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東北 地方議会・首長,政治・選挙スレ
828
:
チバQ
:2009/10/16(金) 21:10:42
http://www.daily-tohoku.co.jp/kikaku/kikaku2009/09hachinohe_sichou/09hachinohe_sichou_01.htm
09八戸市長選 激突
(上)「若さ」期待に変えるか
(2009/09/12)
「衆院選で自民候補支持を公言した市長は認識が甘い。政権交代した今、責任を取り、市長選に出馬をしないか、市長を辞職するつもりはないのか」
7日午後、八戸市議会一般質問。壇上で市長・小林眞(59)を厳しく追及する三浦博司(31)の姿があった。
その迫力に民主系会派・政風クラブの議員たちは、議場でメモを回した。「三浦で市長選を戦う」。その日の夜、議員たちは田名部事務所に集まり、本人にこう伝えた。
「会派として市長選に推薦したい」。三浦が返した。「先輩たちが支えてくれるなら精いっぱい頑張ります」。資料が残っている1947年以降の市長選で、史上最年少となる候補者が内定した瞬間だった。
■ □ □
三浦擁立に至るまでには紆余(うよ)曲折があった。衆院の解散風が吹き始めた7月、民主内には「市長選は衆院選と連動して戦う」との声があった。だが、まずは青森3区勝利に全力を挙げる―との意見が大勢を占め、人選は封印された。
その背景には、3区で勝てば、すんなり候補者は決まる―との思惑があった。
しかし、367票差で惜敗。県議や市議、地元出身の民間人らが浮上していたが、敗戦のショックが尾を引き、人選は難航した。
長期化も懸念されたが、7日に議場で見せた三浦の迫力。「政治への熱意、若さ、行動力に懸けたい」(会派幹部)。民主は、議員経験2年半足らずの若者に一気に傾いた。
□ □ ■
「八戸を日本一、世界一の街にする」。11日、市内ホテルでの出馬会見。三浦はさわやかな笑顔で決意を語った。「31歳」も多用し、若さを強調した。
しかし、具体的な政策や対立軸については「マニフェストで発表したい」とし、多くを語らなかった。同席した市議は「戦術的なこともある」と理解を求めたが、電撃決定からわずか4日という時間的制約もあり、準備不足は否めなかった。
民主党八戸市支部長の吉田博司は「若さと行動力を前面に押し出していく」と戦略を描く。
一方で「若さだけでなく、政策もしっかりと訴えなければ」との声もある。
三浦は政治活動の一環として議員マニフェストを作成、第三者に評価してもらうなど、政策へのこだわりは人一倍強い。ただ、首長としての手腕は未知数だ。
最大のアピールポイントの「若さ、情熱、行動力」を市民の期待に変えることができるか。短期決戦での挑戦が始まる。
(文中敬称略)
829
:
チバQ
:2009/10/16(金) 21:11:52
たぶん(下)だけど、上って書いてある・・・
http://www.daily-tohoku.co.jp/kikaku/kikaku2009/09hachinohe_sichou/09hachinohe_sichou_02.htm
09八戸市長選 激突
(上)再選シナリオどう完結
(2009/09/13)
「言葉が出ない。本当に1カ月、このこと(衆院選で大島理森が勝利すること)だけを考えていた」
8月31日未明、劇的な勝利に沸く八戸市の大島事務所で、市長・小林眞は顔を紅潮させてマイクを握り締めた。支持者ともみくちゃになりながら握手した。
小林がこれだけ喜んだのは理由がある。2005年の市長選に“無名の新人”として立候補した際、小林を全力で支援したのが、自民党勢力だ。
その頂点にいる大島は最大の恩人であり、今回再選を目指す上でも絶対的な存在。「恩返しはもちろんだが、大島が負ければ自分も…との危機感があったのだろう」。自民関係者が思いを代弁する。
参院議員・田名部匡省が率いる民主勢力と、自民勢力が二分する八戸市政界で、市政トップはこれまでの衆院選で、公に“色釤を出すことは避けてきた。
しかし、小林は公示後の8月21日、記者会見で大島支持を公言。以降、吹っ切れたかのように支援に奔走。相手候補が先行しているとの報道各社の情勢調査も、その動きに拍車を掛けた。
だが、記者会見での発言は、予想通り民主側を刺激した。
■ □ □
「市長が選挙中に特定候補を応援するのは適切か」。7日の市議会一般質問。民主議員の寺地則行から旗色を鮮明にしたことについて追及を受けた。
これに「記者から田名部匡代候補について問われなかったので答えなかった。市の発展には2人(大島、匡代)の力が必要だ」と弁明。論点をすり替える答弁に、民主側は憤りを募らせた。
その後、壇上に立った三浦博司が、さらにトーンを強めた。「責任を取り、市長選に出馬しないか、市長を辞職するつもりはないのか」。民主系会派が三浦を対抗馬に担いだのは、その翌日だった。
□ □ ■
「大変素晴らしい方と受け止めている。私の方を選んでもらえるよう努力したい」。三浦の出馬に、小林は淡々と話した。ただ、その表情は絶対に負けられない―との強い決意がにじんでいた。
自民側にとっても想定外の相手だった。「まさか三浦とは」「若いだけにどんな戦術でくるのか読めない」。県議や市議は、警戒感を強める。
衆院選では大島が勝利し、自民との協力態勢も着々と進む。再選へのシナリオは、ここまで思惑通りだ。その流れを10月25日の投票日まで維持できるか。
前回、1カ月半の戦いで再選を目指した現職を破った小林。市長選直前の衆院選、衆院選直後の対抗馬擁立劇と、4年前の展開と酷似する。
小林周辺は語る。「短期決戦の恐ろしさは、小林自身が一番知っている。油断はみじんもない」
(文中敬称略)
830
:
チバQ
:2009/10/16(金) 21:13:22
http://www.daily-tohoku.co.jp/tiiki_tokuho/hachinohe_shichou/news/news2009/hac091013a.htm
迫る八戸市長選 前哨戦ルポ
(2009/10/13)
任期満了に伴う八戸市長選は、18日の告示まで1週間を切った。再選を目指す現職の小林眞氏(59)=自民、公明推薦=と、市議で新人の三浦博司氏(31)=民主推薦=による一騎打ちが濃厚だ。ともに地区単位の集会を開くなど、水面下で激しい火花を散らしている。両氏の動きと取り巻く情勢を追った。(本文敬称略)
小林眞氏 前進強調 政策淡々と
「過去の実績を語るつもりはない。自分は挑戦者のつもりだ。これからの4年間、何をやっていくのか、それを見てほしい」
11日午後、八戸市の桔梗野生活館。小林眞は市政報告会で声のトーンを強めた。
4年前、「停滞か前進か」をスローガンにして、当時の現職を破った。今回、掲げるのは「市民とともに、さらに前へ」。立ち止まり、過去を振り返るのは“敗北”を意味することを本能的に感じ取っている。
だからこそ、演説では未来に向けた100施策にもわたるマニフェストを時間の許す限り、淡々と訴える。派手さもなければパフォーマンスもない。
しかし、その真剣な表情からは、堅実で着実な市政の前進こそ、市民が何よりも望むことだ―という強い信念がうかがえる。
市長就任後、元総務省職員の経験を生かし、市のさまざまな課題に取り組んできた。陣営は、その手腕を高く評価する。
一方、先の衆院選では民主党が圧勝し、政権交代が実現した。依然、国民の中に「変化」への期待感が残る。民主への追い風。若さと政権与党を前面に出す対抗馬。4年前とはまったく違う環境が、見えない重圧となってのしかかる。
「大変厳しい戦いだ」。各地区の市政報告会で小林が必ず発する言葉だ。全国的に若い首長が次々と誕生し、決して人ごとでないことを認識している。自民のある市議は「衆院選の直前ほどではないが、まだ民主に追い風が吹いていると考えるべきだ。長引く不況も現職にとってマイナスだ」と警戒感を強める。
この日の早朝、小林は市内2カ所の朝市に顔を出した。館鼻岸壁では、民主が推薦する三浦博司と鉢合わせに。小林は相手が求める握手に素直に応じたが、その表情からは絶対に負けられない―という強い決意がにじみ出ていた。
小林の選対幹部は語る。「政治家個人の戦いなら負けるはずがない。最後まで油断せずに戦うだけだ」
三浦博司氏 若さ武器 市民目線で
10日夜、三浦博司が八戸市の鮫公民館で開いたミニ集会。政策の要点をまとめた緑色のスケッチブックを抱え、約50人の住民を前に自身のマニフェストを訴えていた。
「しごと」「子ども」「くらし」―。生活に直結した事業に予算を重点配分するため、「ハコ物行政」と批判する現市政の見直しや、組織改革の必要性に言及した。
決して上手とは言えない文字、流ちょうではない説明。2007年4月、28歳で市議に初当選してから2年半余。経験不足も指摘される。
だが、31歳の若さと行動力、発想力を“武器”に、市民の目線でできるだけ分かりやすく語り掛けた。
「この4年間、本当に市政は前進してきたのか。生活に不安を感じている人が多いのではないか」
さらに「これから国の形は地域主権に変わる。市民が主役の市政を取り戻したい」と力を込めた。
9月11日の出馬表明後、慌ただしく選挙準備に追われている。日中はつじ立ちとあいさつ回りが中心。夜は集会で政策を訴える。
課題はやはり知名度だ。浸透を図るため、民主党の衆院議員・田名部匡代や県議、市議がフォローに回る。
集会で田名部は「江戸から明治に時代が変わったのは、20、30代の若い力が未来を切り開いたからだ」と強調。「新しくなった政治に歩調を合わせる市長こそ望ましい」と政権与党との連動をアピールした。
先の衆院選で八戸市の得票は選挙区、比例区ともに民主が自民を上回った。だが、選対本部長の田名部定男は「衆院選で吹いた風は今のところ感じない」と、市長選がいまひとつ盛り上がりに欠ける現状を懸念する。
前回の市長選や国政選挙で、民主と“二人三脚”で戦った連合が、自主投票を選択するなど組織的な不安要素もある。
陣営幹部は「若さへの期待票と現職への批判票をうまく取り込むことができれば、現職の背中が見えてくる」ともくろむ。
831
:
チバQ
:2009/10/16(金) 21:14:25
http://www.daily-tohoku.co.jp/tiiki_tokuho/hachinohe_shichou/news/news2009/hac091016a.htm
09八戸市長選
「ハコ物」是か非か争点の一つに/八戸市長選
(2009/10/16)
任期満了に伴う18日告示、25日投開票の八戸市長選で、大型建設事業の是非が争点の一つに浮上している。代表的なものとして▽是川縄文館(仮称)▽中心市街地観光交流施設(愛称・はっち)▽HACCP(ハサップ)対応型魚市場▽八戸広域消防本部・八戸消防署▽新一般廃棄物最終処分場―の5施設が挙げられる。現職の小林眞氏(59)は施設の必要性と財政の健全性を強調。新人の三浦博司氏(31)は、着工したものは機能的に見直し、計画段階のものは中止、凍結も含めて見直すとしている。事業の概要や背景を点検した。
■維持管理費も焦点に
既に是川縄文館と、はっちは着工している。是川縄文館の総事業費は約26億円で、2010年度に完成予定。是川遺跡から出土した遺物の展示・収蔵のほか、体験交流の役割も担う。
費用の内訳は、交付税措置される合併特例債22億円、国の補助金と市の一般財源からの持ち出しが、それぞれ2億円となっている。
はっちは総事業費約42億円。そのうち市の持ち出しは約2割で、残り約8割を国のまちづくり交付金と合併特例債で賄う。
09年度内の完成を目指しているが、半年程度遅れる見込み。中心街のにぎわいの創出や文化芸術活動振興、観光振興の拠点との位置付けだ。
両施設について小林氏は「是川から出土した遺品は国内で最も優れたもの。建設も10年越しで実現した。はっちは観光、市民交流の場と新しいコンセプトでやっていく」と意義を強調する。
一方、両施設の具体的な運営方法や維持管理費は、まだ示されていない。毎年、拠出する維持管理費に見合った波及効果が生まれるかは、今のところ未知数だ。
三浦氏は「国の補助金ありきの政策。市民の合意形成がないまま行政が急ぎ過ぎている。ハコ物のツケを払うのは市民だ」と見直しの必要性を主張する。
■ハマ再生の手法
大型建設事業の中で両氏が主張を対立させているのが、ハサップ対応型魚市場だ。
この荷さばき場は、小林氏が旗振り役となって進めてきた市営魚市場機能集約計画の中核施設。このほか3棟を新築・増改築し、高度な衛生管理機能を備えた魚市場に改革する構想だ。
ハサップ施設に関し、小林氏は「これからの水産業は資源管理、衛生管理、グローバル化だ。今まさに日本の先頭に立ってやろうとしている。将来を見据えた八戸の水産業の在り方だと確信している」と主張。
三浦氏は「方向性は賛成だが、順序が真逆。ハサップは見直しが必要だ。関係者の合意形成が得られていない。生産、卸、流通、加工業者が一体となった取り組みを支援していく」と強調する。
■中止は可能?
市民病院近くの田向地区に建設予定の八戸広域消防本部・八戸消防署の新庁舎は、総事業費約28億円で10年度内に完成予定。
市庁前の現庁舎は建設から41年が経過し、老朽化が進む。05年の耐力度調査で、大きな地震が起きた場合、内部機器を含め多大な被害の恐れがある―との診断が出た。
消防本部の幹部は「地震で通信機器が機能しなくなれば、119番通報が受けられなくなる」と話す。
櫛引地区に建設予定の新一般廃棄物最終処分場は、総事業費約55億円。稼働中の天狗沢地区にある最終処分場は、埋め立て容量69万立方メートルに対し、07年度末で52万立方メートルに達している。12年度には満杯になる見通し。
市環境部の幹部は「他の自治体に焼却灰を引き取ってもらう手段もあるが、莫大(ばくだい)な金がかかる」と言う。
14日のデーリー東北新聞社主催の立候補予定者座談会では、ハコ物行政を批判する三浦氏に対し、小林氏が「消防本部は耐震性に問題がある。処分場もいっぱいだ。これを造らないでどうする」と激しく反論する場面があった。
三浦氏は両施設への対応について言及していないが、「すべてのハコ物について、(自身が当選後に設置する)『市政戦略室』で必要性を判断する」としている。
832
:
チバQ
:2009/10/16(金) 21:15:18
http://www.daily-tohoku.co.jp/tiiki_tokuho/hachinohe_shichou/news/news2009/hac091002b.htm
小林氏支援へ市議の会 超党派19人
(2009/10/02)
任期満了に伴う18日告示、25日投開票の八戸市長選で、再選を目指す現職の小林眞氏(59)を支援するため、市議会の超党派の議員で組織する「市政前進の会」が1日、設立された。
同日時点で33議員のうち19議員が参加。構成メンバーの所属会派は自民クラブ(13人)、公明(2人)、社民・市民連合(2人)、無所属の伊藤圓子氏、三浦隆宏氏。
八戸プラザホテルで開かれた設立総会では、世話人の坂本美洋氏が「小林市政を評価し、さらに前進させるボランティアの会だ。連携して市長を支えていきたい」と団結を強調。全会一致で小林氏の支援を決めた。
総会後、小林氏が会場に入り「公務があり時間に限りがある中、皆さまの応援に期待します」と感謝を述べた。
社民党は、党として自主投票を決めたが、同会には社民系会派の2議員が参加。同会派の松橋知氏は「小林市長の政策すべてを支持するわけではないが、一定の評価はしている。今後の期待も込め、政策重視の立場から側面的に支援することにした」と説明した。
833
:
チバQ
:2009/10/16(金) 21:18:37
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/feature/aomori1255445737269_02/news/20091015-OYT8T00074.htm
八戸市の課題 市長選を前に
中心市街地の活性化
前途不明の目玉施設
平日の昼下がり、八戸市の中心市街地にある商業施設「チーノ」のフロアの人通りはまばらだ。経営不振が続いた運営会社は今年の6月、民事再生法の適用を申請。現在、再建を目指すが客足は思うように上向かない。「街に若い人が来ない。人が集まる、もっと魅力のある街にしてほしい」。入居する雑貨店の女性店長(32)は市に注文をつけ、ため息を漏らした。
八戸市が定める中心市街地は、JR本八戸駅を北端とした約108ヘクタールの商業区域。かつては、映画館やデパートに訪れる買い物客らでにぎわった。しかし20年ほど前、駐車場を備えた大型ショッピングセンターが郊外に進出し始めると、客足は遠のいた。八戸商工会議所が調査した日曜日の市街地の歩行者通行量によると、1989年は12万9000人が行き交ったのが、2007年には3万9000人にまで落ち込んだ。ある商業施設の関係者は「若い家族連れは車で広い駐車場のある郊外へと出向く。今、購買層の中心は学生やお年寄り」と現状を嘆く。
ほかの都市と同様、空洞化に歯止めのかからない中心市街地。05年に就任した小林真市長(59)は07年11月、八戸商工会議所や商店主などで構成する「中心市街地活性化協議会」を設立、08年7月には、活性化に向け42事業を柱とする基本計画が国に認定された。
事業の目玉は、デパートなどが並ぶ中心街の目抜き通りに建設する地域観光交流施設「はっち」。今年4月に着工し、来年夏以降のオープンを予定している。土地の取得費などを含めた総事業費は42億円。8割を国のまちづくり交付金と合併特例債でまかない、残り2割を市で負担する。商業的な色合いより、ギャラリーや観光情報コーナーなどを設け、八戸の魅力を発信するのが狙いだ。八戸商店街連盟の橋本精二会長は「市が積極的に動いた初めての事例。街に新しい空気が吹き込む」と期待を込める。
しかし、事業の予算を審議した市議会で、施設の運営方法、維持費などを早期に決めるよう求められたにもかかわらず、具体的な全容はいまだ明らかになっていない。市は現在も、「11月中旬にも施設活用の基本計画書を完成させ、その後、議会に報告する」としている。これに対し、市議会の複数の野党会派は「市長選を前に、具体的な数字を出して批判されるのを避けているのではないか」と批判の声を強め、市長選に出馬予定の新人で市議の三浦博司氏(31)も、機能面など計画の抜本的見直しを公約に掲げる。
また、商業施設が入らないため、街の活性化につながるのか、懐疑的な意見も市民に根強い。八戸大・八戸短大総合研究所の高橋俊行副所長は「市街地は本来、買い物をしに行く場所。商店街が協力して、家族連れが楽しんで買い物ができる環境を作ることは先決」と指摘する。
市民からの公募で命名された「はっち」。八戸の「八」と、「孵化(ふか)」を意味する英語の「hatch」をかけた。果たして、街のにぎわいを生み出せるのか。「はっち」のあり方に市民の注目が集まる。
(2009年10月14日 読売新聞)
834
:
チバQ
:2009/10/16(金) 21:19:17
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/feature/aomori1255445737269_02/news/20091015-OYT8T00078.htm
漁港の荷さばき場整備
設備投資計り知れず
「ハサップ」対応型の荷さばき場になると、手作業での水揚げ光景も一変するが……(12日、八戸港で)=三上津与美撮影 「昔に比べると魚の水揚げはめっきり減った。以前はもっとにぎわっていたのに、競りの活気も今一つだよ」。12日早朝、八戸市の魚市場で水揚げしていた漁師(54)はつぶやいた。
八戸港はイカやサバが主力の国内有数の漁港。1989年のピーク時に81万9423トンの水揚げを記録し、過去に6度、水揚げ日本一となった。しかし、水産資源の減少で近年は右肩下がり。2007年には14万6385トンにまで落ち込み、廃業に追い込まれる漁師も少なくない。
港にある3つの魚市場の老朽化も進んでいる。古いもので築75年。ウミネコのふんが散乱し、「不衛生な市場」とのイメージも浸透してしまった。市は、基幹産業である漁業の衰退を食い止めようと、2006年8月、「八戸漁港検討会議」を設立。魚市場の衛生管理を国内の最高水準に高める「ハサップ」に対応する荷さばき場に整備する検討を始めた。
ハサップ対応型の荷さばき場では、フィッシュポンプを使って船倉の魚を水揚げし、自動選別機で魚種を振り分ける。高度な衛生管理が特徴だ。整備事業の基本計画は08年2月に水産庁に承認され、来年3月の着工が決まっている。総事業費は54億円。国が半分を負担し、残りは市が借り入れて国からの交付金をあてる。
港のイメージが向上し、「ハサップ」のブランドで付加価値が高まるため、販路拡大が期待される。水揚げの機械化で人件費の削減も見込まれる。魚市場で取引する卸業者の男性(40)は、「八戸の魚のイメージが上がり、高く買われて、少しでも収入増につながれば」と整備に期待を寄せる。
しかし、水揚げする漁船、運搬するトラック、加工場などもハサップに対応できる設備を整えなければならず、そのための設備投資は計り知れない。対応可能な漁船は現在、水産庁の事業で昨年4月に建造した巻き網漁船の一隻。超低温凍結装置など最新鋭の衛生管理設備を備えるが、建造費は17億円を要した。男性漁師(45)は「多くの負担に耐えられるだけの余裕は、今はない」と不安を隠せない。
また、水産加工品を「ハサップ」のブランドで売り出すには、加工場の設備投資も必要だ。しかし、対応できる加工場は数か所。加工場の男性従業員(35)は「細々とやるのが精いっぱい。大きな機械を入れるなんて想像もできない」と困惑した。荷さばき場を維持管理する費用をどの程度漁業者らに負担させるかも、まだ決まっていない。
市長選に向け、「中止を含めた見直し」を掲げる新人の三浦博司氏(31)と、八戸港の「水産改革」の必要性を訴える現職の小林真氏(59)。港のあり方が、選挙戦の争点としてクローズアップされている。
ハサップ(HACCP)
「ハザード・アナリシス・クリティカル・コントロール・ポイント」の略で、「危険度分析に基づく重点衛生管理」。これに対応する魚市場では、原料の入荷、製造や加工、流通までの各段階で安全性に関する危険を予測し、極力、人の手を介さないなど、徹底的に衛生管理する。八戸港で建設が予定されている荷さばき場A〜D棟のうち、A棟が対応型になる予定。
(2009年10月15日 読売新聞)
835
:
チバQ
:2009/10/16(金) 21:20:21
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/feature/aomori1255445737269_02/news/20091016-OYT8T00091.htm
雇用対策
産業「下請け体質」弱み
若者が街に定着するかも課題だ(写真と本文は関係ありません) 「周りにも、派遣切りにあったり、会社から自宅待機を命じられた人がたくさんいる。早く仕事に就きたいけれど、なかなか思い通りの仕事がなくて……」
今月7日午後、八戸市沼館の八戸公共職業安定所を職探しに訪れた男性(35)はあきらめ顔でつぶやいた。2か月前、より給料の良い職を求め、勤めていた飲食店を辞めた。調理師としての経験を生かしたいとも考えていた。しかし、求人があるのは単純作業ばかり。思うような職はまだ見つからない。
八戸職安管内の8月の有効求人倍率は0・37倍。県平均の0・31倍をわずかに上回っているものの、他市町村と同様、雇用環境は厳しい。八戸職安には連日、駐車場の空きを待つ車が長蛇の列をつくるほどだ。
八戸市の主産業は水産業と製造業。八戸港には古くからの水産加工場が立ち並び、鉄鋼や製紙などメーカーの工場や下請け企業も多い。しかし、最近は水産業の不振に加え、製造業も世界同時不況のあおりで、メーカー側が生産調整し、設備投資を縮小したため、受注が激減。今年1月には、同市に本社を構える携帯電話用の部品製造大手「アンデス電気」が約194億円の負債を抱えて破綻(はたん)した。市内の倒産件数も2005年から今年9月までで75社に上っている。
こうした状況に、市は国の緊急雇用対策を活用し、総額2億円の交付金による雇用対策を実施。これまでに市の臨時職員など129人(9月25日現在)を雇用した。しかし、抜本的な改善策とはなっていないのが実情だ。
八戸職安の中畑誠所長は、景気に左右されやすい下請けの多い市の産業構造を抜本的に見直すべきだと提言。「下請け体質から脱却し、自前で開発部門を持つ企業の育成や誘致が不可欠」と訴える。
また、八戸工業大や八戸高専など専門性の高い教育機関があるにもかかわらず、その知識を生かせる就職先が少ないことも課題だ。こうした若者の市外流出に歯止めがかからず、はちしん地域経済研究所の関秀夫所長は「産学連携を進め、水産業や製造業以外にも医療や福祉などの産業を新たに育てることも重要だ」と指摘する。
八戸市長選で事実上の一騎打ちとなる見込みの現職の小林真氏(59)、新人の三浦博司氏(31)ともに、政権公約(マニフェスト)の主要テーマに掲げる雇用対策。小林氏は、今後4年間で10社以上の企業を誘致するとし、三浦氏は、中小企業を活性化するための「中小企業総合支援機構(仮称)」の設置などを掲げる。
空洞化する中心市街地、衰退する基幹産業や深刻な雇用不安――。課題の山積する八戸市のかじ取りを決める市長選は18日、告示される。
(おわり)
(この企画は森山雄太が担当しました)
(2009年10月16日 読売新聞)
836
:
チバQ
:2009/10/16(金) 21:20:54
http://www.daily-tohoku.co.jp/kikaku/kikaku2009/select_h_sichou/select_h_sichou_01.htm
選択の視点 八戸市長選
(1)財政硬直化 大型の〝ハコ物〟次々
(2009/09/20)
八戸市の財政が厳しさを増している。米国発の世界同時不況のあおりを受け、企業の業績が悪化。市税収入が減少する一方、生活保護費を含む扶助費の増加に歯止めがかからない。さらに現在、是川縄文館や地域観光交流施設の建設など大型の“ハコ物”整備が進められており、将来、建設費の償還や維持管理費が財政を圧迫するのは必至だ。
歳入の柱となる市税収入は、決算ベースで2005年度、06年度と順調に伸び、07年度は過去最高の329億円に。しかし、昨年9月の世界同時不況で企業の収益が急激に悪化。特に製造業の落ち込みが激しく、08年度は327億円、09年度(当初見込み)は290億円の大幅減となった。
地方交付税も08年度は131億円と、05年度に比べ約30億円減少。地方交付税と市税は反比例する仕組みだが、08年度はともに前年度割れのダブルパンチとなった。
市財政課は「何と言ってもリーマンショックの影響が大きい。今後も地方交付税が従来通り入るか分からない」と危機感を強める。
歳出も厳しい。特に高齢者対策や生活保護などの扶助費は、年間5億円のペースで増加。08年度は179億円に上り、財政の硬直化を進行させている。
ハコ物建設も不安要素だ。今年着工した是川縄文館の総事業費は約26億円、地域観光交流施設は約42億円。さらに新一般廃棄物最終処分場(約55億円)の建設も控える。
財源には国の交付金を活用するため、全額負担ではないが起債分は今後10年、20年をかけて返済していかなければならない。
◇ ◇
税収をいかに確保し、同時に支出を抑えるか。簡単に答えを出すのは難しそうだが、財政安定の鍵を握るのは、地域の内需拡大―との見方がある。
特定非営利活動法人(NPO法人)青森県環境パートナーシップセンターの有谷昭男代表理事は「人口減少で今後、市税収入は減っていく。これまでは『国が何とかしてくれる』と依存型の自治体経営だが、自分たちの地域経済は自分たちで回すという意識改革が必要。行政も内需拡大のメッセージを発信するべきだ」と指摘する。
ハコ物については「文化的なことにお金を使うのは構わない。ただ、運営も含め、しっかりとした戦略を持つことが重要」と話す。
人口減社会の到来で、これから税収が飛躍的に伸びることは考えにくい。そうした状況下で、いかに安定した財政運営に努めるか。地方のリーダーには「選択と集中」の決断力が問われている。
837
:
チバQ
:2009/10/16(金) 21:21:27
http://www.daily-tohoku.co.jp/kikaku/kikaku2009/select_h_sichou/select_h_sichou_02.htm
選択の視点 八戸市長選
(2)地域経済 雇用情勢厳しさ続く
(2009/09/21)
18日夕、八戸市の八戸公共職業安定所では多くの求職者がパソコン端末で求人検索を行っていた。年齢や職種などの項目にチェックを入れ、自分の希望に合う企業を探し出す仕組みだ。情報は日々更新されるため、いち早く就職先を見つけようと、毎日通う人も少なくない。
求職中の男性(48)は「これという特別な資格はないし、年齢で制限を受けてしまう。非常に厳しい。また来ます」とため息交じりに話し、家路についた。
同職安管内の有効求人倍率は全国平均には遠く及ばない。昨年の9、10月は0・63倍と近年では高い水準にあったが、世界同時不況のあおりを受け、今年5月には0・30倍にまで落ち込んだ。
同職安の中畑誠所長は「製造業や水産加工業などは先行きに不安を隠せず、雇用には慎重になっている」と分析する。
◇ ◇
市は雇用の確保や産業の活性化を図るため、企業誘致に力を入れている。市産業政策課によると、小林眞市長が就任した2005年11月以降、11社と立地協定を締結し約700人の雇用を創出した。
同課は「IT関連や自動車関連など、これまで八戸にはなかった企業の進出が増えた。若者の雇用の受け皿となっている」としている。
一方、昨年秋以降の急速な景気悪化で、地元企業の倒産や誘致企業の事業所の撤退、規模縮小などが相次いだ。種差海岸に情報サービス関連企業を集積した貸しオフィスを整備する市の構想も、現段階で実現の見通しが立っていない。
雇用創出と地域経済活性化には、地元企業の育成も欠かせない。1964年の新産業都市指定を機に、八戸には基礎素材型の企業が相次いで進出。北奥羽地域随一の産業都市としての基盤を築いたが、地元企業の多くは大手企業の下請けや構内作業請負で生き残ってきた感は否めない。
◇ ◇
誘致企業との相乗効果を生み出すためにも、地元企業のさらなる技術力の向上と経営革新が求められている。
八戸インテリジェントプラザの阿部孝悦所長は「八戸地域には潜在能力を秘めている企業が多い。大手企業に頼るだけでなく、その能力を開花させるための取り組みが急務だ」と訴える。
八戸大・八戸短大総合研究所の高橋俊行副所長は「八戸にいても仕事はないし、街に魅力を感じないなど、市民には不満が渦巻いている」と指摘。その上で「市民の目線で、地域のビジョンをどう描くかが重要」と強調する。
838
:
チバQ
:2009/10/16(金) 21:22:10
http://www.daily-tohoku.co.jp/kikaku/kikaku2009/select_h_sichou/select_h_sichou_03.htm
選択の視点 八戸市長選
(3)中心街再生 「はっち」どう生かす
(2009/09/22)
八戸市がにぎわい創出に本腰を入れる中心街。4月には中核的事業となる市中心市街地地域観光交流施設(八戸ポータルミュージアム=HPM、愛称・はっち)が同市三日町で着工、街なか再生に向けた取り組みが本格化している。
総事業費は約42億円。財源の約8割を国の「まちづくり交付金」と合併特例債で補うが、多額の税金をつぎ込む事業だけに、施設が中心街活性化の切り札として役割を果たすことができるか、大きな課題となる。
◇ ◇
「『はっち』が何をする場所か、今回の会議でだいぶイメージしていただけたのではないか」
18日、八戸市庁で開かれた市中心市街地地域観光交流施設活用検討委員会で、委員長の奈良岡修一副市長は安堵(あんど)の表情を浮かべながら委員に語りかけた。
08年11月の委員会発足から10カ月後となる7回目の会合で、市側はようやく、5項目を柱とする自主事業の概要を委員に提示。中身は子育て支援や学園祭の開催、ものづくりスタジオの設置、ラジオ放送局と連携した館内での公開生放送など多岐にわたった。
これまでの会合では、委員から「市が施設で何をしたいのか分からない」との意見が相次ぎ、協議は難航していた。それだけに、委員の一人、商店街振興組合三日町三栄会の類家徳昌理事長は「やっと中身が見えてきた感じだ。行政がここまで取り組む以上、何が何でも波及効果を生み出さなくてはならない」と力を込めた。
風張知子市中心市街地活性化推進室長は「確かに時間はかかってしまった」と本音を明かす一方、「42億円という大掛かりな事業なだけに、失敗はできない。はっちで中心街に人を集めることが、私たちの役目だ」と話す。
◇ ◇
はっちが街なか再生の起爆剤として期待される一方、中心街の“地盤沈下”には歯止めがかからない。
民間主導の開発構想は滞り、空き店舗が急増。来街者も減り続けているほか、6月には中心街の主要施設の一つである同市十三日町の複合商業ビル「チーノ」が民事再生法の適用を申請、再建に向けて厳しいかじ取りを迫られている。
「はっちの施設の中身には期待しているが、それだけではどうにもならない」と話すのは八戸商工会議所の佐々木広幸業務部長。「中心街に来ても買う物がないのが現状」とし、「テナントとオーナーの条件を取り持って空き店舗を減らす努力や、テナントの支援制度などを考えるべきだ」と強く訴える。
839
:
チバQ
:2009/10/16(金) 21:23:13
http://www.daily-tohoku.co.jp/kikaku/kikaku2009/select_h_sichou/select_h_sichou_04.htm
選択の視点 八戸市長選
(4)ハマ改革 衛生 まずは意識向上
(2009/09/23)
野鳥が飛び交う、たばこの煙が漂う、ジュースの紙コップが散らばる、魚箱の上に靴で乗る、着用が義務付けられている帽子をかぶらない人が荷さばき場にいる―。八戸市営魚市場内の現状だ。
食の安全性への関心が高まる中、魚市場の衛生管理の高度化は、八戸に限らず全国各漁港が抱える課題だ。市場で働く人々がルールを順守するのは当然だが、八戸の場合、現場を見ると徹底されているとは言い難い。
市場開設者として、入場許可証の発行権限を持つ市の指導力が問われている。
7月21日に開かれた第三者機関・八戸市魚市場運営審議会では、市に監視強化を求める委員の声が相次いだ。これに対し、市は「現在は過渡期の段階。監視強化する前にシステムを変える」との考えを示した。
◇ ◇
「システムを変える」とは、魚市場機能集約構想の柱であるHACCP(ハサップ)型荷さばき施設建設事業を意味する。
国内最高水準の衛生管理機能を備えたハサップ施設を整備し、従事者のマナー向上も含めたハード、ソフト両面の衛生高度化と、販路拡大による魚価アップを図る。
基本設計は既に終了し、現在は実施設計中。国の予算の動向をにらみながら2009年度末着工、10年度末完成を目指す。
しかし、市場関係者の間には「まずは意識改革を始めて正しい使い方を徹底させなければ、どんなに素晴らしい施設を造っても意味がない」と、ソフト面の対策強化を求める意見が根強い。
また、漁業関係者の1人は「市総合計画では『衛生管理意識の向上』が主だった。後から入ってきたハサップ施設を目玉にするのは筋が違う」と、ハード面に傾注する市の姿勢に疑問を投げ掛ける。
◇ ◇
もう一つの狙いである「魚価アップ」についても、懐疑的な声が少なくない。
ハサップ施設への水揚げ対象は、主にサバを想定。サバのような大衆魚については、価格決定権の大半を握る大手量販店が、値下げ圧力を年々強めているためだ。
ある加工業者は「小売価格が上がらなければ、仕入れ値を高くすることは当然できない」と指摘。別の業者は「トラック、加工場も変えなければハサップ対応商品を作れない。現状でも苦しいのに、多額の設備投資費用をかける余裕はない」と言い切る。
最先端の市場で激化する産地間競争に勝ち残りたい市と、厳しい経営状況の中で現実路線を求める民間業者。ハマ改革への思いは一緒だが、足並みをそろえた取り組みがなかなかできずにいる。
840
:
チバQ
:2009/10/16(金) 21:23:29
http://www.daily-tohoku.co.jp/kikaku/kikaku2009/select_h_sichou/select_h_sichou_04.htm
選択の視点 八戸市長選
(4)ハマ改革 衛生 まずは意識向上
(2009/09/23)
野鳥が飛び交う、たばこの煙が漂う、ジュースの紙コップが散らばる、魚箱の上に靴で乗る、着用が義務付けられている帽子をかぶらない人が荷さばき場にいる―。八戸市営魚市場内の現状だ。
食の安全性への関心が高まる中、魚市場の衛生管理の高度化は、八戸に限らず全国各漁港が抱える課題だ。市場で働く人々がルールを順守するのは当然だが、八戸の場合、現場を見ると徹底されているとは言い難い。
市場開設者として、入場許可証の発行権限を持つ市の指導力が問われている。
7月21日に開かれた第三者機関・八戸市魚市場運営審議会では、市に監視強化を求める委員の声が相次いだ。これに対し、市は「現在は過渡期の段階。監視強化する前にシステムを変える」との考えを示した。
◇ ◇
「システムを変える」とは、魚市場機能集約構想の柱であるHACCP(ハサップ)型荷さばき施設建設事業を意味する。
国内最高水準の衛生管理機能を備えたハサップ施設を整備し、従事者のマナー向上も含めたハード、ソフト両面の衛生高度化と、販路拡大による魚価アップを図る。
基本設計は既に終了し、現在は実施設計中。国の予算の動向をにらみながら2009年度末着工、10年度末完成を目指す。
しかし、市場関係者の間には「まずは意識改革を始めて正しい使い方を徹底させなければ、どんなに素晴らしい施設を造っても意味がない」と、ソフト面の対策強化を求める意見が根強い。
また、漁業関係者の1人は「市総合計画では『衛生管理意識の向上』が主だった。後から入ってきたハサップ施設を目玉にするのは筋が違う」と、ハード面に傾注する市の姿勢に疑問を投げ掛ける。
◇ ◇
もう一つの狙いである「魚価アップ」についても、懐疑的な声が少なくない。
ハサップ施設への水揚げ対象は、主にサバを想定。サバのような大衆魚については、価格決定権の大半を握る大手量販店が、値下げ圧力を年々強めているためだ。
ある加工業者は「小売価格が上がらなければ、仕入れ値を高くすることは当然できない」と指摘。別の業者は「トラック、加工場も変えなければハサップ対応商品を作れない。現状でも苦しいのに、多額の設備投資費用をかける余裕はない」と言い切る。
最先端の市場で激化する産地間競争に勝ち残りたい市と、厳しい経営状況の中で現実路線を求める民間業者。ハマ改革への思いは一緒だが、足並みをそろえた取り組みがなかなかできずにいる。
841
:
チバQ
:2009/10/16(金) 21:28:38
http://www.daily-tohoku.co.jp/kikaku/kikaku2009/select_h_sichou/select_h_sichou_05.htm
選択の視点 八戸市長選
(5・完)子育て環境 住民の協力どう得る
(2009/09/24)
先進国の中で最低レベルといわれる日本の出生率。八戸市も例外ではなく、2008年度の合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産む子どもの数の推計値)は1・37。05年度の1・31から緩やかに上昇しつつあるものの、1998年度に比べ、0・18ポイントも低下している。
出生数も減少をたどり、市子ども家庭課のまとめによると、08年度の出生数は1935人。98年度より600人ほど減っており、少子化に歯止めがかからない状態だ。
経済的理由で出産にためらいを感じている女性が増えていることはもちろんだが、子育ての環境に不安を抱いている女性も多い。子育てをサポートする態勢づくりは、少子化対策でも大きなポイントとなる。
◇ ◇
八戸市では、子育て中の家庭支援の一つとして、06年7月に「ファミリー・サポート・センター」を開設。冠婚葬祭や通院などで、子どもを保育できない親のため、事前に登録している会員(提供会員)が一時的に保育を行う制度をスタートさせた。
利用料は平日1時間500円。買い物などのリフレッシュが理由でも利用できることから、市民にも徐々に浸透。「近くに両親がいないので、いざというときに助かる」と歓迎の声も多い。
同センターによると、08年度の利用件数は1165件。だが、制度自体を知らない親も少なくなく、「1週間で数回の利用しかないときもある」(同センター)。加えて親たちのニーズに、より応えるため、提供会員の増員が今後の課題という。
同センターアドバイザーの田中かず子さんは「核家族化が進展する中で、とても意義のある取り組み。制度の周知に全力を挙げたい」と力を込める。
◇ ◇
同市ではこのほか、公民館や民家を活用し、放課後の児童の居場所を確保する「仲良しクラブ」を展開するなど、地域ぐるみでの取り組みが活発だ。
これらを継続していくには、地域住民の理解と協力が欠かせない。同時に、その必要性を地域に働き掛け、しっかりとした態勢づくりをサポートすることが行政の役割ともいえる。
市内で子育てサロンを開設しているNPO八戸子育てメイトサロンネット「みらい」の畑中智子代表理事は「行政の支援は重要だが、それだけでは少子化を止められない」と指摘。その上で「子どもたちを『地域で育てる』という感覚の醸成
が市民全体の中にも
っと必要」と強調する。
(田中秀知、工藤洋平、岩舘貴俊、熊谷勝之、須田山裕太が担当しました)
842
:
チバQ
:2009/10/16(金) 21:48:50
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/10/20091010t41004.htm
公共交通と庁舎課題 横手市長選、あす告示
デマンド交通システムの導入に向け検討を重ねる会のメンバー。「交通弱者」が利用しやすい公共交通の実現を目指す
任期満了に伴う秋田県横手市長選は11日告示、18日投票が行われる。ともに無所属で、再選を目指す現職五十嵐忠悦氏(62)と、新人で元増田町長の千田孝八氏(59)の一騎打ちとなる公算が大きい。市は2005年、8市町村が合併して人口約10万の秋田県第2の都市となった。まちづくりは、基礎整備から次の段階に入るが、市民からは巨大化した自治体の末端までの目配りを求める声が強い。住民の足の確保、分散した庁舎と機能をいかに集約するかなど課題も浮き彫りとなっている。(横手支局・渡辺晋輔)
<市民団体提言へ>
今月1日、市民団体「横手市の新しい公共交通を創(つく)る会」の会合があった。利用者を戸口から戸口まで乗り合いのタクシーや小型バスで送迎するデマンド交通システムの実現を目指している。この日は、利用客を1日約1000人とした計画案を基に協議を重ねた。
地域の路線バスは、合併後に4路線が廃止、既存路線も減便された。市の高齢化率は3割を超える。車を持たない高齢者ら「交通弱者」の移動手段の確保が急務となっており、周辺部から中心部の病院に通うお年寄りの願いは切実だ。
会員の一人は「移動手段のない高齢者は、外出が制限されている現状にあきらめさえ感じている」と指摘。事務局の高橋茂さん(53)は「狙いは、単なる足の確保ではなく、誰もが自由に外出できるようにすること。地域が一体的に合併したことは、公共交通をつくり直す上でプラス。月内にも市に提言する」と意気込む。
市は、秋田県とともに会にオブザーバーとして参加し資料を提供。会の提言をどう政策に反映させるのか、問われている。
<移動で30分無駄>
市は、旧自治体の計10庁舎に本庁機能を分散する「分庁舎方式」を採用している。合併後に地域が受ける急激な変化を緩和するための措置だが、見直しを検討中だ。
100人の委員で構成する「新庁舎を考える市民会議」は今年2月、「(分庁舎は)市の一体的な発展を促す行政機構として機能してきたが、現状では非効率な面が顕著」と指摘。「本庁機能の集約化を図り、行財政改革を進めるべきだ」とした。
部ごとに庁舎が分散し、同じ部でも課が別々の庁舎に分かれている例もある。市幹部は「会議を行う際、移動時間として30分余計にみている。無駄な税金を使っている」と漏らす。
市は3、4カ所に集約化を図り、旧自治体の庁舎には窓口機能などを残す方針だが、市民会議の委員へのアンケートでも半数が「地域に配置される職員数は維持すべきだ」と回答。市民の間に、地域から職員が減ることに強い抵抗感がある。
合併時の旧山内村長、佐藤繁さん(68)は「既に職員は減り、住民サービスは低下しており、住民の声が市政に届かなくなっている。中心部と周辺部の均衡ある発展のため、もっと住民の声を吸い上げて市政に反映させる仕組みが必要だ」と訴える。
2009年10月10日土曜日
843
:
チバQ
:2009/10/16(金) 22:00:05
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1043/20091014_01.htm
村井氏大きくリード 宮城県知事選本社情勢調査
任期満了に伴う宮城県知事選(25日投票)で、河北新報社は10〜13日の4日間、電話による世論調査を実施し、本社取材網の分析を加えて情勢を探った。無所属3人のうち、現職で再選を目指す村井嘉浩氏(49)が大きくリードしている。ともに新人で元国連食糧農業機関(FAO)戦略企画部長の遠藤保雄氏(62)=民主・社民・国民新推薦=は懸命に浸透を図り、宮城県民医連事務局長の天下みゆき氏(53)=共産推薦=は苦戦している。調査時点で有権者の3割が投票する候補を決めていない。投票率の動向も焦点となる。
村井氏は「県民党」を掲げ、トヨタ自動車系の工場誘致の実績を強調。支援を受ける自民党支持層の9割、公明党支持層の8割を固めた。
遠藤氏を推薦する民主党支持層の6割弱に食い込み、社民党支持層も4割強を引き付ける。無党派層は6割強に浸透。各年代の支持があり、職業別では専業主婦、現業職、農林漁業に強い。地域別でも全域で他候補を上回る支持を集める。
遠藤氏は民主党との連携を前面に出した戦いを展開するが、民主党支持層への浸透は3割強にとどまる。推薦を受ける社民党の支持層も4割弱しか引き付けていない。
年代別では60代男性、職業別では管理職から一定の支持を受ける。仙台市の青葉、太白、泉区や気仙沼・本吉、石巻市で2割前後の支持があるが広がりに欠ける。
天下氏は企業誘致を重視した現県政を批判し、医療、福祉など暮らしを優先した県政への転換を訴える。共産党支持層の6割を固めたほか、社民党支持層の1割も取り込む。職業別では農林漁業、学生への浸透を欠いている。太白区で1割超の支持を受けるが、他地域は伸び悩む。
調査時点で「大いに関心がある」「ある程度関心がある」と答えたのは計82.4%。前回知事選(2005年)の同時期調査の67.6%を14.8ポイント上回った。投票率(前回40.35%)の動向が注視される。
[調査の方法] 宮城県内の有権者を対象に10〜13日、コンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかけるRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施した。実際に有権者がいる世帯にかかったのは1738件、うち1000人から回答を得た。
2009年10月14日水曜日
844
:
チバQ
:2009/10/16(金) 22:58:05
しかし・・・自・民対決なのに盛り上がりに欠ける選挙ですね。
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/10/20091016t11030.htm
競う印象3氏3色 宮城県知事選3陣営
3候補の選挙ポスター。イメージカラーやキャッチフレーズに趣向を凝らす
知事選(25日投票)は選挙戦の折り返し点を迎え、激しい舌戦が続く。立候補した元国連食糧農業機関(FAO)戦略企画部長の遠藤保雄候補(62)=民主・社民・国民新推薦=、現職の村井嘉浩候補(49)、県民医連事務局長の天下みゆき候補(53)=共産推薦=の3人は、人柄や主張の浸透を目指し、イメージ戦略に知恵を絞る。3陣営の特徴を比較した。
◎環境の黄緑「交代」連呼 遠藤氏/勝負ピンク「女性」前面 天下氏/清潔な青で「富県」PR 村井氏
●イメージカラー
遠藤氏は黄緑色がベース。「地球環境問題への精通ぶりを表した」という。生粋の宮城県人を強調しようと、陣営は「ずんだ色」とも呼ぶ。
村井氏は2005年の前回と同じ青色。ネクタイや選挙ポスターの背景などに多用し「さわやかさと清潔さ」(陣営)を売り込む。
天下氏は濃いピンクのジャケットが勝負服。選挙ポスターはもちろん、ここ一番の集会には必ず着用する。「色白の顔が映える」と好評だ。
●キャッチフレーズ
県政刷新が公約の遠藤氏は「みやぎを変える。」と直球勝負。遊説では米大統領選や衆院選で定着した「チェンジ」「政権交代」も連呼する。
村井氏は「加速!!富県みやぎ」。セントラル自動車の誘致など富県戦略の実績を強調し「ほかの候補にはできない戦術」(陣営)を展開する。
「いのち・生きる力あふれる宮城に!」と呼び掛けるのは天下氏。病院事務長として医療、福祉の現場に30年も身を置いた経験をアピールする。
●差別化
遠藤氏が重視するのは全面支援を受ける民主党のイメージ。顔がひときわ大きい選挙ポスターは、鳩山由紀夫代表がアップの民主党マニフェストを意識。左右は逆だが「政権交代、みやぎ。」とフレーズもまねた。
村井氏は地球環境に配慮する。陣営の移動車両にはトヨタのハイブリッドカー「プリウス」を採用した。遊説では最後に必ず「詳しいマニフェストはホームページをご覧下さい」と付け加え、政策への自信をみせる。
天下氏は「県政史上初の女性知事候補」を前面に打ち出し、男性候補との違いを鮮明にする。陣営幹部は「天下氏の明るさや優しさ、女性らしさを際立たせ、多くの有権者の共感を呼び込みたい」ともくろんでいる。
2009年10月16日金曜日
845
:
名無しさん
:2009/10/17(土) 00:55:44
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000000910160005
政権交代@福島:新政権への姿勢見えず
2009年10月16日
●知事 県議会、質問集中
政権交代後、初の県議会9月定例会が15日閉会した。会期中の代表、一般質問は、新政権に対する佐藤雄平知事の認識を問う質問が多かった。各常任委員会でも政権交代の影響に関連した質疑が相次いだ。県議からは「今後の変化に対する心構えを確認する議会になった」という声があった。(丹治翔、村上晃一)
「委員会内で県民連合の議員が強気の姿勢だった」。ある自民党県議は、政権交代後の論戦の変化をこう語った。
地方への悪影響を不安視する声が広がるなかで、県民連合からは変化を前向きに受け止める立場の発言が目立った。補正予算の執行停止や公共事業への悪影響などをただした自民党と対照的だった。
代表、一般質問に臨んだ県議12人のうち、半数が佐藤雄平知事に、新政権への認識をただした。自民の柳沼純子氏は高速道路無料化や暫定税率廃止に対する知事の姿勢を質問。「引き続き情報収集に努める」と答えた知事に対し「他の議員も同様の質問をしたが、知事はどれものらりくらり。県のトップとしての姿勢を聞きたかった」と話す。
佐藤知事は元民主党参院議員だが、政権交代後の答弁でも民主色は出さず、両会派に配慮する物言いを続けた。ただ、一連の答弁には「政権交代は県が主体性を持って変われる機会。もっと自分の頭で考えて欲しかったので、残念」(共産の神山悦子氏)との受け止めもあった。
いつまで玉虫色の答弁を続けられるかは不透明だ。予算編成で地方への影響がより具体化する12月、2月定例会では、自民、県民連合の立場の違いがより先鋭化する可能性がある。公明党の甚野源次郎氏は「具体的な国会論戦が始まっていない以上、執行部も『情報収集に努める』という以上に踏み込んだ答弁はできない」とする一方で、「来年度の予算編成を話す12月議会が一つの山場」と話した。
◇
15日閉会した県議会は、経済危機対策など総額約470億円の一般会計補正予算案などの26議案と、「09年度補正予算における地方関連予算の速やかな執行を求める意見書」など七つの意見書を可決するなどして閉会した。
846
:
名無しさん
:2009/10/17(土) 12:35:22
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000000910170002
政権交代@福島:民主 首長選初の独自候補
2009年10月17日
●相馬、市議を擁立へ
12月20日の相馬市長選に同市議の根岸利宗氏(52)が立候補を決め、市役所で16日に記者会見した。無所属で出る予定だが、根岸氏は民主系議員で、党第1区総支部の推薦も決定済みという。民主党にとって、地方政治での支持基盤拡大は課題。政権交代後に県内で初めて、首長選で新たな独自候補を立てることになる。
会見には、党の地元幹部らも同席した。民主党の支持団体の連合の地区組織にも支援を要請している。国政で連立を組む民主以外の政党への推薦要請も考える。根岸氏は「相馬市政を変えたいという私の思いと、(政権交代による)国政の転換とは相通じるものがある」と述べ、市民や生活者の視点にたった市政推進を訴えたいと強調した。
同市長選には、現職で3選をめざす立谷秀清氏(58)も既に立候補を表明。民主党は前回05年の市長選では、立谷氏を自民党と相乗りで推薦し、無投票で当選した。前々回01年の選挙では、当時新顔候補として出た立谷氏と戦った現職候補を推薦していた。
民主党は地方組織の力を高めるため、首長選での相乗りを避け、独自候補を出す方針を示している。一方で、県内では11月の福島市長選のように、自民党との相乗りが早々と決まる首長選もある。相馬市長選は、党の方針を政権交代後、県内で初めて具体化させる動きとなりそうだ。
◎参院選 複数擁立、同調も
民主党の小沢一郎幹事長が来夏の参院選で「複数区に複数候補を擁立する」と発言をしたのを受け、玄葉光一郎同党県連代表は16日、「ケースバイケースだが、(2人擁立を党本部から)求められる可能性は否定できない」との認識を示した。前回07年の参院福島選挙区(改選数2)で民主党は、原則1人の方針で候補者選考を進め、当時新顔の金子恵美参院議員を擁立しただけだった。今回の発言で、改選期となる現職の増子輝彦氏に加え、もう1人新たな候補を擁立する可能性に含みを持たせたことになる。
同日開かれた同党県連常任幹事会で発言した。閉会後の取材で、玄葉代表は「県連としては全くの白紙。党本部から正式にうかがってから対応を考えたい」と話した。
847
:
チバQ
:2009/10/17(土) 16:48:16
http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000000910160002
選択 09年八戸市長選(上)
2009年10月16日
建設が進む地域観光交流施設「はっち」の工事現場。大型施設の完成で中心市街地ににぎわいは戻ってくるか=八戸市三日町
■中身決まらぬ観光施設−「中心街を再生」42億円投入■
八戸市三日町の市中心部。鉄筋コンクリート地上5階建て、延べ床面積6440平方メートルという市内でも大型のビル建設に向け、槌(つち)音が鳴り響く。市が市街地活性化の目玉との期待を込め、今年4月に着工した地域観光交流施設「はっち」だ。
だが、来年の夏以降には完成というのに、いまだに施設の中身が固まっていない。「建物というのはコンセプトがあり、中に収まるものが明確になって初めて規模が決まるのではないのか。本当に必要な施設なのか」。はっちの計画段階からの事情を知るある市民は、こう疑問をぶつける。「同じ建てるなら、美術館の方が市民にとって得策じゃないか」
市ははっちを「人、もの、食」などの情報発信拠点と位置づける。海の幸など八戸ならではの食べ物や特産品を集めることで、多くの観光客が訪れるスポットとなり、市民にとっても芸術活動の発表やものづくりのスペースとして多くの人が集う、そんなにぎわいの場を目指している。
では、どんな設備になるのか、スタジオや展示室はできるのか。そうした詳細部分は明らかになっていない。
市中心市街地活性化推進室の風張知子室長は、観光だけでない多目的施設なので、市民の意見や要望を十分聞く必要があると説明する。さらに完成後にさまざまなイベントや事業ができるような形にする準備に時間がかかっているという。
「街に再び人が戻ってくる大きな呼び水になるはず。市街地の活性化のために市がこれだけの投資をするのは初めて」と強調する。
車社会となり、広い土地が確保できる郊外に駐車場を備えた大規模な商業施設ができるにつれ、中心市街地の集客力が落ち、空洞化する現象は地方都市共通の悩みだ。あれもこれもと市がその中身に頭を悩ますはっちには、さまざまな目的の人を引きつけたいという思いが募る。
小林眞市長(59)は4年前の前回選挙で、マニフェストに「4年間で中心市街地の通行量を2割以上増加させる」と掲げた。そのため、市ははっちに着手する以外にも、道路の電線地中化や歩道拡幅・バリアフリー化、商店街再整備に協力する商店への助成制度の創設、住宅取得者への補助金交付などを進めた。
しかし、マニフェストの目標は未達成に終わった。
市の公共施設の建設について、新顔で市議の三浦博司氏(31)は予算の重点を「ハコモノから人へ」と変えるとするマニフェストを発表。計画の見直しなどを表明したことで、一気に争点に浮上した。
建設中のものでは、はっちの総事業費が土地の取得費用も含めて約42億円。「是川縄文館(仮称)」は総事業費約26億円だ。建設を予定している施設では、八戸港への「ハサップ対応型荷さばき施設整備」(事業費約22億円)がある。
はっちは8割を国の街づくり交付金と合併特例債でまかない、市の負担は2割で済むという。他の施設も国の交付金を活用するため全額市の負担ではないが、起債分は将来の負担となる。
小林氏は今回の市長選で掲げたマニフェストに「重点的に取り組む」施策100項目を挙げ、はっちは中心市街地再生の「起爆剤」と位置づける。
「どの施設も長い準備期間をへて、将来を見通して実施するものばかり」というのが小林氏の言い分だ。多額の金をつぎこんでいるとの指摘に対しては、「行財政改革を進め、起債残高は名目で50億円減らした。財務体質は改善しており、ハコモノ行政との批判は当たらない」と訴える。
◇
県内第2の都市、八戸市の市長選の告示が18日に迫った。不況や地域間格差が重くのしかかるなか、24万人市民にとって、どんなかじ取り役が求められるのか。市が抱える現状や課題を報告する。
848
:
チバQ
:2009/10/17(土) 16:49:07
http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000000910170003
選択 09年八戸市長選(下)
2009年10月17日
今年の元旦、八戸市は新年の祝賀ムードに浸っている間もなかった。八戸圏域水道企業団が飲み水を供給している同市と周辺の6町で起きた、あの大規模な断水事故だ。
3月にまとまった「対応検証委員会報告書」によると、同市坂牛で地中の導水管が破損し、漏水しているのが見つかったのは午前6時ごろ。1時間45分後には、同企業団の関係職員が緊急招集され、同9時20分には第1回災害対策会議も開いた。
応急給水のための関係者への連絡準備も始まった。現場トップである副企業長にも順次、情報が上がってきた。
だが、組織内での復旧作業が粛々と進む一方で、同企業団の企業長を兼ねる八戸市長の小林眞氏(59)には正午前の11時27分まで報告がなかった。7市町の担当者への一報もほぼ同じころ。結果として、住民に断水の状況を伝えるのが大幅に遅れた。
さらに、小林氏を「任期中一番落ち込ませた」のが、その後の市職員の対応の緩さだったという。
市民からの苦情、復旧の見込みや給水の問い合わせが相次ぐなか、「水道は企業団の仕事。任せておけば大丈夫」という思いが先立ち、生活に大きな支障が出ている市民の立場からの視点が欠落。企業団と綿密に連絡を取り、市民に迅速に正確な情報を流したり、企業団側に市民の要望を伝達したりすることが組織的にあまり出来なかった。
これを教訓に、小林氏は防災安全推進室の態勢を強化した。企業団から職員1人を2年間派遣してもらい、企業団との連絡調整や同じような事故の再発防止マニュアル作りなどを任せている。
八戸市の市福祉公民館ホールで11日夜あった公明党八戸支部党員大会。約300人を前に講演した小林氏は、テーマが「八戸地域の将来展望」であるにもかかわらず、意外にもこの事故の釈明から始めた。
「(報告が来たとき)私は正月のあいさつ回りをしている最中で……急いで現場に駆けつけました」。二度とこのような事故は起こさないといって頭を下げる同氏には、市政の至らない点はトップダウンで正すという固い意思が垣間見えた。
実際、4年前に市長に初当選した小林氏の決断で市の組織は大きく変わったとされる。庁内の一部の課で試行的に始まった「グループ制」への移行は、前市長時代には31課にとどまっていたが、小林氏就任後の06年4月には庁内全62課に広がった。
グループ制は、各職員の仕事が縦割りで固定化していた「班」を改め、仕事量に応じて1人の職員が複数の担当をする仕組みだ。人員削減も可能となり、「一人ひとりが機能的に動くようになった」と人事課はいう。
そんな小林氏の政治主導の意識は、8月の総選挙でもうかがえた。八戸市を含む青森3区で当選した自民党公認の大島理森氏への支持を鮮明にするなかで、市民病院へのドクターヘリ導入や企業誘致の成功を「大島氏の支援なしに実現しなかった」と評し、政治家の力が市の施策実現のためにいかに大きいかを強くアピールした。
自治体レベルでは、政党と等距離を保ち、「市民党」「無党派」などと名乗る無所属の首長が多い。支持政党を明らかにする小林氏は異色ともいえる。
しかし、国政は「政治主導、脱官僚」を掲げる民主党を中心とした政権が誕生した。官僚(=自治体職員)が作る政策に政治家が乗っかるのではなく、政党の掲げる政策に官僚(=自治体職員)が従うトップダウンのやり方が、時代の要請となりつつある。
自民と蜜月関係を保ち、公明党の推薦も受けて市長選に出る小林氏に対し、新顔で立候補する前市議の三浦博司氏(31)も民主党色を前面に押し出す。
9月市議会の一般質問では「国政野党を支持する小林市政の危うい継続を望むのか、民主党中心の政権運営に歩調を合わせ、市政発展につなげていくのか」と迫った。
2大政党をバックにした対決ムードが高まるなか、15日に出馬を表明した千葉和男氏(61)は、どの政党の支援も受けずに、2人の間に分け入ろうとしている。
(川上眞)
849
:
チバQ
:2009/10/17(土) 16:56:51
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20091016ddlk02010148000c.html
24万都市のまちづくり:’09年八戸市長選/上 強まる都市部への引力 /青森
◇個性と文化で生き残れ
毎週日曜日の早朝、八戸市の館鼻岸壁で開かれる朝市。約400もの露店がひしめき、地元はもとより、多くの観光客でごった返す。運営者の湊日曜朝市会は「毎日問い合わせがあり、毎週のように取材が入る」と、にぎわいぶりを話す。
東北新幹線は02年12月、県内で初めて八戸に延伸した。観光客は02年の380万人から07年には573万人に増える。「東京から乗り換えなしで3時間。知名度は上がった」と、市の古舘光治観光課長。企業誘致や医師確保の点でも、利便性をアピールした。
だが来年12月には新青森駅が開業し、八戸は発着駅の座から降りる。八戸高専総合科学科の河村信治教授(都市科学)は「交通が発達するほど都市部への引力が働く。生き残るためにまちの個性を生かし、文化を育てないと」。八戸は岐路に立っていると指摘する。
市の対応はどうか。
産業政策課は「仙台にも盛岡にも青森にも近い」をセールスポイントにし、企業誘致を図る。半径300キロ圏内に青森から仙台までが十分入る。千葉憲志課長は「延伸を積極的にとらえ、地道に利点を訴えていく」。
観光課も「高速化イコール広域化。八戸を中核とした地域全体の魅力をPRしていく」と足並みをそろえる。下北半島や岩手県北など、周辺市町村との情報交換、連携が不可欠という。
通過駅の町ではなく、全国展開の要所・拠点として、新幹線を生かしたまちづくり。鍵はダイヤが握る。JR東日本青森支店によると、発表は開業の半年〜3カ月前という。
東京−新青森を最短時間で結ぶため、八戸を通過する列車があることも考えられる。千葉課長は「そうなれば拠点どころではない」。市としてJR側への具体的な働きかけはなく、「これからでは遅いくらい」と心配する関係者もある。
朝市会は「市民に愛され、商いができればいい。それが観光に使えるのなら、どうぞ利用してほしい」と話す。
河村教授は「この規模の都市が個性を生かすには、市民参加が欠かせない。まず自分たちの暮らしを楽しむのは、いいこと。行政は市民をうまく発奮させ、サポートしてほしい。ピンチとチャンスは紙一重です」と注文を付けた。
◇
八戸市長選は18日に告示、25日に投開票される。八戸市が今、どのようなまちづくりを求められているのかを探った。【喜浦遊】
850
:
チバQ
:2009/10/17(土) 16:57:33
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20091017ddlk02010115000c.html
24万都市のまちづくり:’09年八戸市長選/下 中心街にぎわい回復へ /青森
◇「はっち」建設、新たな顔に
八戸市中心街の一角に昨年9月末、オープンした喫茶店「かだる・かふぇ」。「八戸せんべい汁研究所」のメンバーが出資し、せんべい文化の拠点にしようとした。マスコミにも取り上げられて話題を呼んだが、4カ月後に閉店した。
「好きだと言ってくれるお客さんはいた」と研究所の木村聡事務局長は言う。しかし採算は合わなかった。経営方針についての反省もあるが、木村さんは「もう少し中心街に活気があると思っていた。イベントのない週末は平日よりも人がいない。中心市街地で店を保つのは本当に大変」と実感を語る。
市は08年7月、国の「中心市街地活性化基本計画」の認定を受けた。12年3月までの4年9カ月間に休日歩行量の16%増▽居住人口の4%増▽空き店舗率の2・1%減−−を達成することなどを数値目標に掲げている。
しかし、現状は厳しい。日本経済新聞社産業地域研究所の今年3月の調査によると、市の08年度の歩行量増減率は07年度比31・9%減で、調査した66市で最下位だった。市は景気悪化の影響もあるとみるが、木村さんは「実際に店をやってみると納得の数字」と話した。
市が中心街活性化の核に据えるのが、三日町に建設中の「地域観光交流施設・はっち」だ。総事業費は42億円。商業施設というより、市民活動の場、観光情報発信の拠点と位置づけ、年間利用者65万人を目指す。市は施設ができれば休日歩行量は5210人増、施設を軸にした観光促進で宿泊客数1800人増、建設で空き店舗三つを解消など、あらゆる効果を算定している。商店街関係者は「初めて市が中心街に大型の投資をした」と喜ぶ。
一方、木村さんは「個々の店が面白くないと、町中の魅力にはつながらない」と考える。行政には、新しく店を開きたい事業者に家賃の一部を助成するなど、若者が中心街で挑戦するのを後押しする施策を展開してほしいと望む。
八戸高専の河村信治教授(都市科学)は、「はっち」をきっかけに市民のまちづくりへの意識が高まることを期待する。「本当は建設前にもっと、かんかんがくがくの議論があってよかった。市民がおとなしすぎる。はっちに対する賛否両論で意識を高めてもらい、街の『顔』の中心街をしっかり作る機会になれば」と話す。
「市民の1〜2割の意識が変われば、街は変わる」と河村教授。行政の施策を待つのではなく、行政と市民が一緒になってまちづくりに取り組む姿勢が問われている。【喜浦遊】
851
:
片言丸
:2009/10/19(月) 08:28:39
宮城知事選、現職村井氏が安定した戦い 自民県議ら支援
2009年10月18日23時28分
http://www.asahi.com/politics/update/1018/TKY200910180301.html
25日に投開票される宮城県知事選で、朝日新聞社は17、18の両日、県内の有権者に電話調査をし、取材で得た情報とあわせて中盤の情勢を探った。いずれも無所属の3候補のうち、再選を目指す現職の村井嘉浩氏が全県で安定した戦いぶりで、民主、社民、国民新が推薦する遠藤保雄氏と、共産が推薦する天下みゆき氏を引き離している。
投票態度を明らかにした人を分析すると、元自民党県連幹事長でもある村井氏は今回は政党推薦を求めなかったものの、自民県議らの支援を受けて、同党支持層の9割以上をまとめ、無党派層からの支持も厚い。一方、遠藤氏は民主支持層からの支持が2割台しかなく、残りの多くが村井氏に流れている。
http://www.asahi.com/politics/update/1018/TKY200910180301.html
852
:
カレンちゃん
:2009/10/19(月) 15:19:33
ここって私しか知らないのかな?
↓ ↓ ↓
http://magiclien.com/?sk4
知ってる人が居れば情報ください!
853
:
とはずがたり
:2009/10/20(火) 04:39:13
角館と西木なら角館だけど生保内(田沢湖)が西木に流れれば解らない,かな。
県議補選・仙北市選挙区 2氏による争い確定
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20091016i
16日告示された県議会議員仙北市選挙区補欠選挙(欠員1)は、同日午後5時、立候補の受け付けが締め切られ、いずれも無所属の新人で、旧角館町長の太田芳文氏(62)と、旧西木村助役の佐藤雄孝氏(57)の2氏による争いが決まった。投開票は25日。
太田候補は、角館町田町上丁の選挙事務所で約200人の支持者を前に第一声。「仙北市を発展させ、市の抱える問題を一つ一つ解決していきたい。どうか県政の場に立たせてほしい」と訴えた。
佐藤候補は西木町門屋の選挙事務所で支持者約300人を前に第一声。「基幹産業の農業で、より利益を上げられるようにする。若者定住、観光振興を進め、地域の閉塞(へいそく)感を打開したい」と訴えた。
県議会議員仙北市選挙区補欠選挙(欠員1?2、届け出順)
(1)太田 芳文 62 無新 会社役員
(2)佐藤 雄孝 57 無新 農 業
(2009/10/16 23:05 更新)
854
:
名無しさん
:2009/10/20(火) 07:27:17
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000000910190006
現在位置:asahi.com> マイタウン> 福島> 記事
県議会でも過半数を、民主系会派積極姿勢
2009年10月19日
●県議会第二会派の県民連合
県議会第2会派の県民連合の代表者と支持母体の連合福島は19日、福島市内で会合を開き、11年の県議選で自民党の議席を上回り、過半数の議席獲得をめざす方針を確認した。国政は民主党系の政権に交代したが、県議会では自民党が第一党。民主党系の佐藤雄平知事を支える県議会の基盤を強くするため、1人区での県議候補者擁立など積極路線を進める。(丹治翔)
●名実ともに県政与党に
「参院選、統一地方選では何とか勢力を拡大し、名実ともに県政与党になれるよう頑張りたい」。県民連合の渡部譲会長は冒頭、訴えた。
この日集まったのは、県民連合を構成する民主、社民の両県連、民主系無所属議員、連合福島の各代表者。4者は前回知事選の候補者選考を機に協議会を発足。07年の県議選以降目立った動きはなかったが、政権交代を受けて県政での影響力を高めようと活動を再開した。来年の参院選と知事選、再来年の県議選に向け、準備を進める方針だ。
県議会は定数58。現在は県民連合21、自民26の議席を持つ。前回07年県議選直後は県民連合20、自民30だったが、自民党県議の市長選転出などで勢力差は縮まっている。
この議席数を逆転させて過半数を取るため、複数区での議席を増やすとともに、1人区の候補者擁立を積極的に進める。07年県議選は、12あった1人区で自民系が8議席を取り、うち4人は無投票当選。県民連合は6選挙区しか候補者を立てられず、当選は3人にとどまった。
●知事の交代も追い風に
しかし、国政の政権交代だけでなく、知事も佐藤栄佐久知事から民主系の雄平知事に交代した。ある県議は「これまでの1人区は栄佐久知事の存在もあって自民が強かったが、状況は変わった。次の県議選まで時間があるので、準備を進めたい」と意気込む。
この日の協議では、来秋に任期満了を迎える知事選で、現職の雄平知事を引き続き支援することも確認した。連合福島の羽田則男会長は「佐藤雄平県政2期目の実現をめざしてスタートしたい」と述べた。現職知事としてまだ再選の意思を表明していないなかでの発言だが、出席者の一人は「雄平知事は民主党の出身で、これから自分のカラーを出しやすくなる。目立った失政もなく、2期目への期待の表れ」と解説する。
民主党県連は来夏の参院選で候補者を2人出す可能性も示唆している。来秋の知事選、11年の県議選と合わせた三つの選挙で、県内の勢力を拡大させたい考えだ。
855
:
とはずがたり
:2009/10/20(火) 17:13:58
小林氏リード追う三浦氏 市長選本社世論調査(2009/10/20)
http://www.daily-tohoku.co.jp/news/2009/10/20/new0910200901.htm
任期満了に伴う25日投開票の八戸市長選で、デーリー東北新聞社は18、19の両日、電話による世論調査を実施し、これまでの取材を加味して告示直後の情勢を探った。いずれも無所属の3候補のうち、再選を目指す現職小林眞氏(59)=自民、公明推薦=がリードし、前市議の新人三浦博司氏(31)=民主推薦=が追う展開。元市職員の新人千葉和男氏(61)は独自の戦い。調査時点では全体の3割超が投票態度を決めておらず、情勢は流動的な要素をはらんでいる。
小林氏は、推薦を受けた自民、公明支持層のそれぞれ9割近くをまとめたほか、無党派層の約7割に浸透。年齢別では、現職の知名度を生かし、満遍なく支持を集める。
職種別では、管理職や農林漁業、主婦、商工サービス業に浸透。農林水産業の振興や人口減少対策、雇用・経済対策を求める層から高い支持を得る。
出馬表明から1カ月余りの三浦氏は、推薦を受ける民主支持層の約7割に浸透しているものの、3割ほどが小林氏支持に流れており、民主票をまとめきれていない。
年齢別では、20、30代で小林氏と拮抗(きっこう)。職種別では、事務・技術職に浸透し、子育て環境の充実や行財政改革を求める層から支持を得る。
小林、三浦両氏とも自主投票となった共産、社民の支持層の一部に食い込んでいる。
告示直後の時点では全体の3割超が投票する人を決めておらず、各陣営とも選挙戦終盤に向け、激しい集票合戦を繰り広げそうだ。
今回の世論調査による政党支持率は、民主35・9%、自民26・0%で、国政の構図を反映する結果となった。
■調査の方法 八戸市内の有権者を対象にRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施。コンピューターで無作為に電話番号を発生させて電話をかける方法で、電話帳に番号を載せていない人も調査できる。実際に有権者がいる世帯にかかったのは741件。うち541人から回答を得た。
856
:
名無しさん
:2009/10/20(火) 18:55:18
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20091020ddlk07010126000c.html
選挙:県議選 過半数獲得へ協力−−民主など4者協議会 /福島
民主、社民両党の県連と県民連合、連合福島の4者は19日、福島市内で協議会を開き、再来年の県議選で、会派「県民連合」の過半数の議席獲得に向けた協力体制を構築することを申し合わせた。今後定期的に会合を持ち、来年の参院選や知事選の協力も協議を進める。
4者協議会は06年の知事選後に開かれて以来、約3年ぶり。この日は7人が出席し、非公開で行われた。
県議会は現在、民主と社民、無所属県議で作る県民連合が21議席、自民が26議席で、県民連合は第2会派にとどまっている。今後、新たな候補者の発掘を進め、定員が2人以上の選挙区では複数候補を擁立し、自民が議席を占める1人区でも擁立を検討する。
連合福島の影山道幸事務局長は会合後、「具体的な協力内容を詰めていきたい。8月の衆院選で与党となったので、県議会でも第1会派を目指したい」と話した。【関雄輔】
857
:
名無しさん
:2009/10/20(火) 18:59:41
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000000910200005
現在位置:asahi.com> マイタウン> 福島> 記事
政権交代@福島:県議会過半数めざす
2009年10月20日
●民主1人区積極擁立へ
県議会第2会派の県民連合の代表者と支持母体の連合福島は19日、福島市内で会合を開き、11年の県議選で自民党の議席を上回り、過半数の議席獲得をめざす方針を確認した。国政は民主党系の政権に交代したが、県議会では自民党が第一党。民主党系の佐藤雄平知事を支える県議会の基盤を強くするため、1人区での県議候補者擁立など積極路線を進める。(丹治翔)
「参院選、統一地方選では何とか勢力を拡大し、名実ともに県政与党になれるよう頑張りたい」。県民連合の渡部譲会長は冒頭、訴えた。
この日集まったのは、県民連合を構成する民主、社民の両県連、民主系無所属議員、連合福島の各代表者。4者は前回知事選の候補者選考を機に協議会を発足。07年の県議選以降目立った動きはなかったが、政権交代を受けて県政での影響力を高めようと活動を再開した。来年の参院選と知事選、再来年の県議選に向け、準備を進める方針だ。
県議会は定数58。現在は県民連合21、自民26の議席を持つ。前回07年県議選直後は県民連合20、自民30だったが、自民党県議の市長選転出などで勢力差は縮まっている。
この議席数を逆転させて過半数を取るため、複数区での議席を増やすとともに、1人区の候補者擁立を積極的に進める。07年県議選は、12あった1人区で自民系が8議席を取り、うち4人は無投票当選。県民連合は6選挙区しか候補者を立てられず、当選は3人にとどまった。
しかし、国政の政権交代だけでなく、知事も佐藤栄佐久知事から民主系の雄平知事に交代した。ある県議は「これまでの1人区は栄佐久知事の存在もあって自民が強かったが、状況は変わった。次の県議選まで時間があるので、準備を進めたい」と意気込む。
858
:
名無しさん
:2009/10/20(火) 19:22:10
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/news/20091019-OYT8T01297.htm
ホーム>地域>福島
民主県連など4者協、「知事選で協力」
再選出馬なら支援の中核
民主党県連、社民党県連、県議会第2会派「県民連合」、連合福島は19日、福島市で4者協議会を開き、次期知事選での協力体制を確認した。4者協は2006年の知事選では佐藤現知事の支援母体になっており、佐藤知事が再選出馬すれば支援組織の中核となる。任期(来年11月)まで残り1年となった次期知事選での具体的な動きは初めて。
4者協の開催は統一地方選のあった07年以来。この日は民主党県連の中村秀樹幹事長、社民党県連の古川正浩代表、県民連合の渡部譲会長、連合福島の羽田則男会長らが出席し、来年夏の参院選、2011年の統一地方選などで共闘していくことを確認した。4者は今後、不定期に会合を開き、県政での勢力拡大を図る。
4者協は06年の知事選の際に初会合が開かれ、メンバーは佐藤知事の選対本部に名を連ねた。民主、社民両党と無所属の県議が所属する「県民連合」は、県議会で佐藤知事の与党会派となっている。この日の会合では支援候補には踏み込まなかったが、出席者は佐藤知事を支えていくとの認識を共有したという。
知事本人は知事選の出馬について言及していない。
(2009年10月20日 読売新聞)
859
:
名無しさん
:2009/10/22(木) 21:15:32
http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20091022ddlk04010006000c.html
選択:’09知事選 政党組織の厚い支援 告示から2週間、最終盤迎え /宮城
25日に投開票される知事選は最終盤を迎えている。立候補している前国連食糧農業機関(FAO)戦略企画部長の遠藤保雄氏(62)=民主、社民、国民新推薦、現職の村井嘉浩氏(49)、県民主医療機関連合会事務局長の天下みゆき氏(53)=共産推薦=の3人は、政党組織から手厚い支援を受けて選挙戦を展開。「県民党」を掲げ政党色を薄めたかにみえる村井氏陣営は自民党組織に支えられており、新人2人の陣営も推薦政党が衆院選並みに活動する。告示から2週間の各陣営の動きをまとめた。【伊藤絵理子、比嘉洋】
◇衆院議員が脇固めフル回転−−遠藤氏
遠藤氏は、推薦する民主党組織が全面支援。なかでも8月に当選し「知名度も組織力もホット」(陣営幹部)な衆院議員5人がフル回転する。昼夜を分かたず遊説車に同乗し、支持者回りや街頭演説で脇を固める。
個人演説会は衆院議員を中心に、参院議員4人、地元議員らがそれぞれの地盤を生かし主催。20〜30人から300人以上の規模で連日1〜5カ所をこなしている。
国政との連携アピールのため、民主党本部から大臣を含む国会議員約15人も宮城入り。17日の個人演説会では、仙谷由人行政刷新担当相が「国も県も膨大な借金を抱え、全事業を点検する必要がある。遠藤さんはそれが十二分にできる方」と太鼓判を押した。
◇自民党の支援演説会で顕著−−村井氏
村井氏は政党に推薦を要請せず、党派色を薄める選挙活動を展開してきたが、個人演説会では自民党の県議や農政連などの支持団体の支援が顕著だ。多くの会場では首長も弁士として、県政と市町村政の結束をアピール。大河原町では700人超の聴衆を集めた。
陣営によると、実施した演説会は19回。いずれも仙台市を除く郡部で行った。新人として出馬した05年知事選は約30回だったが、現職として知名度を得た今回は数を減らし、無党派層の多い仙台で「なるべく街頭に立つ」戦略に出ている。
20日夜は角田市で実施。村井氏は企業誘致で地域経済を活性化する「富県戦略」について約30分熱弁を振るい、聴衆545人全員と握手を交わした。
◇新たな票掘り起こしに懸命−−天下氏
天下陣営は共産党の地元議員や県民医連、労働組合が中心となって着実な選挙戦を繰り広げる。坂総合病院(塩釜市)など医療や福祉の現場で約30年働いた経歴を基に、医療関係者や患者、高齢者らに幅広い支持を呼びかけ、共産党の支持層を上回る新たな票の掘り起こしに懸命だ。
個人演説会は21日までに23カ所で実施。聴衆が30〜80人ほどの小規模集会を重ねることで、意見を交わしやすい雰囲気を保ってきた。陣営側は、天下氏の明快な弁舌を前面に出すため「可能な限り個人演説会と街頭演説を行いたい」としており、本人が話す時間は1カ所当たり約10分と短め。天下氏の退席後は、議員や医師らがマイクを引き継ぎ社会保障の拡充を訴えている。
860
:
チバQ
:2009/10/23(金) 18:58:08
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1043/20091014_03.htm
県政の難題 09知事選(1)財政再建/抜本改革の断行急務
07年に有料化された県庁前の来庁者駐車場。苦心の増収策を図っているが、財政健全化への道のりは遠い
宮城県知事選(25日投票)は中盤戦に入り、3候補が支持拡大に奔走している。次期県政トップは景気低迷や少子高齢化に向き合いながら、山積みの政策課題に取り組み、県民の暮らしを守る使命を帯びる。県政が直面する六つの難題を探るとともに、各候補に解決の方策を聞いた。
(県政取材班)=6回続き
●「骨格も組めず」
民主党政権が打ち出した2010年度予算の見直しに、県の担当者が神経をとがらせている。
自民党政権下の予算編成方針を大幅に変更し、新たな概算要求がまとまるのは15日。例年に比べ1カ月半も日程が押し、都道府県の予算指針となる地方財政計画の試算も、まだ示されていない。
「11年度にも財政再生団体に転落する可能性がある」。県が3月、中期(09〜13年度)財政見通しで示したシナリオだ。
5カ年に見込まれる財源不足総額は楽観的に見積もっても867億円。自治体財政健全化法に基づく転落ラインとなる累計不足額は234億円で、2年後には一線を超える。
10年度の予算編成は危機回避への正念場となる。佐野好昭財政課長は「情報収集に当たっているが、いまだに骨格すら組めない状態だ」と話し、困惑を隠さない。
●人件費もカット
県の財政難が表面化したのは1999年。浅野史郎前知事の「財政危機宣言」から10年もの間、ひたすら立て直しを図ってきた。06年には新・財政再建推進プログラムを策定。歳出抑制に加え、さまざまな歳入確保策を模索してきた。
06年に青葉山県有地(仙台市青葉区)、07年に旧勾当台会館(同)を計40億円で売却。07年に有料化した県庁来庁者駐車場は2年間で1億4000万円の増収となった。県営宮城球場を皮切りに県民会館、総合体育館などに拡大したネーミングライツ(命名権)の売却収入は年間約1億4000万円にまで増えた。
この4年で、人件費抑制などで埋めた財源不足額は約2860億円に上る。08年度普通会計の決算は実質収支で51億円の黒字を確保。財政構造の柔軟性を示す経常収支比率は94.0%で、過去最悪の07年度(96.5%)からやや改善した。
●社保費など増加
成果は上げたが、苦心のやりくりは少子高齢化に伴う社会保障費の急増と景気後退による税収減に吹き飛ばされた形だ。依然として健全化への出口は見えない。
03年度に300億円あった財政調整などの基金は枯渇し、切り売りする大型資産は尽きた。赤字県債などの地方債残高は1兆4000億円を超え過去最高を更新し続ける。
昨年度は福祉や産業、環境など160事業を休廃止する方針を示し、補助金や負担金など約4億円を削減。県民サービスにも切り込んだ。
「国がゴーサインを出したのに県が負担分を賄えず、あきらめざるを得ない事業もある」と言うのは県町村会長の佐々木功悦美里町長。市町村には「人件費削減や組織再編など倒産企業並みの覚悟で抜本改革を」(仙台圏の首長)などと、県に対する不満もくすぶる。
県は本年度中に新たな再建プログラムを策定する方針だが、「秘策はない」(財政課)。もはや対症療法からの転換は避けられそうにない。
◎各候補の訴え
<遠藤氏>
宮城戦略企画局を置き、無駄の排除など徹底した行政改革を行う。知事として退職金を返上し給与を5割カットする。
<村井氏>
命名権による増収策、人件費抑制などを進めてきた。あらゆる歳入確保、歳出削減を総動員し、新たな方策を模索する。
<天下氏>
大型開発の無駄と大企業へのばらまきを見直し、削減された地方交付税などの復元と拡充を新政権に対して要請する。
2009年10月14日水曜日
861
:
チバQ
:2009/10/23(金) 18:58:34
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1043/20091015_01.htm
県政の難題 09知事選(2)学力向上/少人数学級拡大なるか
県の少人数学級化事業の対象となり、1学級19人で授業を受ける児童。一人一人に教員の目が届きやすい=亘理町荒浜小
●厳しい試験結果
「結果に驚いている。危機感を持って取り組みたい」。全国学力テストの結果が公表された8月、県教委の竹田幸正義務教育課長は、厳しい表情で成績を発表した。
学力テストが始まった2007年、2回目の08年に続き、小学6年の国語、算数の正答率は全国平均を下回った。漢字の読み書きなど基礎知識を問う国語Aは全都道府県の中で3番目に悪かった。
県教委は現在、八つの学力向上策に取り組む。柱は公立の小学1、2年と中学1年で35人学級を実現する事業だ。
国が定める小中学校の学級編成基準は40人だが、県の裁量で40人未満とすることができる。事業は04年に始まり、125小学校、85中学校で導入した。本年度は13億3000万円を予算化している。
●生活面でも効果
対象校の一つ、亘理町荒浜小は1年生37人、2年生36人をそれぞれ2学級に分けている。大沼吉朗校長は導入効果について、「学習のつまずきだけでなく、生活面の変化を見つけやすい。授業にまとまりも落ち着きも生まれる」と説明する。
3年生からは40人が基準で、現在の1、2年生は3年生に進級すると1学級となり、クラスメートは一気に倍増する。
県小学校長会と中学校長会は8月、35人学級の対象学年拡大を県教委に求めた。小学校長会長の青木司一古川一小校長は「教員が多忙になる中で、児童生徒と向き合う時間の確保は、何事にも代え難い」と強調する。
●予算確保が課題
ただ、こうした要望は長年、棚上げされてきた。少人数学級は人件費増と表裏一体のためだ。県教委の試算では、35人学級を全学年に広げると、教員500人の増員が必要となる。正規採用で35億円、常勤講師でも22億円の工面に迫られる。
小林伸一教育長は「35人学級の教育的効果は十分認識しているが、予算編成のテーブルに乗せられないほど、県の財政事情は厳しい」と理解を求める。
財政難に直面しながらも隣県は一歩先を行く。福島は05年度、30人学級を小学1年〜中学3年でスタートさせた。本年度の予算額は62億5000万円に上る。
山形は04年度、33人学級を小学1年〜中学1年で始めた。本年度予算は6億4000万円。11年度までに中学3年まで広げる。
宮城県PTA連合会の高橋定光会長は「先行事例があるのだから、宮城でもできるはずだ。将来を支える子どもたちのために、優先的に取り組んでほしい」と保護者の思いを代弁した。
◎各候補の訴え
<遠藤氏>
教育効果が顕著な少人数学級の導入は、東北6県で宮城が一番遅れているので、計画的に拡大する。
<村井氏>
学力向上は今後も重点的に取り組む。キャリア教育や健康教育、障害のある子どもたちの環境整備にも努める。
<天下氏>
一人一人の可能性を伸ばす30人学級を小中学校、高校に導入し、教職員の増員と教育条件の改善を進める。
2009年10月15日木曜日
862
:
チバQ
:2009/10/23(金) 18:59:03
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1043/20091016_02.htm
県政の難題 09知事選(3)地震対策/市町村対応に温度差
住民に耐震診断を説明する市職員とボランティアスタッフ。防災意識の向上へ県の役割は大きい=東松島市
●制度を知らない
「宮城県沖地震が今後30年のうちにほぼ必ず来ると言うので心配。いくらかでも、自宅を持たせたいと思って耐震診断を決めた」
木造住宅の耐震診断ローラー作戦で4日朝、東松島市職員の訪問を受けた同市赤井の主婦平塚麗子さん(63)は、すぐに診断を申し込んだ。
自宅は1977年築。翌年、宮城県沖地震に遭い壁にひびが入った。2003年の宮城県連続地震では屋根瓦が落ち、トタンにふき直した。
耐震診断には計14万4000円かかるが、国と県、市町村から補助が出て、自己負担は8000円で済む。平塚さんはローラー作戦で補助制度を知った。
「一般の市民は仕組みや制度を知らない。小まめに教えてもらいたい」と平塚さん。手厚い支援があっても、住民が申請しなければ補助は受けられない。
●診断件数が減少
県内の住宅の耐震化率は74%(03年現在)。年々上昇傾向にあり、09年度は80%程度に達すると見込む。
一方、年間約1000件以上で推移してきた耐震診断の申込件数は鈍化し始めている。09年8月末時点で前年度を4割も下回り、このままでは700件を割り込む可能性もある。
耐震診断は制度開始から7年目で、08年度は岩手・宮城内陸地震の影響で申込件数が一時的に伸びた。県は「防災に関心の高い人の申し込みが一巡し、件数が下がってきたのでないか」とみる。
防災意識の一層の浸透が急務で、県が呼び掛けた県内一斉のローラー作戦は今回初めて行われた。実施は市町村の自主性に任せられる。
●計画の検証急務
市町村の姿勢には温度差があり、住宅の耐震化率は30〜83%と開きがある。公立小中学校施設の耐震化率は県平均で90%だが、50〜60%台にとどまる市町もある。自主防災組織のとらえ方も市町村によってバラバラだ。
県内は頻繁に地震に襲われてきた。防災拠点となる公共施設の耐震化率が全国4位となるなど、他県に比べ防災意識は高いが、市町村に任せっきりにしているだけでは防災対策は進まない。
東北大大学院文学研究科の吉原直樹教授(コミュニティー論)は「市町村はそれぞれ防災意識が違う。県は現状を把握し、打ち出した計画が市町村の防災事業にどう役立っているのか、検証するべきだ」と指摘。防災計画や被害想定を実効性のあるものにするため、県がイニシアチブを発揮する必要性を強調する。
◎各候補の訴え
<遠藤氏>
建築物の耐震化、特に20万戸に上る未耐震木造住宅の耐震診断、改修助成を拡大、ソフト面では避難弱者対策を急ぐ。
<村井氏>
県民の安心・安全の確保を期すため、防災・危機対策に立ち向かう意識の高揚、防災・危機管理体制の向上を推進する。
<天下氏>
地震による人命の損失を防ぐため、無料の住宅耐震診断と耐震改修補助の制度をつくり、住宅の耐震化を加速する。
2009年10月16日金曜
863
:
チバQ
:2009/10/23(金) 18:59:22
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1043/20091017_02.htm
県政の難題 09知事選(4)雇用創出/企業誘致 実感乏しく
新規高卒者の就職面接会。企業側の採用人数は、来場した高校3年生の半分にも満たない=石巻市の石巻文化センター
●面接待ち長い列
石巻市の石巻文化センターで15日あった新規高卒者の就職面接会。ホールには企業の人事担当者との面接を待つ長い行列ができ、入り口ロビーにも生徒があふれた。
参加した高校3年生は石巻地域を中心に県北一円21校の約230人。昨秋に比べ3割増えた。一方、35社だった参加企業は18社に半減した。
主催した石巻公共職業安定所は「20社を切ったのは記憶にない。企業訪問を繰り返したが、採用意欲の冷え込みは厳しい」と説明する。
巣立ちの春を半年後に控え、高校側の焦りも深刻だ。
「ことしは届く求人票もわずか。受験機会すら与えてもらえない」と話すのは女川高の木村光晴進路指導部長。河南高の西塚久良進路指導部長は「電気関係など製造業の求人はほとんどない。仙台圏に進む企業誘致の効果はまだ実感できない」と指摘する。
東北自動車道白石インターチェンジ南側に広がる約10ヘクタールの荒れ地。白石市が2011年の完成を目指す「深谷工業団地」の予定地だ。用地取得を終え年内には造成に入る見通しだが、前途には暗雲が立ち込める。
●昨秋に状況一変
工業団地整備が持ち上がったのは08年春。10億円規模の独自投資へ背中を押したのは、トヨタ自動車グループのセントラル自動車(神奈川県相模原市)など、製造業を中心に相次ぐ県内への企業進出ラッシュだった。
同市は05年に人口が3万台に落ち込み、「4万人都市復活大作戦」を掲げる。定住人口の増加に向けた雇用創出へ、もくろみが動きだした昨秋、状況は一変した。
3、4社あった企業からの問い合わせは、リーマン・ショックに端を発した世界不況でぱたりとやんだ。
「市内には当時、未分譲の工場用地が1ヘクタールしかなかった。急いで企業の受け皿を用意しなければならないという焦りがあった」と太斎義勝副市長。今は「本格的な景気回復はいつになるのか」と別の焦りに気をもむ。
●求人は最低水準
県内の8月の有効求人倍率(パートを含む季節調整値)は0.37倍で1963年の調査開始以来、最低水準に並んだ。管内別では大河原(0.15倍)、古川、築館、迫(0.29倍)などの低迷ぶりが著しい。
七十七銀行は9月、工場建設が進むセントラル自動車、パナソニックEVエナジー(静岡県湖西市)の進出について、本格稼働に伴う経済効果は年間3088億円に達するとの試算をまとめた。
雇用危機の脱却に向けて企業誘致は唯一の明るい材料だが、「期待値」頼みの危うさは消えない。好機を「足元の豊かさ」に導く県政の推進力がいよいよ試される。
◎各候補の訴え
<遠藤氏>
1次産業の振興に加え、「宮城版グリーンニューディール」による環境分野の産業を育成。職業訓練制度の充実も図る。
<村井氏>
企業誘致の加速で1万人以上の雇用を創出する。国と連動した離職者支援や就業機会づくりなどを継続的に実行する。
<天下氏>
地元産業への融資制度を独自につくり、農林漁業の後継者育成を支援する。輸出大企業を中心にした県政を転換する。
2009年10月17日土曜日
864
:
チバQ
:2009/10/23(金) 18:59:44
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1043/20091018_01.htm
県政の難題 09知事選(5)農業再生/国頼らず独自施策を
農業経営は厳しさを増し、後継者不足が深刻だ。農業者の視点に立った県の施策展開が求められる=富谷町
●「経費で終わり」
「もう若い衆は田んぼをやっていない。ここら辺の農家は70代がほとんどだ」
富谷町の北端、志戸田地区。隣の大和町と接する国道4号沿いの水田で、林業と農業を兼ねる高橋勇一さん(77)が稲刈り作業の手を休めて話す。
一人息子は勤め人。たまに農作業を手伝うが、田んぼを継いでくれるかどうかは分からない。「農業だけではやっていけない。経費で終わりだ」。米価下落や資材価格の高騰が農家を圧迫し、後継者不足につながる。
●下降続く産出額
県農業振興課によると、2008年度の新規就農者は80人。離農者の統計はないが、地域農業を支える認定農業者の人数を維持するだけでも年間185人の就農が必要になる計算だ。農村は急速にしぼんでいる。
これに加え、生産調整による耕地面積縮小などを背景に、県内の農業産出額も下降線をたどる。07年度は1830億円で、00年度に比べ400億円減った。
農業産出額の減少を食い止めて農村を再生する打開策として、東北大大学院農学研究科長の工藤昭彦教授はコミュニティービジネスを挙げる。
農業分野は国の施策が大きな柱だが、工藤教授は「県が進めるべきはハードでなくソフトの部分」と指摘。農業振興と村づくりを一体的に進める役割を県に求める。
農産物直売所、農家レストランなどのコミュニティービジネスは、農家の所得向上や高齢者の生きがいづくりにつなげられるという。
ただこうしたビジネスは十分浸透していないのが実情だ。
全国に1万カ所以上あるとされる農産物直売所。県内は255カ所にとどまる。県別データはないが、県農産園芸環境課は「多い方ではない」と言う。年間数億円を売り上げる大規模店から農家の主婦が小人数で経営する店まで形態は多種多様だ。
●疑念生む縦割り
県は細やかな支援を展開できるか。各課は講座開催や相談受け付けなどを続けてきたが、使い勝手のいいワンストップサービスからは程遠い。
県庁の窓口はアグリビジネスが農産園芸環境課、農産物直売ビジネスが農林水産経営支援課、農家レストランは農村振興課など、農水省の組織や補助制度に応じて複数のセクションにまたがる。
縦割り行政は施策の広がりを邪魔し、「県は国の制度や補助金だけを見て仕事をしているのではないか」(農協関係者)との疑念を生む。
財政難の県は国の制度を頼りがちだが、「補助金に振り回されてはいけない」と工藤教授。農業振興や農村再生という原点に返った施策展開を求めている。
◎各候補の訴え
<遠藤氏>
農林水産物の生産、加工、流通が連携し宮城ブランドを確立。戸別所得補償で農家経営を維持し環境保全型農業を推進。
<村井氏>
「食材王国みやぎ」の総合的な展開、県内食料の供給力強化と県産食材の消費拡大を進める。次代を担う人材を育成。
<天下氏>
新政権の戸別所得補償を活用するとともに、コメ、青果、畜産物などの価格支援策、新規就農支援制度をつくる。
2009年10月18日日曜
865
:
チバQ
:2009/10/23(金) 19:00:06
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1043/20091019_05.htm
県政の難題 09知事選(6完)待機解消/立ち遅れる特養増床
昼食を取る特養の入所者。食事、入浴、排せつなどの介護や日常の世話が24時間受けられるため、入所待機者が絶えない=美里町、いなほの里
●申請4年で入所
在宅介護が困難なお年寄りが暮らす特別養護老人ホーム(特養)。柴田町の石井スエさん(83)は4月、4年前に申し込んだ町内の特養に、市町村による要介護認定レベルが最も重い「要介護5」の夫(82)を入所させることができた。
夫が認知症になったのは10年前。以来、スエさんは持病を抱えながら、介護してきた。
夫は2005年、リハビリを目的とする老人保健施設(老健)の利用を始めた。介護の負担は軽減したが、家計の負担は増した。
スエさんは「自分の体調も心配で…。待っている間は、不安だらけだった」と打ち明ける。
●本年度40床だけ
県の調査によると、県内の特養の定員は6800人。ほとんどの施設が満床で1万800人が入所を待つ。そのうち、要介護5は2000人に達する。
特養は24時間ケアが受けられるほか、ほかの施設に比べ費用が割安だ。入所期限がなく、ついのすみかにもなる。要介護3以上のお年寄りの増加も需要を押し上げる。
そんな状況の中、県の施設整備は予定通りに進んでいない。06〜08年度の3年間で850床を増やす計画だったが、実際は673床にとどまっているのだ。
県は待機者解消を目指し、11年度までに1700床の拡充を目標に掲げる。1床当たり最大315万円を助成。整備を加速させるため、助成対象を個室だけでなく2〜4人が相部屋で暮らす「多床室」にも広げた。
それでも09年度の増床見込みは2施設の40床だけ。多床室も、手を挙げたのは1施設のみで出足は鈍い。県長寿社会政策課は「10年度は整備に前向きな施設が多く悲観はしていない」と話す。
●負担増える懸念
県内の特養は50床前後が大半を占める。県老人福祉施設協議会の西沢優李子会長は「小さい施設ほど収支が成り立ちにくい。設備投資に二の足を踏んでしまう」と指摘する。離職率が高い介護職の人材難も一因という。
介護保険受給者一人当たりの介護施設の介護費は在宅系サービスの2.5倍になる。一部自治体には「施設への依存度が高まると、介護費が増えて介護保険料に跳ね返る」(名取市介護長寿課)との見方もある。被保険者の負担増の懸念があるため整備には慎重だ。
利用者と介護サービス事業者の実情に詳しい県ケアマネジャー協会の小湊純一事務局長は「県は特養を待つお年寄りの実態を詳しく調査した上で、ほかの施設やサービスとのバランスを図りながら待機者を減らす工夫をしてほしい」と話す。
◎各候補の訴え
<遠藤氏>
特養の整備率が低いので、県単独の建設費補助を大幅に増やし、介護施設待機者ゼロ作戦を強力に展開する。
<村井氏>
第4期介護保険事業支援計画に基づき、特養などの整備を進めるとともに、計画の前倒しも推進していく。
<天下氏>
現在の介護施設整備計画を大幅に引き上げ、要介護3以上の待機者の解消のため、特養2000床の整備を4年で行う。
2009年10月19日月曜日
866
:
チバQ
:2009/10/23(金) 19:00:26
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1043/20091018_02.htm
激突の断面 宮城知事選(上)両面作戦/「県民党」自民が援護
個人演説会で約800人の聴衆一人一人と握手を交わす村井氏。知名度と自民党の組織力がかみ合う=13日、宮城県大河原町
任期満了に伴う宮城県知事選は25日の投票まで1週間となった。3候補の争いは再選を目指す現職の村井嘉浩(49)がリードし、元国連食糧農業機関(FAO)戦略企画部長の遠藤保雄(62)=民主・社民・国民新推薦=、宮城県民医連事務局長の天下みゆき(53)=共産推薦=が懸命に浸透を図っている。自民党系の現職が強みを発揮し、政権党の民主党は苦闘を強いられている。戦いの断面を追った。(宮城県政取材班)
<県議が演説会>
政権交代で消沈していた自民党が表舞台に出始めた。
「衆院選では村井知事に迷惑を掛けた。厳しい戦いと分かりながら応援してくれた。自民党は知事に恩がある」
14日夜、大崎市岩出山で自民党県議が開いた村井の個人演説会。衆院議員で党県連会長の小野寺五典が約150人を前に熱弁を振るった。
「当選した暁には、ここにいる市議、県議の皆さんの選挙を一生懸命応援させてもらう」と村井。政党に推薦を求めない「県民党」を掲げながらも、自民党シンパであることを隠さない。
序盤から安定した戦いを展開し、河北新報社の世論調査では大きくリードしている情勢が明らかになった。陣営は緩みを警戒し、運動量はむしろ増している。
13日夜に大河原町であった演説会は800人、14日夜の加美町は480人、15日夜の登米市は380人…。会場の入りはいずれも、陣営の見込みを上回った。主催は自民党県議たち。村井は聴衆との握手を欠かさない。
<マイク握らず>
郡部の組織戦とは対照的に、仙台市では知名度を生かした空中戦を繰り広げる。
17日正午。村井は仙台市宮城野区のクリネックススタジアム宮城の入り口に立った。プロ野球パ・リーグのクライマックスシリーズの観戦に詰め掛ける人波に、村井は「わたしの分も応援してください」と呼び掛け、握手を繰り返した。
街頭演説で県議らはマイクを握らず、個人演説会も開かない。徹底して本人の顔と名前を露出させて、あらゆる支持層への浸透を目指す。
村井の脳裏には、1997年の知事選で脱政党を打ち出し、自民党候補を撃破した前知事浅野史郎の選挙スタイルがあるはずだ。
このとき村井は自民党県議。「浅野が50人と握手すれば、口コミで500人、1000人と支持が広がった」と振り返る。その記憶が今回の戦略には色濃くにじむ。
「政権党を前面に閣僚らが応援に入り、現職を批判する。民主党は今、浅野に負けたときの自民党に似ている」。自民党県連のベテラン幹部は、遠藤を支援する民主党の姿勢を皮肉る。
村井が街頭に立つ陰で、元衆院議員の秘書や県議たちが選対幹部や村井の妻とともに、企業や業界団体を回る。
村井が仕掛けた無党派戦略と自民党が展開する組織戦。相反する二つの作戦が、村井を接点にかみ合い始めた。(敬称略)
2009年10月18日日曜日
867
:
チバQ
:2009/10/23(金) 19:00:59
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1043/20091019_04.htm
激突の断面 宮城知事選(下)政党攻防/総力戦立て直し図る
繁華街で有権者に手を振り、支持を訴える遠藤氏。背後に知名度アップを狙った「本人」ののぼり旗がはためく=17日、仙台市青葉区
<一体感を演出>
政権交代の余勢を駆る戦略シナリオは大幅に狂っていた。
15日朝、気仙沼市魚市場。民主党が擁立した元国連食糧農業機関(FAO)戦略企画部長の遠藤保雄(62)=民主・社民・国民新推薦=は、「県民党」を掲げる現職の村井嘉浩(49)と偶然、鉢合わせした。
「お手柔らかに頼みます」と村井。遠藤は苦笑いして大きくかぶりを振り、「こんなに離されてますよ」と左手を高く上げ、下ろした右手との間で村井につけられた差を表現してみせた。
民主党は鳩山政権との連携を前面に打ち出し、「無名の新人が現職と互角に戦う筋書き」(宮城県連幹部)を描いた。
街頭では総勢9人に増えた党国会議員団が寄り添い「民主党は遠藤」と訴えた。10日には副総理兼国家戦略担当相の菅直人が応援に入り、「鳩山政権には遠藤知事が必要」と一体感を演出した。
陣立ては総力戦だが、浸透には直結していない。河北新報社の世論調査では、遠藤は村井に大きく水をあけられている情勢だ。
9月の候補者選考をめぐる不協和音が尾を引き、県議団は一枚岩といえない。支援する連合宮城や傘下労組の動きは鈍く、県連幹部は「歯車がかみ合わない」と言う。
<焦燥感が漂う>
「支持者へさらに声掛けしてほしい」。県連代表の参院議員岡崎トミ子は14日、県連の全役員に檄文(げきぶん)を送り、巻き返しに転じた。
16日夜、石巻市の演説会は360人の大盛況となった。宮城5区の衆院議員安住淳と県議2人の後援会がしゃかりきになって集めた。
安住は「悪口を言われない知事は失格だ」と村井批判をぶち上げ、遠藤も「最後の最後で(村井に)『甘くなかった』と言わせてみせる」と拳を突き上げた。
民主党宮城県連が首長選で党本部の推薦を得たのは初めて。しかも政権交代直後というベストな状況だっただけに、県連を焦燥感が覆う。幹部は「村井の知名度を甘く見ていた点は否めないが、ぶざまな戦いはできない」と追走態勢の立て直しを図る。
17日は行政刷新担当相の仙谷由人が駆け付け、宮城野区の小さな演説会場で深々と頭を下げた。18日は元政調会長の枝野幸男が太白区の大型商業施設でマイクを握った。政権党のメンツを懸けた反攻が加速してきた。
「大企業を優遇する県政は転換する」。18日午後、JR仙台駅前。共産党のエースと評される党政策委員長の小池晃が、宮城県民医連事務局長の天下みゆき(53)=共産推薦=と声をからした。
陣営が選挙戦のクライマックスに位置付けた街頭演説会。1000人の聴衆に選対本部長の出浦秀隆は「天下の訴えが着実に浸透している証拠」と手応えを感じ取った。
連日、天下は分刻みで街頭演説や集会の日程をこなす。16日夜は2時間で塩釜市など5カ所の演説会場を駆け回った。「訴えた分だけ反応が良くなる」と天下。伸び伸びと戦いを進めている。
(敬称略)
2009年10月19日月曜日
868
:
チバQ
:2009/10/23(金) 19:02:12
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1043/20091020_02.htm
村井氏リード保つ 宮城県知事選・本社終盤情勢調査
任期満了に伴う宮城県知事選(25日投票)で、河北新報社は17〜19日の3日間、電話による世論調査を実施し、本社取材網の分析を加えて情勢を探った。無所属現職で再選を目指す村井嘉浩氏(49)がリードを保ち、ともに無所属新人で、元国連食糧農業機関(FAO)戦略企画部長の遠藤保雄氏(62)=民主・社民・国民新推薦=、宮城県民医連事務局長の天下みゆき氏(53)=共産推薦=は伸び悩んでいる。調査時点で投票する候補を決めていないのは2割強だった。
村井氏は自民、公明両党の支持層のそれぞれ9割超を固めた。遠藤氏を推薦した民主党の支持層の6割弱に浸透。社民党支持層の5割、共産党支持層の2割強にも食い込み、強固な基盤を形成している。無党派層も7割弱を引き付ける。
各年代に満遍なく支持を広げ、市部、郡部ともに強みを見せている。職業別では農林漁業、事務・技術職、主婦の支持が他候補を圧倒している。
遠藤氏は、全面支援を受ける民主党の支持層は3割強しかまとめ切れていない。社民党支持層への浸透も2割強にとどまっている。無党派層にも浸透していない。
年代別で支持が比較的高いのは、70歳以上男性の3割超、60代男性の3割弱。自由業、農林漁業の支持が弱い。仙台市太白区、気仙沼・本吉地方で2割前後の支持があるが広がりに欠ける。
天下氏は、推薦を受ける共産党支持層への浸透が5割にとどまる。50代の男女に1割超の支持があるが、ほかの年代には食い込めていない。自由業と学生の支持は遠藤氏と並んでいる。太白区、塩釜市など県央沿岸部では一定の支持がある。
「大いに関心がある」「ある程度関心がある」と答えたのは計82.0%で前回知事選(2005年)の同時期の調査を14.6%上回った。
政党支持率は民主党が32.5%でトップ。次いで自民党23.5%、共産党3.2%、公明党2.4%、社民党1.6%、みんなの党1.4%、国民新党0.4%、その他の政党・政治団体1.6%の順。支持政党なしは31.3%、無回答などが2.1%だった。
◇宮城県知事選立候補者
遠藤 保雄 62 元FAO部長 無新(民・社・国推)
村井 嘉浩 49 知事 無現
天下みゆき 53 県民医連役員 無新(共推)
<調査の方法>宮城県内の有権者を対象に17〜19日、コンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかけるRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施した。実際に有権者がいる世帯にかかったのは1056件、うち500人から回答を得た。
2009年10月20日火曜日
869
:
チバQ
:2009/10/23(金) 19:22:00
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/10/20091023t11019.htm
最後の「○」はんこ投票、姿消す 南三陸町長選
05年の南三陸町長選で配られた記号式投票の啓発文書と、投票に使われた○印の判
任期満了に伴う宮城県南三陸町長選(25日投票)で、候補者名を投票用紙に書く記名式投票が今回から導入される。これに伴い、候補者名が印刷された投票用紙に有権者が○印のはんこを押す記号式投票が、県内から姿を消す。
記号式投票は旧歌津町では1964年、旧志津川町では65年の町長選から導入された。疑問票を少なくする効果があり、開票作業の迅速化が図れることから、2005年の南三陸町長選でも使われた。
ただ、今回は町議選、知事選とのトリプル選挙となることもあり、南三陸町は「混乱を避けるために統一したい」と議会に記号式投票の廃止条例案を提出。6月定例会で可決され、今回から記名式で行われることになった。
公職選挙法は、自書による記名式を原則と定めているが、地方公共団体の長、議員については、条例によって記号式も実施できるとしている。
町選管によると、記号式は全国でも10%ほどの採用と少数派。県内では旧本吉町も記号式を採用していたが、気仙沼市との合併により廃止、残るは南三陸町だけだった。
三つとも記名式となるトリプル選挙に、町選管は05年より17人多い81人の職員で臨み、前回並みの時間で終わらせたい考えだ。
2009年10月23日金曜日
870
:
チバQ
:2009/10/23(金) 19:30:57
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/10/20091023t41007.htm
分庁舎の在り方争点 にかほ、仙北両市長選
25日投票を迎える秋田県にかほ、仙北の両市長選は、合併後の分庁舎の在り方が争点になっている。人口はともに3万人前後で、2005年に三つの自治体が合併して誕生した両市。職員数削減などで経費節減の効果は見られるが、分庁舎による行政サービスの低下の懸念も指摘される。
05年10月、仁賀保、金浦、象潟の3町が合併したにかほ市。横山忠長氏は旧象潟町、佐々木清勝氏は旧仁賀保町の出身で、地域対立の側面もある。その構図は市役所分庁舎に対する考え方に表れている。
分庁舎は旧3町にある。市長、議会、総務部門など市の中枢は象潟庁舎、生活環境や健康福祉部門は仁賀保庁舎といった具合に担当が分かれる。中心機能が南部の旧象潟町にあり、市民には「行政サービスの地域格差が生まれるのではないか」といった不安もある。
自治基本条例制定に向けた議論の中で、市民でつくる検討委員会は、分庁方式によるサービス低下を指摘した。委員からは「職員が分散し、地域密着の度合いが薄らいだ」との声も聞かれる。
分庁方式について、横山氏、佐々木氏ともに「見直しは必要」の立場だが、現職の横山氏は「議員や職員を削減し、合併効果はあった。行政サービスは地域で差がなく、低下していない」と言い、庁舎を1カ所にまとめるか、現在の体制を維持するかは今後の検討課題とのスタンスを取る。
これに対し、佐々木氏は「分庁方式は非効率で不便という話を聞く。住民サービスを徹底できるシステムにすべきだ」と話し、早期の庁舎再編を主張する。
仙北市長選でも、分庁舎に関するスタンスが焦点に浮上している。
05年9月に角館、田沢湖両町と西木村が合併してできた仙北市。庁舎は市長、議会、総務部門が旧田沢湖町、市民生活の担当や教育委員会は旧角館町、福祉や建設、農林は旧西木村に分かれる。
「市全体の融合」を重視する石黒直次氏は、旧3町にある分庁舎の体制を解消し、新庁舎を整備する方針を掲げる。「市の中心として役割を果たせる庁舎にする必要がある」と訴える。
「無駄をなくす」観点から新庁舎の建設を凍結、再検討すると主張するのは門脇光浩氏。分庁方式のマイナス面を補うため、市内9カ所に生活相談窓口をつくる公約を打ち出している。
2009年10月23日金曜日
871
:
チバQ
:2009/10/24(土) 10:33:18
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2009/20091022095123.asp
八戸市長選中盤戦、戦略の違い鮮明に
任期満了に伴う八戸市長選(25日投開票)は中盤戦を迎え、新人の三浦博司候補(31)=民主党推薦=と、現職の小林眞候補(59)=自民党・公明党推薦=の戦略の違いが鮮明になってきた。三浦陣営は「政権与党・民主党」の看板を強力にアピールするため、閣僚や党幹部らを三浦氏の応援に連日投入。小林陣営は自民・公明両党が組織固めを強化すると同時に、社民党会派も参加する市議組織が街頭演説するなど「市民党」PRに躍起だ。
「衆院選で民主党が圧勝した中、なお自民党市長なのであれば、辞めてもらわなければ市民のためにならない」。21日夕方、市庁前でマイクを握った民主党県連の横山北斗代表は、政権交代を強調しつつ小林候補への強い対決姿勢を示した。
告示翌日の19日には中井洽国家公安委員長・拉致問題担当相、20日は奥村展三総務委員長が八戸入り。21日は元民主党衆院議員の河村たかし名古屋市長が中心街で応援演説し、三浦候補が掲げる市長らの給与カットなどに共感、支持を訴えた。
陣営の選対本部は告示日の18日、民主党国会議員の後援会幹部、県議、市議らを招集。「互いの組織の動きがまだかみ合っていない」という厳しい現状認識に立ち、連携策を協議した。
小林候補の選対本部は21日、自民党や公明党などの県議・市議のほか、自民党国会議員と小林候補の後援会幹部ら総勢100人が集まり、緊急の会議を非公開で開いた。参加者によると、選対幹部の自民党県議は2005年市長選を引き合いに「前回は有利とみられた現職に新人の小林候補が挑んで勝利したが、今回は逆の立場。気を抜けば敗れることもある」と危機感をあおり、陣営の連携強化を訴えたという。
国政では自民党と距離を置き始めた公明党も、現職の「市政与党」として小林候補支持でまとまる。公明党市議の一人は「告示翌日には市内70カ所で支持者の集会を開き、小林候補支持を求めた。国政の動向は影響しない」と組織固めに自信を示している。
千葉和男候補(61)は政党支援を受けず、独自の訴えを続けている。
872
:
名無しさん
:2009/10/24(土) 12:17:17
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000000910240005
政権交代:連合福島新会長・影山道幸さん
2009年10月24日
●県民連合と連携強化/雇用と労働立て直す
連合福島の新会長に、影山道幸氏(52)が23日就任した。3期6年務めた羽田則男氏(61)の後任で、任期中には参院選、知事選、県議選など重要な選挙が目白押し。政権交代を受け、政治参加をどう変えるのかを聞いた。(丹治翔)
――民主党政権に交代となり、県内でも政策実現への手応えを実感しているか
「まだ感じられる部分はない。県ではまだ自民党が第1会派。県民連合は第2会派なので、我々の思いを伝えても政策実現にすぐにつながらないジレンマがある」
――ジレンマ解消をねらい、政治活動を強化するのか
「その通り。先日の県民連合との協議では、これから目白押しになる政治決戦に対し、連戦連勝の流れに歯止めをかけないよう連携を強化し、県政でも県民連合を第1会派に押し上げる必要性を確認した。ただ、県民連合や民主党の言いなりになるつもりはない。雇用分野を軸とした政治方針をぶらさず、互いに意見を出し合って方針を決めていくつもりだ」
――今後、首長選へのかかわり方も変わっていくのか
「首長の意識が変化してきているのは間違いない。民主党の野党時代は連合の運動に興味を持っていなかったが、与党になってからは関心を持っているように見受けられる。政策要請をする際に、首長自身が交渉のテーブルについてもらえる機会も増えてきた。連合の存在感が高まっており、必然的に選挙への関与も増えるのだろう」
――政権交代から1カ月たったが、新政権への評価は
「現段階では、補正予算の対応以外に明確な政府の姿勢は出ていない。自民党がやったことを変えようとする姿は見えるが、民主党としての方針は年明けの通常国会から出るだろう。与党の応援団として国民目線の対応を求める」
――県内36組織、8.7万人の労働者のトップに立つ意気込みは
「まずは政治決戦でいかに勝利に結びつけるかを考える。そして、雇用と労働の分野を立て直す。底割れした現状からの脱却を求めながら、生活の安全・安心を喫緊の課題として対応を強化したい」
◇かげやま みちゆき:郡山市出身。80年に日本通運東北支店に入社し、労働組合活動を始める。運輸労連県連書記長を経て、99年から連合福島副会長、08年に事務局長に就任し、衆院選では組織の取りまとめを行った。
◎連合福島/相次ぐ選挙、重点に
連合福島は23日、福島市太田町で第21回定期大会を開き、新会長に影山道幸事務局長を選んだ。影山氏は「民主党中心の政権が誕生し、連合運動への期待が集中している。厳しく難しい時代を知恵と行動で乗り越えていかなければならない」と2年間の任期の決意を語った。
退任する羽田則男会長は、顧問を委嘱された。3期6年の間にあった国政選挙や知事選などを振り返り、「大変すばらしい成果を勝ち取った。政権交代実現の選挙に取り組めたのは私の財産」と述べた。
大会では、向こう2年間の運動方針について話し合われ、組織の拡大や非正規労働者の労働条件底上げなどが議題に上った。政策実現に向けた政治活動の強化のため、来年の参院選、知事選、再来年の統一地方選を重点課題とすることが確認された。
相次ぐ選挙に対応するため、2年間空白だった会長代行に情報労連議長の富田勝則氏(53)が就任。福島市長選で推薦している現職瀬戸孝則氏(62)は「政権与党との間に立ち、多くの自治体の後ろ盾になって欲しい」と期待を込めた。
873
:
チバQ
:2009/10/25(日) 10:40:07
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1043/20091024_01.htm
連合内に温度差 力入らず 一部自主投票で分散か 宮城知事選
宮城県知事選は大詰めの戦いに入り、労働組合の動きが焦点の一つとなっている。連合宮城は民主党と社民党が推薦する新人を支援する。政党や団体に推薦を求めない現職が安定した戦いを展開する中、傘下労組には温度差もある。県労連は共産党と共に市民団体が擁立した新人へのてこ入れを進めている。
「税金の無駄遣いをなくし、温かい政治を実現する。皆さんの支援をお願いします」
仙台市内で19日開かれた連合宮城の定期大会。元国連食糧農業機関(FAO)戦略企画部長の遠藤保雄氏(62)=民主・社民・国民新推薦=が約200人の前で熱弁を振るった。
候補者本人を招くことで「決戦の雰囲気を盛り上げる狙いがあった」(執行部)というが、傘下労組の動きは全般的に低調だ。
告示直後は選挙ポスターの張り出しを手伝ったが、その後は個人演説会の日程を連絡する程度。多くの労組は対応が「支援」にとどまったことを要因に挙げる。連合宮城は「推薦と同じ」と強調するが、ある労組幹部は「推薦と支援では組合員の感じ方が違う。力が入りにくい」と言う。
再選を目指す現職の村井嘉浩氏(49)が、連合宮城と良好な関係を保っていることも微妙に影響しているようだ。
別の労組幹部は「村井知事は連合の意見に耳を傾けてくれる。組合員の印象はいい」と明かす。連合傘下の県職員組合は村井県政に一定の評価を与え、自主投票を決めた。
連合宮城は幹部が手分けして各地の労組を訪ね、遠藤氏支援を呼び掛けている。23日の遠藤氏の総決起集会には動員も掛けた。山崎透会長は「最後の追い上げに全力を挙げる」と力を込める。
県高教組や県医労連などでつくる県労連は、県民医連事務局長の天下みゆき氏(53)=共産推薦=の応援に奮闘している。幹部が街頭演説したり、職場集会で天下氏の政策をアピールしたりして押し上げに懸命だ。
県労連の鈴木新・議長は「労働者に冷たい村井県政を世間に知らしめる絶好の機会。政策論争を盛り上げ、組合が掲げる要求の実現につなげたい」と強調する。
2009年10月24日土曜日
874
:
名無しさん
:2009/10/25(日) 22:15:17
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009102500226
圧勝も「厳しい戦い」と村井氏=民主系・遠藤氏は「力不足」−宮城県知事選
政権交代後初の知事選となった宮城県知事選で、自民党県連の実質支援を受けた現職の村井嘉浩氏が圧勝した。
投票終了時刻の午後8時を迎えるや、報道各社が当選確実を速報。その後、仙台市内の事務所に姿を現した村井氏は大きな拍手で迎えられ、勝利の雄たけびを上げた。
鳩山政権との親密ぶりを全面に押し出した民主党系候補を大きく引き離しての圧勝。村井氏は「厳しい選挙戦だった」と振り返り、「県民に心温まる言葉をかけてもらった。マニフェストで訴えてきたことを着実に実行し、恩返ししていく」と、2期目の抱負を述べた。
一方、民主など与党3党の推薦を受けた新人・遠藤保雄氏は「(民主などの支援は)大きな力だったが、私の力不足だ」と敗戦の弁。民主県連代表の岡崎トミ子参院議員も「地域にきめ細かく政策を浸透させる運動が足りなかった」と肩を落とした。(2009/10/25-22:04)
875
:
名無しさん
:2009/10/25(日) 22:35:57
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20091025p
仙北市長選、門脇氏が初当選 現職破る
任期満了(10月29日)に伴う仙北市長選は25日、市内21カ所で投票が行われ、午後8時半から角館交流センターで即日開票された。その結果、新人で元県議の門脇光浩氏(49)が1万3229票を獲得し、現職で再選を目指した石黒直次氏(69)に6192票の大差をつけ、初当選を果たした。
2005年の新市発足から約4年。行財政改革や観光振興策などが争点となった選挙戦で、有権者は門脇氏に新たなかじ取りを託した。投票率は78・62%で、前回を5・3ポイント下回った。
876
:
秋田2区の名無し
:2009/10/25(日) 22:37:42
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20091025o
佐藤氏が初当選 県議補選・仙北市選挙区
県議会議員仙北市選挙区補欠選挙(欠員1)は25日、市長選とともに市内21カ所で投票が行われ、午後8時半から角館交流センターで即日開票された。その結果、旧西木村助役で新人の佐藤雄孝氏(57)=無所属=が1万1144票を獲得、旧角館町長で新人の太田芳文氏(62)=同=に2546票差をつけて初当選を果たした。
投票率は78・65%。
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20091025n
にかほ市長選、現職・横山氏が再選果たす
任期満了(11月12日)に伴うにかほ市長選は25日、市内41カ所で投票が行われ、午後8時から象潟公民館で即日開票された。その結果、現職の横山忠長氏(62)が1万78票を獲得、元市議で新人の佐々木清勝氏(70)=民主、自民各県連推薦=に969票差をつけ、再選を果たした。
前回と同じ顔触れによる一騎打ちは、合併市誕生から4年間の総括と、今後の市政運営のスタンスを争点に激戦を展開。1期4年の実績と、「市民党」の立場を訴えた横山氏が競り勝った。投票率は82・77%。
877
:
とはずがたり
:2009/10/25(日) 22:43:15
>>876
゛;`;:゛;`(;゜;ж;゜; )ブフォッ
俺の予想
>>853
大外れか。旧田沢湖町も西木候補に廻ったのか?
878
:
秋田2区の名無し
:2009/10/25(日) 23:09:42
ここだけは現職が弱かったですね。
879
:
名無しさん
:2009/10/25(日) 23:55:35
こんな小さい村の高投票率・僅差の選挙戦って、
しがらみが多くて、誰が誰に入れたとかで、村民同士ギスギスしそうだ。
完全なる偏見ですが。
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2009/20091025234254.asp
2009年10月25日(日)
古川氏19票差の勝利/蓬田村長選
任期満了に伴う蓬田村長選は25日投票が行われ、即日開票の結果、現職の古川正隆氏(62)が1261票を獲得し、新人で前村議の松本淳司氏(52)をわずか19票差で破り4度目の当選を果たした。投票率は89.64%で選挙戦となった2001年の91.08%を1.44ポイント下回った。
880
:
とはずがたり
:2009/10/26(月) 11:22:45
民主宮城県連代表を岡崎氏が退任へ
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/10/20091026t11031.htm
民主党宮城県連の岡崎トミ子代表(参院議員)は25日夜、知事選での大敗を受け、11月29日に仙台市で開く県連定期大会で代表を退任する意向を明らかにした。岡崎氏は「衆院選前から任期満了での退任を決めていたが、知事選で大敗し、代表を降りることで責任を取りたい」と語った。
県連内には、知事選での執行部の責任を明確にするため、岡崎氏に早期辞任を求める声もある。岡崎氏は1998年に初代代表に就任。2003年にいったん退任したが、05年12月に代表復帰した。
2009年10月26日月曜日
村井氏、民主の5割獲得 無党派の8割固める 出口調査
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/10/20091026t11027.htm
宮城県知事選が投開票された25日、河北新報社は県内40カ所の投票所で投票を済ませた有権者を対象に出口調査を行い、1574人の回答を得た。無所属現職の村井嘉浩氏は自民、公明支持層の9割、支持政党のない無党派層の8割の支持を受け、他候補を圧倒した。
無所属新人の遠藤保雄氏=民主・社民・国民新推薦=は民主支持層の4割、無党派層の1割の支持を得た。無所属新人の天下みゆき氏=共産推薦=は共産支持層の6割の支持を固めた。
村井氏は民主支持層で遠藤氏を上回る5割の支持を集めた。社民支持層の2割、みんなの党支持層の9割、国民新党支持層の5割からも集票した。投票の決め手に「政策・実績」か「人物・人柄」を挙げた人の8割の支持も獲得した。男女別では女性の8割弱、男性の7割弱、年代別では20〜50代、70歳以上の7割以上に浸透した。
遠藤氏は社民支持層の7割、国民新党支持層の5割の支持を受けた。投票の決め手を「推薦・支援する政党や団体」と答えた人の8割、「出身地」を挙げた人の7割、「経歴」を掲げた人の3割弱にも浸透した。男性の3割弱、女性の2割弱の支持も得た。
天下氏は投票の決め手を「出身地」か「推薦・支援する政党や団体」と回答した人の1割を超す支持を集めた。女性の支持が男性を上回り、年代別では20代の支持が1割を超えてやや高かった。
政党支持率は民主33.2%、自民34.4%で自民が民主を上回った。公明3.3%、共産2.9%、社民1.6%、みんな0.6%、国民新0.1%、新党日本0.1%、その他の政党・政治団体0.3%、支持政党なし19.2%、無回答4.4%。
投票の決め手は「政策・実績」が最も多く44.3%。「人物・人柄」29.7%、「推薦・支援する政党や団体」10.7%、「経歴」5.8%、「出身地」1.1%、無回答8.4%だった。
◎投票率46.57%/6.22ポイント上昇、全県で上回る
25日投開票が行われた知事選の投票率は46.57%で、40.35%だった前回(2005年)を6.22ポイント上回った。
地域別にみると、市部、郡部とも前回を上回り、それぞれ45.29%(前回39.25%)、52.26%(44.23%)だった。市部では栗原、白石、登米の3市が50%を超えた。
県内35市町村のうち、最も高かったのは町長選と町議選とのトリプル選挙となった南三陸町の82.02%で、前回に比べて38.26ポイント上がった。最低は仙台市の42.47%だった。
県内の全有権者の43%を占める仙台市は前回より4.48ポイント上昇した。全5区で前回を上回り、泉区が最高の44.47%だった。最も伸び率が大きかったのは若林区で6.31ポイント上がった。
今回の知事選は政権交代後初の大型地方選挙として注目された。一方、7月に仙台市長選、8月に衆院選と大型選挙が続いて有権者の関心低下が指摘され、50%に届かなかった。
知事選の投票率は1977年から低落傾向が続いている。97年は浅野史郎前知事と自民、旧新進両党が推す新人が対決して55.86%に上昇したが、自民党が候補を擁立しなかった2001年は過去最低の35.58%、新人同士の争いだった前回も伸び悩んだ。
2009年10月26日月曜日
881
:
名無しさん
:2009/10/26(月) 21:28:12
http://yamagata-np.jp/news/200910/26/kj_2009102600501.php
新人の梅津氏支援を示唆 酒田市長選で吉村知事
2009年10月26日 21:09
任期満了に伴う酒田市長選(11月1日告示、同8日投開票)で、吉村美栄子知事は26日、新人で元農林水産省近畿中国森林管理局長の梅津準士氏(58)への支援を示唆した。
同日の定例会見で酒田市長選の対応を問われた吉村知事は「考え中」と前置きし「梅津氏は夫(故吉村和彦弁護士)の学生時代からの友人。その縁で私も学生時代から存じ上げている」と述べ、梅津氏が出馬した際は、支援する考えがあることを示唆した。
梅津氏は民主、社民両党県連、連合山形の推薦を受けている。酒田市長選には現職の阿部寿一氏(50)=自民党推薦=が立候補を表明しているほか、新人で元八幡町議の堀大常氏(75)も出馬の意思を示している。
会見で吉村知事は、次期参院選出馬に向けた意欲を示している現職の岸宏一氏(69)を支援するかどうかも尋ねられ「(今年1月の知事選で)私を応援してくれた方。そのことはしっかり肝に銘じているが、来年のことであり、その時点になってから考える」と述べるにとどめた。
882
:
チバQ
:2009/10/26(月) 21:49:56
>>825
>>841
>>849
>>850
>>855
>>871
http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000000910260006
八戸市長に小林氏再選
2009年10月26日
八戸市長選は25日投票があり、即日開票の結果、自民、公明両党の推薦を受けた無所属で現職の小林眞氏(59)が、民主党推薦で前市議の三浦博司氏(31)と元市監査委員事務局長の千葉和男氏(61)のいずれも無所属の新顔2氏を破り、再選を果たした。行政改革やマニフェストを強調する一方、公共施設の建設計画への「ハコモノ優先」との批判は「市民の声を聞いたうえの施策」として押し返し、支持を得た。投票率は51・20%(前回54・17%)、当日有権者数は19万5686人。同日投開票された市議補選(被選挙数4)も新しい顔ぶれが決まった。
当選が決まると八戸市沼館1丁目の選挙事務所は歓声に包まれた。詰めかけた支持者を前に小林氏は「大変厳しい選挙だったが、お一人お一人に輪を広げていただき、この結果を出して頂いた。24万5千の市民のため、お示しした政策を軸にしっかりと全力で仕事をしてまいりたい」と、喜びを語った。
小林氏は3月、早々と立候補を表明。10月にはマニフェスト「市民とともに さらに前へ」を発表した。子育て支援の充実や地域経済活性化、中心市街地活性化など100施策を打ち出し、「次の4年間で『前進の芽』を開花させたい」とした。
「市民党」を掲げたが、選挙戦は前回同様、自民党の全面的な支援で進めた。同党幹事長で県連会長の大島理森衆院議員の系列県議らが選対の中核を務め、公明党と市議有志でつくる「市政前進の会」20人も支援した。
中心市街地に建設中の地域観光交流施設「はっち」などの公共施設建設を、三浦氏が「ハコモノ優先」と批判したことには、「施策は市民の声を十分聞いたうえで進めている」と反論。マニフェストを具体的に説明して「前進を止めてはいけない」と訴え、理解を得た。
三浦氏は、夏の総選挙で民主党が政権与党になったことを強調。「これからは政治が変わる。国のひも付き補助金でハコモノを建てる地方政治も変えなければ。それができるのは若い力がある私だ」と訴えた。
田名部匡代衆院議員が街頭演説や個人演説会に同行して支持を呼びかけ、告示日後は中井・国家公安委員長らも応援に駆けつけ、知名度アップをねらった。だが、立候補表明が告示の1カ月余り前と出遅れ、民主党以外の組織的な支援を得られず伸び悩んだ。
千葉氏は自転車で市内を動き回り支持を呼びかけたが、及ばなかった。
《解説》
◆「政権交代」後のかじ取り注目◆
「市民とともに さらに前へ」を掲げた現職の小林氏が再選された。4年前の初当選後に着手した施策をさらに4年間で推し進めるよう市民が信任を与えた結果だ。
勝因は、選挙向けに有権者の受けを狙うような政策をぶつのでなく、自らの信念に基づくマニフェストを「愚直」に訴えたことだ。
「安心・安全社会の実現」「さらなる活力創出」など3本柱のスローガンも分かりやすく、厳しい経済情勢のなか、「4年間でさらに10社以上の企業誘致」など目標も具体的だった。「ハードルは高いかもしれない。でも将来のために必要」と率直に語ったことも誠実に映った。
相手候補から「ハコモノ優先」と厳しく批判されたが、当初は個人演説会ではひたすら施策の説明を繰り返して非難合戦を避けた。終盤になって「有利な財源を見つけ、市民の思いを形にしただけ」と切り返したのも巧みだった。
4年前の初当選から今夏の総選挙までは支援を受けた自民党が政権与党だった。しかし、民主党が反小林色を鮮明にした今後は、市政運営は困難さが増すことが予想される。どんなかじ取りを見せるのか、手腕が問われる場面が多くなりそうだ。(川上眞)
883
:
チバQ
:2009/10/26(月) 21:51:36
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20091026ddlk02010135000c.html
選挙:八戸市長選/八戸市議補選 市長選、小林氏が再選果たす /青森
◇「市政継続」訴え届く
任期満了に伴う八戸市長選は25日投開票があり、現職の小林真氏(59)が、前市議の新人、三浦博司氏(31)と元市職員の新人、千葉和男氏(61)を破り、再選を果たした。当日有権者数は19万5686人(男9万2709人、女10万2977人)、投票率は51・20%(前回54・17%)だった。市議補選(改選数4)も同日投開票され、新しい市議の顔ぶれも決まった。
小林氏は1期目の実績を強調し、市政の継続を訴えた。自民、公明の推薦を受け、社民や無所属の市議も加えた市議20人による「市政前進の会」の支持も取り付けた。超党派から支持される「市民党」をアピールし、優位に戦いを進めた。
八戸市沼館1の選挙事務所では、当選確実の一報に支持者らが歓声を上げて喜んだ。小林氏は「皆さんのおかげで当選できた。八戸発展のためにがんばりたい」と感謝した。
三浦氏は、政権与党である民主党とのパイプを強調。「新しい市政の仕組みを作らないといけない」と市政刷新を訴えたが及ばなかった。
千葉氏は告示直前に立候補を表明し知名度不足を補えなかった。【喜浦遊】
==============
■解説
◇民主、勢いに乗れず
政権交代が実現し、政治の刷新に注目が集まる中、現職市長の続投が決まった。自民、民主がそれぞれ推薦する候補を支えた今選挙。衆院選青森3区で八戸市は唯一、民主が自民に勝利したが、民主はその勢いを持ち込めなかった。
民主はそもそも人選が難航し衆院選と連動した選挙ができず、三浦氏擁立にも「市議団が先行した」と県連の一部が不快感を持った。衆院選で共闘した連合青森、社民も自主投票を決め、一部は小林氏を支持。知名度の高い閣僚やその家族の投入で巻き返しを狙っていたが、内閣から八戸入りしたのは1人にとどまった。
一方の小林陣営は自民色を抑えた。国会議員を極力街頭に立てず、応援に来た自民の橋本聖子・参院議員も「日本スケート連盟会長」の立場を強調。政党対決をうまく避け、再選を勝ち取った。
結果として市政の継続が選ばれたが、国政の変化が地方行政に及ぶのは必至。小林氏にはこれまでの行政手法に固執しない柔軟性と地方の意思を国に伝える強い発信力が求められている。【喜浦遊】
==============
◇市長選開票結果=選管最終発表
当 59237 小林真 59 無現
36021 三浦博司 31 無新
4219 千葉和男 61 無新
==============
◇八戸市長略歴
小林真(こばやし・まこと) 59 無現(2)
市長[歴]全国市長会行政部長▽自治医科大事務部長▽総務省自治財政局財務調査官▽東北大=[自][公]
==============
◇八戸市議補選開票結果(改選数4−8)
当 21449 吉田淳一 63 自元(5)
当 18167 工藤悠平 30 自新(1)
当 16306 田中満 41 民新(1)
当 8854 下田保夫 70 民元(2)
7586 冷水保 60 民元
7234 角金洋一 62 自元
7039 田端文明 50 共新
4268 夏堀素行 50 無新
=選管最終発表
884
:
チバQ
:2009/10/26(月) 21:54:58
>>859-868
>>874
>>880
http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20091026ddlk04010142000c.html
選択:’09知事選 実績訴え村井氏 富県戦略で再選、民主支持層に食い込み /宮城
任期満了に伴う知事選は25日投開票され、無所属現職の村井嘉浩氏(49)が無所属新人の2人を降し、再選を果たした。村井氏は企業誘致など1期目の実績を訴えて県内全域で圧倒的な支持を獲得。8月衆院選の民主支持層にも食い込み、次点候補に4倍近い差を付けた。前国連食糧農業機関(FAO)戦略企画部長の遠藤保雄氏(62)=民主、社民、国民新推薦=は国政との連携を強調したが、知名度浸透に苦戦。県民主医療機関連合会事務局長の天下みゆき氏(53)=共産推薦=は社会保障の充実を訴えたが及ばなかった。投票率は前回比6・22ポイント高い46・57%。当日有権者数は188万8222人(男90万5755人、女98万2467人)だった。【伊藤絵理子、比嘉洋、鈴木一也】
当選確実が報じられた午後8時過ぎ、村井氏は「村井コール」と手拍子に迎えられて事務所入りし、支持者らにもみくちゃにされた。紙吹雪が舞う中、紅潮した表情で約300人の支持者と万歳三唱。「知事選は1期目の通信簿」と話していた村井氏が「合格点をいただけたと思う」と述べると、事務所は大きな拍手に包まれた。
事務所には自民党の国会議員や県議、仙台を含む各市町村の首長も多数駆けつけた。村井氏は今回、政党や団体に推薦を要請せず「県民党」を標榜(ひょうぼう)。実質的には自民党県連の支援を受けたが、「自民」対「民主」という構図を回避することに成功した。他陣営は8月の衆院選で自民党公認候補を応援した経緯から「県民党」との矛盾を指摘したが、村井氏は今回の結果を踏まえ「県民の理解を得られた」と述べた。
選挙戦では、大型の企業誘致を成功させた実績を強調。2期目も「富県戦略」を加速させると訴え、幅広い支持を集めた。
◇遠藤氏、国政との連携及ばず 岡崎民主県連代表が辞意
午後8時10分過ぎに仙台市青葉区の事務所に姿を見せた遠藤氏は支持者を前に「私の不徳の致すところ」と何度も頭を下げた。推薦した民主党の県選出国会議員や地元議員、同窓生らが拍手で労をねぎらった。
遠藤氏は敗因について準備期間の短さを挙げ、「私の主張や考え方を県民の皆さんに伝えきれなかった」と淡々と語った。村井氏には「温かい政治をしてほしい」と要望した。
選対本部長の岡崎トミ子民主党県連代表は「県連として候補者を支え切れず申し訳ない」と謝罪。「総選挙前から(知事選後の)辞任は決めていたが責任は取らなくてはいけない」と述べ、11月29日に開催予定の県連大会をもって、代表を退く意思を表明した。
◇天下氏、無党派層に浸透せず 知名度不足響く
天下氏は共産党の支持層に加え、出身団体の県民医連を通じ医療や福祉の関係者から支持を集めたが、無党派層に浸透しなかった。選挙戦では他候補に先駆けてマニフェストを公表し、特別養護老人ホームの入所待機者問題などを指摘し論戦をリード。県内初の女性知事を目指したが、知名度不足を挽回(ばんかい)できなかった。
天下氏は仙台市青葉区の事務所で「医療・福祉の分野で前進のきっかけが作れた」と晴れやかな表情で語った。
885
:
チバQ
:2009/10/26(月) 21:55:17
◇投票率は46.57% 衆院選の余波で上昇か
知事選の投票率は46・57%で、12年ぶりの新人対決となった05年の前回(40・35%)より6・22ポイント上昇した。政権交代が実現した8月の衆院選の余波で、政治に対する有権者の関心が高いまま知事選を迎えたことが投票率上昇の要因の一つと考えられる。
今回は再選を目指す村井氏に新人2人が挑む「現職対新人」の対決構図が浮かび上がったが、政策面での明確な争点はなかった。それでも、有権者に浸透してきた期日前投票が前回に比べて2倍と好調で、投票率を押し上げた。
投票率の推移をみると、最後に50%を超えたのは97年知事選。「無党派」対「政党」という鮮明な対決構図に有権者の関心は高まり、55%まで伸びた。
だが、浅野史郎前知事が3選を果たした01年知事選では過去最低の投票率(35・58%)を記録。新人対決となった前回で、投票率低下に歯止めがかかった。【須藤唯哉】
==============
■解説
◇課題は山積み 早急に次の行程示して
政権交代後初の知事選で国政の影響がどう出るか注目されたが、有権者は「国政と県政は違う」と判断し、現職の村井氏を選択した。政策面では、企業誘致という明確な実績があったこと、新人2人が訴えた社会保障重視路線も取り込んで争点を消したことが、村井氏の勝因として挙げられる。選挙活動面では、「県民党」を標榜(ひょうぼう)して政党対立の構図を避けつつ、活動を下支えしたのは自民組織だった。わかりやすい主張と緻密(ちみつ)な戦略がかみあった結果と言える。
一方、遠藤氏を推薦した民主は「政権交代の勢いで知事選も勝つ」もくろみが完全に崩れた。国政と連動し「生活第一」を訴えたものの、対立軸となるような具体的な政策までは示せず、存在感の欠如につながった。民主が脱官僚依存をうたう中、遠藤氏が元官僚だったこともマイナスに影響した。
破綻(はたん)寸前の財政状況をはじめ、県を取り巻く課題は山積みだ。だが、絶好の議論の場で肝心の「富県宮城」戦略の将来像を巡る議論は深まらなかった。
村井氏は「経済のパイを広げれば県民生活は豊かになる」と主張する。しかし、自動車関連産業や高度電子機械産業の企業誘致が進んでも、農林水産業や介護、福祉分野の振興につながるとは限らない。今回知事選では県民生活を変える具体的な道筋こそ議論されるべきだった。村井氏には、次の4年間の行程を早々に示してほしい。【伊藤絵理子】
==============
◇知事選開票結果=選管最終発表
当 647,734 村井嘉浩 49 無現
174,702 遠藤保雄 62 無新
51,848 天下みゆき 53 無新
==============
◇新知事略歴
村井嘉浩(むらい・よしひろ)49 無現(2)
知事[歴]陸自東北方面航空隊▽松下政経塾塾生▽県議3期▽自民党県青年部長・幹事長▽防衛大
886
:
チバQ
:2009/10/26(月) 21:57:15
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/10/20091026t11029.htm
村井氏、全市町村制す 得票史上2位 宮城県知事選
宮城県知事選で現職の村井嘉浩氏が全39市区町村で圧倒的な得票力を見せ、知事選史上2番目に多い64万7734票を獲得した。有効投票数に占める得票率は74.09%に上った。新人の遠藤保雄氏は19.98%と広がりを欠き、新人の天下みゆき氏は5.93%にとどまった。
村井氏の得票は、過去最多だった1993年2月の知事選の本間俊太郎氏の64万7920票に迫り、圧倒的強さを誇った97年の浅野史郎氏の62万2928票を上回った。
得票率は、浅野氏が支援する無所属新人と競い合って初当選した2005年の前回の48.72%を大きく上回った。
地域別の得票率は、有権者の4割を占める仙台市で70.35%、仙台市以外の市部が75.78%、町村部が77.93%。9町村で80%を超えた。
県が誘致したトヨタ自動車系のセントラル自動車の本社工場が立地する大衡村は最も高い88.44%。告示日に第一声を行った岩手・宮城内陸地震の被災地、栗原市は78.35%だった。
民主党などが推薦する遠藤氏は都市部を中心に比較的票を伸ばした。最も高い得票率は仙台市太白区の24.38%だった。青葉区23.88%、泉区23.54%など、仙台市と近郊市町の計9市区町で20%を超えた。
しかし、仙台市以外の市部で18.59%、町村部は16.87%と広がりを欠いた。
共産党が推薦する天下氏の得票率は、地元塩釜市が10.93%と最も高かったが、ほかの市区町村は2〜8%台にとどまった。仙台市は6.62%、仙台市以外の市部は5.62%、町村部は5.21%だった。
2009年10月26日月曜日
887
:
チバQ
:2009/10/26(月) 21:58:10
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1043/20091026_03.htm
がっちり「実績浸透」 村井氏陣営「圧勝だ」歓喜
「当確」の知らせを受け、支持者と喜びを分かち合う村井さん=25日午後8時10分、仙台市宮城野区榴岡の事務所
「よし、圧勝だ」。村井嘉浩さんの宮城県知事再選が早々と決まると、仙台市宮城野区榴岡の事務所は歓喜の声であふれた。午後8時10分ごろ、イメージカラーの青いネクタイを締め、日に焼けた顔の村井さんが妻の一美さん(44)と共に登場。大きな拍手がわき、喜びは最高潮に。
壁は県民から寄せられた手紙や激励のメッセージ、ボランティアが作った千羽鶴などで埋め尽くされる。和やかな事務所の雰囲気は、村井さんが目指した勝手連選挙のシンボルになった。
会社社長で、村井さんの長年の支持者の伊藤信幸選対本部長は「支持者の皆さんの温かい支援のおかげで当選できた。空中戦と組織戦がうまくかみ合った」とほっとした表情で語った。
村井さんの「本籍地」である自民党県連の関係者も大勢駆け付けた。県議たちは脇役に徹し、支持拡大に駆け回った。
県連会長の小野寺五典衆院議員は「1期目の実績への評価が高いことを裏付けた。もともと私たちと同じ価値観を共有した政治家。自民党にとって励みになる結果だ」と盟友の勝利を喜んだ。
◎各党に聞く
25日投開票された知事選は、無所属で現職の村井嘉浩氏(49)が、政党の推薦を受けた新人2人を大差で退けた。県内各政党の幹部に、選挙結果をどのように受け止めているかを聞いた。
●民 主
<党として支えきれず/岡崎トミ子・民主党県連代表>
宮城を変えたいと遠藤氏は立ち上がってくれたが、党として支えきれなかった。遠藤氏の能力を県民に知ってもらうには時間が足りなかった。国政と同様、宮城でも政権交代が起こり得ると思ったが、衆院選で民主党を支持した有権者の多くが村井県政を支持した。国政と県政は別だと考えているとは思わなかった。
●自 民
<党復活のきっかけに/須田善明・自民党県連幹事長>
村井氏の1期目の実績が支持を受けた。党としては地域ネットワークを生かして、いかに支持を掘り起こすかがテーマだったがうまくいった。この戦いを自民党復活のきっかけにしたい。民主党は衆院選で地域主権を訴えたが、知事選では政権党を前面に出した戦いを展開した。国民の期待に応えているのかどうか疑問を感じる。
●公 明
<県政運営評価の結果/石橋信勝・公明党県本部代表>
村井知事の人柄や企業誘致の実績といった4年間の県政運営が総合的に評価された結果だ。われわれは県民党の立場で応援した。相手は政党対決の構図に持ち込もうとしたが、思惑通りにならなかった。2期目には富県戦略を持続するとともに、福祉や環境、教育など県民生活に密着した政策に力を入れてほしい。
●共 産
<支持の結集が不十分/中島康博・共産党県委員会委員長>
国で破綻(はたん)した構造改革路線を持ち込む現職の富県戦略に対し、福祉などが遅れていると論戦を挑んだ。特別養護老人ホームの増設など具体的な政策で論戦をリードできたが、立候補表明が告示直前で支持を十分結集させられなかった。2期目に臨む現職の強さはあった。県議会では今後も村井県政を批判していく。
●社 民
<国政と地方政治は別/岸田清実・社民党県連幹事長>
できる限りのサポート態勢で臨んだが、出馬表明から告示まで1カ月弱と時間がなく、知名度不足をはね返せなかった。連立与党が推薦したものの、国政と地方政治は別という考え方が有権者にあったのではないか。2期目の村井県政には企業誘致一辺倒ではなく、医療や福祉、教育など県民生活重視の姿勢を求める。
2009年10月26日月曜日
888
:
チバQ
:2009/10/26(月) 23:08:32
http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000000910260005
民主党県連「相乗り」で処分求める 一関選
2009年10月26日
民主党県連は25日、4日投開票だった一関市長選で初当選した勝部修氏を民主、自民両党が「相乗り推薦」していたことについて、「党の方針・規律に反する」として選対本部長の佐々木一栄・県議会議長ら計4人の処分を党本部に申し入れる、と発表した。
処分対象は、佐々木氏のほか、党県3区総支部長の黄川田徹衆議院議員、党県連代表の工藤堅太郎参議院議員、党県連幹事長の佐々木順一県議。
民主党本部は知事選や指定市長選での相乗りを原則禁止し、一般市長選でもその動きは広がっている。工藤代表は「小沢一郎幹事長の足元の岩手で相乗りが起きて、ご迷惑をおかけした。自ら責任を明確にした方がいいと思った」と述べ、今後については「与野党相乗りは絶対にしない」と話した。
889
:
◆ESPAyRnbN2
:2009/10/27(火) 09:48:28
大島が「実質勝利」と無邪気に喜んでたが、やはりその結びつきに舵を切るか。
> 松沢成文神奈川県知事から電話をもらい…、原口氏や前原誠司国土交通相は、わたしと同じ松下政経塾出身
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/10/20091027t11014.htm
地方分権、発言強める 村井宮城県知事 2期目の抱負
25日投開票の宮城県知事選で再選を果たした村井嘉浩知事(49)は26日、河北新報社のインタビュー
に応じ2期目の抱負を語った。「地方分権の確立へ発言を強める。民主党とも力を合わせ県民のための
政治を行う」と強調した。(聞き手は報道部・小木曽崇)
―64万7000票を獲得しての圧勝だった。
「1期4年の実績が評価された。何万人もの有権者と握手をして『村井を代える理由はない』という声を
頂いた。多くの県民支持があるのとないのでは、わたしを見る職員の目も変わる。思い切った施策が
打ち出せる」
「県民党を掲げたのは自民党が衆院選で敗北したからではない。政党推薦を受けず、広く県民に支持を
呼び掛ける選挙を前々からしたいと思っていた。理想としていた選挙ができた」
―民主党政権とどう向き合うか。
「26日に松沢成文神奈川県知事から電話をもらい、原口一博総務相の道州制勉強会への誘いがあった。
参加したい。原口氏や前原誠司国土交通相は、わたしと同じ松下政経塾出身。政権中枢にも知人はいる。
扉が閉ざされることはない」
「県選出の民主党国会議員は人間的魅力のある方ばかり。選挙が終われば県民、国民のために働く
のが仕事。目指していることは同じだ」
―地方分権にはどう取り組むか。
「わたし一人の力ではできない。全国知事会議の中で発言を強めて実現したい。知事会では『暫定税率・
地方環境税・地方税制』『地方の社会資本整備』の2つのプロジェクトチームへの参加を希望した」
―誘致した自動車産業の本格操業に当たり、何に力を入れるか。
「既に(トヨタ自動車生産子会社の)セントラル自動車の従業員50世帯が宮城県に住居を構えた。
来年から千数百人が移り始める。転居をサポートする。港や道路のインフラ整備も進める」
―県財政の再建も待ったなしの課題だ。
「財政状況が厳しいのはどこも同じ。国に責任ある対応をしてもらう必要がある。切り詰められるものは
切り詰め、収入を得るよう努力する。具体的内容は次期財政再建プログラムの中で示す」
2009年10月27日火曜日
890
:
チバQ
:2009/10/27(火) 21:17:20
>>883
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/10/20091027t21004.htm
八戸市長選 組織フル回転、自民底力 民主、追い風吹かず
民主、自民両党による与野党激突となった青森県八戸市長選は25日、投票が行われ、自民・公明が推す現職の小林真氏(59)が、民主の全面支援を受けた新人の元市議三浦博司氏(31)に約2万3000票の大差をつけ、圧勝。8月の衆院選で県内4選挙区中、3議席を死守した自民党の底力を再び見せつけた。一方、「政権与党」の旗印を掲げた民主党には国政のような「追い風」は吹かず、来夏の参院選に向け、地方戦略に課題が残った。
大勝利を収めた小林氏陣営。政党色を薄める「市民党」という表向きの「顔」と、重厚な「組織」を巧妙に使い分けた。
組織の核は、地元選出の大島理森自民党幹事長の後援会。党務に追われる大島氏に代わって地元の党県議、市議がバックアップに回った。市議会は、社民党も含む超党派の支援組織を結成し、「地域密着型」の選挙戦を展開した。国政選挙並みの応援態勢だった。
小林氏も動いた。大島氏の指示で、選挙戦前に本格的な後援会支部を設けた。「地方からの党再生を掲げる大島幹事長のメンツが立った」と選対幹部。衆院選後、沈滞ムードも漂った県内自民党が息を吹き返してきた。
対する三浦氏陣営には中井洽国家公安委員長、河村たかし名古屋市長、太田和美衆院議員(福島2区)ら、党の顔となる閣僚、国会議員らが連日、応援に駆けつけた。
ただ、肝心の地元は足並みが乱れた。
三浦氏の擁立は、9月に党市議団が決定。県連は追認するしかなく、「微妙な温度差が生まれた」(選対幹部)。党支持母体の連合青森、国政で連立を組む社民党がいずれも現職の市政運営を評価して自主投票に。陣営が描く「総力戦」のシナリオはもろくも崩れた。
選対本部長の田名部定男県議は「短期決戦で組織を固めきれなかった。地方選の難しさだ」と敗戦の弁を語った。
2009年10月27日火曜日
891
:
チバQ
:2009/10/27(火) 21:21:06
>>794
>>881
http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000000910270007
酒田市長選来月1日告示 実績か変革か
2009年10月27日
∞現・新 事実上一騎打ちに
酒田市長選は11月1日に告示される。1市3町が05年に合併した新市発足から4年。実績を強調して「合併の総仕上げ」を訴える現職と、市政の「変革」を訴える農水省出身の新顔との事実上の一騎打ちとみられる。政権交代で政治状況が一変した影響はあるのか。景気悪化で停滞感が深まる中、有権者はどう判断するのか。投票は同8日だ。(柳沼広幸)
主な立候補予定者は、旧建設省出身で合併前の旧酒田市長を含めると4期目を目指す現職の阿部寿一氏(50)と、元農林水産省近畿中国森林管理局長の梅津準士氏(58)。いずれも無所属で立つ。
阿部氏は21日、市内で総決起大会を開いた。佐藤孝後援会長は「酒田の確かな発展のため、合併の総仕上げを何としても11万市民とやり遂げてもらわないといけない」と市政の継続を訴えた。
ひな壇には、自民党県議2人と、同時にある市議選に出る予定の現職市議13人と新顔5人、勇退する市議らが並んだ。1市3町が合併した当時の旧松山町長と旧八幡町長も登壇。自民党の加藤紘一衆院議員は激励電報を寄せた。
阿部氏は「合併で蓄えた体力を使い市の課題を次の4年で解決する。貯金もある。公共事業をどんどん進め、景気を刺激し続ける」と訴えた。「何もしていない」との相手陣営からの批判には、市立と県立の病院統合、東北電力リサイクルセンター誘致、映画「おくりびと」のロケ地整備を挙げて反論した。
梅津氏は25日に大決起大会を開催した。新田嘉一後援会長は「10年間、阿部市政を見てきたが、本人は汗を流して何もやっていない」と阿部氏を痛烈に批判、「昔のにぎわいある酒田を実現したい」と梅津氏支援を呼びかけた。
8月の総選挙で初当選した民主党の和嶋未希氏と社民党の吉泉秀男氏、民主党の舟山康江参院議員らも応援に駆けつけ、吉村知事からは「学生時代からの知り合い」と親しい関係をアピールするメッセージが届いた。自民党の岸宏一参院議員の祝電もあった。
「チェンジ酒田!」と書かれたオレンジ色ののぼりに囲まれて登壇した梅津氏は「活力ある産業都市、誰にも暮らしやすい酒田をつくっていく」と決意を述べた。
政権交代の影響も見える。下野した自民は阿部氏を推薦し、与党になった民主と社民は梅津氏を推薦した。公明党は態度未定だが、佐藤猛党酒田支部長は梅津氏の集会で応援した。共産党は自主投票。
1月の知事選や8月の総選挙で民主と社民の橋渡し役をした連合山形は、梅津氏の推薦を決めた。4年前は阿部氏を推薦したが、安達忠一会長は「酒田は寂れる一方。阿部氏は実績が伴わなかった」。
直面する課題は共通している。産業の活性化、雇用の確保、酒田駅前の再開発――。建設省と農水省の違いはあれ、どちらもキャリア官僚出身。若いが10年の市長経験がある現職か、行政手腕の変革が期待できる新顔か。ほかに旧八幡町議の堀大常氏(75)も立候補を予定している。
◇
立候補予定者3人の公開討論会(酒田青年会議所主催)が27日午後7時から、市総合文化センターである。無料。
892
:
名無しさん
:2009/10/27(火) 21:36:09
http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20091027ddlk04010276000c.html
選択:’09知事選・検証/上 民主、政権交代の“神通力”通じず /宮城
◇政策面の出遅れ、響く
「この場面が象徴している。あれじゃ人が逃げちゃう」。選挙戦終了間際の24日午後7時半。必死の形相で両手を突き出し、通行人に握手を求める新人・遠藤保雄氏(62)の姿に、民主系県議はつぶやいた。
「握手もお辞儀も演説も、教育係がいなかった。お互い誰かがやるだろうと思い、結局は誰もやらなかった。誰の責任とは言えない」(国会議員)。勢ぞろいした民主党の国会議員、県議、仙台市議らは一様にさえない表情で、遠藤氏を避けるように通りすぎる有権者の姿を他人事のように眺め続けた。
8月の衆院選で圧勝し、国会議員団を6人から9人に拡大させた民主党県連。「政権交代が地方で定着するかの試金石」と位置付けて臨んだ知事選だったが、遠藤氏は当選した現職の村井嘉浩氏(49)に約47万票差の惨敗。法定得票数21万8571票に満たず、繰り上げ当選の権利さえ得られなかった。
◆
歴史的大敗のつまずきは、候補者選びから始まった。民主党県連は7月、「衆院選の公示前に内定する」といったんは合意。ところが県連や県議会民主系会派「改革みやぎ」内で「勝てる候補」の条件を巡って意見がまとまらず、公示前の内定はあっさりと断念した。ローマ在住の遠藤氏に打診があったのは7月末。ある仙台市議は「とにかく準備不足。衆院選で公認候補と県内を回っていれば、結果は違った」とため息をつく。
出遅れは、政策面で顕著だった。改革みやぎや社民党県連が4年間かけて検証してきた村井県政の課題は、遠藤氏のマニフェストに反映されなかった。第一声で飛び出した「富県民戦略」や終盤に強調した「財政改革」など主張は定まらず、対立軸も打ち出せずじまい。改革みやぎの藤原範典会長は「遠藤氏は推薦候補とは言え、マニフェストは候補者本人のもの。議会が始まれば対決相手となる人の政策は作れない。超えられない一線だ」と説明する。今回選挙の出口調査で有権者が投票時に最も重視した「政策」面で、候補者を支える態勢は弱かった。
村井氏を勝手連的に支援した自民党県連の小野寺五典会長も「今は地方主権の時代で、県民は政策で候補者を選ぶ。政権交代だから応援しろというあり方が否定されたのでは」と厳しく指摘した。
◆
大敗から一夜明けた26日、改革みやぎは会派総会を開き「今回の敗戦は議員一人一人の責任であると自覚する」と総括。県議選や仙台市議選が予定される11年春の統一地方選で、過半数の議席数獲得を目標に掲げた。現職にとっては、自身の選挙区にライバルを立てることを意味する。「今回の敗戦で全員が危機感を共有し、かえって党が締まった。今後は議会から現場に出て、県民に政策を訴えていく」(藤原会長)。自民党に比べ圧倒的に少ない地方議員数で挑んだ、県政への政権交代の浸透。大きな犠牲を払って得た教訓だった。
◆
25日に投開票された知事選は、「県民党」を掲げ、富県戦略を進めてきた現職の村井嘉浩氏の圧勝で幕を閉じた。8月衆院選で民主党が政権交代を実現し、高支持率を維持する中、宮城ではその“神通力”は通用しなかったかにみえる。知事選の舞台裏で何が起きていたのか。明暗を分けた原因と影響を検証する。(この連載は、伊藤絵理子、比嘉洋が担当します)
893
:
名無しさん
:2009/10/27(火) 21:42:01
>岡崎氏は遠藤氏の擁立決定を小沢一郎幹事長に報告した9月10日、「ぜひ先生の全面的な応援を」と訴えた。
>「あなたは県連の代表だ。それならまず、あなたが頑張らなくては」
>小沢氏は立ち去り際にそう告げたという。
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000000910270004
民主最後まで誤算続き/知事選その先に/上
2009年10月27日
元民主党衆院議員の河村たかし・名古屋市長(左)と自転車遊説する遠藤氏。大物弁士の応援も、起爆剤とはならなかった=22日、仙台市宮城野区
知事選から一夜明けた26日の昼すぎ。落選した元農林水産省部長の遠藤保雄氏(62)が、推薦した民主党の県議団「改革みやぎ」の会派総会を訪れた。
「私の不徳の致すところです」。反省の弁を繰り返す遠藤氏を、県議らは「お疲れさまでした。ゆっくり休んでください」とねぎらった。
現職の村井嘉浩氏(49)に47万票もの差をつけられての大敗。「遠藤さんには酷な戦いをさせてしまったのではないか」。敗因を突き止めるための総会は重苦しい雰囲気のなか、1時間以上も続いた。
■ ■
改革みやぎのある一人は「総選挙で民主に入れた人が『村井さんでいい』と判断した。我々が、目に見える形で活動してきたなら結果は変わっていた」と指摘した。
実際、共産党が推薦した天下みゆき氏(53)に「県政レベルでは、民主も村井県政の応援団だった」と皮肉られるなど、民主の県議団がこの4年間、村井氏への対立軸を明示してきたとは言い難い。
候補者選びも県選出の国会議員が主体となった選対委員会に一任。村井県政の問題点を間近に見てきたはずの県議らの意思は、その時点ですでに埋没していた。
選挙戦を主導した国会議員も苦渋の表情だ。
25日夜、淡々と片づけの進む遠藤氏の選挙事務所で、県連代表の岡崎トミ子参院議員はひとり、報道陣に囲まれた。話は、11月の県連代表選に不出馬を表明したことに集中した。
「引責辞任という意味合いはないのか」
「選挙前から決まっていたことだが、こういう結果が出た以上、責任は当然ある」。かみしめるように話した岡崎氏は26日、応援に立った議員らへのおわびに追われた。
■ ■
「村井さんを甘く見ていた。そして国政と県政の候補を選ぶ基準は、別だった」
ある県連幹部は今回の“誤算”をそう語り、「本質的に候補者の問題ではない」と言い切った。
幹部が悔やむのは、候補者の決定を総選挙後の9月まで延ばしたことだ。候補者を決めて注目度の高い総選挙の際に同行させ、知名度を上げる――。半ば決まっていた方針だったが「余裕を見せない方がいい」との内部批判で立ち消えになった。
「脱官僚依存」をアピールした民主の推薦候補にもかかわらず、元官僚で村井氏より年上というマイナス要因のあった遠藤氏。頼みの綱は党本部のてこ入れだった。
岡崎氏は遠藤氏の擁立決定を小沢一郎幹事長に報告した9月10日、「ぜひ先生の全面的な応援を」と訴えた。
「あなたは県連の代表だ。それならまず、あなたが頑張らなくては」
小沢氏は立ち去り際にそう告げたという。選挙戦では閣僚を含む11人の国会議員が来県したが、小沢氏や鳩山由紀夫首相の姿はなく、遠藤氏の注目度は高まらなかった。
■ ■
朝日新聞が実施した有権者への聞き取りでは「元官僚で、村井さんに比べ年齢も高い」(柴田町の公務員男性)「県を引っ張っていく力強さが感じられなかった」(大崎市の農業男性)など、候補としての資質に疑問を投げかける声が上がった。
加えて、遠藤氏は8年前の仙台市長選で擁立を見送っていた存在。国政選挙の選考で「新しい血を入れる」と民放アナウンサーら知名度の高い候補を優先して立てた分、人材を出し尽くしたかたちだ。
民主は来夏の参院選、「2人区は2人擁立」の方針だ。「当然2議席を取れというメッセージ」と県連の木村勝好幹事長。今回の惨敗から立ち直るかどうか。11月末の県連大会で選ばれる新代表の責任は重い。(箕田拓太)
●村井氏、幅広く浸透/本社、投開票日の出口調査
朝日新聞は知事選投開票日の25日、有権者への出口調査を実施した。その結果、支持政党にかかわらず、再選を決めた村井氏が幅広い層に浸透したことがうかがえる。
調査は60投票所で実施し、有効回答は3153人。村井氏は自民・公明支持層のほとんどと無党派層の8割近くを固め、民主支持層の半数以上にも食い込んだ。
一方、民主、社民、国民新各党の推薦を受けた遠藤氏。民主・社民支持層の4割ほどしか固めきれず、無党派層の支持も15%。総選挙で吹いた民主への追い風は、知事選では大きく影響しなかった、と言えそうだ。
894
:
名無しさん
:2009/10/27(火) 21:51:44
http://sankei.jp.msn.com/region/tohoku/miyagi/091027/myg0910270231000-n1.htm
【フォーカス】民主ブランド不発 心とらえた「地方復活」 宮城県知事選
2009.10.27 02:31
まさに圧勝−。25日に行われた宮城県知事選挙は、即日開票の結果、現職の村井嘉浩氏(49)が再選を果たした。その得票数は“不動の人気”を誇った浅野史郎元知事の記録を抜き、歴代2位。次点の遠藤保雄氏(62)=民主、社民、国民新推薦=に4倍弱の大差を付けた。衆参合計で9人もの民主議員を国政に送り出す「民主王国・宮城」で“非民主”の村井氏が集めた県民の負託とは何なのか。風向きは変わったのか。(宮城知事選取材班)
告示日の8日、吹き荒れる暴風雨のなか、村井氏は岩手・宮城内陸地震の被災地、栗原市の仮設住宅前で街頭演説を始めた。傘もなく、薄手の雨がっぱのフードは風にはためくまま、時折声を詰まらせながら被災地への思いを語りかけた。
候補者が濡れないよう、支援者が傘やパラソルを差し出すなか、大票田の仙台市街地で第一声を上げた他候補とは対照的な選挙戦の始まりだった。遠藤氏の演説に集まった民主県連関係者の一人は、村井氏が栗原市で遊説を始めたことを聞くと「(やり方が)うまいな…」とうなった。
選挙戦中盤、県北の加美町で行われた個人演説会では、500人もの住民が集まった。観劇にでもいくかのように着飾った聴衆たちは、村井氏の演説を紅潮した面持ちで聞き、冗談には手をたたいて笑った。「選挙は祭りなんだ」と村井氏。その言葉通り、用意されたパフォーマンスの数々も、各地の有権者の心をとらえた要素といえるだろう。
当選から一夜明けた26日、村井氏は定例会見で「非常に苦しい選挙戦だった」と振り返った。「(遠藤陣営では)相次いで閣僚クラスが応援に訪れ、民主が重要な選挙区として宮城を意識しているのがわかっていた」ためだという。事実、25日夜、岡崎トミ子民主県連代表は「民主党一丸となって戦ってきた」と説明、遠藤氏落選の報に「党として申し訳ない」と肩を落とした。
◇
村井氏を支援した自民党県連は26日午前、さっそく3役会を開き、先の総選挙で4選を果たした小野寺五典会長が「今回は、私どもも勇気をもらった。(党の)再生に向けて、知事の手法を学びながら、がんばっていく」とあいさつ。来夏の参院選へ向けた、体制強化のきっかけにしたい考えを示した。知事選の結果は、自民にとって拡大する民主勢力へのくさびとなるのだろうか。
「国政選挙、とくに小選挙区制では、党対党の代表戦で、有権者は党の好き嫌いで投票する。しかし、首長選では、これまでの活動や業績、人柄なども含め、評価し、色分けするのではないか」。村井氏は、そう分析する。自身の圧勝は、必ずしも古巣の自民党の復活にはつながらないとの見方だ。
民主党県連の関係者は「これまでと違い、政権与党として、知名度だけでない人物を候補に選ばなければならないというプレッシャーがあった」と明かす。同県連はこれまでの選挙では、地元放送局のアナウンサーなど、知名度を重視した候補擁立が目立っていたが、これを転換したことが敗因との声もでている。今後の選挙では、知名度重視の候補者擁立に戻る可能性もあり、自民党には脅威となるのは間違いない。
◇
知事選投開票と同じ25日、参院統一補欠選挙(神奈川、静岡両選挙区)では、民主系候補が勝利した。しかし、同日に各地で行われた首長選では、必ずしも民主ブランドの威光は反映されなかったのはなぜか。
今回の知事選で、村井氏と遠藤氏は対照的な経済政策を掲げた。村井氏は、小泉−竹中路線に近い、市場原理を活用した経済活性化策。遠藤氏は、強者から弱者への資金の再分配を重視した。民主党のある県議は、「今回の知事選は、米国型の新自由主義か、欧州型の社会民主主義の戦い」と指摘した。
一連の投票結果をみて、ある識者は「国に対しては、社会保障の手厚い欧州型政治を求めるが、県知事には、強い地方の復活という夢を求めているのではないか」と分析する。「東北の他県に比べ、独立心が強いのが宮城県民の特徴」。県内の識者はそう口をそろえる。独立へ向けたメッセージをより強く打ち出した村井氏に、多くの支持が集まった背景には、そうした県民性もありそうだ。ブランドに縛られ、自分の戦いができなかった民主に対し、村井氏は地の利を生かし、相手を存分に撹乱(かくらん)し、勝った、ともいえそうだ。
895
:
名無しさん
:2009/10/27(火) 21:59:16
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/10/20091027t11033.htm
村井知事 「富県」加速へ意欲 参院選、自民応援に言及
宮城県知事選で新人2人を大差で破り、再選を果たした村井嘉浩知事(49)は開票から一夜明けた26日午前、県庁に登庁し定例記者会見を行い「選挙戦では富県戦略を加速させることへの県民の期待を感じた。マニフェスト(公約集)の実現に向け頑張りたい」と2期目の抱負を語った。
過去2番目の64万7734票を獲得し、浅野史郎前知事の最高得票(62万2928票)を上回ったことについて「非常に光栄なこと」と語った。
選挙戦を「民主党の大物政治家が相手候補の応援に入るなど、大変苦しかった」と振り返った。自民党県連が支援したことに関連し、来夏の参院選のスタンスを問われ「応援の要請があれば、今回支援を受けたことが一つの理由になる」と話した。
神奈川、静岡両参院補選で民主党公認候補が勝利したことは「鳩山政権への支持の高さが出た」と指摘。補選と知事選の結果が連動しなかった理由を「国会議員と首長を選ぶ基準は違うのだろう。ただ、宮城の民主党が波に乗れなかった理由は謎だ」と述べた。
記者会見に先立ち開かれた幹部職員との庁議では、1万人の雇用確保、保育所待機児童ゼロ、特別養護老人ホームの2000床増などの公約実現に向けた対応を急ぐことを指示した。
午後は講堂で職員約400人を前に「マニフェストに奇をてらった項目はない。4年間での実現が難しいものもあるが、県職員一丸となって頑張ろう」と呼び掛けた。
村井知事の2期目の任期は、11月21日から2013年11月20日まで。
◎追及姿勢、周知が不足/民主会派総括「原点返り反転攻勢」
県議会の民主党系会派「改革みやぎ」(12人)は26日、緊急の総会を開き、25日投開票の知事選で、支援した元国連食糧農業機関(FAO)戦略企画部長の遠藤保雄氏(62)が、村井嘉浩知事(49)に47万票差で惨敗した結果を総括した。
敗因について「議会で県政の問題点を追及してきたが、県民に知られていなかった」との指摘があった。「大敗を重く受け止め、原点に返って反転攻勢に挑む」との認識で一致した。会派執行部の責任問題には発展しなかった。
2期目の村井県政にはこれまで通り、是々非々のスタンスで臨む方針も確認。会派の主張を浸透させるため、所属議員で「政策キャラバン隊」をつくり県内各地に出向いて住民と意見交換することも決めた。
党組織の地力を高めるため、地方議員の拡大にも取り組む方針を確認。2011年の県議選では定数61の過半数獲得を目標とし、候補者擁立を目指すという。
遠藤氏の選対事務局長を務めた藤原範典会長は「戦略ミスはなかった。知名度と浸透の時間が足りなかった。大敗したが民主党の勢いが後退したとは思わない。むしろ次につながる戦いだった」と強調した。
2009年10月27日火曜日
896
:
とはずがたり
:2009/10/28(水) 18:34:22
圧勝・惨敗 みやぎ知事選(上)ガリバー誕生/「県民党」の戦術的中
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1043/20091027_02.htm
繁華街を歩き支持を呼び掛けた村井氏。行く先々で人垣ができ、抜群の知名度を裏付けた=仙台市青葉区
民主党と自民党の激突が軸となった25日投票の宮城県知事選は、無所属現職で自民党出身の村井嘉浩(49)が、民主党、共産党がそれぞれ推薦した無所属2新人を大差で退け幕を閉じた。「県民党」で主導権を握り、とてつもないリードで再選を果たした村井。政党対決に持ち込もうとした民主党は迷走し自壊した。政治潮流に激変の波動が残る中、宮城決戦が映しだした陰影を探る。(宮城県政取材班)
<若者が連なる>
独走の圧勝劇から一夜明けた26日午前、村井は宮城県庁で定例記者会見に臨んだ。
「多くの人に『4年間よくやった。続けるべきだ』と声を掛けてもらった。企業誘致の実績が浸透した結果だろう」と勝因をかみしめた。
戦いの駆け引きは、民主党が元国連食糧農業機関(FAO)戦略企画部長の遠藤保雄(62)の擁立にもたつく中、村井が仕掛けた。
下野した自民党の色合いを薄めるため、政党に推薦を求めないことを表明。代わりに後援会を軸にした「県民党」というよろいをまとった。
17日間の選挙戦。村井は終始、強い磁場として陣営に勢いを与える。
期間中最後の日曜日だった18日、仙台市内で3カ所の区民祭り会場に出向いた村井。歩く先には握手を求める人垣ができ、携帯電話で写真を撮る若者が連なった。
「夢のようだ」。村井もうなったほどの好感触。抜群の知名度は党派、年代、地域を超え、いつしか独壇場となった。
<行動力をPR>
明るい笑顔を振りまく陰で、随所に周到な計算がちりばめられた。
告示された8日。第一声の場所に選んだのは、本丸の仙台でなく、岩手・宮城内陸地震で被害を受けた栗原市だった。台風18号の暴風雨の中、傘も差さずに仮設住宅を回った姿は、行動力と情に深い政治家像を印象づけた。
勝手連を掲げた選挙事務所、「投票に行こう」のプラカードを掲げた街頭パレード。民主党が得意とする戦術を次々と繰り出した。
報道各社の世論調査結果で優勢とみるや、「県民党」の看板を巧みに外す場面も。17日夜、自民党塩釜市支部主催の政経セミナー。村井は「わたしの本籍は自民党。皆さんに見捨てられたら勝てない」と頭を下げ、後方で支える党への配慮も忘れなかった。
<浅野超え目標>
緩みが心配された終盤、陣営は一気に締まり、再び急加速する。
「仮想敵」となったのは、元祖無党派の前知事浅野史郎。1997年の知事選で自民党候補を粉砕し、62万2928票を獲得した際の一戦を想起し、「浅野超え」の掛け声が広がった。
獲得したのは64万7734票。浅野をあっさりと抜き去り、知事選の過去最高得票まで186票に迫る大勝だった。
村井は的中した戦略を振り返って言う。「判断はほとんど直感に近かった。県民党という選択が、さまざまな戦術の源流になった」
政権交代を逆手に取った直感的な県民党戦略と、政治家としてつぶさに観察してきた選挙戦術の総動員。宮城の政界に新たな「ガリバー」が誕生した。(敬称略)
2009年10月27日火曜日
897
:
とはずがたり
:2009/10/28(水) 18:36:07
正気か,宮城県連?!
>「村井は強い。対抗馬は慎重に選ぶべきだ」。衆院選後、党県議の一人は支持団体の幹部にこう忠告され鼻で笑った。「政権交代の勢いに乗れば、無名候補も互角に戦える」。県連全体がそう信じて疑わなかった。
確かやおさんだったかと思うんですけどこの板では随分前から村井は最強だ,桜井クラスを出しても勝てるかどうかって冷静に判断してたのに。
矢張り岡トミさんの限界か。ぬるい選挙やったもんだ。。
銓衡も結構いい加減だったしなぁ。。
> 候補の選考期間は2週間。たった1度の面接で県連はローマ在住の遠藤に傾いた。重視したのは仙台一高、東北大卒で官僚を経てFAO入りした経歴だ。村井に対抗する周到な戦略や計算は全くなかった。
圧勝・惨敗 みやぎ知事選(下)戦略なき誤算/政権党の「地力」過信
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1043/20091028_01.htm
<剛腕登場せず>
静まり返った事務所で、ため書きに印刷された民主党幹事長小沢一郎の顔だけが笑っていた。
25日午後8時。テレビの速報は神奈川、静岡両参院補選での民主党候補の圧勝と、宮城県知事選に擁立した元国連食糧農業機関(FAO)戦略企画部長の遠藤保雄(62)の落選を同時に伝えた。
「支えきれず、申し訳ない」。党県連代表岡崎トミ子(参院議員)は目を赤くし遠藤にわびた。再選を決めた自民党出身の村井嘉浩(49)との差は47万票。政権党の大惨敗だった。
9月10日、東京の民主党本部。遠藤擁立をあっさり了承した小沢は、応援を要請する岡崎をこう突き放した。「代表のあなたが頑張りなさい」
岡崎は「ドキ!」と冗談めかして返事をしたが、小沢は立ち去ったという。戦いは終始、劣勢を強いられ小沢が剛腕を振るう舞台はなかった。
遠藤の応援には副総理兼国家戦略担当相の菅直人ら鳩山内閣の3閣僚が駆け付けた。いずれも岡崎が個人的に依頼した。宮城の首長選で党本部が出した初の推薦だったが、対応は冷たかった。
「村井は強い。対抗馬は慎重に選ぶべきだ」。衆院選後、党県議の一人は支持団体の幹部にこう忠告され鼻で笑った。「政権交代の勢いに乗れば、無名候補も互角に戦える」。県連全体がそう信じて疑わなかった。
<崩れた筋書き>
候補の選考期間は2週間。たった1度の面接で県連はローマ在住の遠藤に傾いた。重視したのは仙台一高、東北大卒で官僚を経てFAO入りした経歴だ。村井に対抗する周到な戦略や計算は全くなかった。
安直な筋書きはすぐ崩れた。選挙戦最初の日曜日だった11日夕。岡崎や宮城1、2区の党衆院議員とJR仙台駅前の交差点に立った遠藤は、3人の周りにできた人垣にはじき飛ばされた。
政権党の看板と国会議員の重厚な布陣。政党色を強めるほど、遠藤が埋没するジレンマに陥った。遠藤の得票は17万4000票。衆院選で民主党が得た57万票の3割にとどまった。岡崎は「国政と県政は別だった」とミスを悔やんだ。
「富県戦略」を掲げた村井との対立軸すら描けなかった。党県議団が作成を支援した遠藤の公約は具体性に乏しく、「宮城も政権交代」の言葉だけがうつろに響いた。
小沢系の地方議員は「どぶ板を重視する小沢は、風頼みの宮城県連の地力不足を見抜いていたはずだ。大惨敗にさぞお怒りだろう」と推し量る。
衆院選で爆発した政党力と知事選でさらけ出した地力不足。際立つ落差は、党単独での過半数獲得を狙う来夏の参院選に影を落とした。
<悲壮感はなし>
村井と遠藤の対決に埋没した宮城県民医連事務局長の天下みゆき(53)は25日夜、すがすがしい表情で事務所に現れた。共産党推薦候補としては平成に入り最少の得票に終わったが、悲壮感はなかった。
歯切れ良い弁舌で村井県政の苦手分野とされる医療、福祉の課題を追及した。天下は「特別養護老人ホーム増設など、こちらの政策を村井も言いださざるを得なくなった」と振り返った。(敬称略)
2009年10月28日水曜日
898
:
名無しさん
:2009/10/28(水) 19:07:06
>>897
私もやおよろずさんが村井は強いっておっしゃってるのを議員選挙板でみました。
個人的にも
>>735
>>741
>>776-777
あたりの話を読んで、
民主県連の対応のひどさから負けそうだなとは思ってましたが、
こんなに大敗するとは(=こんなに村井が強いとは)思いませんでした。
やおよろずさんの慧眼でしたね。
899
:
名無しさん
:2009/10/28(水) 19:10:45
やおよろずさんの村井に関するレスを拾ってみました。
一時期名無しでレスされてたので拾えたのは最近のばかりですが。
585 名前:やおよろず ◆U3upeXXkAk [sage] 投稿日:2009/09/13(日) 01:55:37 ID:SS8Q3Y2z
高橋A 石井B 二井C
三村A 谷本B 飯泉B
達増A 西川B 真鍋B
村井A 古田B 加渡B
佐竹C 川勝B 尾崎B
吉村C 神田B 麻生B
佐藤B 野呂B 古川B
橋本B 嘉田A 金子C
福田C 山田B 蒲島B
大澤C 橋下A 広瀬C
上田A 井戸C 東国B
森田C 荒井C 伊藤B
石原B 仁坂B 仲井B
松沢A 平井B
泉田B 溝口B
横内B
村井D
717 名前:やおよろず ◆U3upeXXkAk [sage] 投稿日:2009/10/25(日) 20:08:01 ID:n+OimR+s
>>712
村井が自公にべったりなのではなく、自公が村井にべったりという力関係
770 名前:やおよろず ◆U3upeXXkAk [sage] 投稿日:2009/10/25(日) 20:13:24 ID:n+OimR+s
>>757
宮城県知事選挙はサボタージュとかそういう問題ではなく、単に村井が強い。
ちなみに、民主党は有権者から反発を買うほどの存在ではない。
802 名前:やおよろず ◆U3upeXXkAk [sage] 投稿日:2009/10/25(日) 20:18:20 ID:n+OimR+s
村井に推薦を蹴られてるから、自民党は0勝だな。
172 名前:やおよろず ◆U3upeXXkAk [sage] 投稿日:2009/10/25(日) 21:03:58 ID:n+OimR+s
5大選挙、民主の2勝3敗になるかもな。
まあ、それでも自民は0勝なわけだが。
214 名前:和子夫人 ◆VVOQ3pMvHY [sage] 投稿日:2009/10/25(日) 21:07:47 ID:YmYoY/rC
>>172
そういうことよね。
民主サイドはほとんどが推薦、自民はどうなんだ。
まぁ横浜市議補選で勝たれると、あれだが。みんながんばれ横浜栄は。
238 名前:やおよろず ◆U3upeXXkAk [sage] 投稿日:2009/10/25(日) 21:11:02 ID:n+OimR+s
>>214
逆に、自民の看板は重い十字架なんでしょうな。
村井・阿部・矢田は自民の推薦を蹴ったわけですからね。
900
:
とはずがたり
:2009/10/28(水) 19:15:21
>>898
この板の過去ログの検索掛けても見つからなかったので俺も議員板で見たのかもしれません。。
やおさんは岡崎女史の老害も随分前から主張されてますね↓
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/6177
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/229
この辺の岡トミ評は小沢派のやおさんと菅派の俺の意見の違うとこでもあったんですが,
>>897
の
> 岡崎は「ドキ!」と冗談めかして返事をしたが、小沢は立ち去ったという。
読んで,岡崎よ,政権交代したぐらいではしゃいでる場合じゃないだろうと思いました。
901
:
とはずがたり
:2009/10/28(水) 19:24:26
>>899
ありがとうございます。
俺も議員板検索掛けてみましたが,そんなもんでしたね。
もっと半年ぐらい前,少なくとも総選挙前に既にそんなこと指摘してた様な印象でしたが,どこだっけかなぁ。。
オフ会で直接聞いたんだったかもしれません。
902
:
片言丸
:2009/10/28(水) 19:35:21
別に民主党の首長が求められているわけはないんですよね。
民主党は,変革のイメージもあるけどドタバタのイメージもあって,自分の県にドタバタを踏まえても何らかの変化を求めるほどフラストレーションはたまっていないのではないか。
都市部は候補のイメージが重要になるし,鄙は中央を見据えた振興策が重要になるし。
政権交代までは地方選挙で民主党を応援する意味を感じましたけど,今ってなんでしょうね。
903
:
名無しさん
:2009/10/28(水) 20:14:22
>>892
http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20091028ddlk04010115000c.html
選択:’09知事選・検証/中 自民、村井氏勝利にヒント /宮城
◇「与党体質」脱却なるか
「バンザーイ」。25日夜、当選確実が報じられ、歓喜に沸く仙台市宮城野区の選挙事務所。壇上で万歳をする村井嘉浩氏(49)が高々と掲げた両手の先から無数の紙吹雪がひらひらと舞い降りた。村井氏の後ろのついたて越しに、自民党県連の県議らが懸命にまいたものだった。自民は最後まで裏方として知事選を支えた。
独自候補を擁立し、8月衆院選で勝利した勢いに頼った民主党に対し、村井氏は政党や団体に推薦を要請せず、「県民党」を標榜(ひょうぼう)。野党に転落した自民は、政党間対決の構図を避ける戦略を受け入れた。
◆
得票率74%の「村井氏圧勝」は確約されていたわけではなかった。投開票の1カ月前、村井氏は「民主党候補が大幅減税や県独自で子ども手当を上乗せとか言い出すかもしれない」と警戒していた。このため村井氏は選挙戦序盤から争点を「1期目の通信簿」と定義。企業誘致の成功など既に実績のある「富県戦略」に争点を絞る下地を整えた。
一方、民主の3倍超の県議を抱える自民は、組織力を生かし、「推薦並み」に動き、ポスター張りやビラ配り、個人演説会や企業訪問の準備を進めた。自民党の議員は個人演説会で進行役を務め、村井氏との親密ぶりを示す場面もあったが、街頭でマイクを握ることはほとんどなかった。
自民が組織票を固め、村井氏が演説や有権者と握手を重ねることで無党派層への浸透を狙う戦略は奏功。「自民の地上戦と村井さんの空中戦がかみ合った」(自民県連幹部)。村井陣営の伊藤信幸選対本部長は26日、県連幹部らに「自民党の協力なしでは戦えなかった」と礼をした。
◆
「(来夏の)参院選に向け自民再生への『弾み』ではなく『励み』としたい」。当選の興奮冷めやらぬ選挙事務所で、自民党県連の小野寺五典会長は神妙な面持ちで語った。政党間対決を避けたことで、「村井氏の勝利」=「自民の勝利」にはならない。小野寺会長は「当選は知事個人の政治姿勢が評価された。国政の候補者も知事と同じように現場に足を運び、県民の声を地道に聞くことが実を結ぶ」と指摘した。
県議の高橋長偉・自民党県連会長代理は「今まで自民は地域の皆さんというより、地域の代表者の声しか聞いていなかった」と述べ、友好団体の要望の集約に偏重してきた党の姿勢を反省する。
知事選と同日の参院補選では民主が勝利。国政レベルでは、日本医師連盟が自民党一党支持の方針を撤回するなど支持基盤の政治団体が相次いで距離を置き始め、党勢は目に見えて衰えている。村井氏の勝利を足掛かりに「宮城から党再生を図る」と意気込む自民党県連。「与党体質」脱却のヒントをつかんだかのように見えるが、多様な県民の意見を自ら政策としてまとめる手腕も求められている。
904
:
とはずがたり
:2009/10/28(水) 20:22:31
>>902
それ大きいですよねー。
>政権交代までは地方選挙で民主党を応援する意味を感じましたけど,
本来失政のない2期目に挑戦する首長をすげ替えるのは非常に大きな労力必要で,そういう意味では山形県を除いて千葉市・奈良市・静岡県・名古屋市などいずれも現職は引退してますよね。あと何処がありましたっけ?
国政への怒りの矛先としての首長選という構図の消失と,政権獲得で妙に強気になった民主の候補者選定の荒さと,脱ダムに象徴されるような地方の警戒感などない交ぜになっているのかな,と云う感じを持ってます。
905
:
チバQ
:2009/10/28(水) 21:47:11
個人的には誰を立てても勝てないだろうから遠藤を立てたのだと信じているのですが。
候補にあがっていた菊池県議を衆院選前に決めてれば 少なくとも接戦レベルにはなったと思うのです。
菊池は参院選二人目ですかねえ(保守系男性二人ってのはきついか?)
906
:
神奈川一区民
:2009/10/28(水) 22:27:42
岡崎氏は何を学んできたのか。浅野氏のそばにいながら。
これでは小澤氏に馬鹿にされるのも無理もない。
長野、川崎にしても、もうちょっと考えて戦ってほしい。
これでは、小澤氏の天下は当分続きそうだ。
907
:
チバQ
:2009/10/28(水) 22:42:40
>>631
http://mytown.asahi.com/akita/news.php?k_id=05000000910280003
元鷹巣町長、無罪主張へ
2009年10月28日
4月の北秋田市長選を巡る公職選挙法違反事件で、同法違反(現金買収、事前運動)の罪で起訴された元鷹巣町長岩川徹被告(60)=北秋田市栄=が公判で起訴内容を否認し、無罪を訴える方針であることが27日、関係者への取材でわかった。被告は「道案内の報酬として現金を渡したのであって、票のとりまとめを頼む意図はなかった」などと話しているといい、主張の異なる検察側と全面的に争う見通しになった。
検察側の起訴状によると、岩川被告は2月16日、3月17日ごろの2回にわたり、無罪を訴えて控訴中の無職二階堂甚一被告(62)=同法違反(被買収)の罪で一審で懲役10カ月執行猶予3年などの判決=に票のとりまとめなどを依頼。その報酬として、コンビニ駐車場などで現金約30万円を渡し、告示前に選挙運動をした、とされる。
岩川被告の関係者によると、被告は、現金の授受は不案内な地区で土地勘のある二階堂被告に運転手をお願いした際の費用であり、投票・票のとりまとめなどの選挙運動の意図や事実はなかったと主張する方針。また、被告の支援者らは「(2人の被告の無罪を訴える)裁判を支援する会」を近く立ち上げ、北秋田市で31日に集会を開く。
岩川被告は、30日間に及ぶ捜査側の取り調べで黙秘を貫いており、公判での主張内容が注目されていた。法曹三者が証拠や争点を整理する第2回公判前整理手続きは29日、秋田地裁で行われる。
二階堂被告は一審で起訴内容を認めたが、今月14日、「現金は運転手としての報酬だった」と一転、無罪を主張し、仙台高裁秋田支部へ控訴した。家庭の事情などから「早く留置場を出たかった」ため、捜査側の筋書きを認めれば罰金で済むと思ったという。「岩川被告に悪いことをした」とも話しているという。
908
:
チバQ
:2009/10/28(水) 22:44:35
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1043/20091027_03.htm
継続 村井県政(上)盤石/民意背に企業集積推進
県議会最大会派「自民党・県民会議」の控室を訪問し、選挙支援のお礼を述べる村井知事(左)=26日、県議会
25日に投開票された宮城県知事選は、村井嘉浩知事(49)が2新人を圧倒し、再選を決めた。獲得した64万7734票は過去2番目の大量得票。有権者は村井県政の継続に大きな期待を示し、知事の求心力が高まることは確実だ。1期目で「富県宮城」を旗印に、企業誘致にまい進した県政運営はどう進むのか。村井県政の2期目を展望する。(県政取材班)
<社長がエール>
選挙戦終盤の23日午前。村井知事にとって、会わずにはいられない人物が県庁を訪れた。
「これから続々と従業員と家族が宮城に移り住む。再選を果たし、支援してほしい」
知事にエールを送ったのは、大衡村の第2仙台北部中核工業団地で新しい本社工場の建設が進むトヨタ自動車生産子会社・セントラル自動車(神奈川県相模原市)の石井完治社長だった。
セントラル自動車は、知事が1期目の実績に挙げた企業誘致の象徴となった。操業開始は来年秋で、小型車など年間10万台を生産する予定。自動車1台につき3万〜4万点の部品が必要とされ、同社や同社関連企業との取引拡大に期待が高まっている。
石井社長に、移り住む従業員への手厚い支援を約束した村井知事は、工場周辺のインフラ整備にも言及した。
ある県幹部は「大量得票はさらなる企業集積への期待の表れだ。ただ、必ず実現しなければならないという重圧にもなる」と指摘。村井県政の2期目の看板施策も引き続き、企業誘致になると予測する。
<「必ず恩返し」>
その展開に不可欠な県政基盤は盤石だ。
「自民党の応援があったからこそ全県で選挙ができた。必ず恩返しする」。再選から一夜明けた26日、知事は県議会最大会派「自民党・県民会議」の控室に足を運び、支援への感謝を述べた。
4年前の知事選で、自民党推薦候補の座を争ったこともある相沢光哉元議長が「実績と人柄が評価を受けての大勝利。歴史に残る名知事を目指してほしい」と返した。
定数61の県議会の中で、自民党は38人を擁する巨大与党。全常任委員長ポストを確保した上、委員数でも過半数を制する絶対安定多数を占める。
県議会では政権党の民主、社民両党は口を挟む余地はない。その分、今回の選挙結果で国政とのねじれの幅は拡大した。
民主党県議の1人は「知事の県政運営に慢心が出てくれば、県民はすぐに察知する。われわれにとってもそのときはチャンスだ」と明かす。
東北大大学院情報科学研究科の河村和徳准教授は「自民党出身知事としては異例の圧勝となった。民主党政権下での自民党系知事のモデルとして注目される可能性がある」とみる。
2期目の課題として「ドラスチックな改革を断行できる強力な民意は獲得した。行財政改革で切るところは切るリーダーシップが問われる」と指摘している。
2009年10月27日火曜日
909
:
チバQ
:2009/10/28(水) 22:45:13
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1043/20091028_02.htm
継続 村井県政(下)弱点/福祉と教育 立ち遅れる
仙台市の小学校の空き教室の運用について話し合う村井知事(左)と奥山市長=10日、青葉区
<2期目の約束>
企業誘致偏重の村井県政。付きまとう批判への反発心がにじんだ。
「1期目ではさまざまなことに取り組んだ。産業政策があまりにもうまくいったので『村井は福祉や教育にはおろそか』という声もある。決してそうではない」
知事選最終日の24日、村井嘉浩知事(49)は仙台市青葉区の中心商店街に立ち、「特別養護老人ホーム待機者を2000人解消する」「保育所待機児童ゼロを実現する」と約束した。
データで見ると、宮城は「福祉後進県」との指摘を免れない。県計画では2006年度から3年間で、特養ホームを850床増やす計画だったが、実際は673床にとどまった。達成率は79.2%で、東北では5番目だった。
県は増床を行う特養ホームに対し、一床当たり最大315万円を助成。一床当たり約1000万円とされる建設コストの縮減を図る。対象施設は本年度、個室に加え、2〜4人が相部屋で暮らす「多床室」に拡大した。
実情に合わないとの批判もある。ある特養ホーム経営者は「どこも経営が厳しい。現行の補助額では多額の借金を抱えることになる。増床に慎重にならざるを得ない」と話す。
パンク状態は福祉施設だけではない。
10日昼、青葉区のイベント会場で、村井知事は隣に座る奥山恵美子仙台市長に「小学校空き教室を特別支援学校の分教室として活用させてほしい」と持ち掛けた。
特別支援学校は児童、生徒の増加で教室不足が続く。仙台圏の光明(泉区)、名取、利府の3校が顕著で、子どもの数は10年間で1.3〜1.9倍に増えた。県教委は窮余の策として、仙台市に空き教室の活用を長年働き掛けている。
奥山市長は「簡単にいく問題ではない。考える時間が欲しい」と返した。市長は20日の記者会見でも「特別支援学校の設置は県の仕事。市ができることがあるかどうかを考えたい」と述べた。トップ同士の粘り強い対話が不可欠だ。
<財政難は深刻>
多くの施策で急場しのぎを強いられる県政。原因は慢性的な財政難にほかならない。
中期的財政見通しによると、2009〜13年度の累計財源不足額は楽観的に見積もっても867億円。11年度には財源不足額が255億円となり、財政再生団体に転落する可能性もある。
県は近く、新しい財政再建プログラムを作成するが、県幹部は「既に細かな事業まで予算を削り、支出抑制はもう限界」と頭を抱える。
知事は1期目の4年間、福祉や教育施策の充実を要望されると、「金がない」と弁明する場面が多かった。
ある与党県議は「これまでは我慢したが、2期目は甘くない。工夫を凝らして、福祉や教育にも光を当てる県政を実現してほしい」と注文を付ける。
2009年10月28日水曜日
910
:
チバQ
:2009/10/28(水) 22:47:32
>>893
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000000910280003
公約と財政、両立難題/知事選その先(下)
2009年10月28日
今月初旬、知事選の候補者3人が初めて持論をぶつけ合った公開討論会。1時間半の議論を終え、現職の村井嘉浩氏(49)は紅潮した様子で、片頬(かた・ほお)に笑みを浮かべていた。隣でうつむく対立候補を横目に、村井氏はいま一度、会場に声を響かせた。
「さあ、記念写真でもどうですか?」
新顔2人の手を取り、報道陣に「カメラOK?」とポーズをとった。帰り支度を始めた聴衆100人を再びステージに振り向かせ、“現職の余裕”を演出してみせた。
●分かりやすさ重視
村井氏の弁舌は歯切れ良い。松下政経塾時代から県議3期10年の間、鍛錬を重ねた。演説の枕には身近な話題を振る。教育なら「私も娘が2人いましてね」、社会保障なら「『老い』の恐怖は万人のテーマですね」といった具合だ。
「分かりやすさ」は公約でも心がけた。
講釈の部分を削り、主要4項目は(1)「1万人以上」の雇用創出(2)待機児童「ゼロ」(3)食糧自給率「85%」(4)特養ホーム待機者「ゼロ」――と、数値目標を明示した。詳しい中身はインターネットの自身のホームページ(HP)に譲り、街頭演説で「ネットには愛妻との仲むつまじい写真もあります」と誘い込んだ。
難題の教育・福祉論議もそつなくかわした。1期目に批判を受けただけに無理に論を張らず、むしろ施策の難しさを説いて有権者に理解を求めた。
公約ではこの分野を含めて全方位に目配せし、批判の噴出に予防線を張った。HP上の公約は、400字詰め原稿用紙におこすと50枚近い。民主党が擁立した遠藤保雄氏(62)がA4用紙3枚に収めたのとは対照的だった。
●草の根保守
戦術では表と裏を使い分けた。表の顔は「県民党」。かつて自民党県連幹事長も務めた村井氏は親自民派で、8月の総選挙では劣勢化の自公候補を応援した。が、知事選では「政党推薦を求めない」と方向転換。政党色を薄め、総選挙で民主に流れた票や無党派層の取り込みにつなげた。
水面下では、仙台市長を除く県内すべての市町村長や自民県議ら草の根の保守派が、遊説のシナリオ作りや組織固めにいそしんだ。
県連会長の小野寺五典衆院議員(49)はマイクを握る代わり、村井氏の脇で「どうか村井に」とチラシを配った。行く先々で目を引いた「投票へ行こう!」のプラカード行進は、比例区で選出された秋葉賢也衆院議員(47)の案。選挙サンデーの18日には、地元県議が村井氏を先導し、秋祭り3会場を渡り歩いた。
●公約どう反映
「浅野(史郎)知事の62万票。いや、本間(俊太郎)知事の64万票越えも夢じゃない」。村井優勢と報じられた選挙戦終盤、陣営は当選ラインのさらに上の「歴代最高得票」をも視界にとらえた。街頭での反応があまりに良く、村井氏自身「これが人生のピークかもしれない」とおどけたほどだ。実際には64万7734票と本間氏にわずかに及ばなかったが、歴代2位の記録となった。
一方で村井氏は、県の借金総額(県債残高)でも歴代記録を更新中だ。この4年で県債は1千億円近く増えた。2年後には北海道夕張市のような財政再生団体に転落するという試算もある。
村井カラーを練り込みつつ、逼迫(ひっ・ぱく)する財政と遠大な公約とのつじつまを、どう合わせるか。公約で県民に誓いを立てた以上、「国の補助金が足りない」といった後講釈は通じない。
2期目の試金石となる来年度の予算編成が、さっそく本格化する。(乗京真知)
■出口調査から〜村井県政9割弱が「評価」〜■
朝日新聞は知事選投開票日の25日に有権者への出口調査を実施した。調査は60投票所で行い、有効回答は3153人。
村井氏の4年間の県政に対する評価を聞いたところ、「大いに評価する」「ある程度評価する」と答えたのは回答者の9割弱。「あまり評価しない」「全く評価しない」は合わせて1割ほどで、比較的高い評価を得ていた。
新しい知事に一番期待する政策を四つのなかから選んでもらったところ、1位は「医療・福祉」の40%。続いて「財政再建」で22%だった。村井氏が重視する「企業誘致・産業振興」は21%で、3番目だった。
911
:
名無しさん
:2009/10/31(土) 11:30:48
http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000000910310005
現在位置:asahi.com> マイタウン> 岩手> 記事
一戸町長選 民主、党勢拡大かけ総力戦
2009年10月31日
空き店舗が目立つ一戸町の中心商店街。地域の再生も問われている=一戸町
11月3日に告示が迫った一戸町長選は、現職で7選をめざす稲葉暉(あきら)氏(64)と、新顔で同町議の山田信行氏(64)の2人による一騎打ちの可能性が高まっている。いずれも無所属だが、これまで自民党寄りだった稲葉氏に対し、民主党が山田氏を推薦で擁立し、町政奪取に挑む構図となっている。(溝口太郎)
「7月までは、静かだったんだが」。稲葉氏を支援する町議の1人は、ぼやいた。
民間企業を経て85年に初当選した稲葉氏は、父の故・佐吉氏も元町長。親子で計36年間、町政を担う。選挙戦となったのは1期目と5期目の01年の2度だけ。自民の鈴木俊一・前衆院議員に近い県町村会長で、選挙は「無風」とも見られた。
一転したのは8月末。衆院選の岩手2区で、民主新顔の畑浩治氏が、鈴木氏を破り初当選、同町内でも前回選挙の得票を逆転して約1200票差を付けたからだ。
民主は9月中旬、畑氏を支援した元町総務課長の山田町議を急きょ擁立。県連代表の工藤堅太郎参院議員の有力支持者でもある町商工会長を連合後援会長に、「長期町政の刷新」を掲げた。
10月25日夜、町コミュニティーセンターに約600人を集めた山田氏の総決起集会。ひな壇には、畑、工藤両氏と藤原良信氏の国会議員3人に加え、達増拓也知事まで並んだ。「国政、県政、町政と一本の筋を」(畑氏)、「太いパイプで一緒にやっていく町長か、相談に行く所がない町長を選ぶか」(工藤氏)。与党との「パイプ」を強調する演説が続いた。
稲葉陣営の町議らは、「与党を誇示して小さな町をぐりぐりかき回されれば、動揺もある」と危機感を募らす。稲葉氏も「町政に政権与党をちらつかせるのが改革なのか」と反発、現職町議16人のうち10人の支援を得て「地盤死守」に懸命だ。
対する山田氏を支援する現職町議は4人。町議選の複数の新顔とも連動、社民や連合の推薦も得て支持拡大を狙う。民主党は八幡平市長選では擁立した候補が敗れた。佐々木順一・県連幹事長は「町民本意の町政実現が先で、党勢拡大はあとからついてくること。民主の地盤はある。我々も悲壮な決意で臨んでいる」。選挙事務を仕切る党関係者は「稲葉氏を破れば政権交代の象徴になる。知事カードまで切り、負けられない」と話す。
◇
現町政の実績評価と、行財政改革も町長選の焦点だ。
現職の稲葉氏は、過疎債など優位な起債でトンネルや図書館、特養ホームなどのインフラ整備を進めつつ、「借金」の地方債残高を昨年度末までの4年間で21億3900万円余り圧縮するなどした実績を挙げ、「インフラ整備しても借金は増えていない。事務事業の見直しや人件費削減も進めた」と強調する。
これに対し山田氏は「償還や維持負担も考えれば財政は楽観できない。無理無駄を省き、町民福祉と暮らしの向上に充てるべきだ」という。
ハード事業からソフトへの転換、生活や福祉政策の重視、産業振興。両氏の掲げる政策に極端な隔たりはない。
「長期政権を改め、町民主役のまちをつくる」(山田氏)、「私の町政は改革の連続で、多選批判は当たらない」(稲葉氏)。
焦点は結局、政権交代と多選の是非に集約する。
高齢化率33・7%(10月1日現在)に達し、基幹の酪農業や高原野菜も低迷にあえぐ同町。同町中山地区で約2ヘクタールの高原野菜栽培に取り組む農家の男性(68)は「国の直接補償も、米農家が少ないこのあたりでは当てにできない。だれが生活を支えてくれるかで選びたい」と話した。
912
:
名無しさん
:2009/10/31(土) 13:26:56
http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20091031ddlk04010015000c.html
民主党県連:岡崎代表辞任へ 知事選敗戦の総括と参院選方針確認−−幹事会 /宮城
民主党県連は30日、仙台市内で幹事会を開き、知事選の総括と来年7月の参院選などの対応方針を確認した。幹事会では、知事選で党が推薦した新人の遠藤保雄氏(62)が現職の村井嘉浩知事(49)に大差で敗れた責任を取り、選対本部長を務めた岡崎トミ子代表が辞任する意思を正式に表明。新代表を選出する県連大会の日程は12月6日と決まった。
代表選は、県連選対委員会を選挙管理委員会として実施。立候補希望者は11月24日までに選管に申し出たうえで、12月6日の県連大会で選出される。新代表は新役員リストを提案し、同日から新体制がスタートする。大会には予算案、活動計画案などに加え衆院選や知事選の総括も議案として提出するという。
また、知事選で仙台市を除く全市町村長が村井氏を推薦したことを受け、少なくとも来年の参院選までに実施される首長選では、現職候補への推薦は原則行わないことも確認した。
来年の参院選は、党本部が30日付で示した候補者擁立方針に従い、改選数と同じ2人の候補を立てることを決定。党本部への公認申請は11月27日が期限で、改選時期に当たる現職の桜井充氏のほか、自薦、他薦を問わず広く検討するという。【伊藤絵理子】
913
:
名無しさん
:2009/10/31(土) 13:29:13
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20091031ddlk06010176000c.html
湊まちを託す:09酒田市長選/上 現・新、事実上の一騎打ち /山形
◇総決起大会1200人に不安も 「よそ者」批判、熱気でかわし
壇上の司会者は言った。「私が司会する中でこれほどたくさんの方が集まるのはなかなかありません」
現職の酒田市長、阿部寿一氏(50)は21日夜、酒田市民会館で総決起大会を開いた。1階席はほぼ満杯。2階席も8割ほど埋まった。主催者発表で1200人。「(相手陣営の)『チェンジ酒田』のチラシ。絶叫し走り回る車はよく見かけるけれど顔が見えない。本当に市民に浸透しているのか」。「1200」に陣営は気をよくしていた。
だが酒田市政の舞台裏を長年見てきた60代の男性は「1200」という数字に不安を抱いた。「本当に阿部氏だけに集まったのか」
壇上には阿部氏のほか市議選立候補予定の現職市議13人など約20人が顔を連ねた。「仮に市議らの後援会が20人ずつ来ていたとすれば『1200』という数字は、多いのか少ないのか」。さらに気がかりなことがあった。経済界からの主だった出席が少ないこと。また8月の衆院選で、阿部氏が積極的に支援した自民県連会長の加藤紘一元幹事長も出席せず祝電のみだった。
◇ ◇
25日夜に開かれた新人で元農林水産省近畿中国森林管理局長の梅津準士氏(58)の大決起大会。会場の全農庄内ビルは熱気に包まれた。所狭しと並べられたパイプいすはすべて埋まり、立ち見も出て約700人。壇上には先の衆院選で初当選した民主の和嶋未希氏と社民の吉泉秀男氏のほか民主の舟山康江参院議員や連合山形の安達忠一会長らが列席。荘内銀行や酒田医師会の実力者も並んだ。自民の岸宏一参院議員、吉村美栄子知事、公明党県本部の寒河江政好代表らが祝電を寄せた。
「知事選と同じ熱気が会場を包んでいる」と和嶋氏が言えば、吉泉氏が「酒田も変えよう」と訴える。舟山氏は「対話を重ね変えていく酒田に」。安達氏は「連合の総力をかけて戦い抜きたい」とまで言い切った。
梅津氏は三川町出身で、高校は鶴岡南高。よそ者の意味の「鶴岡者(つるおかしょ)」とやゆされることもある。しかし、大会は梅津氏の妻典子さん(56)のあいさつで最高潮に達した。「仕事一筋できた主人をこれからも支えていきます」。帰りぎわにはこんな言葉が交わされた。「奥さんの言葉。ほろりときたの。ああいうの弱いの」
◇ ◇
任期満了に伴う酒田市長選と市議選(定数30)が1日告示、8日投開票される。他に元旧八幡町議の新人、堀大常氏(75)も立候補を表明しているが、市長選は旧市から数え4選目を目指す阿部氏と、新人の梅津氏の事実上の一騎打ちとみられる。少子高齢化や人口減少、市街地空洞化、経済の停滞−−。かつて「西の堺、東の酒田」と称されるほどにぎわった市は他の自治体同様、苦境に立たされている。立候補予定者は「湊(みなと)まち・酒田」をどこへ導こうとしているのか。【佐藤伸】
914
:
チバQ
:2009/10/31(土) 19:50:11
県庁所在地で無風選挙って久しぶりじゃなないすか?
神戸も佐賀も民主は擁立できなくとも接戦だったし
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20091031ddlk07010075000c.html
県都の選択:’09福島市長選 あす告示 現新一騎打ちの公算大 /福島
◇市議補選には3氏
任期満了に伴う福島市長選と、辞職に伴う同市議補選(改選数1)は1日告示される。市長選には、3選を目指す無所属現職の瀬戸孝則氏(62)=民主、社民、自民、公明の各支部推薦=と、共産新人の山田裕氏(54)が立候補を表明しており、一騎打ちとなる公算が大きい。
前回05年は38年ぶりに4人が立候補した同市長選だが、前回対立候補を推薦した自民と、自主投票だった公明が瀬戸氏推薦に回った。瀬戸氏は子育て支援や高齢者福祉の充実を掲げ、山田氏は水道料金の大幅値下げなどとともに、瀬戸氏への4党相乗りを批判している。
一方、市議補選には、いずれも新人で▽会社役員、佐藤雅裕(43)=無所属▽NPO代表、煙山亨(54)=民主公認▽民青県北地区委員長、野口徹郎(33)=共産公認=の3氏が立候補を表明している。
立候補の受け付けはともに午前8時半から午後5時まで、同市霞町の市民会館で。投票は8日に行われ、即日開票される。大勢判明は午後11時ごろの見通し。9月2日現在の有権者数は、市長選が23万6707人。市議補選は旧飯野町を除いた福島選挙区で行われ、計23万1428人。【関雄輔】
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20091031ddlk07010077000c.html
県都の選択:’09福島市長選 公開討論会、閑散−−聴衆50人 /福島
福島市長選の立候補予定者を招いた公開討論会(福島青年会議所主催)が30日、福島市上浜町の県教育会館で開かれ、現職の瀬戸孝則氏(62)と、新人の山田裕氏(54)が持論を展開した。会場には、報道関係者を含めても約50人の聴衆しかおらず、500人収容のホールはほとんどが空席。市民の関心の低さが浮き彫りとなった。
討論会は、質問への回答や個別に主張を発表する形式。
少子高齢化対策についての問いでは、瀬戸氏が「75歳以上の市内バス利用を無料化するなど、暮らしやすい環境を作る」と述べた。山田氏は「介護保険料の減免制度などを整え、長生きをみんなで支える福島市に」と語った。
15問の○×質問で両者の意見が対立したのは、瀬戸氏が賛成し、山田氏が反対した「市職員削減」と「行政事業の民間委託」の2問のみ(未回答除く)。中学生までの医療費無料化や道州制反対などでは意見が一致し、争点の不在を印象づけた。【関雄輔】
915
:
名無しさん
:2009/11/01(日) 10:58:19
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/11/20091101t11025.htm
桜井氏出馬の意向 民主宮城県連代表選
民主党宮城県連副代表の桜井充参院議員(53)=宮城選挙区=は31日、河北新報社の取材に対し、12月6日の定期大会で行われる代表選に立候補する意向を明らかにした。
桜井氏は「政権与党となり、県連もこれまでとは違う体制へ替わる必要がある。岡崎トミ子代表のやり方を継承しつつも、地域のネットワークを拡大し、政策立案力を強化するなどの改革を進めたい」と意欲を語った。
代表選への立候補意思を固めたのは、桜井氏が初めて。県連は24日まで立候補を受け付ける。候補者が桜井氏だけなら無投票当選が決まり、大会で正式承認される。候補者が複数になれば、選挙管理委員会が投票実施を検討する。
桜井氏は仙台市出身。東京医科歯科大医学部卒、東北大大学院医学研究科修了。国立療養所岩手病院勤務などを経て、1998年の参院選で初当選。現在2期目。党参院政審会長を務めている。来夏の参院選で改選を迎え、3選を狙って立候補する予定。
2009年11月01日日曜日
916
:
片言丸
:2009/11/01(日) 11:12:09
>>914
4月の富山市長選以来かも。違うかな?
917
:
チバQ
:2009/11/01(日) 13:41:32
>>913
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20091101ddlk06010079000c.html
湊まちを託す:09酒田市長選/下 2氏ともに似通う将来像 /山形
◇財政の「自由度」低下続く 人口は減少、市民所得も停滞
酒田市の財政力はどうなっているのだろうか。全国の類似39自治体(07年度)で比較すると、経常収支比率31位▽財政力指数28位▽1人当たりの地方債現在高27位▽公債費負担の健全度20位となっている。類似団体には隣接の鶴岡市も含まれている。鶴岡市は、経常収支比率34位▽財政力指数38位▽1人当たりの地方債現在高32位▽公債費負担の健全度30位となっている。指数を単純に比較すると酒田市の方が鶴岡市より良好には見える。だが比較の問題ではなく、酒田市の経常収支比率は、05年度91・0%▽06年度93%▽07年度95・4%▽08年度93・4%。80%を超えると「自由度」は失われつつあるといわれ「自由度」は低下している。
人口は4年前の合併時(05年10月末)と今年7月末で比較すると4545人減少。減少率は鶴岡市の2・03%を上回り3・84%。月に約100人が減っている。かつては鶴岡市を引き離していた市民所得も05年度に逆転し水をあけられている。
◇ ◇
(1)合併の総仕上げ(2)日本の食糧供給基地(3)東北地方の日本海側の玄関口(4)観光都市(5)心豊かなまち作り(6)ものづくりの拠点。現職の阿部寿一市長(50)は次の4年間にこれらの実現を構想している。一方の新人、梅津準士氏(58)は(1)産業振興とインフラ(交通機関・都市)整備(2)健康都市作り(3)高齢者・子育て支援(4)1市3町の合併の相乗効果創出(5)生涯学習と文化(6)スポーツ、レクリエーションなどとなっている。産業、インフラ、福祉−−。表現は異なるものの目指すものは両氏とも似通っている。
現職か新人か。継続か変革か。「自民」か「民主・社民・連合」か。人柄か。「まち作りは着実に進んでいる」という阿部陣営と「このままでは酒田はだめになる」と主張する梅津陣営。有権者は何を基準に判断するのだろうか。
◇ ◇
城下町の鶴岡市と港町で商業都市の酒田市。同じ庄内地方でも最上川をはさんで気質が違う。ある選挙通は言う。「みこしを担ぐのは遅いが担ぐと、なかなか下ろさない鶴岡市」「担ぐのは早いが落とすのも早い酒田市」
市長選立候補者の公開討論会も27日夜に400人の聴衆を集めて開かれた。市長選は1日告示、8日投開票される。【佐藤伸】
918
:
チバQ
:2009/11/01(日) 13:54:55
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20091101_2
県内各方面に波紋 民主県連の首長選「相乗り禁止」
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民主党県連(工藤堅太郎代表)が県内市町村長選で野党との「相乗り禁止」の方針を示したことは、各方面に波紋を広げている。小沢一郎幹事長の地元として政党政治を地方にも根付かせようとの狙いだが、「国政と地方は違う」という意識は根強い。一方で複数政党が特定候補を推薦する「相乗り」は選挙の形(けい)骸(がい)化を招き、政治の活力を失わせるとの指摘もある。二大政党制の流れが強まる中、有権者は本質を見抜く目が求められる。
民主党は党本部の方針として、連立政権を組む社民党、国民新党以外の政党と、知事選や政令市長選で「相乗り」を禁止しているが、政令市でない首長選にも適用するのは岩手県連が初めてという。
【詳しくは岩手日報本紙をご覧下さい】
(2009/11/01)
919
:
チバQ
:2009/11/01(日) 14:41:39
>>916
富山以来かあ
自民王国、綿貫王国だから富山は仕方ないかな。(今度の山口も仕方ない。代わりに下関はしっかりした選挙だったし)
民主党王国と化しつつある福島県で、郡山・いわきは保守分裂。福島は相乗りってのは寂しいですね。
んなことだから玄葉が無役なんだよ
と、ばあちゃんが福島の我思う
920
:
とはずがたり
:2009/11/01(日) 14:44:27
福島1区は茨城1区みたいに宏大な農村部を含んでるってのもあるんですけど県都福島市を含むのに1区現象って印象ないですしね。
921
:
とはずがたり@割と郡山派だw
:2009/11/01(日) 14:47:48
あと,山口市は駄目でも下関でオッケーだったからって論理が通じるなら県中央で県都の資格十分の郡山でちゃんとした選挙やったら福島市で出来なくても十分って事にならないっすかね??
その辺の微妙な機微は山口県にも福島県にも縁が薄い俺ですが,ワタクシ一応静岡と浜松(と沼津)の複芯構造の静岡県民であります。
922
:
名無しさん
:2009/11/01(日) 20:48:22
http://yamagata-np.jp/news/200911/01/kj_2009110100014.php
酒田市長選、3氏の争い確定
2009年11月01日 20:01
任期満了に伴う酒田市長選と市議選は1日告示された。市長選にはいずれも無所属で現職の阿部寿一(50)=亀ケ崎3丁目、新人で元農林水産省近畿中国森林管理局長の梅津準士(58)=東大町1丁目、新人で元八幡町議の堀大常(75)=常禅寺=の3氏が届け出を行った。選挙戦は今後4年を市町合併の総仕上げと強調する阿部氏と市政の刷新を訴える梅津氏の事実上の一騎打ちとなる。投開票は市長選、市議選とも8日(飛島の投票は6日)。
阿部氏は東大町1丁目の事務所で必勝祈願・出陣式を行い、「若者が定着するように地域経済の再生、市民の健康対策などに取り組む」と第一声を上げた。市選出の自民の3県議らが激励。旧市内から平田、松山地域に選挙カーを走らせた。
梅津氏はガーデンパレスみずほ駐車場で「市民との対話を徹底し、意見を市政に反映させる」と第一声。和嶋未希、吉泉秀男の両衆院議員、舟山康江参院議員らが応援の弁を述べ、吉村美栄子知事が応援メッセージを寄せた。旧市内を重点的に遊説した。
堀氏は酒田市上安町で「副市長に女性を起用する」などと訴えた。
市議選は定数30に対し、現職27人、新人7人の計34人が立候補した。党派別では民主1人、自民1人、公明1人、共産2人、無所属29人。
10月31日現在の有権者数は9万3930人(男4万4118人、女4万9812人)。
923
:
チバQ
:2009/11/01(日) 23:24:50
んー自民党王国の山口と民主党王国の福島を同列に語るのはどうかと
郡山 いわきと直系候補を擁立したならいざしらず、保守分裂に乗っただけですから
924
:
とはずがたり
:2009/11/01(日) 23:33:56
民主王国とは云え渡部と玄葉が頑張ってただけで1,2,5区(大体福島;郡山;いわき)の民主はそこそこ弱かったっすよねぇ。。
今後は民主王国としてガチガチに固めてって行ってくれると信じてますけど。
925
:
名無しさん
:2009/11/02(月) 20:14:19
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20091102ddlk07010067000c.html
県都の選択:’09福島市長選 告示 現新2氏が立候補 市民の関心、低調 /福島
任期満了に伴う福島市長選は1日告示され、無所属現職で3選を目指す瀬戸孝則氏(62)=民主、自民、公明、社民の各支部推薦=と、共産新人の党県委員、山田裕氏(54)が立候補した。両氏とも中心市街地で第一声を上げ、遊説に出発。7日間の選挙戦がスタートした。
前回05年は38年ぶりに4人が立候補した同市長選だが、今回は4党が現職に相乗り。明確な争点はなく、市民の関心も低調で、両陣営とも投票率をどう高めるかが課題となりそうだ。
投票は8日午前7時〜午後8時に市内83カ所(一部繰り上げ)で行われ、午後9時から福島体育館で即日開票される。10月31日現在の有権者数は23万6957人。【関雄輔】
◆第一声(届け出順)
◇2期8年の実績を強調−−瀬戸孝則氏
瀬戸氏は午前8時から同市栄町の選挙事務所で出陣式を行い、同9時過ぎにAXC(旧長崎屋)前でマイクを握った。「初当選した8年前から大型事業を見直し、時代の流れをつかんで着実に手を打ってきた」と2期8年の実績を強調。3期目では「財政は厳しいが、経費節減で財源を捻出(ねんしゅつ)し、生活福祉向上のために使う」と約束した。
少子高齢化対策として「旧さくら野ビルに生涯学習の場を作りたい」と訴え、雇用問題については「企業誘致を進め、経済団体とのネットワークを立ち上げる。首都圏に近い立地条件を生かして観光産業を育てれば、我々が考える以上の力強い県都になる」と述べた。
最後に「人の話をよく聞き、市民との協働を進めたい。南東北の中核都市として、住んで良かったと言われる町をつくっていきたい」と締めくくった。
出陣式には、瀬戸氏を推薦する4党の国会議員や県議、市議らが顔をそろえた。
◇衆院選の流れを今回も−−山田裕氏
山田氏は午前9時半ごろ、同市栄町の中合前で「暮らしを最優先に取り組む」と第一声を上げた。「8月の衆院選では国民の審判が下り、自公政権を退場させた。この流れを地方政治でも作り上げるのが私に課せられた使命」と語った。
「市民の暮らしが追いつめられている。家計を温め、暮らしを応援する施策が必要」とし、水道料金の値下げや中学生の医療費無料化を掲げ、財源として市の新庁舎建設基金を利用する考えを示した。また、「市民税や介護保険料が引き上げられ、国保税も高い。現市政は取り立てを強め、差し押さえを行っているが、実効ある減免制度で滞納を減らすべきだ」と述べた。
瀬戸氏への4党相乗りについては「衆院選で激しく戦ったばかりで、有権者に説明がつかない。これで市民の暮らしを託せるのか」と批判した。
市議補選の候補者もマイクを握り、同党の大門実紀史参院議員らが駆けつけた。
◇市議補選には3氏が立候補
辞職に伴う市議補選(福島選挙区、改選数1)も1日告示され、いずれも新人の▽会社役員、佐藤雅裕(43)=無所属▽NPO法人代表、煙山享(54)=民主▽民青同盟県北地区委員長、野口徹郎(33)=共産=の3氏が立候補した。
旧飯野町を除いた有権者を対象に行われ、市長選と同じ8日に投開票される。10月31日現在の有権者数は23万1686人。【関雄輔】
==============
瀬戸孝則(せと・たかのり) 62 無現(2)
市長▽県市長会長[歴]県議4期・副議長▽自民県総務会長▽早大
山田裕(やまだ・ゆたか) 54 共新
党県委員・福島相馬地区副委員長[歴]会社員▽党福島地区常任委員▽日大
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◇福島選挙区立候補者(改選数1−3、届け出順)
佐藤雅裕 43 会社役員 無新
煙山享 54 NPO代表 民新
野口徹郎 33 民青地区委員長 共新
926
:
名無しさん
:2009/11/02(月) 20:15:04
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20091102ddlk06010065000c.html
選挙:酒田市長選/酒田市議選 市長選、現新3氏が立候補−−告示 /山形
◇市議選に34人
任期満了に伴う酒田市長選と市議選が1日告示された。8日投開票される。市長選には現職で旧市から連続4選を目指す亀ケ崎3、阿部寿一氏(50)=自民推薦▽新人の東大町1、梅津準士氏(58)=民主、社民推薦▽新人の常禅寺上川原、堀大常氏(75)−−の3氏(いずれも無所属)が立候補した。
選挙戦は阿部氏と梅津氏の事実上の一騎打ちとみられる。両候補の主張に大きな違いはないものの、有権者が「継続」か、「変革」か、どちらを選択するのか注目される。今回から定数が4減り30になった市議選には34人が立候補。市長選同様、市内全域を選挙カーで巡り激しい舌戦を開始した。10月31日現在の有権者数は9万3930人(男4万4118人、女4万9812人)。【佐藤伸】
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◆主な候補の第一声
◇合併の総仕上げする−−阿部寿一氏(50)
東大町1の事務所で出陣式のあと午前8時半から第一声。約200人の支持者らを前に「市民一人一人の思いを大切にし合併の総仕上げに取り組みたい。若者が定着する素晴らしいまち酒田に、心豊かに暮らせるまち酒田を作り上げたい」と力強くあいさつ。「10年間の実績を生かして、市民党として、我々は主張を訴え、酒田市の底力を示したい」と続け健康都市や産業育成、観光立市などを公約に掲げた。
出陣式には、佐藤藤弥、星川純一、森田広の3自民県議も駆けつけ「積み上げた力を全部出し切ろう」「36人衆が作り上げた自主自立のまちの力を結集しよう」「人を大切にするまちを完成させてほしい」などと口々に激励。党県連会長の加藤紘一元幹事長は祝電を寄せた。【佐藤伸】
◇夢を語れる酒田作る−−梅津準士氏(58)
事務所近くのみずほ2のホテル駐車場で午前8時45分から第一声。風雨強まる中、約400人を前に「膨大な潜在力と可能性、先進的な市民性を生かして、夢を語れる酒田を作る」と訴えた。
産業と経済、福祉と医療の分野に特に力を入れ、市民との対話による行政の徹底を約束。「30数年間、国の仕事をして築いた国や県との縁と力を酒田の再生に生かす」と述べ、活力ある町づくりに尽力すると誓った。
民主の和嶋未希、社民の吉泉秀男両衆院議員、民主の舟山康江参院議員や連合山形の安達忠一会長、公明党県本部の寒河江政好代表らが応援演説。吉村美栄子知事のめいが代理出席し「酒田を必ず発展させる梅津さんを今こそ“むかえびと”の時」という手紙を代読した。【長南里香】
==============
◇酒田市長選立候補者(届け出順)
阿部寿一(あべ・じゅいち) 50 無現(1)
市長[歴]建設省人事課長補佐▽日沿道庄内建設同盟会長▽旧酒田市長2期▽東大=[自]
梅津準士(うめつ・じゅんし) 58 無新
[元]農水省近畿中国森林管理局長[歴]農水省大臣官房審議官▽県総合政策審議委員▽東大=[民][社]
堀大常(ほり・だいじょう) 75 無新
旧八幡町議[歴]農業▽解体業▽旧観音寺中
927
:
名無しさん
:2009/11/02(月) 20:15:14
>>926
==============
◇酒田市議選立候補者(定数30−34、届け出順)
高橋千代夫 52 農業 (1)無現
荒生令悦 55 保険代理業 (1)無現
佐藤猛 53 会社役員 (1)公現
佐藤忠智 64 [元]会社社長 (1)無現
市村浩一 49 NPO理事長 (1)無現
田中広 52 製材業 (1)無現
村上栄三郎 67 [元]JR社員 (1)無現
菅井儀一 67 食堂経営 (1)無現
門田克己 68 会社役員 (1)無現
堀豊明 52 自営業 (1)無現
本多茂 58 農業 (1)無現
堀孝治 59 農業 (1)無現
高橋正和 65 会社役員 無新
武田恵子 54 [元]小中学教諭 無新
長谷川裕 60 [元]会社役員 (1)無現
市原栄子 48 党地区役員 (1)共現
後藤孝也 62 農業 (1)無現
関井美喜男 47 電力会社員 (1)無現
後藤泉 54 [元]会社員 無新
後藤仁 57 [元]平田町職員(1)無現
富樫幸宏 54 [元]団体職員 (1)無現
吉川恭一 53 社保労務士 無新
石黒覚 53 建築設計業 (1)民現
高橋一泰 60 農業 (1)無現
佐藤勝 65 [元]市職員 (1)無現
菅原良明 61 [元]市職員 (1)無現
佐藤丈晴 42 会社役員 (1)自現
小松原俊 59 農業 (1)無現
斎藤周 49 党地区役員 (1)共現
梶原宗明 51 会社員 無新
田中斉 52 [元]農協職員 無新
千葉衛 64 農業 (1)無現
阿部ひとみ 48 [元]会社員 無新
毛屋実 59 [元]衆議員秘書(1)無現
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