着席していた議員が騒然となる中、午前10時5分過ぎ、浜之上大成議長が「竹原市長は報道関係者が入室しているので本会議への出席を拒否している」と説明し、休憩に入った。

 市議会は同日から2日間、新年度当初予算案関連の総括質疑となり、7議員が質問を予定。テレビカメラを含め報道関係者ら十数人が取材のため、傍聴席にいた。

 市議会側は議会運営委員会と全員協議会を開いて対応を協議。議運は「開かれた市議会としてマスコミを排除する必要はない」と竹原市長に出席を要請することを決めた。

 浜之上議長らは、午前11時ごろに市長室に戻っていた竹原市長に出席を要請した。しかし、竹原市長は「議会が報道関係の取材を拒否しない限り、出席しない」「市庁舎内での撮影を禁止したにもかかわらず、一部の報道機関が市長の許可を得ずに撮影した。これらの報道機関の議場内での撮影不許可を求める」などと主張を譲らず、市長室などで過ごした。

 議員たちは竹原市長の出席を待ち続けたが、午後になっても対応は変わらなかった。午後4時、浜之上議長が全員協議会で「市長は報道関係者の退席を求めているが、開かれた議会という観点からそれはできない。市長が出席しなかったので今日は会議規則により自然散会にする」と述べて流会に。その後、記者会見した浜之上議長は「市長が出席しないのは残念だ。勇気ある行動(議会出席)を取ってほしい」と話した。

1225チバQ:2010/03/06(土) 11:40:23
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100305/elc1003051325000-n1.htm
【長崎知事選】農水省職員を続々“投入” 答弁書で判明
2010.3.5 13:21
 長崎県知事選(2月4日告示、同21日投開票)の告示前後に、農林水産省の山田正彦副大臣(衆院長崎3区選出)が農水省職員延べ36人を随行させ4回にわたって長崎県に出張していたことが、5日に閣議決定された政府答弁書で明らかになった。自民党の宮腰光寛氏が質問主意書で「公務員を選挙運動に駆り出した選挙違反の疑いもある」と指摘したことに対する答弁書。同知事選には同省出身の橋本剛氏が民主党推薦で出馬し、落選している。

 答弁書によると、山田氏は1月17日、同22、23の両日、同30日、2月4、5の両日の4回にわたり、シンポジウムや公開討論会などへの参加のため長崎県に出張。この際、延べ36人の農水省職員が随行し、計167万1510円の旅費が支出されていた。

 また、橋本氏が知事選出馬のため農水省を退職した昨年11月16日から知事選投開票日前日の2月20日までの間、長崎県に出張した農水省生産局畜産部と水産庁職員は延べ137人にのぼっている。

 主意書では「選挙運動に入っていた農水省出身の橋本候補の当選を期する目的を隠蔽した集会等に、現役農水省幹部職員らを随行させ、橋本候補を支持し当選させてもらえれば長崎県が有利になるなど利益誘導のため選挙活動を行った」と指摘。答弁書は「それぞれ公務を適正に遂行しており、問題ない」としている。

1226名無しさん:2010/03/06(土) 16:15:11
>>1224
> 2/2が見付からないんだが。。

一部かぶってる(「議員たちは」の行)ようなので更新ミスとかしたのかも。

http://www.asahi.com/politics/update/0305/SEB201003040051_01.html
阿久根市長の出席拒否で議会流会に 「報道陣イヤ」(2/2ページ)

2010年3月5日1時58分

 議員たちは竹原市長の出席を待ち続けたが、午後になっても対応は変わらなかった。午後4時、浜之上議長が全員協議会で「市長は報道関係者の退席を求めているが、開かれた議会という観点からそれはできない。市長が出席しなかったので今日は会議規則により自然散会にする」と述べて流会に。その後、記者会見した浜之上議長は「市長が出席しないのは残念だ。勇気ある行動(議会出席)を取ってほしい」と話した。

 竹原市長は朝日新聞の取材に対し、総務課を通じて「出席する準備をしておりましたが、議会側がその環境を作って頂けなかったことを残念に思っております」と答えた。

1227チバQ:2010/03/06(土) 17:25:47
>>1100
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/156352
山本・添田町長 辞職勧告可決 進退めぐり 町真っ二つ 10期39年の長期政権 リコールの動きも
2010年3月5日 09:25 カテゴリー:社会 九州 > 福岡
 町議会から、辞職勧告決議を突き付けられた福岡県添田町の山本文男町長(84)。だが、決議に法的拘束力はなく、町政刷新派の議員からは、次なる手としてリコール(解職請求)の声も出始めた。対する町長擁護派の一部議員はすでに、続投を求め署名活動を展開中。汚職事件で「町には迷惑をかけていない」と断言した町長の進退をめぐり、町は真っ二つになりかねない状況だ。

 「ひとつの方法としての考えはある」。臨時議会で辞職勧告決議案を提案した松本雄二議員は、閉会後の記者会見でリコール実施の可能性に言及した。

 山本町長は1日、町議会全員協議会などで進退について「町民の意思に従う」と明言。ただ、意思確認の方法は語らず、「町民の声が高まるだろうから集約する」と述べるにとどまった。

 「町民の声」と発言した背景に見え隠れするのが署名活動。緒方裕子議員は、町長が逮捕された2月2日の数日後から、地元を中心に署名を集め始めた。「任期を全うして町民への責任を果たしてと、応援するのが目的」と語る。高瀬知恵子議員も「署名活動を通じて住民の声を町長に届けたい」と強調した。

 こうした動きを刷新派は「応援署名だけが町民の声になってしまうのでは」と強く警戒する。

 そこで浮上したのが、地方自治法上のリコール。だが、リコール投票には有権者の3分の1の署名が必要で、実現は容易でない。刷新派の久保田実生(みしょう)議員も、手段としての有用性を認めながら「先頭に立ってやる人がいるかどうか…」と難しさをにじませた。

 しかし、臨時議会を傍聴した男性(69)は「議会が辞めさせられないなら、住民が署名するなど声を上げないといけない」と主張。リコールを求める声は町民からも出ている。

 10期39年にわたって町政トップのいすに座り続ける山本町長。4日夕、町総務課を通じて「臨時議会のことについてはコメントを差し控えたい」との談話を発表した。県町村会長の辞任は決まったが、その政治的、道義的責任をめぐる町内の混乱は、当面収束しそうもない。

=2010/03/05付 西日本新聞朝刊=

1228チバQ:2010/03/06(土) 17:37:43
http://mytown.asahi.com/kagoshima/news.php?k_id=47000001003050001
阿久根市長、議会ボイコット 怒り、戸惑い
2010年03月06日


午後4時前に議場に現れた竹原市長(左奥手前)と市長派の市議4人=阿久根市議会

 マスコミが議場にいることを理由とした阿久根市の竹原信一市長の「市議会ボイコット」は前日に続き5日も行われた。竹原市長は本会議が終わる直前になって議場に現れたが、議会側はこの日の開催には応じなかった。竹原市長は「議会が要求を受けなかった」と責任転嫁の発言。「議会軽視」「身勝手だ」。議員や市民からは怒りや戸惑いの声が上がった。(周防原孝司、三輪千尋)
 空転が続いた午後3時すぎ、議会事務局に竹原市長側から「本会議に午後3時35分から出席したい」と意思表示があった。それを受けて、市議会議会運営委員会を開催。だが、残りの時間で総括質疑を行うのは無理があるとして10日に開催することを申し合わせ、全員協議会に諮った。
 全協は3時40分ごろに始まった。同じころ執行部が議場に入り、竹原市長も3時50分ごろに自席に着いた。
 全協は最終的に総括質疑の延期を決定。ため息をつきながら議場に荷物を取りに戻った反市長派の議員に、薄ら笑いを浮かべた竹原市長から声が飛んだ。「まだ時間あるよ。ちゃんとやろうよ」
 「バカにするな」。議員からは怒鳴り声が飛んだ。「なぜ朝から来なかったんだ」「2日も待たせておいて」。議員名が書かれた札をたたきつけるように倒して帰っていく議員もいた。
 議場には市長派の議員4人と竹原市長と執行部だけが残った。竹原市長は「文書はちゃんと出した。それに議会が応じてくれれば良かっただけの話だ。議会(の進行)よりもマスコミが重いということだ」と議場で話した。市長派のある議員は「市長は出てきたけど今度は議会が拒否。面白いな」と大声で笑った。
 反市長派の議員は「まったく理解できない」と怒りが収まらない様子。「許せない。市長の資質がまったくない」と話した。
 市長に向けられる市民の目は冷ややかだ。農業の男性(57)は「市長は議員としっかり議論して市民のために取り組んでほしい」と話した。会社員の男性(55)は「何もコメントできないぐらいあきれている」。パートの女性(51)は「マスコミが傍聴席に入ってまずいことでもあるのでしょうか。市長として議会に出席するのは当たり前のことではないでしょうか」と首をかしげた。


●議会の流会後、浜之上大成議長と櫁柑幸雄・議会運営委員長が記者会見した。主なやりとりは次の通り。
 ――竹原市長は議会が(終了予定時刻の午後4時近くなってからの開催に)応じないのが悪いと言っている。
 櫁柑氏 議会には何も責任はない。当然出席すべき立場の市長が私的な理由で出席を拒んできたのだから。
 ――市長の対応をどう思うか。
 櫁柑氏 間違っている。地方自治法を無視したというのは市長の間違った行為だ。
 浜之上氏 昨日と今日の市長の行動は議会軽視だ。
 ――(報道5社のカメラ持ち込み禁止を求めた)市長の要求書についてどう思うか。
 浜之上氏 個人的には非常に残念。まさに差別的とも取れ、公正公平さに欠ける。議事は公開しないといけない。
 ――市長が突然出席した。「市長の要求を受け入れない」という議会の姿勢を、市長が受け止めたととらえているか。
 櫁柑氏 当然そう思っている。マスコミを排除する意思はない。それを竹原市長が受け入れたということだと思っている。

1229チバQ:2010/03/06(土) 17:59:41
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20100306ddlk40010351000c.html
選挙:宮若市長選/宮若市議選 あすダブル選告示 宮若市の課題は /福岡
 ◇「道の駅」白紙のまま 世界的不況、立地企業に暗い影−−若宮地区
 宮田、若宮の両町が06年2月に合併して4年が経過した宮若市。合併効果は形になりつつあるが、地域格差や厳しい財政状況など問題点も浮き彫りになっている。市長・市議選を前に今後の課題を探る。【入江直樹】

 □格差□

 「『宮田は工業、若宮は観光』と自然にすみ分けができている。しかし、市が若宮に力を入れているかは疑問だ」。若宮地区で飲食店を営む男性(49)はこう指摘する。

 九州有数の売り上げを誇るトヨタ自動車九州などに支えられる人口約2万人の工業地帯・旧宮田町。人口約1万人で面積の7割弱を山林原野が占める農山村地域・旧若宮町。市は均衡ある発展を目指すが、若宮地区への支援の遅れは否めない。

 市総合計画(06〜17年度)では、観光客の呼び水にと09年度から若宮地区で農業観光振興センター(道の駅)の整備に着手することになっているが、白紙のままだ。概要が決まっていないことや、同じく合併特例債を財源とする「図書館を核とする生涯学習施設」の着工が1年遅れたことが影響している。

 また、旧若宮町役場の機能を担う総合支所に代わって10月に整備される若宮コミュニティセンターは、市民窓口や母子福祉担当部署などを引き継ぐ方針だが、産業振興担当部署は未定となっている。

 先の男性は「若宮の発展のため、道の駅を早くつくってほしい。宮田に劣らず、安心して生活できる体制づくりを望む」と切実だ。

 □財政□

 08年秋のリーマン・ショックに端を発する世界不況は、トヨタ九州など立地企業からの税収に大きく頼る市の予算にも、いっそう暗い影を落としている。

 一般財源に占める経常経費の割合で、数値が高いほど財政の硬直化を示す経常収支比率は、08年度決算で98・0%と前年度から8・4ポイントも上がり、警戒ラインの90%を大幅に超えた。法人税の大半を占めるトヨタ九州の赤字転落が主な要因だ。

 長引く不況で就労率も低下し、所得税などの市民税の増加も見込めず、09年度も「全般的に明るい見通しがない」(市企画財政課)ため、比率はさらに悪化するとされる。

 市は財源不足の解消のため、09年度当初予算で貯金に当たる財政調整基金などから6億7000万円を繰り入れた。国の特別交付税の交付などがあり、決算では繰入額は圧縮する見通しだが、今後も同額を繰り入れ続けると基金は2年で底をつく計算になる。

 市企画財政課は「歳出抑制などで対応しているが、補助金の見直しなどに手をつけざるを得ない。景気が回復し、トヨタの業績もよくなれば……」と苦しい胸の内を明かす。

 □企業□

 市東南部に位置する磯光工業団地(19ヘクタール)は、自動車産業の誘致を期待して県が24億円を投じて造成した。トヨタ九州に近く、九州道・若宮インターから車で10分という立地の良さが売り。だが、08年8月の分譲開始から進出企業はゼロ。市は固定資産税免除や奨励金交付などの優遇策を用意するが、昨今の不景気が響いている。

 今年10月、磯光に隣接する桐野工業団地内の東芝LSIパッケージソリューションが、三重県の工場に集約されることも市にとって大きな打撃となっている。

 市は自動車関連だけではなく、半導体やナノテクノロジー関連などの分野にも対象を広げて誘致活動に取り組むとしている。

〔筑豊版〕

1230チバQ:2010/03/06(土) 19:43:04
http://mytown.asahi.com/fukuoka/news.php?k_id=41000001003040003
宮若のゆくえ(上) 定住促進
2010年03月04日


まちづくりの拠点になる宮若市役所。旧宮田町役場を利用している=同市宮田

 ■公共施設 充実に活路
 宮若市上有木のトヨタ自動車九州の従業員専用駐車場。午後2時半を過ぎると、出勤の乗用車が次第に増えてきた。午後4時就業の人たちだ。大半がトヨタ車なのはわかるが、ナンバーは福岡、北九州、久留米、佐賀など様々。地元である筑豊ナンバーは4台に1台ほどだった。


 ある男性従業員(24)は、直方市から車で25分かけて出勤している。旧宮田町に住んだこともあったが、昨夏に直方市に引っ越した。家庭の事情もあったが「だって宮若には何もないですから」。


 ベテラン男性従業員(52)は1995年ごろ、家を建てる土地を探した。旧宮田町も見たうえで、地価は約2倍だったが宗像市を選んだ。小学生の子ども2人が福岡や北九州の高校に進学した場合の、通学の利便性を重視した。


 トヨタ自動車九州が91年に旧宮田町に進出したときから、進出企業の従業員を地元に定住させることが課題とされてきた。同社従業員のうち、宮若市に住む人は約1割にとどまり、宗像市、北九州市に次いで3番目だという。


 障害となるのが社会基盤の整備の遅れだ。旧宮田町では、筑豊で最後に閉山した貝島炭砿が1976年8月まで操業。閉山が遅かった分、鉱害復旧は遅れた。それに伴い公共施設の整備も進まず、石炭輸送から始まった宮田線は89年、赤字のため廃止された。また農業が主産業の旧若宮町も、大規模な公共事業を行う財政力はなかった。


 宮田、若宮の2町合併で06年に誕生したときの市人口は3万1304人。今年1月には3万1099人に減っている。07年6月に制定した第1次市総合計画では、17年の人口目標を3万2千人にした。「身近な生活環境の整備を図り、教育や福祉の充実した、魅力ある居住環境の形成を図る」として合併特例債やまちづくり交付金を使って生活インフラの整備に力を注ぐ。市幹部は「一からまちづくりをする夢が、宮若にはある」と話す。


 12年度の開館を予定している図書館を核とする生涯学習拠点施設の建設は、県内で唯一、図書館を持たない市の悲願。同市福丸では若宮コミュニティセンター建設が決まり、老朽化した火葬場の新築工事も同市原田で始まった。


 市は直接的な定住促進策も打ち出した。市内に土地や住宅を購入した人への、固定資産税相当額の奨励金だ。昨年度の申請は計43件あり、当初予想の25件を大幅に上回った。申請した世帯の計156人のうち約50人は市外からの転入という。


 市まちづくり委員会の小田瑞男委員長(77)は「図書館や若宮コミセンは、宮若の文化水準を上げ、定住促進に寄与すると期待できる。多くの市民に利用してもらう工夫がこれからの課題になる」と話した。


    ◇
 宮若市長選と市議選(定数20)は7日に告示、14日に投開票される。06年の合併から4年、市政はどんな変化を地域にもたらしたのか。今後の市政の課題を探った。

1231チバQ:2010/03/06(土) 19:43:32
http://mytown.asahi.com/fukuoka/news.php?k_id=41000001003050003
宮若のゆくえ(下) 入札改革
2010年03月05日


昨年7月の大雨による災害復旧工事の現場。災害復旧の件数が多いため、入札を一般競争から指名競争に切り替えた例も=宮若市宮田

 ■成果生むも監視必要
 「談合は必要悪。やらないと食っていけなかった」。宮若市内の建設業界関係者は強調する。「少なくとも自分のオヤジの代から続いていたし、それが当たり前だった」


 そこに司直のメスが入った。市発注工事を巡る談合で2008年11月と09年1月、市内の業者2人が県警に逮捕された。当時5千万円以上の市発注工事を受注できる「Aランク」の市内の土木業者17社のうち、15社が談合に関与したとして1〜2年の指名停止処分を受けた。


 当時の市発注工事は指名競争入札だった。談合の温床になるとして指名業者を一堂に集める工事説明会をやめて、07年度以降は工事趣意書を郵送する郵便入札方式を採用した。だが業者の方が上手だった。指名された業者は、地元業者でつくる任意団体に連絡。団体は、業者の受注状況を記した「星取表」を参考にして受注業者を決めた。落札する業者は入札額を決め、その額より高く試算した見積書をほかの指名業者に渡すこともあったという。結果、落札率が95%を超える工事が多発した。


 事件後の昨年9月、市は談合防止のため、500万円以上の土木、下水道工事について、市内業者だけが参加できる一般競争入札制度を導入した。受注したい業者が自由に入札に参加できるため、以前のような談合を防ぐことができると市は期待する。


 また一般競争入札の導入と同時に、最低制限価格の算出方法も変更。予定価格に一律の割合をかけて設定していたが、国の基準に準じて業者の利益をある程度織り込んだ価格となった。


 新制度の入札が初めて実施された昨年11月6日以降、最低制限価格で落札された工事は対象全体の約3分の2。市企画財政課の担当者は「競争性が担保できている結果。罰則も強化しており、談合しにくい状況だと思う」と話す。


 事件で指名停止になったある土木建設会社は昨年1年間、1カ月当たりの工事受注件数は民間の2件ほどになった。売り上げは前年の半分以下に。苦しさのあまり昨年9月の市議会定例会に、指名停止の短縮を求める陳情書を提出したが否決された。


 社長は「もう談合する業者なんかありませんよ。リスクがあまりに大きすぎますから」と振り返る。先月、指名停止が解け、新制度での入札に臨むという。


 市民オンブズマン福岡の児嶋研二代表幹事は「一般競争入札によって経営が厳しくなる業者が出てくると予想され、談合が復活する恐れもある。行政は公共事業に頼ったまちづくりを見直すべきだし、住民も参加して談合を監視していくことが重要だ」と話した。
(この連載は中野浩至が担当しました)

1232チバQ:2010/03/06(土) 21:36:56
結果を張ってなかった。6回落選の田中氏おしい!
>>925
>田中氏は06年の前回まで連続6回市長選に出馬、落選している。
>>1189>>1198-1200

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/155386
行橋市長に八並氏3選 新人に79票差
2010年3月1日 01:53 カテゴリー:九州 > 福岡 政治
 任期満了に伴う福岡県行橋市長選は28日投開票され、無所属現職の八並康一氏(70)=民主、自民、公明、社民、国民新推薦=が無所属新人で会社役員の田中純氏(63)を破り3選を果たした。79票差の激戦だった。

 選挙戦は行政の効率化や福祉の充実、空洞化が進む商店街の再生などが争点となった。八並氏は2期8年の行財政改革や企業誘致の実績を主張したが、激しい市政批判を繰り広げて「市民に寄り添う市役所を」と訴える田中氏の猛追を受けた。建設業者の一部が田中氏の支援に回ったことや、疲弊する地域経済に不満を募らせる有権者の増加も苦戦の要因となった。休日・夜間急患センター建て替えなど福祉重視の公約を強調し、追い上げを辛くもかわした。

 投票率は58・61%。当日有権者数は5万7698人(市選管調べ)。

■行橋市長選 (開票終了)

当 八並 康一 無 現    16,825
  田中  純 無 新    16,746

八並 康一(やつなみ こういち) 70無現(3)
行橋京都地区防犯協会会長(市助役、県職員)西泉、熊大 (民・自・公・社・国=推薦)

=2010/03/01付 西日本新聞朝刊=

http://mytown.asahi.com/fukuoka/news.php?k_id=41000001003010005
行橋市長選 八並氏、薄氷の3選
2010年03月01日




 ■田中氏、79票差に迫る
 行橋市長選は28日に投開票され、現職の八並康一氏(70)が、新顔で貿易会社役員の田中純氏(63)=いずれも無所属=を79票差で破り、3選を果たした。八並氏は民主、社民、国民新の各党や自民行橋市支部、公明県本部、連合福岡京築・田川地協など各種団体から支持を受け、接戦の末に田中氏を振り切った。当日有権者数は5万7698人、投票率は58・61%(前回56・55%)だった。


 八並氏は、3期目を総仕上げと位置づけ、福祉のまちづくりや中心市街地の活性化、休日夜間救急センターの建て替え、医療費の小学3年生までの無料化など、三つの理念と12の公約を掲げた。「もう1期やらせてほしい」と訴え、かろうじて有権者の信任を得た。


 選挙戦では、各種の職域・地域団体など200を超す団体から推薦を受け、盤石の態勢を築いて組織戦を展開。11の小学校区ごとに役員を決め、連合福岡や市区長会などとも連携した。


 3期目には、選挙戦で争点にもなった市中心商店街の活性化策や、市民生活に直結する渇水対策、農業・漁業・商業などの地元産業の振興策、福祉や少子化対策など、八並氏が取り組まなければならない課題が山積している。市民が選択した現市政の「継続」に、どう応えるのか手腕が問われる。


 一方、連続7回目の挑戦だった田中氏は、行橋商工政治連盟と市区長連合会の推薦をてこに、商工業者や土木・建築業者らを中心とした草の根型の選挙を展開。市職員の削減や市長公用車の廃止など市役所改革を旗印に、「市民の手に市政を取り戻そう」と変革を訴えたのが共感を呼び、広く支持を集めたが、わずかに及ばなかった。

1233チバQ:2010/03/07(日) 10:40:59
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100307ddm001010059000c.html
読む政治:民主敗北の長崎知事選(その1) 動けなかった隠れ支援者
 今夏参院選の前哨戦として注目され、与党3党の推薦候補が敗れた長崎県知事選(2月21日投開票)から2週間。鳩山由紀夫首相は「政治とカネ」問題が敗因と認めたが、民主党の小沢一郎幹事長が進めてきた自民党支持票の切り崩しが功を奏さなかった実態も浮かんだ。それでも小沢氏は「国政選挙と地方選挙は基本的に有権者の意識も違う」として「小沢流」の組織選挙を徹底し参院単独過半数を目指す構え。4月以降、10年度予算が執行されれば、業界団体の「自民離れ」が加速するとの読みも働く。

 「この辺りの農業地域では民主党支援者は『隠れキリシタン』みたいなもんだよ。外に声をかけられないから運動が広がらない」。長崎県内選出の衆院議員秘書は組織選挙が思うように機能しなかった実情を振り返った。

 告示前の2月初旬、山田正彦副農相(衆院長崎3区)は県内農協グループの政治団体・県農政連の林田哲男事務局長の携帯電話を鳴らした。赤松広隆農相が東彼杵町で2月11日に開く農政懇談会の会場として農協施設の提供を求めるためだったが、林田氏は着信に気付きながら「話は分かっていたから出なかった」。施設提供を断っただけでなく、選挙期間中に民主党の細野豪志組織・企業団体委員長が面会を求めたのも拒んだ。

 県農政連は家族も含め約14万人。自民党の支持組織として集票力を発揮してきた。自民党との間で長年、票と農業予算の「もたれ合い」を続けてきた農協の幹部が政権交代で代わったわけではない。参院選へ向け民主党幹部は「今後は予算で農協を干し上げていく」と反発を強めている。

 林田氏は参院選の対応について「とにかく真っ白」と語る。

1234チバQ:2010/03/07(日) 10:41:49
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100307ddm003010124000c.html
読む政治:民主敗北の長崎知事選(その2止) 崩せぬ自民系組織
 <世の中ナビ NEWS NAVIGATOR>

 <1面からつづく>

 ◇農村も漁業団体も民主候補にソッポ
 3月1日、国会近くのホテルに民主党の長崎県選出・出身国会議員7人が集まり「県知事選反省会」を開いた。衆参の国会議員を独占する民主党王国での大敗を受け「批判と反省ばかり」(出席者)の厳しい雰囲気となった。高木義明・県連代表(衆院長崎1区)は「反省して次の参院選に切り替えなければいけない」と引き締めた。

 知事選で民主党は農業票獲得を狙い前農水省室長の橋本剛氏(40)を擁立。自民党側から提案のあった相乗りを拒否し、夏の参院選へ向け与野党対決構図を鮮明にした。1月28日に長崎入りした石井一選対委員長からは「時代に逆行するような選択を長崎の方がされるのなら、民主党政権はそれなりの姿勢を示すべきだろう」と恫喝(どうかつ)まがいの発言まで飛び出したが、県農政連は自民、公明両党の支援した前副知事の中村法道氏(59)をあくまで支持した。

 金子原二郎前知事が当選した過去3回の知事選は事実上の与野党相乗り。中村氏は金子県政の後継候補であり、「東京で決めた橋本候補」(林田哲男・県農政連事務局長)が敗れた要因を政党色だけで語るのは無理がある。だが、07年参院選、09年衆院選で一定の農業票を民主支持へと導いたのが「農業者戸別所得補償制度」。そのスタートを新年度に控えながら、農村部で追い風の吹かなかった現実は民主党に重くのしかかる。

 東彼杵町で農業を営む男性(58)は「農協の中でも末端は自民と民主(の支持)が半々だが、トップの方は自民から離れられない。(経営を)農協に頼っている人は逆らったらやっていけない」と、表立って民主党を支持しにくい農家の心理を語る。橋本氏は「農村部では声をかけても顔すら上げない人もいた」と選挙戦を振り返った。

 漁業団体も切り崩されなかった。山田正彦副農相は09年12月初旬、農水省へ陳情に訪れた川端勲県漁連会長に橋本氏支援を要請したが、県漁連内からは「50年世話になった自民党をむげにするわけにはいかない」との声が相次ぎ、逆に中村氏支持を決定。民主党との板挟みに苦しんだ川端氏は「もう面倒だ。参院選は誰も応援しない」と中立を示唆する。

 今年改選を迎える参院幹部は「(全国的に)自民党の組織は崩せていない。崩そうとして予算や個所付け(による利益誘導)を強調しすぎると無党派層の嫌悪を買う」とジレンマを口にする。

 小沢一郎幹事長が地方自治体や業界からの陳情窓口を民主党幹事長室に一元化した背景には選挙支援を取りつける思惑もあるが、これが反発を招いている面も指摘される。

 「選挙に強い小沢神話」も揺らぎ始めた。小沢氏自身の「政治とカネ」問題が浮動票の「民主離れ」につながった点も否定できず、進退論も民主党内にくすぶる。前原誠司沖縄・北方担当相は6日、那覇空港で記者団に「参院選にどう勝てるかを一番考えているのは小沢さんだ。大所高所からのことはご自身で考えられる」と語った。

1235チバQ:2010/03/07(日) 10:42:09
 ◇政党隠し奏功 地方で地力の差
 自民党にとって長崎県知事選の勝利は久々の明るい話題だった。選挙期間中は応援要請のなかった自民党の谷垣禎一総裁だが、6日、長崎市を訪れ中村知事とがっちり握手。「(勝因は)中村さんの経験と人柄がまずありきだ」と持ち上げた。

 しかし、中村氏は「民主党支持者でも応援してくれた人がいた。多くの県民にご支援いただいた」と応じ「県民党の勝利」を強調した。「県民は中央政権とのねじれで『県政はスムーズに発展できるのか』と懸念を持っている」とも述べ、自民党が前面に出過ぎないようクギを刺した。

 同席した自民党県議団や県農政連、医師会の代表らからは「知事選に勝った次の日に国会審議をボイコットしたのは残念」「総裁は強いリーダーシップで『(執行部への不満は)党を出てからものを言え』と言ってほしい」といった苦言が続出。谷垣氏は一つ一つメモを取りながら聴き入るしかなかった。

 2月の長崎県知事選、東京都町田市長選、沖縄県石垣市長選で与野党対決を続けて制したことで、自民党執行部は「流れは変わった」(石破茂政調会長)と手応えを感じ始めている。党幹部は「長崎県知事選は、参院選1人区の戦い方の参考になる」と語る。

 ただ、長崎県知事選と町田市長選はいずれも候補者を推薦しない「政党隠し」戦術をとっており、自民党が手放しでは喜べない側面もある。谷垣氏は会談後の記者会見で「『県民党』で戦っているスタイルとうまく合わないと考え、じりじりしながら東京にいた。それぞれの知事選にはそれぞれの戦い方がある」と言葉を選んだ。

 知事選の得票を衆院の小選挙区別にみると、農村部は大差で中村氏が勝っているものの、都市部の1区では与党推薦の橋本氏を下回っている。選挙の実動部隊となる県議数は農村部では依然、自民党が民主党より多く、地方組織の地力の差で勝ったとも言える。

 民主党の小沢幹事長は知事選翌日の2月22日、「地方議員の数は圧倒的に自民党が多い。どのような状況でも支持を得られるよう、草の根の日常活動を続けないとならない」と強調。夏の参院選へ向け、無党派層を引きつける決定打の見つからない民主、自民両党が組織力を競い合う展開となっている。

1236 ◆ESPAyRnbN2:2010/03/07(日) 11:36:15
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-03-07_4225/
新沖振 5年単位で検証 沖縄相認識
自貿地域など視察
政治 2010年3月7日 09時48分

 来県中の前原誠司沖縄担当相は6日、2011年度で期限が切れる沖縄振興計画について「基本方針は
10〜20年耐え得るものでなければならないが、それを基にした今後の(次期)計画はもう少し短く。
例えば5年にしていくべきではないか」との考えを示した。那覇空港で同日夕、記者団に答えた。

 視察目的は振興計画の検証作業の一環と説明。「例えばIT津梁パークはうまくいっているが、特別
自由貿易地域はあまりうまくいっていない」と述べ、「ポスト振興計画の前提としてさまざまな立地の視察を
させていただいた」とした。

 沖縄市では東門美津子市長と会談。採算性に疑問が出ている泡瀬沖合埋め立て事業(東部海浜開発
事業)に関し「経済的合理性や需要予測を含め、しっかりした案を国に出してほしい」と注文を付けた。

 東門市長は「3月中に提出する」と述べるにとどめた。

 前原氏は久米島町内のホテルで平良朝幸町長や安里カツ子副知事らと懇談。

 平良町長は、海洋深層水研究所を生かした温度差発電システムの導入、深層海水からのリチウム回収
などが大規模な雇用創出にもつながると説明。旅客ターミナルやバースが老朽化している兼城港湾の
整備についても支援を要請した。

 懇談後、平良町長は「海洋温度差発電は可能性を探りたいと言っていた。前向きな姿勢を感じた」と述べた。

 前原氏は7日、久米島町内の県海洋深層水研究所や泡盛の工場、畳石などを視察する予定。

1237チバQ:2010/03/08(月) 22:55:29
>最大会派の自民党市議団の税所史熙氏が次期市長選への対応をただしたのに答えた
自民も現職につくかな?

http://kumanichi.com/news/local/main/20100308003.shtml
幸山市長が3期目出馬に意欲 熊本市長選 2010年03月08日

 幸山政史熊本市長(44)は8日の3月定例議会一般質問で、任期満了(12月2日)に伴う11月の市長選について、「さらなるチャレンジを目指す新熊本市のかじ取りを引き続き担わせて頂きたいとの強い思いを持っている」と述べ、3選出馬に強い意欲を示した。

 最大会派の自民党市議団の税所史熙氏が次期市長選への対応をただしたのに答えた。幸山市長は出馬に強い意欲を示しながらも、「(城南、植木の)2町との合併や新年度予算審議の真っ最中。政令指定都市移行に向けて市民の関心の高い区制の問題も審議中で、当面はこれらの課題に全力で取り組むことが重要」と強調。

 その上で、「課題が整理され、2期目がある程度見通せる段階になれば、2期8年でやり残したことなどを整理し、次の4年で熊本市に何が必要かを十分に考え、できるだけ早い時期に自らの考えを示したい」と述べた。

 本会議終了後、幸山市長は「課題が残っており、出馬ありきではない。一度立ち止まり、考えたい」とも語った。

 次期市長選には共産党が候補擁立の動きを見せている。

 幸山市長は過去2度の市長選はいずれも無所属で出馬。2002年11月の市長選では、自民、公明などが推薦する現職を破り初当選。06年11月の前回市長選では、自民、公明の推薦候補ら3人を破り再選を果たした。(横山千尋

1238とはずがたり:2010/03/09(火) 00:08:04
>>1226
有り難うございます。ほぼ被ってたみたいですね。。

1239とはずがたり:2010/03/09(火) 00:17:47
>>972-973
1/6の記事

「新聞社が誤解を誘導」 阿久根市長、防災無線通じ批判
http://www.asahi.com/politics/update/0106/SEB201001060039.html?ref=reca
2010年1月6日22時12分

写真:屋内に設置されている防災行政無線の戸別受信機=6日午後5時50分、鹿児島県阿久根市屋内に設置されている防災行政無線の戸別受信機=6日午後5時50分、鹿児島県阿久根市

 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長が5日夜と6日朝に市の防災行政無線で年頭のあいさつを放送し、障害者を巡る自身のブログ記述にふれ、「ブログ記載から1カ月近く遅れて騒動が始まった。新聞社が文章の言葉尻だけをとらえて意図的に誤解を誘導するキャンペーンを行った」とマスコミ批判をした。

 竹原市長は医師不足に関する昨年11月8日付のブログで「高度医療のおかげで機能障害を持ったのを生き残らせている」と記述。12月に新聞が報じたことで問題化し、障害者団体などから抗議を受けた。

 年頭のあいさつは録音放送で3分程度。市民によると、「明けましておめでとうございます」で始まり、「新聞記事と日教組などの組織行動には悪意を感じている」などと批判した後、「給与削減などにもかかわらず、市役所職員の態度は良くなった」などと続けたという。

 防災行政無線を使った市長のあいさつは約8600世帯にある受信機から流された。防災情報だけでなく、行政事務連絡にも使われ、市総務課は「市長の行政事務連絡の一環なので問題はない」としている。

 総務省九州総合通信局(熊本市)は「目的外使用の可能性もあると考え、念のため市から内容を確認したが、特に電波法に触れるようなものではなかった」と話している。

1240とはずがたり:2010/03/09(火) 00:19:19
1/27の記事
なんかどうしようもねい市長だなぁ。。

阿久根市、庁舎内のマスコミ撮影禁止 市長が通達
http://www.asahi.com/national/update/0127/SEB201001270075.html?ref=reca
2010年1月27日23時9分

 自身のブログで障害者らに対する差別的記述が問題となっている鹿児島県阿久根市の竹原信一市長は27日、県内の報道機関に対し、取材で庁舎内を撮影することを原則禁止すると文書で通知した。竹原市長は昨年12月から一部のテレビ局を除き、取材拒否の姿勢を貫いている。

 文書は市長名で「取材時の撮影について(お願い)」とし、ファクスで送付された。「昨今、阿久根市政について、テレビ・新聞等で報道される機会が増えて参ってきている」と説明し、「今後の市政運営への影響を考慮し、取材における庁舎内での撮影を原則禁止させていただきます」とした。市長が認めた場合は許可するという。

 竹原市長は、朝日新聞の取材に対し、市総務課を通じて「新聞社の取材には応じない」としている。総務省行政課は「これまで類似の事例は把握していない」という。

 服部孝章・立教大教授(メディア法)は「裁判所や検察など、公的機関でもプライバシー保護の観点などから庁舎内の撮影禁止はあるが、今回は何の意図があるのかわからない。知る権利を阻害する」と話し、「市長の独断的行為に、市議会のチェック機能が働いていない」と指摘した。

 一方、市議会の議場や委員会室、議員控室などは議長判断としており、浜之上大成議長は「議長や委員長の許可があれば撮影は可能」と話す。

 ブログ記述などが問題となった後、新聞社などの取材を拒否している竹原市長は今月5、6日に市の防災行政無線で「新聞社が文章の言葉尻だけをとらえて意図的に誤解を誘導するキャンペーンを行った」とマスコミ批判をした。

1241チバQ:2010/03/09(火) 22:13:58
【2006年熊本市長選】
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/3021
>熊本市長選挙民主党熊本県連は自主投票決定
>元参院議員の本田良一氏(66)は推薦する連合熊本との政策協定に調印

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/3511
当164387 幸山 政史 無現<2>
   83894 佐藤 達三 無新[自][公]
   16708 本田 良一 無新
   14630 中嶋 啓子 無新

1242チバQ:2010/03/09(火) 22:16:37
【2002年熊本市長選】
http://www.47news.jp/CN/200211/CN2002111001000346.html
熊本市長に無党派幸山氏 37歳、県庁所在地で最年少
 任期満了に伴う熊本市長選は10日投票、即日開票の結果、無所属新人の元自民党熊本県議の幸山政史氏(37)が、3期目を目指した無所属現職の三角保之氏(62)=自民、公明、保守推薦、社民支持=を破り、初当選を果たした。幸山氏は全国の道府県庁所在地で最年少の市長となる。  9月に立候補表明した幸山氏は自民党を離党、政党の推薦、支持を一切受けない「無党派」で戦った。幸山氏の勝利は、長野県知事選や横浜市長選に続き、無党派層の政党離れが地方で加速していることを示しているといえそうだ。  選挙戦は、市職員の不祥事や周辺自治体との合併問題などが争点。幸山氏は交際費問題など現職市長の政治姿勢を批判し、「情報公開を徹底し、民間の知恵を導入して行財政改革を断行する」と強調した。  
▽熊本市長選開票結果    
当132652幸山 政史 無新  
 116228三角 保之 無現          
(選管最終)
2002/11/10 16:34 【共同通信】

1243チバQ:2010/03/10(水) 22:55:26
http://mytown.asahi.com/kumamoto/news.php?k_id=44000001003100004
14日告示 合志市長選 出馬予定2氏
2010年03月10日


  合志市長選が14日、告示される。合志、西合志両町の合併で2006年2月発足した新市として2度目の市長選。再選をめざす現職大住清昭氏(66)と元県議の新顔荒木義行氏(51)の無所属2氏が立候補の準備を進める。他の市町村に比べて財政面で恵まれ、双方とも「目立った争点がない」と独自色の出し方に苦心している。(岩崎生之助)


  合志市と菊陽町にまたがる県営工業団地、セミコンテクノパーク。東京エレクトロン九州やソニーセミコンダクタ九州などの工場が集まり、従業員用駐車場には1千台を超す車が並び、35区画中34区画が埋まっている。


  合志市内にはこうした工業団地が4カ所あり、JTや三菱電機の大規模工場も進出している。市が合併の効果を検証した統計資料「合併後の姿」によると、07年の市の製造品出荷額は約2950億円で、県内の自治体では大津町と熊本市に次ぐ3位。法人住民税など地方税の増収もあり、05年度に約73億1千万円だった自主財源は、08年度には約81億5千万円に達したという。


  市商工振興課によると市内の工業団地はどこもほぼ飽和状態。さらに企業側の需要が見込めるため、市はホンダ系企業数社が集まる蓬原(ふつ・はら)工業団地の隣に第2蓬原工業団地を整備する計画を進めている。ただ、合志市は市域の3割以上が農地で、用途が制限された土地も多い。米沢俊一市商工振興課長は「これ以上の開発は簡単ではない」と話す。


  「合併後の姿」には「合併時に約5万2千人だった人口は3年後に約2千人増えた」「基金(貯金)は05年度は30億2200万円、08年度は40億5600万円」などと堅調な市政運営をうかがわせる数字が並ぶ。だが、市企画財政課によると、08年度に約6億2千万円だった法人住民税は08年秋以来の世界不況で09年度は約1億1700万円に激減。10年度は2億円強を見込むが、市の財政は企業の業績に大きく左右される。


  現職の大住氏は「財政は厳しいが、相対的にはよその市町村には負けない。工業団地造成や優良企業の誘致に力を入れていきたい」と話す。


  新顔で元県議の荒木氏は「合志は潜在能力が高いから伸びて当然。現市政にはスピード感が足りない」と批判する。県が05年に定めた「熊本バイオフォレスト構想」と連携して合志市に設置された同構想支援センターを活用した産業振興にも力を入れる方針をマニフェストに掲げた。


  合志市は市内に点在する工業団地の流通機能強化などをねらい、市中心部に近い九州自動車道植木―熊本間に、ETC専用のスマートインターチェンジを整備する計画を進めている。大住氏は「積極的に取り組み、早期本格稼働をめざす」とマニフェストで公約。荒木氏も「県道の整備も併せて促進させ、地域を活性化させる」と訴えている。

1244チバQ:2010/03/14(日) 17:39:45
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/158300
合志市長選 14日告示 恵まれた立地 人口増で成長 堅実財政に不安も
2010年3月14日 00:28 カテゴリー:九州 > 熊本
 任期満了に伴う合志市長選が14日、告示される。投開票は21日。今のところ、現職で再選を目指す大住清昭氏(66)=無所属=と新人で市商工会長の荒木義行氏(51)の2氏=無所属=が立候補の準備を進めている。旧合志、西合志の両町が合併し、2006年に発足した合志市は、県都の熊本市や菊陽町の光の森地区に隣接する恵まれた立地環境を背景に、人口が増えている県内でも数少ない市だ。選挙戦を前に現状と課題を探った。

■「住みよさ」1位

 経済誌「東洋経済」の「住みよさランキング 2009年版」。全国の784都市の暮らしやすさを比較したランキングで、合志市は県内の市でトップに選ばれた。九州では佐賀県鳥栖市に次いで2位、全国でも32位と高い評価を受けた。

 同誌によると、ランキングは国勢調査や各省庁の統計を参考に「安心度」「利便度」「住居水準充実度」など5項目を数値化して算出したという。今回、近隣市町村のデータが「住みよさ」に反映されるようになり、合志市は前年の319位から一気にランクを上げた。

 「大型商業施設に近い点が評価されたのでは」と市企画財政課。合志市は大型郊外店やディスカウントストアがひしめく光の森や熊本市に近く、それが躍進の一因と分析する。

■意識は「熊本市民」

 熊本市まで南北に延びる国道387号や同市の繁華街まで約30分の熊本電鉄の駅がある合志市。南部には新興住宅が次々と造成され、合併時、約5万2500人だった人口は、この4年間で約2400人増えた。

 ただ、職場や学校など生活拠点が市外にある住民も多い。市のまとめた地域公共交通計画によると、旧2町時代から約1万人が熊本市に通勤、通学している。買い物動向の調査(06年)でも、回答者の5−6割が市外の店で食料品や日用雑貨を購入している。

 「熊本市の居住区が手狭になり、周辺都市に住む人が増えている。合志に家がある『熊本市民』という意識の人が少なくない」。県立大の中島熙八郎教授(農村計画学)はこう指摘する。

■企業が税収左右

 合志市は北部に農村、東部に工業団地、南部に新興住宅街が広がり、中央には国立病院や研究施設が集まる。同市の財政事情は堅調で、財政力指数も県内14市で1位(08年度)だ。

 だが今、不安要素も抱える。財政を下支えする法人税収入は、07年度に14億1千万円あったが、一昨年秋以降の世界不況の影響で、09年度は2億−3億円に激減する見込み。高齢化が進む北部では一部のバス路線が廃止され、市民から「不便になった」との不満も聞こえる。

 景気情勢が安定してきたとはいえ、企業業績が今後、右肩上がりに回復する保証はない。さらにまちづくりを考える上で欠かせない熊本市が今月、周辺2町を合併し、新・熊本市になるほか、来年3月には九州新幹線鹿児島ルートの全線開通を控える。こうしたことが「熊本市のベッドタウン」に与える影響は未知数だ。

 県内一の「住みよい市」がその個性にどう磨きをかけていくのか。候補者には、具体的で分かりやすいビジョンを示してもらいたい。

  ◇    ◇

 なお、合志市長選と同日程で市議補選(被選挙数一)も行われる。

=2010/03/14付 西日本新聞朝刊=

1245チバQ:2010/03/14(日) 17:44:14
http://mytown.asahi.com/nagasaki/news.php?k_id=43000001003130002
新幹線「不可欠」・諫干開門「反対貫く」
2010年03月13日

■県議会開会 知事、重要課題へ姿勢


 県議会3月定例会が12日、開会した。就任後初の定例会となる中村法道知事は、国営諫早湾干拓事業の潮受け堤防排水門の開門調査や九州新幹線西九州(長崎)ルートなどの県政の重要課題について考えを述べた。


 ■新幹線
 中村知事は新幹線を「産業振興と交流人口拡大に不可欠」と位置づけた。その上で、未着工の諫早―長崎間について「早期認可に全力で取り組んでいく」と述べた。三日月大造・国土交通省政務官が主宰する調整会議によるヒアリングが4月に予定されているとして「県で試算した需要予測に基づいて費用対効果を説明し、早期開業をめざす」とした。


 ■諫早湾干拓
 諫早湾干拓事業の開門調査については、実施された場合、干拓地や背後地の農地で塩害が起きるなど防災や農漁業への影響が懸念されるとして「今後とも開門反対の立場を貫いていく」と改めて明言した。政府与党の諫早湾干拓事業検討委員会に対しても「地元の合意なく調査が行われるようなことは決してあってはならず、反対の立場を理解してもらえるよう、県の考えを強く訴えていきたい」と述べた。


 ■県庁舎移転
 県庁舎移転をめぐっては、中村知事の就任前に、県が魚市跡地に移転した場合の基本構想案を公表している。知事選期間中、「県民の意見を聴く」としてきた中村知事は「基本構想案をたたき台に県議会で議論してもらい、県民からの意見を聴きながら検討していく」と説明した。


 ■石木ダム
 石木ダムについては「佐世保市の安定的な水資源の確保と川棚川の抜本的な治水対策のために建設が不可欠」とした。昨年11月に国に申請した事業認定の手続きを含むさまざまな方法で、地権者の理解を得られるように取り組んでいく考えを示した。


 ■東アジアとの交流
 県庁内に、東アジア地域との交流を戦略的、横断的にすすめる「アジア・国際戦略本部(仮称)」を設ける意向を明らかにした。


     ◇


 定例会には、2010年度一般会計当初予算案など46議案が提案された。一般会計当初予算案は政策的経費を除いた骨格予算で、総額6634億6千万円。会期は30日まで。一般質問は17、18日。

1246チバQ:2010/03/14(日) 17:56:00
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100314ddm041010043000c.html
ニッポン密着:暴走する「救世主」、鹿児島・阿久根市長 市民の不満、後ろ盾
 東シナ海を望む鹿児島県北西部の阿久根市で、竹原信一市長(51)の「暴走」が止まらない。08年9月の就任以来、ブログで市職員や市議会を非難するユニークな「ブログ市長」として耳目を集めていたが、障害者への差別的な記述が批判された昨年末ごろから言動はヒートアップ。司法判断を無視した上、開会中の3月議会では「議場に報道陣がいる」として、10年度予算案審議をボイコットした。騒動からは、疲弊する地方の実情も見えてくる。

     □

 「早く不信任案を出してくださいよ」

 2月中旬の夜、反市長派のベテラン市議は、かかってきた携帯電話に耳を疑った。相手は竹原市長。笑い含みの挑発的な口調。「出すつもりはありません」。そう言って電話を切った。

 予算案審議のボイコットで、対立が深まる市長と市議会。定数16のうち反市長派は12人、市長派は4人だから、不信任決議案の可決は容易だ。だがある苦い記憶が反市長派に不信任決議案提出をためらわせる。

     □

 竹原市長は阿久根市生まれ。88年に航空自衛隊を退官し帰郷し、05年市議に初当選。1期目途中の08年に市長選に出馬し、議員定数の削減や市の人件費カットなどを訴え、初当選した。

 直後の議会で議員定数を16から6に大幅削減する案を提出し、議会がこれを否決。09年1月、市長がブログで全市議の実名を挙げ「最も辞めてもらいたい議員は?」などとアンケートしたのを機に、議会は2月と4月の2回、市長の不信任決議を可決した。市長は自動失職したが、5月の出直し市長選で反竹原派市議が担ぎ出した候補を破った。

     □

 阿久根は「地方の苦しみ」のどん底にある。地方交付税は減り、基幹産業である漁業も衰退の一途だ。人口約2万4000人の約34%が65歳以上の高齢者で、駅前商店街は文字通りのシャッター通り。「客なんてほとんど来ない。いよいよ固定資産税も払えないかもしれん」。創業約60年の家具店主の表情はさえない。

 そんな市民の間に選挙戦で、平均600万円という「高給取り」の市職員や市議を徹底批判した竹原市長の訴えは一気に浸透した。「市長は『不満の結集軸』になっている」。鹿児島大の平井一臣教授(政治学)はこう分析する。

 確かに、ごみ袋を値下げし、給食費、保育料の減額を10年度予算案に計上した市長への期待は根強い。支持者の女性(62)は「変人かもしらんが、阿久根を変えるにはあの人しかおらん」と熱い。反市長派市議でさえ、自戒を込めて語る。「お年寄りや低所得者には、少しでも家計の負担軽減を実感させてくれる市長は救世主なんでしょう」

     □

 再任後の市長は「信任を得た」とばかりに「敵」への攻勢を強めている。まず7月、自身の命令で役所内に張り出した各課の給与総額の紙をはがした係長を懲戒免職処分に。鹿児島地裁は10月、処分の効力停止を決定したが、市長は従わないばかりか「裁判官も公務員」という独自の論理で司法批判を展開した。

 11月にはブログで「高度医療が障害者を生き残らせている」などと記述。身障者団体などが強く抗議したが、市長は謝罪しない代わりに、記述を報じたマスコミへの対決姿勢を強めた。議会ボイコットもマスコミ取材が口実だ。市長は議会側に、毎日新聞など報道機関5社に対し、議場へのカメラ持ち込みを禁じるよう要求している。

     □

 果てなき暴走に、支持者にも距離を置く人が出始め、リコール(解職請求)を模索する動きもあるが、市長は意に介さない。支持者によると、市長は冒頭のベテラン市議に不信任案提出を求める電話をかけた直後、支持者らの前でこう言い放った。

 「心配ないです。リコールは成立しませんよ」

 騒ぎのさなか、九州のあるスーパーでは、阿久根市から出荷された野菜から「阿久根産」の文字が消えたという。市政混乱による「風評被害」の萌芽(ほうが)か。出荷した農家の50代男性は「阿久根の名で出せないのは寂しい。早く正常な状態に戻してほしい」と肩を落とした。【三木陽介、福岡静哉、馬場茂】

1247チバQ:2010/03/14(日) 17:56:21
==============

 ◆竹原市政を巡る主な動き◆

 【2008年】

 8月31日 竹原市長が初当選

 9月29日 議員定数の10削減案を提案。否決

 【2009年】

 2月 6日 市議会が市長不信任決議を可決。市長は議会を解散

   20日 市長が市職員全員の給与明細をブログなどで公表

 3月22日 出直し市議選で反竹原派市議が不信任決議可決に必要な3分の2を確保

 4月17日 2度目の市長不信任決議可決。市長は自動失職

 5月31日 出直し市長選で竹原氏が再選

 7月31日 職員給与に関する張り紙をはがした係長を懲戒免職処分

11月 8日 市長がブログで障害者に対する差別的な記述

12月 9日 賞罰審査委員(4人)を解任、新たに「竹原派」職員らを任命

 【2010年】

 3月 3日 鹿児島地裁が元係長への未払い給与支払いを命令

    4日 市長が市議会への出席を拒否

    8日 市長が市議会産業厚生委員会で担当課長に答弁拒否を命令

1248チバQ:2010/03/14(日) 19:07:07
>>781
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kumamoto/news/20100313-OYT8T00928.htm
玉名市 揺れる庁舎移転…市長交代「白紙含め見直す」

 玉名市の庁舎移転問題が揺れている。当初、同市岩崎の市民会館北側に移転する予定だったが、昨年11月に就任した高嵜哲哉市長が「建設費が高額」などとして計画見直しを表明したためだ。市は検討委員会を設けて協議するが、難航も予想される。(村田和夫)

 同市繁根木の国道208号沿いにある現庁舎は、築約50年の鉄筋コンクリート3階建て、延べ床面積は2棟の別館などを含め約5000平方メートル。建物は老朽化し、エレベーターもなく、議会傍聴席には屋外の階段から出入りしなければならないなど不便な面がある。

 旧玉名市と岱明、横島、天水の3町は、新「玉名市」発足に向けた合併協定で早期の新庁舎建設に合意。建設地については、新市発足後の2006年、市議会や市民の意見を直接聞くなどし、5か所の候補地の中から、〈1〉旧3町などからの交通の便がよい〈2〉用地取得が比較的容易――などの理由で「市民会館北側」と決定した。

 新庁舎は鉄筋5階建て、延べ床面積1万1576平方メートルとする計画。建設費は、用地買収費(約20億円)を含め、約59億8000万円を見込み、10年度から着工する予定だった。

 ところが、昨年10月に行われた玉名市長選で、庁舎移転問題が争点となり、「現行計画はぜいたくで建設費が高すぎる。30億〜40億円程度まで削減できる」と訴えた高嵜氏が、計画を進めてきた現職を破って当選。「現計画は白紙に戻すことも含めて見直す」と表明し、状況が変わった。

 3月議会では、11、12日の一般質問で、建設費を削減できるとする根拠を相次いでただされた。答弁に立った市長は「次世代に負担を強いるものは慎重に計画すべき。新庁舎も同様で、他市の事例を踏まえて適正かどうか、(今月中に設置する)検討委員会で検討してもらう。総事業費は40億円以内とすべきだ」と述べたが、明確な根拠は示さないまま。このため、市議からは「市長は説明責任を果たしていない」と批判も上がっている。

 市によると、現計画では庁舎1坪(約3・3平方メートル)当たりの建設費は約109万5000円。人口規模が近い愛知県碧南市(人口約7万3200人)の庁舎は同123万円、東京都あきるの市(8万785人)では同134万円――で、必ずしも高額ではない。

 検討委員会は学識者や市民ら10人程度で構成。建設地の決定過程や費用など計画すべてを検証し、建設地も改めて検討した上で、10年度中に結論をまとめる方針という。

 建設費の約7割は、合併特例債を発行して賄う予定だが、発行期限は15年度に迫っており、早急な議論が求められている。

(2010年3月14日 読売新聞)

1249名無しさん:2010/03/15(月) 09:39:55
福岡市長選 拡がる吉田包囲網(下)
[社会]
2010年03月15日 09:12 更新
http://www.data-max.co.jp/2010/03/post_9165.html

 民主党推薦で再選を目指すと見られる吉田宏福岡市長だが、政権交代から半年、期待された民主党には昨年までの輝きが無くなっている。長崎知事選をはじめ、全国的に注目された首長選はもちろん、福岡県内の筑後、糸島といった地方選でも惨敗が続く。鳩山首相や小沢幹事長による「政治とカネ」への怒りは収まりそうもない。

 一方、吉田市長の市政運営を批判して市長選出馬を予定する陣営や個人は、今後ますます動きを活発化させそうだ。

 人工島事業やこども病院人工島移転に反対するグループは、取材に対し、「必ず候補者を擁立する」と明言。現在2人に絞って話し合いを進めているという。どちらかが出馬するということだ。共産党も子ども病院移転反対の活動を続けているが、前述のグループとは別に候補を出すと見られている。

 1党1派に属せず、市民党の立場で立候補を模索する動きもある。この個人を含め、現在のところ、事実上4人の立候補予定者がいるということだ。

 前回市長選で一敗地にまみれた自民、公明。とりわけ自民党市議団の動向が注目されるが、5人の選対委員を決めたものの、実質的議論はなされていないという。関係者の話によれば、同党市議団は、ベテランと中堅・若手の間で考えに違いが出ており、今後の火種となりそうだ。ある中堅市議は、「吉田(市長)に相乗りすることは絶対にない。それは自民党の自殺行為だ。梅雨頃から一気に事態が動く」と語る。

 夏の参院選の状況と絡みながら、5〜6月には各陣営の動きが顕在化しそうだ。

1250名無しさん:2010/03/16(火) 01:48:05
>>1249
ここまでの首長選の流れだと
前回支援した手前独自候補を出しづらい民主と、世代間対立を押さえ込みたい自民が
直前までグダグダやって、ぽっと出の保守受けしそうな人に自民・公明が乗っかって勝つ
という展開が見える

1251★西村 靖子ジェンヌ★:2010/03/16(火) 08:36:04
ねぇ聞いてます?                ____
原因の奴らを         .ni 7     /⌒  ⌒\    べろべろばー
ピンポイント規制しろってl^l | | l ,/)   / ( ゚ )  (。 ) \     n
言ってんだけど      ', U ! レ' / / ::::::⌒(__人__)⌒:::::\  l^l.| | /)
         ∧ ∧  /    〈 |      ヘ(;;゚;;)/      |   | U レ'//)
         (    )      ヽっ     ` ⌒U    /  ノ    /
         (携帯)  /´ ̄ ̄ ノ ちきちーた ★  \rニ     |
-―――――― v v -―――――――――――――――- `ヽ   l

ちきーたーのオススメ → http://1-9.jp/p8z/

1252チバQ:2010/03/16(火) 19:27:42
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20100316ddlk40010454000c.html
選挙:宮若市議選 最後の1議席、同得票で抽選 /福岡
 28人が争った14日の宮若市議選(定数20)は、最後の1議席を巡っていずれも無所属現職の荒牧基三、松尾幸主両氏の得票が564票の同数となり、公選法の規定で、選挙長によるくじ引きの結果、松尾氏が当選した。

〔筑豊版〕

1253チバQ:2010/03/17(水) 21:22:25
http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000001003170001
宮崎の副市長解任方針 旧3町に温度差
2010年03月17日

 宮崎市の戸敷正市長が、2006年に編入合併した佐土原、田野、高岡の旧3町の区域担当副市長3人を、12月末の合併特例区の設置期限を待たずに解任する考えを示したことをめぐり、各地区の合併特例区協議会の対応に「温度差」が生じている。佐土原、高岡は「容認できない」として反発を強めているが、田野は両地区とは「共闘」しない方針を決めた。(神澤和敬)


 16日、佐土原の同協議会が12日の高岡に続き、期限までの同副市長続投を求める要望書を戸敷市長に提出。また15日夜には田野で、16日には高岡で臨時会(一部公開)が開かれ、市長が直接、同副市長職を解く考えを委員に説明した。


 16日の高岡の臨時会では冒頭、加藤忠芳副市長が合併時の約束が守られるかどうかを見守るのが副市長の役割と強調。今年は、旧3町のインフラなどを重点的に整備することを決めた新市建設計画(10カ年)を見直す年でもあり、「12月までがもっとも大切な時期。副市長の職を解かれたら市の会議にも出られなくなってしまう。住民訴訟にも成り得る」と、提訴の可能性にも言及して解任反対の態度を鮮明にした。


 同副市長3人の解任は、戸敷市長が市長選時のマニフェストで掲げた特別職の削減に基づくもの。市長は「旧佐土原町長として合併協議に加わったので、皆さんの気持ちはよくわかる。市長として(旧3町の)地域の発展を誰よりも真剣に考えている」と理解を求めた。


 一方、田野の反応は異なった。15日の戸敷市長の説明後に協議し「市の人事権に介入することになる。判断は差し控える」との結論に至った。


 高岡の同協議会で06年から3年ほど、委員を務めた後藤裕子さん(52)は16日の臨時会傍聴後、「区域担当副市長は権限が限られており、これまでも何もできない、何もしない状況が続いてきた。住民の意見を本当に反映できる新体制を早く確立してもらいたい」と話した。


◆キーワード◆ 合併特例区協議会 2006年1月1日の宮崎市への編入合併時に合併特例法に基づき佐土原、田野、高岡の旧3町に5年の期限で設置された。公民館長や商工会会長など地域の代表者らを市長が委員に選任し、各地区とも15人で構成。年4回の定例会で地域振興策などを審議し、市長や区長に意見を述べることができる。同市では区長が副市長を兼務。副市長には月額77万円の報酬が出ている。

1254チバQ:2010/03/20(土) 14:14:08
http://www.373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=22851
阿久根市長が元社長の会社、最低制限価格と1円差で落札 市発注工事
(2010 03/20 13:28)
 阿久根市の竹原信一市長が以前社長を務め、現在は市長の親族が経営する建設会社が今年2月、同市発注工事の入札で、最低制限価格より1円高い金額で落札していたことが20日分かった。同市では市長が最低制限価格を決めている。
 最低制限価格は契約額の下限で、工事の品質を確保するため設定される。入札では、予定価格と最低制限価格の間で最も低い金額で入札した業者が落札する。
 市などによると、同社が落札した工事は「総合運動公園施設整備工事」。2月26日入札があり、9業者が応札した。予定価格は524万7619円(税別)で、最低制限価格は446万476円(同)。同社は446万477円で落札し、次点は4円差の446万480円だった。
 竹原市長は就任直後の2008年10月の市議会一般質問で、同社が市の指名業者であることや、市発注工事の決裁権を持つ市長が同社社員として兼業することを追及された際、「(市の入札を)辞退する考えはない。私は不正はしない」などと答弁していた。

1255チバQ:2010/03/20(土) 14:14:55
http://www.373news.com/modules/pickup/area.php?areaid=11&storyid=22838
阿久根市長「ブログ、メディアに出す」 運動部生徒の大会出場禁止、県立高に撤回求める
(2010 03/20 06:30)
 阿久根市の竹原信一市長が18日、同市の県立鶴翔高校(●松和成校長)に対し、同校が生徒指導を理由に決めた運動部の男子生徒の試合出場禁止を取り消すよう求める際、「変更しないならブログ(日記風サイト)やメディアに出す」などと伝えていたことが19日分かった。竹原市長は同日、取材に応じなかった。
 同校によると、喫煙目的の他の男子生徒と校内のトイレへ数回入り、吸わずに話をしていたなどとして、今月下旬から始まる大会への生徒の出場禁止を18日朝の職員会議で決めた。
 同校には同日午前、竹原市長名で「鶴翔高校校長の問題について(お願い)」と題する文書がファクスで届いた。あて名は「鹿児島県知事伊藤祐一郎殿」で、「校長がひとりの大会出場を禁止した」などと記述。保護者からの苦情として「喫煙生徒を注意しなかった生徒にペナルティーを課すのはおかしい」などと記した上で、大会出場を認めるよう求める内容となっている。
 文書の確認のため、校長が同市教委の長深田悟教育長職務代理者へ電話連絡すると「(出場禁止の)変更はできないか」と求められた。校長は応じられないとし、判断の経緯を説明した。3度目の電話の途中で出た竹原市長は「変更するのか、しないのか」と結論を求め、最後にブログへの記載などを持ち出したという。
 竹原市長は、同校へファクスで送った文書の写しを18日、市役所で報道陣にも手渡した。県秘書課にも同日、ファクスで届いたが、同課によると、送付を伝える電話はなかった。
 ※●は木偏に青

1256名無しさん:2010/03/21(日) 23:55:05
>>1243-1244
(`・ω・´)っ
荒木義行当←※
大住清明落←※
 
荒木義行氏は、07年?補欠だっけかな、衆3区にて自民系候補保守分裂で落選した人物。
衆3区は毎度分裂やってるけど。。
※大住清昭氏は連合の推薦受けてたみたいたが、民自の組織はどちらを支援したんだろうね。

1257名無しさん:2010/03/22(月) 00:08:56
連合が現職支援
どう見ても市職労ですほんとうにありがとうございました

政争の多いところだから、政党は出てきてないだろうな
自民坂本は、松岡系の荒木は推さなかっただろうし
民主後藤は、動ける状況じゃない

1258チバQ:2010/03/22(月) 09:31:26
http://mytown.asahi.com/saga/news.php?k_id=42000001003210002
神埼市長選でも 民主、新顔推薦
2010年03月22日

 民主党県連は21日、臨時の常任幹事会を開き、4月18日に投開票される神埼市長選に立候補表明している新顔で元市職員の狩野(か・のう)常徳氏(35)を推薦することを決めた。自民党が大勝した05年総選挙から09年総選挙の間に民主党県連が推薦して選挙を応援した首長候補は2人だったが、昨夏の政権交代後は武雄市長選に立候補予定の新顔に続いて早くも2人目となる。


 15日に狩野氏から推薦願が出ており、内川修治・県連幹事長(県議)は「政治や行政に対する考え方が我々に近い」と説明した。同市長選では、民主党政権による「ダム見直し」候補になっている城原川ダム(同市脊振町)を巡る対応が争点になりそうで、狩野氏は、ダムに頼らない新たな治水方法を模索する現政権の方針を支持している。


 一方、同市長選に同じく出馬表明している現職の松本茂幸氏(59)は計画通りの建設を訴えている。


 民主党県連として総選挙後2人目の推薦について、川崎稔・県連副代表(参院議員)は「政権交代後は特に、県内に基盤を作っていくことに力を入れている。首長を目指す人たちも与党としての我々に共感しての動きだろう」と話した。

1259チバQ:2010/03/22(月) 16:17:14
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-03-22_4777/
ムード低迷 沖縄市長選 告示まで1カ月
泡瀬事業 3者「推進」
政治 2010年3月22日 09時51分

(6時間25分前に更新)

 4月25日投開票の沖縄市長選は告示まで1カ月を切った。現職の東門美津子(67)、元県歯科医師会長の喜屋武満(62)、市議の江洲真吉(60)の3氏が立候補を表明しているが、選挙ムードは高まりに欠けている。それぞれの選挙態勢や課題を探った。(中部支社・新崎哲史)

 東門氏は、泡瀬沖合埋め立て事業(東部海浜開発事業)の対応をめぐり、支持政党と政策協定締結が難航。「経済的合理性がない場合は推進しない」とした文案でまとまる見通しだが、東門氏は「見直し計画で事業推進」との立場を市議会で表明している。

 東門氏周辺は「合理性なければ止めるのは当然。逆に、新計画の合理性を説明すれば推進可能」と見解を示す一方で、「市民には分かりづらい。選挙戦では意志を明確に伝えなければ」と課題を挙げる。

 社民、共産、社大の各党は既に政策協定締結に向けて基本合意。21日には民主党県連が東門氏と面談。同県連の上里直司政調会長は「環境保全の面で東門氏とズレはあるが、来週にも党内で最終調整したい」と近く結論を出す方針だ。

 一方、喜屋武氏は自民党の推薦を受けたほか、近く公明党の推薦も得られる見込みで、選挙に向けた態勢は整いつつある。

 2月中旬に出馬表明したが、政治経験がないため、基本政策の調査や先の衆院選で分断した保守系の取りまとめにも時間を要した。

 陣営が課題に挙げるのは「知名度アップ」だ。歯科医師経験から「医療、福祉、こども」を重点政策に並べたが、現職が力を入れる分野でもある。加えて「泡瀬事業」は3候補者とも推進の立場。中心市街地活性化などは同市が10年来抱えている課題でもあり、1期4年務めた現職を攻める「争点」づくりを模索している。

 陣営は「政策で差別化を図り、残り一カ月で現職への批判票を取り込みたい」と短期決戦に総力を挙げる姿勢を示している。

 江洲氏は、市内各所でビラ配りやあいさつ回りを徹底し、運動量で他の2氏に先行している。市政与野党それぞれの分裂による政党の取り込みなども見込んでいたが、支持に回る党はなく、中盤以降の運動の広がりが課題となっている。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板